JPH0557741A - 熱可塑性樹脂の射出成形法 - Google Patents
熱可塑性樹脂の射出成形法Info
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- JPH0557741A JPH0557741A JP25052791A JP25052791A JPH0557741A JP H0557741 A JPH0557741 A JP H0557741A JP 25052791 A JP25052791 A JP 25052791A JP 25052791 A JP25052791 A JP 25052791A JP H0557741 A JPH0557741 A JP H0557741A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0025—Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ウエルド部の補強効果に優れ、か
つ外観性、成形性にも優れ成形方法を提供する。 【構成】 成形品が輪型形状を有する金型、もしくは複
数の樹脂注入口(樹脂ゲート)を有する金型を使用した
熱可塑性樹脂の射出成形法であって、樹脂ゲートより金
型キャビティ内に射出された溶融樹脂が合流・停止する
部分(ウエルド)に向けて、不活性流体を圧入して樹脂
内部の未硬化状態の樹脂をウエルド部より他の部分へ移
動させ、ウエルド部の強度低下を改善する熱可塑性樹脂
の射出成形法。
つ外観性、成形性にも優れ成形方法を提供する。 【構成】 成形品が輪型形状を有する金型、もしくは複
数の樹脂注入口(樹脂ゲート)を有する金型を使用した
熱可塑性樹脂の射出成形法であって、樹脂ゲートより金
型キャビティ内に射出された溶融樹脂が合流・停止する
部分(ウエルド)に向けて、不活性流体を圧入して樹脂
内部の未硬化状態の樹脂をウエルド部より他の部分へ移
動させ、ウエルド部の強度低下を改善する熱可塑性樹脂
の射出成形法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂を使用し
た電子・電機製品のハウジングやシャーシ、フレーム
類、機械ケース、及び自動車部品等の射出成形法に関す
る。
た電子・電機製品のハウジングやシャーシ、フレーム
類、機械ケース、及び自動車部品等の射出成形法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂、いわゆるプラスチックス
材料は、あらゆる産業分野において、ハウジングやケー
ス、シャーシ類、及び機構部品等に広く用いられてい
る。その熱可塑性樹脂を実際の使用形態にするには、射
出成形、押出成形、シート・フィルム加工後の熱成形等
の成形法が行われているが、この中でも特に射出成形法
は、生産性に優れる他、外観性、形状や寸法精度に優る
ため現在の加工法の主流を占めている。一方、プラスチ
ック製品の形態は、金属加工の場合と異なり複雑な凹凸
や構造の組合せとすることが可能であり、電機製品のハ
ウジング類では製品外観部分と内部の機構、部品組み込
み構造を一体化したものも成形されている。
材料は、あらゆる産業分野において、ハウジングやケー
ス、シャーシ類、及び機構部品等に広く用いられてい
る。その熱可塑性樹脂を実際の使用形態にするには、射
出成形、押出成形、シート・フィルム加工後の熱成形等
の成形法が行われているが、この中でも特に射出成形法
は、生産性に優れる他、外観性、形状や寸法精度に優る
ため現在の加工法の主流を占めている。一方、プラスチ
ック製品の形態は、金属加工の場合と異なり複雑な凹凸
や構造の組合せとすることが可能であり、電機製品のハ
ウジング類では製品外観部分と内部の機構、部品組み込
み構造を一体化したものも成形されている。
【0003】一方、プラスチック製品には表示用窓や、
通風のための開孔部を有する物も多く、このような製品
をプラスチックで射出成形すると、金型キャビティに注
入された材料がその輪型の部分で分断され、再び合流す
る部分であるウエルド部を有することになる。更に、大
型製品や部分的な形状変化のある製品では、樹脂注入口
(樹脂ゲート)を複数配置して樹脂材料の注入を容易に
するが、その場合も各ゲートから流された樹脂流が合流
するためウエルド部が発生する。ウエルド部は、合流し
た材料がその後もさらに他の部分へ流れ続ける場合と、
合流した所で停止する場合とがあって、合流と停止点が
同一でかつその部分が比較的狭い部分であったり、最終
充填部であったりすると、合流・停止時点の溶融樹脂温
度も圧力も低くなり、合流点での溶着が悪くなり、いわ
ゆるウエルド強度の低下を招く。
通風のための開孔部を有する物も多く、このような製品
をプラスチックで射出成形すると、金型キャビティに注
入された材料がその輪型の部分で分断され、再び合流す
る部分であるウエルド部を有することになる。更に、大
型製品や部分的な形状変化のある製品では、樹脂注入口
(樹脂ゲート)を複数配置して樹脂材料の注入を容易に
するが、その場合も各ゲートから流された樹脂流が合流
するためウエルド部が発生する。ウエルド部は、合流し
た材料がその後もさらに他の部分へ流れ続ける場合と、
合流した所で停止する場合とがあって、合流と停止点が
同一でかつその部分が比較的狭い部分であったり、最終
充填部であったりすると、合流・停止時点の溶融樹脂温
度も圧力も低くなり、合流点での溶着が悪くなり、いわ
ゆるウエルド強度の低下を招く。
【0004】このような問題点を解決するために、樹脂
ゲート位置を選択してウエルド部が比較的狭い部分、も
しくは最終充填部分にならないように工夫したり、樹脂
ゲート位置が変更できなければウエルド部の肉厚を増し
て溶着面積を増やす等して補強されている。一般に、金
属製品代替用途や大型製品、機構部品などではプラスチ
ックの強度、剛性の弱さを補うためガラス繊維や炭素繊
維、金属ウィスカーなどを添加した強化グレードが使用
さているが、この種の材料ではウエルド部は強化効果が
少なく、ウエルド部以外との強度差が大きくなるため、
ウエルド部が製品の欠陥部となるおそれがある。また、
各プラスチック材料の特性を補完しあい優れた性能を発
揮させるため、異材料間のブレンドやアロイ化材料も多
く開発されているが、強化材料と同じくウエルド部強度
の低下の問題がある。
ゲート位置を選択してウエルド部が比較的狭い部分、も
しくは最終充填部分にならないように工夫したり、樹脂
ゲート位置が変更できなければウエルド部の肉厚を増し
て溶着面積を増やす等して補強されている。一般に、金
属製品代替用途や大型製品、機構部品などではプラスチ
ックの強度、剛性の弱さを補うためガラス繊維や炭素繊
維、金属ウィスカーなどを添加した強化グレードが使用
さているが、この種の材料ではウエルド部は強化効果が
少なく、ウエルド部以外との強度差が大きくなるため、
ウエルド部が製品の欠陥部となるおそれがある。また、
各プラスチック材料の特性を補完しあい優れた性能を発
揮させるため、異材料間のブレンドやアロイ化材料も多
く開発されているが、強化材料と同じくウエルド部強度
の低下の問題がある。
【0005】繊維強化材料を用いた場合のウエルド部の
状態を模式図で示すと、図1の状態となり、樹脂内部に
配合された強化繊維、ウィスカー類は材料の流れ表層部
において特に流れ方向と同方向に配向し易いが、樹脂の
流れが合流するウエルド部では厚み方向に配向し、合流
の界面は基材樹脂のみが存在する形となることが知られ
ている。そのために繊維強化材料系ではウエルド部は補
強効果が弱まり、繊維配向で強化されるウエルド部以外
の部分との強度差が大きくなる。従って、成形品が負荷
を受けた場合にウエルド部が脆弱点なり、応力集中を受
けて本来の材料強度よりも相当に低い値でウエルド部が
破損する弱さがある。
状態を模式図で示すと、図1の状態となり、樹脂内部に
配合された強化繊維、ウィスカー類は材料の流れ表層部
において特に流れ方向と同方向に配向し易いが、樹脂の
流れが合流するウエルド部では厚み方向に配向し、合流
の界面は基材樹脂のみが存在する形となることが知られ
ている。そのために繊維強化材料系ではウエルド部は補
強効果が弱まり、繊維配向で強化されるウエルド部以外
の部分との強度差が大きくなる。従って、成形品が負荷
を受けた場合にウエルド部が脆弱点なり、応力集中を受
けて本来の材料強度よりも相当に低い値でウエルド部が
破損する弱さがある。
【0006】上記ウエルド部の強度低下を防ぐ手段とし
て、特開昭61−179715号公報で開示された複数
の樹脂ゲートに複数の樹脂注入圧力を繰り返し加える装
置を組合せ、各々の圧力負荷を繰り返す操作を行なうこ
とによって、内部溶融樹脂を動かしながら固化させる射
出成形法が提案されている。しかし、この場合、樹脂の
固化を遅らせながらウエルド部の樹脂を移動さすため、
補強効果を高めるには製品のウエルド部の肉厚を一般成
形法の場合より厚くする必要があり、かつ成形サイクル
も長くなる傾向にあるため、いかなる製品形態にも応用
できず、かつ生産性にも劣る欠点がある。
て、特開昭61−179715号公報で開示された複数
の樹脂ゲートに複数の樹脂注入圧力を繰り返し加える装
置を組合せ、各々の圧力負荷を繰り返す操作を行なうこ
とによって、内部溶融樹脂を動かしながら固化させる射
出成形法が提案されている。しかし、この場合、樹脂の
固化を遅らせながらウエルド部の樹脂を移動さすため、
補強効果を高めるには製品のウエルド部の肉厚を一般成
形法の場合より厚くする必要があり、かつ成形サイクル
も長くなる傾向にあるため、いかなる製品形態にも応用
できず、かつ生産性にも劣る欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の課題解決し、ウエルド部の補強効果に優れ、かつ外観
性及び生産性にも優れた成形法を提供することにある。
の課題解決し、ウエルド部の補強効果に優れ、かつ外観
性及び生産性にも優れた成形法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、プラスチックの成形不良であるヒケやそりを解
決すると共に、剛性付与や中空化による軽量化技術とし
て利用されてきたガス射出成形法を応用することによ
り、従来の射出成形法では解決できなかったウエルド部
の補強が容易に可能になることを見出し、本発明を完成
させた。即ち、本発明は、成形品が輪型形状を有する金
型、もしくは複数の樹脂注入口(樹脂ゲート)を有する
金型を使用した熱可塑性樹脂の射出成形法であって、樹
脂ゲートより金型キャビティ内に射出された溶融樹脂が
合流・停止する部分(ウエルド)に向けて、不活性流体
を圧入して樹脂内部の未硬化状態の樹脂をウエルド部よ
り他の部分へ移動させ、ウエルド部の強度低下を改善す
る熱可塑性樹脂の射出成形法に関する発明である。
た結果、プラスチックの成形不良であるヒケやそりを解
決すると共に、剛性付与や中空化による軽量化技術とし
て利用されてきたガス射出成形法を応用することによ
り、従来の射出成形法では解決できなかったウエルド部
の補強が容易に可能になることを見出し、本発明を完成
させた。即ち、本発明は、成形品が輪型形状を有する金
型、もしくは複数の樹脂注入口(樹脂ゲート)を有する
金型を使用した熱可塑性樹脂の射出成形法であって、樹
脂ゲートより金型キャビティ内に射出された溶融樹脂が
合流・停止する部分(ウエルド)に向けて、不活性流体
を圧入して樹脂内部の未硬化状態の樹脂をウエルド部よ
り他の部分へ移動させ、ウエルド部の強度低下を改善す
る熱可塑性樹脂の射出成形法に関する発明である。
【0009】本発明において、ウエルド部分を補強され
た成形品とは、図2、及び図3に示すような従来の射出
成形品のウエルド欠陥を改良した成形品である。即ち、
従来の射出成形法では解決できなかった、合流点で樹脂
流れが停止するウエルド部分に、樹脂の注入終了と同時
もしくは前、後のタイミングを調整して溶融樹脂部分に
不活性流体を圧入し、合流停止したウエルド部の溶融樹
脂を移動させ、溶融樹脂が固化にした後に不活性流体を
排出させて成形品を取り出す、ウエルド部が補強された
成形品を得る方法である。この方法により、図2に示す
ようなウエルド部分が補強された成形品が得られる。
た成形品とは、図2、及び図3に示すような従来の射出
成形品のウエルド欠陥を改良した成形品である。即ち、
従来の射出成形法では解決できなかった、合流点で樹脂
流れが停止するウエルド部分に、樹脂の注入終了と同時
もしくは前、後のタイミングを調整して溶融樹脂部分に
不活性流体を圧入し、合流停止したウエルド部の溶融樹
脂を移動させ、溶融樹脂が固化にした後に不活性流体を
排出させて成形品を取り出す、ウエルド部が補強された
成形品を得る方法である。この方法により、図2に示す
ようなウエルド部分が補強された成形品が得られる。
【0010】注入される不活性流体(例えば、窒素ガ
ス)は固化せず、到達末端まで殆ど圧力低下することな
く、溶融樹脂に圧力を伝達するため比較的低い圧力でも
有効であり、更に樹脂が固化するまで圧力を維持し続け
れるため、従来技術のように樹脂ゲート口から樹脂の圧
力を伝達させるためにウエルド部分以外も肉厚を厚くす
る必要もなく、その結果成形サイクルを延長することな
く、材料コストと生産コストの低減につながっている。
不活性流体の注入口は、ウエルドの近くに限定されない
が、溶融樹脂に新たな流れを固化前に速やかに生じさせ
るためには、できる限りウエルド部に近接させた方が良
い。
ス)は固化せず、到達末端まで殆ど圧力低下することな
く、溶融樹脂に圧力を伝達するため比較的低い圧力でも
有効であり、更に樹脂が固化するまで圧力を維持し続け
れるため、従来技術のように樹脂ゲート口から樹脂の圧
力を伝達させるためにウエルド部分以外も肉厚を厚くす
る必要もなく、その結果成形サイクルを延長することな
く、材料コストと生産コストの低減につながっている。
不活性流体の注入口は、ウエルドの近くに限定されない
が、溶融樹脂に新たな流れを固化前に速やかに生じさせ
るためには、できる限りウエルド部に近接させた方が良
い。
【0011】また、ウエルド部をはさんで複数の不活性
流体の注入口を設け、注入と排出もしくは圧力負荷の変
動を繰り返し行なうと、ウエルド部分を往復する形の樹
脂流れを生じさせることができて、図3に示すような射
出成形品が得られ、より効果的に補強が行える。特に繊
維強化材料や液晶ポリマーのような、充填繊維の配向や
ポリマーの分子配向を行なわせると非常に補強効果が高
まる材料系では、固化するまでに複数回の往復運動を与
えると、表層(金型との接触面)から内層へ逐次配向を
行なわせながら固化させ得るため、顕著な効果が得られ
る。以下に実施例をもとに、本発明の成形方法について
説明する。
流体の注入口を設け、注入と排出もしくは圧力負荷の変
動を繰り返し行なうと、ウエルド部分を往復する形の樹
脂流れを生じさせることができて、図3に示すような射
出成形品が得られ、より効果的に補強が行える。特に繊
維強化材料や液晶ポリマーのような、充填繊維の配向や
ポリマーの分子配向を行なわせると非常に補強効果が高
まる材料系では、固化するまでに複数回の往復運動を与
えると、表層(金型との接触面)から内層へ逐次配向を
行なわせながら固化させ得るため、顕著な効果が得られ
る。以下に実施例をもとに、本発明の成形方法について
説明する。
【0012】
【実施例】図4に示した両端に縦リブ構造を持つ平板状
の成形品で、平板上面に3点の樹脂ゲートを有し、かつ
裏面に両端の縦リブをつなぐように設けられている補強
リブの中央樹脂ゲート部の反対面に図5に示すような1
点の不活性ガス注入口を配置した射出成形金型にて、ガ
ラス繊維強化ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学
(株)製、商品名:ユーピロン・GS2020M、ガラ
ス繊維含有量20重量%)を用いて射出成形した。まず
3点の樹脂ゲートから金型キャビティ内に成形温度31
0℃、射出圧力157MPa、および金型温度80℃の
条件でガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂を射出し
た。樹脂流が各々の樹脂ゲート間の中央で合流し、他の
部分も溶融状態の樹脂で満たされる時点で射出成形機側
の圧力を低下させるとほぼ同時に、不活性ガスとして、
窒素ガスをガスゲートから樹脂内部に圧力9.8MPa
で圧入し、両端の縦リブをつなぐ補強リブ内部のまだ溶
融状態の樹脂をガス注入側より反対側へ動かし、全体の
樹脂が固化するまで圧力を保持した。
の成形品で、平板上面に3点の樹脂ゲートを有し、かつ
裏面に両端の縦リブをつなぐように設けられている補強
リブの中央樹脂ゲート部の反対面に図5に示すような1
点の不活性ガス注入口を配置した射出成形金型にて、ガ
ラス繊維強化ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学
(株)製、商品名:ユーピロン・GS2020M、ガラ
ス繊維含有量20重量%)を用いて射出成形した。まず
3点の樹脂ゲートから金型キャビティ内に成形温度31
0℃、射出圧力157MPa、および金型温度80℃の
条件でガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂を射出し
た。樹脂流が各々の樹脂ゲート間の中央で合流し、他の
部分も溶融状態の樹脂で満たされる時点で射出成形機側
の圧力を低下させるとほぼ同時に、不活性ガスとして、
窒素ガスをガスゲートから樹脂内部に圧力9.8MPa
で圧入し、両端の縦リブをつなぐ補強リブ内部のまだ溶
融状態の樹脂をガス注入側より反対側へ動かし、全体の
樹脂が固化するまで圧力を保持した。
【0013】溶融樹脂の固化後、窒素ガスをガスゲート
より排出して内部圧力を大気圧としたうえ、金型を開い
て、成形品を取り出した。比較のため金型のガスゲート
部を遮蔽し、一般の射出成形法で同一の材料と成形温
度、射出圧力と保持圧力98MPaの条件で、同成形品
を成形した。各々の成形品からウエルド発生部が中央に
なるように試験片を切り出して、それを両端部支持し中
央・ウエルド部分に荷重を加える曲げ試験を行い、破断
強度を比較した。その結果、破断荷重が通常品は131
Nであったのに比し、本発明の成形法で成形した成形品
は172Nと、通常品に比べ 30 %強の補強効果が確認
された。
より排出して内部圧力を大気圧としたうえ、金型を開い
て、成形品を取り出した。比較のため金型のガスゲート
部を遮蔽し、一般の射出成形法で同一の材料と成形温
度、射出圧力と保持圧力98MPaの条件で、同成形品
を成形した。各々の成形品からウエルド発生部が中央に
なるように試験片を切り出して、それを両端部支持し中
央・ウエルド部分に荷重を加える曲げ試験を行い、破断
強度を比較した。その結果、破断荷重が通常品は131
Nであったのに比し、本発明の成形法で成形した成形品
は172Nと、通常品に比べ 30 %強の補強効果が確認
された。
【0014】
【発明の効果】本発明のウエルド補強効果により、射出
成形での樹脂の合流、停止点における強度低下を改善す
るとともに、形状によっては中空化による軽量化効果も
得ることができるため、製品設計において開口部の存在
や他点ゲートの制約を補うと共に形状の制約をも解決で
きるため、製品設計に大きな幅が持てる。また、厚肉部
分を中空化することもできるため、成形サイクルの短縮
につながり、生産性の向上とコスト低減を図ることがで
きる。
成形での樹脂の合流、停止点における強度低下を改善す
るとともに、形状によっては中空化による軽量化効果も
得ることができるため、製品設計において開口部の存在
や他点ゲートの制約を補うと共に形状の制約をも解決で
きるため、製品設計に大きな幅が持てる。また、厚肉部
分を中空化することもできるため、成形サイクルの短縮
につながり、生産性の向上とコスト低減を図ることがで
きる。
【0015】
【図1】図1は、繊維強化材料を用いた場合のウエルド
部の状態を示す模式図である。
部の状態を示す模式図である。
【図2】図2は、ウエルド部に向けて不活性流体を圧入
し、ウエルド部の樹脂を他の部分へ移動させた状態を示
す模式図である。
し、ウエルド部の樹脂を他の部分へ移動させた状態を示
す模式図である。
【図3】図3は、ウエルド部に向けて、2箇所の不活性
流体注入口より不活性流体を圧入して往復運動させ、ウ
エルド部の樹脂を他の部分へ移動させた状態を示す模式
図である。
流体注入口より不活性流体を圧入して往復運動させ、ウ
エルド部の樹脂を他の部分へ移動させた状態を示す模式
図である。
【図4】図4は、実施例で使用した、両端にリブ構造を
持つ平板状の成形品を示す斜視図である。
持つ平板状の成形品を示す斜視図である。
【図5】図5は、実施例で得た成形品のリブ方向の断面
模式図である。
模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 成形品が輪型形状を有する金型、もしく
は複数の樹脂注入口(樹脂ゲート)を有する金型を使用
した熱可塑性樹脂の射出成形法であって、樹脂ゲートよ
り金型キャビティ内に射出された溶融樹脂が合流・停止
する部分(ウエルド)に向けて、不活性流体を圧入して
樹脂内部の未硬化状態の樹脂をウエルド部より他の部分
へ移動させ、ウエルド部の強度低下を改善する熱可塑性
樹脂の射出成形法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の熱可塑性樹脂の射出成
形法であって、不活性流体を圧入して樹脂内部の未硬化
状態の樹脂をウエルド部分より他の部分へ移動させる方
法が、射出された溶融樹脂が固化するまで複数の往復運
動によりウエルド部分より他の部分へ移動させる方法で
ある熱可塑性樹脂の射出成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25052791A JPH0557741A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 熱可塑性樹脂の射出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25052791A JPH0557741A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 熱可塑性樹脂の射出成形法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557741A true JPH0557741A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17209222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25052791A Pending JPH0557741A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 熱可塑性樹脂の射出成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0557741A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06155535A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-03 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 熱可塑性樹脂の成形方法 |
| JPH06270218A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 成形方法 |
| JPH08276468A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-22 | Tohoku Munekata Kk | 射出成形法及びこの成形法に用いられる金型 |
| WO2001062479A1 (en) | 2000-02-24 | 2001-08-30 | Conix Corporation | Injection molding techniques utilizing fluid channels |
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