JPH0557201A - 混床式イオン交換装置の再生方法 - Google Patents
混床式イオン交換装置の再生方法Info
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- JPH0557201A JPH0557201A JP3221869A JP22186991A JPH0557201A JP H0557201 A JPH0557201 A JP H0557201A JP 3221869 A JP3221869 A JP 3221869A JP 22186991 A JP22186991 A JP 22186991A JP H0557201 A JPH0557201 A JP H0557201A
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期使用により劣化したアニオン交換樹脂を
含む混床式イオン交換装置の再生時の通水洗浄における
アニオンのリーク量を少なくし、樹脂を長期にわたって
使用できるようにする。 【構成】 強酸性カチオン交換樹脂13と強塩基性アニ
オン交換樹脂14とからなる混床式イオン交換装置1の
再生方法において、混合樹脂6を逆洗して比重差により
カチオン交換樹脂13とアニオン交換樹脂14に分離
し、分離したアニオン交換樹脂14をアルカリで再生
し、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂13とアニオン交換樹脂1
4の中間比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で比
重差により分離して、カチオン交換樹脂13を再生す
る。
含む混床式イオン交換装置の再生時の通水洗浄における
アニオンのリーク量を少なくし、樹脂を長期にわたって
使用できるようにする。 【構成】 強酸性カチオン交換樹脂13と強塩基性アニ
オン交換樹脂14とからなる混床式イオン交換装置1の
再生方法において、混合樹脂6を逆洗して比重差により
カチオン交換樹脂13とアニオン交換樹脂14に分離
し、分離したアニオン交換樹脂14をアルカリで再生
し、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂13とアニオン交換樹脂1
4の中間比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で比
重差により分離して、カチオン交換樹脂13を再生す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば復水脱塩装置等
として使用するための強酸性カチオン交換樹脂と強塩基
性アニオン交換樹脂とからなる混床式イオン交換装置の
再生方法、特に長期使用により劣化したアニオン交換樹
脂を含む混床式イオン交換装置の再生方法に関するもの
である。
として使用するための強酸性カチオン交換樹脂と強塩基
性アニオン交換樹脂とからなる混床式イオン交換装置の
再生方法、特に長期使用により劣化したアニオン交換樹
脂を含む混床式イオン交換装置の再生方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、混床式イオン交換装置のカチオン
およびアニオン交換樹脂を再生する場合、混合樹脂を逆
洗して、樹脂の比重差を利用してカチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂とを分離し、それぞれの樹脂に再生剤を
通液し、再生剤を押出した後、通水洗浄することにより
再生している。
およびアニオン交換樹脂を再生する場合、混合樹脂を逆
洗して、樹脂の比重差を利用してカチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂とを分離し、それぞれの樹脂に再生剤を
通液し、再生剤を押出した後、通水洗浄することにより
再生している。
【0003】発電用の復水脱塩装置の再生では、カチオ
ン交換樹脂の再生剤である塩酸、硫酸などの酸液とアニ
オン交換樹脂との接触を避けるために、逆洗により分離
されたカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを別の再
生塔に導入して、別々に再生する2塔分離再生方法があ
る。
ン交換樹脂の再生剤である塩酸、硫酸などの酸液とアニ
オン交換樹脂との接触を避けるために、逆洗により分離
されたカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを別の再
生塔に導入して、別々に再生する2塔分離再生方法があ
る。
【0004】この場合でも、カチオン交換樹脂とアニオ
ン交換樹脂の分離界面において、両樹脂を完全に分離す
ることは困難であるため、界面付近の中間樹脂層を抜取
って、別の槽に一時貯留し、ほぼ完全に分離されたカチ
オン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを別の再生塔に導入
して別々に再生する中間樹脂層抜取式再生法がある。
ン交換樹脂の分離界面において、両樹脂を完全に分離す
ることは困難であるため、界面付近の中間樹脂層を抜取
って、別の槽に一時貯留し、ほぼ完全に分離されたカチ
オン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを別の再生塔に導入
して別々に再生する中間樹脂層抜取式再生法がある。
【0005】このような中間樹脂層抜取式再生法によれ
ば、樹脂が新しいうちはほぼ完全に再生され、復水脱塩
装置、特にPWR用の復水脱塩装置としても、十分に使
用可能である。ところが、このような再生方法を採用す
る場合でも、樹脂を長く使用しつづけていると、再生後
の通水洗浄時に塩素イオン、硫酸イオン等のアニオン濃
度が低下しにくくなる現象が生じる。この現象によるア
ニオンのリーク量は、アニオン交換樹脂を使込むにつれ
て多くなり、再生後の通水洗浄を長時間行っても、リー
ク量を減らすことはできない。
ば、樹脂が新しいうちはほぼ完全に再生され、復水脱塩
装置、特にPWR用の復水脱塩装置としても、十分に使
用可能である。ところが、このような再生方法を採用す
る場合でも、樹脂を長く使用しつづけていると、再生後
の通水洗浄時に塩素イオン、硫酸イオン等のアニオン濃
度が低下しにくくなる現象が生じる。この現象によるア
ニオンのリーク量は、アニオン交換樹脂を使込むにつれ
て多くなり、再生後の通水洗浄を長時間行っても、リー
ク量を減らすことはできない。
【0006】図3は復水脱塩装置の通水洗浄時の塩素イ
オン濃度の変化を示すグラフである。図において、曲線
aはアニオン交換樹脂の使用期間が1〜2か月、bは3
〜4か月、cは5〜6か月、dは7〜8か月の場合の変
化を示している。アニオン交換樹脂が新しい間は、通水
初期から塩素イオン30ppt以下の処理水が得られる
が、使用期間が長くなると、30ppt以下になるまで
の通水洗浄時間が長くなる。この根本対策としては、イ
オン交換装置のアニオン交換樹脂の入替えしかなく、従
来の再生方法ではアニオン交換樹脂の寿命が短いという
問題点があった。
オン濃度の変化を示すグラフである。図において、曲線
aはアニオン交換樹脂の使用期間が1〜2か月、bは3
〜4か月、cは5〜6か月、dは7〜8か月の場合の変
化を示している。アニオン交換樹脂が新しい間は、通水
初期から塩素イオン30ppt以下の処理水が得られる
が、使用期間が長くなると、30ppt以下になるまで
の通水洗浄時間が長くなる。この根本対策としては、イ
オン交換装置のアニオン交換樹脂の入替えしかなく、従
来の再生方法ではアニオン交換樹脂の寿命が短いという
問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、再生時の通水洗浄におけるアニ
オンのリーク量を少なくすることができ、これによりア
ニオン交換樹脂が劣化した場合でも、長期間にわたって
使用することができる混床式イオン交換装置の再生方法
を提案することである。
問題点を解決するため、再生時の通水洗浄におけるアニ
オンのリーク量を少なくすることができ、これによりア
ニオン交換樹脂が劣化した場合でも、長期間にわたって
使用することができる混床式イオン交換装置の再生方法
を提案することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、強酸性カチオ
ン交換樹脂と強塩基性アニオン交換樹脂とからなる混床
式イオン交換装置の再生方法において、混合樹脂を逆洗
して比重差によりカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂
に分離し、分離したアニオン交換樹脂をアルカリで再生
し、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の中間
比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で比重差によ
り分離して、カチオン交換樹脂を再生することを特徴と
する混床式イオン交換装置の再生方法である。
ン交換樹脂と強塩基性アニオン交換樹脂とからなる混床
式イオン交換装置の再生方法において、混合樹脂を逆洗
して比重差によりカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂
に分離し、分離したアニオン交換樹脂をアルカリで再生
し、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の中間
比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で比重差によ
り分離して、カチオン交換樹脂を再生することを特徴と
する混床式イオン交換装置の再生方法である。
【0009】強塩基性アニオン交換樹脂は、樹脂骨格に
4級アンモニウム形のアニオン交換基が結合した構造を
有し、長期間使用して劣化すると、アニオン交換基が低
級化することが知られている。しかし低級化したアニオ
ン交換樹脂の方が、4級アンモニウム形のものよりもア
ルカリによる再生が容易であるから、低級化により再生
が不完全になることはない。
4級アンモニウム形のアニオン交換基が結合した構造を
有し、長期間使用して劣化すると、アニオン交換基が低
級化することが知られている。しかし低級化したアニオ
ン交換樹脂の方が、4級アンモニウム形のものよりもア
ルカリによる再生が容易であるから、低級化により再生
が不完全になることはない。
【0010】長期使用により、再生後の通水洗浄時にお
けるアニオンリークの原因を調べた結果、中間樹脂層抜
取式の再生法の場合でも、カチオン交換樹脂中に混入し
た微量のアニオン交換樹脂が、カチオン交換樹脂の再生
剤である塩酸等の酸により、Cl形等の塩形になり、こ
れが通水洗浄に溶離するものと推測された。
けるアニオンリークの原因を調べた結果、中間樹脂層抜
取式の再生法の場合でも、カチオン交換樹脂中に混入し
た微量のアニオン交換樹脂が、カチオン交換樹脂の再生
剤である塩酸等の酸により、Cl形等の塩形になり、こ
れが通水洗浄に溶離するものと推測された。
【0011】新しいアニオン交換樹脂の場合でも、カチ
オン樹脂中にほぼ同等量混入して、再生によりCl形等
の塩形になるが、4級アンモニウム形のアニオン交換基
とアニオンとの結合力は強いため、通水洗浄時における
アニオンの溶離は少ない。これに対して低級化したアニ
オン交換基とアニオンとの結合力は弱いから、アニオン
は通水洗浄時に容易に溶離する。
オン樹脂中にほぼ同等量混入して、再生によりCl形等
の塩形になるが、4級アンモニウム形のアニオン交換基
とアニオンとの結合力は強いため、通水洗浄時における
アニオンの溶離は少ない。これに対して低級化したアニ
オン交換基とアニオンとの結合力は弱いから、アニオン
は通水洗浄時に容易に溶離する。
【0012】このため本発明では、再生後の通水洗浄時
におけるアニオンの溶離を防ぐために、混合樹脂の逆洗
によりカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を分離した
後、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の中間
比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で、比重差を
利用して分離して、カチオン交換樹脂を再生する。
におけるアニオンの溶離を防ぐために、混合樹脂の逆洗
によりカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を分離した
後、分離したカチオン交換樹脂中に混入したアニオン交
換樹脂を、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の中間
比重の酸または塩からなる中間比重溶液中で、比重差を
利用して分離して、カチオン交換樹脂を再生する。
【0013】中間比重溶液としては、カチオン交換樹脂
の再生剤として用いられる塩酸、硫酸等の酸液、あるい
は塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム等のアンモニウ
ム塩が好ましい。
の再生剤として用いられる塩酸、硫酸等の酸液、あるい
は塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム等のアンモニウ
ム塩が好ましい。
【0014】カチオン交換樹脂の比重は1.32、アニ
オン交換樹脂の比重は1.08であり、新しい樹脂と劣
化した樹脂とで大差はない。このような比重の樹脂を比
重差で分離するためには、中間比重すなわち1.11以
上の比重を有する中間比重溶液であれば分離可能と予測
できるが、実際には樹脂が収縮するため、1.18〜
1.32の溶液でなければ分離できない。このような中
間比重溶液としては、例えば35重量%塩酸(比重1.
18)、42重量%硫酸(比重1.32)、44重量%
硝酸(比重1.28)、45重量%硝酸アンモニウム
(比重1.20)、35重量%硫酸アンモニウム(比重
1.20)などがあげられる。
オン交換樹脂の比重は1.08であり、新しい樹脂と劣
化した樹脂とで大差はない。このような比重の樹脂を比
重差で分離するためには、中間比重すなわち1.11以
上の比重を有する中間比重溶液であれば分離可能と予測
できるが、実際には樹脂が収縮するため、1.18〜
1.32の溶液でなければ分離できない。このような中
間比重溶液としては、例えば35重量%塩酸(比重1.
18)、42重量%硫酸(比重1.32)、44重量%
硝酸(比重1.28)、45重量%硝酸アンモニウム
(比重1.20)、35重量%硫酸アンモニウム(比重
1.20)などがあげられる。
【0015】酸溶液を用いて分離を行うと、カチオン交
換樹脂は分離と同時に酸溶液により再生される。アンモ
ニウム塩等の塩溶液により分離を行うと、カチオン交換
樹脂はアンモニウム形等の塩形になるが、その形でイオ
ン交換するときはそのままで使用できるが、H形でイオ
ン交換するときは、さらに通常の再生と同様に、1〜1
0重量%の酸液で再生を行う。
換樹脂は分離と同時に酸溶液により再生される。アンモ
ニウム塩等の塩溶液により分離を行うと、カチオン交換
樹脂はアンモニウム形等の塩形になるが、その形でイオ
ン交換するときはそのままで使用できるが、H形でイオ
ン交換するときは、さらに通常の再生と同様に、1〜1
0重量%の酸液で再生を行う。
【0016】逆洗により分離されたアニオン交換樹脂、
および中間比重の溶液により分離されたアニオン交換樹
脂は、いずれも1〜10重量%の水酸化ナトリウム等の
アルカリにより再生される。これらは混合して同時に再
生してもよいが、別々に再生してもよい。
および中間比重の溶液により分離されたアニオン交換樹
脂は、いずれも1〜10重量%の水酸化ナトリウム等の
アルカリにより再生される。これらは混合して同時に再
生してもよいが、別々に再生してもよい。
【0017】こうして再生を行ったカチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂を混合して、通水洗浄すると、塩形に
なったアニオン交換樹脂が少ないため、早期に所定の水
質が得られ、イオン交換に供することができる。このた
めアニオン交換樹脂が劣化した場合でも長期にわたって
使用することが可能となる。
アニオン交換樹脂を混合して、通水洗浄すると、塩形に
なったアニオン交換樹脂が少ないため、早期に所定の水
質が得られ、イオン交換に供することができる。このた
めアニオン交換樹脂が劣化した場合でも長期にわたって
使用することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は実施例の混床式イオン交換装置の再生方法を示すフロ
ーシートである。図において、1はイオン交換塔、2は
カチオン交換樹脂再生塔、3はアニオン交換樹脂再生
塔、4は混入アニオン交換樹脂槽、5は樹脂貯槽であ
る。
は実施例の混床式イオン交換装置の再生方法を示すフロ
ーシートである。図において、1はイオン交換塔、2は
カチオン交換樹脂再生塔、3はアニオン交換樹脂再生
塔、4は混入アニオン交換樹脂槽、5は樹脂貯槽であ
る。
【0019】イオン交換塔1では、内部に混合樹脂6を
充填して混床を形成し、原水管7から原水を供給してイ
オン交換を行い、処理水管8から処理水(脱塩水)を得
る。復水脱塩装置ではこのようなイオン交換塔1が複数
個設けられており、1槽ずつ再生が行われる。
充填して混床を形成し、原水管7から原水を供給してイ
オン交換を行い、処理水管8から処理水(脱塩水)を得
る。復水脱塩装置ではこのようなイオン交換塔1が複数
個設けられており、1槽ずつ再生が行われる。
【0020】再生はイオン交換塔1から移送管11を通
して混合樹脂6をカチオン交換樹脂再生塔2に移送す
る。そして逆洗水管12から逆洗水を導入して逆洗を行
い、比重差を利用してカチオン交換樹脂13とアニオン
交換樹脂14とに分離する。
して混合樹脂6をカチオン交換樹脂再生塔2に移送す
る。そして逆洗水管12から逆洗水を導入して逆洗を行
い、比重差を利用してカチオン交換樹脂13とアニオン
交換樹脂14とに分離する。
【0021】分離されたアニオン交換樹脂14は移送管
15からアニオン交換樹脂再生塔3に移送し、薬注管1
7から水酸化ナトリウム等のアルカリ溶液を再生剤とし
て薬注して再生を行い、再生排液管18から再生排液を
排出する。
15からアニオン交換樹脂再生塔3に移送し、薬注管1
7から水酸化ナトリウム等のアルカリ溶液を再生剤とし
て薬注して再生を行い、再生排液管18から再生排液を
排出する。
【0022】カチオン交換樹脂再生塔2では、アニオン
交換樹脂14を移送したのち、薬注管21から中間比重
溶液を導入する。このとき前回使用した中間比重溶液が
なお所定の比重を有する場合は、これを用いてもよい。
酸液を用いる場合は、前回用いた酸液を導入してカチオ
ン交換樹脂13を再生した後、新しい酸液を導入して分
離を行ってもよい。
交換樹脂14を移送したのち、薬注管21から中間比重
溶液を導入する。このとき前回使用した中間比重溶液が
なお所定の比重を有する場合は、これを用いてもよい。
酸液を用いる場合は、前回用いた酸液を導入してカチオ
ン交換樹脂13を再生した後、新しい酸液を導入して分
離を行ってもよい。
【0023】カチオン交換樹脂13に混入した微量のア
ニオン交換樹脂の分離は、中間比重溶液中にカチオン交
換樹脂13を浸漬した状態で、カチオン交換樹脂再生塔
2の底部から空気逆洗を行って混合し、静置する。静置
により分離した混入アニオン交換樹脂14aは、移送管
15aから混入アニオン交換樹脂槽4に移送し、薬注管
22からアルカリ液を再生剤として注入して再生を行
い、再生排液管23から再生排液を排出する。
ニオン交換樹脂の分離は、中間比重溶液中にカチオン交
換樹脂13を浸漬した状態で、カチオン交換樹脂再生塔
2の底部から空気逆洗を行って混合し、静置する。静置
により分離した混入アニオン交換樹脂14aは、移送管
15aから混入アニオン交換樹脂槽4に移送し、薬注管
22からアルカリ液を再生剤として注入して再生を行
い、再生排液管23から再生排液を排出する。
【0024】分離した混入アニオン交換樹脂14aを移
送した後のカチオン交換樹脂再生塔2では、排液管24
から中間比重溶液を排出する。中間比重溶液として酸液
を用いた場合は、酸液により再生が行われているから、
そのまま次の工程に移ることができるが、塩溶液を用い
る場合は、さらに薬注管21から酸液を再生剤として注
入し、H形に再生する。
送した後のカチオン交換樹脂再生塔2では、排液管24
から中間比重溶液を排出する。中間比重溶液として酸液
を用いた場合は、酸液により再生が行われているから、
そのまま次の工程に移ることができるが、塩溶液を用い
る場合は、さらに薬注管21から酸液を再生剤として注
入し、H形に再生する。
【0025】カチオン交換樹脂再生塔2、アニオン交換
樹脂再生塔3、混入アニオン交換樹脂槽4におけるカチ
オン交換樹脂13、アニオン交換樹脂14、混入アニオ
ン交換樹脂14aの再生は、薬注管21、17、22か
ら薬注を行った後、同量の水を注入して押出を行い、さ
らに大量の水を通水して洗浄を行う。
樹脂再生塔3、混入アニオン交換樹脂槽4におけるカチ
オン交換樹脂13、アニオン交換樹脂14、混入アニオ
ン交換樹脂14aの再生は、薬注管21、17、22か
ら薬注を行った後、同量の水を注入して押出を行い、さ
らに大量の水を通水して洗浄を行う。
【0026】こうして再生を終ったカチオン交換樹脂1
3、アニオン交換樹脂14、混入アニオン交換樹脂14
aは、移送管26、27、28から樹脂貯槽5に移送
し、空気吹込管31から空気を吹込み、樹脂を混合して
混合樹脂6を形成する。そして注水管32から水を注入
して混合樹脂6をイオン交換塔1に移送した後、原水管
7から給水して通水洗浄を行う。通水洗浄により流出水
が所定の水質になった時点で、処理水管8から処理水
(脱塩水)を採水する。
3、アニオン交換樹脂14、混入アニオン交換樹脂14
aは、移送管26、27、28から樹脂貯槽5に移送
し、空気吹込管31から空気を吹込み、樹脂を混合して
混合樹脂6を形成する。そして注水管32から水を注入
して混合樹脂6をイオン交換塔1に移送した後、原水管
7から給水して通水洗浄を行う。通水洗浄により流出水
が所定の水質になった時点で、処理水管8から処理水
(脱塩水)を採水する。
【0027】実施例1 PWR用復水脱塩装置において11か月使用した強酸性
カチオン交換樹脂Diaion PK228G(三菱化
成(株)、商標)1000リットルおよび強塩基性アニ
オン交換樹脂Diaion PA312L(三菱化成
(株)、商標、弱塩基交換容量0.05eq/l−樹
脂)500リットルからなる混合樹脂を図1のカチオン
交換樹脂再生塔2に充填し、LV=10m/hrで30
分間水逆洗して、カチオン交換樹脂13およびアニオン
交換樹脂14に分離した。
カチオン交換樹脂Diaion PK228G(三菱化
成(株)、商標)1000リットルおよび強塩基性アニ
オン交換樹脂Diaion PA312L(三菱化成
(株)、商標、弱塩基交換容量0.05eq/l−樹
脂)500リットルからなる混合樹脂を図1のカチオン
交換樹脂再生塔2に充填し、LV=10m/hrで30
分間水逆洗して、カチオン交換樹脂13およびアニオン
交換樹脂14に分離した。
【0028】分離したアニオン交換樹脂14はアニオン
交換樹脂再生塔3に移送し、4重量%水酸化ナトリウム
溶液を薬注して再生、押出、水洗を行った。一方、カチ
オン交換樹脂再生塔2には、前回使用した濃塩酸を1B
V、ついで新しい35重量%塩酸を1BV通液し、通液
を止めて5分間空気逆洗を行って15分間静置した。静
置により浮上した混入アニオン交換樹脂14aを、空気
および35重量%塩酸溶液のスプレーにより混入アニオ
ン交換樹脂槽4に移送した。このようにして分離したカ
チオン交換樹脂中のアニオン交換樹脂量は全アニオン交
換樹脂量の0.01容量%以下であった。
交換樹脂再生塔3に移送し、4重量%水酸化ナトリウム
溶液を薬注して再生、押出、水洗を行った。一方、カチ
オン交換樹脂再生塔2には、前回使用した濃塩酸を1B
V、ついで新しい35重量%塩酸を1BV通液し、通液
を止めて5分間空気逆洗を行って15分間静置した。静
置により浮上した混入アニオン交換樹脂14aを、空気
および35重量%塩酸溶液のスプレーにより混入アニオ
ン交換樹脂槽4に移送した。このようにして分離したカ
チオン交換樹脂中のアニオン交換樹脂量は全アニオン交
換樹脂量の0.01容量%以下であった。
【0029】カチオン交換樹脂再生塔2は、水で押出
し、濃厚部分を酸回収槽へ回収した後、水洗を行った。
混入アニオン交換樹脂槽4には約1リットルの混入アニ
オン交換樹脂14aが移送され、水洗後、5重量%水酸
化ナトリウム溶液20リットルで再生し、その後押出、
水洗を行った。
し、濃厚部分を酸回収槽へ回収した後、水洗を行った。
混入アニオン交換樹脂槽4には約1リットルの混入アニ
オン交換樹脂14aが移送され、水洗後、5重量%水酸
化ナトリウム溶液20リットルで再生し、その後押出、
水洗を行った。
【0030】再生、押出、水洗後のカチオン交換樹脂1
3、アニオン交換樹脂14、混入アニオン交換樹脂14
aを樹脂貯槽5に移送して、空気混合により混合樹脂6
を形成し、混合樹脂6をイオン交換塔1に移送した。
3、アニオン交換樹脂14、混入アニオン交換樹脂14
aを樹脂貯槽5に移送して、空気混合により混合樹脂6
を形成し、混合樹脂6をイオン交換塔1に移送した。
【0031】イオン交換塔1に、NH3=1ppm、N2
H4=0.3ppm、Naイオン=30ppt、Clイ
オン=50pptの原水を70m3/hrで通水して通
水洗浄を行い、イオン交換塔1出口の塩素イオンをイオ
ンクロマトグラフィにより分析した結果を図2に示す。
H4=0.3ppm、Naイオン=30ppt、Clイ
オン=50pptの原水を70m3/hrで通水して通
水洗浄を行い、イオン交換塔1出口の塩素イオンをイオ
ンクロマトグラフィにより分析した結果を図2に示す。
【0032】実施例2 実施例1において、アニオン交換樹脂14を分離後、カ
チオン交換樹脂再生塔2に、35重量%硫酸アンモニウ
ム水溶液を導入して混入アニオン交換樹脂14aを分離
した後、5重量%塩酸溶液を薬注して再生を行ったほか
は同様に試験を行った結果を図2に示す。混入アニオン
交換樹脂14a分離後のカチオン交換樹脂中のアニオン
交換樹脂量は全アニオン交換樹脂の0.01容量%以下
であった。
チオン交換樹脂再生塔2に、35重量%硫酸アンモニウ
ム水溶液を導入して混入アニオン交換樹脂14aを分離
した後、5重量%塩酸溶液を薬注して再生を行ったほか
は同様に試験を行った結果を図2に示す。混入アニオン
交換樹脂14a分離後のカチオン交換樹脂中のアニオン
交換樹脂量は全アニオン交換樹脂の0.01容量%以下
であった。
【0033】比較例1 実施例1において、アニオン交換樹脂14を分離したカ
チオン交換樹脂13を、濃塩酸による分離を行うことな
く、5重量%塩酸溶液による再生、押出、水洗を行った
ほかは同様に試験した結果を図2に示す。アニオン交換
樹脂14分離後のカチオン交換樹脂中のアニオン交換樹
脂量は全アニオン交換樹脂の約1容量%であった。
チオン交換樹脂13を、濃塩酸による分離を行うことな
く、5重量%塩酸溶液による再生、押出、水洗を行った
ほかは同様に試験した結果を図2に示す。アニオン交換
樹脂14分離後のカチオン交換樹脂中のアニオン交換樹
脂量は全アニオン交換樹脂の約1容量%であった。
【0034】比較例2 比較例1において、アニオン交換樹脂14の分離後カチ
オン交換樹脂13の表層部を約5cm含む中間樹脂層を
別の樹脂貯槽に抜取って貯留し、残部のカチオン交換樹
脂13について同様に再生、押出、水洗を行った結果を
図2に示す。中間樹脂分離後のカチオン交換樹脂中のア
ニオン交換樹脂量は全アニオン交換樹脂の0.5容量%
であった。
オン交換樹脂13の表層部を約5cm含む中間樹脂層を
別の樹脂貯槽に抜取って貯留し、残部のカチオン交換樹
脂13について同様に再生、押出、水洗を行った結果を
図2に示す。中間樹脂分離後のカチオン交換樹脂中のア
ニオン交換樹脂量は全アニオン交換樹脂の0.5容量%
であった。
【0035】以上の結果より、中間比重溶液により比重
差を利用して、カチオン交換樹脂13から混入アニオン
交換樹脂14aを分離することにより、カチオン交換樹
脂中のアニオン交換樹脂量が少なくなり、劣化樹脂を用
いる場合でも、通水洗浄時のアニオンのリーク量が少な
くなることがわかる。
差を利用して、カチオン交換樹脂13から混入アニオン
交換樹脂14aを分離することにより、カチオン交換樹
脂中のアニオン交換樹脂量が少なくなり、劣化樹脂を用
いる場合でも、通水洗浄時のアニオンのリーク量が少な
くなることがわかる。
【0036】上記の実施例では、中間樹脂層の抜取を行
わなかったが、中間樹脂層を抜取った後、混入アニオン
交換樹脂14aの分離を行ってもよい。また混入アニオ
ン交換樹脂14aはアニオン交換樹脂14と混合して再
生を行ってもよい。
わなかったが、中間樹脂層を抜取った後、混入アニオン
交換樹脂14aの分離を行ってもよい。また混入アニオ
ン交換樹脂14aはアニオン交換樹脂14と混合して再
生を行ってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、混合樹脂から逆洗によ
りアニオン交換樹脂を分離した後、分離したカチオン交
換樹脂中に混入したアニオン交換樹脂を、カチオン交換
樹脂とアニオン交換樹脂の中間比重溶液により比重差を
利用して分離して再生するようにしたので、カチオン交
換樹脂中のアニオン交換樹脂の混入量を少なくすること
ができる。これによりカチオン交換樹脂の再生剤による
アニオン交換樹脂に吸着されるアニオン量を少なくし
て、再生時の通水洗浄におけるアニオンのリーク量を少
なくすることができ、アニオン交換樹脂が劣化した場合
でも、長期にわたって使用できるなどの効果が得られ
る。
りアニオン交換樹脂を分離した後、分離したカチオン交
換樹脂中に混入したアニオン交換樹脂を、カチオン交換
樹脂とアニオン交換樹脂の中間比重溶液により比重差を
利用して分離して再生するようにしたので、カチオン交
換樹脂中のアニオン交換樹脂の混入量を少なくすること
ができる。これによりカチオン交換樹脂の再生剤による
アニオン交換樹脂に吸着されるアニオン量を少なくし
て、再生時の通水洗浄におけるアニオンのリーク量を少
なくすることができ、アニオン交換樹脂が劣化した場合
でも、長期にわたって使用できるなどの効果が得られ
る。
【図1】実施例の再生方法を示すフローシート。
【図2】実施例および比較例の結果を示すグラフ。
【図3】復水脱塩装置の通水洗浄時の塩素イオン濃度を
示すグラフ。
示すグラフ。
1 イオン交換塔 2 カチオン交換樹脂再生塔 3 アニオン交換樹脂再生塔 4 混入アニオン交換樹脂槽 5 樹脂貯槽 6 混合樹脂 13 カチオン交換樹脂 14 アニオン交換樹脂 14a 混入アニオン交換樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 強酸性カチオン交換樹脂と強塩基性アニ
オン交換樹脂とからなる混床式イオン交換装置の再生方
法において、混合樹脂を逆洗して比重差によりカチオン
交換樹脂とアニオン交換樹脂に分離し、分離したアニオ
ン交換樹脂をアルカリで再生し、分離したカチオン交換
樹脂中に混入したアニオン交換樹脂を、カチオン交換樹
脂とアニオン交換樹脂の中間比重の酸または塩からなる
中間比重溶液中で比重差により分離して、カチオン交換
樹脂を再生することを特徴とする混床式イオン交換装置
の再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3221869A JPH0557201A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 混床式イオン交換装置の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3221869A JPH0557201A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 混床式イオン交換装置の再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557201A true JPH0557201A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16773457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3221869A Pending JPH0557201A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 混床式イオン交換装置の再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0557201A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100499644B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2005-07-05 | 한국정수공업 주식회사 | 복수탈염설비의 이온교환수지 분리/재생 방법 및 장치 |
| WO2024171803A1 (ja) * | 2023-02-14 | 2024-08-22 | 栗田工業株式会社 | 混合イオン交換樹脂におけるアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との分離再生方法 |
| WO2025169678A1 (ja) * | 2024-02-09 | 2025-08-14 | オルガノ株式会社 | 使用済み非再生型混床イオン交換樹脂の分離方法および再利用方法ならびに単床イオン交換樹脂の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP3221869A patent/JPH0557201A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100499644B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2005-07-05 | 한국정수공업 주식회사 | 복수탈염설비의 이온교환수지 분리/재생 방법 및 장치 |
| WO2024171803A1 (ja) * | 2023-02-14 | 2024-08-22 | 栗田工業株式会社 | 混合イオン交換樹脂におけるアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との分離再生方法 |
| JP2024115323A (ja) * | 2023-02-14 | 2024-08-26 | 栗田工業株式会社 | 混合イオン交換樹脂におけるアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との分離再生方法 |
| WO2025169678A1 (ja) * | 2024-02-09 | 2025-08-14 | オルガノ株式会社 | 使用済み非再生型混床イオン交換樹脂の分離方法および再利用方法ならびに単床イオン交換樹脂の製造方法 |
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