JPH0552354B2 - - Google Patents

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JPH0552354B2
JPH0552354B2 JP59096687A JP9668784A JPH0552354B2 JP H0552354 B2 JPH0552354 B2 JP H0552354B2 JP 59096687 A JP59096687 A JP 59096687A JP 9668784 A JP9668784 A JP 9668784A JP H0552354 B2 JPH0552354 B2 JP H0552354B2
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oil
pyrolysis
boiling point
fraction
raw material
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JP59096687A
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Atsushi Sato
Giichi Murai
Tatsuo Yamaguchi
Kanji Mochizuki
Kunio Sugisawa
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Priority to EP85303387A priority patent/EP0164229B1/en
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Publication of JPH0552354B2 publication Critical patent/JPH0552354B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G55/00Treatment of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by at least one refining process and at least one cracking process
    • C10G55/02Treatment of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by at least one refining process and at least one cracking process plural serial stages only
    • C10G55/04Treatment of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by at least one refining process and at least one cracking process plural serial stages only including at least one thermal cracking step

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は石油系重質残油の熱分解プロセスから
の熱分解油留分を処理してなる直鎖パラフイン製
造用原料に関する。 近年、石油資源の枯渇から、より重質な原油を
使用するようになり、このため、副生する蒸溜残
渣油などの重質残油の量も増大する傾向にある。
しかるに、この重質残油は、高粘度であり、硫黄
分や金属分が多いなどの理由で工業的な利用価値
が少ない。 一方、このような重質残油の唯一とも言える利
用形態がコーキングに代表される熱分解プロセス
の原料として利用することである。この重質残油
のコーキングプロセスからは、コークク、ガスな
どともに液状物すなわち熱分解油も得られるが、
通常コーキングにおける熱分解油の収率はかなり
高く、多量に熱分解油留分が得られることにな
る。 しかるに、従来よりこの多量に生成する熱分解
油の利用方法としては、この油が脂肪族炭化水素
が比較的多く、十分なオクタン価を有さないこと
もあり流動接触分解などの処理を更におこなわな
い限りはこのままでは自動車用ガソリンには使用
することができず、ボイラー用などの単なる燃料
として利用するのが限度であつた。したがつて、
この多量の熱分解油の利用は工業上の大きな問題
となりつつある。 一方、液状の直鎖パラフインは、極めて大きな
需要を持つ界面活性剤原料である直鎖アルキルベ
ンゼンおよび長鎖アルコールの出発原料であり、
また石油タンパクの原料などでもあつて、従来、
この工業的な製造は、直鎖パラフインを多く含む
灯油留分を、分子ふるい(モレキユラー・シーブ
ス)法あるいは尿素アダクト法などにより処理す
ることにより該留分から分離、取得されている。
ところで、直鎖パラフインを含む灯油留分は、近
年のパラフイン基原油の減少および原油の重質化
に伴い、その入手が困難になりつつある。 本発明の目的とするところは、上述の事情に鑑
み、たとえばコーキングプロセスにおいて、ボイ
ラー用燃料程度しか利用価値のない副産物として
多量に得られる熱分解油留分を酸触媒により処理
することにより該留分を直鎖パラフイン分が多い
という工業的付加価値の高い留分へ改質すること
により留分の有効利用をはかり、ひいては、たと
えば石油アスフアルトに代表される多量の重質残
油を処理して、これら重質残油の高度な有効利用
を図ろうとするものである。 さらにまた、安価でかつ、入手が容易な直鎖パ
ラフイン製造用原料を提供することも本発明の目
的のひとつである。 すなわち、本発明は石油系重質残油を400℃以
上、700℃を越えない温度で熱分解する熱分解プ
ロセスから得られる沸点120°〜290℃であつて、
脂肪族オレフインを含む熱分解油留分を、酸触媒
存在下、液相で反応温度0°〜330℃で処理するこ
とにより生成した該留分よりも高沸点の重質分を
分離、除去して得られる留分からなる直鎖パラフ
イン製造用原料に関する。 以下に本発明をさらに説明する。 本発明の石油系重質残油とは、石油精製業の通
常の意味における常厚蒸溜残渣油、減圧蒸留残渣
油、熱分解もしくは接触分解残渣油、及び各種の
石油精製残留物、例えば、フルフラール、プロパ
ン、ペンタンなどによる抽出残油、リホーマー残
油など、及びこれらの混合物等をいう。 本発明の熱分解プロセスの分解温度は400℃以
上であつて、700℃を越えないことが必要である。
400℃より低い分解温度では熱分解がおこらず、
また700℃以上となると、分解時間の多少にかか
わらず、得られる熱分解油は、それ自身反応性の
高い芳香族炭化水素が過剰となり、酸触媒処理に
よつて樹脂分など高重合体ができやすいので好ま
しくない。より好ましい温度は400〜600℃、更に
好ましくは400〜550℃である。分解時間は、当該
熱分解プロセスの主たる目的、例えばコークス製
造、原料重量油の粘度低下などにより適宜変更で
き、例えば10sec−50hrなる範囲で採用できる。
分解の際には水蒸気、その他の非反応性ガス状媒
体を存在させることもできる。分解圧力は通常は
比較的低く、減圧ないし50Kg/cm2程度である。 このような重質残油の熱分解プロセスの代表的
なものとしては、Hydrocarbon Processing、
Vol.61、No.9、September 1982、pp160〜163に
記載されているように、ビスブレーキング法やコ
ーキング法などがある。 すなわち、ビスブレーキング法は、加熱炉チユ
ーブ内でコークスの生成を抑制しつつ比較的温和
な条件で、主として原料の粘度低下を目的として
熱分解するプロセスであり、コイル型とソーカー
型がある。通常、分解炉を出た分解油は、分解や
コークス抑制のため急冷される。これには
Lummus法やShell法などがある。 また、コーキング法は、コークスを併産するプ
ロセスであるが、一旦、加熱炉内で比較的短時
間、残油を加熱した後、コークスドラムに送り、
ここで比較的長時間をかけて塊状コークスを生成
させるデイレードコーキング(UOP法、Foster
Wheeler法、M.W.Kellgg法、Lummus法及び
CONOCO法など)、高温の流動コークス上で残
油を残分解するフルーイドコーキング法
(Exxon法など)、フルーイドコーキング法に生
成コークスのガス化プロセスを結合させたフレキ
コーキング法(Exxon法)及び、熱分解すると
ともに常圧などの比較的低圧でスチームストリツ
ピングして、ピツチを製造するユリカ
(EUREKA)プロセスなどがある。 これらの熱分解プロセスの中でも、熱油中の硫
黄分や金属分が生成コークス中に濃縮される結
果、分解油中には比較的これら不純分が少なく、
したがつて、酸触媒処理後も精製が比較的容易で
あるコーキングプロセスが好ましい。 この中でもデイレードコーキング(delayed
coking)は、電極用黒鉛などの炭素源として有
用な塊状コークスが得られるなどのため大規模に
稼動しており、そのため副生する分解油も特に多
量であるので、本発明によりその有効利用を図れ
ばその利益は多大であるので有利なコーキング法
である。 上記の熱分解プロセスから得られる熱分解は脂
肪族オレフインと芳香族炭化水素とを含むもので
あつて、その組成は熱分解プロセスのタイプ、熱
分解条件、原料の重質油の種類などによつて変動
するが、通常は、芳香族オレフインを殆んど含ま
ず、主としてノルマルパラフイン、イソパラフイ
ンなどのパラフインのほかに、反応性に富むノル
マルオレフイン、イソオレフインなどの脂肪族オ
レフヒンを含み、さらに、アルキルベンゼンなど
のようなアルキル置換の単環、アルキルインダ
ン、アルキルテトラリンなどのようなアルキル置
換の複合環、およびアルキルナフタリンなどのよ
うなアルキル置換の縮合環などを有する芳香族炭
化水素を含むものである。 上記の各種の熱分解プロセスから得られる熱分
解油のうち、本発明においては、沸点が120°〜
290℃、より好ましくは150°〜260℃の範囲にある
熱分解油留分を処理の対象とする。沸点範囲が上
記をはずれる熱分解油留分では、酸触媒処理の効
果も期待できないし、また、工業的に有用な直鎖
パラフインガ得られないので好ましくない。ま
た、本発明の処理すべき熱分解油留分は、脂肪族
オレフインを含むことが必要である。 通常の対象とする熱分解油留分の代表的組成は
パラフイン30〜70重量%、脂肪族オレフイン10〜
40重量%、芳香族炭化水素5〜20重量%である。
しかしながら、上述した対象留分の条件を満足す
る限り、熱分解油を適宜に、分留したり、また酸
触媒処理後の未反応油などで希釈することは差し
つかえない。 本発明においては、上記の酸触媒処理は、生成
する反応生成物の沸点が、熱分解油留分よりも高
沸点となり蒸留による分離が容易となるようにお
こなう。 上記の酸触媒処理により生成する重質分は脂肪
族オレフインのオリゴマーおよび脂肪族オレフイ
ンと芳香族炭化水素とのアレキレート主成分とす
るものである。 次に、酸触媒処理後、生成した重質分を、たと
えば蒸留により、分離、除去し、処理済の熱分解
油留分を回収する。 上記の回収された熱分解油留分は、脂肪族オレ
フインなどの不飽和分や芳香族分が減少してお
り、その結果として、パラフイン含量、特に直鎖
パラフイン含量が増大しており、たとえば、パラ
フイン分80重量%以上で、直鎖パラフイン30重量
%以上であるので、直鎖パラフイン製造用の原料
として最適なものである。 本発明においては、前記した熱分解油留分それ
自体を酸触媒処理するほかに、この熱分解油留分
に次に述べるような各種の芳香族炭化水素もしく
はこれを含む留分(但し、これらは、いずれも混
合すべき熱分解油留分よりも沸点が低い)を混合
し、酸触媒処理することができる。かくすること
により、さらに直鎖パラフイン含量の多い原料が
得られる。 すなわち、前記熱分解油留分と混合すべきもの
は、(a)石油系軽質油を分解温度750°〜850℃で熱
分解して得られる熱分解副生油分、(b)沸点50°〜
250℃の石油系軽質油を接解改質して得られる改
質油留分、および(c)芳香族炭化水素から選ばれる
1種または2種以上からなり、その沸点が混合す
べき前記熱分解油留分よりも低い炭化水素であ
る。 ここで、(a)の熱分解副生油留分とは、エチレ
ン、プロピレンなどの低級オレフインの製造を目
的として石油系軽質油を分解温度750°〜850℃で
熱分解する際に得られる副生油留分である。 石油系軽質油としてはナフサ、灯軽油、LPG、
ブタンなどの各種石油系軽質油があげられる。得
られる熱分解副生油の性状を考慮すると、熱弁解
原料としてはナフサ、灯軽油が本発明の目的によ
り適合するので好ましい。 熱分解方法については、特に限定はなく、通常
行なわれている750゜〜850℃における各種の熱分
解法、たとえば、管状の分解炉を使用する管状分
解炉法、熱媒体を用いる熱媒体分解法などが適用
利用できる。 この熱分解による生成物から、目的生成物であ
るエチレン、プロピレン、ブタジレンなどのオレ
フイン、ジオレフインなどを除いた熱分解副生油
留分は、原料である石油系軽質油の種類、熱分解
条件などによつて異なるものであるが、芳香族炭
化水素を比較的多く含み、パラフイン類2〜10重
量%、ナフテン類3〜10重量%、芳香族炭化水素
55〜85重量%、脂肪族オレフイン2〜10重量%、
芳香族オレフイン2〜15重量%の範囲で変動する
炭素数6〜10の留分である。上記(a)の熱分解副生
油留分は、そのまま、すなわち不飽和分を含むま
ま混合することもできるし、また水素添加により
不飽和分を減少させた後に混合することもでき
る。好ましくは水素添加により不飽和分を臭素価
0.1cg/g以下、より好ましくは0.01cg/g以
下とした熱分解副生油留分を混合する。 また前記(b)の改質油留分とは、沸点50゜〜250℃
の石油系軽質油、たとえば直留ナフサなどのナフ
サを接触改質して得られる改質油留分である。接
触改質は、オクタン価を向上させるためや、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどを得るために石油
精製や石油化学の分野で広くおこなわれている。
この接触改質は、水素の存在下反応温度450゜〜
510℃でおこなわれ、触媒としてはアルミナもし
くはシリカ−アルミナ担持の白金、白金−レニウ
ム、酸化モリブデン、酸化クロムなどの金属触媒
である。工業的な方法では、固定床式である
UOPのプラツトホーミング、スタンダード.オ
イル・カンパニーのウルトラホーミングなどがあ
り、そのほか、流動床式、移動床式などの形式も
ある。接触改質では、主に脱水素、環化反応が起
り、そのほか、異性化反応などもおこり、その結
果、ベンゼン、トルエン、キシレンなどのBTX
含量が増大し、オクタン価が向上する。しかしな
がら、得られる改質油は前記(a)の熱分解副生油な
どと比較し、臭素価が約4以下と不飽和分が非常
に少ないのが特徴である。 この接触改質油留分の代表組成は、パラフイン
30〜35重量%、芳香族炭化水素65〜70重量%、オ
レフイン類0〜2重量%の範囲で変動する炭素数
6〜10の留分である。 さらにまた、前記熱分解留分と混合することの
できる(c)の芳香族炭化水素は、代表的には、上記
(a)の熱分解副生油留分や(b)の接触改質油中に含ま
れているような芳香族炭化水送であつて、たとえ
ば、ベンセン、トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、プロピルベンゼン、トリメチルベンゼンな
どのC6〜C9の芳香族炭化水素である。これらは
芳香族留分の如き混合物であつても使用できる。
このような芳香族留分としては特に前記(a)の熱分
解副生油、前記(b)の接解改質油またはこれらの混
合物からベンゼン、トルエン、キシレンなどの
BTX留分を製造する際に、これらBTX留分とと
もに併産される。C9の芳香族留分が好ましい。
このBTX留分の製造は、石油化学の分野におい
て大規模におこなわれており、通常は溶剤抽出法
か、または抽出蒸留法により分離、製造されてい
る。代表的な溶剤抽出法には、抽出溶剤としてジ
エチレングリコールや、トリエチレングリコール
などを用いるユデツクス法(Dow法)やスルホ
ランを用いるスルホラン法(shell法)などがあ
る。 なお、この分離操作においては、不飽和分の重
合による装置の閉塞をさけるために、通常は前処
理として水素添加し、不飽和分の除去がなされ
る。上記芳香族留分はBTX留分とともに大量に
併産され、かつまた、現在のところ有効な用途が
ないので安価に入手し得るので好ましい原料であ
る。 上記(a)の熱分解副生油留分、(b)の改質油留分お
よび(c)の芳香族炭化水素は適宜混合して用いるこ
とができる。 本発明においては、前記熱分解油留分に混合す
べき(a)の熱分解副生油留分、(b)の改質油および(c)
の芳香族炭化水素は、いずれも熱分解油留分より
その沸点が蒸留により分離し得る程度に低いこと
が必要である。熱分解油留分よりも沸点が低くな
い場合は、後の蒸留による分離が困難となり、直
鎖パラフイン製造用原料中に芳香族炭化水素が混
入してくるので好ましくない。また、酸触媒処理
による効果も期待できなくなる。 混合割合については、(a)の熱分解副生油留分(b)
の接触改質油留分、(c)の芳香族炭化水素またはこ
れらの混合物を、90重量%以下、好ましくは80重
量%以下である。90重量%を越えて混合するとき
は酸触媒による効果が期待できないので好ましく
ない。下限には特に制限はない。 酸触媒処理における酸触媒には、固体酸、いわ
ゆるフリーデル・クラフツ触媒、鉱酸あるいは有
機酸が好ましく用いられる。 例えば具体的には、酸性白土、活性白土などを
代表とする酸性粘土鉱物、無定形もしくは結晶性
のシリカ−アルミナ、AlF3・Al2O3、強酸型のイ
オン交換樹脂などの固体酸触媒、HF、AlCl3
BF3、SnCl4などのフリーデル・クラフツ触媒、
硫酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメ
タンスルホン酸などの無機もしくは有機酸であ
る。 処理の反応形式は、バツチ式、セミバツチ式あ
るいは流通式のいずれでもよいが、固体酸を用い
る場合は流通式を用いるのが好ましい。 上記した酸触媒を当該留分に対して、バツチ式
では、0.2〜20重量%、好ましくは1〜10重量%
添加し、また流通式ではLHSV0.1〜20、好まし
くは0.5〜10の条件で処理する。反応温度は0゜〜
300℃、好ましくは5゜〜250℃である。処理時間は
反応条件、すなわち、触媒量、反応温度、原料組
成などによつて好なるが、反応完結に十分なる時
間が必要であり、通常2〜24時間の範囲で選ぶこ
とができる。反応圧力は反応相を液相に保つに必
要な圧力であれば良い。 上記酸触媒処理後、処理により生成した該熱分
解油留分よりも高沸点の重質分を蒸留により、分
離、除去する。この蒸留は必要に応じ、多段の精
密蒸留などを用いてもよい。また、(a)の熱分解副
生油留分、(b)の改質油留分、または(c)の芳香族炭
化水素などを混合し、酸触媒処理したときは、処
理により生成した重質分を除去するとともに、こ
れらも蒸留により除去する。かくすることによ
り、得られた沸点120゜〜290℃の範囲の留分は、
酸触媒をする前と比較すると、大部分のオレフイ
ン分と芳香族分が減少し、また直鎖パラフインな
どのパラフイン分が増大している。したがつて、
熱分解油留分が、酸触媒処理により直鎖パラフイ
ン製造応原料として望ましいものへと改質される
ことになる。 本発明の直鎖パラフイン製造用原料から直鎖パ
ラフインを分離するにあたつては、必要に応じて
上記原料に接触水素添加による処理をすることが
できる。なお、この接触水素添加処理は、酸触媒
処理後におこなつてもよく、また、生成した重質
分や、混合した炭化水素を分離、除去した後にお
こなつてもよい。 接触水素添加処理には、水素添加用として従来
公知のいかなる触媒も利用できる。たとえば、
Pt、Pd、Ni、Co、Mo、W、Co−Moなどの金
属あるいは金属酸化物系触媒が使用できる。該処
理の条件としては、特に限定されないが通常、反
応温度250゜〜450℃、水素圧20〜100Kg/cm2、水
素/原料油(モル比)0.5〜20、LHSV0.1〜10で
ある。接触水素添加処理後、要すれば蒸留などの
適宜の手段により、分解ガス分などの軽質分を除
去する。 上記の如くして回収された酸触媒による処理が
された熱分解油留分から直鎖パラフインを製造す
るには、従来公知のいずれの方法もとることがで
きる。この製法には、たとえば分子ふるいや尿素
アダクトを用いる方法がある。 上記の分子ふるいとは、天然あるいは合成ゼオ
ライトあるいはアルミノ珪酸塩、例えばアルミノ
珪酸カルシウム(これは、結晶の細孔が分子的次
元であり、そして実質的に均一な大きさである多
孔性結晶から作られた物質)からなる選択性吸着
剤である。一般にゼオライトは一般式 (R1R2′)O・Al2O3・nSiO2・mH2O (ここでRはカルシウムあるいはバリウムまたは
マグネシウムの様なアルカリ土類金属であり、
R′はナトリウムあるいはカリウムまたはリチウ
ムの様なアルカリ金属である)を持つ含水アルミ
ノ珪酸塩である。この分子ふるいを用いて、n−
パラフインとイソパラフインとを分離するプロセ
スは既に数多く提案されている。代表的なものと
してモーレツクス法(U.O.P)、アイソシーブ法
(U.C.C)、TSF法(TEXACO.Dev.)等がある
が、これらプロセスは基本的には、混合された炭
化水素供給原料を気相又は液相にて5オングスト
ロームのモレキユラーシーブスと接触させて直鎖
炭化水素化合物を吸着させ、ついで該直鎖化合物
を通常パージガスの助けをかりて低圧または高温
で脱着させるように構成されている。 吸・脱着の分離条件は、通常、温度は室温から
350℃、好ましくは100゜〜320℃であり、圧力は1
から60Kg/cm2またはそれ以上である。 また、尿素アダクトによる直鎖パラフインの製
造は、尿素あるいはチオ尿素が直鎖パラフインと
結晶付加体を形成することを利用する方法であ
る。 すなわち、尿素の飽和水溶液または飽和メタノ
ール溶液と、原料油を混合する。水とメタノール
の混合溶液を用いてもよい。また、原料油をメチ
ルエチルケトン、イソブチルメチルケトン、sec
−ブチルアルコール、塩化メチレンなどに溶かし
ておくとアダクトの生成が促進される。アダクト
の生成後、アダクトを過し分離後、洗浄したの
ち、アダクトを適宜の分解溶剤で洗浄し、蒸留す
れば直鎖パラフインが得られる。分解溶剤として
は、直鎖パラフインのみを溶解する溶剤(イソオ
クタン、四塩化炭素、ベンゼンなど)か、または
尿素のみを溶解する溶剤(水など)を用いる。 本発明においては、副生される重質分も、70℃
の粘度が25cSt以下、流動点が−45℃以下であり、
高沸点溶剤、電気絶縁油などに使い得るものであ
り、更に直鎖成分を除いたイソパラフイン留分も
優れた工業用イソパラフイン系溶剤として使い得
る。 本発明の特徴をまとめると次の如くである。 (1) 本発明により、重質残油の熱分解油プロセス
からの熱分離油が高度に利用でき、ひいては工
業的価値が低く、かつ大量に余剰の重質残油を
有効に利用することができるので工業的価値が
大きい。 (2) すなわち、本発明の方法により上記熱分解油
から、アルキル芳香族炭化水素及び長鎖アルコ
ールの製造に於ける出発物質としてより付加価
値の高い直鎖パラフインを、高い収率で製造で
きる。 (3) そのほか、本発明の方法により副生される重
質生成物やイソパラフイン留分も、それぞれ優
れた特性を持つ高沸点溶剤、脂肪族系溶剤であ
るので、主生成物、副生成物とも高度に使い得
るという経済的な長所もある。 次に実施例により本発明を詳述する。 実施例 1 ミナス原油から得られ表1の性状の減圧蒸留残
渣油をコーキングしているデイレードコーキング
装置(分解条件;分解温度496℃、滞留時間24時
間、分解圧4Kg/cm2)から表2に示すように、ガ
ス、コークスとともに熱分解油が得られた。
【表】
【表】 本実施例においては、上記表2の熱分解油留分
中、留分2を原料として用いたが、その組成は表
3に示した。
【表】 芳香族オレフイン分 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石油系重質残油を400℃以上、700℃を越えな
    い温度で熱分解する熱分解プロセスから得られる
    沸点120°〜290℃であつて、脂肪族オレフインを
    含む熱分解油留分を、酸触媒存在下、液相で反応
    温度0°〜330℃で処理することにより生成した該
    留分よりも高沸点である重質分を分離、除去して
    得られた留分からなることを特徴とする直鎖パラ
    フイン製造用原料。 2 前記熱分解プロセスがコーキングプロセスで
    ある特許請求の範囲第1項記載の直鎖パラフイン
    製造用原料。 3 (A) 石油系重質残油を400℃以上、700℃を越
    えない温度で熱分解する熱分解プロセスから得
    られる沸点120〜290℃であつて、脂肪族オレフ
    インを含む熱分解油留分10重量%以上 ならびに (B) (a) 石油系軽質油を分解温度750°〜850℃で
    熱分解して得られる熱分解副生油留分、 (b) 沸点50°〜250℃の石油系軽質油を接解改質
    して得られる改質油留分および (c) 芳香族炭化水素 から選ばれる1種または2種以上からなり、そ
    の沸点が前記(A)の熱分解油留分よりも低いもの
    90重量%以下 を、酸触媒存在下、液相で反応温度0°〜330℃で
    処理し、しかる後に生成した前記(A)の熱分解油留
    分よりも高沸点である前記(B)の炭化水素を分離、
    除去して得られた沸点120°〜290℃の範囲の留分
    からなることを特徴とする直鎖パラフイン製造用
    原料。 4 前記熱分解油プロセスが、コーキングプロセ
    スである特許請求の範囲第3項記載の直鎖パラフ
    イン製造用原料。
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