JPH0554855B2 - - Google Patents
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- JPH0554855B2 JPH0554855B2 JP60255682A JP25568285A JPH0554855B2 JP H0554855 B2 JPH0554855 B2 JP H0554855B2 JP 60255682 A JP60255682 A JP 60255682A JP 25568285 A JP25568285 A JP 25568285A JP H0554855 B2 JPH0554855 B2 JP H0554855B2
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- Japan
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- ethylene
- polypropylene resin
- parts
- resin particles
- acrylic acid
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、
型内発泡成形性に優れたポリプロピレン系樹脂予
備発泡粒子およびその製造方法に関する。 [従来の技術] 型内発泡成形に用いられるポリプロピレン系樹
脂予備発泡粒子の気泡径は、200μm以下のばあ
い、型内発泡成形後の成形品の収縮率が大きくな
りやすく、また成形品の形状が歪む(当業界にお
いては通常ヒケやソリなどといわれている)など
の欠点があり、成形体の商品価値の低下や成形体
の生産技術の悪化をもたらしている。 [発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者は、前記従来技術に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、ポリプロピレン系樹脂に特定
のポリマーを含有せしめ、予備発泡粒子の気泡径
を200〜500μmに調整したばあい、前記のごとき
型内発泡形成後の問題点が解消されうることを見
出し、本発明を完成するにいたつた。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明はポリプロピレン系樹脂100
重量部に対してエチレン−アクリル酸−無水マレ
イン酸ターポリマー、エチレン−メタクリル酸コ
ポリマーの分子間を金属イオンで架橋させてなる
アイオイマー、エチレン−アクリル酸コポリマー
およびエチレン−メタクリル酸コポリマーから選
ばれたカルボキシル基を含有するポリマー0.1〜
10重量部を混合してなる基材樹脂からなり、気泡
系が200〜500μmであることを特徴とするポリプ
ロピレン系樹脂予備発泡粒子、ならびに耐圧容器
中で揮発性発泡材剤を含有する熱可塑性樹脂粒子
を攪拌しながら水中に分散させ、加圧下で加熱し
た後、水分散物を低圧域に放出して熱可塑性樹脂
粒子を予備発泡させる製造方法において、熱可塑
性樹脂としてポリプロピレン系樹脂100重量部に
対してエチレン−アクリル酸−無水マレイン酸タ
ーポリマー、エチレン−メタクリル酸の分子間を
金属イオンで架橋させてなるアイオノマー、エチ
レン−アクリル酸コポリマーおよびエチレン−メ
タクリル酸コポリマーから選ばれたカルボキシル
基を含有するポリマー0.1〜10重量部を混合して
なる基材樹脂を用いることを特徴とするポリプロ
ピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。 [作用および実施例] 本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
は、前記したように、ポリプロピレン系樹脂100
部(重量部、以下同様)に対して特定のカルボキ
シル基を含有するポリマー0.1〜10部を混合した
基材樹脂からなり、気泡径200〜500μmを有する
ものである。かかるポリプロピレン系樹脂予備発
泡粒子を型内発泡成形に用いたばあい、型内発泡
成形後の前記のごとき問題点が解消される。 本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂とし
ては、たとえばエチレン−プロピレンランダムコ
ポリマー、エチレン−プロピレン−ブテンランダ
ムターポリマー、エチレン−プロピレンブロツク
ポリマー、ホモポリプロピレンなどがあげられる
が、これらのポリマーは通常どおり単独で用いて
もよく、2種以上併用してもよい。また該ポリプ
ロピレン系樹脂は無架橋の状態で用いてもよい
が、パーオキサイドや放射線などにより架橋させ
て用いてもよい。 本発明に用いられるカルボキシル基を含有する
ポリマーは、エチレン−アクリル酸−無水マレイ
ン酸−ポリマー、エチレン−メタクリル酸コポリ
マーの分子間を金属イオンで架橋させてなるアイ
オノマー、エチレン−アクリル酸コポリマー、エ
チレン−メタクリル酸コポリマーがあげられ、こ
れらのポリマーは通常は単独で用いられるが、2
種以上併用してもよい。これらのカルボキシル基
を含有するポリマーのなかでもとくにエチレン−
アルリル酸−無水マレイン酸ターポリマーおよび
アイオノマーが好適に使用しうる。 前記カルボキシル基を含有するポリマーの使用
量はポリプロピレン系樹脂100部に対して0.1〜10
部である。かかるカルボキシル基を含有するポリ
マーの使用量は0.1部未満ではえられるポリプロ
ピレン系樹脂予備発泡粒子の気泡系が200μm以
上になりにくく、また10部をこえると該気泡径は
500μm程度からそれほど大きくならないほか、
ポリプロピレン系樹脂の性質が損われるため好ま
しくない。とくにカルボキシル基を含有するポリ
マーの使用量が0.3〜5部のばあい、気泡径を大
きくする効果と経済性面で好ましいが、さらに好
ましくは0.5〜3部である。 ポリプロピレン系樹脂とカルボキシル基を含有
するポリマーは通常、押出機、ニーダー、バンバ
リーミキサー、ロールなどを用いて溶融混合し、
ついで、円柱状、楕円注状、球状、立方体状、直
方体状など予備発泡に利用しやすい所望の粒子形
状に成形される。 従来より揮発性発泡剤を含有する熱可塑性樹脂
粒子をオートクレーブなどの耐圧容器中にて攪拌
しながら水に分散させ、これを高温、高圧下で低
圧域に放出することにより熱可塑性樹脂粒子を予
備発泡させる方法が知られており、たとえば西独
公開特許公報第2107683号、特公昭56−1344号公
報に記載されている方法などがあげられる。しか
しながら、これらの方法によつて予備発泡をおこ
なつたばあい、えられる予備発泡粒子の気泡径は
きわめて不均一で、予備発泡粒子の気泡径が
200μm以上のものがえられにくく、こうした予
備発泡粒子を用いて型内発泡成形を行なつたばあ
い、外観の劣つた商品価値の小さい成形体しかえ
られない。 しかしながら、耐圧容器中で揮発性発泡剤を含
有する熱可塑性樹脂粒子を攪拌しながら水中に分
散させ、加圧下で加熱後、水分散物を低圧域に放
出させる熱可塑性樹脂粒子の予備発泡技術におい
て、熱可塑性樹脂粒子としてポリプロピレン系樹
脂100部に対してカルボキシル基を含有するポリ
マー0.1〜10部を混合した基材樹脂を用いたばあ
い、気泡径が200〜500μmの均一な気泡を有する
ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子が容易にえら
れる。 かかるカルボキシル基を含有するポリマーの使
用量は0.1部未満のばあい、気泡径が200μm以上
にならにくく、また10部をこえると気泡径は
200μm以上になるが、成形品の寸法収縮率、成
形品の形状の歪などが大きくなるので好ましくな
い。 本発明において使用される揮発性発泡剤として
は、たとえばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキ
サンなどの脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、
シクロブンタンなどの脂環式炭化水素類;トリク
ロロモノフルオロメタン、ジルロロジフルオロメ
タン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロ
ロトリフルオロエタン、メチルクロライド、メチ
レンクロライド、エチルクロライドなどのハロゲ
ン化炭化水素類などがあげられるが、これらの発
泡剤は単独で用いてもよく、また2種以上併用し
てもよい。これらの発泡剤の使用量は、とくに限
定がなく、所望のポリオレフイン系樹脂予備発泡
粒子の発泡度に応じて適宜調整される。通常その
使用量は、基材樹脂(ポリプロピレン系樹脂100
部に対してカルボキシル基を含有するポリマーを
0.1〜10部含有せしめたもの)100部に対して5〜
50部である。 本発明において、耐圧容器中でポリプロピレン
系樹脂粒子に揮発性発泡剤を含有させ、ついで攪
拌しながら水中に分散させるが、このとき分散剤
として、第三リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグ
ネシウム、塩基性炭酸亜鉛、炭酸カルシウムなど
や、少量の界面活性剤、たとえばドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ、n−パラフインスルホン酸
ソーダ、α−オレフインスルホン酸ソーダなどを
使用しうる。 その他の本発明の予備発泡粒子を製造する方法
としては、ポリプロピレン系樹脂粒子に揮発性発
泡剤を含浸させたのち、水蒸気などで加熱する方
法(たとえば、特公昭48−34391号、特開昭58−
65734号に開示された方法)を用いてもよい。 本発明の製造方法によつてえられるポリプロピ
レン系樹脂予備発泡粒子は通常80%以上の独立気
泡率を有するが、さらに要すればこの予備発泡粒
子を耐圧容器中で過熱加圧下、一定時間処理する
ことによつて空気含浸を行なつた後に、この予備
発泡粒子を成形用金型に充填し、蒸気加熱によ
り、加熱発泡成形して金型どおりの発泡成形体を
製造してもよい。 かくしてえられた発泡成形体は、寸法収縮率が
小さく、形状変形が小さいので、きわめて商品価
値の高いものとなる。 つぎに本発明を実施例および比較例に基づいて
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。 実施例1〜7および比較例1〜4 エチレン−プロプレンランダムコポリマー(住
友化学工業(株)製ノーブレン、エチレン含有4.5重
量%)100部に第1表に示す量のエチレン−アク
リル酸−無水マレイン酸ターポリマーを混合して
なる基材樹脂のペレツト100部、ジクロロジフル
オロメタン30部、分散剤としてパウダー状塩基製
性三リン酸カルシウム0.5部およびn−パラフイ
ンスルホン酸ソーダ0.006部を水300部とともに耐
圧容器に仕込み、136℃まで加熱した。このとき
の圧力は約26Kg/cm2Gであつた。その後、容器内
の圧力を、ジクロロジフルオロメタンを圧入しな
がら26〜26.5Kg/cm2Gに保持しつつ、耐圧容器下
部のバルブを開いて水分散物を大気圧下に放出し
て予備発泡を行なつたところ、それぞれともに発
泡倍率が約30倍の予備発泡粒子がえられた えられた予備発泡粒子は80℃×8.5Kg/cm2G(空
気中)の条件で2.0時間かけて空気含浸処理をお
こなつて粒子内圧を約2.0〜2.5atmに調整後、290
mm×270mm×50mmのブロツク金型に充填し、約2.0
Kg/cm2Gの水蒸気圧で加熱して成形品をえた。 えられた成形品の物性として、以下の方法によ
り、平均気泡径、気泡径の均一性、寸法収縮率お
よび成形品の形状の歪みを測定した。その結果を
第1表に示す。 (平均気泡径) えられた予備発泡粒子の中から任意に30個の予
備発泡粒子を取り出し、JIS K 6402に準拠して
気泡径を測定し、平均気泡径(d)を算出する。 (気泡の均一性) 平均気泡径(d)と気泡径のバラツキを表わす標準
偏差(σ)との比(以下、Uという): U=(σ/d)×100(%) で評価する。 Uが小さいほど気泡が均一であることを示す。 ○:Uの値が35%未満 △:Uの値が35〜45% ×:Uの値が45%をこえる (寸法収縮率) 成形品寸法および金型寸法を測定して成形品の
寸法収縮率を求める。 ○:3%以下 △:3〜5% ×:5%をこえる (成形品の形状の歪み) 成形品の断面形状(第1図)に沿つた厚さを測
定し、最大厚さLと最大厚さL′との比: S=(1−L′/L)×100 から評価する。 ○:Sが3%以下 △:Sが3〜5% ×:Sが5%をこえる
およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、
型内発泡成形性に優れたポリプロピレン系樹脂予
備発泡粒子およびその製造方法に関する。 [従来の技術] 型内発泡成形に用いられるポリプロピレン系樹
脂予備発泡粒子の気泡径は、200μm以下のばあ
い、型内発泡成形後の成形品の収縮率が大きくな
りやすく、また成形品の形状が歪む(当業界にお
いては通常ヒケやソリなどといわれている)など
の欠点があり、成形体の商品価値の低下や成形体
の生産技術の悪化をもたらしている。 [発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者は、前記従来技術に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、ポリプロピレン系樹脂に特定
のポリマーを含有せしめ、予備発泡粒子の気泡径
を200〜500μmに調整したばあい、前記のごとき
型内発泡形成後の問題点が解消されうることを見
出し、本発明を完成するにいたつた。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明はポリプロピレン系樹脂100
重量部に対してエチレン−アクリル酸−無水マレ
イン酸ターポリマー、エチレン−メタクリル酸コ
ポリマーの分子間を金属イオンで架橋させてなる
アイオイマー、エチレン−アクリル酸コポリマー
およびエチレン−メタクリル酸コポリマーから選
ばれたカルボキシル基を含有するポリマー0.1〜
10重量部を混合してなる基材樹脂からなり、気泡
系が200〜500μmであることを特徴とするポリプ
ロピレン系樹脂予備発泡粒子、ならびに耐圧容器
中で揮発性発泡材剤を含有する熱可塑性樹脂粒子
を攪拌しながら水中に分散させ、加圧下で加熱し
た後、水分散物を低圧域に放出して熱可塑性樹脂
粒子を予備発泡させる製造方法において、熱可塑
性樹脂としてポリプロピレン系樹脂100重量部に
対してエチレン−アクリル酸−無水マレイン酸タ
ーポリマー、エチレン−メタクリル酸の分子間を
金属イオンで架橋させてなるアイオノマー、エチ
レン−アクリル酸コポリマーおよびエチレン−メ
タクリル酸コポリマーから選ばれたカルボキシル
基を含有するポリマー0.1〜10重量部を混合して
なる基材樹脂を用いることを特徴とするポリプロ
ピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。 [作用および実施例] 本発明のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
は、前記したように、ポリプロピレン系樹脂100
部(重量部、以下同様)に対して特定のカルボキ
シル基を含有するポリマー0.1〜10部を混合した
基材樹脂からなり、気泡径200〜500μmを有する
ものである。かかるポリプロピレン系樹脂予備発
泡粒子を型内発泡成形に用いたばあい、型内発泡
成形後の前記のごとき問題点が解消される。 本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂とし
ては、たとえばエチレン−プロピレンランダムコ
ポリマー、エチレン−プロピレン−ブテンランダ
ムターポリマー、エチレン−プロピレンブロツク
ポリマー、ホモポリプロピレンなどがあげられる
が、これらのポリマーは通常どおり単独で用いて
もよく、2種以上併用してもよい。また該ポリプ
ロピレン系樹脂は無架橋の状態で用いてもよい
が、パーオキサイドや放射線などにより架橋させ
て用いてもよい。 本発明に用いられるカルボキシル基を含有する
ポリマーは、エチレン−アクリル酸−無水マレイ
ン酸−ポリマー、エチレン−メタクリル酸コポリ
マーの分子間を金属イオンで架橋させてなるアイ
オノマー、エチレン−アクリル酸コポリマー、エ
チレン−メタクリル酸コポリマーがあげられ、こ
れらのポリマーは通常は単独で用いられるが、2
種以上併用してもよい。これらのカルボキシル基
を含有するポリマーのなかでもとくにエチレン−
アルリル酸−無水マレイン酸ターポリマーおよび
アイオノマーが好適に使用しうる。 前記カルボキシル基を含有するポリマーの使用
量はポリプロピレン系樹脂100部に対して0.1〜10
部である。かかるカルボキシル基を含有するポリ
マーの使用量は0.1部未満ではえられるポリプロ
ピレン系樹脂予備発泡粒子の気泡系が200μm以
上になりにくく、また10部をこえると該気泡径は
500μm程度からそれほど大きくならないほか、
ポリプロピレン系樹脂の性質が損われるため好ま
しくない。とくにカルボキシル基を含有するポリ
マーの使用量が0.3〜5部のばあい、気泡径を大
きくする効果と経済性面で好ましいが、さらに好
ましくは0.5〜3部である。 ポリプロピレン系樹脂とカルボキシル基を含有
するポリマーは通常、押出機、ニーダー、バンバ
リーミキサー、ロールなどを用いて溶融混合し、
ついで、円柱状、楕円注状、球状、立方体状、直
方体状など予備発泡に利用しやすい所望の粒子形
状に成形される。 従来より揮発性発泡剤を含有する熱可塑性樹脂
粒子をオートクレーブなどの耐圧容器中にて攪拌
しながら水に分散させ、これを高温、高圧下で低
圧域に放出することにより熱可塑性樹脂粒子を予
備発泡させる方法が知られており、たとえば西独
公開特許公報第2107683号、特公昭56−1344号公
報に記載されている方法などがあげられる。しか
しながら、これらの方法によつて予備発泡をおこ
なつたばあい、えられる予備発泡粒子の気泡径は
きわめて不均一で、予備発泡粒子の気泡径が
200μm以上のものがえられにくく、こうした予
備発泡粒子を用いて型内発泡成形を行なつたばあ
い、外観の劣つた商品価値の小さい成形体しかえ
られない。 しかしながら、耐圧容器中で揮発性発泡剤を含
有する熱可塑性樹脂粒子を攪拌しながら水中に分
散させ、加圧下で加熱後、水分散物を低圧域に放
出させる熱可塑性樹脂粒子の予備発泡技術におい
て、熱可塑性樹脂粒子としてポリプロピレン系樹
脂100部に対してカルボキシル基を含有するポリ
マー0.1〜10部を混合した基材樹脂を用いたばあ
い、気泡径が200〜500μmの均一な気泡を有する
ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子が容易にえら
れる。 かかるカルボキシル基を含有するポリマーの使
用量は0.1部未満のばあい、気泡径が200μm以上
にならにくく、また10部をこえると気泡径は
200μm以上になるが、成形品の寸法収縮率、成
形品の形状の歪などが大きくなるので好ましくな
い。 本発明において使用される揮発性発泡剤として
は、たとえばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキ
サンなどの脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、
シクロブンタンなどの脂環式炭化水素類;トリク
ロロモノフルオロメタン、ジルロロジフルオロメ
タン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロ
ロトリフルオロエタン、メチルクロライド、メチ
レンクロライド、エチルクロライドなどのハロゲ
ン化炭化水素類などがあげられるが、これらの発
泡剤は単独で用いてもよく、また2種以上併用し
てもよい。これらの発泡剤の使用量は、とくに限
定がなく、所望のポリオレフイン系樹脂予備発泡
粒子の発泡度に応じて適宜調整される。通常その
使用量は、基材樹脂(ポリプロピレン系樹脂100
部に対してカルボキシル基を含有するポリマーを
0.1〜10部含有せしめたもの)100部に対して5〜
50部である。 本発明において、耐圧容器中でポリプロピレン
系樹脂粒子に揮発性発泡剤を含有させ、ついで攪
拌しながら水中に分散させるが、このとき分散剤
として、第三リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグ
ネシウム、塩基性炭酸亜鉛、炭酸カルシウムなど
や、少量の界面活性剤、たとえばドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ、n−パラフインスルホン酸
ソーダ、α−オレフインスルホン酸ソーダなどを
使用しうる。 その他の本発明の予備発泡粒子を製造する方法
としては、ポリプロピレン系樹脂粒子に揮発性発
泡剤を含浸させたのち、水蒸気などで加熱する方
法(たとえば、特公昭48−34391号、特開昭58−
65734号に開示された方法)を用いてもよい。 本発明の製造方法によつてえられるポリプロピ
レン系樹脂予備発泡粒子は通常80%以上の独立気
泡率を有するが、さらに要すればこの予備発泡粒
子を耐圧容器中で過熱加圧下、一定時間処理する
ことによつて空気含浸を行なつた後に、この予備
発泡粒子を成形用金型に充填し、蒸気加熱によ
り、加熱発泡成形して金型どおりの発泡成形体を
製造してもよい。 かくしてえられた発泡成形体は、寸法収縮率が
小さく、形状変形が小さいので、きわめて商品価
値の高いものとなる。 つぎに本発明を実施例および比較例に基づいて
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。 実施例1〜7および比較例1〜4 エチレン−プロプレンランダムコポリマー(住
友化学工業(株)製ノーブレン、エチレン含有4.5重
量%)100部に第1表に示す量のエチレン−アク
リル酸−無水マレイン酸ターポリマーを混合して
なる基材樹脂のペレツト100部、ジクロロジフル
オロメタン30部、分散剤としてパウダー状塩基製
性三リン酸カルシウム0.5部およびn−パラフイ
ンスルホン酸ソーダ0.006部を水300部とともに耐
圧容器に仕込み、136℃まで加熱した。このとき
の圧力は約26Kg/cm2Gであつた。その後、容器内
の圧力を、ジクロロジフルオロメタンを圧入しな
がら26〜26.5Kg/cm2Gに保持しつつ、耐圧容器下
部のバルブを開いて水分散物を大気圧下に放出し
て予備発泡を行なつたところ、それぞれともに発
泡倍率が約30倍の予備発泡粒子がえられた えられた予備発泡粒子は80℃×8.5Kg/cm2G(空
気中)の条件で2.0時間かけて空気含浸処理をお
こなつて粒子内圧を約2.0〜2.5atmに調整後、290
mm×270mm×50mmのブロツク金型に充填し、約2.0
Kg/cm2Gの水蒸気圧で加熱して成形品をえた。 えられた成形品の物性として、以下の方法によ
り、平均気泡径、気泡径の均一性、寸法収縮率お
よび成形品の形状の歪みを測定した。その結果を
第1表に示す。 (平均気泡径) えられた予備発泡粒子の中から任意に30個の予
備発泡粒子を取り出し、JIS K 6402に準拠して
気泡径を測定し、平均気泡径(d)を算出する。 (気泡の均一性) 平均気泡径(d)と気泡径のバラツキを表わす標準
偏差(σ)との比(以下、Uという): U=(σ/d)×100(%) で評価する。 Uが小さいほど気泡が均一であることを示す。 ○:Uの値が35%未満 △:Uの値が35〜45% ×:Uの値が45%をこえる (寸法収縮率) 成形品寸法および金型寸法を測定して成形品の
寸法収縮率を求める。 ○:3%以下 △:3〜5% ×:5%をこえる (成形品の形状の歪み) 成形品の断面形状(第1図)に沿つた厚さを測
定し、最大厚さLと最大厚さL′との比: S=(1−L′/L)×100 から評価する。 ○:Sが3%以下 △:Sが3〜5% ×:Sが5%をこえる
【表】
実施例1〜7でえられた成形品は、いずれも寸
法収縮率が小さく、かつ成形品の形状の歪みがな
いものであつた。比較例1でえられた成形品は、
エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ターポリ
マーを混合しなかつたもので、予備発泡粒子の気
泡の均一性に劣り、しかも平均気泡径が200μm
以下であるため、えられた成形品は寸法収縮率が
大きく、形状の歪みが大きなものであつた。 比較例3および4でえられた成形品は、予備発
泡粒子の気泡径が大きく気泡の均一性を有する
が、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ター
ポリマーの使用量が多いにもかかわらず、気泡径
は実施例4〜7でえれらた成形品と同程度であ
り、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ター
ポリマーの添加によるそれ以上の効果が現れてい
ないばかり、えられた成形品の寸法収縮率および
成形品の歪みがいずれも劣つたものであつた。 実施例8〜14および比較例5〜7 実施例1で用いたエチレン−アクリル酸−無水
マレイン酸ターポリマー0.1部のかわりに、エチ
レン−メタクリル酸コポリマーの分子間を金属イ
オンで架橋させてなるアイオノマー(三井ポリケ
ミカル(株)ハイミラン1706)を第2表に示す量だけ
用いたほかは実施例1と同様にして予備発泡粒子
を作成し、ついで実施例1と同様にして成形品を
作製した。えられた成形品の物性を実施例1と同
様にして測定した。その結果を第2表に示す。
法収縮率が小さく、かつ成形品の形状の歪みがな
いものであつた。比較例1でえられた成形品は、
エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ターポリ
マーを混合しなかつたもので、予備発泡粒子の気
泡の均一性に劣り、しかも平均気泡径が200μm
以下であるため、えられた成形品は寸法収縮率が
大きく、形状の歪みが大きなものであつた。 比較例3および4でえられた成形品は、予備発
泡粒子の気泡径が大きく気泡の均一性を有する
が、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ター
ポリマーの使用量が多いにもかかわらず、気泡径
は実施例4〜7でえれらた成形品と同程度であ
り、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸ター
ポリマーの添加によるそれ以上の効果が現れてい
ないばかり、えられた成形品の寸法収縮率および
成形品の歪みがいずれも劣つたものであつた。 実施例8〜14および比較例5〜7 実施例1で用いたエチレン−アクリル酸−無水
マレイン酸ターポリマー0.1部のかわりに、エチ
レン−メタクリル酸コポリマーの分子間を金属イ
オンで架橋させてなるアイオノマー(三井ポリケ
ミカル(株)ハイミラン1706)を第2表に示す量だけ
用いたほかは実施例1と同様にして予備発泡粒子
を作成し、ついで実施例1と同様にして成形品を
作製した。えられた成形品の物性を実施例1と同
様にして測定した。その結果を第2表に示す。
【表】
実施例8〜14でえられた成形品は、いずれも寸
法収縮率が小さく、かつ成形品の形状の歪みがな
いものであつた。比較例5でえられた成形品は、
アイオノマーの使用量が少なく、平均気泡径が
200μm以下になり、成形体の評価に劣るもので
あつた。さらに比較例6および7でえられた成形
品は、アイオノマーの使用量が多いにもかかわら
ず、平均気泡径が実施例12〜14でえられた成形品
と比べて大きくなつておらず、えられた成形品の
評価も好ましいものではなかつた。 比較例2〜7の結果から、カルボキシル基を含
有するポリマーの使用量には上限、下限値があ
り、とくにその使用量が10部をこえたばあい、ポ
リプロピレン系樹脂の性質が失われるので、平均
泡径、気泡の均一性の面で好ましいが、成形品の
評価がわるくなる。 [発明の効果] 本発明によれば、気泡径が均一な200〜500μm
のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子がえられる
が、該予備発泡粒子を用いた型内発泡成形後の成
形品の収縮率は小さく、また成形品の歪みも小さ
いので、みばえなどの外観面に優れ、しかも成形
品の生産収率が向上する。したがつて、寸法精度
が要求される車輌用衝撃吸収体などの構造部材、
断熱建材などに好適に使用しうるものであり、ま
た緩衝包装材などの用途にも有用なものである。
法収縮率が小さく、かつ成形品の形状の歪みがな
いものであつた。比較例5でえられた成形品は、
アイオノマーの使用量が少なく、平均気泡径が
200μm以下になり、成形体の評価に劣るもので
あつた。さらに比較例6および7でえられた成形
品は、アイオノマーの使用量が多いにもかかわら
ず、平均気泡径が実施例12〜14でえられた成形品
と比べて大きくなつておらず、えられた成形品の
評価も好ましいものではなかつた。 比較例2〜7の結果から、カルボキシル基を含
有するポリマーの使用量には上限、下限値があ
り、とくにその使用量が10部をこえたばあい、ポ
リプロピレン系樹脂の性質が失われるので、平均
泡径、気泡の均一性の面で好ましいが、成形品の
評価がわるくなる。 [発明の効果] 本発明によれば、気泡径が均一な200〜500μm
のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子がえられる
が、該予備発泡粒子を用いた型内発泡成形後の成
形品の収縮率は小さく、また成形品の歪みも小さ
いので、みばえなどの外観面に優れ、しかも成形
品の生産収率が向上する。したがつて、寸法精度
が要求される車輌用衝撃吸収体などの構造部材、
断熱建材などに好適に使用しうるものであり、ま
た緩衝包装材などの用途にも有用なものである。
第1図は成形品の形状の歪みを測定するために
用いた成形品の断面形状を示す。 L:成形品の最大厚さ、L′:成形品の最小厚
さ。
用いた成形品の断面形状を示す。 L:成形品の最大厚さ、L′:成形品の最小厚
さ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレン系樹脂100重量部に対してエ
チレン−アクリル酸−無水マレイン酸ターポリマ
ー、エチレン−メタクリル酸コポリマーの分子間
を金属イオンで架橋させてなるアイオノマー、エ
チレン−アクリル酸コポリマーおよびエチレン−
メタクリル酸コポリマーから選ばれたカルボキシ
ル基を含有するポリマー0.1〜10重量部を混合し
てなる基材樹脂からなり、気泡径が200〜500μm
であることを特徴とするポリプロピレン系樹脂予
備発泡粒子。 2 ポリプロピレン系樹脂がエチレン−プロピレ
ンランダムコポリマーである特許請求の範囲第1
項記載のポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子。 3 耐圧容器中で揮発性発泡剤を含有する熱可塑
性樹脂粒子を攪拌しながら水中に分散させ、加圧
下で加熱した後、水分散物を低圧域に放出して熱
可塑性樹脂粒子を備発泡させる製造方法におい
て、熱可塑性樹脂としてポリプロピレン系樹脂
100重量部に対してエチレン−アクリル酸−無水
マレイン酸ターポリマー、エチレン−メタクリル
酸の分子間を金属イオンで架橋させてなるアイオ
ノマー、エチレン−アクリル酸コポリマーおよび
エチレン−メタクリル酸コポリマーから選ばれた
カルボキシル基を含有するポリマー0.1〜10重量
部を混合してなる基材樹脂を用いることを特徴と
するポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25568285A JPS62115042A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25568285A JPS62115042A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62115042A JPS62115042A (ja) | 1987-05-26 |
| JPH0554855B2 true JPH0554855B2 (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=17282158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25568285A Granted JPS62115042A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62115042A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2044597A (en) * | 1996-04-05 | 1997-10-29 | Kaneka Corporation | Hydrous polyolefin resin composition, preexpanded particles produced therefrom, process for producing the same, and expanded moldings |
| JP3950557B2 (ja) | 1998-07-30 | 2007-08-01 | 株式会社カネカ | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子およびそれからの型内発泡成形体の製造方法 |
| KR20020055589A (ko) | 1999-12-28 | 2002-07-09 | 다케다 마사토시 | 발포성 폴리스티렌계 수지입자 및 이를 이용한 발포체 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4988963A (ja) * | 1972-12-27 | 1974-08-26 | ||
| JPS5876233A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-09 | Japan Styrene Paper Co Ltd | エチレン−プロピレン共重合体予備発泡粒子の製造方法 |
| JPS59133233A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-07-31 | Japan Styrene Paper Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-14 JP JP25568285A patent/JPS62115042A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62115042A (ja) | 1987-05-26 |
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