JPH0553255B2 - - Google Patents
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- JPH0553255B2 JPH0553255B2 JP2137895A JP13789590A JPH0553255B2 JP H0553255 B2 JPH0553255 B2 JP H0553255B2 JP 2137895 A JP2137895 A JP 2137895A JP 13789590 A JP13789590 A JP 13789590A JP H0553255 B2 JPH0553255 B2 JP H0553255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- camera
- distance
- photographing
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば仏像等の少なくとも撮影中に
外形が変化しない固定外形を有する被写体の立体
動画を映画カメラ、テレビカメラで撮影する方法
に関し、特に、立体感を任意に調整できる方法に
関する。
外形が変化しない固定外形を有する被写体の立体
動画を映画カメラ、テレビカメラで撮影する方法
に関し、特に、立体感を任意に調整できる方法に
関する。
従来、両眼視差を有する立体画像を動画で撮影
するには、第7図の平面図に示すように、左側の
カメラ1と右側のカメラ2とを一定の距離dだけ
離して並列して配置し、両カメラ1,2を被写体
Sに近づけたり(トラツクアツプ)、逆に被写体
Sから遠ざけ(トラツクバツク)ながら、被写体
Sの左目で見た動画と右目で見た動画とを同時に
撮り、立体動画を撮影していた。両カメラ1,2
間を結ぶ直線の距離d(厳密には、カメラ1,2
の対物レンズL1,L2の物体側主点を結ぶ距離
であるが、必ずしも主点の位置間の距離である必
要はない。)を基線長dと呼び、この直線を基線
lと呼ぶことにするが、従来は人間の両眼の距離
が一定であるので、基線長dを一定に保持して基
線lの垂直二等分線上に被写体Sを位置させ、両
カメラ1,2を被写体Sに近づけたり、それから
遠ざけながら撮影していた。その際の各カメラの
視角の調節は、カメラ1,2自体を被写体Sに向
けるように回転角を変えるか、又は、カメラの対
物レンズの前にミラーやプリズムを取り付け、そ
の角度を変化させることによつて行つていた。
するには、第7図の平面図に示すように、左側の
カメラ1と右側のカメラ2とを一定の距離dだけ
離して並列して配置し、両カメラ1,2を被写体
Sに近づけたり(トラツクアツプ)、逆に被写体
Sから遠ざけ(トラツクバツク)ながら、被写体
Sの左目で見た動画と右目で見た動画とを同時に
撮り、立体動画を撮影していた。両カメラ1,2
間を結ぶ直線の距離d(厳密には、カメラ1,2
の対物レンズL1,L2の物体側主点を結ぶ距離
であるが、必ずしも主点の位置間の距離である必
要はない。)を基線長dと呼び、この直線を基線
lと呼ぶことにするが、従来は人間の両眼の距離
が一定であるので、基線長dを一定に保持して基
線lの垂直二等分線上に被写体Sを位置させ、両
カメラ1,2を被写体Sに近づけたり、それから
遠ざけながら撮影していた。その際の各カメラの
視角の調節は、カメラ1,2自体を被写体Sに向
けるように回転角を変えるか、又は、カメラの対
物レンズの前にミラーやプリズムを取り付け、そ
の角度を変化させることによつて行つていた。
しかしながら、このような従来の立体動画撮影
方法には次のような問題点があり、そのため、自
然の立体感の見やすい立体動画を得ることは困難
であつた。
方法には次のような問題点があり、そのため、自
然の立体感の見やすい立体動画を得ることは困難
であつた。
すなわち、第1に、両カメラ1,2を被写体S
に近づけて行くと、カメラ1の対物レンズL1,
L2が相互に物理的に接触してしまい、カメラ
1,2の輻輳角αをある程度以上にはとれなくな
るため、撮影した両眼視差のあるフイルムを立体
画像として投影したとき、被写体Sの画像がスク
リーンより手前に浮き出て見えるため、立体動画
が非常に観察し難くなり、極端な場合は認識困難
になる。この点をもう少し説明すると、第8図a
に示すように、撮影の時の両カメラ1,2の視線
(通常は光軸であるが、注目点が画面の中心から
ズレる場合は、その注目点と対物レンズの主点を
結ぶ直線方向)が交差する点(以下、クロスポイ
ントPと言う。)が被写体Sの後に位置する場合
(A)、被写体S中又はその表面に位置する場合(B)、
被写体Sの前に位置する場合(C)がある。各場合に
対応して、撮影されたフイルムを立体観察のため
に、図のbに示すように、スクリーン3上に投影
して観察者Mに観察させると、被写体Sの像
S′は、上記Aの場合はクリーン3の手前側に、上
記Bの場合はスクリーン3上に、上記Cの場合は
スクリーン3の向こう側に、それぞれ位置するか
の如く見える。観察に当たつては、像S′はスクリ
ーン3上又はその近傍に位置するのが見やすい。
ところで、上記したように、2台のカメラ1,2
を被写体Sに近づけて行くと、カメラ1,2の対
物レンズL1,L2がぶつかつてカメラ1,2の
輻輳角αをある程度以上にはとれなくなるので、
それ以上近づけると、上記Aの状態で立体像を撮
影しなければならないため、撮影されたフイルム
を投影すると、第8図bのAの状態、すなわち、
被写体Sの画像S′がスクリーンより手前に浮き出
て見えるため、立体動画が非常に観察し難く、極
端な場合は認識困難になる。特に、小さい被写体
は近接して撮影しなければならないが、その観察
可能な立体画像を得ることは、レンズがぶつかる
ため、不可能であつた。
に近づけて行くと、カメラ1の対物レンズL1,
L2が相互に物理的に接触してしまい、カメラ
1,2の輻輳角αをある程度以上にはとれなくな
るため、撮影した両眼視差のあるフイルムを立体
画像として投影したとき、被写体Sの画像がスク
リーンより手前に浮き出て見えるため、立体動画
が非常に観察し難くなり、極端な場合は認識困難
になる。この点をもう少し説明すると、第8図a
に示すように、撮影の時の両カメラ1,2の視線
(通常は光軸であるが、注目点が画面の中心から
ズレる場合は、その注目点と対物レンズの主点を
結ぶ直線方向)が交差する点(以下、クロスポイ
ントPと言う。)が被写体Sの後に位置する場合
(A)、被写体S中又はその表面に位置する場合(B)、
被写体Sの前に位置する場合(C)がある。各場合に
対応して、撮影されたフイルムを立体観察のため
に、図のbに示すように、スクリーン3上に投影
して観察者Mに観察させると、被写体Sの像
S′は、上記Aの場合はクリーン3の手前側に、上
記Bの場合はスクリーン3上に、上記Cの場合は
スクリーン3の向こう側に、それぞれ位置するか
の如く見える。観察に当たつては、像S′はスクリ
ーン3上又はその近傍に位置するのが見やすい。
ところで、上記したように、2台のカメラ1,2
を被写体Sに近づけて行くと、カメラ1,2の対
物レンズL1,L2がぶつかつてカメラ1,2の
輻輳角αをある程度以上にはとれなくなるので、
それ以上近づけると、上記Aの状態で立体像を撮
影しなければならないため、撮影されたフイルム
を投影すると、第8図bのAの状態、すなわち、
被写体Sの画像S′がスクリーンより手前に浮き出
て見えるため、立体動画が非常に観察し難く、極
端な場合は認識困難になる。特に、小さい被写体
は近接して撮影しなければならないが、その観察
可能な立体画像を得ることは、レンズがぶつかる
ため、不可能であつた。
また、第2の問題点として、2台のカメラ1,
2の基線長dを一定にして被写体Sをクローズア
ツプで撮影した立体画像は、立体感が不自然に強
調されすぎて見えてしまう。例えば、球体に極め
て接近して撮影した画像を見ると、長軸が前後に
伸びる楕円体に見える。これを防止するために
は、2台のカメラ1,2の距離である基線長dを
可変にし、クローズアツプ撮影の時に基線長dを
短縮するように構成すればよいが、2台のカメラ
1,2の対物レンズL1,L2が接触する距離以
下には設定できない。
2の基線長dを一定にして被写体Sをクローズア
ツプで撮影した立体画像は、立体感が不自然に強
調されすぎて見えてしまう。例えば、球体に極め
て接近して撮影した画像を見ると、長軸が前後に
伸びる楕円体に見える。これを防止するために
は、2台のカメラ1,2の距離である基線長dを
可変にし、クローズアツプ撮影の時に基線長dを
短縮するように構成すればよいが、2台のカメラ
1,2の対物レンズL1,L2が接触する距離以
下には設定できない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、例えば仏像等の少なくとも
撮影中に外形が変化しない固定外形を有する被写
体の立体動画を、映画カメラ、テレビカメラで撮
影する方法であつて、被写体に近づいたり離れた
りしてその立体動画を撮影する際、立体感を任意
に調整できかつ観察しやすい立体動画を撮影でき
る方法を提供することである。
であり、その目的は、例えば仏像等の少なくとも
撮影中に外形が変化しない固定外形を有する被写
体の立体動画を、映画カメラ、テレビカメラで撮
影する方法であつて、被写体に近づいたり離れた
りしてその立体動画を撮影する際、立体感を任意
に調整できかつ観察しやすい立体動画を撮影でき
る方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の固定外形を有する
被写体の立体動画撮影方法は、少なくとも撮影中
に外形が変化しない被写体の立体動画を撮影する
方法において、単一の映画カメラ又はテレビカメ
ラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面の一
定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレビカ
メラのフアインダーないしモニター画面上に被写
体の画像を表示して被写体の特定点の選択を行
い、その点の位置が撮影中判別可能になるように
表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定点
を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対して
垂直な一方の方向にカメラを撮影位置毎に定まる
距離だけ移動させ、被写体の特定点の画像が前記
表示した位置に一致するようにカメラの視線を調
節して被写体の左右の一方のコマの撮影を行い、
また、中心線から反対方向に同じ距離だけ移動さ
せ、被写体の特定点の画像が表示した位置に一致
するようにカメラの視線を調節して左右の他方の
コマの撮影を行い、前記の両撮影を被写体に対す
るカメラの距離が僅かずつ異なる位置において行
うことにより立体動画用コマ群を撮影することを
特徴とする方法である。
被写体の立体動画撮影方法は、少なくとも撮影中
に外形が変化しない被写体の立体動画を撮影する
方法において、単一の映画カメラ又はテレビカメ
ラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面の一
定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレビカ
メラのフアインダーないしモニター画面上に被写
体の画像を表示して被写体の特定点の選択を行
い、その点の位置が撮影中判別可能になるように
表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定点
を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対して
垂直な一方の方向にカメラを撮影位置毎に定まる
距離だけ移動させ、被写体の特定点の画像が前記
表示した位置に一致するようにカメラの視線を調
節して被写体の左右の一方のコマの撮影を行い、
また、中心線から反対方向に同じ距離だけ移動さ
せ、被写体の特定点の画像が表示した位置に一致
するようにカメラの視線を調節して左右の他方の
コマの撮影を行い、前記の両撮影を被写体に対す
るカメラの距離が僅かずつ異なる位置において行
うことにより立体動画用コマ群を撮影することを
特徴とする方法である。
この場合、前記のカメラの撮影位置毎に定まる
距離として、被写体からの距離が少なくなるにつ
れて直線的に少なくなる距離にすると、被写体か
らの距離が減少して行つても変化がない立体感の
立体動画が得られる。これに対して、被写体から
の距離が少なくなるにつれて減少率が順に大きく
なるような曲線に沿つて少なくなる距離とする
と、自然な立体感の立体動画が得られる。
距離として、被写体からの距離が少なくなるにつ
れて直線的に少なくなる距離にすると、被写体か
らの距離が減少して行つても変化がない立体感の
立体動画が得られる。これに対して、被写体から
の距離が少なくなるにつれて減少率が順に大きく
なるような曲線に沿つて少なくなる距離とする
と、自然な立体感の立体動画が得られる。
また、被写体の特定点の画像が前記表示した位
置に一致するようにするカメラの視線の調節を、
被写体の特定点とカメラの間の距離を測定し、そ
の測定値と中心線に対するカメラの移動距離とか
ら視線の方向を演算し、その演算に基づいて行う
こともできるし、カメラのフアインダーないしモ
ニター画面上で被写体の像を観察しながら行うこ
ともできる。
置に一致するようにするカメラの視線の調節を、
被写体の特定点とカメラの間の距離を測定し、そ
の測定値と中心線に対するカメラの移動距離とか
ら視線の方向を演算し、その演算に基づいて行う
こともできるし、カメラのフアインダーないしモ
ニター画面上で被写体の像を観察しながら行うこ
ともできる。
本発明の固定外形を有する被写体の立体動画撮
影方法においては、単一の映画カメラ又はテレビ
カメラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面
の一定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレ
ビカメラのフアインダーないしモニター画面上に
被写体の画像を表示して被写体の特定点の選択を
行い、その点の位置が撮影中判別可能になるよう
に表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定
点を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対し
て垂直な方向にカメラを撮影位置毎に定まる距離
だけ左右に等距離移動させ、被写体の特定点の画
像が前記表示した位置に一致するようにカメラの
視線を調節して被写体の左右のコマの撮影を行つ
ているので、視線は常に被写体の特定の1点で交
差しており、投影された立体像は常にスクリーン
近傍に位置することになり、見やすい立体動画が
得られる。また、立体動画を撮影する基線長は撮
影位置毎に定めることができるので、得られる立
体感は任意に選択でき、自然な立体感はもちろ
ん、超自然な立体感等を得ることができる。ま
た、単一の映画カメラ又はテレビカメラしか用い
ないので、被写体に極く近付けて自然な立体感の
立体動画を撮影できる。さらに、微小物体の立体
動画も撮影可能である。
影方法においては、単一の映画カメラ又はテレビ
カメラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面
の一定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレ
ビカメラのフアインダーないしモニター画面上に
被写体の画像を表示して被写体の特定点の選択を
行い、その点の位置が撮影中判別可能になるよう
に表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定
点を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対し
て垂直な方向にカメラを撮影位置毎に定まる距離
だけ左右に等距離移動させ、被写体の特定点の画
像が前記表示した位置に一致するようにカメラの
視線を調節して被写体の左右のコマの撮影を行つ
ているので、視線は常に被写体の特定の1点で交
差しており、投影された立体像は常にスクリーン
近傍に位置することになり、見やすい立体動画が
得られる。また、立体動画を撮影する基線長は撮
影位置毎に定めることができるので、得られる立
体感は任意に選択でき、自然な立体感はもちろ
ん、超自然な立体感等を得ることができる。ま
た、単一の映画カメラ又はテレビカメラしか用い
ないので、被写体に極く近付けて自然な立体感の
立体動画を撮影できる。さらに、微小物体の立体
動画も撮影可能である。
まず、人間の肉眼が3次元対象物を見る場合を
考えてみる。第6図に示すように、無限遠に位置
する対象物を見る場合は、両眼の視線は略平行に
なり、視線が交差するクロスポイントは無限遠に
位置し、焦点も無限遠に合わせている(図a)。
通常の距離の対象物を見る場合は、クロスポイン
トが対象物の何れかの点にくるように視線を合わ
せ、それに従つて焦点もクロスポイントに合わせ
ている(図b)。さらに、極く近い物を見る場合
は、視線をさらに寄り眼にし、クロスポイントが
対象物の何れかの点にくるようにし、焦点もクロ
スポイントに合うようにしている(図c)。
考えてみる。第6図に示すように、無限遠に位置
する対象物を見る場合は、両眼の視線は略平行に
なり、視線が交差するクロスポイントは無限遠に
位置し、焦点も無限遠に合わせている(図a)。
通常の距離の対象物を見る場合は、クロスポイン
トが対象物の何れかの点にくるように視線を合わ
せ、それに従つて焦点もクロスポイントに合わせ
ている(図b)。さらに、極く近い物を見る場合
は、視線をさらに寄り眼にし、クロスポイントが
対象物の何れかの点にくるようにし、焦点もクロ
スポイントに合うようにしている(図c)。
したがつて、映画カメラ、テレビカメラ等で立
体動画を撮影する場合も、自然な立体感の画像を
撮影するには、カメラの視線が被写体の何れかの
点で交差するようにするのが望ましく、かつ、第
8図との関係で説明したように、投影された立体
画像がスクリーンから浮き上がつて見難くなるの
を防ぐためにも、クロスポイントを被写体の何れ
かの点に設定する必要がある。
体動画を撮影する場合も、自然な立体感の画像を
撮影するには、カメラの視線が被写体の何れかの
点で交差するようにするのが望ましく、かつ、第
8図との関係で説明したように、投影された立体
画像がスクリーンから浮き上がつて見難くなるの
を防ぐためにも、クロスポイントを被写体の何れ
かの点に設定する必要がある。
ところで、上記したように、2台のカメラで立
体動画を撮影しようとすると、クロスポイントを
被写体上に位置させ難くなる状況が生じ、また、
立体感が強調され過ぎる場合が発生する。しかし
ながら、被写体の外形が人間のように撮影中の変
化する場合は、2台のカメラで同時に視差のある
画像を撮影せざるを得ないが、外形が固定してい
る例えば仏像等の美術品の場合は、2台のカメラ
で同時に撮影する必要性は必ずしもないと言え
る。したがつて、本発明においては、1台のカメ
ラで左右の視差のある画像を順に撮影することに
する。この点が本発明の第1の特徴である。そし
て、左からの画像を撮る時も、右からの画像を撮
る時も、クロスポイントが被写体の予め決めた点
になるようにすると共に、基線長を被写体距離に
応じて変更可能にするものである。
体動画を撮影しようとすると、クロスポイントを
被写体上に位置させ難くなる状況が生じ、また、
立体感が強調され過ぎる場合が発生する。しかし
ながら、被写体の外形が人間のように撮影中の変
化する場合は、2台のカメラで同時に視差のある
画像を撮影せざるを得ないが、外形が固定してい
る例えば仏像等の美術品の場合は、2台のカメラ
で同時に撮影する必要性は必ずしもないと言え
る。したがつて、本発明においては、1台のカメ
ラで左右の視差のある画像を順に撮影することに
する。この点が本発明の第1の特徴である。そし
て、左からの画像を撮る時も、右からの画像を撮
る時も、クロスポイントが被写体の予め決めた点
になるようにすると共に、基線長を被写体距離に
応じて変更可能にするものである。
この点を第1図に参照にして、さらに説明す
る。図aに示すように、1台のカメラ10の被写
体Sに対するアングルを決め、被写体Sとカメラ
10を結ぶ線を中心線tとし、カメラ10のフア
インダー又はモニター画面F上で基準とすべき被
写体S上のクロスポイントPを決定し、画面F中
に決めたクロスポイントPの位置を指示ないし記
憶する。そして、被写体Sとカメラ10の間の距
離zを測定する。この測定には、カメラのフオー
カス信号を利用することができるが、必ずしもそ
れに限定されず、他の手段を用いてもよい。次い
で、図bに示すように、カメラ10のその位置に
適したの基線長dの2分の1だけカメラ10を中
心線tに垂直に左側ないし右側に移動し(図の場
合は左)、かつ、zとd/2の長さの2辺を有す
る直角三角形の関係から定まる角度β=arctan
(d/2z)だけカメラ10の視線をクロスポイン
トP側に回転させる。このように回転すると、フ
アインダー又はモニター画面F上のクロスポイン
トPの指示ないし記憶したクロスポイント像とこ
の視覚で見たクロスポイントの像とが一致するこ
とになる。なお、カメラ10の視線のこのような
回転を上記の数式β=arctan(d/2z)に従つて
自動的に行つても良いし、フアインダー又はモニ
ター画面Fを見ながら、画面F上の最初に指示な
いし記憶したクロスポイントPの位置に現実に見
ているクロスポイントの像とが一致するように、
その角度を調整するようにしても良い。そして、
その位置における被写体Sの像を撮る。次いで、
今度は第1図cに示すように、中心線tに対して
反対側にカメラ10を基線長dの2分の1だけ移
動させ、同様に視線の角度を中心線tに対してβ
だけ内側に調整して像を撮る。上記の第1図bと
cにおいて撮影した2枚の画像がペアになつて両
眼視差のある立体画像再生用フイルムになり、こ
のペアをスクリーン上に投影して、例えば偏光眼
鏡を使用して見ると、第8図b,Bのように、ス
クリーンS上又はその近傍に被写体Sの見やすい
像S′が再生される。
る。図aに示すように、1台のカメラ10の被写
体Sに対するアングルを決め、被写体Sとカメラ
10を結ぶ線を中心線tとし、カメラ10のフア
インダー又はモニター画面F上で基準とすべき被
写体S上のクロスポイントPを決定し、画面F中
に決めたクロスポイントPの位置を指示ないし記
憶する。そして、被写体Sとカメラ10の間の距
離zを測定する。この測定には、カメラのフオー
カス信号を利用することができるが、必ずしもそ
れに限定されず、他の手段を用いてもよい。次い
で、図bに示すように、カメラ10のその位置に
適したの基線長dの2分の1だけカメラ10を中
心線tに垂直に左側ないし右側に移動し(図の場
合は左)、かつ、zとd/2の長さの2辺を有す
る直角三角形の関係から定まる角度β=arctan
(d/2z)だけカメラ10の視線をクロスポイン
トP側に回転させる。このように回転すると、フ
アインダー又はモニター画面F上のクロスポイン
トPの指示ないし記憶したクロスポイント像とこ
の視覚で見たクロスポイントの像とが一致するこ
とになる。なお、カメラ10の視線のこのような
回転を上記の数式β=arctan(d/2z)に従つて
自動的に行つても良いし、フアインダー又はモニ
ター画面Fを見ながら、画面F上の最初に指示な
いし記憶したクロスポイントPの位置に現実に見
ているクロスポイントの像とが一致するように、
その角度を調整するようにしても良い。そして、
その位置における被写体Sの像を撮る。次いで、
今度は第1図cに示すように、中心線tに対して
反対側にカメラ10を基線長dの2分の1だけ移
動させ、同様に視線の角度を中心線tに対してβ
だけ内側に調整して像を撮る。上記の第1図bと
cにおいて撮影した2枚の画像がペアになつて両
眼視差のある立体画像再生用フイルムになり、こ
のペアをスクリーン上に投影して、例えば偏光眼
鏡を使用して見ると、第8図b,Bのように、ス
クリーンS上又はその近傍に被写体Sの見やすい
像S′が再生される。
次いで、例えばカメラ10が被写体Sに近づい
て行く動画を撮影する時には、カメラ10を被写
体Sに近づけ、その近づいた距離Δzを例えばカ
メラ10が載置された移動台の移動距離を計測す
ることにより計測し、その距離Δzをその前段階
の距離zから引くことにより被写体Sとカメラ1
0間の距離を求め、第1図のbとcと同様にして
左右ペア像を撮影する。この際も、フアインダー
又はモニター画面F上の最初に指示ないし記憶し
たクロスポイントPの位置は動かさずに、その位
置と現実に見ているクロスポイントの像が一致す
るように、その角度を式に従つて又はマニアルで
調整する。
て行く動画を撮影する時には、カメラ10を被写
体Sに近づけ、その近づいた距離Δzを例えばカ
メラ10が載置された移動台の移動距離を計測す
ることにより計測し、その距離Δzをその前段階
の距離zから引くことにより被写体Sとカメラ1
0間の距離を求め、第1図のbとcと同様にして
左右ペア像を撮影する。この際も、フアインダー
又はモニター画面F上の最初に指示ないし記憶し
たクロスポイントPの位置は動かさずに、その位
置と現実に見ているクロスポイントの像が一致す
るように、その角度を式に従つて又はマニアルで
調整する。
このようにして、順次近接して行くカメラ10
により立体動画のためのペア像を撮影するが、被
写体Sに近づいて行く時の基線長dを固定する
か、可変とするかは、得られる立体動画の立体感
をどのように選択するかに依存する。上記したよ
うに、基線長dを一定にして被写体Sをクローズ
アツプで撮影した立体画像は、立体感が不自然に
強調されすぎて見えてしまう。この点を問題にし
ない場合は、第2図に示したように、基線長dだ
け離れた平行の軌跡上で、カメラ10を間〓Δz
(一定である必要はなく、クローズアツプに仕方
に依存して変化する)ずつ被写体Sに近づけなが
ら、かつ、視線を前記したように当初に決めた画
面F上の点Pに一致させながら、左右のペア像を
撮影して行く。撮影順序は、必ずしも、→→
→→→である必要はなく、→→→
→→、→→→→→等、何れの
順序でも良く、編集の段階でカメラ10が近づく
方向の映写をするか離れる方向の映写をするかに
従つて映写するコマの順序が選択されるし、ま
た、撮影の容易さから上記の撮影順序が選択され
る。第2図の場合は、上記したように、極端にク
ローズアツプした時に被写体Sの画像が前後に延
びたように立体感が誇張されて表現されるが、第
3図に示した軌跡のように、カメラ10をクロス
ポイントPを頂点とし、底辺をd、高さをzとす
る二等辺三角形の斜辺に沿つて被写体Sに近づけ
る場合は、各斜辺上ではカメラ10の視線は変化
せず、立体感はクローズアツプしても変化しない
で最初のままである。このような立体感は、通常
の両眼のクローズアツプによる自然の立体感とは
同じではない。したがつて、自然な立体感の表現
は、第4図にkで示すように、上記第2図と第3
図の間の軌跡にあると考えられるが、立体感は個
人差があること、被写体によつて立体感が異なる
こと、カメラ10の対物レンズの焦点距離によつ
て立体感が異なること等のため、一意的には決ま
らない。そこで、撮影者は、実際にカメラ10と
被写体Sの間の距離に応じて、左右のカメラ位置
の間の基線長を変えながら、最も自然な立体感を
出す軌跡kを選択することになる。また、それ以
外の軌跡、例えば第3図の二等辺三角形の内側に
位置する軌跡に従つてカメラ10を移動させるこ
とにより、自然にはないような立体像の表現も可
能である。なお、この場合、クローズアツプして
行くとき、より自然な立体感を出すためには、標
準レンズを用いて撮影する場合に比較して、広角
レンズを用いる場合は、基線長の減少割合はより
急激に、逆に、望遠レンズを用いる場合は、その
減少割合はよりゆつくり行う必要がある。
により立体動画のためのペア像を撮影するが、被
写体Sに近づいて行く時の基線長dを固定する
か、可変とするかは、得られる立体動画の立体感
をどのように選択するかに依存する。上記したよ
うに、基線長dを一定にして被写体Sをクローズ
アツプで撮影した立体画像は、立体感が不自然に
強調されすぎて見えてしまう。この点を問題にし
ない場合は、第2図に示したように、基線長dだ
け離れた平行の軌跡上で、カメラ10を間〓Δz
(一定である必要はなく、クローズアツプに仕方
に依存して変化する)ずつ被写体Sに近づけなが
ら、かつ、視線を前記したように当初に決めた画
面F上の点Pに一致させながら、左右のペア像を
撮影して行く。撮影順序は、必ずしも、→→
→→→である必要はなく、→→→
→→、→→→→→等、何れの
順序でも良く、編集の段階でカメラ10が近づく
方向の映写をするか離れる方向の映写をするかに
従つて映写するコマの順序が選択されるし、ま
た、撮影の容易さから上記の撮影順序が選択され
る。第2図の場合は、上記したように、極端にク
ローズアツプした時に被写体Sの画像が前後に延
びたように立体感が誇張されて表現されるが、第
3図に示した軌跡のように、カメラ10をクロス
ポイントPを頂点とし、底辺をd、高さをzとす
る二等辺三角形の斜辺に沿つて被写体Sに近づけ
る場合は、各斜辺上ではカメラ10の視線は変化
せず、立体感はクローズアツプしても変化しない
で最初のままである。このような立体感は、通常
の両眼のクローズアツプによる自然の立体感とは
同じではない。したがつて、自然な立体感の表現
は、第4図にkで示すように、上記第2図と第3
図の間の軌跡にあると考えられるが、立体感は個
人差があること、被写体によつて立体感が異なる
こと、カメラ10の対物レンズの焦点距離によつ
て立体感が異なること等のため、一意的には決ま
らない。そこで、撮影者は、実際にカメラ10と
被写体Sの間の距離に応じて、左右のカメラ位置
の間の基線長を変えながら、最も自然な立体感を
出す軌跡kを選択することになる。また、それ以
外の軌跡、例えば第3図の二等辺三角形の内側に
位置する軌跡に従つてカメラ10を移動させるこ
とにより、自然にはないような立体像の表現も可
能である。なお、この場合、クローズアツプして
行くとき、より自然な立体感を出すためには、標
準レンズを用いて撮影する場合に比較して、広角
レンズを用いる場合は、基線長の減少割合はより
急激に、逆に、望遠レンズを用いる場合は、その
減少割合はよりゆつくり行う必要がある。
さて、以上のような1台のカメラ10を用いた
立体動画の撮影方法を実現するには、例えば第5
図に示したような機材が必要である。図のaにお
いて、カメラ10の対物レンズLは焦点調節(ピ
ント調節)機構11を備えたものである必要があ
る。そして、前記したように、焦点調節信号から
クロスポイントまでの距離信号が得られるもので
あることが望ましい。さらに、カメラの水平方向
の回転角を設定できる水平角調節機構12を有し
ている必要がある。また、中心軸tに対して左右
に同じ距離移動させるための水平移動機構14を
備えている必要がある。また、望ましくは、カメ
ラ10の視線の上下方向の角度を調節する上下角
調節機構13を備えている。上記のような焦点調
節機構11、水平角調節機構12、水平移動機構
14、上下角調節機構13を備えたカメラ10
は、図のbの高さ調節位置15の載置台17上に
設置される。載置台17の高さは、垂直方向のレ
ール16に沿つて移動することにより調節され
る。図bの高さ調節装置15は、図cに示したカ
メラ移動機構18の移動台20上に配置される
が、高さ調節装置15を省いて、移動台20上に
直接図のaのカメラ10を載置しても良い。移動
台20はレール19に沿つて前後に移動するが、
レール19は中心線t(第1図)に平行に配置さ
れる。移動台20の移動距離は、その車輪21の
回転数から算出されるようになつている。被写体
S(第1図)は図のdの被写体載置装置22の載
置台23上に載せられるが、被写体Sを撮影中に
垂直軸の周りで回転させるために、被写体載置装
置22には回転調節装置24が設けられている。
なお、被写体Sを撮影中に回転させてその背後に
回り込むような立体像を撮影する場合は、その回
転軸がクロスポイントPを通るように調整する必
要がある。以上の焦点調節機構11はオートフオ
ーカス機構であることが望ましく、また、水平角
調節機構12、上下角調節機構13、水平移動機
構14、高さ調節装置15、カメラ移動機構1
8、回転調節装置24は、何れもCPUからの信
号に基づいて自動的に対象パラメータを調節でき
るものであることが望ましく、また、マニアルで
調節できるものであることが望ましい。さらに、
図面には示してないが、カメラ10が映画カメラ
の場合、フアインダー視野内の任意の点に指標を
移動可能に指示できるものであることが望まし
く、また、テレビカメラの場合、同様にフアイン
ダー視野内の任意の点に指標を移動可能に指示で
きるか、又は、フアインダー視野内ないしモニタ
ー画面に、クロスポイントを決定する最初の画面
の一部又は全部を引き続く撮影中に重ねて表示で
きるものであることが望ましい。
立体動画の撮影方法を実現するには、例えば第5
図に示したような機材が必要である。図のaにお
いて、カメラ10の対物レンズLは焦点調節(ピ
ント調節)機構11を備えたものである必要があ
る。そして、前記したように、焦点調節信号から
クロスポイントまでの距離信号が得られるもので
あることが望ましい。さらに、カメラの水平方向
の回転角を設定できる水平角調節機構12を有し
ている必要がある。また、中心軸tに対して左右
に同じ距離移動させるための水平移動機構14を
備えている必要がある。また、望ましくは、カメ
ラ10の視線の上下方向の角度を調節する上下角
調節機構13を備えている。上記のような焦点調
節機構11、水平角調節機構12、水平移動機構
14、上下角調節機構13を備えたカメラ10
は、図のbの高さ調節位置15の載置台17上に
設置される。載置台17の高さは、垂直方向のレ
ール16に沿つて移動することにより調節され
る。図bの高さ調節装置15は、図cに示したカ
メラ移動機構18の移動台20上に配置される
が、高さ調節装置15を省いて、移動台20上に
直接図のaのカメラ10を載置しても良い。移動
台20はレール19に沿つて前後に移動するが、
レール19は中心線t(第1図)に平行に配置さ
れる。移動台20の移動距離は、その車輪21の
回転数から算出されるようになつている。被写体
S(第1図)は図のdの被写体載置装置22の載
置台23上に載せられるが、被写体Sを撮影中に
垂直軸の周りで回転させるために、被写体載置装
置22には回転調節装置24が設けられている。
なお、被写体Sを撮影中に回転させてその背後に
回り込むような立体像を撮影する場合は、その回
転軸がクロスポイントPを通るように調整する必
要がある。以上の焦点調節機構11はオートフオ
ーカス機構であることが望ましく、また、水平角
調節機構12、上下角調節機構13、水平移動機
構14、高さ調節装置15、カメラ移動機構1
8、回転調節装置24は、何れもCPUからの信
号に基づいて自動的に対象パラメータを調節でき
るものであることが望ましく、また、マニアルで
調節できるものであることが望ましい。さらに、
図面には示してないが、カメラ10が映画カメラ
の場合、フアインダー視野内の任意の点に指標を
移動可能に指示できるものであることが望まし
く、また、テレビカメラの場合、同様にフアイン
ダー視野内の任意の点に指標を移動可能に指示で
きるか、又は、フアインダー視野内ないしモニタ
ー画面に、クロスポイントを決定する最初の画面
の一部又は全部を引き続く撮影中に重ねて表示で
きるものであることが望ましい。
このような、機材を用いて固定外形を有する被
写体の立体動画を撮影するには、上記したように
調整して被写体Sを載置台23上にセツトする。
次いで、移動台20上に高さ調整装置15を載
せ、その載置台17にカメラ10をセツトする。
そして、水平角調整機構12、上下角調節機構1
3、水平移動機構14、高さ調節装置15、カメ
ラ移動機構18、回転調節装置24を調節して、
第1図aのようにして、中心線tを定め、距離z
を測定し、かつ、フアインダー視野内ないしモニ
ター画面上でクロスポイントPの位置を決める。
次いで、中心線tの左右にその位置で決めた基線
長の半分の距離だけ水平移動機構14によりカメ
ラ10を移動させ、視線がクロスポイントPを通
るように、フアインダーないしモニター上で実際
の画面を最初に決めたクロスポイントPの位置と
対比させながら、水平角調節機構12をマニアル
で調節するか、β=arctan(d/2z)に従つて水
平角調節機構12を自動的に調節するようにす
る。このようにして特定距離における左右のステ
レオペア像を撮影し、次いで、カメラ移動機構1
8を調節して被写体Sに対して前方又は後方へカ
メラを移動させ、同様にして左右ステレオペア像
を撮影するが、この際の中心線tの左右に移動す
る距離(基線長の半分)は、第2図から第3図に
示したような何れかの軌跡に沿つた距離である
が、この軌跡は予めCPUにセツトしておくか、
撮影しながら感覚で順次設定して行く。なお、撮
影順序は、第2図との関連で説明したように、
種々の変形が可能であり、左右の撮影を続けて行
う必要は必ずしもない。
写体の立体動画を撮影するには、上記したように
調整して被写体Sを載置台23上にセツトする。
次いで、移動台20上に高さ調整装置15を載
せ、その載置台17にカメラ10をセツトする。
そして、水平角調整機構12、上下角調節機構1
3、水平移動機構14、高さ調節装置15、カメ
ラ移動機構18、回転調節装置24を調節して、
第1図aのようにして、中心線tを定め、距離z
を測定し、かつ、フアインダー視野内ないしモニ
ター画面上でクロスポイントPの位置を決める。
次いで、中心線tの左右にその位置で決めた基線
長の半分の距離だけ水平移動機構14によりカメ
ラ10を移動させ、視線がクロスポイントPを通
るように、フアインダーないしモニター上で実際
の画面を最初に決めたクロスポイントPの位置と
対比させながら、水平角調節機構12をマニアル
で調節するか、β=arctan(d/2z)に従つて水
平角調節機構12を自動的に調節するようにす
る。このようにして特定距離における左右のステ
レオペア像を撮影し、次いで、カメラ移動機構1
8を調節して被写体Sに対して前方又は後方へカ
メラを移動させ、同様にして左右ステレオペア像
を撮影するが、この際の中心線tの左右に移動す
る距離(基線長の半分)は、第2図から第3図に
示したような何れかの軌跡に沿つた距離である
が、この軌跡は予めCPUにセツトしておくか、
撮影しながら感覚で順次設定して行く。なお、撮
影順序は、第2図との関連で説明したように、
種々の変形が可能であり、左右の撮影を続けて行
う必要は必ずしもない。
以上の説明においては、本発明の固定外形を有
する被写体の立体動画の撮影方法は、通常の大き
さの被写体を前提にして説明してきたが、これに
限定されず、従来は立体動画が撮影困難であつた
微小物体の立体動画を、単一の顕微鏡とカメラを
組み合わせることにより可能になる。
する被写体の立体動画の撮影方法は、通常の大き
さの被写体を前提にして説明してきたが、これに
限定されず、従来は立体動画が撮影困難であつた
微小物体の立体動画を、単一の顕微鏡とカメラを
組み合わせることにより可能になる。
本発明の固定外形を有する被写体の立体動画撮
影方法においては、単一の映画カメラ又はテレビ
カメラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面
の一定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレ
ビカメラのフアインダーないしモニター画面上に
被写体の画像を表示して被写体の特定点の選択を
行い、その点の位置が撮影中判別可能になるよう
に表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定
点を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対し
て垂直な方向にカメラを撮影位置毎に定まる距離
だけ左右に等距離移動させ、被写体の特定点の画
像が前記表示した位置に一致するようにカメラの
視線を調節して被写体の左右のコマの撮影を行つ
ているので、視線は常に被写体の特定の1点で交
差しており、投影された立体像は常にスクリーン
近傍に位置することになり、見やすい立体動画が
得られる。また、立体動画を撮影する基線長は撮
影位置毎に定めることができるので、得られる立
体感は任意に選択でき、自然な立体感はもちろ
ん、超自然な立体感等を得ることができる。ま
た、単一の映画カメラ又はテレビカメラしか用い
ないので、被写体に極く近付けて自然な立体感の
立体動画を撮影できる。さらに、微小物体の立体
動画も撮影可能である。
影方法においては、単一の映画カメラ又はテレビ
カメラを用い、被写体の特定点の画像が撮影画面
の一定の位置に位置すべく、映画カメラ又はテレ
ビカメラのフアインダーないしモニター画面上に
被写体の画像を表示して被写体の特定点の選択を
行い、その点の位置が撮影中判別可能になるよう
に表示を行い、その位置のカメラと被写体の特定
点を結ぶ直線を中心線として、その中心線に対し
て垂直な方向にカメラを撮影位置毎に定まる距離
だけ左右に等距離移動させ、被写体の特定点の画
像が前記表示した位置に一致するようにカメラの
視線を調節して被写体の左右のコマの撮影を行つ
ているので、視線は常に被写体の特定の1点で交
差しており、投影された立体像は常にスクリーン
近傍に位置することになり、見やすい立体動画が
得られる。また、立体動画を撮影する基線長は撮
影位置毎に定めることができるので、得られる立
体感は任意に選択でき、自然な立体感はもちろ
ん、超自然な立体感等を得ることができる。ま
た、単一の映画カメラ又はテレビカメラしか用い
ないので、被写体に極く近付けて自然な立体感の
立体動画を撮影できる。さらに、微小物体の立体
動画も撮影可能である。
第1図は本発明による立体動画撮影方法を説明
するための図、第2図は基線長を一定にして被写
体をクローズアツプで撮影するときのカメラの動
きを説明するための図、第3図、第4図はカメラ
の移動軌跡の例を説明するための図、第5図は本
発明の立体動画撮影方法を実現するための機材の
実施例の斜視図、第6図は肉眼による立体視を説
明するための図、第7図は従来の2台のカメラを
用いて両眼視差を有する立体動画を撮影する装置
の構成と作用を説明するための図、第8図は撮影
の際のクロスポイントの位置と投影した時の立体
像の位置の関係を説明するための図である。 S……被写体、t……中心線、l……基線、P
……クロスポイント、F……フアインダー画面、
k……軌跡、L……対物レンズ、10……カメ
ラ、11……焦点調節(ピント調節)機構、12
……水平角調節機構、13……上下角調節機構、
14……水平移動機構、15……高さ調節装置、
16……レール、17……載置台、18……カメ
ラ移動機構、19……レール、20……移動台、
21……車輪、22……被写体載置装置、23…
…載置台、24……回転調節装置。
するための図、第2図は基線長を一定にして被写
体をクローズアツプで撮影するときのカメラの動
きを説明するための図、第3図、第4図はカメラ
の移動軌跡の例を説明するための図、第5図は本
発明の立体動画撮影方法を実現するための機材の
実施例の斜視図、第6図は肉眼による立体視を説
明するための図、第7図は従来の2台のカメラを
用いて両眼視差を有する立体動画を撮影する装置
の構成と作用を説明するための図、第8図は撮影
の際のクロスポイントの位置と投影した時の立体
像の位置の関係を説明するための図である。 S……被写体、t……中心線、l……基線、P
……クロスポイント、F……フアインダー画面、
k……軌跡、L……対物レンズ、10……カメ
ラ、11……焦点調節(ピント調節)機構、12
……水平角調節機構、13……上下角調節機構、
14……水平移動機構、15……高さ調節装置、
16……レール、17……載置台、18……カメ
ラ移動機構、19……レール、20……移動台、
21……車輪、22……被写体載置装置、23…
…載置台、24……回転調節装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも撮影中に外形が変化しない被写体
の立体動画を撮影する方法において、単一の映画
カメラ又はテレビカメラを用い、被写体の特定点
の画像が撮影画面の一定の位置に位置すべく、映
画カメラ又はテレビカメラのフアインダーないし
モニター画面上に被写体の画像を表示して被写体
の特定点の選択を行い、その点の位置が撮影中判
別可能になるように表示を行い、その位置のカメ
ラと被写体の特定点を結ぶ直線を中心線として、
その中心線に対して垂直な一方の方向にカメラを
撮影位置毎に定まる距離だけ移動させ、被写体の
特定点の画像が前記表示した位置に一致するよう
にカメラの視線を調節して被写体の左右の一方の
コマの撮影を行い、また、中心線から反対方向に
同じ距離だけ移動させ、被写体の特定点の画像が
表示した位置に一致するようにカメラの視線を調
節して左右の他方のコマの撮影を行い、前記の両
撮影を被写体に対するカメラの距離が僅かずつ異
なる位置において行うことにより立体動画用コマ
群を撮影することを特徴とする固定外形を有する
被写体の立体動画撮影方法。 2 前記のカメラの撮影位置毎に定める距離が被
写体からの距離が少なくなるにつれて直線的に少
なくなる距離であることを特徴とする請求項1記
載の固定外形を有する被写体の立体動画撮影方
法。 3 前記のカメラの撮影位置毎に定まる距離が被
写体からの距離が少なくなるにつれて減少率が順
に大きくなるような曲線に沿つて少なくなる距離
であることを特徴とする請求項1記載の固定外形
を有する被写体の立体動画撮影方法。 4 被写体の特定点の画像が前記表示した位置に
一致するようにするカメラの視線の調節を、被写
体の特定点とカメラの間の距離を測定し、その測
定値と中心線に対するカメラの移動距離とから視
線の方向を演算し、その演算に基づいて行うこと
を特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載
の固定外形を有する被写体の立体動画撮影方法。 5 被写体の特定点の画像が前記表示した位置に
一致するようにするカメラの視線の調節を、カメ
ラのフアインダーないしモニター画面上で被写体
の像を観察しながら行うことを特徴とする請求項
1から3の何れか1項に記載の固定外形を有する
被写体の立体動画撮影方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13789590A JPH0431850A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 固定外形を有する被写体の立体動画撮影方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13789590A JPH0431850A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 固定外形を有する被写体の立体動画撮影方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431850A JPH0431850A (ja) | 1992-02-04 |
| JPH0553255B2 true JPH0553255B2 (ja) | 1993-08-09 |
Family
ID=15209187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13789590A Granted JPH0431850A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 固定外形を有する被写体の立体動画撮影方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0431850A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030016452A (ko) * | 2001-08-16 | 2003-03-03 | 다본정보기술 주식회사 | 3차원 촬영장치 |
| JP2013011801A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Imagica Corp | 3d撮影装置 |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP13789590A patent/JPH0431850A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431850A (ja) | 1992-02-04 |
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