JPH0555875A - デイジタルフイルタ - Google Patents

デイジタルフイルタ

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JPH0555875A
JPH0555875A JP3309800A JP30980091A JPH0555875A JP H0555875 A JPH0555875 A JP H0555875A JP 3309800 A JP3309800 A JP 3309800A JP 30980091 A JP30980091 A JP 30980091A JP H0555875 A JPH0555875 A JP H0555875A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模の縮小化を図ったディジタルフィル
タを提供する。 【構成】 2k-1 個の基本ディジタルフィルタ(1〜2
k-1)は、同一の動作クロック信号(速度fS)122で並
列動作をして同一のデータ信号121を並列的に処理す
る。(k−1)個の排他的論理和回路(250〜25
1)は、動作クロック信号122と(k−1)個の制御
クロック信号[速度2x fS(x=1、2、……、k−
1)](123〜124)の対応するものとの排他的論
理和をとり(k−1)個の選択信号(134〜135)
を形成する。選択回路(SEL)240は、(k−1)
個の選択信号(134〜135)に従って2k-1 個の出
力信号(130〜133)の並び換え操作をして1列の
データ信号(速度2kfS)150を形成し、出力端子2
20から外部へ送出する。ここに、基本ディジタルフィ
ルタは、タップ数が(n+1)で、従来のディジタルフ
ィルタのタップ係数を統合した新たな統合タップ係数が
与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル無線通信シ
ステムの送信側において低域通過フィルタとして用いら
れるディジタルフィルタに係り、特に2k 倍(k≧2)
オーバーサンプリングFIR型のディジタルフィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信では、変調器や復調
器にそれぞれ波形整形用の低域フィルタ(LPF)が必
要である。このLPFには、従来、コイルとコンデンサ
を組み合わせたLCフィルタが用いられてきたが、近
年、ディジタル信号処理技術の進歩に伴い時間軸上でデ
ィジタル的にフィルタリングを行うディジタルフィルタ
が実用化され利用されるようになってきた。
【0003】ディジタルフィルタには、IIR(Infini
te Impulse Response)型と、FIR(finite ImpulseRe
sponse)型とがあるが、ディジタル無線通信用LPFと
しては、直線位相を実現できるFIR型ディジタルフィ
ルタが用いられ、これによりLCフィルタでは実現困難
であった低ロールオフ率での振幅特性及び遅延特性を無
調整で実現できるようになった。即ち、ロールオフフィ
ルタを容易に実現できるようになった。
【0004】ここに、2k 倍(k≧2)オーバーサンプ
リングFIR型のディジタルフィルタは、基本的には図
12に示すように構成される。即ち、図12において、
データ信号128の1タイムスロットTS(TS =1/f
S)の1/2k-1 の遅延量を持つシフトレジスタ(291
〜294)を多段に縦続接続して入力端子211から入
力するデータ信号をTS /2k-1 ずつ順次遅延させると
共に、各段に乗算器(271〜276)を設けて対応す
るデータ信号と(2k ・n+1)個(n≧2)のタップ
係数(C1、C2、C3、……)の対応するものとを掛け合わ
せ、各乗算器出力を加算器306で総和し、それをディ
ジタルフィルタ出力信号154として出力端子224か
ら外部へ出力するように構成される。なお、タップ数は
偶数の場合もある。
【0005】ところで、ディジタルフィルタでは、kの
値が大きい程、フィルタ出力の高調波を阻止するのが容
易になるが、回路の動作速度には限界があり、このまま
ではkの値を大きくできない。即ち、構成要素であるシ
フトレジスタ、乗算器、加算器等は、周波数2k-1 fS
のクロックで駆動することになるが、たとえk=2でも
相当に高速である。従って、回路の動作速度を低減する
工夫が必要となる。従来のディジタルフィルタは、係る
観点から構成され、各種のものが提案されている(例え
ば特開昭60−77542号公報)。図11は、前記公
報記載のもので、2nタップ2倍オーバーサンプリング
FIR型のディジタルフィルタである。以下、図11を
参照して従来のディジタルフィルタを説明する。
【0006】図11において、このディジタルフィルタ
は、データ信号の入力端子210に2つの遅延積和回路
を並列接続し、各遅延積和回路にはゼロ補間を施したデ
ータ信号を扱わせ、1タイムスロットTS の周期で動作
する各遅延積和回路の出力を選択回路(SEL)243
がTS /2の時間間隔で切り替えて出力するようにした
ものである。
【0007】即ち、第1の遅延積和回路は、データ信号
の1タイムスロットTS 分の遅延量を持ち縦続接続され
る(n−1)個のシフトレジスタ(284〜286)の
入力段又は出力段に乗算器(263〜266)を設け、
対応するデータ信号とタップ係数(C1、C3、C5、……、
C2n-1)の対応するものとを掛け合わせ、各乗算器出力
を加算器304で総和し、それを選択回路(SEL)2
43の一方の入力とする。
【0008】また、第2の遅延積和回路は、データ信号
の1タイムスロットTS の1/2の遅延量を持つシフト
レジスタ290を、タイムスロットTS 分の遅延量を持
ち縦続接続される(n−1)個のシフトレジスタ(28
7〜289)に前置し、各シフトレジスタの出力段に乗
算器(267〜270)を設け、対応する遅延データ信
号とタップ係数(C2、C4、C6、……、C2n)の対応する
ものとを掛け合わせ、各乗算器出力を加算器305で総
和し、それを選択回路(SEL)243の他方の入力と
する。
【0009】ここに、ゼロ補間とは、元の速度fS の信
号において、サンプリングクロックの速度が上がったこ
とによる隙間に0を挿入することである。即ち、本例は
2倍オーバーサンプリングの場合であるので、ゼロ補間
された信号は、図10に示すように、原信号1ビットの
タイムスロットTS に対し(図10(a))、サンプリ
ングクロックの1タイムスロット(TS /2)分だけを
残して後の部分を0とした信号である(図10(b)
(c)(d))。
【0010】従って、図10において、(a)を元のデ
ータ信号とすると、これに対して、第1の遅延積和回路
では(b)の信号が扱われ、第2の遅延積和回路では
(c)の信号が扱われるのである。
【0011】ゼロ補間を行う理由は、次の通りである。
即ち、ディジタルフィルタの出力周波数特性は、入力信
号の周波数特性にディジタルフィルタの周波数特性を掛
け合わせたものであるが、ゼロ補間を行うと、ディジタ
ルフィルタにとって入力信号はインバルスとなるので、
入力信号の周波数特性をフラットにすることができ、デ
ィジタルフィルタが持つ周波数特性そのものを出力周波
数特性とすることができることによる。
【0012】そうすると、2倍オーバーサンプリングの
場合でゼロ補間された信号は、図10に示すように、信
号間に1回ゼロが入るので、タップを偶数、奇数の2つ
の組に分けると、ある時点で0でない信号が入力してい
るのは1組だけで、他の組は入力信号が全て0になって
いる。即ち、入力信号が0の組のタップでは乗算を行う
必要がない。それ故、図11に示すように、各組毎の遅
延積和回路を作り、並列に動作させ、各遅延積和回路の
出力を選択回路(SEL)243にてTS /2毎に切り
替えて出力すれば、2倍オーバーサンプリングとしての
ディジタルフィルタ出力が得られる。以上の説明から明
らかなように、各遅延積和回路はTS の周期で動作させ
れば良いので、回路の動作速度を低減できるのである。
【0013】以上は、2倍オーバーサンプリングの例で
あるが、同様な構成を用いた2k 倍オーバーサンプリン
グにおいても、回路の動作速度をfS に低減できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の2k 倍
オーバーサンプリングFIR型のディジタルフィルタで
は、回路の動作速度を低減できているが、乗算器の個数
は図12に示す基本構成のディジタルフィルタと全く同
数の個数(2k ・n+1)分必要であるので、回路の小
形化が困難であるという問題がある。即ち、ディジタル
フィルタでは、乗算器は回路中かなりの比重を占める
が、ディジタル無線通信で用いられるディジタルフィル
タでは、通常、数十タップ必要となるので、回路の小形
化を図るには乗算器の個数を減らした構成のディジタル
フィルタの開発が望まれている。
【0015】本発明の目的は、回路の小形化が図れるデ
ィジタルフィルタであってディジタル無線通信システム
の送信側で用いられる低域通過フィルタとして好適なデ
ィジタルフィルタを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のディジタルフィルタは次の如き構成を有す
る。即ち、第1発明のディジタルフィルタは、同一の動
作クロック信号(速度fS)で並列動作をする2k-1個の
基本ディジタルフィルタ[タップ数(n+1)個:n≧
2]であって、2k 倍(k≧2:整数)オーバーサンプ
リングFIR型のディジタルフィルタが本来有する(2
k ・n+1)個のタップ係数(ビット数m)を連続して
隣合う2k 個以下のタップ係数の組[2k-1 ・(n+
1)個の組]に分け、それぞれの組においてその組に属
するタップ係数が複数の時はその和をとって新たに1つ
のタップ係数とする等によって形成した2k-1(n+1)
個の統合タップ係数(ビット数m)が与えられる2k-1
個の基本ディジタルフィルタと;速度が2x fS(x=
1、2、……、k−1)である(k−1)個の制御クロ
ック信号と速度がfS の1個の動作クロック信号との排
他的論理和をとり(k−1)個の選択信号を形成する選
択信号形成回路と; 前記2k-1 個の基本ディジタルフ
ィルタの各出力を前記(k−1)個の選択信号によって
並び換え操作をし1列の信号(速度2k fS)として出力
する第1の選択回路と; を備え、前記基本ディジタル
フィルタは、前記(n+1)個の統合タップ係数の対応
するものと入力データ信号(ビット数l)との積をとる
(n+1)個の乗算器と; シフトレジスタと加算器と
を交互に直列配置した2個の遅延加算回路であって、前
記(n+1)個の乗算器のうち、第1番目から第(n+
1)番目の乗算器までの各出力を1タイムスロットTS
ずつ遅延させながら順次加算した第1の信号を形成する
第1の遅延加算回路、第(n+1)番目から第1番目の
乗算器までの各出力を1タイムスロットTS ずつ遅延さ
せながら順次加算した第2の信号を形成する第2の遅延
加算回路と; 前記第1及び第2の遅延加算回路の各出
力信号を周期TSの選択信号によって交互に切り替えて
出力する第2の選択回路と; を備えることを特徴とす
るものである。
【0017】また、第2発明のディジタルフィルタは、
4倍オーバーサンプリングFIR型のディジタルフィル
タが本来有する(4n+1)個(n≧2)のタップ係数
(ビット数m)を連続して隣合う4個以下のタップ係数
の組[(2n+2)個の組]に分け、それぞれの組にお
いてその組に属するタップ係数が複数の時はその和をと
って新たに1つのタップ係数とする等によって形成した
(2n+2)個の統合タップ係数(ビット数m)の対応
するものと入力データ信号(ビット数l)との積をとる
(2n+2)個の乗算器と; シフトレジスタと加算器
とを交互に直列配置した4個の遅延加算回路であって、
前記(2n+2)個の乗算器のうち、第1番目から第
(n+1)番目の乗算器までの各出力を1タイムスロッ
トTS ずつ遅延させながら順次加算した第1の信号を形
成する第1の遅延加算回路、第(n+1)番目から第1
番目の乗算器までの各出力を1タイムスロットTS ずつ
遅延させながら順次加算した第2の信号を形成する第2
の遅延加算回路、第(n+2)番目から第(2n+2)
番目の乗算器までの各出力を1タイムスロットTS ずつ
遅延させながら順次加算した第3の信号を形成する第3
の遅延加算回路、及び第(2n+2)番目から第(n+
2)番目の乗算器までの各出力を1タイムスロットTS
ずつ遅延させながら順次加算した第4の信号を形成する
第4の遅延加算回路と; 前記第1、第2、第3及び第
4の各信号を周期TS と周期TS /2の2列の選択信号
によって交互に切り替えて出力する選択回路と; を備
えたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のディジタ
ルフィルタの作用を説明する。本発明では、送信側の2
k 倍オーバーサンプリングの性質とロールオフフィルタ
のタップ係数の対称性とに着目して、タップ係数の個数
を本来の個数(2k ・n+1)から統合した個数[2
k-1 ・(n+1)]に減少させ、これを同一の速度(f
S)で並列動作する2k-1 個の基本ディジタルフィルタの
タップ係数とする。各基本ディジタルフィルタは、乗算
器と、遅延加算方向を異にする2つの遅延加算回路と、
出力回路たる選択回路とで構成されるが、各基本ディジ
タルフィルタのタップ数は(n+1)個であるから、乗
算器の総個数は2k-1 ・(n+1)となる。従来(図1
2、図11)では、(2k ・n+1)個の乗算器を必要
としたので、両者の比をとると、数式1のようになり、
nが大きい場合、kの値によらず乗算器の個数を約1/
2に減らすことができる。
【0019】
【数1】
【0020】なお、第2発明のディジタルフィルタは、
第1発明の基本ディジタルフィルタの2個で構成したも
のである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の2k 倍オーバーサンプリングF
IR型のディジタルフィルタを示す。このフィルタは、
並列配置される2k-1 個の基本ディジタルフィルタ(1
〜2k-1)と、(k−1)個の排他的論理和回路(250
〜251)と、(第1の)選択回路(SEL)240と
を基本的に備える。
【0022】2k-1 個の基本ディジタルフィルタ(1〜
2k-1)は、その詳細は後述するが、それぞれ、データ入
力端子201及び動作クロック入力端子202を共有
し、同一の動作クロック信号(速度fS)122で並列動
作をして同一のデータ信号121を並列的に処理し、出
力信号(130〜133)を選択回路(SEL)240
に与える。
【0023】(k−1)個の排他的論理和回路(250
〜251)は、一方の入力端が動作クロック入力端子2
02に共通接続され、他方の入力端が(k−1)個の制
御クロック入力端子(203〜204)の対応するもの
に接続され、動作クロック信号(速度fS )122と
(k−1)個の制御クロック信号[速度2x fS(x=
1、2、……、k−1)](123〜124)の対応す
るものとの排他的論理和をとり(k−1)個の選択信号
(134〜135)を形成し、それを選択回路240に
与える。即ち、(k−1)個の排他的論理和回路(25
0〜251)は、全体として選択信号形成回路を構成し
ているのである。
【0024】選択回路(SEL)240は、(k−1)
個の選択信号(134〜135)に従って2k-1 個の基
本ディジタルフィルタ(1〜2k-1)の出力信号(130
〜133)の並び換え操作をして1列のデータ信号(速
度2k fS)150を形成し、出力端子220から外部へ
送出する。
【0025】さて、基本ディジタルフィルタは、例えば
図2に示すように構成される。この基本ディジタルフィ
ルタは、2倍オーバーサンプリングFIR型フィルタで
あって、n=2とした場合の構成を示す。2倍オーバー
サンプリングFIR型フィルタは、本来(2n+1)個
のタップを必要とするので、n=2とした場合には2n
+1=5タップ必要であるが、それをn+1=3タップ
で実現してある。
【0026】即ち、この基本ディジタルフィルタは、3
個の乗算器(21、22、23)と、2個の遅延加算回
路(60a、60b)と、(第2の)選択回路(SE
L)50とで基本的に構成される。
【0027】図2において、入力端子10から入力され
るデータ信号(ビット数l)101は3個の乗算器(2
1、22、23)に並列的に入力し、ここで3個のタッ
プ係数(ビット数m)dj(j=1、2、3)の対応する
するものとの積がとられる。
【0028】ここに、3個のタップ係数dj は、設定根
拠は後述するが、本来必要とされる2n+1=5個のタ
ップ係数(ビット数m)を連続して隣合う2個以下のタ
ップ係数の組[n+1=3個の組]に分け、それぞれの
組において、その組に属するタップ係数が複数の時はそ
れらの和をとって1つのタップ係数とし、また、その組
に属するタップ係数が1個のときはそれをそのまま新た
な1つのタップ係数とするようにして形成したビット数
mの統合タップ係数である。
【0029】そして、3個の乗算器(21、22、2
3)の出力は、2個の遅延加算回路(60a、60b)
に与えられる。第1の遅延加算回路60aはシフトレジ
スタ(40、41)と加算器(30、31)とからな
る。また第2の遅延加算回路60bは、シフトレジスタ
(42、43)と加算器(32、33)とからなる。こ
こに、4個のシフトレジスタ(40〜43)は、それぞ
れ、データ信号101の1タイムスロットTS 分の遅延
量を持つものである。
【0030】即ち、2個の遅延加算回路(60a、60
b)は、シフトレジスタと加算器とを交互に配置したも
ので、第1の遅延加算回路60aは、第1番目の乗算器
21から第3番目の乗算器23までの各出力を1タイム
スロットTS ずつ遅延させながら順次加算した第1の信
号111を形成し(図3(a))、第2の遅延加算回路
60bは、第3番目の乗算器23から第1番目の乗算器
21までの各出力を1タイムスロットTS ずつ遅延させ
ながら順次加算した第2の信号112を形成し(図3
(b))、それぞれ選択回路50に与えられる。
【0031】選択回路50は、2つの入力信号(11
1、112)を入力端子11に印加される周期TS の選
択信号102(図3(c))によって、前半部分では出
力信号111を取り出し後半部分では出力信号112を
取り出すというように交互に切り替えて取り出し、それ
を出力信号103(図3(d))として出力端子13か
ら外部へ送出する。
【0032】次に、図2の構成となることの根拠を図1
2を参照して説明する。図12は、前述したように2k
倍オーバーサンプリングFIR型ディジタルフィルタの
基本形であるので、この基本形から2倍オーバーサンプ
リングFIR型フィルタの構成を類推する。即ち、5タ
ップ2倍オーバーサンプリングFIR型フィルタの従来
構成は、動作クロックの周波数は2fS であるが、TS
/2の遅延量を持つシフトレジスタの4個を縦続接続
し、その入力段と出力段に乗算器を設け、TS /2ずつ
順次遅延された入力データ信号ai(−∞≦i≦+∞)の
対応するものと5個のタップ係数(C1 〜C5 )の対応
するものとを掛け合わせ、5個の乗算器出力を総和する
構成である。入力データ信号ai とタップ係数(C1 〜
C5 )との時間関係は、例えば図8に示すようになる。
【0033】図8は、時刻t1 において入力データ信号
aとタップ係数(C1 〜C5 )との時間関係が図8(A
1)のようになっているとした場合、周波数2fS の動
作クロックの1単位時間後の時刻t2 では図8(A2)
のようになり、以下時刻t3、同t4 では図8(A
3)、同(A4)となることを示し、各時刻におけるタ
ップ係数とデータ信号との積和bi(−∞≦i≦+∞)は
図8(B)のようになることを示している。
【0034】ここで、図8(A1〜A4)においてタッ
プ係数と入力データ信号との関係に注目すると、送信側
のフィルタ出力は、C5 とC4 、C3 とC2 が同じ1
つのデータ信号に対応し、C4 とC3 、C2 とC1 が
同じ1つのデータ信号に対応する、という2つの態様で
規定できることが分かる。これが統合タップ係数の設定
根拠である。
【0035】つまり、2つのタップ係数が同じ1つのデ
ータ信号に対応しているので、上述した設定方法によっ
て当初から一定の関係にある2つのタップ係数を足して
1つの統合タップ係数にしておけば、タップ数、つま
り、乗算器の数を上記例で言えば5個から3個に減らす
ことができるのである。
【0036】具体的に言えば、3個の統合タップ係数d
j は、上記2つの態様から、C5 +C4 =d1 、C3 +
C2 =d2 、C1 =d3 と設定する。
【0037】ここで注意すべきことは、ロールオフフィ
ルタとして用いる場合、タップ係数の対称性から、C5
=C1 、C4 =C2 であり、d1 =C1 +C2 、d2 =
C3+C4 、d3 =C5 となることである。
【0038】そうすると、このように設定した統合タッ
プ係数dj と入力データ信号ai との関係で出力信号b
i を表すと、出力信号bi は、時間的に先のデータ信号
から順にd1、d2、d3 に対応するものと、時間的に後の
データ信号から順にd1、d2、d3 に対応するものとが交
互に現れることが分かる。
【0039】以上のことから、5タップの送信側ロール
オフフィルタの場合、3種類の乗算器と、各乗算器の出
力をデータの入力側から遅延加算して行く回路と、出力
側から遅延加算して行く回路と、この2つの遅延加算回
路の2系列の出力をTS /2毎に交互に切り替えて出力
する選択回路とがあれば、2倍オーバーサンプリングの
ディジタルフィルタを構成できるのである。図2は、こ
のようにして構成したものであり、図3(d)に示すよ
うに、従来のフィルタの出力(図8(B))と全く同じ
内容の出力が得られる。選択回路50の出力段以外の回
路の動作速度は全てfS である。
【0040】以上説明した2倍オーバーサンプリングの
ディジタルフィルタは、単独でも利用できるが、本発明
は、これを2k-1 個並設して4倍以上のオーバーサンプ
リングのディジタルフィルタ、つまり、図1に示した2
k 倍オーバーサンプリングFIR型のディジタルフィル
タを得ようとするものである。但し、統合タップ係数は
以上説明した2倍オーバーサンプリングのディジタルフ
ィルタとして設定するのてはなく、2k 倍オーバーサン
プリングのディジタルフィルタとして設定する点が異な
ることに注意する必要がある。
【0041】即ち、2k 倍オーバーサンプリングのディ
ジタルフィルタでは、2k-1 個の基本ディジタルフィル
タ[タップ数(n+1)個:n≧2]は、2k 倍(k≧
2:整数)オーバーサンプリングFIR型のディジタル
フィルタが本来有する(2k・n+1)個のタップ係数
(ビット数m)を連続して隣合う2k 個以下のタップ係
数の組[2k-1 ・(n+1)個の組]に分け、それぞれ
の組においてその組に属するタップ係数が複数の時はそ
の和をとって新たに1つのタップ係数とする等によって
形成した2k-1 (n+1)個の統合タップ係数(ビット
数m)が与えられる。以下、k=2とした4倍オーバー
サンプリングFIR型のディジタルフィルタを例に挙げ
て2k 倍オーバーサンプリングフィルタの構成を説明す
る。
【0042】4倍オーバーサンプリングFIR型のディ
ジタルフィルタは、図4に示すように、2個の基本ディ
ジタルフィルタ(234、235)と、選択回路(SE
L)241と、選択信号発生回路たる排他的論理和回路
252とで構成される。ここに、2個の基本ディジタル
フィルタ(234、235)は、前記例で言えば、それ
ぞれ3タップであるから、タップ数4n+1においてn
=2とした9タップを本来必要であるのを、6タップで
実現できるのである。
【0043】図4において、2個の基本ディジタルフィ
ルタ(234、235)は、それぞれ、データ入力端子
205及び動作クロック入力端子206を共有し、同一
の動作クロック信号(速度fS )127(図5(c))
で並列動作をして同一のデータ信号126を並列的に処
理し、出力信号(138、139)を選択回路(SE
L)241に与える(図5(a)(b))。
【0044】排他的論理和回路252は、一方の入力端
が動作クロック入力端子206に接続され、他方の入力
端が制御クロック入力端子207に接続され、動作クロ
ック信号(速度fS)127と制御クロック信号(速度2
fS)128(図5(d))との排他的論理和をとって選
択信号155を形成し(図5(e))、それを選択回路
241に与える。
【0045】選択回路(SEL)241は、選択信号1
55が、Highレベルのときは基本ディシタルフィルタ2
34の出力信号138を選択し、Low レベルのときは基
本ディシタルフィルタ235の出力信号139を選択す
ることで、2個の基本ディジタルフィルタ(234、2
35)の出力信号(138、139)の並び換え操作を
して1列のデータ信号(速度4fS)151を形成し(図
5(f))、出力端子221から外部へ送出する。
【0046】次に、図6は、図4に示した4倍オーバー
サンプリングFIR型のディジタルフィルタの具体的構
成例である。以下、図6を参照して統合タップ係数の設
定方法及び回路の具体的動作を説明し、図1の一般的な
構成が得られることを示す。
【0047】なお、図6では、各基本ディジタルフィル
タにおける選択回路(50)及び各基本ディジタルフィ
ルタの出力を選択する選択回路(241)を1つにまと
めて選択回路(SEL)91とし、これに排他的論理和
回路(252)を収納してある。即ち、入力端子21に
は速度fS(周期TS)の動作クロック信号(選択信号60
6)が印加され、入力端子22には速度2fS(周期TS
/2)の制御クロック信号(選択信号607)が印加さ
れる。
【0048】図6において、データ入力端子20から入
力されるデータ信号(ビット数l)601は、6個の乗
算器(61〜66)に並列的に入力し、ここで6個のタ
ップ係数(ビット数m)dj(j=1、2、……、6)の
対応するものとの積がとられるが、この6個の乗算器
(61〜66)は3個ずつに2分される。一方の3個の
乗算器(61〜63)に対しては、シフトレジスタ(7
1、72)と加算器(81、82)とからなる第1の遅
延加算回路と、シフトレジスタ(73、74)と加算器
(83、84)とからなる第2の遅延加算回路とが設け
られ(以上が1方の基本ディジタルフィルタ234に対
応する)、他方の3個の乗算器(64〜66)に対して
は、シフトレジスタ(75、76)と加算器(85、8
6)とからなる第3の遅延加算回路と、シフトレジスタ
(77、78)と加算器(87、88)とからなる第4
の遅延加算回路とが設けられる(以上が他方の基本ディ
ジタルフィルタ235に対応する)。
【0049】そして、8個のシフトレジスタ(71〜7
8)は、それぞれデータ信号601の1タイムスロット
TS 分の遅延量を持つものであり、4個の遅延加算回路
はシフトレジスタと加算器とを交互に直列配置したもの
で、上述したように動作する。即ち、第1の遅延加算回
路は、第1番目の乗算器61から第3番目の乗算器63
までの各出力を1タイムスロットTS ずつ遅延させなが
ら順次加算した第1の信号602を形成し、第2の遅延
加算回路は、第3番目の乗算器63から第1番目の乗算
器61までの各出力を1タイムスロットTS ずつ遅延さ
せながら順次加算した第2の信号603を形成し、第3
の遅延加算回路は、第4番目の乗算器64から第6番目
の乗算器66までの各出力を1タイムスロットTS ずつ
遅延させながら順次加算した第3の信号604を形成
し、第4の遅延加算回路は、第6番目の乗算器66から
第4番目の乗算器64までの各出力を1タイムスロット
TSずつ遅延させながら順次加算した第4の信号605
を形成する。
【0050】選択回路(SEL)91は、4つの入力信
号(602〜605)を周期TS の選択信号606と周
期TS /2の選択信号607とによって交互に切り替え
て取り出し、それを出力信号608として出力端子70
3から外部へ送出する。
【0051】ここで、統合タップ係数dj は、本来必要
とされる4・n+1=9個のタップ係数(ビット数m)
を連続して隣合う4個以下のタップ係数の組(2(n+
1)=6個の組)に分け、それぞれの組において、その
組に属するタップ係数が複数の時はそれらの和をとっ
て、またその組に属するタップ係数が1個の時はそれを
そのまま新たな1個のタップ係数とする、ことによって
形成した2(n+1)=6個からなるものである。
【0052】次に、基本ディジタルフイルタにおいて説
明したのと同様の手法によって図6の構成とした根拠を
説明する。図12に示した2k 倍オーバーサンプリング
FIR型ディジタルフィルタの基本形から類推される9
タップの4倍オーバーサンプリングFIR型フィルタの
従来構成は、動作クロックの周波数は4fS であるが、
TS /4の遅延量を持つシフトレジスタの8個を縦続接
続し、その入力段と出力段に乗算器を設け、TS/4ず
つ順次遅延された入力データ信号ai(−∞≦i≦+∞)
の対応するものと9個のタップ係数(C1 〜C9)の対応
するものとを掛け合わせ、9個の乗算器出力を総和する
構成である。そうすると、時刻t1 から同t5 における
入力データ号ai とタップ係数(C1 〜C9)との時間関
係は、例えば図9(a)に示すようになり、また各時刻
におけるタップ係数とデータ信号との積和bi(−∞≦i
≦+∞)は図9(b)のようになる。なお、信号の時間
的な進遅方向は図8とは逆となっているが、本質的な事
項ではない。
【0053】そうすると、図9(a)から送信側のフィ
ルタ出力には、C1 〜C4 、C5〜C8 が1つの同じ
データ信号に対応し、C2 〜C5 、C6 〜C9 が1つ
の同じデータ信号に対応し、C3 〜C6 、C7 〜C9
が1つの同じデータ信号に対応し、C1 〜C3 、C4
〜C7 、C8 、C9 が1つの同じデータ信号に対応す
る、の4つの態様がある。
【0054】つまり、上述したのと同様に、複数のタッ
プ係数が1つの同じデータ信号に対応しているので、当
初から一定の関係にある複数のタップ係数を統合して1
つにすれば、乗算器の数を減らせる。本実施例で言え
ば、上述した4種の態様から、次の数式2〜同7に示す
6個の統合タップ係数dj(j=1、2、3、4、5、
6)を定めることができる。これは、前述した事項であ
る。これにより、乗算器の数は9個から6個に減少させ
得るのである。
【0055】
【数2】
【0056】
【数3】
【0057】
【数4】
【0058】
【数5】
【0059】
【数6】
【0060】
【数7】
【0061】そして、ロールオフフィルタとして用いる
場合、タップ係数には対称性があるので、C1 =C9 、
C2 =C8 、C3 =C7 、C4 =C6 である。従って、
上記数式2〜同7は、次の数式8〜同13となる。
【0062】
【数8】
【0063】
【数9】
【0064】
【数10】
【0065】
【数11】
【0066】
【数12】
【0067】
【数13】
【0068】すると、従来のディジタルフィルタの出力
bi は図9(b)のようになるが、これを新しい統合タ
ップ係数dj で表すと、数式14〜同18のようにな
る。
【0069】
【数14】
【0070】
【数15】
【0071】
【数16】
【0072】
【数17】
【0073】
【数18】
【0074】即ち、b5 はb1 を1タイムスロット遅延
したものであるので、b1 〜b4 が繰り返されることに
なる。従って、出力信号は、b1、b2、b3、b4 の4つで
あり、これらはそれぞれ3つの乗算器の出力を遅延加算
することで形成できることが分かる。そして、b1 とb
4 、b2 とb3 の関係に注目すると、どちらも、同じデ
ータ信号に対してタップ係数が逆向きに対応している。
従って、4つの出力信号を、一般的に、b4i、b4i+1、
b4i+2、b4i+3と記述すると、出力信号b4i+1と同
b4i、出力信号b4i+3と同b4i+2の信号形成は、それぞ
れ、3つの乗算器の各出力を、データの入力側から遅延
加算して行く回路とデータの出力側から遅延加算して行
く回路で行えば良いことが分かる。
【0075】そして、4つの出力信号(b4i、b4i+1、
b4i+2、b4i+3)を周期TS /4の間隔で一定の順番で
切り替えて出力すれば、従来のフィルタと同様周期TS
の動作速度でもって本来の9タップ4倍オーバーサンプ
リングのディジタルフィルタ出力が得られるのであり、
図6の構成、従って、図4の構成となるのである。
【0076】即ち、図6で言えば、一方の3個の乗算器
(61〜63)では、第1の遅延加算回路が出力信号b
4i+1に対応した第1の信号602を出力し、第2の遅延
加算回路が出力信号b4iに対応した第2の信号603を
出力し、また、他方の3個の乗算器(64〜66)で
は、第3の遅延加算回路が出力信号b4i+3に対応した第
3の信号604を出力し、第4の遅延加算回路が出力信
号b4i+2に対応した信号605を出力し、それら4つの
遅延加算回路の出力を選択回路(SEL)91が選択出
力するようにしてある。
【0077】ここに、データ信号601は、ゼロ補間し
た信号ではないので(図7(a))、4つの遅延加算回
路の出力(602、603、604、605)は図7
(b)となる。そして、図7(c)に示すように、選択
信号606は周期TS の信号であり、選択信号607は
周期TS /2の信号である。それ故、4つの遅延加算回
路の出力(602、603、604、605)を図6に
示す関係(602、605、604、603の順番)で
選択回路91に接続し、選択回路91が選択信号606
に対しては上から第1番目と第3番目の信号を交互に選
択し、選択信号607に対しては上から第2番目と第4
番目の信号を交互に選択すれば、当該ディジタルフィル
タの出力信号608は図7(d)となる。これは、図9
(b)と全く同一の信号であり、正しく構成できたこと
を示している。
【0078】以上の説明から容易に推察できるように、
4倍オーバーサンプリングFIR型ディジタルフィルタ
の考えを拡張すれば、2k 倍オーバーサンプリングFI
R型ディジタルフィルタを構成できる。回路構成は次の
ようになる。
【0079】まず、各基本ディジタルフィルタのタップ
数は、2k 倍(k≧2:整数)オーバーサンプリングF
IR型のディジタルフィルタが本来有する(2k ・n+
1)個のタップ係数(ビット数m)を連続して隣合う2
k 個以下のタップ係数の組に分けた時の数であるので、
2k 個の組と2k 個未満の組がそれぞれn組と1組、も
しくは、(n−1)組と2組となり、何れにせよ(n+
1)個となる。
【0080】また、乗算器の総数は、2k 個の組の数で
あるから、一番端のタップ係数d1の選び方の2k 通り
(1〜2k 個の構成にできる)と、各基本ディジタルフ
ィルタのタップ数(n+1)とをかけて2k ・(n+
1)個であるが、タップ係数の対称性から同じものが2
回でてくるので、結局2k-1 ・(n+1)個となる。
【0081】従って、基本ディジタルフィルタの数は、
乗算器数を基本ディジタルフィルタのタップ数で割れば
良いので、2k-1 個となる。
【0082】また、選択回路は、各基本ディジタルフィ
ルタの出力が規則性を持っているので、基本的には、図
4の構成で良い。ただし、選択信号の本数は、基本ディ
ジタルフィルタの数が2k-1 個なので、log22k-1 =k
−1となる。
【0083】図1は、以上のようにして構成したもので
ある。基本ディジタルフィルタ(1〜2k-1)は、全て同
一構成であり、そのタップ数はそれぞれ(n+1)個、
動作速度はfS である。前記数式1の関係から、nが大
きい場合、kの値によらず乗算器の数を約半分に減らす
ことができる。
【0084】なお、本発明では、当該ディジタルフィル
タの入力データ信号はゼロ補間していない。そのため、
フィルタの出力周波数特性に入力信号の周波数特性が現
れるが、その影響はフィルタの持っている周波数特性に
入力信号の周波数特性の逆特性を加えれば消去できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ルフィルタによれば、送信側の2k 倍オーバーサンプリ
ングの性質とロールオフフィルタのタップ係数の対称性
とに着目して、タップ係数の個数を本来の個数(2k ・
n+1)から統合した個数[2k-1 ・(n+1)]に減
少させ乗算器の個数を2k-1 ・(n+1)としたので、
乗算器の個数を大幅に減少させ得、回路の小形化が図れ
るディジタルフィルタを実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2k 倍オーバーサンプリングFIR型
ディジタルフィルタの基本構成ブロック図である。
【図2】図1中の基本ディジタルフィルタの構成ブロッ
ク図である。
【図3】基本ディジタルフィルタの動作タイムチャート
である。
【図4】4倍オーバーサンプリングFIR型ディジタル
フィルタの基本構成ブロック図である。
【図5】図4のディジタルフィルタの動作タイムチャー
トである。
【図6】4倍オーバーサンプリングFIR型ディジタル
フィルタの具体的構成ブロック図である。
【図7】図6のディジタルフィルタの動作タイムチャー
トである。
【図8】従来の2倍オーバーサンプリングFIR型ディ
ジタルフィルタの動作タイムチャートである。
【図9】従来の4倍オーバーサンプリングFIR型ディ
ジタルフィルタの動作タイムチャートである。
【図10】動作速度の低減を図った従来の2倍オーバー
サンプリングFIR型ディジタルフィルタの入力信号説
明図(0補間説明図)である。
【図11】動作速度の低減を図った従来の2倍オーバー
サンプリングFIR型ディジタルフィルタの構成ブロッ
ク図である。
【図12】従来の2k 倍オーバーサンプリングFIR型
ディジタルフィルタの基本構成ブロック図である。
【符号の説明】
1〜2k-1 基本ディジタルフィルタ 21〜23 乗算器 30〜33 加算器 40〜43 シフトレジスタ 50 選択回路 60a 遅延加算回路 60b 遅延加算回路 61〜66 乗算器 71〜78 シフトレジスタ 81〜88 加算器 91 選択回路 234〜235 基本ディジタルフィルタ 240〜241 選択回路 250〜252 排他的論理和回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の動作クロック信号(速度fS)で並
    列動作をする2k-1個の基本ディジタルフィルタ[タッ
    プ数(n+1)個:n≧2]であって、2k倍(k≧
    2:整数)オーバーサンプリングFIR型のディジタル
    フィルタが本来有する(2k ・n+1)個のタップ係数
    (ビット数m)を連続して隣合う2k 個以下のタップ係
    数の組[2k-1 ・(n+1)個の組]に分け、それぞれ
    の組においてその組に属するタップ係数が複数の時はそ
    の和をとって新たに1つのタップ係数とする等によって
    形成した2k-1(n+1)個の統合タップ係数(ビット数
    m)が与えられる2k-1 個の基本ディジタルフィルタ
    と;速度が2x fS(x=1、2、……、k−1)である
    (k−1)個の制御クロック信号と速度がfS の1個の
    動作クロック信号との排他的論理和をとり(k−1)個
    の選択信号を形成する選択信号形成回路と; 前記2
    k-1 個の基本ディジタルフィルタの各出力を前記(k−
    1)個の選択信号によって並び換え操作をし1列の信号
    (速度2k fS)として出力する第1の選択回路と; を
    備え、前記基本ディジタルフィルタは、前記(n+1)
    個の統合タップ係数の対応するものと入力データ信号
    (ビット数l)との積をとる(n+1)個の乗算器と;
    シフトレジスタと加算器とを交互に直列配置した2個
    の遅延加算回路であって、前記(n+1)個の乗算器の
    うち、第1番目から第(n+1)番目の乗算器までの各
    出力を1タイムスロットTSずつ遅延させながら順次加
    算した第1の信号を形成する第1の遅延加算回路、第
    (n+1)番目から第1番目の乗算器までの各出力を1
    タイムスロットTS ずつ遅延させながら順次加算した第
    2の信号を形成する第2の遅延加算回路と; 前記第1
    及び第2の遅延加算回路の各出力信号を周期TS の選択
    信号によって交互に切り替えて出力する第2の選択回路
    と; を備えることを特徴とするディジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 4倍オーバーサンプリングFIR型のデ
    ィジタルフィルタが本来有する(4n+1)個(n≧
    2)のタップ係数(ビット数m)を連続して隣合う4個
    以下のタップ係数の組[(2n+2)個の組]に分け、
    それぞれの組においてその組に属するタップ係数が複数
    の時はその和をとって新たに1つのタップ係数とする等
    によって形成した(2n+2)個の統合タップ係数(ビ
    ット数m)の対応するものと入力データ信号(ビット数
    l)との積をとる(2n+2)個の乗算器と; シフト
    レジスタと加算器とを交互に直列配置した4個の遅延加
    算回路であって、前記(2n+2)個の乗算器のうち、
    第1番目から第(n+1)番目の乗算器までの各出力を
    1タイムスロットTS ずつ遅延させながら順次加算した
    第1の信号を形成する第1の遅延加算回路、第(n+
    1)番目から第1番目の乗算器までの各出力を1タイム
    スロットTS ずつ遅延させながら順次加算した第2の信
    号を形成する第2の遅延加算回路、第(n+2)番目か
    ら第(2n+2)番目の乗算器までの各出力を1タイム
    スロットTS ずつ遅延させながら順次加算した第3の信
    号を形成する第3の遅延加算回路、及び第(2n+2)
    番目から第(n+2)番目の乗算器までの各出力を1タ
    イムスロットTS ずつ遅延させながら順次加算した第4
    の信号を形成する第4の遅延加算回路と; 前記第1、
    第2、第3及び第4の各信号を周期TS と周期TS /2
    の2列の選択信号によって交互に切り替えて出力する選
    択回路と; を備えたことを特徴とするディジタルフィ
    ルタ。
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