JPH0555262B2 - - Google Patents

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JPH0555262B2
JPH0555262B2 JP61015504A JP1550486A JPH0555262B2 JP H0555262 B2 JPH0555262 B2 JP H0555262B2 JP 61015504 A JP61015504 A JP 61015504A JP 1550486 A JP1550486 A JP 1550486A JP H0555262 B2 JPH0555262 B2 JP H0555262B2
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JP
Japan
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workpiece
positioning
hole
machining
pin
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JP61015504A
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Tsugio Ueno
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0555262B2 publication Critical patent/JPH0555262B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加工部位位置決め機構に関し、一層詳
細には、例えば、自動車のホイールデイスクを加
工する際に前記ホイールデイスクの加工部位を工
具に対して正確に位置決めすると共に、前記工具
による加工作業時に前記加工部位から好適に退避
可能に構成した加工部位位置決め機構に関する。
一般に、自動車産業において、自動車を構成す
る種々の部品は工場内でライン生産工程により大
量生産されている。例えば、車輌を構成するホイ
ールデイスクは鋳造成形された後、エンジンに連
結する駆動軸側に取り付けるための孔部並びにチ
ユーブバルブを取り付けるための孔部等の加工が
施されている。この場合、前記ホイールデイスク
を位置決め固定するために種々の治具装置が採用
されており、この種の治具装置一例を第1図に示
す。
すなわち、参照符号2は従来技術に係る治具装
置を構成する基台を示す。前記基台2の中央部に
はワーク位置決め用棒体4が立設されており、前
記棒体4の両側部にクランプ機構6a,6bが設
けられている。前記クランプ機構6a,6bを構
成するクランプシリンダ8a,8bから延在する
ロツド10a,10bにはアーム12a,12b
の一端部が係着されており、前記アーム12a,
12bは夫々の略中間部を支点13a,13bを
介して揺動可能に支承されている。前記アーム1
2a,12bの他端部に押圧部材14a,14b
が固着されており、一方、基台2には前記押圧部
材14a,14bに対応するように受台16a,
16bが設けられている。また、棒体4には孔部
位置決め機構20を構成するシリンダ21が係着
されており、前記シリンダ21からロツド22が
延在している。
このようにして構成される治具装置にワークW
(例えば、アルミ製ホイールデイスク)を位置決
め固定する。前記ワークWの中央部には既に基準
孔24が形成されており、前記基準孔24を囲繞
するようにして複数個、例えば、4個の段付孔部
26が鋳造成形されている。前記段付孔部26は
ワークWを駆動軸側に取り付けるためのボルト挿
入用孔部であり、面取り加工等を行うため夫々の
段付孔部26にはその両側において夫々所定の工
具による第1および第2の加工が施される。
そこで、基準孔24に棒体4を嵌合すると共に
シリンダ21を駆動してロツド22を一の段付孔
部26に嵌合する。これによつてワークW並びに
段付孔部26の位置決めを行う。次いで、クラン
プ機構6a,6bを構成するクランプシリンダ8
a,8bを駆動してロツド10a,10aを、図
中、上方に変位させてアーム12a,12bを揺
動させ、押圧部材14a,14bと受台16a,
16bとにより、前記ワークWの一側外周部28
aを押圧保持する。
このようにして、ワークWを治具装置に位置決
め保持して後、孔部位置決め機構20を構成する
シリンダ21を駆動してロツド22を下方向に変
位させ、一の段付孔部26からこのロツド22を
離脱させる。そして、回転工具29により複数の
段付孔部26に第1の加工を行う。
前記ワークWに第1加工を施して後、クランプ
機構6a,6bを駆動して押圧部材14a,14
bと受台16a,16bとによる外周部28aへ
のクランプ作用を解除し、次いで、ワークWを治
具装置から取り外してこのワークWを反転させ、
他の治具装置(図示せず)に位置決め固定する。
この場合、前記他の治具装置は第1図に示す治具
装置と同様に構成されており、クランプ機構6
a,6bの間隔、押圧部材14a,14bおよび
受台16a,16bの形状はワークWの他側外周
部28bに対応して選択している。
そこで、ワークWを他の治具装置を反転させた
状態で固定して後、段付孔部26を図示しない回
転工具により第1加工とは逆方向から第2の加工
を行つて夫々の段付孔部26の加工を終了する。
このように、従来の治具装置では、ワークを治
具装置に位置決め保持して第1の加工を行つて
後、前記ワークを反転させて他の治具装置に位置
決め保持し、次いで、第2の加工を行つている。
このため、単一のワークを2回ずつ夫々の治具装
置に取り付けなければならず、前記ワークの装着
作業が煩雑なものとなると共に、このワークの加
工に相当な時間を要するという欠点が露呈する。
また、ワークを反転させて固定するために第1
の加工と第2の加工とではクランプする個所が異
なり、前記第1並びに第2加工を同軸的に且つ正
確に行うことが極めて困難なものとなる。
そこで、ワークを治具装置を装着した状態で前
記ワークに対し多方面からの加工が可能となれ
ば、前記の不都合は一掃されるものであるが、前
述した従来の治具装置ではこのような要請に対応
することが出来ない。すなわち、第1図に示すよ
うに、ワークWの段付孔部26は回転工具29に
対して正確に位置決めされなければならず、この
ため、孔部位置決め機構20が設けられている。
従つて、複数個の段付孔部26の中、ロツド22
を介して位置決めされる少なくとも一の孔部で
は、図中、下方から加工することが不可能となつ
てしまう。結局、このような孔部位置決め機構を
設けた治具装置では、ワークを加工毎に反転させ
る作業から解放されることが出来ない。
本発明は前記の欠点に鑑みなされたものであつ
て、例えば、ホイールデイスク等のワークの加工
部位に係合して前記加工部位を回転工具に対して
位置決めをすると共に、前記回転工具で加工を行
う際にはこの回転工具の軸線上から退避するよう
構成することにより、ワークを一度位置決め固定
するだけで前記加工部位を両側から加工すること
が出来、これによつて、前記ワークの取付作業が
簡素化して前記加工を短時間で行い、より一層効
率的な加工工程を達成することを可能にした加工
部位位置決め機構を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はワーク
の加工部位に係合して前記加工部位を回転工具の
軸線上に位置決めする位置決め部材と、 前記位置決め部材を、前記加工部位に係合する
位置と前記回転工具の進退移動に干渉することを
阻止可能な且つ前記回転工具の軸線上から離脱し
た退避位置とに進退自在な移動手段とを備え、 前記移動手段は、一端部を装置本体に固着され
且つその外周部に軸線方向に対して周回するよう
に所定の長さ延在する傾斜ガイド溝が形成される
固定軸と、 前記位置決め部材を前記固定軸と平行に固着し
且つ前記ガイド溝に係合するガイドピンを設けて
前記固定軸に外嵌するホルダ部材と、 アクチユエータに係着されて前記ホルダ部材を
変位させる移動板とを備えることを特徴とする。
次に、本発明に係る加工部位位置決め機構につ
いてこれを組み込む治具装置との関係において好
適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第2図において、参照符号30は当該治具装置
を配設する両頭式工作機械を示す。前記両頭式工
作機械30を構成する基台32上には、図中、左
右両側に夫々進退動作可能に搬送台34a,34
bが載設される。前記搬送台34a,34bには
夫々対峙して第1および第2の工具装置36a,
36bが設けられる。
そこで、基台32上の略中央部に治具装置40
が配設される。この場合、前記治具装置40を構
成する治具台42はベース44上に載設されてお
り、前記ベース44は基台32に固着される軸4
6に対して回動自在に支持される。
第3図および第4図において、治具台42は前
記ベース44に複数のボルト47を介して固着さ
れる基台部48と、前記基台部48の一端部側に
これと直交するようにして立設される支持部50
とを含む。前記支持部50の両側部には夫々第1
のガイド用円筒部52a,52bを水平方向に膨
出形成すると共に、前記円筒部52a,52bの
上方に第2のガイド用円筒部56a,56bを形
成する。この場合、前記円筒部56a,56bは
夫々の円筒部52a,52bとは反対方向に膨出
している(第4図参照)。さらに、支持部50の
上部には円筒部52a,52bと同一方向に膨出
して取付台58が形成される。
第4図および第5図に示すように、取付台58
の中央部には軸線方向に指向して孔部60を形成
し、前記孔部60の端部には段部を介して大径と
なるシリンダ室62が連通する。前記シリンダ室
62には図示しない流体供給用ポートが設けられ
ており、このシリンダ室62の端部には段部を介
してこれより大径となる孔部が連通する(図示せ
ず)。また、取付台58には孔部60の中心から
半径方向外方にあつて等間隔離間し且つ軸線方向
に沿つて溝部64a乃至64dを形成し(第3図
参照)、前記溝部64a乃至64dは支持部50
の裏面から外部に連通状態にある。前記取付台5
8の先端部には板体66を図示しないボルトを介
して固着し、前記板体66の中央部には段付孔部
68が形成される。さらに、この板体66には図
示しないボルトを介してワーク当接用プレート7
0が係着される。そして、板体66の段付孔部6
8に嵌合するようにチヤツク機構72が配設され
る。
前記チヤツク機構72を構成するコレツト74
には前記段付孔部68に対応する段部76を形成
し、このコレツト74の外周部には軸線方向に指
向して複数のスリツト78が形成される。また、
前記コレツト74の一端部内周部には半径方向内
方に指向して傾斜する傾斜面80を設けている。
そこで、前記コレツト74にスリーブ部材82を
嵌合する。前記スリーブ部材82の外周一端部に
は取付台58のシリンダ室62に嵌合するピスト
ン部84を形成し、前記ピストン部84の一端部
には段部を介して小径となる円筒部85を形成す
る。前記円筒部85は孔部60に嵌合するもので
あり、その一端部にコレツト74の傾斜面80に
対応する傾斜面86を形成しておく。
一方、シリンダ室62に連通する図示しない孔
部にはクランプ機構88を構成するシリンダ部材
89を嵌合装着する。前記シリンダ部材89の中
央部にはシリンダ室90を形成すると共に、この
シリンダ室90の一端部に小径な孔部を介して取
付用孔部92が連通する。前記孔部92にはロツ
ド部材94の一端を嵌合し、図示しないボルトを
介して前記ロツド部材94をシリンダ部材89に
固着する。ロツド部材94はスリーブ部材82に
嵌合する円筒部96と、前記円筒部96の一端部
に形成される大径部98とを含み、この場合、前
記大径部98の直径は後述するワークの基準孔の
直径より小さく選択される。前記ロツド部材94
の中央部にはその軸線方向に沿つて孔部100を
形成し、前記孔部100はこれより大径な孔部1
02と連通する。また、大径部98では軸線方向
に沿つて所定の長さに亘り切り欠くと共に、半径
方向に対して偏心し且つ対称となる位置に夫々溝
部104a、104bを形成する(第5図参照)。
そこで、シリンダ部材89にピストン部材10
6を配設する。前記ピストン部材106の一端か
ら延在する第1のロツド108はロツド部材94
の孔部100に嵌合すると共に、その先端部に外
周部両側から切り欠いて板状部109を形成す
る。前記板状部109の図示しない孔部に係合ピ
ン110を嵌合してこの嵌合ピン110にクラン
プアーム112a,112bを係合する(第5図
および第6図a,b参照)。
前記クランプアーム112a,112bは板状
に形成され、夫々の略中央部をピン部材114
a,114bを介してロツド部材94の大径部9
8に揺動自在に支承される。また、夫々のクラン
プアーム112a,112bの一端には押圧面部
116a,116bを形成し、前記押圧面部11
6a,116bに対応する他端部には半長円状の
開口部118a,118bを形成する。この場
合、前記開口部118a、118bは係合ピン1
10を嵌合するものであり、このため、ピストン
部材106を矢印A,B方向に変位させると夫々
のクランプアーム112a,112bはピン部材
114a,114bを支として揺動可能である。
一方、ピストン部材106の他端部から延在す
る第2のロツド120の端部にはピン部材122
を介してアーム部材124の一端が係合する。前
記アーム部材124は維持部50に揺動自在に支
持されており、その他端が前記支持部50の上部
に設けられるリミツトスイツチ126に係合可能
に構成されている。
さらにまた、支持部50には本発明に係る孔部
位置決め機構128が設けられる。第7図に示す
ように、孔部位置決め機構128を構成する固定
軸130は支持部50にその一端部を固着され、
前記固定軸130の外周部にはガイド溝部132
が形成される。この場合、前記ガイド溝132は
固定軸130の軸線方向に所定長さ延在して後、
図中、反時計方向に湾曲する。そして、この固定
軸130には位置決めピンホルダ134を装着す
る。前記位置決めピンホルダ134は前記固定軸
130を嵌合する円筒部136と、この円筒部1
36の外周部から外方に膨出する取付部138
と、前記円筒部136の上部側に設けられるガイ
ド部140とを含む。円筒部136の外周先端部
には所定の角度に亘つて溝部142を形成すると
共にこの円筒部136の先端部に円板143を係
着し、一方、取付部138の先端部には位置決め
ピン144を固着する。さらに、ガイド部140
にはガイドピン146が配設され、このガイドピ
ン146は固定軸130のガイド溝132に嵌合
する。前記ガイド部140の上部後端部側には一
対のガイド板148a,148bを形成し、夫々
のガイド板148a,148bの間には支持部5
0に固着されるキー150が臨入している。この
ガイド板148a,148bとキー150とによ
り回転阻止手段が構成され、該回転阻止手段は、
後述するワークの孔部に位置決めピン144が嵌
合する際に位置決めピンホルダ134の回転動作
を阻止する機能を有する。なお、前記キー150
の近傍にはリミツトスイツチ152を設けてお
く。
一方、固定軸130の下方にはシリンダ154
が配設され、前記シリンダ154から延在するピ
ストンロツド156は蓋体158を貫通してい
る。前記蓋体158にはガイドバー160の一端
が固着され、このガイドバー160はピストンロ
ツド156の先端に係着される移動板162に嵌
合してこの移動板162の回転を阻止している。
前記移動板162の一端には円筒部136の溝部
142に係合する幅狭な係止部164を形成す
る。
本発明に係る孔部位置決め機構を組み込む治具
装置は基本的には以上のように構成されるもので
あり、次にその作用並びに効果について説明す
る。
そこで、当該治具装置40によりワークW(ホ
イールデイスク)を位置決め固定する作業につい
て説明する。
先ず、ワークWを人手若しくはロボツトのハン
ド等により把持し、ロツド部材94の大径部98
に前記ワークWの基準孔166を遊嵌させるよう
にしてこのワークWの基準面172をワーク当接
用プレート70に当接させる。さらに、前記ワー
クWの段付孔部168a乃至168dのいずれか
一の孔部に位置決めピン144を嵌合する。その
際、第7図に示すように、位置決めピンホルダ1
34に設けられるガイド板148a,148b間
にキー150が臨入しているため、前記位置決め
ピンホルダ134は回転することがなく、ワーク
位置決めピン144は前記一の孔部に好適に嵌合
する。
次いで、取付台58内のシリンダ室62に図示
しない通路から流体を供給すると、スリーブ部材
82が矢印A方向に変位し、このスリーブ部材8
2の先端部に形成される傾斜面86がコレツト7
4の傾斜面80に係合して前記コレツト74の先
端部が半径方向外方に押圧される。このため、ス
リツト78を介してコレツト74の直径が増大し
て前記コレツト74の外周面部がワークWの基準
孔166の内周面部を押圧し、結果的に、チヤツ
ク機構72により前記ワークWの位置決めが行わ
れる。
そこで、シリンダ部材89内のシリンダ室90
に圧力流体を導入すれば、ピストン部材106が
矢印A方向に変位する。従つて、第1ロツド10
8の先端部に形成される板状部109の係合ピン
110に係合するクランプアーム112a,11
2bはピン部材114a,114bを支点として
回動し、押圧面部116a,116bが大径部9
8の外部に露呈する。さらに、ピストン部材10
6を矢印A方向に変位させると、クランプアーム
112a,112bの押圧面部116a,116
bはワークWを矢印B方向に押圧し、結果的に、
前記ワークWを当接用プレート70とクランプア
ーム112a,112bに押圧保持される(第6
図a参照)。
すなわち、ワークWはチヤツク機構72により
基準孔166を介してその中心部分を正確に位置
決めされると共に、クランプ機構88により取付
台58に対ししつかりと固定される。さらに、当
該孔部位置決め機構128を介して前記ワークW
の段付孔部168a乃至168dの位置決めが行
われることになる。
このようにして、治具装置40にワークWを固
定し、後述するように位置決めピン144をワー
クWから離間させて後、第1搬送台34aを移動
させて第1工具装置36aを当該治具装置40側
に変位させる。この場合、前記第1工具装置36
aのガイドバー174a,174bが前記治具装
置40のガイド用円筒部56a,56b内に嵌合
してこの第1工具装置36aに設けられる第1の
回転工具175をワークWに対し正確に案内す
る。そして、前記第1回転工具175を回転させ
ながら、例えば、支持部50の溝部64aにこの
第1回転工具175を挿通して前記ワークWの段
付孔部168aに所定の加工を施す。
前記段付孔部168aの加工を終了した後、搬
送台34aを矢印B方向に変位させて第1工具装
置36aを治具装置40から離間させる。この場
合、前記第1工具装置36aにはギヤングヘツド
の如く段付孔部168a乃至168dに対応する
複数の第1回転工具175が装着されており、
夫々の第1回転工具175を介して前記段付孔部
168a乃至168dに面取り加工並びに荒加工
等を行うものである。
次いで、搬送台34bを矢印B方向に移動して
第2工具装置36bを治具装置40側に変位させ
る。前記第2工具装置36bにはガイドバー17
6a,176bが設けられており、夫々のガイド
バー176a,176bを支持部50のガイド用
円筒部52a,52b内に嵌合して第2の回転工
具178をワークWに対して正確に案内する。そ
こで、前記第2回転工具178を回転させて荒切
削加工終了後の段付孔部168aに仕上切削加工
を施す。第2工具装置36bには第1工具装置3
6aと同様にして複数の第2回転工具178を装
着しており、夫々の第2回転工具178により段
付孔部168a乃至168dの仕上切削加工を行
う。
ところで、この場合、ワークWの段付孔部16
8a乃至168dのいずれか一の孔部には位置決
めピン144が嵌合して前記段付孔部168a乃
至168dの位置決めを行うものであるが、前記
位置決めピン144は前記一の孔部から離脱して
夫々の段付孔部168a乃至168dの加工を妨
げることはない。すなわち、ワークWを取付台5
8に位置決め固定して後、第7図に示すように、
シリンダ154を駆動してピストンロツド156
を矢印方向に変位させると、前記ピストンロツド
156に固着される移動板162がガイドバー1
60に案内されて同様に矢印方向に変位する。こ
のため、前記移動板162の一端部に形成される
係止部164を介して位置決めピンホルダ134
が矢印方向に押圧され、前記位置決めピンホルダ
134はガイドピン146とガイド溝132に案
内されて所定の距離だけワークWから退動変位す
ると共に、キー150がガイド板148a,14
8bの間から離脱する。前記位置決めピンホルダ
134をさらに矢印方向に押圧すると、ガイドピ
ン146が屈曲するガイド溝132に沿つて反時
計方向(矢印C方向)に偏位し、このため、位置
決めピンホルダ134が反時計方向に回転する。
従つて、取付部138が位置決めピン144と一
体的に所定角度反時計方向に偏位し、前記取付部
138並びに位置決めピン144はワークWの段
付孔部168a乃至168dのいずれの軸線上か
らも好適に退避することになる。結果的に、第1
並びに第2工具装置36a,36bによるワーク
Wの加工時において孔部位置決め機構128は
夫々の加工作業を阻止されることがない。
一方、位置決めピン144でワークWの段付孔
部168a乃至168dを位置決めする際には、
シリンダ154を駆動して移動板162を矢印と
は逆方向に変位させる。前記移動板162の係止
部164は溝部142内に係合して円板143を
矢印とは逆方向に押圧する。このため、位置決め
ピンホルダ134がガイドピン146とガイド溝
132に案内されて時計方向に回転して後、固定
軸130の軸線方向に変位して位置決めピン14
4がワークWの段付孔部168a乃至168dの
いずれか一つの孔部に嵌合すると共に、ガイド板
148a,148bの間にキー150が臨入す
る。なお、位置決めピン144を、例えば、段付
孔部168dに嵌合してワークWの加工部位の位
置決めを行う場合、他の段付孔部168a乃至1
68cおよび図示しないチユーブバルブ取付用孔
部を加工する際に前記位置決めピン144をこの
段付孔部168dに嵌合しておけば、前記加工作
業においてワークWが回転することがなく、好適
な加工が行われる効果が得られる。
このようにして、ワークWの加工を終了して
後、シリンダ部材89のシリンダ室90内に図示
しない他方の通路から流体を導入すれば、ピスト
ン部材106は矢印B方向に変位して第1ロツド
108の先端部に固着される係合ピン110が同
様にして矢印B方向に変位する。このため、クラ
ンプアーム112a,112bはピン部材114
a,114bを支点にして回動し、夫々の押圧面
部116a,116bはロツド部材94の大径部
98内に収納されてワークWのクランプ作用が解
除される(第6図b参照)。
さらにまた、シリンダ室62内に供給される圧
力流体を介してピストン部84を矢印B方向に変
位させると、スリーブ部材82の先端部に形成さ
れる傾斜面86はコレツト74の傾斜面80から
離間して前記コレツト74の直径が縮小する。従
つて、コレツト74の外周面部による基準孔16
6の内周面部への押圧作用が解除される(第6図
b参照)。そこで、このワークWをロボツトのア
ーム等により把持して取付台58から取り外して
後、新たなワークWを前述した手順に従つてこの
取付台58を位置決め装置する。
以上のように本発明によれば、位置決め部材を
ワークの加工部位に嵌合して前記加工部位の位置
決めを行うと共に、この加工部位から前記位置決
め部材を離脱する際には加工作業の妨げにならな
いよう回転工具の軸線上から好適に退避可能に構
成している。このため、前記ワークを治具装置に
正確に取り付けることが出来、しかも、治具装置
に一度ワークを固定するだけで、例えば、加工部
位を両側から加工することが可能となる。従つ
て、効率的なワークの加工作業が容易に達成され
るという効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る治具装置の概略説明
図、第2図は本発明に係る孔部位置決め機構を組
み込む治具装置を配設する両頭式工作機械の概略
を示す側面図、第3図は本発明に係る位置決め機
構を組み込む治具装置の斜視図、第4図は当該治
具装置の一部省略縦断面図、第5図は当該治具装
置の一部拡大図、第6図aおよびbは当該治具装
置によりワークをクランプする際の説明図、第7
図は本発明に係る孔部位置決め機構の一部断面斜
視図である。 40……治具装置、42……治具台、58……
取付台、64a〜64d……溝部、70……ワー
ク当接用プレート、72……チヤツク機構、74
……コレツト、82……スリーブ部材、88……
クランプ機構、94……ロツド部材、98……大
径部、106……ピストン部材、110……係合
ピン、112a,112b……クランプアーム、
128……孔部位置決め機構、130……固定
軸、134……位置決めピンホルダ、144……
位置決めピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ワークの加工部位に係合して前記加工部位を
    回転工具の軸線上に位置決めする位置決め部材
    と、 前記位置決め部材を、前記加工部位に係合する
    位置と前記回転工具の進退移動に干渉することを
    阻止可能な且つ前記回転工具の軸線上から離脱し
    た退避位置とに進退自在な移動手段とを備え、 前記移動手段は、一端部を装置本体に固着され
    且つその外周部に軸線方向に対して周回するよう
    に所定の長さ延在する傾斜ガイド溝が形成される
    固定軸と、 前記位置決め部材を前記固定軸と平行に固着し
    且つ前記ガイド溝に係合するガイドピンを設けて
    前記固定軸に外嵌するホルダ部材と、 アクチユエータに係着されて前記ホルダ部材を
    変位させる移動板とを備えることを特徴とする加
    工部位位置決め機構。 2 特許請求の範囲第1項記載の位置決め機構に
    おいて、位置決め部材を構成する位置決めピンを
    ワークの加工部位に嵌合する際に、前記位置決め
    ピンを固着したホルダ部材の回転動作を阻止する
    回転阻止手段を備えることを特徴とする加工部位
    位置決め機構。
JP1550486A 1986-01-27 1986-01-27 加工部位位置決め機構 Granted JPS62173136A (ja)

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