JPH0556282B2 - - Google Patents

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JPH0556282B2
JPH0556282B2 JP62223674A JP22367487A JPH0556282B2 JP H0556282 B2 JPH0556282 B2 JP H0556282B2 JP 62223674 A JP62223674 A JP 62223674A JP 22367487 A JP22367487 A JP 22367487A JP H0556282 B2 JPH0556282 B2 JP H0556282B2
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JP
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oxide superconducting
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thin film
crystal
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の利用分野」 本発明は、酸化物セラミツク系超電導材料の薄
膜形成技術に関するものである。
「従来の技術」 近年、酸化物セラミツク系の超電導材料(以下
酸化物超電導材料という)が高温超電導体として
注目されている。この材料は最初IBMのチユー
リツヒ研究所よりBa−La−Cu−O系のものが報
告され、さらにYBCO(YBa2CuO68)系が同様
な高温超電導体として報告されている。
上記の現在知られている酸化物超電導材料は、
酸化物超電導材料の粉末を混合し、さらに焼成す
ることによつてタブレツト状にする方法で作製さ
れている。
「発明が解決しようとする課題」 上記従来の酸化物超電導材料は、タブレツト状
の形成されるため、例えば酸化物超電導材料を用
い素子を作ろうとしても、その応用が困難であつ
た。
また、酸化物超電導材料を超電導素子に利用す
るためには酸化物超電導材料の薄膜を形成するこ
とが考えられるが、高い超電導特性を有した酸化
物超電導材料の薄膜(以下酸化物超電導薄膜とい
う)を形成する方法は知られていなかつた。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであ
り、高い超電導性を有した酸化物超電導薄膜を形
成する方法を得ることを課題とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、加熱された被形成面上に酸化物超電
導材料の薄膜を形成する方法であつて、所定の方
向に酸化物超電導薄膜の結晶軸を配向させるため
に、成膜の際前記被形成面に対し磁場を前記所定
の方向に合わせて印加する、という構成を要旨と
するものである。
本発明に用いる代表的な超電導材料は元素周期
表a族およびa族の元素および銅を用いた酸
化物である。
本願発明において用いられる酸化物超電導材料
の例として(A1-XBxyCuzOw、X=0.1〜1、y
=2.0〜4.0、z=1.0〜4.0、w=4.0〜10.0で示さ
れる組成を有する材料を挙げることはできる。上
記組成式において、AはY(イツトリウム)、Gd
(ガドリニウム)、Yb(イツテルビウム)、Eu(ユ
ーロピウム)、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシ
ウム)、Ho(ホルミウム)、Er(エルビウム)、Tm
(ツリウム)、Lu(ルテチウム)、Sc(スカンジウ
ム)およびその他のランタノイドより選ばれた1
種または複数種の元素を示し、Bは(バリウム)、
Sr(ストロンチウム)、Ca(カルシウム)より選ば
れた1種または複数種の元素を示すものである。
尚、本明細書における元素周期表は理化学辞典
(岩波書店 1963年4月1日発行)によるもので
ある。
本発明は、多結晶構造の酸化物超電導薄膜にお
いてはその結晶方位を揃えることにより高い臨海
電流密度を有せしめることができるという点に着
目してなされたものである。
そして上記事情に鑑み、膜の形成の際磁場を印
加しつつ成膜を行えば結晶方位の揃つた配向性の
高い酸化物超電導薄膜を形成できるという構成に
至つたものである。
即ち本発明は成膜の際、磁場の方向を制御する
ことによつて、配向方向を制御して酸化物超電導
薄膜を形成することを特徴とするものである。
「作用」 成膜時に配向させんとする方向に合わせて磁場
を加えることによつて、結晶軸の方向が揃い配向
性の良好な超電導薄膜を形成することができる。
実施例 1 本実施例は、200℃〜500℃の温度で多結晶また
は単結晶構造を有する酸化物超電導薄膜を基板上
に形成する例である。
被形成面となる基板の種類の選択自由度、およ
び酸化物超電導材料と基板との熱膨張係数の差を
考えると、成膜時の基板温度、さらには成膜後の
熱アニール時における温度を500℃以下とするこ
とは、重要である。
また本実施例においては、成膜方法としてマイ
クロ波を用いた成膜方法を使用し、同時に成膜の
際磁場を印加することにより、その結晶軸を所定
の方向に配向せしめて形成するものである。
そしてこのことにより、高い臨界電流密度を有
する酸化物超電導薄膜を得るものである。
本実施例においてマイクロ波を用いた成膜方法
を採用するのは、オゾン等の活性酸素がマイクロ
波プラズマにより高い効率で得ることができ、加
えて被形成面をスパツタ(損傷)させることがな
いからである。マイクロ波の周波数としては、
500MHz〜60GHz代表的には2.45GHzの周波数のも
のを用いることができる。
本実施例においては成膜と同時に被形成面であ
る基板(以下単に基板と記す)に対し磁場を印加
するのであるが、この磁場は変形ペルブスカイト
構造を有する結晶のa,bまたはc軸を用途に合
わせて有すべき方向に平行または概略平行に
0.1T以上強さで加えるもので、この磁場印加に
よつて、基板上に成膜される結晶の生成面を一定
方向に配設するものある。
この基板に対する成膜と同時の磁場印加によつ
て、マグネテイツク・アキシアル成長または単結
晶を成長される場合はマグネテイツク・エピタキ
シアル成長を行うことができた。
以上の如くして例えばc面(ab軸に平行の面)
での臨界電流密度を1×10-4A/cm2以上(この場
合基板の面に平行方向にa面ができる)にまで向
上させることができた。
本実施例に示される酸化物超電導材料は、第1
図にその結晶構造を示すように変形ペルブスカイ
ト構造を有している。
第1図において示されているのは、銅2とその
他の銅3と、その周辺に位置する酸素6と、酸素
ベイカンシ7と、層構造を有する酸素5と、元素
周期表a族の元素1例えばYと、元素周期表
a族の元素例えばBa4とを有する。
第1図に示す結晶構造において、C面(ab軸
と平行の面)の方向は、それと垂直方向(c軸方
向)に比べて電流が2桁以上も流れやすい。従つ
て結晶方位のバラバラな多結晶よりも、結晶方位
を一方向に揃つて配向させることは高い臨海電流
密度を得るために重要である。
本実施例においては、マイクロ波と磁場の相互
作用を1〜800torrの高い圧力で生じさせ、しか
も磁場強度の強い領域において基板をこの磁場に
平行または垂直に配設し、すべての結晶を所定の
方向に配設させた。
また、酸化物超電導薄膜の配向性をより良好と
するために、酸化物超電導薄膜の成長する面とそ
の配向軸が一致すべき結晶方位を有する基板を用
いることは有効である。
本実施例において作製された酸化物超電導材料
は、単結晶をより低い温度で作ることができる。
本実施例においては、元素の有機反応性気体ま
たはかかる元素を用いた酸化物材料を仮焼成し、
微粉末化した微粒子、または元素の塩の微粒子を
活性酸素が充満したプラズマ中に吹きつけ、成膜
を行つた。
さらに本実施例においては、成膜後の同一反応
炉内における熱アニール中に、必要に応じて磁場
を加えた。この磁場は好ましくは0.1テスラ(T)
以上の強さで、結晶軸を配向させる方向、または
それにより近い方向に合わせて加えた。この熱ア
ニール中の磁場印加によつて、配向すでき方向に
大部分またはすべての結晶即ち多結晶を配列しつ
つ結晶を成長させることができた。これは、結晶
のc軸方向が成膜の際の印加磁場の向きの方向に
揃いやすいという現象を利用したものである。
かくすることにより、多結晶を呈する1つの結
晶粒を大きくでき、ひいてはその結晶粒界でのバ
リア(障壁)をより消失させ、単結晶とし得る構
成とせしめた。そしてそれぞれの結晶をすべて
ab面(C軸に垂直な面)に合わせることが可能
となつた。そして臨界電流密度をこれまでの結晶
方位がバラバラの場合の102A/cm2(77K)より
104〜105A/cm2(77Kにて測定)にまで大きくす
ることができ、単結晶の場合の約1/5にまで近づ
けることが可能となつた。そして酸化物超電導材
料の理想である大面積の単結晶構造をより作りや
すくすることができた。
実施例 2 本実施例は、第2図にその概要を示す磁場印加
が可能なマイクロ波プラズマCVD装置を用いて
酸化物超電導薄膜を成膜した例ある。
この装置は、大気圧または減圧状態に保持可能
なプラズマ発生空間31、補助空間12、磁場を
発生する電磁石15,15′およびその電源35、
マイクロ波発振器14、排気系を構成する真空ポ
ンプ26、ロータリーポンプ24、圧力調整バル
ブ19、基板ホルダ10′、基板(被膜形成用物
体)10、マイクロ波導入窓39、ガス導入系1
6,17、水冷系28,28′、加熱用のハロゲ
ンランプ20、反射鏡21、ハロゲン光導入口2
2、ハロゲンランプ電源20、ハロゲン光27、
加熱用空間13、ゲート弁11、バルブ25,2
3、微粒子の混入した液体32、バブラ33、酸
素導入系17、気体導入系16、4分割した空間
30、ガス導入口34を備えている。
以下第2図に示す装置の使用方法の一例を示
す。
まず基板10を基板ホルダ10′上に設置し、
ゲート弁11よりプラズマ発生空間31に配設す
る。本実施例では基板は100または110面を
有するMgOまたはSrTiO3またはYSZ基板または
IC要に用いるための一部上面に絶縁膜が形成さ
れた珪素ウエハを用いた。またこの基板ホルダ1
0′はマイクロ波および電磁場をできるだけ乱さ
ないようにするためステンレス製とした。
また大気圧で動作させる場合はバルブ25を閉
としバルブ23を開とすればよい。
酸化物超電導薄膜の出発材料となる反応性気体
または微粒子の混入した液体32はバブラ33に
混合して封入されている。
成膜で気相法を行う場合は、この液体32を酸
素導入系17より導入される酸素でバブルし、酸
素とともにガス導入口34より反応空間に放出す
ればよい。またスプレー法を用いる場合は、ガス
導入口34をスプレーノズルとし、酸素または大
気を気体導入系16より高圧で導入し、かつ微粒
子の混入した液体32を17より導入される酸素
でバブルしてガス導入口34に送り出せばよい。
作製工程としては、まずこれら全体をターボ分
子ポンプ26及びロータリーポンプ14により、
1×10-6torr以下に真空排気する。次に非生成物
気体(分解反応後固体を構成しない気体)例えば
酸素200SCCMをプラズマ発生領域31に導入し、
この圧力を30torrとする。そして外部より500M
Hz以上のマイクロ波例えば2.4GHzの周波数のマ
イクロ波を0.5〜5KW、例えば1KWの強さで加え
気相反応を行わせる。この際水冷系28,28′
でもつて冷却されたマグネツト15,15′によ
つて強さ約0.3Tの磁場を基板表面に垂直に印加
する。
こうして非生成物気体の高密度プラズマをプラ
ズマ発生空間31にて発生させる。そしてこの高
密度プラズマ領域より高エネルギを持つオゾンま
たは活性酸素イオンで基板ホルダ10′上の物体
10の表面を清浄する。
次にこの反応系に酸素または酸化物気体例えば
N2O、NO、NO2と超電導材料を構成する元素の
有機溶液例えばY(OC2H53(トリエトキシイツト
リウム)、CuBr2(臭化第2銅)等のアルキル化合
物またはハロゲン化合物をベンゼン等の有機溶液
または水溶液中にY:Ba:Cuが成膜後1:2:
3になるようにとかした液体32を酸素でバブリ
ングして酸素と共にプラズマ中に34より導入す
る。
また他の方法として、YBr3、BaBr2、CuBr2
等の塩を水または有機溶液にとかし、この水を空
気により高圧でふきつけるスプレー法等を用いる
こともできる。
本実施例においては、キヤリアガスの酸素/反
応性気体=3000〜1(この場合100)とした。
また出発材料となる微粒子として元素周期表
a族元素、a元素および銅よりなる酸素物超電
導材料を微粉末化したもの、またはその元素の塩
または有機化合物を用いてもよい。
かくしてマイクロ波エネルギと磁場との相互作
用による混成共鳴をさせ、高密度プラズマを発生
させた。
この高密度プラズマのプラズマ温度は1150℃
(酸化物超電導材料の溶融温度)よりもはるかに
高い3000〜10000℃にもなるため、かかる高エネ
ルギに励起された反応性原子を十分活性化するこ
とができる。そしてその結果本来あるべき結晶構
成に酸化物超電導薄膜を基板上に生成させること
ができる。
また本実施例においては基板10を150〜500℃
に加熱した。この加熱は、プラズマそれ自体また
はそれに加えてハロゲンランプヒータ20により
基板ホルダ10′を通して加熱することによつて
成された。
さらに本実施例においては、酸化物超電導薄膜
の成膜後に400℃でアニールを行つた。そして
1μm〜1mmの厚さの斜方晶形の変形ペルブスカイ
ト構造を有する酸化物超電導薄膜を形成させるこ
とができた。
第2図に示す装置において、磁場は2つのリン
グ状の電磁石15,15′を用いたヘルムホルツ
コイル方式を採用した。ここで、4分割した空間
30に対し電場・磁場の強度を調べた結果を第3
図に示す。
第3図Aにおいて、横軸(X軸)は空間30の
横方向(反応性気体の放出方向)であり、縦軸
(R軸)は磁石の直径方向を示す。図面における
曲線は磁場の等磁位面を示す。そしてその線上に
示されている数字は磁石15が約2000ガウスの時
に得られる磁場の強さを示す。
磁石15の強度を調整すると、電極・磁場の相
互作用を有する空間100(875ガウス±185ガウ
ス以内で定義される)を基板上の広い面積にわた
つて概略均一にさせることができる。
図面において特に線36は875ガウスとなる混
成共鳴の条件を生ずる等磁場面を示す。
第3図Bの横軸は第3図Aと同じく反応性気体
の流れる方向を示し、縦軸は電場(電界強度)の
強さを示す。
この共鳴条件を生ずる空間100は第3図Bに
示す如く、電場が最大となる領域となるようにし
ている。
そして酸化物超電導薄膜を作製するための材料
はこの混成共鳴領域にて活性分離反応をし、磁場
が印加された基板10上に磁場(磁場面に垂直方
向)にそつて薄膜として形成される。
本実施例では領域100に基板または基板10
を設置してもよい。この場合の基板設置位置は磁
場の強度が最大となる領域即ちコイル15,1
5′で構成されるヘルムホルツコイルの中心部が
好ましい。
また第3図Bに示された電界強度の最大となる
領域はマイクロ波電源のマンチングを調整するこ
とにより移動させ得る。
なお本実施例において形成した酸化物超電導薄
膜の臨界電流密度は、3×104A/cm2の値が得ら
れたが、この値は基板表面(被形成面)と平行方
向に測定することにより得られたものである。
また、第1図に示す如き結晶構造が十分形成さ
れ、そのc軸方向も磁場と平行の方向、即ち基板
(被形成面)に垂直な方向に形成されていること
がX線回折の結果より確認された。
実施例 3 本実施例は実施例1の場合において、成分材料
としてY0.5Yb0.5BaSrCu3O68を用い、さらに第
2図の装置において基板10及びホルダ10′を
第2図に示す状態に対し直角となる状態で設置し
て成膜を行つた例である。即ち本実施例において
は基板に対し、磁場が平行に加えられることにな
る。
なお本実施例において基板温度を500℃として
成膜を行つた。
かくして基板表面(被形成面)と酸化物超電導
薄膜のab面とが垂直になるように膜形成を行う
ことができた。
本実施例においては、臨界電流密度として2.4
×104A/cm2、Tcoとして93Kを得ることができ
た。
本実施例では基板として、ガラス、アルミナ、
ZrO2等を用いることができる。
実施例 4 本実施例は実施例2の場合において、基板を
MgO(100)またはSrTiO3(100)とした例であ
る。そして成膜中磁場を基板成面上にて0.2Tと
なるように加え、基板温度を450℃とした例であ
る。
本実施例においては、この基板上には1cm2以上
の単結晶薄膜を厚さを1.5μmとして形成すること
ができた。
実施例 5 本実施例は実施例1の場合において、基板を
MgO(110)、SrTiO3(110)とした例である。そ
して磁場の強さを基板表面において0.2Tとなる
ようにし、基板の温度を450℃とした例である。
本実施例においては、基板表面に5mm2の単結晶
薄膜を3μmの厚さにて得ることができた。
実施例 6 本実施例は、実施例1で作られた酸化物超電導
薄膜に対して、成膜後さらに300〜550℃の温度で
熱アニールを行つたものである。そしてこの熱ア
ニールの際、予め作られている結晶面に合わせて
c軸方向に磁場の方向が合うようにして磁場を同
時に加え、さらにこの磁場に対し垂直方向に電場
を103〜5×104V/cmの強さで加えたものであ
る。
本実施例で作製した酸化物超電導薄膜のTco
は、実施例1の場合に比較して約10Kも向上させ
ることができた。また磁場電流密度も4×
105A/cm2を得ることはできた。
以上の実施例1〜6においては、被形成物を薄
膜形状とした。しかしこの形状はその市場のニー
ズに従つて3〜30μmの厚さの膜構造、帯構造、
線構造に変形改良し得る。
また以上の実施例においては、酸化物超電導薄
膜が作られるべき面に対し、垂直または水平方向
に磁場を加えたが、さらにこれに加えて活性酸素
を発生させるマイクロ波電界を加えることは基板
の成膜温度を下げるために有効である。
また例えば、この磁場による結晶の配列方向に
合わせて基板の結晶軸を合わせることも有効であ
る。例えばMgO(酸化マグネシウム)、SrTiO3
(チタン酸ストロチウム)、YSZ(イツトリウム・
スタビライズト・ジルコン)において(100)を
用い、かつ基板に垂直方向に磁場を加えて成膜を
行い、さらに必要に応じて成膜後の磁場中におけ
る熱アニールを行うことによつて、ab面を基板
表面に対し平行にして酸化物超電導薄膜の形成を
行うことができる。
また(110)を有する結晶基板に用い、この基
板表面に平行に磁場を加えて形成すると、ab面
を基板に対し垂直方向に成膜することができる。
勿論成膜後の磁場中での熱アニールを行うことに
よつて、単結晶または多結晶を含むより単結晶に
近い薄膜を得ることができる。
「効果」 本発明により、これまでまつたく不可能とされ
ていた液体窒素温度以上の温度で動作する酸化物
超電導材料の薄膜をその結晶軸を合わせて作るこ
とができるようになつた。
またガラス、酸化珪素、窒化珪素等のアモルフ
アス構造の表面を有した基板上にも配向した多結
晶の酸化物超電導薄膜を作ることができるように
なつた。
また本発明においては高い臨界電流密度を有し
た酸化物超電導薄膜を形成できるので、該薄膜を
半導体集積回路のリード線として使用することが
可能となつた。
なお本発明において、到達材料の化合物におけ
る多結晶構造間で層構造をより一致させやすくす
るため、元素周期表におけるa、aの元素を
複数個混合させ得ることができる。
本発明において高い超電導性を有した薄膜が形
成できるのは、加熱中に磁場を加えることによ
り、分子配列をより統一化することができ、最終
完成化合物中におけるボイドおよび結晶粒界の障
壁を除去することができるので、結果としてTc
オンセツト並びにTcoをより高温化できるものと
推定される。
また本発明を利用することで、酸化物超電導材
料の結晶異方性を用いたデイバイスの製造を行う
ことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で形成された酸化物超電導材料
の結晶構造の1例を示す。第2図は実施例で用い
られた磁場印加マイクロ波プラズマ反応装置の概
要を示す。第3図は第2図の装置の磁場および電
場を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱された被形成面上に酸化物超電導材料の
    薄膜を形成する方法であつて、 所定の方向に酸化物超電導薄膜の結晶軸を配向
    させるために、成膜の際前記被形成面に対し磁場
    を前記所定の方向に合わせて印加することを特徴
    とする酸化物超電導薄膜の形成方法。 2 特許請求の範囲第1項において、超電導材料
    は(A1-XBxyCuzOw、X=0.1〜1、y=2.0〜
    4.0、z=1.0〜4.0、w=4.0〜10.0を有し、AはY
    (イツトリウム)、Gd(ガドリニウム)、Yb(イツ
    テルビウム)、Eu(ユーロピウム)、Tb(テルビウ
    ム)、Dy(ジスプロシウム)、Ho(ホルミウム)、
    Er(エルビウム)、Tm(ツリウム)、Lu(ルテチウ
    ム)、Sc(スカンジウム)およびその他のランタ
    ノイドより選ばれた1種または複数種の元素より
    なり、Bは(バリウム)、Sr(ストロンチウム)、
    Ca(カルシウム)より選ばれた1種または複数種
    の元素を有することを特徴とする酸化物超電導薄
    膜の形成方法。 3 特許請求の範囲第1項において、被形成面は
    磁場と垂直または水平に配設されることを特徴と
    する酸化物超電導薄膜の形成方法。
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