JPH0554804A - 多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法 - Google Patents
多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法Info
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- JPH0554804A JPH0554804A JP21376791A JP21376791A JPH0554804A JP H0554804 A JPH0554804 A JP H0554804A JP 21376791 A JP21376791 A JP 21376791A JP 21376791 A JP21376791 A JP 21376791A JP H0554804 A JPH0554804 A JP H0554804A
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- Japan
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- interference film
- multiple interference
- phosphor layer
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/82—Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェースプレート部から多重干渉膜を傷つけ
ることなく、不良蛍光体層のみを除去して、再度、蛍光
体層を形成するためにガラスパネルを再利用に供するこ
と。 【構成】 蛍光体層形成工程におけるゴミの付着や蛍光
体層の一部のハガレなどの欠陥を有する不良蛍光体層4
aのみを、多重干渉膜3を傷つけないで、フェースプレ
ート部6内面から除去するにあたり、ガラスパネルをア
ルカリ水溶液中に浸漬し、その後の簡単な拭き取り作業
によって不良蛍光体層4aをフェースプレート部6内面
から完全に除去する構成としたものである。
ることなく、不良蛍光体層のみを除去して、再度、蛍光
体層を形成するためにガラスパネルを再利用に供するこ
と。 【構成】 蛍光体層形成工程におけるゴミの付着や蛍光
体層の一部のハガレなどの欠陥を有する不良蛍光体層4
aのみを、多重干渉膜3を傷つけないで、フェースプレ
ート部6内面から除去するにあたり、ガラスパネルをア
ルカリ水溶液中に浸漬し、その後の簡単な拭き取り作業
によって不良蛍光体層4aをフェースプレート部6内面
から完全に除去する構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フェースプレート部
の内面と蛍光体層のあいだに多重干渉膜層を介在させた
多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベー
ジ方法に関するものである。
の内面と蛍光体層のあいだに多重干渉膜層を介在させた
多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベー
ジ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のカラーテレビジョンの大画面化に
ともない、投写型テレビジョンが注目されている。この
投写型テレビジョンは、比較的容易に大画面が得られる
利点がある反面、画面が暗いという難点があった。
ともない、投写型テレビジョンが注目されている。この
投写型テレビジョンは、比較的容易に大画面が得られる
利点がある反面、画面が暗いという難点があった。
【0003】米国特許第4642695号明細書(従来
例1)によれば、投写型テレビジョンセットにおける各
単色陰極線管からの発光を投写レンズユニットに取り込
む際の集光率の悪さを改善させるものが開示されてい
る。
例1)によれば、投写型テレビジョンセットにおける各
単色陰極線管からの発光を投写レンズユニットに取り込
む際の集光率の悪さを改善させるものが開示されてい
る。
【0004】通常、陰極線管において、蛍光面から発せ
られる光は、いわゆる完全拡散光に近い状態であるが、
投写型テレビジョンにおいては、蛍光面から発せられる
光のうち、発散角30度以内のもののみが利用され、そ
の他は不要光となる。
られる光は、いわゆる完全拡散光に近い状態であるが、
投写型テレビジョンにおいては、蛍光面から発せられる
光のうち、発散角30度以内のもののみが利用され、そ
の他は不要光となる。
【0005】上記従来例で開示されたものでは、蛍光面
のある発光点より発せられる全光束の30%以上を発散
角30度以内に集約化することによって、投写型テレビ
ジョンスクリーンでの映像の明るさの向上に大きな効果
があるとしている。
のある発光点より発せられる全光束の30%以上を発散
角30度以内に集約化することによって、投写型テレビ
ジョンスクリーンでの映像の明るさの向上に大きな効果
があるとしている。
【0006】また、特開昭61−273837号(従来
例2)には、その具体例として、投写型陰極線管のフエ
ース内面において、フェースプレート部と蛍光体層との
あいだに高屈折材料と低屈折材料の交互の複数層からな
る多重干渉膜層を介在させた多重干渉膜を備えた投写型
陰極線管が開示されている。
例2)には、その具体例として、投写型陰極線管のフエ
ース内面において、フェースプレート部と蛍光体層との
あいだに高屈折材料と低屈折材料の交互の複数層からな
る多重干渉膜層を介在させた多重干渉膜を備えた投写型
陰極線管が開示されている。
【0007】上記多重干渉膜を構成する高屈折材料に
は、五酸化タンタル (Ta2 O5 )または酸化チタン
(TiO2 )、低屈折材料には、二酸化シリコン( Si
O2 )または弗化マグネシウム(MgF2 ) が用いら
れ、これらの材料からなる層が交互に6層以上積層され
ることにより、多重干渉膜が形成されている。
は、五酸化タンタル (Ta2 O5 )または酸化チタン
(TiO2 )、低屈折材料には、二酸化シリコン( Si
O2 )または弗化マグネシウム(MgF2 ) が用いら
れ、これらの材料からなる層が交互に6層以上積層され
ることにより、多重干渉膜が形成されている。
【0008】図2はこの多重干渉膜を備えた投写型陰極
線管用ガラスパネルの構造を示すためのフェースプレー
ト部の一部拡大図で、5はアルミバック層、4は蛍光体
層、3は多重干渉膜で、そのうち1は高屈折材料の五酸
化タンタルまたは酸化チタン、2は低屈折材料の二酸化
シリコンまたは弗化マグネシウム、6はフェースプレー
ト部を示す。
線管用ガラスパネルの構造を示すためのフェースプレー
ト部の一部拡大図で、5はアルミバック層、4は蛍光体
層、3は多重干渉膜で、そのうち1は高屈折材料の五酸
化タンタルまたは酸化チタン、2は低屈折材料の二酸化
シリコンまたは弗化マグネシウム、6はフェースプレー
ト部を示す。
【0009】通常、投写型陰極線管の蛍光面は沈降法に
より形成されるが、この沈降法による蛍光面の形成にお
いては、水ガラス(K2 SiO3)中に蛍光体を分散さ
せ、電解質を加えて電荷を中和(ゲル化)して、蛍光体
と水ガラスのあいだにケイ酸結合を生じさせることによ
り、フェースプレート部に蛍光体層を塗布形成させてい
る。
より形成されるが、この沈降法による蛍光面の形成にお
いては、水ガラス(K2 SiO3)中に蛍光体を分散さ
せ、電解質を加えて電荷を中和(ゲル化)して、蛍光体
と水ガラスのあいだにケイ酸結合を生じさせることによ
り、フェースプレート部に蛍光体層を塗布形成させてい
る。
【0010】陰極線管の製造工程において、フェースプ
レート部への蛍光体層の形成後、たとえば、蛍光体層の
ハガレやその後のフィルミングあるいはアルミ蒸着など
でのハガレやムラなどの不良が生じた場合には、通常、
サルベージといわれる工程により、数%濃度の弗酸(H
F)溶液中に、ガラスパネルを浸漬して洗浄をおこなっ
ている。
レート部への蛍光体層の形成後、たとえば、蛍光体層の
ハガレやその後のフィルミングあるいはアルミ蒸着など
でのハガレやムラなどの不良が生じた場合には、通常、
サルベージといわれる工程により、数%濃度の弗酸(H
F)溶液中に、ガラスパネルを浸漬して洗浄をおこなっ
ている。
【0011】この洗浄により、フェースプレート部の内
表面のガラスを溶解してフェースプレート部内面から不
良蛍光体層を除去し、再度、フェースプレート部内面に
蛍光体層を形成できるように、上記ガラスパネルを再利
用に供している。
表面のガラスを溶解してフェースプレート部内面から不
良蛍光体層を除去し、再度、フェースプレート部内面に
蛍光体層を形成できるように、上記ガラスパネルを再利
用に供している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多重干
渉膜付投写型陰極線管の場合においては、多重干渉膜の
膜厚は約100〜200nm程度と非常に薄く、サルベ
ージ工程における弗酸洗浄により、膜ハガレを生じるた
め、上記した通常の陰極線管の製造工程で用いるサルベ
ージ工程をそのまま、採用することができず、したがっ
て、パネルの再利用ができず、材料の歩留りが著しく低
下するという不都合があった。
渉膜付投写型陰極線管の場合においては、多重干渉膜の
膜厚は約100〜200nm程度と非常に薄く、サルベ
ージ工程における弗酸洗浄により、膜ハガレを生じるた
め、上記した通常の陰極線管の製造工程で用いるサルベ
ージ工程をそのまま、採用することができず、したがっ
て、パネルの再利用ができず、材料の歩留りが著しく低
下するという不都合があった。
【0013】この発明は上記の課題にかんがみてなされ
たものであって、多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラス
パネルを、多重干渉膜になんら傷つけることなく、蛍光
体層のみを除去してガラスパネルを再利用できる多重干
渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法
を提供することを目的とする。
たものであって、多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラス
パネルを、多重干渉膜になんら傷つけることなく、蛍光
体層のみを除去してガラスパネルを再利用できる多重干
渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、請求項1の発明では、フェースプレート内面に形
成された高屈折材料と低屈折材料の交互の複数層からな
る多重干渉膜層と、この多重干渉膜層の上に形成された
蛍光体層とを備えた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラ
スパネルのサルベージ方法において、上記ガラスパネル
をアルカリ水溶液中に浸漬することにより、上記多重干
渉膜上から蛍光体層のみを除去することを特徴としてい
る。
ため、請求項1の発明では、フェースプレート内面に形
成された高屈折材料と低屈折材料の交互の複数層からな
る多重干渉膜層と、この多重干渉膜層の上に形成された
蛍光体層とを備えた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラ
スパネルのサルベージ方法において、上記ガラスパネル
をアルカリ水溶液中に浸漬することにより、上記多重干
渉膜上から蛍光体層のみを除去することを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、アルカリ水溶液中にガラスパネルを浸漬し
ながら、同時に、超音波を印加することを特徴としてい
る。
明において、アルカリ水溶液中にガラスパネルを浸漬し
ながら、同時に、超音波を印加することを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項3の発明では、請求項1また
は請求項2の発明で、ガラスパネルを浸漬するためのア
ルカリ水溶液として、水酸化ナトリウム(NaOH)ま
たは水酸化カリウム(KOH)の水溶液を用いることを
特徴としている。
は請求項2の発明で、ガラスパネルを浸漬するためのア
ルカリ水溶液として、水酸化ナトリウム(NaOH)ま
たは水酸化カリウム(KOH)の水溶液を用いることを
特徴としている。
【0017】さらに、請求項4の発明では、請求項3の
発明で用いるアルカリ水溶液の濃度が5〜20重量%の
ものであることを特徴としている。
発明で用いるアルカリ水溶液の濃度が5〜20重量%の
ものであることを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1または請求項3の発明によれば、沈降
法による蛍光面の形成においては、蛍光体と水ガラスの
あいだにケイ酸結合を生じさせることにより、フェース
プレート部に蛍光体層を塗布形成させているが、ガラス
パネルを水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムなど
のアルカリ水溶液中に浸漬すると、アルカリ水溶液によ
り、このケイ酸結合は断ち切られることになる。したが
って、フェースプレート部に形成された蛍光体層を容易
に除去できる。
法による蛍光面の形成においては、蛍光体と水ガラスの
あいだにケイ酸結合を生じさせることにより、フェース
プレート部に蛍光体層を塗布形成させているが、ガラス
パネルを水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムなど
のアルカリ水溶液中に浸漬すると、アルカリ水溶液によ
り、このケイ酸結合は断ち切られることになる。したが
って、フェースプレート部に形成された蛍光体層を容易
に除去できる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、アルカリ
水溶液中への浸漬によって、蛍光体層と水ガラスとのあ
いだに形成されたケイ酸結合が断ち切られると同時に、
超音波による振動攪拌による相乗作用によって、フェー
スプレート部内面から蛍光体層が剥がれやすくなる。
水溶液中への浸漬によって、蛍光体層と水ガラスとのあ
いだに形成されたケイ酸結合が断ち切られると同時に、
超音波による振動攪拌による相乗作用によって、フェー
スプレート部内面から蛍光体層が剥がれやすくなる。
【0020】さらに、請求項4の発明によれば、アルカ
リ水溶液の濃度を5重量%以上20重量%以下としてい
るので、多重干渉膜およびフェースプレート部を傷つけ
ることなく、きわめて短時間に蛍光体層を除去できる。
なお、アルカリ水溶液の濃度が5重量%以下であれば、
蛍光体層の除去に必要な浸漬時間が非常に長くかかり、
20%重量以上であれば、多重干渉膜やフェースプレー
ト部への浸食が起こるので望ましくない。
リ水溶液の濃度を5重量%以上20重量%以下としてい
るので、多重干渉膜およびフェースプレート部を傷つけ
ることなく、きわめて短時間に蛍光体層を除去できる。
なお、アルカリ水溶液の濃度が5重量%以下であれば、
蛍光体層の除去に必要な浸漬時間が非常に長くかかり、
20%重量以上であれば、多重干渉膜やフェースプレー
ト部への浸食が起こるので望ましくない。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面により説明
する。図1はこの発明によって除去される不良蛍光体層
が形成された多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネ
ルにおけるフェースプレート部の一部拡大断面図であ
る。図1において、フェースプレート部6の内表面に
は、多重干渉膜3が形成されており、この多重干渉膜3
の上に不良蛍光体層4aが形成され、最上層にアルミバ
ック層5が形成されている。11は蛍光体層に付着した
ゴミであり、12は蛍光体層のハガレ部分である。
する。図1はこの発明によって除去される不良蛍光体層
が形成された多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネ
ルにおけるフェースプレート部の一部拡大断面図であ
る。図1において、フェースプレート部6の内表面に
は、多重干渉膜3が形成されており、この多重干渉膜3
の上に不良蛍光体層4aが形成され、最上層にアルミバ
ック層5が形成されている。11は蛍光体層に付着した
ゴミであり、12は蛍光体層のハガレ部分である。
【0022】実施例1 図1で示した不良蛍光体層4aが形成された多重干渉膜
付投写型陰極線管用ガラスパネルを、50℃の水酸化ナ
トリウム水溶液(濃度10重量%)中に約15分間浸漬
する。ついで、上記ガラスパネルを水酸化ナトリウム水
溶液中から引上げ、ガラスパネルのフェースプレート部
6の内面をガーゼで軽くこすることにより、不良蛍光体
層4aを除去することができた。不良蛍光体層4aの除
去後、多重干渉膜3にはなんらの損傷がみられず、ガラ
スパネルとしての再利用が可能となった。
付投写型陰極線管用ガラスパネルを、50℃の水酸化ナ
トリウム水溶液(濃度10重量%)中に約15分間浸漬
する。ついで、上記ガラスパネルを水酸化ナトリウム水
溶液中から引上げ、ガラスパネルのフェースプレート部
6の内面をガーゼで軽くこすることにより、不良蛍光体
層4aを除去することができた。不良蛍光体層4aの除
去後、多重干渉膜3にはなんらの損傷がみられず、ガラ
スパネルとしての再利用が可能となった。
【0023】実施例2 実施例1と同様、図1で示す不良蛍光体層4aが形成さ
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、5
0℃の水酸化カリウム水溶液(濃度10重量%)中に浸
漬し、かつ超音波を不良蛍光体層4aに向かって印加し
ながら、約5分間後、上記ガラスパネルを水酸化ナトリ
ウム水溶液中から引上げた。そして、フェースプレート
部6をガーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを除去
することができた。実施例1の場合と同様、多重干渉膜
3はなんら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4a
を除去することができ、ガラスパネルとしての再利用が
可能となった。
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、5
0℃の水酸化カリウム水溶液(濃度10重量%)中に浸
漬し、かつ超音波を不良蛍光体層4aに向かって印加し
ながら、約5分間後、上記ガラスパネルを水酸化ナトリ
ウム水溶液中から引上げた。そして、フェースプレート
部6をガーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを除去
することができた。実施例1の場合と同様、多重干渉膜
3はなんら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4a
を除去することができ、ガラスパネルとしての再利用が
可能となった。
【0024】実施例3 実施例1と同様、図1で示す不良蛍光体層4aが形成さ
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、5
0℃の水酸化カリウム水溶液(濃度10重量%)中に約
15分間浸漬する。ついで、ガラスパネルを水酸化ナト
リウム水溶液中から引上げ、フェースプレート部6の内
面をガーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを除去す
ることができた。実施例1と同様、多重干渉膜3はなん
ら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4aを除去す
ることができ、ガラスパネルとしての再利用が可能とな
った。
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、5
0℃の水酸化カリウム水溶液(濃度10重量%)中に約
15分間浸漬する。ついで、ガラスパネルを水酸化ナト
リウム水溶液中から引上げ、フェースプレート部6の内
面をガーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを除去す
ることができた。実施例1と同様、多重干渉膜3はなん
ら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4aを除去す
ることができ、ガラスパネルとしての再利用が可能とな
った。
【0025】実施例4 実施例1と同様、図1で示す不良蛍光体層4aが形成さ
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、3
0℃の水酸化ナトリウム水溶液(濃度10重量%)中に
約1時間浸漬した後、フェースプレート部6の内面をガ
ーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを完全に除去す
ることができた。実施例1と同様、多重干渉膜3にはな
んら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4aを除去
することができ、ガラスパネルとしての再利用が可能と
なった。
れた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを、3
0℃の水酸化ナトリウム水溶液(濃度10重量%)中に
約1時間浸漬した後、フェースプレート部6の内面をガ
ーゼで軽くこすると、不良蛍光体層4aを完全に除去す
ることができた。実施例1と同様、多重干渉膜3にはな
んら損傷することなく、完全に不良蛍光体層4aを除去
することができ、ガラスパネルとしての再利用が可能と
なった。
【0026】以上の実施例1〜4の結果から明らかなよ
うに、多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを浸
漬するためのアルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウ
ム水溶液あるいは水酸化カリウム水溶液のいずれを用い
ても不良蛍光体層の除去に効果があり、また、アルカリ
水溶液へのガラスパネルの浸漬と同時に超音波を印加す
ると、より一層効果的であった。さらに、アルカリ水溶
液の温度は、30℃の場合よりも50℃の場合のほうが
短時間で不良蛍光体層を除去でき、効果的であることが
わかった。
うに、多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルを浸
漬するためのアルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウ
ム水溶液あるいは水酸化カリウム水溶液のいずれを用い
ても不良蛍光体層の除去に効果があり、また、アルカリ
水溶液へのガラスパネルの浸漬と同時に超音波を印加す
ると、より一層効果的であった。さらに、アルカリ水溶
液の温度は、30℃の場合よりも50℃の場合のほうが
短時間で不良蛍光体層を除去でき、効果的であることが
わかった。
【0027】さらに、上記実施例以外の実験結果を併せ
た結果を考察すると、アルカリ水溶液の使用濃度として
は、5%重量以下であれば、不良蛍光体層の除去に必要
な浸漬時間が非常に長くかかって効率的でなく、また、
20%重量以上であれば、不良蛍光体層のみならず、多
重干渉膜3やフェースプレート部への浸食が起こるので
望ましくなく、したがって、アルカリ水溶液の使用濃度
は5〜20重量%であるのが望ましい。
た結果を考察すると、アルカリ水溶液の使用濃度として
は、5%重量以下であれば、不良蛍光体層の除去に必要
な浸漬時間が非常に長くかかって効率的でなく、また、
20%重量以上であれば、不良蛍光体層のみならず、多
重干渉膜3やフェースプレート部への浸食が起こるので
望ましくなく、したがって、アルカリ水溶液の使用濃度
は5〜20重量%であるのが望ましい。
【0028】以上の説明から明らかなように、多重干渉
膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのフェースプレート
部内面から不良蛍光体層を除去するには、ガラスパネル
をアルカリ水溶液中に浸漬することで達成されるが、よ
り効果的に不良蛍光体層を除去するためには、アルカリ
水溶液への浸漬と超音波印加の併用、アルカリ水溶液の
濃度の選択(5〜20重量%)あるいはアルカリ水溶液
の加温(50℃程度)などの好適条件を設定すればよ
い。
膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのフェースプレート
部内面から不良蛍光体層を除去するには、ガラスパネル
をアルカリ水溶液中に浸漬することで達成されるが、よ
り効果的に不良蛍光体層を除去するためには、アルカリ
水溶液への浸漬と超音波印加の併用、アルカリ水溶液の
濃度の選択(5〜20重量%)あるいはアルカリ水溶液
の加温(50℃程度)などの好適条件を設定すればよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多重干渉膜付投写陰極線管用ガラスパネルのサルベ
ージ工程に際して、アルカリ水溶液を用いたことによ
り、多重干渉膜をなんら傷つけることなく、蛍光体層の
みを効果的に除去できて、ガラスパネルを再利用するこ
とができるという効果がある。
ば、多重干渉膜付投写陰極線管用ガラスパネルのサルベ
ージ工程に際して、アルカリ水溶液を用いたことによ
り、多重干渉膜をなんら傷つけることなく、蛍光体層の
みを効果的に除去できて、ガラスパネルを再利用するこ
とができるという効果がある。
【図1】この発明によって除去される不良蛍光体層が形
成された多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルに
おけるフェースプレート部の一部拡大断面図である。
成された多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルに
おけるフェースプレート部の一部拡大断面図である。
【図2】多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルに
おけるフェースプレート部の一部拡大断面図である。
おけるフェースプレート部の一部拡大断面図である。
3 多重干渉膜層 4a 不良蛍光体層 11 蛍光体層に付着したゴミ 12 蛍光体層のハガレ部分
Claims (4)
- 【請求項1】 フェースプレート内面に形成された高屈
折材料と低屈折材料の交互の複数層からなる多重干渉膜
層と、この多重干渉膜の上に形成された蛍光体層とを備
えた多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサル
ベージ方法において、上記ガラスパネルをアルカリ水溶
液中に浸漬することにより、上記多重干渉膜上から蛍光
体層のみを除去することを特徴とする多重干渉膜付投写
型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法。 - 【請求項2】 アルカリ水溶液中にガラスパネルを浸漬
しながら、超音波を印加する請求項1記載の多重干渉膜
付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法。 - 【請求項3】 アルカリ水溶液が水酸化ナトリウム水溶
液または水酸化カリウム水溶液である請求項1または2
記載の多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサ
ルベージ方法。 - 【請求項4】 アルカリ水溶液の濃度が5〜20重量%
である請求項3記載の多重干渉膜付投写型陰極線管用ガ
ラスパネルのサルベージ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21376791A JPH0554804A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21376791A JPH0554804A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554804A true JPH0554804A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16644696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21376791A Pending JPH0554804A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 多重干渉膜付投写型陰極線管用ガラスパネルのサルベージ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0554804A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5790843A (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-05 | Hitachi Ltd | Forming method of fluorescent screen of picture tube |
| JPS61273837A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-04 | エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン | 投写形テレビジヨン表示管 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP21376791A patent/JPH0554804A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5790843A (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-05 | Hitachi Ltd | Forming method of fluorescent screen of picture tube |
| JPS61273837A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-04 | エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン | 投写形テレビジヨン表示管 |
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