JPH0554965A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0554965A
JPH0554965A JP21703291A JP21703291A JPH0554965A JP H0554965 A JPH0554965 A JP H0554965A JP 21703291 A JP21703291 A JP 21703291A JP 21703291 A JP21703291 A JP 21703291A JP H0554965 A JPH0554965 A JP H0554965A
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oven
power supply
supply port
roller
stay
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Hiroshi Minagawa
弘 皆川
Hiroshi Kinoshita
博司 木下
Masayuki Uno
正行 宇野
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品の加熱均一性を向上でき、しかも、食品
の量、質、形状などのバリエーションに伴うオーブン負
荷効率の変動を低減できる電子レンジを提供する。 【構成】 オーブン庫11の底面13に、マイクロ波を
導入すべき所定の大きさの給電口23を設け、ローラー
28を介してプラスチック製ターンテーブルトレイ18
を載置する。給電口23に隙間を有して嵌合する金属製
回転軸27と、この回転軸27とローラー28とを接続
する金属製ステイ26とからなるローラーステイ25を
備える。ローラーステイ25を回転軸27の回りに回転
させて、ターンテーブルトレイ18を回転させるととも
に、オーブン庫11外から給電口23に供給されたマイ
クロ波を、ローラーステイ25によってオーブン庫11
内へ輻射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジに関し、
より詳しくは、食品の各部が均一に加熱される用にした
電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジのオーブン庫内にマイクロ波
を給電して食品を加熱する場合、オーブン庫が閉鎖空間
であることから、給電されたマイクロ波の進行波と反射
波とが重畳して定在波が形成される。この定在波が形成
されたモードでは、電界の強弱スポットが発生して、食
品内部に局部的な過加熱部分ができ上がる。電子レンジ
の設計開発においては、この局部加熱を最小限に抑えて
食品の各部分を均一に加熱するために、従来より様々な
工夫が施されている。例えば、 図14に示すように、マイクロ波を導入すべき給電口
223をオーブン庫211の天面212に設け、食品を
金属製のターンテーブルトレイ上に置いて回転させるよ
うにしたもの(なお、給電口223にマイクロ波を散乱
するためのスタラーファンを設けることもある。) 図15に示すように、給電口323をオーブン庫31
1の底面313に設け、この給電口323にマイクロ波
をオーブン庫311内へ輻射する回転輻射アンテナ32
5を設けたもの(マイクロ波を透過させるために、トレ
イ318は非金属製とされる。) などがある。なお、図14,図15中、219,319
はマイクロ波を出力するマグネトロン、220,320
は導波管、230,330は回転駆動用のモータをそれ
ぞれ示している。
【0003】上記の電子レンジは、オーブン庫211
内のマイクロ波定在波モードの中で食品を回転移動させ
ることにより、食品に対して電界の強弱を平均的に与え
るようにして均一加熱を図っている。この方式では、食
品の移動量を大きくとることができるので、電界の強弱
モードの中を確実に横切らせることができる。また、上
記の電子レンジは、回転輻射アンテナ325によって
オーブン庫内の定在波モードを大きく変動させることが
できる(なお、上記のスタラーファンも同様の働きを
する)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子レンジでは、依然として加熱均一性が不十分で
ある。また、加熱すべき食品の量、質、形が異なる場
合、加熱効率(オーブン負荷効率)が大きく変動するとい
う問題がある。例えば、上記の電子レンジでは、大き
い食品の場合、食品の底部が主に加熱され、食品の上部
が未加熱のままとなりやすい。また、上記の電子レン
ジでは、少量で小さい食品の場合、給電口と食品との距
離が遠くなってオーブン負荷効率が低下する。
【0005】そこで、この発明の目的は、食品の加熱均
一性を向上でき、しかも、食品の量、質、形状などのバ
リエーションに伴うオーブン負荷効率の変動を低減でき
る電子レンジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の電子レンジは、底面に、マイクロ波を導
入すべき所定の大きさの給電口を有するオーブン庫と、
上記オーブン庫の上記底面上にローラーを介して載置さ
れた非金属製ターンテーブルトレイと、上記給電口に隙
間を有して嵌合する金属製回転軸と、この回転軸と上記
ローラーとを接続する金属製ステイとからなるローラー
ステイを備えて、上記ローラーステイを上記回転軸の回
りに回転させて上記ターンテーブルトレイを回転させる
とともに、オーブン庫外から上記給電口に供給されたマ
イクロ波を、上記ローラーステイによってオーブン庫内
へ輻射するようにしたことを特徴としている。
【0007】また、この発明の電子レンジは、底面に、
マイクロ波を導入すべき所定の大きさの給電口を有する
オーブン庫と、上記オーブン庫の上記底面上にローラー
を介して載置された非金属製ターンテーブルトレイと、
上記給電口に隙間を有して嵌合する非金属製回転軸と、
この回転軸と上記ローラーとを接続する金属製ステイと
からなるローラーステイを備えて、上記ローラーステイ
を上記回転軸の回りに回転させて上記ターンテーブルト
レイを回転させるとともに、オーブン庫外から上記給電
口の上記隙間を通してオーブン庫内に導入されたマイク
ロ波を、上記金属製ステイによって散乱するようにした
ことを特徴としている。
【0008】また、上記オーブン庫の側面または天面
に、マイクロ波を導入すべき所定の大きさの第2の給電
口を設けるのが望ましい。
【0009】また、上記第2の給電口に隙間を有して嵌
合する金属製回転軸と、上記オーブン庫内でこの回転軸
に垂直につながる金属製アンテナとからなる回転輻射ア
ンテナを設けるのが望ましい。
【0010】また、この発明の電子レンジは、オーブン
庫の壁面に設けられ、オーブン庫外から導波管を通して
マイクロ波が供給される所定の大きさの給電口と、棒状
をなし、上記給電口に隙間を有して嵌合し、上記導波管
内への挿入量を調節可能な金属製受電部と、上記オーブ
ン庫内で上記受電部に垂直につながる金属製アンテナと
からなる輻射アンテナを備えたことを特徴としている。
【0011】また、上記給電口は複数設けられ、上記輻
射アンテナは上記複数の給電口の各々または一部に設け
られているのが望ましい。
【0012】
【作用】給電口に隙間を有して嵌合する金属製回転軸
と、この回転軸と上記ローラーとを接続する金属製ステ
イとからなるローラーステイを備えた場合、このローラ
ーステイはローラーを駆動してターンテーブルトレイを
回転させるだけでなく、回転輻射アンテナとして働く。
このローラーステイはターンテーブルトレイの直下に近
接して設けられるので、食品の近傍でマイクロ波が輻射
される。したがって、食品の位置での電界モードが大き
く変化して、従来に比して加熱均一性が向上する。しか
も、アンテナと食品との距離が従来に比して近いことか
ら、加熱効率が高くなり、食品の量、質、形などのバリ
エーションによるオーブン負荷効率の変動が従来に比し
て低減される。
【0013】また、給電口に隙間を有して嵌合する非金
属製回転軸と、この回転軸と上記ローラーとを接続する
金属製ステイとからなるローラーステイを備えた場合、
このローラーステイはローラーを駆動してターンテーブ
ルトレイを回転させるだけでなく、スタラーファンとし
て働く。このローラーステイはターンテーブルトレイの
直下に近接して設けられるので、食品の近傍でマイクロ
波が散乱される。したがって、食品の位置での電界モー
ドが大きく変化して、従来に比して加熱均一性が向上す
る。しかも、ファンと食品との距離が従来に比して近い
ことから、加熱効率が高くなり、食品の量、質、形など
のバリエーションによるオーブン負荷効率の変動が従来
に比して低減される。
【0014】さらに、オーブン庫の側面または天面に、
所定の大きさの開口からなる第2の給電口を設けた場
合、食品の形状が大きいときであっても、上記第2の給
電口を通して導入されるマイクロ波によって、食品の側
部,上部を効率良く加熱できる。したがって、食品の底
部だけでなく、食品全体を効率良く加熱することがで
き、加熱均一性が高まる。
【0015】さらに、上記第2の給電口に、上記開口に
隙間を有して嵌合する金属製回転軸と、上記オーブン庫
内でこの回転軸に垂直につながる金属製アンテナとから
なる回転輻射アンテナを設けた場合、上記第2の給電口
を通して導入されるマイクロ波の電界モードが変動す
る。したがって、食品の加熱均一性が更に向上する。
【0016】また、棒状をなし、給電口の開口に隙間を
有して嵌合し、導波管内への挿入量を調節可能な金属製
受電部と、オーブン庫内で上記受電部に垂直につながる
金属製アンテナとからなる輻射アンテナを備えた場合、
上記受電部の上記導波管内への挿入量を調節することに
より、上記給電口を通してオーブン庫内へ導入されるマ
イクロ波の電力量を制御できる。したがって、食品の
量、質、形のバリエーションに合わせてインピーダンス
・マッチングをとることが可能となり、従来に比してオ
ーブン負荷効率の変動が低減される。
【0017】さらに、上記受電部の導波管内への挿入量
を調節可能な上記輻射アンテナを、複数の給電口の各々
または一部に備えた場合、上記各々または一部の給電口
のインピーダンス整合状態をきめこまかく変化させるこ
とによって、オーブン負荷効率の変動が更に低減され
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明の電子レンジを実施例により
詳細に説明する。
【0019】図1,図2はそれぞれ一実施例の電子レン
ジの概略断面,外観を示し、図3は上記電子レンジの要
部断面を示している。
【0020】図2に示すように、この電子レンジはケー
シング10内に、オーブン庫11を備えている。このオ
ーブン庫11は、前面(ドア)16,後面17,天面12,
底面13,左側面14および右側面15で構成されてい
る。図1に示すように、オーブン庫11の右側には、マ
グネトロン19が設けられている。マグネトロン19
は、動作時に導波管20内へマイクロ波を出力する。導
波管20は、オーブン庫11の底面13につながる導波
管21と、オーブン庫11の右側面15につながる導波
管22とに分岐している。図3に示すように、オーブン
庫11の底面13,側面15の略中央に、それぞれ所定
の大きさの第1の給電口23,第2の給電口24が設け
られている。この第1の給電口23,第2の給電口24
には、それぞれ導波管21,22が接続されている。第
2の給電口24は、プラスチック製のカバー32で塞が
れている。
【0021】オーブン庫11の底面13上には、プラス
チック製ローラー28を介して略円板状のプラスチック
製ターンテーブルトレイ18が水平に載置されている。
ターンテーブルトレイ18の直下には、近接してローラ
ーステイ25が設けられている。このローラーステイ2
5は、第1の給電口23に隙間を有して嵌合する円柱状
の金属製回転軸27と、この回転軸27と上記ローラー
28とを接続する金属製ステイ26とからなっている。
金属製ステイ26は、図7(a)に示すように、中心部か
ら放射状に先細りの板金が延びたものである(この例で
は、板金の辺26aは直線となっている)。図3に示すよ
うに、上記ローラー28は、ローラー軸33によって金
属製ステイ26の先端に回動自在に取り付けられてい
る。また、回転軸27の下端には、プラスチック製の駆
動軸29が同心かつ一体に設けられている。この駆動軸
29は、導波管21の第1の給電口23と対向する箇所
を貫通し、下端がギアボックス31によって支持されて
いる。なお、34はインピーダンス整合用のスタブを示
している。
【0022】食品加熱時には、駆動軸29が連結ギア3
5を介してモータ30の回転力を受け、これにより、ロ
ーラーステイ25が所定の回転速度で回転軸27の回り
に回転する。ターンテーブルトレイ18は、ローラー2
8を介していることから、ローラーステイ25の2倍の
回転速度で回転する。一方、マグネトロン19が導波管
20内に出力したマイクロ波は、分岐して導波管21,
22内をそれぞれ進み、第1の給電口23,第2の給電
口24に到達する。第1の給電口23では、金属製回転
軸27が受電端となり、金属製ステイ26がアンテナと
して働く。すなわち、ローラーステイ25が回転輻射ア
ンテナとして働く。このローラーステイ25はターンテ
ーブルトレイ18の直下に近接して設けられているの
で、食品の近傍でマイクロ波が輻射される。したがっ
て、食品の位置での電界モードを大きく変化でき、従来
に比して加熱均一性を向上させることができる。しか
も、アンテナ(金属製ステイ26)と食品との距離が従来
に比して近いことから、加熱効率を高めることができ、
食品の量、質、形などのバリエーションによるオーブン
負荷効率の変動を従来に比して低減することができる。
【0023】さらに、オーブン庫11の側面15に、第
2の給電口24を設けているので、食品の形状が大きい
ときであっても、第2の給電口24を通して導入される
マイクロ波によって、食品の側部,上部を効率良く加熱
できる。したがって、食品の底部だけでなく、食品全体
を効率良く加熱することができ、加熱均一性を更に高め
ることができる。
【0024】図8は負荷量によるオーブン負荷効率の変
動の実測データを示している。測定に際しては、マグネ
トロン19の出力を一定値600Wとし、図9に示すよ
うに、1リットル入りビーカーA,Bに満たした水の量
で負荷量を設定した。そして、水の温度上昇によって加
熱効率(出力(W))を評価した。図8中、◎印が上記電子
レンジのデータを示し、○印が従来の電子レンジ(図1
4に示したもの)のデータを示している。図14から分
かるように、この発明によれば、水負荷量180cc(カ
ップ1杯の水に相当する)の小負荷のとき、オーブン負
荷効率の変動を従来に比して約20%程度低減すること
ができた(大負荷のときは、双方とも加熱効率低下は見
られない。)。また、図8中、●印は第2の給電口24
を設けなかった場合のデータを示している。この場合、
小負荷のときは上記電子レンジと略同程度の改善が見ら
れるが、大負荷のときは約10%程度加熱効率が低下し
ている。
【0025】なお、上記駆動軸29は、導波管21の壁
面と電気的に絶縁するために、プラスチック製とした
が、セラミック製としても良い。駆動軸29の材料とし
ては、マイクロ波吸収損失が小さく、絶縁耐圧が高く、
耐熱温度が高く、かつ機械的強度が大きいものが望まし
い。
【0026】また、上記ローラーステイ25は、図7
(a)に示した形状のものに限られるわけではなく、同図
(b),(c),(d)に示すようなものでも良い。同図(b)に示す
ものは、板金の辺26aの途中に突起26bを設けて、辺
26aの長さをマイクロ波の波長に関連させて調整して
いる。同図(c)に示すものは、板金の基本構成を円板と
し、円板の中心部に供給されたマイクロ波電力が円板の
全周から放射されるように扇形の開口26cを複数設け
ている。同図(d)に示すものは、同図(c)に示したものと
同様に板金の基本構成を円板とし、回転時に電界モード
が大きく変化するように開口26dの形状を工夫してい
る。
【0027】図4は、上記ローラーステイ25に代え
て、別のローラーステイ45を設けた例を示している。
このローラーステイ45は、第1の給電口43(上記第
1の給電口23よりも広い開口からなる。ローラーステ
イ45の回転軸47の周りはプラスチック製カバー42
で塞がれている。)に隙間を有して嵌合するプラスチッ
ク製(非金属製)回転軸47と、この回転軸47とローラ
ー28とを接続する金属製ステイ46とからなってい
る。ローラーステイ45は、ローラー28を駆動してタ
ーンテーブルトレイ18を回転させるだけでなく、スタ
ラーファンとして働く。このローラーステイ45はター
ンテーブルトレイ18の直下に近接して設けられている
ので、第1の給電口43を通して導入されたマイクロ波
が食品の近傍で散乱される。したがって、食品の位置で
の電界モードが大きく変化して、従来に比して加熱均一
性が向上する。しかも、ファンと食品との距離が従来に
比して近いことから、加熱効率が高くなり、食品の量、
質、形などのバリエーションによるオーブン負荷効率の
変動が従来に比して低減される。この場合、実際のオー
ブン負荷効率は、図8における◎印と●印との間、すな
わちローラーステイを回転輻射アンテナとした状態で、
第2の給電口を設けたときと設けないときとの間に収ま
ると考えられる。
【0028】図5は、オーブン庫11の側面15に開口
した第2の給電口54に、回転輻射アンテナ55を設け
た例を示している。この回転輻射アンテナ55は、第2
の給電口54に隙間を有して嵌合する回転軸57と、こ
の回転軸57にオーブン庫11内で垂直につながる金属
製アンテナ56とからなっている。回転軸57の右端に
は、プラスチック製の駆動軸59が同心かつ一体に設け
られている。この駆動軸59は、導波管22の第2の給
電口54と対向する箇所を貫通し、右端がモータ60に
つながっている。52はプラスチック製カバーを示して
いる。
【0029】食品加熱時には、駆動軸59,回転軸57
およびアンテナ56が一体にモータ60によって回転駆
動される。そして、導波管22を通して第2の給電口5
4に到達したマイクロ波が回転輻射アンテナ55によっ
てオーブン庫11内に輻射される。したがって、回転輻
射アンテナ55の回転によってマイクロ波の電界モード
を大きく変化させることができ、食品の加熱均一性を更
に高めることができる。
【0030】実際に、図9に示した配置で水を加熱し、
水の上部と下部の温度上昇のばらつきを測定したとこ
ろ、図10に示すような結果が得られた。ここで、横軸
Lは、満たした水の高さを100%としたときの高さ方
向の測定位置を表している。●印,○印は、それぞれ上
記第2の給電口54に回転輻射アンテナ55を設けたと
き,設けないときのデータを表している。この図10か
ら分かるように、回転輻射アンテナ55を設けることに
よって高さ方向の温度上昇ばらつきを約30%低減する
ことができた。
【0031】なお、図6に示すように、第2の給電口5
4をオーブン庫11の天面12に設け、この第2の給電
口54に上記回転輻射アンテナ55を設けても良い。こ
の場合も上に述べたのと同様に、食品の加熱均一性を高
めることができる。
【0032】図11,図12は他の実施例の電子レンジ
の概略断面,要部断面をそれぞれ示している。図11に
示すように、この電子レンジはケーシング110内にオ
ーブン庫111を備えている。オーブン庫111の右側
には、マグネトロン119が設けられている。マグネト
ロン119は、動作時に導波管120内へマイクロ波を
出力する。導波管120は、オーブン庫111の天面1
12につながる導波管21と、オーブン庫111の右側
面115につながる導波管122とに分岐している。オ
ーブン庫111の底面113,側面115の略中央部
に、それぞれ所定の大きさの第1の給電口123,第2
の給電口124が設けられている。第2の給電口124
は、外側に凸状に成形された副給電ボックス170の壁
面に設けられており、直径が約30mm(マグネトロン1
19の発振周波数2450MHzよりも小さい)に設定さ
れている。上記第1の給電口123,第2の給電口12
4(副給電ボックス170)の内側は、それぞれプラスチ
ック製のカバー142,152で塞がれている。オーブ
ン庫111の右側面115の上部には、庫内のマイクロ
波電界強度を検知する電界センサ180が設けられてい
る。また、オーブン庫111の底面113上には、ロー
ラー128を介して略円板状の金属製ターンテーブルト
レイ118が水平に載置されている。ターンテーブルト
レイ118の直下には、近接してローラーステイ125
が設けられている。このローラーステイ125は、モー
タ130によって回転駆動される回転軸127と、この
回転軸127と上記ローラー128とを接続する金属製
ステイ126とからなっている。金属製ステイ126
は、例えば図7(a)に示したように、中心部から放射状
に先細りの板金が延びたものである。
【0033】図12に示すように、上記第2の給電口1
24には、輻射アンテナ155が設けられている。この
輻射アンテナ155は、第2の給電口124に隙間を有
して嵌合する金属製受電部157と、上記副給電ボック
ス170内で上記受電部157に垂直につながる円板状
の金属製アンテナ156とからなっている。受電部15
7の導波管122内の端部には、プラスチック製(非金
属製)の駆動軸159が同心かつ一体に設けられてい
る。この駆動軸159は、導波管122の第2の給電口
124と対向する箇所を貫通している。駆動軸159の
外側端部には、円板状のカム受け部158が垂直に取り
付けられている。このカム受け部158の片面(外側の
面)に、アンテナ位置制御用モータ160によって駆動
されるカム161が当接している。一方、導波管122
の外壁とカム受け部158との間に、カム受け部158
を外側へ向けて付勢するスプリング162が設けられて
いる。
【0034】加熱動作時には、図11に示した電界セン
サ180の出力に基づいて、モータ160によってカム
161の回転角が制御される。すなわち、輻射アンテナ
155の受電部157の導波管122内への挿入量が、
インピーダンスが整合するように調節される。したがっ
て、食品の量、質、形状のバリエーションに伴うオーブ
ン負荷効率の変動を従来に比して低減することができ
る。なお、電子レンジの加熱プログラムにより調理を行
う場合には、予め食品の条件に合わせて輻射アンテナ1
55の導波管122内への挿入量を決めておき、電子レ
ンジの加熱プログラムにセッティングしておく。これに
より、食品ごとに適切なマイクロ波給電モードで加熱調
理を行うことができる。
【0035】図13は負荷量によるオーブン負荷効率の
変動の実測データを示している。測定に際しては、マグ
ネトロン19の出力を一定値(これを100%とする)と
し、図9に示したように、1リットル入りビーカーA,
Bに満たした水の量で負荷量を設定した。そして、水の
温度上昇によって加熱効率を評価した。図13中、◎印
が上記電子レンジのアンテナ可動による最適インピーダ
ンス整合条件でのデータを示し、○印が従来の電子レン
ジ(図14に示したもの)のデータを示している。図13
から分かるように、この発明によれば、水負荷量180
cc(カップ1杯の水に相当する)の小負荷のとき、従来に
比して約20%程度だけオーブン負荷効率の変動を低減
することができた(大負荷のときは、双方とも加熱効率
低下は見られない。)。
【0036】なお、上記駆動軸159は、導波管124
の壁面と電気的に絶縁するために、プラスチック製とし
たが、セラミック製としても良い。駆動軸159の材料
としては、マイクロ波吸収損失が小さく、絶縁耐圧が高
く、耐熱温度が高く、かつ機械的強度が大きいものが望
ましい。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の電
子レンジは、給電口に隙間を有して嵌合する金属製回転
軸と、この回転軸とローラーとを接続する金属製ステイ
とからなるローラーステイを備えているので、このロー
ラーステイを食品に近接した位置で回転輻射アンテナと
して働かせることができる。したがって、食品の加熱均
一性を向上でき、しかも、食品の量、質、形状などのバ
リエーションに伴うオーブン負荷効率の変動を低減する
ことができる。
【0038】また、給電口に隙間を有して嵌合する非金
属製回転軸と、この回転軸とローラーとを接続する金属
製ステイとからなるローラーステイを備えた場合、この
ローラーステイを食品に近接した位置でスタラーファン
として働かせることができる。したがって、食品の加熱
均一性を向上でき、しかも、食品の量、質、形などのバ
リエーションによるオーブン負荷効率の変動を低減する
ことができる。
【0039】さらに、オーブン庫の側面または天面に、
所定の大きさの開口からなる第2の給電口を設けた場
合、食品の形状が大きいときであっても、上記第2の給
電口を通して導入されるマイクロ波によって、食品の側
部,上部を効率良く加熱でき、加熱均一性を高めること
ができる。
【0040】さらに、上記第2の給電口に隙間を有して
嵌合する金属製回転軸と、上記オーブン庫内でこの回転
軸に垂直につながる金属製アンテナとからなる回転輻射
アンテナを設けた場合、上記第2の給電口を通して導入
されるマイクロ波の電界モードが変動させることができ
る。したがって、食品の加熱均一性を更に向上させるこ
とができる。
【0041】また、棒状をなし、給電口に隙間を有して
嵌合し、かつ導波管内への挿入量を調節可能な金属製受
電部と、オーブン庫内で上記受電部に垂直につながる金
属製アンテナとからなる輻射アンテナを備えた場合、上
記受電部の上記導波管内への挿入量を調節することによ
り、上記給電口を通してオーブン庫内へ導入されるマイ
クロ波の電力量を制御できる。したがって、食品の量、
質、形のバリエーションに合わせてインピーダンス・マ
ッチングをとることができ、オーブン負荷効率の変動を
低減することができる。
【0042】さらに、導波管内への挿入量を調節可能な
上記輻射アンテナを、複数の給電口の各々または一部に
備えた場合、上記各々または一部の給電口のインピーダ
ンス整合状態をきめこまかく変化させることによって、
オーブン負荷効率の変動を更に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の電子レンジの概略断面
を示す図である。
【図2】 上記電子レンジの外観を示す図である。
【図3】 上記電子レンジの要部断面を示す図である。
【図4】 この発明の一実施例の電子レンジの要部断面
を示す図である。
【図5】 この発明の一実施例の電子レンジの要部断面
を示す図である。
【図6】 この発明の一実施例の電子レンジの要部断面
を示す図である。
【図7】 ローラーステイの変形例を示す図である。
【図8】 オーブン負荷効率の変動のデータを示す図で
ある。
【図9】 被加熱物として水をビーカーに満たした状態
を示す図である。
【図10】 加熱均一性のデータを示す図である。
【図11】 この発明の他の実施例の電子レンジの概略
断面を示す図である。
【図12】 上記電子レンジの要部断面を示す図であ
る。
【図13】 上記電子レンジのオーブン負荷効率の変動
のデータを示す図である。
【図14】 従来の電子レンジを示す図である。
【図15】 従来の電子レンジを示す図である。
【符号の説明】
10,110 ケーシング 11,111
オーブン庫 12,112 天面 13,113
底面 14,114 左側面 15,115
右側面 18,118 ターンテーブルトレイ 19,119
マグネトロン 20,21,22120,121,122 導波管 23,43,123 第1の給電口 24,54,1
24 第2の給電口 25,125 ローラーステイ 26,46,1
26 金属製ステイ 27,54 金属製回転軸 28,128
ローラー 29,59,159 プラスチック製駆動軸 30,130 モータ 31 ギアボ
ックス 32,42,52,142,152 プラスチック製カバー 34,134 インピーダンス整合用スタブ 55 回転輻射アンテナ 56,156
金属製アンテナ 157 金属製受電部 158 カム
受け部 160 アンテナ位置制御用モータ 161 カム 170 副給電ボックス 180 電界
センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に、マイクロ波を導入すべき所定の
    大きさの給電口を有するオーブン庫と、 上記オーブン庫の上記底面上にローラーを介して載置さ
    れた非金属製ターンテーブルトレイと、 上記給電口に隙間を有して嵌合する金属製回転軸と、こ
    の回転軸と上記ローラーとを接続する金属製ステイとか
    らなるローラーステイを備えて、 上記ローラーステイを上記回転軸の回りに回転させて上
    記ターンテーブルトレイを回転させるとともに、オーブ
    ン庫外から上記給電口に供給されたマイクロ波を、上記
    ローラーステイによってオーブン庫内へ輻射するように
    したことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 底面に、マイクロ波を導入すべき所定の
    大きさの給電口を有するオーブン庫と、 上記オーブン庫の上記底面上にローラーを介して載置さ
    れた非金属製ターンテーブルトレイと、 上記給電口に隙間を有して嵌合する非金属製回転軸と、
    この回転軸と上記ローラーとを接続する金属製ステイと
    からなるローラーステイを備えて、 上記ローラーステイを上記回転軸の回りに回転させて上
    記ターンテーブルトレイを回転させるとともに、オーブ
    ン庫外から上記給電口の上記隙間を通してオーブン庫内
    に導入されたマイクロ波を、上記金属製ステイによって
    散乱するようにしたことを特徴とする電子レンジ。
  3. 【請求項3】 上記オーブン庫の側面または天面に、マ
    イクロ波を導入すべき所定の大きさの第2の給電口を設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    電子レンジ。
  4. 【請求項4】 上記第2の給電口に隙間を有して嵌合す
    る金属製回転軸と、上記オーブン庫内でこの回転軸に垂
    直につながる金属製アンテナとからなる回転輻射アンテ
    ナを設けたことを特徴とする請求項3に記載の電子レン
    ジ。
  5. 【請求項5】 オーブン庫の壁面に設けられ、オーブン
    庫外から導波管を通してマイクロ波が供給される所定の
    大きさの給電口と、 棒状をなし、上記給電口に隙間を有して嵌合し、上記導
    波管内への挿入量を調節可能な金属製受電部と、上記オ
    ーブン庫内で上記受電部に垂直につながる金属製アンテ
    ナとからなる輻射アンテナを備えたことを特徴とする電
    子レンジ。
  6. 【請求項6】 上記給電口は複数設けられ、 上記輻射アンテナは上記複数の給電口の各々または一部
    に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の電
    子レンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146316A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Panasonic Corp マイクロ波加熱装置
CN110006077A (zh) * 2019-05-05 2019-07-12 上海海洋大学 通过持续调节反射面位置提高微波炉加热均匀性的方法

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