JPH0554423B2 - - Google Patents
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- JPH0554423B2 JPH0554423B2 JP61188545A JP18854586A JPH0554423B2 JP H0554423 B2 JPH0554423 B2 JP H0554423B2 JP 61188545 A JP61188545 A JP 61188545A JP 18854586 A JP18854586 A JP 18854586A JP H0554423 B2 JPH0554423 B2 JP H0554423B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amorphous alloy
- adhesive
- ribbon
- heat
- alloy ribbon
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- Laminated Bodies (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
この発明は、電力用変圧器やモーターなどの鉄
心として使用するのに適合した積層非晶質合金薄
帯およびそれを製造する方法に関するものであ
る。 <従来の技術> Fe−B−Si系、Co−Fe−Si系などの溶融合金
を単ロール法や双ロール法により、105〜106℃/
秒程度の冷却速度で急速凝固させると、無秩序な
原子配列を有する板厚20〜50μm程度の非晶質合
金薄帯(以下リボンと称す。)が得られる。この
ような非晶質合金薄帯は軟磁性に優れ、殊にFe
−B−Si系では比較的高い飽和磁束密度と極めて
低い鉄損を有することから、トランスやモーター
の鉄心材料として現在使用されている珪素鋼板の
有力な代替材料として注目されている。 このような非晶質合金薄帯は、通常単板のまま
で、巻コアや積みコアを作り、変圧器を組み上げ
るが、一般的に云えば、リボン厚は従来使用して
きた珪素鋼板などに比較して薄いため、積層加工
に要する工数の多くなる欠点があつた。 この欠点を除くのに、リボン厚を厚くする等の
工夫も行われているが、鉄損の劣化することが報
告されている。複数枚のリボンを貼り合わせるこ
とができれば積層工数の削減の他、渦流損が特に
増大しないので、鉄損の面でも有利になる利点が
ある。 近年この目的のために、リボンを接着すること
が試みられはじめ、例えば特開昭56−36336号や
特開昭58−175654号に提案されているように、リ
ボンに接着剤を均一に塗布した後、貼り合わせ、
乾燥して、固化接着させた後、せん断して積層し
たり、あるいは巻廻してコアを製作するのが一般
的である。 <発明が解決しようとする問題点> 従来の方法により、高耐熱性接着剤をリボン表
面に均一に塗布して、積層リボンを作成した場合
には、巻廻の如き成形を行うときに、接着層によ
る拘束のために不均一な応力がリボンに加わつて
磁気特性を劣化させる不利があるばかりでなく、
高耐熱性接着剤の種類あるいは焼鈍条件によつて
は、巻廻成形等の変形を加えない場合でも、鉄損
の劣化することが見出された。 従つて、この発明は、リボンに及ぼす不均一応
力の懸念のない、すなわち接着による鉄損劣化の
ない積層非晶質合金薄帯及び積層接着の有利な方
法を与えることを目的とする。 <問題点を解決するための手段> 発明者は、接着による特性劣化のない非晶質合
金薄帯積層板およびその有利な製造方法につい
て、鋭意研究を重ねた結果、接着剤を点状に介在
させる塗布方法によつて特性劣化の少ない非晶質
合金薄帯積層板がえられるとの知見をえ、この知
見にもとづいてこの発見をなすに至つた。 この発明はつぎのとおりである。すなわち、 耐熱性高分子化合物(ボロシロキサン樹脂を
除く。)を主成分とする耐熱性接着剤を複数枚
の非晶質合金薄帯間に点状に介在させ、その耐
熱性接着剤の塗布面積率を1〜10%、かつ層間
の平均塗布量を0.5〜3g/m2として、相互に
接着したことを特徴とする非晶質合金薄帯積層
板。 複数枚の非晶質合金薄帯を接着して積層板を
製造するに際し、1枚またはそれより多数の非
晶質合金薄帯の表面に耐熱性高分子化合物(ボ
ロシロキサン樹脂を除く。)を主成分とする接
着剤を点状に塗布し、しかも該接着剤の塗布面
積率を1〜10%、かつ層間の平均塗布量を0.5
〜3g/m2とした後、他の非晶質合金薄帯を重
ね合わせ、次いで加圧することにより、相互に
接着させることを特徴とする非晶質合金薄帯積
層板の製造方法。 複数の金属箔を積層接着させる場合、一般的に
は接着剤を金属表面全体に極力均一に塗布した
後、重ね合わせ、加圧プレスや圧着ロールで軽く
加圧して接着させることが行われている。 接着によつてリボンに不均一な応力が発生する
場合、その原因は接着剤層と金属リボンとの熱膨
張係数の違い、あるいは接着剤層の厚みの不均一
等が考えられる。したがつて鉄損劣化の原因とな
るリボンでの不均一応力の発生を抑えるには、前
記の違いを解消するものも一方法である。しかし
本発明の目的とする非晶質合金薄帯と高耐熱性樹
脂の組み合わせの場合、高分子化合物の熱膨張係
数の方が格段に大きく、熱膨張係数を同一にする
自由度はない。 本発明は従来技術における以上のような問題点
を解消すべく、接着部を点状とし、接合点の周囲
に無接合の部分を隣接させることで、接合部で発
生した不均一な応力を緩和させることを指向した
ものである。 さらに非晶質磁性合金薄帯の磁気特性を十分に
発揮させるには、300ないし350℃での磁場中焼鈍
が必須とされているので、使用する接着剤は耐熱
性のものでなければならない。 なお、本発明者は先に、非晶質合金薄帯積層板
とその製造方法として300〜450℃の高温の磁場中
焼鈍に耐えうるボロシロキサン樹脂を主成分とす
る接着剤を使用する場合について特許出願をして
いるが、本発明は、先願発明でのボロシロキサン
樹脂ほどは耐熱性を要求されない、比較的よく適
用される300〜350℃の焼鈍温度条件での、先願発
明でのボロシロキサン樹脂を除いた耐熱性高分子
化合物を主成分とする接着剤を使用しての積層板
とその効果的な製造方法とを提供するものであ
る。 面積率1〜10%、また平均塗布量を0.5〜3
g/m2となるように点状に塗布した後、予備乾燥
して、他の非晶質合金薄帯を重ねわせ、圧着する
ことにより、相互に接着させる。さらにこのリボ
ン表面に再度接着剤を点状に塗布し、以降の工程
を繰り返すことによつて、積層非晶質合金薄帯を
製造する。 ここで、接着剤の点状塗布を複数のリボンに対
して同時に行い、加圧接着を一回で済ませること
も可能である。 また点状接着における接着剤の好適な塗布形態
例は、第1図a〜dに示したとおりである。 実験データに基づいて、本発明を説明する。 板厚28μm、板巾5cmのFe78B10Si12組成の非晶
質合金薄帯の片面にポリエステルイミド樹脂を点
状に分散して塗布し、面積率を約5%、平均塗布
量を0.05−3g/m2とした。風乾後、他のリボン
を重ね合わせ、さらに接着剤を一層目とほぼ同量
塗布して、3枚目のリボンを重ね、圧着ロール間
で圧下して貼り合わせた。次いで250℃で5分間
加熱し接着した。以上の工程で作製した積層リボ
ンを200A/mの磁場下で350℃2時間の焼鈍を行
ない、そのまま冷却した。 平均塗布量の違いによる鉄損の変化を第2図に
示す。図から明らかなように、接着剤0.5〜3
g/m2の塗布により鉄損の改善されることが判
る。層間の平均塗布量を0.5〜3g/m2に限定す
るのは、0.5g/m2未満で充分な接着強度を確保
できないためであり、3g/m2超になると非磁性
物質の存在による占積率の低下に伴う磁気特性の
劣化を無視できなくなるためである。 つぎに本発明の要旨とする点状塗布の有利性に
関して代表的な実験データを示す。前述と同様な
実験を行い、接着剤の塗布面積率を変えた結果に
ついて第1表に示した。
心として使用するのに適合した積層非晶質合金薄
帯およびそれを製造する方法に関するものであ
る。 <従来の技術> Fe−B−Si系、Co−Fe−Si系などの溶融合金
を単ロール法や双ロール法により、105〜106℃/
秒程度の冷却速度で急速凝固させると、無秩序な
原子配列を有する板厚20〜50μm程度の非晶質合
金薄帯(以下リボンと称す。)が得られる。この
ような非晶質合金薄帯は軟磁性に優れ、殊にFe
−B−Si系では比較的高い飽和磁束密度と極めて
低い鉄損を有することから、トランスやモーター
の鉄心材料として現在使用されている珪素鋼板の
有力な代替材料として注目されている。 このような非晶質合金薄帯は、通常単板のまま
で、巻コアや積みコアを作り、変圧器を組み上げ
るが、一般的に云えば、リボン厚は従来使用して
きた珪素鋼板などに比較して薄いため、積層加工
に要する工数の多くなる欠点があつた。 この欠点を除くのに、リボン厚を厚くする等の
工夫も行われているが、鉄損の劣化することが報
告されている。複数枚のリボンを貼り合わせるこ
とができれば積層工数の削減の他、渦流損が特に
増大しないので、鉄損の面でも有利になる利点が
ある。 近年この目的のために、リボンを接着すること
が試みられはじめ、例えば特開昭56−36336号や
特開昭58−175654号に提案されているように、リ
ボンに接着剤を均一に塗布した後、貼り合わせ、
乾燥して、固化接着させた後、せん断して積層し
たり、あるいは巻廻してコアを製作するのが一般
的である。 <発明が解決しようとする問題点> 従来の方法により、高耐熱性接着剤をリボン表
面に均一に塗布して、積層リボンを作成した場合
には、巻廻の如き成形を行うときに、接着層によ
る拘束のために不均一な応力がリボンに加わつて
磁気特性を劣化させる不利があるばかりでなく、
高耐熱性接着剤の種類あるいは焼鈍条件によつて
は、巻廻成形等の変形を加えない場合でも、鉄損
の劣化することが見出された。 従つて、この発明は、リボンに及ぼす不均一応
力の懸念のない、すなわち接着による鉄損劣化の
ない積層非晶質合金薄帯及び積層接着の有利な方
法を与えることを目的とする。 <問題点を解決するための手段> 発明者は、接着による特性劣化のない非晶質合
金薄帯積層板およびその有利な製造方法につい
て、鋭意研究を重ねた結果、接着剤を点状に介在
させる塗布方法によつて特性劣化の少ない非晶質
合金薄帯積層板がえられるとの知見をえ、この知
見にもとづいてこの発見をなすに至つた。 この発明はつぎのとおりである。すなわち、 耐熱性高分子化合物(ボロシロキサン樹脂を
除く。)を主成分とする耐熱性接着剤を複数枚
の非晶質合金薄帯間に点状に介在させ、その耐
熱性接着剤の塗布面積率を1〜10%、かつ層間
の平均塗布量を0.5〜3g/m2として、相互に
接着したことを特徴とする非晶質合金薄帯積層
板。 複数枚の非晶質合金薄帯を接着して積層板を
製造するに際し、1枚またはそれより多数の非
晶質合金薄帯の表面に耐熱性高分子化合物(ボ
ロシロキサン樹脂を除く。)を主成分とする接
着剤を点状に塗布し、しかも該接着剤の塗布面
積率を1〜10%、かつ層間の平均塗布量を0.5
〜3g/m2とした後、他の非晶質合金薄帯を重
ね合わせ、次いで加圧することにより、相互に
接着させることを特徴とする非晶質合金薄帯積
層板の製造方法。 複数の金属箔を積層接着させる場合、一般的に
は接着剤を金属表面全体に極力均一に塗布した
後、重ね合わせ、加圧プレスや圧着ロールで軽く
加圧して接着させることが行われている。 接着によつてリボンに不均一な応力が発生する
場合、その原因は接着剤層と金属リボンとの熱膨
張係数の違い、あるいは接着剤層の厚みの不均一
等が考えられる。したがつて鉄損劣化の原因とな
るリボンでの不均一応力の発生を抑えるには、前
記の違いを解消するものも一方法である。しかし
本発明の目的とする非晶質合金薄帯と高耐熱性樹
脂の組み合わせの場合、高分子化合物の熱膨張係
数の方が格段に大きく、熱膨張係数を同一にする
自由度はない。 本発明は従来技術における以上のような問題点
を解消すべく、接着部を点状とし、接合点の周囲
に無接合の部分を隣接させることで、接合部で発
生した不均一な応力を緩和させることを指向した
ものである。 さらに非晶質磁性合金薄帯の磁気特性を十分に
発揮させるには、300ないし350℃での磁場中焼鈍
が必須とされているので、使用する接着剤は耐熱
性のものでなければならない。 なお、本発明者は先に、非晶質合金薄帯積層板
とその製造方法として300〜450℃の高温の磁場中
焼鈍に耐えうるボロシロキサン樹脂を主成分とす
る接着剤を使用する場合について特許出願をして
いるが、本発明は、先願発明でのボロシロキサン
樹脂ほどは耐熱性を要求されない、比較的よく適
用される300〜350℃の焼鈍温度条件での、先願発
明でのボロシロキサン樹脂を除いた耐熱性高分子
化合物を主成分とする接着剤を使用しての積層板
とその効果的な製造方法とを提供するものであ
る。 面積率1〜10%、また平均塗布量を0.5〜3
g/m2となるように点状に塗布した後、予備乾燥
して、他の非晶質合金薄帯を重ねわせ、圧着する
ことにより、相互に接着させる。さらにこのリボ
ン表面に再度接着剤を点状に塗布し、以降の工程
を繰り返すことによつて、積層非晶質合金薄帯を
製造する。 ここで、接着剤の点状塗布を複数のリボンに対
して同時に行い、加圧接着を一回で済ませること
も可能である。 また点状接着における接着剤の好適な塗布形態
例は、第1図a〜dに示したとおりである。 実験データに基づいて、本発明を説明する。 板厚28μm、板巾5cmのFe78B10Si12組成の非晶
質合金薄帯の片面にポリエステルイミド樹脂を点
状に分散して塗布し、面積率を約5%、平均塗布
量を0.05−3g/m2とした。風乾後、他のリボン
を重ね合わせ、さらに接着剤を一層目とほぼ同量
塗布して、3枚目のリボンを重ね、圧着ロール間
で圧下して貼り合わせた。次いで250℃で5分間
加熱し接着した。以上の工程で作製した積層リボ
ンを200A/mの磁場下で350℃2時間の焼鈍を行
ない、そのまま冷却した。 平均塗布量の違いによる鉄損の変化を第2図に
示す。図から明らかなように、接着剤0.5〜3
g/m2の塗布により鉄損の改善されることが判
る。層間の平均塗布量を0.5〜3g/m2に限定す
るのは、0.5g/m2未満で充分な接着強度を確保
できないためであり、3g/m2超になると非磁性
物質の存在による占積率の低下に伴う磁気特性の
劣化を無視できなくなるためである。 つぎに本発明の要旨とする点状塗布の有利性に
関して代表的な実験データを示す。前述と同様な
実験を行い、接着剤の塗布面積率を変えた結果に
ついて第1表に示した。
【表】
ここでは磁場焼鈍条件を350℃、2時間とした。
第1表に示すように、塗布面積率1〜10%ほど
で、鉄損は改善されるが、面積率の増大ととも
に、鉄損も増加し、全面接着(面積率100%)に
なると、鉄損は無接合のものに比較してかえつて
劣化することが判る。本発明において接着剤の塗
布面積率を1〜10%に限定するのは、1%未満で
は充分な接着強度を確保できないからであり、一
方10%超になると接着部分で発生した不均一な応
力を緩和することが不充分になり、鉄損が劣化す
るためである。 本発明に好適に使用できる接着剤は、ポリアミ
ドイミド、ポリエステルイミド、ポリイミド、フ
エノキシ、フエニルメチルシリコーン樹脂等の耐
熱性高分子化合物の1種または2種以上の混合物
を主成分とするものである。 本発明に提案する点状塗布によつて、全面塗布
に比較して使用する接着剤の量は激減するから、
これに伴うコスト低減も無視することはできな
い。 <実施例> 実施例 1 巾5cm、板厚25μmのFe78B10Si12非晶質磁性合
金薄帯に、面積率5%、層間の平均塗布量が0.8
g/m2となるようにポリイミド樹脂系接着剤を点
状に塗布し、100℃で1分間風乾させた後、5枚
をロールにて圧着した。次いで250℃で3分間連
続加熱を行い、積層非晶質合金薄帯を作成した。
この積層リボンに20Oeの磁場下で、350℃、2時
間の焼鈍を施し、そのまま冷却した。1.3Tでの
鉄損W13/50は0.11W/Kgであつた。接着層の剥離
は皆無であり、焼鈍後でも積層リボンとして取り
扱えた。 実施例 2 面積率を10%、平均塗布量を1.5g/m2とする
他は、実施例1と同様に処理した。1.3Tでの鉄
損W13/50は0.12W/Kgであつた。 比較例 1 接着剤の塗布による薄帯の貼り合わせなしに、
実施例1と同様に処理した。磁場焼鈍後のW13/50
は0.14W/Kgであつた。積層が無いので、薄く、
取扱いに不便であつた。 比較例 2 リボン層間の塗布量を1.4g/m2とし、全面に
均一に塗布した他は、実施例1と同様に処理し
た。350℃での磁場焼鈍後の鉄損W13/50は0.19W/
Kgであつた。 比較例 3 ホルマール樹脂を接着剤として、他は実施例1
と同様に処理した。350℃での磁場焼鈍により、
接着強度は失われ、積層リボンとして取扱うこと
は不可能になつた。 <発明の効果> 本発明によれば、接着による鉄損劣化のない非
晶質合金薄帯積層板をうることができ、また積層
接着の有利な方法が提供される。
で、鉄損は改善されるが、面積率の増大ととも
に、鉄損も増加し、全面接着(面積率100%)に
なると、鉄損は無接合のものに比較してかえつて
劣化することが判る。本発明において接着剤の塗
布面積率を1〜10%に限定するのは、1%未満で
は充分な接着強度を確保できないからであり、一
方10%超になると接着部分で発生した不均一な応
力を緩和することが不充分になり、鉄損が劣化す
るためである。 本発明に好適に使用できる接着剤は、ポリアミ
ドイミド、ポリエステルイミド、ポリイミド、フ
エノキシ、フエニルメチルシリコーン樹脂等の耐
熱性高分子化合物の1種または2種以上の混合物
を主成分とするものである。 本発明に提案する点状塗布によつて、全面塗布
に比較して使用する接着剤の量は激減するから、
これに伴うコスト低減も無視することはできな
い。 <実施例> 実施例 1 巾5cm、板厚25μmのFe78B10Si12非晶質磁性合
金薄帯に、面積率5%、層間の平均塗布量が0.8
g/m2となるようにポリイミド樹脂系接着剤を点
状に塗布し、100℃で1分間風乾させた後、5枚
をロールにて圧着した。次いで250℃で3分間連
続加熱を行い、積層非晶質合金薄帯を作成した。
この積層リボンに20Oeの磁場下で、350℃、2時
間の焼鈍を施し、そのまま冷却した。1.3Tでの
鉄損W13/50は0.11W/Kgであつた。接着層の剥離
は皆無であり、焼鈍後でも積層リボンとして取り
扱えた。 実施例 2 面積率を10%、平均塗布量を1.5g/m2とする
他は、実施例1と同様に処理した。1.3Tでの鉄
損W13/50は0.12W/Kgであつた。 比較例 1 接着剤の塗布による薄帯の貼り合わせなしに、
実施例1と同様に処理した。磁場焼鈍後のW13/50
は0.14W/Kgであつた。積層が無いので、薄く、
取扱いに不便であつた。 比較例 2 リボン層間の塗布量を1.4g/m2とし、全面に
均一に塗布した他は、実施例1と同様に処理し
た。350℃での磁場焼鈍後の鉄損W13/50は0.19W/
Kgであつた。 比較例 3 ホルマール樹脂を接着剤として、他は実施例1
と同様に処理した。350℃での磁場焼鈍により、
接着強度は失われ、積層リボンとして取扱うこと
は不可能になつた。 <発明の効果> 本発明によれば、接着による鉄損劣化のない非
晶質合金薄帯積層板をうることができ、また積層
接着の有利な方法が提供される。
第1図は、本発明の点状接着の好適な塗布形態
例を示す説明図、第2図は総布面積率5%での目
付量と鉄損との関係を示すグラフである。 1……耐熱性接着剤、2……非晶質合金薄帯。
例を示す説明図、第2図は総布面積率5%での目
付量と鉄損との関係を示すグラフである。 1……耐熱性接着剤、2……非晶質合金薄帯。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐熱性高分子化合物(ボロシロキサン樹脂を
除く。)を主成分とする耐熱性接着剤を複数枚の
非晶質合金薄帯間に点状に介在させ、その耐熱性
接着剤の塗布面積率を1〜10%、かつ層間の平均
塗布量を0.5〜3g/m2として、相互に接着した
ことを特徴とする非晶質合金薄帯積層板。 2 複数枚の非晶質合金薄帯を接着して積層板を
製造するに際し、1枚またはそれより多数の非晶
質合金薄帯の表面に耐熱性高分子化合物(ボロシ
ロキサン樹脂を除く。)を主成分とする接着剤を
点状に塗布し、しかも該接着剤の塗布面積率を1
〜10%、かつ層間の平均塗布量を0.5〜3g/m2
とした後、他の非晶質合金薄帯を重ね合わせ、次
いで加圧することにより、相互に接着させること
を特徴とする非晶質合金薄帯積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61188545A JPS6345043A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 非晶質合金薄帯積層板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61188545A JPS6345043A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 非晶質合金薄帯積層板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6345043A JPS6345043A (ja) | 1988-02-26 |
| JPH0554423B2 true JPH0554423B2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=16225576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61188545A Granted JPS6345043A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 非晶質合金薄帯積層板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6345043A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0826805B2 (ja) * | 1989-11-01 | 1996-03-21 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関の空燃比学習制御装置 |
| JP4537712B2 (ja) | 2002-01-16 | 2010-09-08 | 中川特殊鋼株式会社 | 磁性基材、磁性基材の積層体および積層体の製造方法 |
| JP4574153B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2010-11-04 | 中川特殊鋼株式会社 | 磁性基材の製造方法 |
| JP4193063B2 (ja) | 2004-03-22 | 2008-12-10 | セイコーエプソン株式会社 | ランプ装置およびそれを備えたプロジェクタ |
| JP4692305B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-06-01 | 株式会社デンソー | 積層コアの製造方法 |
| EP1833145B1 (de) * | 2006-03-10 | 2012-05-16 | Kienle + Spiess GmbH | Verfahren, Werkzeug und Vorrichtung zur Produktion von Lamellenpaketen sowie Lamellenpaket |
| JP2007311652A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Denso Corp | アモルファス積層材及びアモルファス積層材の製造方法及び回転電機の鉄心の製造方法 |
| JP7564424B2 (ja) * | 2020-06-17 | 2024-10-09 | 日本製鉄株式会社 | 電磁鋼板及び積層コア |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP61188545A patent/JPS6345043A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6345043A (ja) | 1988-02-26 |
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