JPH0557222B2 - - Google Patents
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- JPH0557222B2 JPH0557222B2 JP1033233A JP3323389A JPH0557222B2 JP H0557222 B2 JPH0557222 B2 JP H0557222B2 JP 1033233 A JP1033233 A JP 1033233A JP 3323389 A JP3323389 A JP 3323389A JP H0557222 B2 JPH0557222 B2 JP H0557222B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B26/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
- C04B26/02—Macromolecular compounds
- C04B26/28—Polysaccharides or derivatives thereof
- C04B26/285—Cellulose or derivatives thereof
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
{産業上の利用分野}
本発明は、建物その他の土壁や各種の木質板、
セメントモルタルなどで構成された下地面に重ね
て形成される、しつくい、プラスター、繊維壁、
聚楽壁その他の室内壁用の組成物に関するもので
ある。 {従来の技術} 土壁や木質板などで構成された下地面に形成さ
れる室内壁において、例えば、しつくい、プラス
ターなどの組成物は、従来は、消石灰その他各種
の骨材、繊維などと糊剤で構成されている。そし
て、前記糊剤としては、銀杏草や昆布汁などの天
然糊剤、またはMC(メチルセルロース)などの
合成糊剤が使用されている。 また、繊維壁、聚楽壁などの室内壁の組成物
は、各種の骨材、天然などの繊維その他の素材
と、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム)などの合成糊剤で構成されている。 そして、前記それぞれの組成物に水を添加し混
練して、それを土壁や木質板、セメントモルタル
その他の下地面に塗布し乾燥させて、前記のよう
な室内壁を形成するものである。 (発明が解決しようとする課題) 前記従来の室内壁用組成物において、しつく
い、プラスターは、下地面が土壁や木質板などの
場合は、そのあくまたはしみなどが、塗布した組
成物に浸透しやすいから、形成された壁の表面を
汚染することが多い問題がある。この壁の汚染防
止のため、組成物を複数層に、または厚く塗布し
ている。したがつて、施工期間が長くなつたり、
組成物の使用量が増加して、コストが高くなるな
どの問題が発生する。 前記繊維壁、聚楽壁などの組成物は、それをセ
メントモルタルやカルシウム塩を多く含む下地材
に塗布すると、CMCの安定性が悪く変質するこ
とにより、接着力が低下して、形成された壁に外
力が作用すると剥離することが多いなどの問題が
ある。 また、前記の各組成物は、水で混練し容器に入
れて長時間放置すると、例えば、顔料が分離して
前記容器の内面に付着するなどして、各素材が沈
降分離するものであつて、機械的安定性及び保存
安定性に欠ける難点がある。したがつて、混練物
として保管することが困難であるから、施工時に
組成物を水で混練することが必要であり、施工時
の手間も多くなるものである。 本発明は、上記のような課題を解決するもので
あつて、下地面のあくやしみが、塗布した組成物
の表面に滲出することを防ぐことができ、かつ下
地面に対する接着性を向上させて、剥離のおそれ
がない室内壁用の組成物をうることを目的とする
ものである。 {課題を解決するための手段} 本発明の室内壁用組成物は、骨材および/また
は繊維、合成糊剤とサクシノグルカンで構成さ
れ、水で混練されることを特徴とするものであ
る。 前記骨材としては、例えば、消石灰、貝灰、石
膏、鉱石粉、鉱石粒、未発泡または発泡したゴ
ム、プラスチツク、発泡鉱物体の粉体や粒体など
を挙げることができ、これらの1種または2種以
上を使用する。 そして、繊維としては、例えば、天然繊維、合
成繊維、無機繊維、パルプなどを挙げることがで
き、これらの裁断または粉砕したものを、1種ま
たは複数種使用する。 合成糊材としては、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエ
チルセルロースなどのセルロース系、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸ナトリウムなどを挙
げることができる。 前記サクシノグルカンは、混練した前記組成物
と下地面との接着の安定性を向上させ、かつ下地
材から発生するしみやあくが、塗布した組成物を
浸透して、その表面に滲出することを防ぐもので
あつて、200万程度以上の分子量のガラクトース
およびグルコースよりなる主鎖を有するポリマー
である。 このサクシノグルカンの構造は、次のとおりで
ある。 サクシノグルカンの添加量は、少量にすぎる
と、前記添加効果の発現が低くなり、多量にすぎ
ると粘度が高くなつて混練時の作業性が低下し、
かつ塗布効果が低下するようなことが生じるか
ら、前記水100重量部に対して0.2〜10重量部程度
にすることが適するが、好ましくは0.5〜8重量
部程度である。 また、前記各素材を水で混練したものの粘度
は、低くなりすぎると、流動性が生じて塗布時の
厚さが不均一になりやすく、また、高くなりすぎ
ると、下地面に対する塗布時の延伸性が低下して
作業性に影響を及ぼすから、5〜500ポイズ程度
にすることが適当であるが、好ましくは20〜100
ポイズ程度である。 この室内壁用組成物は、そのサクシノグルカン
の水溶液が、PHや高濃度の塩類からの影響をほと
んど受けることなく、その粘度を長期関にわたつ
て安定よく維持し、各素材の沈降分離を阻止し
て、混練物の機械的安定性及び保存安定性を向上
させるから、各組材をあらかじめ水で混練して、
それを容器に封入して保管し、施工時に前記容器
から取出して塗布するようにすることも可能であ
る。 また、骨材および/または繊維、合成糊剤とサ
クシノグルカンを、あらかじめ混合物として、そ
れに施工現場で水を加え、混練して使用するよう
にすること、及び各組材を別にしておいて、それ
らを施工現場で混合し、水で混練して使用するよ
うにすることも可能である。 なお、前記各組材以外に、壁の種類などに対応
して必要とする、顔料、分散剤、界面活性剤、樹
脂エマルジヨン、増量材などは、任意に添加する
ことができるものである。 {作用} この室内壁用組成物は、前記のように、各組材
を水で混練して使用するものであつて、土壁や木
質板、セメントモルタルその他任意の下地面に、
こてなどで塗布し、乾燥して壁を形成する。 そして、サクシノグルカンが、その分散性、高
分子量、分子構造などで、前記下地材から生じる
あくまたはしみが、塗布した組成物の表面に滲出
することを防ぎ、さらに、サクシノグルカンの水
溶液が、PHや高濃度の塩類に対する安定性が高い
ことによつて、セメントモルタルやカルシウム塩
を多く含むような下地材に対しても強固な接着性
を維持し、その下地面から壁が剥離することを防
止する。 {実施例} 本発明の室内壁用組成物の実施例を、しつくい
壁について説明する。 この実施例のしつくい壁用の組成物は、骨材と
して消石灰と寒水石を、合成糊剤としてメチルセ
ルロースを、繊維としてグラスフアイバーをそれ
ぞれ使用し、これらにサクシノグルカンを加え、
水で混練して調製した。 そして、比較例として、前記実施例からサクシ
ノグルカンを除いた組成物を調製した。 前記実施例と比較例の各素材の配合量や粘度、
及び、その結果などは、次に示した表1のとおり
である。
セメントモルタルなどで構成された下地面に重ね
て形成される、しつくい、プラスター、繊維壁、
聚楽壁その他の室内壁用の組成物に関するもので
ある。 {従来の技術} 土壁や木質板などで構成された下地面に形成さ
れる室内壁において、例えば、しつくい、プラス
ターなどの組成物は、従来は、消石灰その他各種
の骨材、繊維などと糊剤で構成されている。そし
て、前記糊剤としては、銀杏草や昆布汁などの天
然糊剤、またはMC(メチルセルロース)などの
合成糊剤が使用されている。 また、繊維壁、聚楽壁などの室内壁の組成物
は、各種の骨材、天然などの繊維その他の素材
と、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム)などの合成糊剤で構成されている。 そして、前記それぞれの組成物に水を添加し混
練して、それを土壁や木質板、セメントモルタル
その他の下地面に塗布し乾燥させて、前記のよう
な室内壁を形成するものである。 (発明が解決しようとする課題) 前記従来の室内壁用組成物において、しつく
い、プラスターは、下地面が土壁や木質板などの
場合は、そのあくまたはしみなどが、塗布した組
成物に浸透しやすいから、形成された壁の表面を
汚染することが多い問題がある。この壁の汚染防
止のため、組成物を複数層に、または厚く塗布し
ている。したがつて、施工期間が長くなつたり、
組成物の使用量が増加して、コストが高くなるな
どの問題が発生する。 前記繊維壁、聚楽壁などの組成物は、それをセ
メントモルタルやカルシウム塩を多く含む下地材
に塗布すると、CMCの安定性が悪く変質するこ
とにより、接着力が低下して、形成された壁に外
力が作用すると剥離することが多いなどの問題が
ある。 また、前記の各組成物は、水で混練し容器に入
れて長時間放置すると、例えば、顔料が分離して
前記容器の内面に付着するなどして、各素材が沈
降分離するものであつて、機械的安定性及び保存
安定性に欠ける難点がある。したがつて、混練物
として保管することが困難であるから、施工時に
組成物を水で混練することが必要であり、施工時
の手間も多くなるものである。 本発明は、上記のような課題を解決するもので
あつて、下地面のあくやしみが、塗布した組成物
の表面に滲出することを防ぐことができ、かつ下
地面に対する接着性を向上させて、剥離のおそれ
がない室内壁用の組成物をうることを目的とする
ものである。 {課題を解決するための手段} 本発明の室内壁用組成物は、骨材および/また
は繊維、合成糊剤とサクシノグルカンで構成さ
れ、水で混練されることを特徴とするものであ
る。 前記骨材としては、例えば、消石灰、貝灰、石
膏、鉱石粉、鉱石粒、未発泡または発泡したゴ
ム、プラスチツク、発泡鉱物体の粉体や粒体など
を挙げることができ、これらの1種または2種以
上を使用する。 そして、繊維としては、例えば、天然繊維、合
成繊維、無機繊維、パルプなどを挙げることがで
き、これらの裁断または粉砕したものを、1種ま
たは複数種使用する。 合成糊材としては、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエ
チルセルロースなどのセルロース系、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸ナトリウムなどを挙
げることができる。 前記サクシノグルカンは、混練した前記組成物
と下地面との接着の安定性を向上させ、かつ下地
材から発生するしみやあくが、塗布した組成物を
浸透して、その表面に滲出することを防ぐもので
あつて、200万程度以上の分子量のガラクトース
およびグルコースよりなる主鎖を有するポリマー
である。 このサクシノグルカンの構造は、次のとおりで
ある。 サクシノグルカンの添加量は、少量にすぎる
と、前記添加効果の発現が低くなり、多量にすぎ
ると粘度が高くなつて混練時の作業性が低下し、
かつ塗布効果が低下するようなことが生じるか
ら、前記水100重量部に対して0.2〜10重量部程度
にすることが適するが、好ましくは0.5〜8重量
部程度である。 また、前記各素材を水で混練したものの粘度
は、低くなりすぎると、流動性が生じて塗布時の
厚さが不均一になりやすく、また、高くなりすぎ
ると、下地面に対する塗布時の延伸性が低下して
作業性に影響を及ぼすから、5〜500ポイズ程度
にすることが適当であるが、好ましくは20〜100
ポイズ程度である。 この室内壁用組成物は、そのサクシノグルカン
の水溶液が、PHや高濃度の塩類からの影響をほと
んど受けることなく、その粘度を長期関にわたつ
て安定よく維持し、各素材の沈降分離を阻止し
て、混練物の機械的安定性及び保存安定性を向上
させるから、各組材をあらかじめ水で混練して、
それを容器に封入して保管し、施工時に前記容器
から取出して塗布するようにすることも可能であ
る。 また、骨材および/または繊維、合成糊剤とサ
クシノグルカンを、あらかじめ混合物として、そ
れに施工現場で水を加え、混練して使用するよう
にすること、及び各組材を別にしておいて、それ
らを施工現場で混合し、水で混練して使用するよ
うにすることも可能である。 なお、前記各組材以外に、壁の種類などに対応
して必要とする、顔料、分散剤、界面活性剤、樹
脂エマルジヨン、増量材などは、任意に添加する
ことができるものである。 {作用} この室内壁用組成物は、前記のように、各組材
を水で混練して使用するものであつて、土壁や木
質板、セメントモルタルその他任意の下地面に、
こてなどで塗布し、乾燥して壁を形成する。 そして、サクシノグルカンが、その分散性、高
分子量、分子構造などで、前記下地材から生じる
あくまたはしみが、塗布した組成物の表面に滲出
することを防ぎ、さらに、サクシノグルカンの水
溶液が、PHや高濃度の塩類に対する安定性が高い
ことによつて、セメントモルタルやカルシウム塩
を多く含むような下地材に対しても強固な接着性
を維持し、その下地面から壁が剥離することを防
止する。 {実施例} 本発明の室内壁用組成物の実施例を、しつくい
壁について説明する。 この実施例のしつくい壁用の組成物は、骨材と
して消石灰と寒水石を、合成糊剤としてメチルセ
ルロースを、繊維としてグラスフアイバーをそれ
ぞれ使用し、これらにサクシノグルカンを加え、
水で混練して調製した。 そして、比較例として、前記実施例からサクシ
ノグルカンを除いた組成物を調製した。 前記実施例と比較例の各素材の配合量や粘度、
及び、その結果などは、次に示した表1のとおり
である。
【表】
【表】
上記表1における「混練物粘度」は、それぞれ
の各組材を混練した組成物の粘度を示すものであ
り、これらは回転円筒式粘度計で測定した。「サ
クシノグルカンの添加比率」は、水100重量部に
対するサクシノグルカンの重量部数を示すもので
あり、「塗布の作業性」は、各組成物をこてで下
地面に塗布したときの作業性を示した。また、
「しみ他の汚染有無」は、前記各組成物を下地面
に塗布したときに、壁の表面に滲出してくるしみ
またはあくによる汚染の有無を確認したものであ
る。メチルセルロースとしては、信越化学(株)製の
「hi−メトローズ90SH−15000」を使用した。 表1に示した実施例1、2と比較例1、2の各
素材を混練した得た組成物のそれぞれを、縦25
cm、横18cm、厚さ9mmの複層ベニヤ板に、こてに
よる1回塗りで、約1mmの厚さに塗布した。な
お、前記ベニヤ板の周縁の幅2〜3mmの部分で
は、その端部側が薄くなるように斜面にした。 この各組成物の塗布の作業性、および、2週間
放置後の下地材のしみやあくによる、各組成物で
形成した壁の汚染を調べた結果は、表1のとおり
であつた。 この表1から明らかなように、サクシノグルカ
ンを添加した実施例1、2の組成物で形成された
各しつくい壁には、しみやあくによる汚染は生じ
なかつた。そして、この各しつくい壁は、塗布の
作業性がよく、かつ1回塗りで形成したものであ
るから、作業期間を短くすることができるととも
に、組成物を必要以上に厚く塗布することが不必
要であるから、コストの引き下げにも寄与するこ
とができることが明らかである。 しかし、サクシノグルカンを添加しなかつた比
較例1、2の組成物で形成された各しつくい壁に
は、下地材のしみやあくによる汚染が生じた。 これらの結果から、下地材のしみやあくが壁に
浸透して、壁が汚染されることをサクシノグルカ
ンが防いでいることが明らかである。 次に、本発明の室内壁用組成物の実施例を、聚
楽壁について説明する。 この実施例の聚楽壁の組成物は、骨材と着色山
砂と黒色天然砂を、合成糊剤として5%カルボキ
シメチルセルロース水溶液を、繊維として粉砕パ
ルプをそれぞれ使用し、かつ8%サクシノグルカ
ン水溶液を使用した。 そして、比較例として、前記実施例からサクシ
ノグルカン水溶液を除いた組成物を調製した。 前記実施例と比較例の各素材の配合量や粘度、
塗布の結果などは、表2のとおりである。
の各組材を混練した組成物の粘度を示すものであ
り、これらは回転円筒式粘度計で測定した。「サ
クシノグルカンの添加比率」は、水100重量部に
対するサクシノグルカンの重量部数を示すもので
あり、「塗布の作業性」は、各組成物をこてで下
地面に塗布したときの作業性を示した。また、
「しみ他の汚染有無」は、前記各組成物を下地面
に塗布したときに、壁の表面に滲出してくるしみ
またはあくによる汚染の有無を確認したものであ
る。メチルセルロースとしては、信越化学(株)製の
「hi−メトローズ90SH−15000」を使用した。 表1に示した実施例1、2と比較例1、2の各
素材を混練した得た組成物のそれぞれを、縦25
cm、横18cm、厚さ9mmの複層ベニヤ板に、こてに
よる1回塗りで、約1mmの厚さに塗布した。な
お、前記ベニヤ板の周縁の幅2〜3mmの部分で
は、その端部側が薄くなるように斜面にした。 この各組成物の塗布の作業性、および、2週間
放置後の下地材のしみやあくによる、各組成物で
形成した壁の汚染を調べた結果は、表1のとおり
であつた。 この表1から明らかなように、サクシノグルカ
ンを添加した実施例1、2の組成物で形成された
各しつくい壁には、しみやあくによる汚染は生じ
なかつた。そして、この各しつくい壁は、塗布の
作業性がよく、かつ1回塗りで形成したものであ
るから、作業期間を短くすることができるととも
に、組成物を必要以上に厚く塗布することが不必
要であるから、コストの引き下げにも寄与するこ
とができることが明らかである。 しかし、サクシノグルカンを添加しなかつた比
較例1、2の組成物で形成された各しつくい壁に
は、下地材のしみやあくによる汚染が生じた。 これらの結果から、下地材のしみやあくが壁に
浸透して、壁が汚染されることをサクシノグルカ
ンが防いでいることが明らかである。 次に、本発明の室内壁用組成物の実施例を、聚
楽壁について説明する。 この実施例の聚楽壁の組成物は、骨材と着色山
砂と黒色天然砂を、合成糊剤として5%カルボキ
シメチルセルロース水溶液を、繊維として粉砕パ
ルプをそれぞれ使用し、かつ8%サクシノグルカ
ン水溶液を使用した。 そして、比較例として、前記実施例からサクシ
ノグルカン水溶液を除いた組成物を調製した。 前記実施例と比較例の各素材の配合量や粘度、
塗布の結果などは、表2のとおりである。
【表】
上記表2における「混練物粘度」は、それぞれ
の各組材を混練した組成物の粘度を示すものであ
り、これらは回転円筒式粘度計で測定した。「水」
は、5%カルボキシメチルセルロース水溶液と、
8%サクシノグルカン水溶液が含む水分を除いて
添加した量を示した。そして、5%カルボキシメ
チルセルロース水溶液としては、山陽国策パルプ
(株)製の「サンローズF10MG」(商品名)を、8%
サクシノグルカン水溶液として、シエル化学(株)製
の「シエルフロー」(商品名)をそれぞれ使用し
た。 表2に示した実施例3、4と比較例3、4の各
素材を混練して得た組成物のそれぞれを、塗布施
工後のアルカリ性の下地面対する接着性を調べる
ため、縦25cm、横18cm、厚さ5mmのセメント板
に、こてによる1回塗りで、湿潤時に約1mmの厚
さに塗布した。塗布後1週間放置し乾燥して得た
聚楽壁を、プラスチツク製のへらで引掻き、その
剥離の有無を調べた。その各結果は、表2のとお
りであつた。 表2の剥離の有無から明らかなように、サクシ
ノグルカンを添加した実施例3、4それぞれで形
成した聚楽壁は、プラスチツク製のへらで引掻い
ても剥離はまつたくなく、サクシノグルカンによ
つて、下地材のPHや塩類に影響されることなく、
強固な接着性を維持していることが明らかであ
る。 しかし、サクシノグルカンを添加していない比
較例3、4の組成物で形成した聚楽壁を、プラス
チツク製のへらで引掻くといずれも剥離した。 {発明の効果} 本発明の室内壁用組成物は、上記のように、骨
材および/または繊維、合成糊剤及びサクシノグ
ルカンを水で混練するものであつて、サクシノグ
ルカンの水溶液は、PHや高濃度の塩類の影響をほ
とんど受けることなく、セメントモルタルやカル
シウム塩を多く含むような下地材に対しても、強
固な接着性を発揮するから、組成物を任意の下地
材に対して強固に接着させて、剥離のおそれがな
い壁を形成することができる。 また、土壁またはベニヤ板その他の木質板など
のように、組成物の塗布によつて、しみやあくが
発生しやすい下地材に塗布した場合においては、
そのしみやあくが組成物に浸透することを、サク
シノグルカンが、その分散性、高分子量、分子構
造などで阻止する。したがつて、任意の素材から
なる下地材に組成物を1回塗りで塗布して、しみ
やあくで汚染されることなく各種の壁を形成する
ことができるから、各種の壁を能率よくかつ低コ
ストでうることが可能である。 そして、この壁用の組成物は、水を除いて混合
した各素材を、施工現場で水で混練、または各素
材を施工現場で混合し、かつそれを水で混練して
使用することができるが、サクシノグルカンが混
練物の機械的安定性及び保存安定性を高くするか
ら、各素材を水で混練して容器に封入し、それを
施工現場で容器から取出し使用するようにして、
施工現場で各素材を混練する手間を不要にするこ
とも可能である。
の各組材を混練した組成物の粘度を示すものであ
り、これらは回転円筒式粘度計で測定した。「水」
は、5%カルボキシメチルセルロース水溶液と、
8%サクシノグルカン水溶液が含む水分を除いて
添加した量を示した。そして、5%カルボキシメ
チルセルロース水溶液としては、山陽国策パルプ
(株)製の「サンローズF10MG」(商品名)を、8%
サクシノグルカン水溶液として、シエル化学(株)製
の「シエルフロー」(商品名)をそれぞれ使用し
た。 表2に示した実施例3、4と比較例3、4の各
素材を混練して得た組成物のそれぞれを、塗布施
工後のアルカリ性の下地面対する接着性を調べる
ため、縦25cm、横18cm、厚さ5mmのセメント板
に、こてによる1回塗りで、湿潤時に約1mmの厚
さに塗布した。塗布後1週間放置し乾燥して得た
聚楽壁を、プラスチツク製のへらで引掻き、その
剥離の有無を調べた。その各結果は、表2のとお
りであつた。 表2の剥離の有無から明らかなように、サクシ
ノグルカンを添加した実施例3、4それぞれで形
成した聚楽壁は、プラスチツク製のへらで引掻い
ても剥離はまつたくなく、サクシノグルカンによ
つて、下地材のPHや塩類に影響されることなく、
強固な接着性を維持していることが明らかであ
る。 しかし、サクシノグルカンを添加していない比
較例3、4の組成物で形成した聚楽壁を、プラス
チツク製のへらで引掻くといずれも剥離した。 {発明の効果} 本発明の室内壁用組成物は、上記のように、骨
材および/または繊維、合成糊剤及びサクシノグ
ルカンを水で混練するものであつて、サクシノグ
ルカンの水溶液は、PHや高濃度の塩類の影響をほ
とんど受けることなく、セメントモルタルやカル
シウム塩を多く含むような下地材に対しても、強
固な接着性を発揮するから、組成物を任意の下地
材に対して強固に接着させて、剥離のおそれがな
い壁を形成することができる。 また、土壁またはベニヤ板その他の木質板など
のように、組成物の塗布によつて、しみやあくが
発生しやすい下地材に塗布した場合においては、
そのしみやあくが組成物に浸透することを、サク
シノグルカンが、その分散性、高分子量、分子構
造などで阻止する。したがつて、任意の素材から
なる下地材に組成物を1回塗りで塗布して、しみ
やあくで汚染されることなく各種の壁を形成する
ことができるから、各種の壁を能率よくかつ低コ
ストでうることが可能である。 そして、この壁用の組成物は、水を除いて混合
した各素材を、施工現場で水で混練、または各素
材を施工現場で混合し、かつそれを水で混練して
使用することができるが、サクシノグルカンが混
練物の機械的安定性及び保存安定性を高くするか
ら、各素材を水で混練して容器に封入し、それを
施工現場で容器から取出し使用するようにして、
施工現場で各素材を混練する手間を不要にするこ
とも可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 骨材および/または繊維、合成糊剤とサクシ
ノグルカンで構成され、水で混練される室内壁用
組成物。 2 サクシノグルカンの添加量が、水100重量部
に対して0.2〜10重量部である特許請求の範囲第
1項記載の室内壁用組成物。 3 各組成物からなる混練物の粘度が、5〜500
ポイズに設定された特許請求の範囲第1項または
第2項記載の室内壁用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033233A JPH02212344A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 室内壁用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033233A JPH02212344A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 室内壁用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02212344A JPH02212344A (ja) | 1990-08-23 |
| JPH0557222B2 true JPH0557222B2 (ja) | 1993-08-23 |
Family
ID=12380739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1033233A Granted JPH02212344A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 室内壁用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02212344A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5438915B2 (ja) * | 2008-05-07 | 2014-03-12 | 菊水化学工業株式会社 | 建築仕上塗材 |
| CN104973827A (zh) * | 2014-04-01 | 2015-10-14 | 河北寰兴建筑材料有限公司 | 彩色墙体预拌砂浆 |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP1033233A patent/JPH02212344A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02212344A (ja) | 1990-08-23 |
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