JPH0553740U - シャフトのかしめ止め構造 - Google Patents
シャフトのかしめ止め構造Info
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- JPH0553740U JPH0553740U JP10684391U JP10684391U JPH0553740U JP H0553740 U JPH0553740 U JP H0553740U JP 10684391 U JP10684391 U JP 10684391U JP 10684391 U JP10684391 U JP 10684391U JP H0553740 U JPH0553740 U JP H0553740U
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】常に軸方向に垂直なある範囲内で荷重を付与す
るシャフトを支持部材の軸孔内において荷重付与側に偏
心させて固定するシャフトのかしめ止め構造において、
かしめ加工用治具の耐久性を向上する。 【構成】軸孔4の開端面の荷重付与側12には1U取りを
施さないか、又は比較的小さな面取りを施し、荷重を付
与しない側13には比較的大きな面取り6を施し、シャ
フト10の端面11に連続又は不連続な環状のかしめ1
5を形成してシャフト10を軸孔4内において荷重付与
側に偏心させて固定し、荷重付与側12においては軸孔
内周面とシャフト外周面の初期接触域を増大し、荷重を
付与しない側13においては軸孔内周面とシャフト外周
面を離間させる。
るシャフトを支持部材の軸孔内において荷重付与側に偏
心させて固定するシャフトのかしめ止め構造において、
かしめ加工用治具の耐久性を向上する。 【構成】軸孔4の開端面の荷重付与側12には1U取りを
施さないか、又は比較的小さな面取りを施し、荷重を付
与しない側13には比較的大きな面取り6を施し、シャ
フト10の端面11に連続又は不連続な環状のかしめ1
5を形成してシャフト10を軸孔4内において荷重付与
側に偏心させて固定し、荷重付与側12においては軸孔
内周面とシャフト外周面の初期接触域を増大し、荷重を
付与しない側13においては軸孔内周面とシャフト外周
面を離間させる。
Description
【0001】
本考案は支持部材の軸孔に嵌合したシャフトの両端を支持部材開端面の軸孔内 周にかしめ止めする構造に関するものであり、さらに詳しく述べると、常に軸方 向に垂直な荷重をある範囲内で付与するシャフトを、支持部材の軸孔内において 荷重を付与する側に偏心させてシャフトの両端を支持部材にかしめ止めする構造 の改良に係るものである。
【0002】
ローラ付ロッカアームにおいて、ローラを軸支するシャフトの両端面を荷重が 付与される範囲を除いてかしめ止めすることが、実開昭63−133851号に 開示されている。このかしめ止め構造はシャフトを軸孔の軸心に対して荷重を受 ける側に偏心させて固定するから、荷重を受ける側における軸孔内周面とシャフ ト外周面の接触面が増大して面圧を低下させ、その結果、軸孔の異常摩耗を低減 して耐久性を向上することができる。
【0003】
上記かしめ止め構造は、図1に示すように、支持部材2の軸孔4にシャフト1 0を挿入し、片刃のかしめ工具19を使用してそのシャフト端面11の荷重が付 与されない範囲のみにかしめ14を形成する。かしめ15により、端面11の荷 重が付与されない範囲は外半径方向に塑性変形して面取り7の斜面に圧接する。 しかし、かしめ工具19が片刃であるため、治具が偏摩耗し、治具の寿命が従来 よりも短くなり、製造コストが増大するという問題があった。本考案はこの問題 を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、治具の耐久性 を犠牲にすることなく、支持部材の軸孔に挿入したシャフトを所定の方向に偏心 させて支持部材に固定することができるかしめ止め構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するため、本考案の採用する手段は、図2に示すように、シャ フト10の両端を支持部材2の軸孔4に挿入すると共に、その端面11をかしめ て支持部材2に固定するシャフトのかしめ止め構造において、軸孔4の荷重を受 けない範囲13には比較的大きな面取り6を施し、荷重を受ける範囲12には面 取りを施さないか、又は比較的小さな面取りを施し、各端面に連続又は不連続な 環状のかしめ15を形成したことにある。
【0005】
図2に示すように、シャフト10の各端面11をかしめる工具20は端面11 に刃先21全周が同時に当接するから、治具を偏摩耗させるモーメントは作用し ない。 シャフト端面11に環状のかしめ15を形成したとき、荷重を付与する側12 において、軸孔4の開端面内周は面取りされていないか、又は面取りされていて も比較的小さいから、シャフト端面11の外半径方向への塑性変形を妨げる。し たがって、荷重付与側の端面11は内半径方向に主として塑性変形する。荷重を 付与しない側13において、軸孔4の開端面の内周は比較的大きな面取り6を施 されているから、シャフト端面11は容易に外半径方向に塑性変形する。その結 果、シャフト10は軸孔4内において荷重が付与される側12へ偏心し、荷重付 与側の軸孔4内周面とシャフト10外周面は略全長において接触した状態で支持 部材2に固定する。このとき、直径方向反対側に位置する荷重を付与しない範囲 の軸穴4内周面とシャフト10外周面の間にはクリアランスが生ずる。その結果 、荷重付与側の局部的な面圧の増大は未然に防止される。
【0006】
本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。 図3に示すように、内燃機関の動弁機構に用いるローラ付ロッカアーム1は二 股状の支持部2、2を備え、その間にローラ3が回転可能に配置される。ローラ 3にニードルベアリングを内嵌し、そのニードルベアリングにシャフト10を通 す。シャフト10は両端は支持部2、2に穿設した軸孔4、4を貫通する。各端 面11、11にシャフト10と同軸の環状かしめ15を形成してシャフト10を 各軸孔4、4の開端面付近内周にかしめ止めする。ローラ3の外周面はカム5の 外周面と接する。カム5の回転によりローラ3はシャフト10に軸方向に垂直な 方向の荷重を付与し、この荷重は両支持部2、2の軸孔4、4の内周面で受ける 。シャフト10とカム5の軸心を含む断面すなわち図3の断面が最大荷重が付与 される方向の断面である。軸孔4、4の内周面及びシャフト10の外周面の荷重 が付与される範囲は、この断面を中心とする領域、例えば軸心についての中心角 が60度程度の範囲である。各軸孔4、4の開端面内周の荷重を付与する範囲1 2には面取りを施さないが、荷重を付与しない範囲13には面取り6を施す。
【0007】 図4に示すように、面取り6は中心角約300度の範囲であり、面取り量は図 3の断面において最大となり、その両側の面取り量は周方向に順次減少する。矢 印で外半径方向の塑性変形を示すように、端面11の荷重を付与する側12の変 形は極めて小さい。しかし、荷重を付与しない側13は大きく変形して軸孔4の 面取り6を圧接するから、面取り6の斜面によってシャフト10は荷重を付与す る側へ偏心して支持部材2に固定する。その結果、図3に示すように、荷重を付 与する側12のシャフト10の外周面と軸孔4、4の内周面は密着するが、荷重 を付与しない側13のシャフト10外周面と軸孔4、4内周面の間にはクリアラ ンスが生ずる。このように、荷重を付与する側のシャフト10外周面と軸孔4、 4内周面は略全長において接触するから、荷重によって生ずる相互の接触面圧は 比較的小さく、軸孔4、4の局部的な異常摩耗は未然に防止される。
【0008】 図5に示すように、荷重付与範囲から面取りを全く排除する代りに、面取り6 を支持部材2の軸孔4の全周に施し、荷重付与側12の面取りを比較的小さく、 荷重を付与しない側13の面取りを比較的大きくしてもよい。この場合、シャフ トの端面に環状のかしめを形成したとき、端面は荷重付与側へも塑性変形する。 が、その量は荷重を付与しない側に比べると格段に小さい。
【0009】 図6に示すように、図4と同じ面取り6を設けた支持部材2の軸孔4にシャフ ト10を通し、環状刃先21の荷重付与側に当接する部分22を比較的薄肉に、 荷重を付与しない側に当接する部分を比較的厚肉に形成た工具によって、シャフ ト10の端面11にシャフトと同軸の環状かしめ15を形成することも可能であ る。この場合、端面11の荷重を付与しない側は軸孔4の面取り6に沿って塑性 変形するが、荷重付与側の内外半径方向の塑性変形は極めて小さくなる。
【0010】 図7に示すように、図4と同じ面取り6を設けた支持部材2の軸孔4にシャフ ト10を通し、全周にわたり等厚の環状刃先21を備えた工具20によって、シ ャフト10の軸心に対して荷重を付与しない側へ偏心した環状かしめ15を形成 することも可能である。この場合、端面11の荷重を付与しない側は軸孔4の面 取り6に沿って容易に塑性変形するが、荷重付与側は外半径方向には全く変形し ないから、シャフト10外周面と軸孔4内周面の初期接触領域がさらに増大する 。
【0011】 図8及び図9に示すように、環状のかしめは連続無端のものに限定する必要は なく、短円弧が環状に並ぶ不連続なかしめ16でも、又、スポットが環状に並ぶ 不連続なかしめ17でもよい。端面11の荷重を付与しない側13は外半径方向 に塑性変形して面取り6に沿って軸孔4を圧接し、シャフト10を荷重付与側1 2へ偏心させる。図8及び図9のかしめ16、17はシャフト10の軸心に対し て荷重を付与しない側へ偏心しているが、図4に示すように、シャフトと同軸に することも可能である。さらに、図示していないが、図6の工具を短円弧又はス ポットから形成し、その工具によって荷重付与側の半径方向幅が小さく、荷重を 付与する側の半径方向幅が大きい短円弧又はスポットが環状に並ぶ形状のかしめ をシャフト端に同軸に又は荷重を付与しない側へ偏心させて形成することも可能 である。
【0012】 実施例としてローラ付ロッカアームを示したが、本考案はこれに限るものでは なく、軸方向に垂直な一定方向又はある範囲内で荷重を受けるシャフトすべての かしめ止め構造に適用することができる。
【0013】
上記のとおり、本考案のシャフトかしめ止め構造は、軸孔の異常摩耗を未然に 防止するため、荷重を受ける範囲には面取りを施さないか又は比較的小さな面取 りを施すことにより,シャフトを支持部材の軸孔において荷重付与側に偏心させ て固定するが、従来のシャフト端面の荷重を付与しない側のみをかしめ止めした ものとは異なり、シャフト端面を全周にわたりかしめるから、かしめ工具の治具 が偏摩耗して、治具の寿命が短縮するおそれはないという優れた効果を奏する。
【図1】 従来のかしめ加工を示す部分断面図、
【図2】 本考案のかしめ加工を示す部分断面図、
【図3】 本考案の1実施例の構造を有するローラ付
ロッカアームの要部断面図、
ロッカアームの要部断面図、
【図4】 図3のシャフトのかしめを示す端面図、
【図5】 第2実施例の図4に相当する図、
【図6】 第3実施例の図2に相当する図、
【図7】 第4実施例の図2に相当する図、
【図8】 第5実施例の図4に相当する図、
【図9】 第6実施例の図4に相当する図、
2:支持部材、4:軸孔、6:面取り、10:シャフ
ト、11:端面、12:荷重を付与する側(範囲)、1
3:荷重を付与しない側(範囲)、15、16、17:
かしめ、20:工具、21:刃先、
ト、11:端面、12:荷重を付与する側(範囲)、1
3:荷重を付与しない側(範囲)、15、16、17:
かしめ、20:工具、21:刃先、
Claims (1)
- 【請求項1】常に軸方向に垂直なある範囲内で荷重を付
与するシャフト(10)の両端を支持部材(2、2)の
各軸孔(4、4)にそれぞれ挿入し、そのシャフト(1
0)の両端面(11、11)に連続又は不連続な環状の
かしめ(15)を形成して各軸孔(4、4)の開端面に
シャフトをかしめ止めする構造において、各軸孔4、4
の開端面の荷重を付与しない側(13)には比較的大き
な面取り(6、6)を施し、荷重を付与する側(12)
には面取りを施さないか、又は比較的小さな面取りを施
したことを特徴としてなるシャフトのかしめ止め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10684391U JPH0553740U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | シャフトのかしめ止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10684391U JPH0553740U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | シャフトのかしめ止め構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553740U true JPH0553740U (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=14443952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10684391U Pending JPH0553740U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | シャフトのかしめ止め構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0553740U (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP10684391U patent/JPH0553740U/ja active Pending
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