JPH06306520A - 軟質アルミ箔およびその製造方法 - Google Patents
軟質アルミ箔およびその製造方法Info
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- JPH06306520A JPH06306520A JP11783393A JP11783393A JPH06306520A JP H06306520 A JPH06306520 A JP H06306520A JP 11783393 A JP11783393 A JP 11783393A JP 11783393 A JP11783393 A JP 11783393A JP H06306520 A JPH06306520 A JP H06306520A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエチレン等の合成樹脂フィルムとの接着
性が良好な軟質アルミニウム箔を提供する。 【構成】 アルミニウム箔を重ね合わせて圧延すること
により軟質アルミニウム箔を製造する際に、アルミニウ
ム箔の重合圧延の最終パスの圧下率を50%以上にして重
合面の表面粗さを0.30μm以上とする。このようにする
と、該重合アルミニウム箔を分離させてコイル巻きした
のち焼鈍処理する時に、アルミニウム箔の層間に、焼鈍
によって気化する圧延油が拡散するのに必要な隙間が形
成されることになり、接着性を阻害する圧延油を短時間
で除去し得るものである。
性が良好な軟質アルミニウム箔を提供する。 【構成】 アルミニウム箔を重ね合わせて圧延すること
により軟質アルミニウム箔を製造する際に、アルミニウ
ム箔の重合圧延の最終パスの圧下率を50%以上にして重
合面の表面粗さを0.30μm以上とする。このようにする
と、該重合アルミニウム箔を分離させてコイル巻きした
のち焼鈍処理する時に、アルミニウム箔の層間に、焼鈍
によって気化する圧延油が拡散するのに必要な隙間が形
成されることになり、接着性を阻害する圧延油を短時間
で除去し得るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品や薬品等の包装材と
して用いられる軟質アルミニウム箔とその製造方法に関
するものである。
して用いられる軟質アルミニウム箔とその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、アルミニウム箔はポリエチレ
ン等の合成樹脂フイルムと貼り合わせて食品や薬品等の
包装用複合積層材として広く採用されている。この場
合、硬質アルミニウム箔を使用すると包装用としての柔
軟性が損なわれると共に消費者の手指に擦傷を与える虞
れがあるので、一般に軟質アルミニウム箔を合成樹脂フ
イルムとの複合積層材に使用している。
ン等の合成樹脂フイルムと貼り合わせて食品や薬品等の
包装用複合積層材として広く採用されている。この場
合、硬質アルミニウム箔を使用すると包装用としての柔
軟性が損なわれると共に消費者の手指に擦傷を与える虞
れがあるので、一般に軟質アルミニウム箔を合成樹脂フ
イルムとの複合積層材に使用している。
【0003】このような軟質アルミニウム箔を得るに
は、通常、厚さが0.3 〜0.4mm の箔素材を数回圧延した
のち、2枚重ねにしてさらに圧延することにより所定厚
みのアルミニウム箔とし、次いで、重ね合わせているア
ルミニウム箔を分離してコイルに巻き取り、焼鈍炉で完
全焼鈍する方法が採用されている。この製造工程におい
て、アルミニウム箔の表面に圧延油が残存していると、
上記複合積層材を製造する時にアルミニウム箔と合成樹
脂フイルム間で剥離が生じる虞れがあるため、完全焼鈍
時に圧延油を加熱、除去しようとしている。
は、通常、厚さが0.3 〜0.4mm の箔素材を数回圧延した
のち、2枚重ねにしてさらに圧延することにより所定厚
みのアルミニウム箔とし、次いで、重ね合わせているア
ルミニウム箔を分離してコイルに巻き取り、焼鈍炉で完
全焼鈍する方法が採用されている。この製造工程におい
て、アルミニウム箔の表面に圧延油が残存していると、
上記複合積層材を製造する時にアルミニウム箔と合成樹
脂フイルム間で剥離が生じる虞れがあるため、完全焼鈍
時に圧延油を加熱、除去しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼鈍に
よって圧延油を加熱、除去するには、コイルに巻き取ら
れたアルミニウム箔間に、加熱によって気化した圧延油
を外部に拡散させるための隙間が必要である。この隙間
が小さいと圧延油の拡散に長時間を要して焼鈍に手間取
り、生産性が低下すると共にコスト高になる上に長時間
の焼鈍処理にも拘わらず、圧延油が完全に除去できない
という問題点がある。一方、圧延油の拡散を容易にする
ために、コイルの巻き取り張力を弱くしてコイル巻きさ
れたアルミニウム箔間の隙間を大きくすると、アルミニ
ウム箔に皺が生じて商品価値が低下することになる。
よって圧延油を加熱、除去するには、コイルに巻き取ら
れたアルミニウム箔間に、加熱によって気化した圧延油
を外部に拡散させるための隙間が必要である。この隙間
が小さいと圧延油の拡散に長時間を要して焼鈍に手間取
り、生産性が低下すると共にコスト高になる上に長時間
の焼鈍処理にも拘わらず、圧延油が完全に除去できない
という問題点がある。一方、圧延油の拡散を容易にする
ために、コイルの巻き取り張力を弱くしてコイル巻きさ
れたアルミニウム箔間の隙間を大きくすると、アルミニ
ウム箔に皺が生じて商品価値が低下することになる。
【0005】従って、従来の軟質アルミニウム箔の重合
面には、どうしても圧延油が残存することになって上記
のようにポリエチレン等の合成樹脂フイルムと貼り合わ
せて複合積層材を形成した場合には剥離が生じ易くな
り、また、アルミニウム箔単独で使用する場合において
もその表面に印刷を行うと、印刷インキとの接着性が悪
くなるという問題点があった。本発明はこのような問題
点を全面的に解消し得る軟質アルミニウム箔とその製造
方法の提供を目的とするものである。
面には、どうしても圧延油が残存することになって上記
のようにポリエチレン等の合成樹脂フイルムと貼り合わ
せて複合積層材を形成した場合には剥離が生じ易くな
り、また、アルミニウム箔単独で使用する場合において
もその表面に印刷を行うと、印刷インキとの接着性が悪
くなるという問題点があった。本発明はこのような問題
点を全面的に解消し得る軟質アルミニウム箔とその製造
方法の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミニウム箔は、重合圧延して製造された
軟質アルミニウム箔であって、重合面の表面粗さが0.30
μm以上に形成された構造を有しているものである。ま
た、このような軟質アルミニウム箔の製造方法として
は、請求項2に記載しているように、2枚の軟質アルミ
ニウム箔素材を重合させて数回圧延を行うことにより所
望厚みの軟質アルミニウム箔を製造する際に、重合圧延
の最終圧延パスの圧下率を50%以上にして重合面の表面
粗さを0.30μm以上にすることを特徴とするものであ
る。
に本発明のアルミニウム箔は、重合圧延して製造された
軟質アルミニウム箔であって、重合面の表面粗さが0.30
μm以上に形成された構造を有しているものである。ま
た、このような軟質アルミニウム箔の製造方法として
は、請求項2に記載しているように、2枚の軟質アルミ
ニウム箔素材を重合させて数回圧延を行うことにより所
望厚みの軟質アルミニウム箔を製造する際に、重合圧延
の最終圧延パスの圧下率を50%以上にして重合面の表面
粗さを0.30μm以上にすることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】軟質アルミニウム箔の重合面の粗さが0.30μm
以上に形成されているので、その製造時にコイルに巻き
取られた状態にして焼鈍炉で焼鈍すると、巻層したアル
ミニウム箔間に、焼鈍によって気化する圧延油が拡散す
るのに必要な隙間を確保することができ、重合面に付着
している圧延油を短時間で完全に除去し得る。従って、
ポリエチレン等の合成樹脂フィルムとの接着性が良好と
なり、剥離強度が大きい複合積層材を得ることができ
る。又、該アルミニウム箔に印刷した場合においては、
印刷インキとの接着性に優れ、好適に使用できるもので
ある。このような軟質アルミニウム箔は、重合圧延時に
おける最終圧延パスの圧下率を50%以上にすることによ
って得ることができる。
以上に形成されているので、その製造時にコイルに巻き
取られた状態にして焼鈍炉で焼鈍すると、巻層したアル
ミニウム箔間に、焼鈍によって気化する圧延油が拡散す
るのに必要な隙間を確保することができ、重合面に付着
している圧延油を短時間で完全に除去し得る。従って、
ポリエチレン等の合成樹脂フィルムとの接着性が良好と
なり、剥離強度が大きい複合積層材を得ることができ
る。又、該アルミニウム箔に印刷した場合においては、
印刷インキとの接着性に優れ、好適に使用できるもので
ある。このような軟質アルミニウム箔は、重合圧延時に
おける最終圧延パスの圧下率を50%以上にすることによ
って得ることができる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を詳しく述べると、厚さ
が0.3 〜0.4mm のアルミニウム箔素材を圧延ローラによ
って数パス圧延して厚さ0.050 〜0.120mm のアルミニウ
ム箔としたのち、その2枚を重ね合わせてさらに数回の
圧延処理を行うことにより1枚当たりの厚さが0.006 〜
0.050mm のアルミニウム箔を得る。しかるのち、該重合
アルミニウム箔を分離してコイルに巻き取り、焼鈍炉内
において完全焼鈍を行って軟質アルミニウム箔を製造す
る。このような軟質アルミニウム箔の製造方法におい
て、上記重ね合わせたアルミニウム箔の圧延工程で、該
重合アルミニウム箔の圧延最終パスの圧下率、即ち、
(圧延前の厚さ−圧延後の厚さ)÷圧延前の厚さ×100
が50%以上とすることによって、アルミニウム箔同士の
重合面(以下、マット面と称する)の表面粗さRaを0.30
μm以上とするものである。
が0.3 〜0.4mm のアルミニウム箔素材を圧延ローラによ
って数パス圧延して厚さ0.050 〜0.120mm のアルミニウ
ム箔としたのち、その2枚を重ね合わせてさらに数回の
圧延処理を行うことにより1枚当たりの厚さが0.006 〜
0.050mm のアルミニウム箔を得る。しかるのち、該重合
アルミニウム箔を分離してコイルに巻き取り、焼鈍炉内
において完全焼鈍を行って軟質アルミニウム箔を製造す
る。このような軟質アルミニウム箔の製造方法におい
て、上記重ね合わせたアルミニウム箔の圧延工程で、該
重合アルミニウム箔の圧延最終パスの圧下率、即ち、
(圧延前の厚さ−圧延後の厚さ)÷圧延前の厚さ×100
が50%以上とすることによって、アルミニウム箔同士の
重合面(以下、マット面と称する)の表面粗さRaを0.30
μm以上とするものである。
【0009】このように、重合アルミニウム箔のマット
面の表面粗さRaを0.30μm以上にしたのち、2枚のアル
ミニウム箔に分離してコイルに巻き取ると、その表面粗
さによってアルミニウム箔の層間に隙間が生じ、圧延時
に付着した圧延油が焼鈍時の加熱温度によって気化した
際に、該隙間を通じて外部に拡散、除去される。
面の表面粗さRaを0.30μm以上にしたのち、2枚のアル
ミニウム箔に分離してコイルに巻き取ると、その表面粗
さによってアルミニウム箔の層間に隙間が生じ、圧延時
に付着した圧延油が焼鈍時の加熱温度によって気化した
際に、該隙間を通じて外部に拡散、除去される。
【0010】この場合、アルミニウム箔のマット面の表
面粗さRaが0.30μm未満であると、コイルに巻き取った
時のアルミニウム箔の層間の隙間が小さくなってマット
面に付着している圧延油を焼鈍加熱により拡散、除去す
ることが困難となる。また、その表面粗さRaが大きくな
ればなるほど、上記アルミニウム箔の層間の隙間が大き
くなって焼鈍時における圧延油の加熱除去効果が増大す
るが、あまり大きくするとアルミニウム箔表面の凹凸が
目立って商品価値が低下することになるので、該表面粗
さRaの上限は1μm程度とするのが好ましい。
面粗さRaが0.30μm未満であると、コイルに巻き取った
時のアルミニウム箔の層間の隙間が小さくなってマット
面に付着している圧延油を焼鈍加熱により拡散、除去す
ることが困難となる。また、その表面粗さRaが大きくな
ればなるほど、上記アルミニウム箔の層間の隙間が大き
くなって焼鈍時における圧延油の加熱除去効果が増大す
るが、あまり大きくするとアルミニウム箔表面の凹凸が
目立って商品価値が低下することになるので、該表面粗
さRaの上限は1μm程度とするのが好ましい。
【0011】本願発明者等は、アルミニウム箔の表面粗
さRa、即ち、アルミニウム箔の表面性状と焼鈍時におけ
る圧延油の加熱除去効果との関係について種々実験、研
究した結果、上記のように該表面粗さRaが0.30μm以上
であれば、コイル巻き状態で焼鈍炉内において焼鈍した
時に、焼鈍加熱によって気化した圧延油が拡散するのに
充分なアルミニウム箔層間の隙間が得られて圧延油の加
熱除去効果が上がることを見出したものであり、さら
に、マット面の表面粗さRaを大きくするためにはアルミ
ニウム箔の重合圧延の最終パスの圧下率を大きくするこ
とが効果的であることを見出したのである。そして、こ
の圧下率は50%未満ではマット面の表面粗さRaを0.30μ
m以上にすることができず、上記と同様な理由で圧延油
が完全に加熱除去することが困難となるものである。
さRa、即ち、アルミニウム箔の表面性状と焼鈍時におけ
る圧延油の加熱除去効果との関係について種々実験、研
究した結果、上記のように該表面粗さRaが0.30μm以上
であれば、コイル巻き状態で焼鈍炉内において焼鈍した
時に、焼鈍加熱によって気化した圧延油が拡散するのに
充分なアルミニウム箔層間の隙間が得られて圧延油の加
熱除去効果が上がることを見出したものであり、さら
に、マット面の表面粗さRaを大きくするためにはアルミ
ニウム箔の重合圧延の最終パスの圧下率を大きくするこ
とが効果的であることを見出したのである。そして、こ
の圧下率は50%未満ではマット面の表面粗さRaを0.30μ
m以上にすることができず、上記と同様な理由で圧延油
が完全に加熱除去することが困難となるものである。
【0012】次に、本発明の具体的な実施例と比較例と
を示すと、下記の表1に示す化学組成分を含んだIN3
0合金と8079合金からなる厚さが0.30mmのアルミニ
ウム箔素材を、3回の冷間圧延によって厚さが0.080mm
としたのち、その2枚のアルミニウム箔を重ね合わせて
数回の重合圧延を行い、1枚当たりの厚さが0.020mmの
アルミニウム箔とした。次いで、該重合アルミニウム箔
を分離してコイルに巻き取ったのち、焼鈍炉で300 ℃の
焼鈍処理を行って軟質アルミニウム箔とした。
を示すと、下記の表1に示す化学組成分を含んだIN3
0合金と8079合金からなる厚さが0.30mmのアルミニ
ウム箔素材を、3回の冷間圧延によって厚さが0.080mm
としたのち、その2枚のアルミニウム箔を重ね合わせて
数回の重合圧延を行い、1枚当たりの厚さが0.020mmの
アルミニウム箔とした。次いで、該重合アルミニウム箔
を分離してコイルに巻き取ったのち、焼鈍炉で300 ℃の
焼鈍処理を行って軟質アルミニウム箔とした。
【0013】
【表1】 この時の重合圧延の最終パスの圧下率、および焼鈍時間
を下記の表2に示す。
を下記の表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】得られた軟質アルミニウム箔のマット面に
ついて、接触式表面粗度計を用いてその表面粗さRaを測
定し、また、圧延油の残存量を評価するために、接触角
計を用いて液滴法による蒸留水との接触角を求めた。こ
の接触角の測定方法は図1に示すように、アルミニウム
箔1の表面に蒸留水2を滴下し、該蒸留水2の上端と下
端周縁との結ぶ線と、アルミニウム箔表面とのなす角度
(マット面の接触角)を測定する方法である。さらに、
アルミニウム箔の圧延面にポリエチレンフィルムを熱融
着した後、幅15mmの試験片を作成して180 度ピーリング
による剥離強度を測定した。
ついて、接触式表面粗度計を用いてその表面粗さRaを測
定し、また、圧延油の残存量を評価するために、接触角
計を用いて液滴法による蒸留水との接触角を求めた。こ
の接触角の測定方法は図1に示すように、アルミニウム
箔1の表面に蒸留水2を滴下し、該蒸留水2の上端と下
端周縁との結ぶ線と、アルミニウム箔表面とのなす角度
(マット面の接触角)を測定する方法である。さらに、
アルミニウム箔の圧延面にポリエチレンフィルムを熱融
着した後、幅15mmの試験片を作成して180 度ピーリング
による剥離強度を測定した。
【0016】これらのマット面の接触角度、及び剥離強
度を上記表2に示す。また、同表において、本発明実施
例としては重合圧延の最終パス圧下率を50%以上とした
ものであり、比較例としてはその圧下率を50%未満にし
ている。この表2から明らかなように、本発明実施例に
係る軟質アルミニウム箔は、比較例に比べてマット面の
表面粗度が大きく、焼鈍時間が短くても接触角が小さ
く、即ち、圧延油の残存が無く、また、剥離強度が高く
て接着性が優れていることが理解できる。
度を上記表2に示す。また、同表において、本発明実施
例としては重合圧延の最終パス圧下率を50%以上とした
ものであり、比較例としてはその圧下率を50%未満にし
ている。この表2から明らかなように、本発明実施例に
係る軟質アルミニウム箔は、比較例に比べてマット面の
表面粗度が大きく、焼鈍時間が短くても接触角が小さ
く、即ち、圧延油の残存が無く、また、剥離強度が高く
て接着性が優れていることが理解できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2枚の軟
質アルミニウム箔素材を重合させて数回圧延を行うこと
により所望厚みの軟質アルミニウム箔を製造する際に、
重合圧延の最終圧延パスの圧下率を50%以上にして重合
面の表面粗さが0.30μm以上に形成されているので、コ
イルに巻き取った状態にした時に、巻回アルミニウム箔
の層間に、焼鈍によって気化する圧延油が拡散するのに
必要な隙間を確保することができ、そのため、重合面に
付着している圧延油を短時間の焼鈍加熱によって完全に
除去することができて生産性が向上すると共にコストを
低下させることができるものである。
質アルミニウム箔素材を重合させて数回圧延を行うこと
により所望厚みの軟質アルミニウム箔を製造する際に、
重合圧延の最終圧延パスの圧下率を50%以上にして重合
面の表面粗さが0.30μm以上に形成されているので、コ
イルに巻き取った状態にした時に、巻回アルミニウム箔
の層間に、焼鈍によって気化する圧延油が拡散するのに
必要な隙間を確保することができ、そのため、重合面に
付着している圧延油を短時間の焼鈍加熱によって完全に
除去することができて生産性が向上すると共にコストを
低下させることができるものである。
【0018】さらに、圧延時において付着した圧延油が
上記のように完全に除去されているので、この軟質アル
ミニウム箔をポリエチレン等の合成樹脂フィルムと貼り
合わせて複合積層材を作成した場合、両者の接着強度及
び剥離強度が大きくなって優れた製品を得ることができ
るものである。又、該アルミニウム箔に印刷した場合に
おいても印刷インキとの接着性に優れて美麗な包装材を
形成することができるものである。
上記のように完全に除去されているので、この軟質アル
ミニウム箔をポリエチレン等の合成樹脂フィルムと貼り
合わせて複合積層材を作成した場合、両者の接着強度及
び剥離強度が大きくなって優れた製品を得ることができ
るものである。又、該アルミニウム箔に印刷した場合に
おいても印刷インキとの接着性に優れて美麗な包装材を
形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】マット面の接触角測定方法の説明図。
1 アルミニウム箔 2 蒸留水
Claims (2)
- 【請求項1】 重合圧延して製造された軟質アルミニウ
ム箔であって、重合面の表面粗さが0.30μm以上である
ことを特徴とする軟質アルミニウム箔。 - 【請求項2】 2枚の軟質アルミニウム箔素材を重合さ
せて数回圧延を行うことにより所望厚みの軟質アルミニ
ウム箔を製造する際に、重合圧延の最終圧延パスの圧下
率を50%以上にして重合面の表面粗さを0.30μm以上に
することを特徴とする軟質アルミニウム箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11783393A JPH06306520A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 軟質アルミ箔およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11783393A JPH06306520A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 軟質アルミ箔およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306520A true JPH06306520A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14721385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11783393A Pending JPH06306520A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 軟質アルミ箔およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306520A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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