JPH0553839B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0553839B2 JPH0553839B2 JP62119348A JP11934887A JPH0553839B2 JP H0553839 B2 JPH0553839 B2 JP H0553839B2 JP 62119348 A JP62119348 A JP 62119348A JP 11934887 A JP11934887 A JP 11934887A JP H0553839 B2 JPH0553839 B2 JP H0553839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyvinyl acetal
- resin
- mixed
- adhesive
- hydroxyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
- H05K3/386—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は接着剤組成物に関するものである。従
来ポリビルアセタール特にポリビルブチラールは
接着性が良く又物理的強度に優れていることか
ら、安全合せガラスの中間膜として多用されてい
るが、他面多くの有機溶剤に可溶であり、又金属
に対する密着性や接着性に優れていることもあ
り、ウオツシユプライマーなどの金属用塗料や金
属用接着剤にも広く使用されている。そしてポリ
ビニルアセタールを接着剤として使用するに際し
て高温における接着強度が要求される場合には、
一般にフエノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂をポリビニルアセタールに加え合せて有機
溶剤に溶解したものを接着剤として使用してい
た。 しかしながら上記の如きポリビニルアセタール
と熱硬化性樹脂よりなる接着剤においても接着強
度とくに高温時における接着強度が不充分であ
り、該接着強度をさらに向上させることが要求さ
れている。 本発明は上記の如き欠点を解消して高温時にお
ける接着強度がさらにすぐれた接着剤を提供する
ことを目的としてなされたものであり、その要旨
は、重合度2500以下のポリビニルアルコールがブ
チルアルデヒドとアセトアルデヒドによつて混合
アセタール化された混合ポリビニルアセタールで
あつて、全アセタール化度をX(モル%)とし、
縦軸を透過率、横軸を波数とする赤外吸収スペク
トルの水酸基吸収の半値巾をY(cm-1)とすると
き、該水酸基吸収スペクトルのピークの透過率が
約50%となるように膜厚が調整された場合におけ
る上記半値巾Yが(1)式を満足する混合ポリビニル
アセタールと、熱硬化性樹脂とが含有されてなる
ことを特徴とする接着剤組成物に存する。 (1) Y≧−5X+550 本発明においては赤外吸収スペクトルの水酸基
吸収の半値巾を以下の様に定義する。 先ず、第1図の如く縦軸を透過率(%)、横軸
を波数(cm-1)とする混合ポリビニルアセタール
の赤外吸収スペクトルにおいて、特に赤外吸収の
ない波数3900cm-1と2300cm-1における透過率を示
す位置を互に結んでこれを基準線とする。次に横
軸(透過率0%)から波数3900cm-1と2300cm-1の
間にある水酸基の吸収スペクトルのピークPを通
る基準線迄の距離をI0とし、該水酸基の吸収スペ
クトルのピークP迄の距離をI1とすると、半値巾
を与える透過率即ち横軸からの距離IAは、I0とI1
の相乗平均即ちIA=√0×1として求められる。 次に、縦軸からの距離が水酸基のスペクトルの
ピークPと同じ横軸からの距離がIAである点Qを
考える。しかしてQを通り第1図の如く横軸に平
行に引いた線が水酸基のスペクトルに交わつて得
られた線分Yが半値巾(cm-1)である。 又全アセタール化度を以下の如く定義する。即
ち、混合ポリビニルアセタールの一般式を次式で
表すとき、 全アセタール化度X(モル%)は下式で表され
る。 X=2a+2b/2a+2b+c−d×100(モル%) ここにa、b、c、dは適宜の方法により算出
し得るが、次に具体的手順の一例を示す。先ず、
JIS法(JIS K 6728)によりビニルアルコール
部分、ビニルアセテート部分の割合(重量%)を
求め、この合計量を100量%)を算出し、次いで
赤外分光光度計を用いてブチルアセタール部分と
アセトアセタール部分の重量比を求め、a、b、
c、dに対応するこれら重量で表された値をモル
表示に換算してa、b、c、dを算出する。 本発明者等は同一のアセタール化度を有するポ
リビニルアセタールであつても、その赤外吸収ス
ペクトルの水酸基の吸収帯が数妙に異なることを
発見した。 即ち、高温時における接着強度の改善された接
着剤を提供するポリビニルアセタールの半値巾
は、アセタール化度は同一でも従来の接着剤に用
いられたポリビニルアセタールの半値巾に比して
常に大きい。 その理由はいまだ充分には明らかではないが、
水酸基が連鎖的に配列したポリビニルアセタール
は、水酸基が不規側に配列したポリビニルアセタ
ールよりも水素結合による会合が強い傾向にあ
り、剛性が増し、従つて高温時においても接着強
度の大なる接着剤組成物が得られると考えられ、
このポリビニルアセタールの赤外吸収スペクトル
の水酸基吸収帯は、水酸基の配列が不規則なポリ
ビニルアセタールのそれに比較して水素結合によ
る会合が強い部分が存在する為、低エネルギー側
即ち低波数側に膨らんで水酸基吸収の半値巾が大
になるものと考えられる。本発明はかかる知見を
基にして完成された。 前述の(1)式を満足する混合ポリビニルアセター
ルは、例えば沈澱法において、酸触媒存在下のポ
リビニルアルコール水溶液にブチルアルデヒドと
アセトアルデヒドとを添加して比較的低温で沈澱
物を得た後、反応系を昇温して高状態で長時間熟
成した後常法により中和、水洗、乾燥することに
よつて得られる。 尚、アセトアルデヒドにはこれらに変換され得
るバラアセトアルデヒドを含むものとする。又、
アルデヒドの使用量についてはアセタール化反応
によつて得られる混合ポリビニルアセタールの全
アセタール化度が50〜80モル%となる様な範囲で
用いるのが好ましい。 又本発明において混合ポリビニルアセタールの
原料として用いられるポリビニルアルコールの平
均重合度は100〜2500、好ましくは300〜2500であ
り、ケン化度は通常85モル%以上とされる。 上記混合ポリビニルアセタールは熱硬化性樹脂
と混合されて本発明の接着剤組成物となされるの
であるが、該熱硬化性樹脂としてはフエノール樹
脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等が
挙げられ、フエノール樹脂が紙に含漬されてなる
基材と金属を接着する印刷回路用接着剤としては
フエノール樹脂が特に好適に用いられる。 又混合ポリビニルアセタールとの混合割合は混
合ポリビニルアセタール対熱硬化性樹脂の割合を
重量比で1:4〜4:1とくに2:3〜3:2と
するのが好ましい。又は上記混合ポリビニルアセ
タールと熱硬化性樹脂とを混合して組成物となす
には、適宜な有機溶剤に両者を加え合せ溶解して
均一な混合溶液とするのがよく、上記有機溶剤と
しては従来溶剤型接着剤において用いられるアル
コール類、エーテル類、ケトン類、芳香族類等の
溶剤のうちから適宜選択して使用されてよく、
又、これらの溶剤の混合系が使用されてもよい。 本発明接着剤組成物は上述の通りの構成を有す
るものであるので、接着強度とくに高温度に於け
る接着性にすぐれ耐熱性にすぐれたものであり、
例えば金属用接着剤特に印刷回路用接着剤、ブレ
ーキシユー用接着剤等の耐熱性が要求される用途
に用いられてすぐれた性能を発揮し得るものであ
る。次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 樹脂Aの製造 重合度2000、ケン化度98.5モル%のポリビニル
アルコール225gを3000gの水に投入し90℃で2
時間放置してポリビニルアルコールを溶解したの
ち、該溶液を50℃に冷却し、濃度35%の塩酸200
gを投入し、30℃迄冷却する。次いでパラアセト
アルデヒド(純分99%)58gを投入して30〜25℃
の温度に3時間保つたのち15℃まで冷却した。次
いで該15℃の反応系にn−ブチルアルデヒド78g
を投入すると白色微粉状の樹脂が析出沈澱した。
この反応系を昇温して60℃の熟成温度で5時間保
つた後降温し中和、水洗後乾燥した。 このようにして得られた混合ポリビニルアセタ
ール樹脂Aの1gをトルエン10c.c.、エタノール10
c.c.の混合溶剤に溶解し、鏡面上に流延したのち、
真空乾燥機にて60℃、3時間乾燥して混合ポリビ
ニルアセタールフイルムを得た。このフイルムの
赤外吸収スペクトルを日立製作所製EPI−G3回折
格子赤外分光光度計により測定し本発明における
半値巾の定義に従い第1図に基いて水酸基の半値
巾を求めた。 半値巾Yは236cm-1であり、全アセタール化度
は67.3モル%、即ち−5X+550の値は214である
ので上述の(1)式を満足していた。これらの関係を
第1表に示した。 接着剤の調整 上記樹脂Aとフエノール樹脂(商品名プライオ
ーフエン5010、大日本インキ社製)とを第1表に
示される通りの配合組成比にてエタノール/トル
エンの1:1混合溶媒に溶解し、樹脂分15重量%
の溶液となして接着剤を用意した。 上記接着剤を用いて、接着面をサンドペーパー
で磨いたのちトリクレンで洗浄した肉厚2mm、巾
25mm、長さ110mmの2枚の鉄板を接着面が25mm×
20mmになる様にはり合せ、温度180℃で20Kg/cm2
の圧力下に30分間放置して、接着強度測定用試験
片を用意した。 上記試料片を10mm/分の引張速度、150℃の温
度条件下で引張り試験機にかけて接着強度を測定
した結果は第1表に示される通りであつた。 実施例 2 実施例1で得られた樹脂Aとフエノール樹脂と
の配合組成比を第1表に示される如くする以外は
実施例1と同様にして接着剤を得、同様の条件で
測定した接着強度を第1表に示した。 実施例 3 熟成温度を80℃とした以外は実施例1と同様に
して樹脂Bを得、更に接着剤を得た。樹脂Bの赤
外吸収スペクトルにおける水酸基の半値巾等及び
接着剤の接着強度等を第1表に示した。 比較例 1、2 塩酸触媒を含む実施例1で用いたのと同じポリ
ビニルアルコール水溶液にパラアセトアルデヒド
とn−ブチルアルデヒドとを加え、実施例1と同
様にして沈澱を得た後、反応系を30〜40℃にて約
5時間保ち、その後は常法に従い中和、水洗、乾
燥を行つてポリビニルアセタール樹脂Eを得た。
この樹脂Eを用い実施例1と同様の配合組成比の
接着剤(比較例1)と、ポリビニルアセタール40
重量部とフエノール60重量部とを含有する接着剤
(比較例2)とを調整した。各特性値を第1表に
示した。 比較例 3 実施例1で用いたポリビニルアセタール342g
を水2950gに溶解した温度10℃の水溶液中にドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.675g及び
密度1.18の塩酸26.4gを加え混合した。この混合
物を温度10℃に保持して、ブチルアルデヒド170
gを加えたところ、僅かに温度上昇が認められ白
色微粉状の樹脂が析出沈澱した。次いでこの反応
系を13℃において60分間保存したのち150分間を
要して徐々に70℃に昇温せしめ、70℃において30
分間保持したのち水酸化ナトリウム13gを加えて
中和しPHを9〜11にした。反応系が60℃以上に保
持されたのは約57分であつた。その後更に70℃に
おいて120分間保持したのち、水洗・乾燥して樹
脂Fを得た。 この様にして得られた樹脂Fの赤外吸収スペク
トルにおける水酸基吸収の半値巾は220cm-1であ
つた。樹脂Fを用いる以外は実施例1と同様にし
て接着剤を調整した。各特性値は第1表に示す通
りであつた。 【表】
来ポリビルアセタール特にポリビルブチラールは
接着性が良く又物理的強度に優れていることか
ら、安全合せガラスの中間膜として多用されてい
るが、他面多くの有機溶剤に可溶であり、又金属
に対する密着性や接着性に優れていることもあ
り、ウオツシユプライマーなどの金属用塗料や金
属用接着剤にも広く使用されている。そしてポリ
ビニルアセタールを接着剤として使用するに際し
て高温における接着強度が要求される場合には、
一般にフエノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂をポリビニルアセタールに加え合せて有機
溶剤に溶解したものを接着剤として使用してい
た。 しかしながら上記の如きポリビニルアセタール
と熱硬化性樹脂よりなる接着剤においても接着強
度とくに高温時における接着強度が不充分であ
り、該接着強度をさらに向上させることが要求さ
れている。 本発明は上記の如き欠点を解消して高温時にお
ける接着強度がさらにすぐれた接着剤を提供する
ことを目的としてなされたものであり、その要旨
は、重合度2500以下のポリビニルアルコールがブ
チルアルデヒドとアセトアルデヒドによつて混合
アセタール化された混合ポリビニルアセタールで
あつて、全アセタール化度をX(モル%)とし、
縦軸を透過率、横軸を波数とする赤外吸収スペク
トルの水酸基吸収の半値巾をY(cm-1)とすると
き、該水酸基吸収スペクトルのピークの透過率が
約50%となるように膜厚が調整された場合におけ
る上記半値巾Yが(1)式を満足する混合ポリビニル
アセタールと、熱硬化性樹脂とが含有されてなる
ことを特徴とする接着剤組成物に存する。 (1) Y≧−5X+550 本発明においては赤外吸収スペクトルの水酸基
吸収の半値巾を以下の様に定義する。 先ず、第1図の如く縦軸を透過率(%)、横軸
を波数(cm-1)とする混合ポリビニルアセタール
の赤外吸収スペクトルにおいて、特に赤外吸収の
ない波数3900cm-1と2300cm-1における透過率を示
す位置を互に結んでこれを基準線とする。次に横
軸(透過率0%)から波数3900cm-1と2300cm-1の
間にある水酸基の吸収スペクトルのピークPを通
る基準線迄の距離をI0とし、該水酸基の吸収スペ
クトルのピークP迄の距離をI1とすると、半値巾
を与える透過率即ち横軸からの距離IAは、I0とI1
の相乗平均即ちIA=√0×1として求められる。 次に、縦軸からの距離が水酸基のスペクトルの
ピークPと同じ横軸からの距離がIAである点Qを
考える。しかしてQを通り第1図の如く横軸に平
行に引いた線が水酸基のスペクトルに交わつて得
られた線分Yが半値巾(cm-1)である。 又全アセタール化度を以下の如く定義する。即
ち、混合ポリビニルアセタールの一般式を次式で
表すとき、 全アセタール化度X(モル%)は下式で表され
る。 X=2a+2b/2a+2b+c−d×100(モル%) ここにa、b、c、dは適宜の方法により算出
し得るが、次に具体的手順の一例を示す。先ず、
JIS法(JIS K 6728)によりビニルアルコール
部分、ビニルアセテート部分の割合(重量%)を
求め、この合計量を100量%)を算出し、次いで
赤外分光光度計を用いてブチルアセタール部分と
アセトアセタール部分の重量比を求め、a、b、
c、dに対応するこれら重量で表された値をモル
表示に換算してa、b、c、dを算出する。 本発明者等は同一のアセタール化度を有するポ
リビニルアセタールであつても、その赤外吸収ス
ペクトルの水酸基の吸収帯が数妙に異なることを
発見した。 即ち、高温時における接着強度の改善された接
着剤を提供するポリビニルアセタールの半値巾
は、アセタール化度は同一でも従来の接着剤に用
いられたポリビニルアセタールの半値巾に比して
常に大きい。 その理由はいまだ充分には明らかではないが、
水酸基が連鎖的に配列したポリビニルアセタール
は、水酸基が不規側に配列したポリビニルアセタ
ールよりも水素結合による会合が強い傾向にあ
り、剛性が増し、従つて高温時においても接着強
度の大なる接着剤組成物が得られると考えられ、
このポリビニルアセタールの赤外吸収スペクトル
の水酸基吸収帯は、水酸基の配列が不規則なポリ
ビニルアセタールのそれに比較して水素結合によ
る会合が強い部分が存在する為、低エネルギー側
即ち低波数側に膨らんで水酸基吸収の半値巾が大
になるものと考えられる。本発明はかかる知見を
基にして完成された。 前述の(1)式を満足する混合ポリビニルアセター
ルは、例えば沈澱法において、酸触媒存在下のポ
リビニルアルコール水溶液にブチルアルデヒドと
アセトアルデヒドとを添加して比較的低温で沈澱
物を得た後、反応系を昇温して高状態で長時間熟
成した後常法により中和、水洗、乾燥することに
よつて得られる。 尚、アセトアルデヒドにはこれらに変換され得
るバラアセトアルデヒドを含むものとする。又、
アルデヒドの使用量についてはアセタール化反応
によつて得られる混合ポリビニルアセタールの全
アセタール化度が50〜80モル%となる様な範囲で
用いるのが好ましい。 又本発明において混合ポリビニルアセタールの
原料として用いられるポリビニルアルコールの平
均重合度は100〜2500、好ましくは300〜2500であ
り、ケン化度は通常85モル%以上とされる。 上記混合ポリビニルアセタールは熱硬化性樹脂
と混合されて本発明の接着剤組成物となされるの
であるが、該熱硬化性樹脂としてはフエノール樹
脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等が
挙げられ、フエノール樹脂が紙に含漬されてなる
基材と金属を接着する印刷回路用接着剤としては
フエノール樹脂が特に好適に用いられる。 又混合ポリビニルアセタールとの混合割合は混
合ポリビニルアセタール対熱硬化性樹脂の割合を
重量比で1:4〜4:1とくに2:3〜3:2と
するのが好ましい。又は上記混合ポリビニルアセ
タールと熱硬化性樹脂とを混合して組成物となす
には、適宜な有機溶剤に両者を加え合せ溶解して
均一な混合溶液とするのがよく、上記有機溶剤と
しては従来溶剤型接着剤において用いられるアル
コール類、エーテル類、ケトン類、芳香族類等の
溶剤のうちから適宜選択して使用されてよく、
又、これらの溶剤の混合系が使用されてもよい。 本発明接着剤組成物は上述の通りの構成を有す
るものであるので、接着強度とくに高温度に於け
る接着性にすぐれ耐熱性にすぐれたものであり、
例えば金属用接着剤特に印刷回路用接着剤、ブレ
ーキシユー用接着剤等の耐熱性が要求される用途
に用いられてすぐれた性能を発揮し得るものであ
る。次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 樹脂Aの製造 重合度2000、ケン化度98.5モル%のポリビニル
アルコール225gを3000gの水に投入し90℃で2
時間放置してポリビニルアルコールを溶解したの
ち、該溶液を50℃に冷却し、濃度35%の塩酸200
gを投入し、30℃迄冷却する。次いでパラアセト
アルデヒド(純分99%)58gを投入して30〜25℃
の温度に3時間保つたのち15℃まで冷却した。次
いで該15℃の反応系にn−ブチルアルデヒド78g
を投入すると白色微粉状の樹脂が析出沈澱した。
この反応系を昇温して60℃の熟成温度で5時間保
つた後降温し中和、水洗後乾燥した。 このようにして得られた混合ポリビニルアセタ
ール樹脂Aの1gをトルエン10c.c.、エタノール10
c.c.の混合溶剤に溶解し、鏡面上に流延したのち、
真空乾燥機にて60℃、3時間乾燥して混合ポリビ
ニルアセタールフイルムを得た。このフイルムの
赤外吸収スペクトルを日立製作所製EPI−G3回折
格子赤外分光光度計により測定し本発明における
半値巾の定義に従い第1図に基いて水酸基の半値
巾を求めた。 半値巾Yは236cm-1であり、全アセタール化度
は67.3モル%、即ち−5X+550の値は214である
ので上述の(1)式を満足していた。これらの関係を
第1表に示した。 接着剤の調整 上記樹脂Aとフエノール樹脂(商品名プライオ
ーフエン5010、大日本インキ社製)とを第1表に
示される通りの配合組成比にてエタノール/トル
エンの1:1混合溶媒に溶解し、樹脂分15重量%
の溶液となして接着剤を用意した。 上記接着剤を用いて、接着面をサンドペーパー
で磨いたのちトリクレンで洗浄した肉厚2mm、巾
25mm、長さ110mmの2枚の鉄板を接着面が25mm×
20mmになる様にはり合せ、温度180℃で20Kg/cm2
の圧力下に30分間放置して、接着強度測定用試験
片を用意した。 上記試料片を10mm/分の引張速度、150℃の温
度条件下で引張り試験機にかけて接着強度を測定
した結果は第1表に示される通りであつた。 実施例 2 実施例1で得られた樹脂Aとフエノール樹脂と
の配合組成比を第1表に示される如くする以外は
実施例1と同様にして接着剤を得、同様の条件で
測定した接着強度を第1表に示した。 実施例 3 熟成温度を80℃とした以外は実施例1と同様に
して樹脂Bを得、更に接着剤を得た。樹脂Bの赤
外吸収スペクトルにおける水酸基の半値巾等及び
接着剤の接着強度等を第1表に示した。 比較例 1、2 塩酸触媒を含む実施例1で用いたのと同じポリ
ビニルアルコール水溶液にパラアセトアルデヒド
とn−ブチルアルデヒドとを加え、実施例1と同
様にして沈澱を得た後、反応系を30〜40℃にて約
5時間保ち、その後は常法に従い中和、水洗、乾
燥を行つてポリビニルアセタール樹脂Eを得た。
この樹脂Eを用い実施例1と同様の配合組成比の
接着剤(比較例1)と、ポリビニルアセタール40
重量部とフエノール60重量部とを含有する接着剤
(比較例2)とを調整した。各特性値を第1表に
示した。 比較例 3 実施例1で用いたポリビニルアセタール342g
を水2950gに溶解した温度10℃の水溶液中にドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.675g及び
密度1.18の塩酸26.4gを加え混合した。この混合
物を温度10℃に保持して、ブチルアルデヒド170
gを加えたところ、僅かに温度上昇が認められ白
色微粉状の樹脂が析出沈澱した。次いでこの反応
系を13℃において60分間保存したのち150分間を
要して徐々に70℃に昇温せしめ、70℃において30
分間保持したのち水酸化ナトリウム13gを加えて
中和しPHを9〜11にした。反応系が60℃以上に保
持されたのは約57分であつた。その後更に70℃に
おいて120分間保持したのち、水洗・乾燥して樹
脂Fを得た。 この様にして得られた樹脂Fの赤外吸収スペク
トルにおける水酸基吸収の半値巾は220cm-1であ
つた。樹脂Fを用いる以外は実施例1と同様にし
て接着剤を調整した。各特性値は第1表に示す通
りであつた。 【表】
第1図は本発明組成物に用いられた混合ポリビ
ニルアセタールの赤外吸収スペクトルの一例を示
すチヤート図である。 P…水酸基の吸収スペクトルのピーク。
ニルアセタールの赤外吸収スペクトルの一例を示
すチヤート図である。 P…水酸基の吸収スペクトルのピーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重合度2500以下のポリビニルアルコールがブ
チルアルデヒドとアセトアルデヒドによつて混合
アセタール化された混合ポリビニルアセタールで
あつて、全アセタール化度をX(モル%)とし、
縦軸を透過率、横軸を波数とする赤外吸収スペク
トルの水酸基吸収の半値巾をY(cm-1)とすると
き、該水酸基吸収スペクトルのピークの透過率が
約50%となるように膜厚が調整された場合におけ
る上記半値巾Yが(1)式を満足する混合ポリビニル
アセタールと、熱硬化性樹脂とが含有されてなる
ことを特徴とする接着剤組成物。 (1) Y≧−5X+550 2 熱硬化性樹脂がフエノール樹脂である特許請
求の範囲第1項記載の接着剤組成物。 3 混合ポリビニルアセタール対熱硬化性樹脂の
使用重量比が1:4〜4:1である特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119348A JPS6322882A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119348A JPS6322882A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 接着剤組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9945081A Division JPS581766A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6322882A JPS6322882A (ja) | 1988-01-30 |
| JPH0553839B2 true JPH0553839B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=14759265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62119348A Granted JPS6322882A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6322882A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07319354A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Bando Chem Ind Ltd | 電子写真装置用クリーニングブレード及びその製造方法 |
| JP2004124102A (ja) * | 2003-12-08 | 2004-04-22 | Omura Toryo Kk | 易分解性高分子樹脂および易分解性樹脂組成物の処理方法 |
| JP7372847B2 (ja) * | 2019-02-19 | 2023-11-01 | 積水化学工業株式会社 | エポキシ接着剤組成物 |
| JP6836001B1 (ja) | 2019-09-27 | 2021-02-24 | 積水化学工業株式会社 | ポリビニルアセタール樹脂 |
| JP2021155725A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 積水化学工業株式会社 | ポリビニルアセタール樹脂 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527342A (en) * | 1978-08-16 | 1980-02-27 | Sekisui Chem Co Ltd | Adhesive composition |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP62119348A patent/JPS6322882A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6322882A (ja) | 1988-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5199791B2 (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
| US7312275B2 (en) | Cross-linked polyvinyl acetals | |
| CN106232636B (zh) | 陶瓷成形用或导电糊剂用的粘结剂、及它们的用途 | |
| TW201219419A (en) | Polyvinyl acetal resin, slurry composition prepared therefrom, ceramic green sheet, and multilayer ceramic capacitor | |
| JP5588091B2 (ja) | ポリビニルアセタール樹脂及びその製造方法 | |
| JP3315128B2 (ja) | 低溶液粘度を有する変性ポリビニルアセタール | |
| JP4057071B2 (ja) | ポリビニルアセタールの製造方法、ポリビニルアセタール、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス | |
| US2332897A (en) | Synthetic composition comprising hydrolyzed, acetalized, and/or ketalized copolymers of vinyl esters and unsaturated ketones containing at least one ch=c grouping | |
| JPH0553839B2 (ja) | ||
| JPS6126950B2 (ja) | ||
| JP2012107201A (ja) | 変性ポリビニルアセタール樹脂及び変性ポリビニルアセタール樹脂組成物 | |
| JP2536833B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
| CN106220759B (zh) | 一种胶片用聚乙烯醇缩丁醛树脂及其合成方法 | |
| JP2001288215A (ja) | ポリビニルアセタール樹脂の製造方法 | |
| JP3670943B2 (ja) | インク用又は塗料用ポリビニルアセタール樹脂及びそれを用いたインク又は塗料用組成物 | |
| JPH09110930A (ja) | ポリビニルアセタール樹脂の製造方法 | |
| JP3718364B2 (ja) | ポリビニルアセタール樹脂の製造方法及びポリビニルアセタール樹脂 | |
| JPS6150499B2 (ja) | ||
| JP2659298B2 (ja) | 接着剤用ポリビニルアセタール樹脂及び該ポリビニルアセタール樹脂を用いた接着剤組成物 | |
| JP4567833B2 (ja) | 変性ポリビニルアセタール樹脂及びインク組成物 | |
| CN115073633A (zh) | 一种聚乙烯醇缩醛树脂及其制备方法 | |
| JPS608043B2 (ja) | ポリビニルアセタ−ルの製造方法 | |
| CN116057080B (zh) | 聚乙烯醇缩醛树脂 | |
| JP2003137931A (ja) | ポリビニルアセタール樹脂の製造方法 | |
| US2378199A (en) | Synthetic resinous compositions comprising intercondensation products of vinyl esters, guanazoles, aldehydes, and/or ketones |