JPH0557470B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0557470B2
JPH0557470B2 JP6370688A JP6370688A JPH0557470B2 JP H0557470 B2 JPH0557470 B2 JP H0557470B2 JP 6370688 A JP6370688 A JP 6370688A JP 6370688 A JP6370688 A JP 6370688A JP H0557470 B2 JPH0557470 B2 JP H0557470B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
gasket
coating
metal
vacuum
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6370688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01238772A (ja
Inventor
Yasuhiro Kobayashi
Masao Iguchi
Kazuhiro Suzuki
Fumihito Suzuki
Tsuneo Nagamine
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Nihon Shinku Gijutsu KK
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc, Nihon Shinku Gijutsu KK, Kawasaki Steel Corp filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP6370688A priority Critical patent/JPH01238772A/ja
Publication of JPH01238772A publication Critical patent/JPH01238772A/ja
Publication of JPH0557470B2 publication Critical patent/JPH0557470B2/ja
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、温度変化の激しい部分に用いて好
適な真空シール用金属製ガスケツトに関する。 (従来の技術) 各種の素材に、蒸着、イオンプレーテイング等
により薄膜を形成させ表面を改質する技術が、極
めて広汎に実施されている。すなわちガラス表面
への別種のセラミツクコーテイング、ドリルやバ
イト等の工具へのTiNまたはTiCコーテイングお
よび鋼板への亜鉛蒸着などが典型的な例である。 これらの技術は真空中で行うのが常で、また蒸
着前の基板を所定の温度に加熱することにより、
被膜との密着性を向上させている。例えば金属ス
トリツプなどの長尺物に対し、真空槽内で連続的
に蒸着して被膜を形成する処理には、長尺物を真
空槽内で搬送し、かつ、被膜との密着性を向上さ
せるために室温以上の所定温度に加熱し得る回転
ロール(以下加熱ロールと示す)を真空槽内に設
置することが不可欠である。 通常用いられる加熱ロール断面を第1図に示
す。 図中1a,1bはロール軸であり、その軸端部
はウイルソンシールまたはゴム製Oリングを用い
た真空シールなどを介して大気側へ出され、ベア
リングで保持されている。 また、2a,2bは円盤状のロール端面、3は
ロール銅、4はヒーター、5,6および7はグラ
フアイト等で形成された摺動リング、そして8は
パイプで内部にヒーター4に接続するリード線が
挿入されている。なおロール軸1bとパイプ8と
の〓間から加熱ロール内部へ大気を導入し、パイ
プ8およびヒーター4は非回転状態で空気中にあ
り、ロール軸1a,1b、ロール端面2a,2b
およびロール銅3の真空中で回転する構造にな
る。このような構造とするのは、加熱ロール内部
に大気を導入して熱伝導を高めて、ロール表面の
昇温を速くするためである。なぜなら加熱ロール
内部が真空であると、ヒーターの輻射熱のみでロ
ール銅を昇温することになつて、所定温度に到達
するのに極めて長時間を要する。 ところでヒーターは長時間の運転を経ると断線
に至るため適宜交換する必要があるが、その際ロ
ール端面2a,2bおよびロール胴3を取外し可
能な構造とし、ロール端面とロール胴とを切離す
ことによつて内部のヒーター交換を行う。第1図
bに同図aにおけるA部を切離した状態を示す。
加熱ロールの内部から空気が漏れないように、ロ
ール端面2bとロール胴3との間には金属製ガス
ケツト9を介在させて真空シールを施してある。
図中10はロール端面2bに形成した金属製ガス
ケツト9を嵌め込む溝で、金属製ガスケツト9を
はめ込んだ後ロール胴3に形成した断面三角形状
の突起11を金属製ガスケツト9に押付ける。次
にA−A′線に沿う方向にロール端面2bとロー
ル胴3とをボルト(図示せず)締めし、真空シー
ルを施すのが一般的である。 そしてヒーター断線時は締付けボルトを取外し
ロール端面2bとロール胴部3とを分離させ、ロ
ール軸を抜出し、付帯しているヒーターの交換を
行うわけである。 (発明が解決しようとする課題) 前述したように、加熱ロールは真空中で所定温
度に保持されて回転するが、イオンプレーテイン
グなどの処理では200℃から600℃程度の基板温度
が必要であることから、加熱ロールも基板温度と
同程度以上の温度に昇温される。特に400℃を越
えるような温度に保持される場合、一般に使用さ
れているCu製ガスケツトではその表面が酸化す
る問題がある。 また第1図bにおいて示したように、真空シー
ルは金属製ガスケツト9に先端が三角形状の突起
11を押付けることによつてはかり、したがつて
ロール昇温時は、シール各部の熱膨張によりシー
ル性は良好になるが、ロールが冷却された場合、
逆に収縮するため、先端が三角形状の突起のガス
ケツトへのくい込みが不足することにより、リー
ク発生の原因となりやすい。さらにガスケツト表
面の酸化が進行するシール面の凹凸が顕著とな
り、突起とシール面の接触が不良となり、非接触
部からのリークが発生しやすい。また、くり返し
のヒートサイクルによつて酸化膜が剥離すると、
厚みの不均一を生じ、上述の欠点を増幅する。 そこでこの発明は、真空中の加熱ロールのくり
返しヒートサイクルなど、各種真空装置のシール
部に加えられるヒートサイクルによつても、シー
ル性の劣化しない金属製ガスケツトについて提案
することを目的とする。 (課題を解決するための手段) 発明者らは、まずガスケツト表面の酸化を防止
するのにガスケツト用金属素材の表面に酸化され
にくい金属、例えばAg、Au等を被覆することの
有効性について実験した。すなわち数μm〜数
10μmの厚みのAgまたはAuなどの被膜をCu製の
ガスケツト表面に形成し、室温→400℃→室温の
熱サイクルを繰り返し観察したところ、Ag又は
Auの被膜は点状に剥離し、下地のCuも酸化が認
められ、酸素親和力の小さい金属の被覆のみでは
解決できないことが明らかとなつた。そこで、多
種類の金属被覆に関して実験した結果、Ag又は
Auの被覆の上にさらにTiを被覆することにより
良好な耐酸化性を付与できることの知見を得てこ
の発明を完成させた。 この発明は、表面に、AgまたはAuの内層およ
びTiの外層からなる被覆層をそなえてなる真空
シール用金属製ガスケツトである。 上述のように、Ag又はAuのみの被覆では酸化
を防止できないため、この発明においては酸素に
対する親和力の弱い金属を被覆に用いるのではな
く、逆に酸化はされやすいが、表面に緻密でかつ
凹凸のない、酸化膜を形成させ得るTiの被覆を
形成し、酸化の防止をはかつた。 ちなみに特公昭61−10034号公報には、Cr、
Ni、AlおよびCoなどの金属を被覆し、素材の高
温耐酸化性を向上させることが開示されている
が、被覆層の表面に形成させた酸化膜と被覆金属
との密着性が不十分であることからガスケツトへ
の適用は難しい。すなわち熱サイクルの繰返しに
よつて、ガスケツトを押える突起との接触により
酸化膜が剥離しやすく、露出した金属が再度酸化
されて被覆の厚みが徐々に減少し、従つて長時間
の使用には耐えられない。 一方Tiは化学的に活性で各種のガスと反応し
やすく酸素とも親和性が大きいため、表面に酸化
膜が形成され、その保護性は強く、引続く酸化を
抑制することが可能である。 またTi自体とその表面酸化膜との密着性はす
ぐれており、前述のように被覆金属とが剥離する
ことがないため、Cuなどの金属製ガスケツト上
に直接被覆して使用することが可能である。 (作用) 次にこの発明の基礎となつた実験について説明
する。 Cu製のガスケツト上にTiを2μmの厚みで真空
蒸着させ、第2図に示す形状のフランジ12a,
12bを用いて締付け、室温→500℃→室温の熱
サイクルを5回繰返し、表面の観察を行つたとこ
ろ、ガスケツト14上の突起13a,13bの接
触部に点状のTi剥離が見られた。 他のTi蒸着部には変化がないが、突起13a,
13b接触部でのはく離により、ガスケツトを介
在させた真空シール部はリークが認められた。
Tiはく離の原因は明確ではないが、TiとCuとの
接合面が熱サイクルの繰返しと、圧縮応力の付与
及び除去により剥離したものと考えられる。 次に以上の結果から単層の被覆によつてはこの
発明の目的は達成されないものと判断し、多層被
覆の検討を行つた結果、従来の実験では効果の得
られなかつた、Ag又はAuの被覆上にさらにTiを
被覆する2層構造が顕著な効果を発揮することが
以下の実験にて確められた。 すなわち、Cuガスケツト上にAgを真空蒸着に
て片面あたり10μm蒸着し、さらにTiをイオンプ
レーテイングにより片面あたり2μm成膜したガ
スケツト及びAgに代りAuを10μm蒸着し、Tiの
成膜など同様の処理を施したガスケツトを第2図
に示すフランジを用いて、締付け、室温→500℃
→室温の熱サイクルを5回繰返し、表面を観察し
たところ、Ti表層の薄い酸化膜と金属Tiとの密
着性は非常に良好でその境面の剥離もなく、また
Cu−Ag(又はAu)−Tiの金属間の剥離も認めら
れなかつた。 なお金属製ガスケツト用素材としては、Cu以
外に各種の銅合金、Al、NiおよびFe等が有利に
適合する。 ここで下地被覆にするAg又はAuはCuの酸化防
止被覆としての役割でなく、上層のTiと基板金
属であるCuの中間にあつて、密着性の向上に寄
与しているのではないかと考えられる。すなわ
ち、フランジに形成されている突起が熱サイクル
の繰返しによつて反復してガスケツト表面を押し
つけることで発生する圧縮応力を緩和し、前述の
点状剥離を防ぐものと推察される。 またこの発明に従うガスケツトは真空中の加熱
ロールのシール部材に使用するのみならず、脱ガ
スのためのベーキング(加熱)処理を必要とする
真空槽シール部に使用することも可能である。 (実施例) Cu製のガスケツトに下表に示す被覆層を形成
し、上述した実験と同様の条件にて熱サイクルを
繰返した後、表面の観察を行つたところ、Tiの
はく離は認められなかつた。
【表】 なお被覆層の形成は上表に示した方法のほか、
スパツタリング、気相成長法も適用が可能であ
る。 (発明の効果) この発明によれば、繰返しの熱サイクルにさら
されても表面の酸化がない、すなわちシール部の
気密性を高め得る金属製ガスケツトを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは金属ストリツプの連続蒸着設備に適
用する加熱ロールの断面図、同時bは同図aにお
けるA部のシール機構を示す説明図、第2図はフ
ランジによるガスケツトの締付けを示す説明図で
ある。 1a,1b……ロール軸、2a,2b……ロー
ル端面、3……ロール胴、4……ヒーター、5,
6,7……摺動リング、8……パイプ、9,14
……金属製ガスケツト、10……溝、11,13
a,13b……突起、12a,12b…フラン
ジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に、AgまたはAuの内層およびTiの外層
    からなる被覆層をそなえてなる真空シール用金属
    製ガスケツト。
JP6370688A 1988-03-18 1988-03-18 真空シール用金属製ガスケット Granted JPH01238772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6370688A JPH01238772A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 真空シール用金属製ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

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JP6370688A JPH01238772A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 真空シール用金属製ガスケット

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Publication Number Publication Date
JPH01238772A JPH01238772A (ja) 1989-09-22
JPH0557470B2 true JPH0557470B2 (ja) 1993-08-24

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JP6370688A Granted JPH01238772A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 真空シール用金属製ガスケット

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JPH01238772A (ja) 1989-09-22

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