JPH0552619B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0552619B2 JPH0552619B2 JP60167759A JP16775985A JPH0552619B2 JP H0552619 B2 JPH0552619 B2 JP H0552619B2 JP 60167759 A JP60167759 A JP 60167759A JP 16775985 A JP16775985 A JP 16775985A JP H0552619 B2 JPH0552619 B2 JP H0552619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- oxide
- black coating
- electron tube
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、送信管、マイクロ波管、X線管そ
の他の電子管の製造方法に係わり、とくに金属部
品の所定表面に黒色被膜を有する電子管部品の製
造方法に関する。
の他の電子管の製造方法に係わり、とくに金属部
品の所定表面に黒色被膜を有する電子管部品の製
造方法に関する。
電子管の各種電極表面の熱輻射能または熱吸収
能を高めるため、表面に黒色被膜を形成する場合
がある。その一例として、特公昭56−15110号公
報や、米国特許第4029828号、または同4132916号
明細書などに開示されるように、金属部品の表面
に酸化チタンおよび酸化アルミニウムなどの他の
酸化物の混合粉末をプラズマ溶射して黒色被膜を
形成し、これを真空中でおよそ1600℃程度の高温
で数十分の加熱処理をする方法が知られている。
能を高めるため、表面に黒色被膜を形成する場合
がある。その一例として、特公昭56−15110号公
報や、米国特許第4029828号、または同4132916号
明細書などに開示されるように、金属部品の表面
に酸化チタンおよび酸化アルミニウムなどの他の
酸化物の混合粉末をプラズマ溶射して黒色被膜を
形成し、これを真空中でおよそ1600℃程度の高温
で数十分の加熱処理をする方法が知られている。
しかしながら従来の方法では、十分な熱輻射率
に高めるには上述のようにきわめて高温で熱処理
しなければならず、電極材料が例えば銅のように
融点が比較的低い場合や、融点が比較的低い銀ろ
うなどを使用してろう接した部品にはその方法は
採用できない。
に高めるには上述のようにきわめて高温で熱処理
しなければならず、電極材料が例えば銅のように
融点が比較的低い場合や、融点が比較的低い銀ろ
うなどを使用してろう接した部品にはその方法は
採用できない。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたもの
で比較的低温で、且つ比較的短時間の熱処理で熱
輻射率を十分高めることができる黒色被膜を有す
る電子管部品の製造方法を提供するものである。
で比較的低温で、且つ比較的短時間の熱処理で熱
輻射率を十分高めることができる黒色被膜を有す
る電子管部品の製造方法を提供するものである。
この発明は、銅または銅を主体とする合金材
料、またはステンレス系の材料からなる電子管用
金属部品の表面に、酸化チタンおよび他の酸化物
の混合粉末をプラズマ溶射して黒色被膜を形成
し、この部品を温度が700℃乃至900℃の範囲の水
素雰囲気の高温炉で加熱処理することを特徴とす
る黒色被膜を有する電子管部品の製造方法であ
る。
料、またはステンレス系の材料からなる電子管用
金属部品の表面に、酸化チタンおよび他の酸化物
の混合粉末をプラズマ溶射して黒色被膜を形成
し、この部品を温度が700℃乃至900℃の範囲の水
素雰囲気の高温炉で加熱処理することを特徴とす
る黒色被膜を有する電子管部品の製造方法であ
る。
以下図面を参照しながらその実施例を説明す
る。なお同一部分は同一符号であらわす。
る。なお同一部分は同一符号であらわす。
第1図に示す実施例は、送信用多極電子管の銅
製アノードの内面に黒色被膜を形成する方法であ
る。同図において符号11は銅または銅合金から
なるアノードシリンダー、12はその外周に固着
されたラジエータ、13は金属排気管、14はカ
バー、15はセラミツク絶縁筒、16はヒータ、
16aはヒータ支持構体、17はカソード、18
は第1グリツド、19は第2グリツド、20はグ
リツド支持筒をあらわしている。そして、アノー
ドシリンダー11の内面に、黒色被膜21が形成
されている。この黒色被膜21は、カソードある
いは各グリツドからの輻射熱を効率よく吸収し、
グリツドの温度を低減していわゆるグリツドエミ
ツシヨンの発生を抑制するためのものである。
製アノードの内面に黒色被膜を形成する方法であ
る。同図において符号11は銅または銅合金から
なるアノードシリンダー、12はその外周に固着
されたラジエータ、13は金属排気管、14はカ
バー、15はセラミツク絶縁筒、16はヒータ、
16aはヒータ支持構体、17はカソード、18
は第1グリツド、19は第2グリツド、20はグ
リツド支持筒をあらわしている。そして、アノー
ドシリンダー11の内面に、黒色被膜21が形成
されている。この黒色被膜21は、カソードある
いは各グリツドからの輻射熱を効率よく吸収し、
グリツドの温度を低減していわゆるグリツドエミ
ツシヨンの発生を抑制するためのものである。
黒色被膜21は、アノードシリンダー部品の内
面に、まず酸化チタン(例えばTiO2)の粉末と
酸化アルミニウム(Al2O3)の粉末を混合し、こ
れをプラズマ溶射により被着する。この溶射膜の
波長0.2〜2.0μm範囲での平均熱輻射率は、0.89で
あつた。
面に、まず酸化チタン(例えばTiO2)の粉末と
酸化アルミニウム(Al2O3)の粉末を混合し、こ
れをプラズマ溶射により被着する。この溶射膜の
波長0.2〜2.0μm範囲での平均熱輻射率は、0.89で
あつた。
そこで、この部品を、700℃〜900℃の範囲の温
度、例えば800℃の水素雰囲気中で15分の熱処理
をする。こうして熱輻射率の安定な膜が得られ
る。これを他の電極とともに電子管として組立て
る。このようにして得られた黒色被膜21の前記
波長範囲での熱輻射率は、0.94に高まり、且つそ
の後の加熱でもほとんど変化しなかつた。このよ
うに比較的低温で、しかも比較的短時間の熱処理
で輻射率を高め、安定化することができる。
度、例えば800℃の水素雰囲気中で15分の熱処理
をする。こうして熱輻射率の安定な膜が得られ
る。これを他の電極とともに電子管として組立て
る。このようにして得られた黒色被膜21の前記
波長範囲での熱輻射率は、0.94に高まり、且つそ
の後の加熱でもほとんど変化しなかつた。このよ
うに比較的低温で、しかも比較的短時間の熱処理
で輻射率を高め、安定化することができる。
上述の実施例は、黒色被膜を被着する下地金属
すなわち電極材料が銅の場合であるが、ステンレ
ス系の金属材料の場合も、ほぼ同等の温度および
処理時間で同様の輻射率を有する黒色被膜を得る
ことができた。
すなわち電極材料が銅の場合であるが、ステンレ
ス系の金属材料の場合も、ほぼ同等の温度および
処理時間で同様の輻射率を有する黒色被膜を得る
ことができた。
なお、下地金属が銅やステンレスの場合は、水
素中の処理温度を700℃とした場合は保持時間を
30分程度とし、また処理温度を900℃とした場合
は保持時間を10分程度とすればよい。また銀ろう
材によりろう接した電極部品を下地金属として使
用する場合は、水素中の熱処理温度は、銀ろうの
融点以下のおよそ700℃程度にとどめ、保持時間
を約30分とすることが望ましい。
素中の処理温度を700℃とした場合は保持時間を
30分程度とし、また処理温度を900℃とした場合
は保持時間を10分程度とすればよい。また銀ろう
材によりろう接した電極部品を下地金属として使
用する場合は、水素中の熱処理温度は、銀ろうの
融点以下のおよそ700℃程度にとどめ、保持時間
を約30分とすることが望ましい。
このような水素雰囲気中での加熱処理温度範囲
の限定理由は、その下限値以下では熱輻射率の向
上および安定性が十分得られず、また上限値以上
では被膜が部分的に平滑化してしまい同様に輻射
率を向上しないからである。
の限定理由は、その下限値以下では熱輻射率の向
上および安定性が十分得られず、また上限値以上
では被膜が部分的に平滑化してしまい同様に輻射
率を向上しないからである。
なお、黒色被膜の材料は、酸化チタンに混合す
る酸化物として、上記のほか、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化ジルコニウム、酸化ラ
ンタン、酸化イツトリウム、酸化セリウム、酸化
ストロンチウム、酸化ハフニウムなどの中から選
択された少なくとも1つの酸化物を混合すること
ができる。またそれらに他の金属が少量含まれて
もよい。
る酸化物として、上記のほか、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化ジルコニウム、酸化ラ
ンタン、酸化イツトリウム、酸化セリウム、酸化
ストロンチウム、酸化ハフニウムなどの中から選
択された少なくとも1つの酸化物を混合すること
ができる。またそれらに他の金属が少量含まれて
もよい。
以上述べたようにこの発明によれば、酸化チタ
ンおよび他の酸化物の混合材料をプラズマ溶射に
より被着し、これを水素雰囲気で加熱処理するこ
とによつて、比較的低温で且つ短時間で熱輻射率
を高め、しかも安定化することができる。したが
つてまた融点の比較的低い下地材料やろう接済み
の金属部品にも、この黒色被膜を容易に形成する
ことができる。そして製造能率を高めることがで
きる。
ンおよび他の酸化物の混合材料をプラズマ溶射に
より被着し、これを水素雰囲気で加熱処理するこ
とによつて、比較的低温で且つ短時間で熱輻射率
を高め、しかも安定化することができる。したが
つてまた融点の比較的低い下地材料やろう接済み
の金属部品にも、この黒色被膜を容易に形成する
ことができる。そして製造能率を高めることがで
きる。
第1図はこの発明の一実施例を示す要部縦断面
図である。 11…アノードシリンダー、21…黒色被膜。
図である。 11…アノードシリンダー、21…黒色被膜。
Claims (1)
- 1 銅または銅を主体とする合金材料、またはス
テンレス系の材料からなる電子管用金属部品の表
面に、酸化チタンおよび他の酸化物の混合粉末を
プラズマ溶射して黒色被膜を形成し、この部品を
温度が700℃乃至900℃の範囲の水素雰囲気の高温
炉で加熱処理することを特徴とする黒色被膜を有
する電子管部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16775985A JPS6229034A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 黒色被膜を有する電子管部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16775985A JPS6229034A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 黒色被膜を有する電子管部品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6229034A JPS6229034A (ja) | 1987-02-07 |
| JPH0552619B2 true JPH0552619B2 (ja) | 1993-08-05 |
Family
ID=15855563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16775985A Granted JPS6229034A (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 黒色被膜を有する電子管部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6229034A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7805977B2 (ja) * | 2023-02-24 | 2026-01-26 | キヤノン株式会社 | 構造体、x線発生装置および放熱部の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5615110A (en) * | 1979-07-18 | 1981-02-13 | Tokyo Shibaura Electric Co | Housing for enclosed switchboard |
| JPS5925337A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-09 | Nippon Zeon Co Ltd | イソプレンの製造法 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP16775985A patent/JPS6229034A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6229034A (ja) | 1987-02-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |