JPH055333U - 電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構造 - Google Patents

電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構造

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JPH055333U
JPH055333U JP5378991U JP5378991U JPH055333U JP H055333 U JPH055333 U JP H055333U JP 5378991 U JP5378991 U JP 5378991U JP 5378991 U JP5378991 U JP 5378991U JP H055333 U JPH055333 U JP H055333U
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省次 高橋
達也 和田
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リヨービ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気丸鋸の切屑が外部に飛散しないようにす
る。 【構成】 フロントカバー本体21の下部に定盤9又は
被削材Aに接して切屑発生部17を覆うスカート部18
を設ける。このため、安全カバー15の前部と定盤との
隙間から切屑が外部に飛散しない。フロントカバー本体
の後部には鋸身に接する遮蔽部24を取り付ける。この
ため、遮蔽部が丸鋸刃13を挟んで切屑の後方への飛散
を防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気丸鋸における従来の丸鋸刃のカバーは、図5に示されるような構造となっ ている。
【0003】 すなわち、丸鋸刃1の上部を覆う安全カバー2と、丸鋸刃1による被削材Aの 切断の進行と共に安全カバー2内へと回動するロアガード3と、丸鋸刃1の前部 の切屑発生部を覆う横断面略コ字形のフロントカバー4とを備えている。
【0004】 このようなカバー構造により、丸鋸刃1で被削材Aを切削することにより発生 する切屑を安全カバー2の排出孔5へと導き、切屑が周囲に飛散するのを防止し ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカバー構造であると、図5に示されるように、フロ ントカバー4と定盤6又は被削材Aとの間に隙間7が存在することから、切屑の 一部が外部へと矢印の方向に飛散するという問題を生ずる。
【0006】 また、切断の進行と共に安全カバー2内をフロントカバー4側に進出してきた ロアガード3の内方へも切屑の一部が侵入する。この切屑はロアガード3の図5 の状態における後部を経て外部に飛散してしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本第1の考案は、電気丸鋸における丸鋸刃の上部を 覆う安全カバーと、前記丸鋸刃による被削材の切断の進行と共に安全カバー内へ と回動するロアガードと、前記丸鋸刃の前部の切屑発生部を覆う横断面略コ字形 のフロントカバーと、前記安全カバーに位置調節可能に連結された定盤とを有す る丸鋸刃のカバー構造において、前記フロントカバー本体は前記定盤の位置調節 の際、前記安全カバーに対してその上下方向に動く部位に連結されており、前記 フロントカバー本体の下部には前記定盤又は前記被削材に接して前記切屑発生部 を覆うスカート部が設けられ、前記フロントカバー本体の後部には前記丸鋸刃を 挟んで切屑の後方への飛散を防ぐ遮蔽部が設けられた構成を採用し、 本第2の考案は、前記ロアガードの前記安全カバー内への完全収容時における 先端位置と前記遮蔽部の上部との間に介在して切屑を前記安全カバーと前記ロア ガードとの間に向ける整流板が設けられた構成を採用している。
【0008】
【作用】
本第1の考案において、切屑発生部の上方の回りは被削材等に接するスカート 部が覆うので、被削材の切断に伴って発生する切屑は周囲に飛散することなく上 昇する。従って、安全カバーと被削材等との間から外部に飛散しない。
【0009】 また、フロントカバー本体の後部にある遮蔽部がフロントカバー本体と共にス カート部の上方を筒状に囲むので、スカート部内を上昇した切屑はロアガードの 外壁面と安全カバーの内壁面との間に向い、排出孔から排出される。従って、切 屑はロアガードの内壁面側に入り込んで外部に飛散しなくなる。
【0010】 本第2の考案において、フロントカバー本体の上方に飛び出る切屑は整流板に 衝突し、安全カバーの内壁面に向う。このため、ロアガードの安全カバー内への 完全収容時における先端位置と遮蔽部の上部との間から、切屑がロアガード内に 侵入しなくなる。
【0011】
【実施例】
以下、図1乃至図4に基づき、本考案に係る電気丸鋸における丸鋸刃のカバー 構造の実施例について説明する。
【0012】 本考案に係る丸鋸刃のカバー構造を有する電気丸鋸は、図3及び図4に示され るように、定盤9の上面に立設された回動用ブラケット10と、この回動用ブラ ケット10に対して取り付けられた昇降用ブラケット11とを有しており、昇降 用ブラケット11に対して丸鋸本体12が取り付けられている。
【0013】 丸鋸本体12は、丸鋸刃13の駆動用モータ14を含んでおり、定盤9との間 で相対的に位置調節が可能となっている。 すなわち、丸鋸本体12は、回動用ブラケット10に対して昇降用ブラケット 11を回動させることにより定盤9に対する傾きを加減することができ、これに より丸鋸刃13を定盤9に対して傾斜させて切断角度を調整することができる。 また、昇降用ブラケット11に対して昇降させることにより定盤9に対する高さ を加減することができ、これにより切込み深さを調整することができる。
【0014】 また、丸鋸本体12は、丸鋸刃13の上部を覆う安全カバー15と、丸鋸刃1 3による被削材Aの切断の進行と共に安全カバー15内へと回動するロアガード 16と、丸鋸刃13の前部の切屑発生部17(図1参照)を覆う横断面略コ字形 のフロントカバー18とを有している。
【0015】 しかして、この電気丸鋸で被削材Aを切断するには、図3に示されるように、 電気丸鋸をそのハンドルを持って静止した被削材Aに対して矢印方向に送り、そ の回転する丸鋸刃13を被削材Aに当てる。切断の進行と共にロアガード16は 被削材Aの先端に押されつつ上方に回動し安全カバー15内に入り込む。また、 切断に伴い発生する切屑は、後で詳細に述べるように、安全カバー15内に沿っ て流れ、安全カバー15の排出口から所定の場所に向って排出される。
【0016】 図1及び図2に示されるように、前記フロントカバー18におけるフロントカ バー本体21は、前記前記定盤9の位置調節の際、安全カバー15に対してその 上下方向に動く部位に連結されている。
【0017】 すなわち、フロントカバー本体21は、アーム22を介して昇降用ブラケット 11に連結固定されている。このため、丸鋸本体12を昇降用ブラケット11に 対して昇降させてもフロントカバー18は定盤9上の一定位置に保持されること となる。
【0018】 フロントカバー本体21は、横断面略コ字型の起立した屈曲板であり、その上 部は安全カバー15内に入り込み、下部は安全カバー15の下端と定盤9との間 に介在している。
【0019】 前記フロントカバー本体21の下部には、基台8側の定盤9又は被削材Aに接 して切屑発生部17を覆うスカート部23が設けられている。 スカート部23は、弾性材であるゴムで出来ており、その上部はフロントカバ ー本体21の下縁に固着され、その下部の裾23aは弾性変形を伴って定盤9の 表面に密着している。なお、定盤9の形によっては、スカート部23の裾23a は被削材Aの表面に接触することもある。また、スカート部23がゴムで出来て いることから、傾斜して切断する際にもスカート部の裾が定盤又は被削材Aの表 面に接触することになる。
【0020】 これにより、切屑発生部17の回りは完全に覆われてしまい、切屑が安全カバ ー15の前部と定盤9との隙間から外部に飛散しなくなる。切屑はスカート部2 3内を上昇し、フロントカバー18内に入り込む。また、上述のようにフロント カバー本体21は基台8側に連結されていることから、切込量を最小にした場合 であっても切屑発生部17をカバーすることができる。
【0021】 前記フロントカバー本体21の後部は丸鋸刃13を挟むように上下に伸びてお り、その後縁は上に行くに連れて安全カバー15の前部内壁面側に傾斜している 。そして、そこには丸鋸刃13を挟むことにより切屑の後方への飛散を防ぐ遮蔽 部24が設けられている。
【0022】 遮蔽部24は、前記フロントカバー本体21の2つの平行な後縁に沿って接着 されたスポンジ等からなる弾性部材であり、その内側面は丸鋸刃13の鋸味に接 触している。
【0023】 このため、前記スカート部23内を上方に通過した切屑は、フロントカバー本 体21及び遮蔽部24の内面に衝突しながら、或いは衝突しないでそのまま安全 カバー15の内壁面に向かい、ロアガード16の内面の方へは向わないことにな る。
【0024】 前記安全カバー15における前記フロントカバー18の上部に対向する箇所か ら丸鋸刃13の中心軸の真上の箇所に至る部分には、丸鋸刃13の歯に沿った円 弧から外側に向って湾曲状に膨出した膨出部25が設けられている。
【0025】 前記フロントカバー18から上方に飛び出た切屑は、この膨出部25の内面に 当ってその反射角が上向きとなり、ロアガード16の内面方向へ飛散することな く安全カバー15内面に沿って排出口20へと向うこととなる。
【0026】 なお、前記ロアガード16の安全カバー15内への完全収容時における先端1 6aの位置と前記遮蔽部24の上部との間には整流板26を設けてもよい。 この場合、整流板26は、丸鋸刃13の歯の周辺箇所を跨ぐようにして安全カ バー15の内壁面に固着されている。
【0027】 前記フロントカバー18を出た切屑は、この整流板26に当って安全カバー1 5内面側へと反射するので、安全カバー15とロアガード16との間に向かうこ ととなり、従ってロアガード16内面方向へ飛散することがなくなる。
【0028】 そして、安全カバー15内面に沿って流れる切屑は安全カバー15の後部の排 出口20から外部所定箇所に向って排出されることとなる。 次に、上記丸鋸刃のカバー構造の作用について被削材の切断作業と共に説明す る。
【0029】 図3及び図4に示されるように、電気丸鋸を被削材Aの上からあてがって矢印 方向へ送ると、被削材Aの先端に押されてロアガード16が安全カバー15内へ と回動する。
【0030】 また、被削材Aの切断により発生した切屑は、図1及び図2に示されるように 、スカート部23及びフロントカバー本体21の内面に案内されつつ安全カバー 15の内面へと向う。
【0031】 ロアガード16の先端は被削材Aの切断が進行するに連れて図1に示されるよ うな位置に来るが、そのような場合であっても整流板26が切屑のロアガード1 6内面方向への飛散を遮断する。
【0032】 従って、切屑が排出口20以外の箇所から外部に飛散しなくなる。 なお、この実施例について切屑回収率の測定を行ったところ次のような結果が 得られた。
【0033】 カバー構造 従 来 本考案 切込み深さ 75mm 70% 95% 45mm 65% 94% 測定方法は、従来の電気丸鋸と本考案の電気丸鋸により、木材(厚さ39mm 、長さ500mm)を3回ずつ切断し、安全カバー26の排出口32に取り付け た切屑回収箱で回収し、切屑の重量(A)と回収されずに周辺に飛散した切屑の 重量(B)を夫々電子天秤により計測するものとした。
【0034】 なお、切込深さ75mm、45mmは夫々図6、図7に対応する。 また、回収率は次式によった。
【0035】
【数1】
【0036】
【考案の効果】
本第1の考案は、以上のように構成されるので、切屑発生部の回りをスカート 部で覆い、被削材の切断に伴って発生する切屑が安全カバーと被削材等との間を 通って外部に飛散するのを防止することができる。
【0037】 また、フロントカバー本体の後部にある遮蔽部によりフロントカバー本体と共 にスカート部の上方を筒状に囲むことができるので、スカート部内を上昇した切 屑をロアガードの外壁面と安全カバーの内壁面との間に向けることができる。従 って、切屑がロアガードの内壁面側を通って外部に飛散するのを防止することが できる。
【0038】 本第2の考案によれば、フロントカバー本体の上方に飛び出る切屑を整流板に より安全カバーの内壁面に向けることができる。従って、ロアガードの安全カバ ー内への完全収容時における先端位置と遮蔽部の上部との間から切屑がロアガー ド内に侵入して外部へ飛散するのを好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る丸鋸刃のカバー構造の垂直断面図
である。
【図2】上記丸鋸刃のカバー構造を電気丸鋸の前から見
た部分切欠断面図である。
【図3】上記カバー構造を備える電気丸鋸の側面図であ
る。
【図4】上記カバー構造を備える電気丸鋸の正面図であ
る。
【図5】従来のカバー構造の垂直断面図である。
【符号の説明】
A…被削材 9…定盤 13…丸鋸刃 15…安全カバー 16…ロアガード 17…切屑発生部 18…フロントカバー 20…排出口 21…フロントカバー本体 22…アーム 23…スカート部 24…遮蔽部 25…膨出部 26…整流板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気丸鋸における丸鋸刃の上部を覆う安
    全カバーと、前記丸鋸刃による被削材の切断の進行と共
    に安全カバー内へと回動するロアガードと、前記丸鋸刃
    の前部の切屑発生部を覆う横断面略コ字形のフロントカ
    バーと、前記安全カバーに位置調節可能に連結された定
    盤とを有する丸鋸刃のカバー構造において、前記フロン
    トカバー本体は前記定盤の位置調節の際、前記安全カバ
    ーに対してその上下方向に動く部位に連結されており、
    前記フロントカバー本体の下部には前記定盤又は前記被
    削材に接して前記切屑発生部を覆うスカート部が設けら
    れ、前記フロントカバー本体の後部には前記丸鋸刃を挟
    んで切屑の後方への飛散を防ぐ遮蔽部が設けられている
    ことを特徴とする電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ロアガードの前記安全カバー内への
    完全収容時における先端位置と前記遮蔽部の上部との間
    に介在して切屑を前記安全カバーと前記ロアガードとの
    間に向ける整流板が設けられていることを特徴とする請
    求項1の電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構造。
JP1991053789U 1991-07-09 1991-07-11 電気丸鋸における丸鋸刃のカバー構造 Expired - Lifetime JP2543841Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007320258A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hitachi Koki Co Ltd 携帯用丸のこ
KR101253764B1 (ko) * 2012-10-17 2013-04-12 (주) 금성풍력 송풍기의 벨트용 안전커버 및 그 제조장치
JP2018039095A (ja) * 2016-09-01 2018-03-15 株式会社マキタ 携帯用切断機
JP2018187704A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 マックス株式会社 携帯用切断機

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