JPH0554973A - 琺瑯型エレクトロルミネセンス素子およびその製造方法 - Google Patents
琺瑯型エレクトロルミネセンス素子およびその製造方法Info
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- JPH0554973A JPH0554973A JP3216988A JP21698891A JPH0554973A JP H0554973 A JPH0554973 A JP H0554973A JP 3216988 A JP3216988 A JP 3216988A JP 21698891 A JP21698891 A JP 21698891A JP H0554973 A JPH0554973 A JP H0554973A
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-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F13/00—Illuminated signs; Luminous advertising
- G09F13/20—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
- G09F13/22—Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
- G09F2013/227—Electroluminescent displays for vehicles
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 例えば自動車などの計器において、文字盤の
バック照明用および光指針などに用いて好適な琺瑯型E
L素子に関し、琺瑯がけの回数を減らすことによって容
易に、かつ、安価に構成でき、発光特性を劣化させない
ことを目的とする。 【構成】 電極となる素地金属1、この素地金属1の一
主表面に設けた下がけ層2、この下がけ層2の上に設け
た白色系層3、この白色系層3の上に設けた発光層4、
この発光層4の上に設けた導電層5からなるEL素子本
体Aを用いて構成した琺瑯型EL素子において、透光性
フィルム5aの発光層4に当接する一主表面に透光性導
電膜5bを設けて導電層5Aを構成し、少なくとも導電
層5A側に位置する部分を透光性とした保護フィルム7
A,7BでEL素子本体Aを被覆して構成する。
バック照明用および光指針などに用いて好適な琺瑯型E
L素子に関し、琺瑯がけの回数を減らすことによって容
易に、かつ、安価に構成でき、発光特性を劣化させない
ことを目的とする。 【構成】 電極となる素地金属1、この素地金属1の一
主表面に設けた下がけ層2、この下がけ層2の上に設け
た白色系層3、この白色系層3の上に設けた発光層4、
この発光層4の上に設けた導電層5からなるEL素子本
体Aを用いて構成した琺瑯型EL素子において、透光性
フィルム5aの発光層4に当接する一主表面に透光性導
電膜5bを設けて導電層5Aを構成し、少なくとも導電
層5A側に位置する部分を透光性とした保護フィルム7
A,7BでEL素子本体Aを被覆して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車などの
計器(メータ)において、文字盤のバック照明用および
光指針などに用いて好適な琺瑯型エレクトロルミネセン
ス(Electroluminescence)素子(以下、エレクトロルミ
ネセンス素子をEL素子と記載する。)およびその製造
方法に関するものである。
計器(メータ)において、文字盤のバック照明用および
光指針などに用いて好適な琺瑯型エレクトロルミネセン
ス(Electroluminescence)素子(以下、エレクトロルミ
ネセンス素子をEL素子と記載する。)およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車などの計器において、近
年、視認性を向上させるために光透過文字盤および光指
針を用いるようになってきた。そして、光源を形成する
EL素子として、蛍光体粒を琺瑯層(ガラス)の中に封
入した琺瑯(無機分散)型EL素子が用いられている。
年、視認性を向上させるために光透過文字盤および光指
針を用いるようになってきた。そして、光源を形成する
EL素子として、蛍光体粒を琺瑯層(ガラス)の中に封
入した琺瑯(無機分散)型EL素子が用いられている。
【0003】図3は従来の琺瑯型EL素子の構造を示す
断面図、図4は発光層の構成を示す説明図である。図3
において、1は電極となる素地金属、2は素地金属1の
一主表面に後述する層の密着性をよくするために設けた
下がけ層、3は下がけ層2の上に光の反射をよくするた
めに設けた白色系層、4は白色系層3の上に設けた発光
層を示し、この発光層4は、フリット(ガラス質の粉
末)に粘土、添加物、水などを入れて混ぜ合わせたスリ
ップに蛍光体粒を分散させた釉薬を塗布・焼成、すなわ
ち琺瑯がけすることによって図4に示すように形成され
た琺瑯(ガラス)部分4aと、この琺瑯部分4aに点在
する蛍光体粒4bとで構成されている。
断面図、図4は発光層の構成を示す説明図である。図3
において、1は電極となる素地金属、2は素地金属1の
一主表面に後述する層の密着性をよくするために設けた
下がけ層、3は下がけ層2の上に光の反射をよくするた
めに設けた白色系層、4は白色系層3の上に設けた発光
層を示し、この発光層4は、フリット(ガラス質の粉
末)に粘土、添加物、水などを入れて混ぜ合わせたスリ
ップに蛍光体粒を分散させた釉薬を塗布・焼成、すなわ
ち琺瑯がけすることによって図4に示すように形成され
た琺瑯(ガラス)部分4aと、この琺瑯部分4aに点在
する蛍光体粒4bとで構成されている。
【0004】5は発光層4の上に設けた導電層としての
透明導電層、6は透明導電層5の上に設けた透光性のオ
ーバーコート層である。AはEL素子本体を示し、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および透明
導電層5で構成されている。
透明導電層、6は透明導電層5の上に設けた透光性のオ
ーバーコート層である。AはEL素子本体を示し、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および透明
導電層5で構成されている。
【0005】次に、琺瑯型EL素子の製造について説明
する。まず、素地金属1の一主表面に密着性の高い釉薬
を用いて琺瑯がけ(施釉)で下がけ層2を形成した後、
この下がけ層2の上に琺瑯がけまたは他の方法で白色系
層3を形成する。そして、白色系層3の上に琺瑯がけで
発光層4を形成した後、この発光層4の上にITO(錫
を添加した酸化インジウム)などの透明導電層5を蒸着
などによって形成し、さらに、透明導電層5の上に琺瑯
がけでオーバーコート層6を形成することにより、琺瑯
型EL素子とすることができる。
する。まず、素地金属1の一主表面に密着性の高い釉薬
を用いて琺瑯がけ(施釉)で下がけ層2を形成した後、
この下がけ層2の上に琺瑯がけまたは他の方法で白色系
層3を形成する。そして、白色系層3の上に琺瑯がけで
発光層4を形成した後、この発光層4の上にITO(錫
を添加した酸化インジウム)などの透明導電層5を蒸着
などによって形成し、さらに、透明導電層5の上に琺瑯
がけでオーバーコート層6を形成することにより、琺瑯
型EL素子とすることができる。
【0006】次に、動作について説明する。まず、素地
金属1と透明導電層5とに接続した電極に交流電源を印
加すると、発光層4に交流電界が印加されることによっ
て蛍光体粒4bが発光するので、蛍光体粒4bからの光
は直接または白色系層2で反射されて透明導電層5、オ
ーバーコート層6を透過する。したがって、発光層4か
らの光を琺瑯型EL素子の外(オーバーコート層6側)
から視認することができるので、例えば半ドーナツ型に
形成するなどして文字盤のバック照明として、また指針
型に形成して光指針としても利用できる。
金属1と透明導電層5とに接続した電極に交流電源を印
加すると、発光層4に交流電界が印加されることによっ
て蛍光体粒4bが発光するので、蛍光体粒4bからの光
は直接または白色系層2で反射されて透明導電層5、オ
ーバーコート層6を透過する。したがって、発光層4か
らの光を琺瑯型EL素子の外(オーバーコート層6側)
から視認することができるので、例えば半ドーナツ型に
形成するなどして文字盤のバック照明として、また指針
型に形成して光指針としても利用できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の琺瑯型EL素子
は、以上のように構成されているので、下がけ層2、白
色層3、発光層4およびオーバーコート層6を琺瑯がけ
で形成するため、琺瑯がけの回数が4回となる。したが
って、琺瑯がけに使用する釉薬の原料調合などの煩雑な
工程が多くなるため、琺瑯型EL素子が容易に製造でき
ず、高価になるという不都合があった。また、オーバー
コート層6の焼成時に蛍光体粒4bが高温にさらされ、
蛍光体粒4bに悪影響を与えるため、発光特性が劣化す
るという不都合もあった。
は、以上のように構成されているので、下がけ層2、白
色層3、発光層4およびオーバーコート層6を琺瑯がけ
で形成するため、琺瑯がけの回数が4回となる。したが
って、琺瑯がけに使用する釉薬の原料調合などの煩雑な
工程が多くなるため、琺瑯型EL素子が容易に製造でき
ず、高価になるという不都合があった。また、オーバー
コート層6の焼成時に蛍光体粒4bが高温にさらされ、
蛍光体粒4bに悪影響を与えるため、発光特性が劣化す
るという不都合もあった。
【0008】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、琺瑯がけの回数を減らすこ
とによって容易に、かつ、安価に構成でき、発光特性の
劣化しない琺瑯型EL素子およびその製造方法を提供す
るものである。
するためになされたもので、琺瑯がけの回数を減らすこ
とによって容易に、かつ、安価に構成でき、発光特性の
劣化しない琺瑯型EL素子およびその製造方法を提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した目的
を達成するため、電極となる素地金属、この素地金属の
一主表面に直接または下がけ層を介して設けた発光層、
この発光層の上に設けた導電層からなるEL素子本体を
用いて構成した琺瑯型EL素子において、透光性フィル
ムの発光層に当接する一主表面に透光性導電膜を設けて
導電層を構成し、少なくとも導電層側に位置する部分を
透光性とした保護フィルムでEL素子本体を被覆したも
のである。さらに、下がけ層を白色系としたり、下がけ
層と発光層との間に白色系層を設けたものである。
を達成するため、電極となる素地金属、この素地金属の
一主表面に直接または下がけ層を介して設けた発光層、
この発光層の上に設けた導電層からなるEL素子本体を
用いて構成した琺瑯型EL素子において、透光性フィル
ムの発光層に当接する一主表面に透光性導電膜を設けて
導電層を構成し、少なくとも導電層側に位置する部分を
透光性とした保護フィルムでEL素子本体を被覆したも
のである。さらに、下がけ層を白色系としたり、下がけ
層と発光層との間に白色系層を設けたものである。
【0010】また、他の発明にかかる琺瑯型EL素子の
製造方法は、上記した目的を達成するため、電極となる
素地金属の一主表面に琺瑯がけで発光層を形成し、透光
性フィルムの一主表面に透光性導電膜を形成した導電層
の透光性導電膜を発光層に当接させた後、少なくとも導
電層側に位置する部分が透光性の保護フィルムで素地金
属、発光層および導電層からなるEL素子本体を被覆す
るものである。さらに、素地金属と発光層との間に白色
系または他の色系の下がけ層を琺瑯がけで形成したり、
下がけ層と発光層との間に白色系層を形成するものであ
る。この場合、EL素子本体は下がけ層または/および
白色系層を含むことになる。
製造方法は、上記した目的を達成するため、電極となる
素地金属の一主表面に琺瑯がけで発光層を形成し、透光
性フィルムの一主表面に透光性導電膜を形成した導電層
の透光性導電膜を発光層に当接させた後、少なくとも導
電層側に位置する部分が透光性の保護フィルムで素地金
属、発光層および導電層からなるEL素子本体を被覆す
るものである。さらに、素地金属と発光層との間に白色
系または他の色系の下がけ層を琺瑯がけで形成したり、
下がけ層と発光層との間に白色系層を形成するものであ
る。この場合、EL素子本体は下がけ層または/および
白色系層を含むことになる。
【0011】
【作用】この発明における琺瑯型EL素子の発光層から
の光は、直接または素地金属、下がけ層もしくは白色系
層で反射して導電膜および保護フィルムを透過する。
の光は、直接または素地金属、下がけ層もしくは白色系
層で反射して導電膜および保護フィルムを透過する。
【0012】
【実施例】以下、この発明に実施例を図に基づいて説明
する。図1(a),(b),(c)はこの発明に一実施
例による琺瑯型EL素子の製造方法を示す工程図であ
り、図3および図4と同一または相当部分に同一符号を
付して説明を省略する。
する。図1(a),(b),(c)はこの発明に一実施
例による琺瑯型EL素子の製造方法を示す工程図であ
り、図3および図4と同一または相当部分に同一符号を
付して説明を省略する。
【0013】図1において、5Aは図3に示した透明導
電層5に相当する導電層を示し、透光性フィルム5a
と、この透光性フィルム5aの発光層4に当接する一主
表面に設けた透光性導電膜5bとで構成されている。7
A,7Bは透光性を有する保護フィルム、8は保護フィ
ルム7A,7Bの一主表面全体に塗布された接着剤を示
す。なお、この実施例におけるEL素子本体Aは、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および導電
層5Aで構成されている。
電層5に相当する導電層を示し、透光性フィルム5a
と、この透光性フィルム5aの発光層4に当接する一主
表面に設けた透光性導電膜5bとで構成されている。7
A,7Bは透光性を有する保護フィルム、8は保護フィ
ルム7A,7Bの一主表面全体に塗布された接着剤を示
す。なお、この実施例におけるEL素子本体Aは、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および導電
層5Aで構成されている。
【0014】次に、琺瑯型EL素子の製造について説明
する。まず、図1(a)に示すように、素地金属1の一
主表面に密着性の高い釉薬を用いて琺瑯がけで下がけ層
2を形成した後、この下がけ層2の上に琺瑯がけまたは
他の方法で白色系層3を形成する。そして、白色系層3
の上に琺瑯がけで発光層4を形成した後、この発光層4
の上に透光性導電膜5bを当接させて導電層5Aを載せ
ることにより、EL素子本体Aとなる。
する。まず、図1(a)に示すように、素地金属1の一
主表面に密着性の高い釉薬を用いて琺瑯がけで下がけ層
2を形成した後、この下がけ層2の上に琺瑯がけまたは
他の方法で白色系層3を形成する。そして、白色系層3
の上に琺瑯がけで発光層4を形成した後、この発光層4
の上に透光性導電膜5bを当接させて導電層5Aを載せ
ることにより、EL素子本体Aとなる。
【0015】さらに、図1(b)に示すように、保護フ
ィルム7A,7Bに塗布された接着剤8を対向させた
後、図1(c)に示すように保護フィルム7A,7Bを
接着剤8で接着させることにより、琺瑯型EL素子とな
る。なお、動作は従来例と同様になるので、説明を省略
する。
ィルム7A,7Bに塗布された接着剤8を対向させた
後、図1(c)に示すように保護フィルム7A,7Bを
接着剤8で接着させることにより、琺瑯型EL素子とな
る。なお、動作は従来例と同様になるので、説明を省略
する。
【0016】図2はこの発明の他の実施例による琺瑯型
EL素子を示す断面図である。この実施例は、保護フィ
ルム7A,7Bを熱硬化性樹脂で構成し、保護フィルム
7A,7Bを熱圧着で密着させてEL素子本体Aを被覆
して琺瑯型EL素子したものである。
EL素子を示す断面図である。この実施例は、保護フィ
ルム7A,7Bを熱硬化性樹脂で構成し、保護フィルム
7A,7Bを熱圧着で密着させてEL素子本体Aを被覆
して琺瑯型EL素子したものである。
【0017】上記したように、この発明の実施例によれ
ば、下がけ層2、発光層4のみを琺瑯がけで、さらには
白色系層3をも琺瑯がけで形成する場合においても、琺
瑯がけの回数を減少させることができるとともに、琺瑯
がけに使用する釉薬の原料調合などの煩雑な工程も減少
できる。そして、保護フィルム7A,7Bは有機分散型
EL素子と違って防湿性の高いものを使用する必要がな
く、また、従来例に比べて電極の取り出しが容易とな
る。
ば、下がけ層2、発光層4のみを琺瑯がけで、さらには
白色系層3をも琺瑯がけで形成する場合においても、琺
瑯がけの回数を減少させることができるとともに、琺瑯
がけに使用する釉薬の原料調合などの煩雑な工程も減少
できる。そして、保護フィルム7A,7Bは有機分散型
EL素子と違って防湿性の高いものを使用する必要がな
く、また、従来例に比べて電極の取り出しが容易とな
る。
【0018】したがって、琺瑯型EL素子を容易に製造
できるとともに、安価にすることができる。また、導電
層5Aを蒸着などによって形成する際、さらには導電層
5Aの上にオーバーコート層(6)を琺瑯がけする際、
発光層4の蛍光体粒4bは高温にさらされないので、発
光特性が劣化する恐れがなくなる。
できるとともに、安価にすることができる。また、導電
層5Aを蒸着などによって形成する際、さらには導電層
5Aの上にオーバーコート層(6)を琺瑯がけする際、
発光層4の蛍光体粒4bは高温にさらされないので、発
光特性が劣化する恐れがなくなる。
【0019】なお、上記した実施例では、下がけ層2と
発光層4との間に白色系層3を設けた例で説明したが、
下がけ層2が白色系であれば、白色系層3を省略するこ
とができる。この場合、製造工数はさらに減少し、琺瑯
型EL素子は一層安価になる。また、下がけ層2を設け
た例で説明したが、素地金属1の種類、表面処理方法ま
たは状態によって素地金属1に白色系層3を密着性のよ
い状態に琺瑯がけができるので、下がけ層2を省略する
こともでき、素地金属1が白色系であれば、素地金属1
に発光層4を密着性のよい状態に琺瑯がけできるので、
白色系層3も省略することができる。この場合において
も、製造工数は減少し、琺瑯型EL素子は安価になる。
発光層4との間に白色系層3を設けた例で説明したが、
下がけ層2が白色系であれば、白色系層3を省略するこ
とができる。この場合、製造工数はさらに減少し、琺瑯
型EL素子は一層安価になる。また、下がけ層2を設け
た例で説明したが、素地金属1の種類、表面処理方法ま
たは状態によって素地金属1に白色系層3を密着性のよ
い状態に琺瑯がけができるので、下がけ層2を省略する
こともでき、素地金属1が白色系であれば、素地金属1
に発光層4を密着性のよい状態に琺瑯がけできるので、
白色系層3も省略することができる。この場合において
も、製造工数は減少し、琺瑯型EL素子は安価になる。
【0020】しかし、下がけ層2は絶縁性を高めるため
の絶縁層としても重要であるので、下がけ層2を設ける
ことが望ましい。したがって、EL素子本体Aは、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および導電
層5Aで構成される場合と、素地金属1、下がけ層2、
発光層4および導電層5Aで構成される場合と、素地金
属1、発光層4および導電層5Aで構成される場合とが
ある。
の絶縁層としても重要であるので、下がけ層2を設ける
ことが望ましい。したがって、EL素子本体Aは、素地
金属1、下がけ層2、白色系層3、発光層4および導電
層5Aで構成される場合と、素地金属1、下がけ層2、
発光層4および導電層5Aで構成される場合と、素地金
属1、発光層4および導電層5Aで構成される場合とが
ある。
【0021】さらに、導電層5Aを発光層4に固定させ
ない例で説明したが、透光性の接着剤を用いて接着固定
させたり、発光層4と導電層5Aとの少なくとも一方に
密着性を上げる透光性のバッファ層を設けて両者を密着
させてもよい。また、保護フィルム7A,7Bの一主表
面全体に接着剤8を塗布した例で説明したが、接着剤8
を塗布する範囲を保護フィルム7A,7B同士が貼り付
く部分としたり、保護フィルム7A,7Bを熱硬化性樹
脂とすることにより、保護フィルム7A,7Bを熱圧着
で貼り付けることができる。さらに、保護フィルム7
A,7Bの双方を透光性とした例で説明したが、少なく
とも導電層5A側の保護フィルム7Aが透光性であれば
よい。
ない例で説明したが、透光性の接着剤を用いて接着固定
させたり、発光層4と導電層5Aとの少なくとも一方に
密着性を上げる透光性のバッファ層を設けて両者を密着
させてもよい。また、保護フィルム7A,7Bの一主表
面全体に接着剤8を塗布した例で説明したが、接着剤8
を塗布する範囲を保護フィルム7A,7B同士が貼り付
く部分としたり、保護フィルム7A,7Bを熱硬化性樹
脂とすることにより、保護フィルム7A,7Bを熱圧着
で貼り付けることができる。さらに、保護フィルム7
A,7Bの双方を透光性とした例で説明したが、少なく
とも導電層5A側の保護フィルム7Aが透光性であれば
よい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電極
となる素地金属、この素地金属の一主表面に直接または
下がけ層を介して設けた発光層、この発光層の上に設け
た導電層からなるEL素子本体を用いて構成した琺瑯型
EL素子において、透光性フィルムの発光層に当接する
一主表面に透光性導電膜を設けて導電層を構成し、少な
くとも導電層側に位置する部分を透光性とした保護フィ
ルムでEL素子本体を被覆したり、下がけ層を白色系と
したり、下がけ層と発光層との間に白色系層を設けたの
で、または電極となる素地金属の一主表面に琺瑯がけで
発光層を形成し、透光性フィルムの一主表面に透光性導
電膜を形成した導電層の透光性導電膜を発光層に当接さ
せた後、少なくとも導電層側に位置する部分が透光性の
保護フィルムで素地金属、発色層および導電層からなる
EL素子本体を被覆したり、素地金属と発光層との間に
白色系または他の色系の下がけ層を琺瑯がけで形成した
り、下がけ層と発光層との間に白色系層を形成するの
で、下がけ層、発光層のみを琺瑯がけで、さらには白色
系層をも琺瑯がけで形成する場合においても、琺瑯がけ
の回数を減少させることができるとともに、琺瑯がけに
使用する釉薬の原料調合などの煩雑な工程も減少する。
となる素地金属、この素地金属の一主表面に直接または
下がけ層を介して設けた発光層、この発光層の上に設け
た導電層からなるEL素子本体を用いて構成した琺瑯型
EL素子において、透光性フィルムの発光層に当接する
一主表面に透光性導電膜を設けて導電層を構成し、少な
くとも導電層側に位置する部分を透光性とした保護フィ
ルムでEL素子本体を被覆したり、下がけ層を白色系と
したり、下がけ層と発光層との間に白色系層を設けたの
で、または電極となる素地金属の一主表面に琺瑯がけで
発光層を形成し、透光性フィルムの一主表面に透光性導
電膜を形成した導電層の透光性導電膜を発光層に当接さ
せた後、少なくとも導電層側に位置する部分が透光性の
保護フィルムで素地金属、発色層および導電層からなる
EL素子本体を被覆したり、素地金属と発光層との間に
白色系または他の色系の下がけ層を琺瑯がけで形成した
り、下がけ層と発光層との間に白色系層を形成するの
で、下がけ層、発光層のみを琺瑯がけで、さらには白色
系層をも琺瑯がけで形成する場合においても、琺瑯がけ
の回数を減少させることができるとともに、琺瑯がけに
使用する釉薬の原料調合などの煩雑な工程も減少する。
【0023】したがって、琺瑯型EL素子を容易に製造
できるとともに、安価にすることができる。また、導電
層を蒸着などによって形成する際、さらには導電層の上
にオーバーコート層を琺瑯がけする際、発光層の蛍光体
粒は高温にさらされないので、発光特性が劣化する恐れ
がなくなる。
できるとともに、安価にすることができる。また、導電
層を蒸着などによって形成する際、さらには導電層の上
にオーバーコート層を琺瑯がけする際、発光層の蛍光体
粒は高温にさらされないので、発光特性が劣化する恐れ
がなくなる。
【図1】(a),(b),(c)はこの発明に一実施例
による琺瑯型EL素子の製造方法を示す工程図である。
による琺瑯型EL素子の製造方法を示す工程図である。
【図2】この発明の他の実施例による琺瑯型EL素子を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】従来の琺瑯型EL素子の構造を示す断面図であ
る。
る。
【図4】発光層の構成を示す説明図である。
1 素地金属 2 下がけ層 3 白色系層 4 発光層 4a 琺瑯部分 4b 蛍光体粒 5A 導電層 5a 透光性フィルム 5b 透光性導電膜 7A,7B 保護フィルム 8 接着剤 A エレクトロルミネセンス素子本体
Claims (8)
- 【請求項1】 電極となる素地金属、この素地金属の一
主表面に設けた発光層およびこの発光層の上に設けた導
電層からなるエレクトロルミネセンス素子本体を用いて
構成した琺瑯型エレクトロルミネセンス素子において、 透光性フィルムの前記発光層に当接する一主表面に透光
性導電膜を設けて前記導電層を構成し、 少なくとも前記導電層側に位置する部分を透光性とした
保護フィルムで前記エレクトロルミネセンス素子本体を
被覆した、ことを特徴とする琺瑯型エレクトロルミネセ
ンス素子。 - 【請求項2】 電極となる素地金属、この素地金属の一
主表面に設けた下がけ層、この下がけ層の上に設けた発
光層およびこの発光層の上に設けた導電層からなるエレ
クトロルミネセンス素子本体を用いて構成した琺瑯型エ
レクトロルミネセンス素子において、 透光性フィルムの前記発光層に当接する一主表面に透光
性導電膜を設けて前記導電層を構成し、 少なくとも前記導電層側に位置する部分を透光性とした
保護フィルムで前記エレクトロルミネセンス素子本体を
被覆した、ことを特徴とする琺瑯型エレクトロルミネセ
ンス素子。 - 【請求項3】 請求項2記載の琺瑯型エレクトロルミネ
センス素子において、 前記下がけ層は白色系である、ことを特徴とする琺瑯型
エレクトロルミネセンス素子。 - 【請求項4】 請求項2記載の琺瑯型エレクトロルミネ
センス素子において、 前記下がけ層と前記発光層との間に白色系層を設けた、
ことを特徴とする琺瑯型エレクトロルミネセンス素子。 - 【請求項5】 電極となる素地金属の一主表面に琺瑯が
けで発光層を形成する第1の工程と、 透光性フィルムの一主表面に透光性導電膜を形成した導
電層の前記透光性導電膜を前記発光層に当接させる第2
の工程と、 少なくとも前記導電層側に位置する部分が透光性の保護
フィルムで前記素地金属、前記発光層および前記導電層
からなるエレクトロルミネセンス素子本体を被覆する第
3の工程と、からなる琺瑯型エレクトロルミネセンス素
子の製造方法。 - 【請求項6】 電極となる素地金属の一主表面に琺瑯が
けで下がけ層を形成する第1の工程と、 前記下がけ層の上に琺瑯がけで発光層を形成する第2の
工程と、 透光性フィルムの一主表面に透光性導電膜を形成した導
電層の前記透光性導電膜を前記発光層に当接させる第3
の工程と、 少なくとも前記導電層側に位置する部分が透光性の保護
フィルムで前記素地金属、前記下がけ層、前記発光層お
よび前記導電層からなるエレクトロルミネセンス素子本
体を被覆する第4の工程と、からなる琺瑯型エレクトロ
ルミネセンス素子の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の琺瑯型エレクトロルミネ
センス素子の製造方法において、 前記下がけ層は白色系である、ことを特徴とする琺瑯型
エレクトロルミネセンス素子の製造方法。 - 【請求項8】 電極となる素地金属の一主表面に琺瑯が
けで下がけ層を形成する第1の工程と、 前記下がけ層の上に白色系層を形成する第2の工程と、 前記白色系層の上に琺瑯がけで発光層を形成する第3の
工程と、 透光性フィルムの一主表面に透光性導電膜を形成した導
電層の前記透光性導電膜を前記発光層に当接させる第4
の工程と、 少なくとも前記導電層側に位置する部分が透光性の保護
フィルムで前記素地金属、前記下がけ層、前記白色系
層、前記発光層および前導電層からなるエレクトロルミ
ネセンス素子本体を被覆する第5の工程と、からなる琺
瑯型エレクトロルミネセンス素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3216988A JPH0554973A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 琺瑯型エレクトロルミネセンス素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3216988A JPH0554973A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 琺瑯型エレクトロルミネセンス素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554973A true JPH0554973A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16697060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3216988A Withdrawn JPH0554973A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 琺瑯型エレクトロルミネセンス素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0554973A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003061350A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-24 | Basf Corporation | Method of providing an electroluminescent coating system for a vehicle and an electroluminescent coating system thereof |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3216988A patent/JPH0554973A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003061350A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-24 | Basf Corporation | Method of providing an electroluminescent coating system for a vehicle and an electroluminescent coating system thereof |
| US6926972B2 (en) | 2002-01-10 | 2005-08-09 | Basf Corporation | Method of providing an electroluminescent coating system for a vehicle and an electroluminescent coating system thereof |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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