JPH1015981A - 中空成形体の製造方法 - Google Patents
中空成形体の製造方法Info
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- JPH1015981A JPH1015981A JP8186694A JP18669496A JPH1015981A JP H1015981 A JPH1015981 A JP H1015981A JP 8186694 A JP8186694 A JP 8186694A JP 18669496 A JP18669496 A JP 18669496A JP H1015981 A JPH1015981 A JP H1015981A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
- B29C2045/173—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles using a plurality of fluid injection nozzles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多点ゲートを有する成形型を用いても,外観
に優れ,強度ムラのない中空成形体が得られる,中空成
形体の製造方法を提供すること。 【解決手段】 キャビティ2内に複数の樹脂ゲート3よ
り溶融樹脂7を射出し,次いで,溶融樹脂7中に複数の
ガスゲート4よりガスを圧入して複数の中空部71,7
2を形成すると共にこれら中空部71,72の間には溶
融樹脂7の流れが当接することによって形成されたウエ
ルド部6を形成する。次いで,複数のガスゲート4のう
ち少なくとも一つのガスゲート4におけるガス圧力を他
のガスゲート4の圧力よりも低下させて,ウエルド部6
を破壊して貫通中空部70を形成する。
に優れ,強度ムラのない中空成形体が得られる,中空成
形体の製造方法を提供すること。 【解決手段】 キャビティ2内に複数の樹脂ゲート3よ
り溶融樹脂7を射出し,次いで,溶融樹脂7中に複数の
ガスゲート4よりガスを圧入して複数の中空部71,7
2を形成すると共にこれら中空部71,72の間には溶
融樹脂7の流れが当接することによって形成されたウエ
ルド部6を形成する。次いで,複数のガスゲート4のう
ち少なくとも一つのガスゲート4におけるガス圧力を他
のガスゲート4の圧力よりも低下させて,ウエルド部6
を破壊して貫通中空部70を形成する。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,外観,強度のばらつきの少ない
中空成形体の製造方法に関する。
中空成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,樹脂成形体においては,軽量化
及び省資源化等を目標として,内部に中空部を有する中
空成形体が種々製造されている。この中空成形体を製造
する方法としては,成形型のキャビティ内に溶融樹脂を
射出し,次いで,溶融樹脂内に中空部形成用のガスを注
入する方法が用いられている。
及び省資源化等を目標として,内部に中空部を有する中
空成形体が種々製造されている。この中空成形体を製造
する方法としては,成形型のキャビティ内に溶融樹脂を
射出し,次いで,溶融樹脂内に中空部形成用のガスを注
入する方法が用いられている。
【0003】また,上記中空成形体のうち,例えば長尺
の成形体を製造する場合には,キャビティ内に溶融樹脂
を射出するための樹脂ゲートと,中空部形成用ガスを注
入するためのガスゲートを,それぞれ複数備えた成形
型,いわゆる多点ゲートタイプの成形型を用いる場合が
ある。例えば,図6(a)〜(c)に示すごとく,キャ
ビティ2の左右にそれぞれ樹脂ゲート3とガスゲート4
とを有する成形型1を用いる場合がある。
の成形体を製造する場合には,キャビティ内に溶融樹脂
を射出するための樹脂ゲートと,中空部形成用ガスを注
入するためのガスゲートを,それぞれ複数備えた成形
型,いわゆる多点ゲートタイプの成形型を用いる場合が
ある。例えば,図6(a)〜(c)に示すごとく,キャ
ビティ2の左右にそれぞれ樹脂ゲート3とガスゲート4
とを有する成形型1を用いる場合がある。
【0004】この場合には,まず,図6(a)に示すご
とく,上記2箇所の樹脂ゲート3からキャビティ2内に
それぞれ溶融樹脂7を射出する(矢印R)。その後,図
6(b)に示すごとく,上記溶融樹脂7の中にそれぞれ
ガス注入(矢印G)を行う。これにより,左右の溶融樹
脂7が中央部に向かって前進しつつ,溶融樹脂7中に中
空部71,72が形成されていく。
とく,上記2箇所の樹脂ゲート3からキャビティ2内に
それぞれ溶融樹脂7を射出する(矢印R)。その後,図
6(b)に示すごとく,上記溶融樹脂7の中にそれぞれ
ガス注入(矢印G)を行う。これにより,左右の溶融樹
脂7が中央部に向かって前進しつつ,溶融樹脂7中に中
空部71,72が形成されていく。
【0005】そして,図6(c)に示すごとく,両側か
ら進んできた溶融樹脂7が当接して一体化することによ
り成形品を形成すると共にその略中央部分にウエルド部
6を形成する。このとき,上記樹脂7中の中空部71,
72を形成しているガスも,圧力的に平衡状態となって
その進行が止まる。これにより,上記ウエルド部6を有
する長尺の中空成形体9が得られる。
ら進んできた溶融樹脂7が当接して一体化することによ
り成形品を形成すると共にその略中央部分にウエルド部
6を形成する。このとき,上記樹脂7中の中空部71,
72を形成しているガスも,圧力的に平衡状態となって
その進行が止まる。これにより,上記ウエルド部6を有
する長尺の中空成形体9が得られる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の中
空成形体9の製造方法においては,次の問題がある。即
ち,上記多点ゲートタイプの成形型によって製造した中
空成形体は,上記のごとく,溶融樹脂7が当接した部分
にウエルド部6を形成している。
空成形体9の製造方法においては,次の問題がある。即
ち,上記多点ゲートタイプの成形型によって製造した中
空成形体は,上記のごとく,溶融樹脂7が当接した部分
にウエルド部6を形成している。
【0007】このウエルド部6は,中実であって,中空
部71,72を有する部分に比べて厚肉である。そのた
め,溶融樹脂7の冷却過程において,ウエルド部6の外
表面にヒケが生じたり,逆に盛り上がりが生じたりする
場合がある。即ち,ウエルド部6を有する成形品は,外
観不良が発生しやすい。
部71,72を有する部分に比べて厚肉である。そのた
め,溶融樹脂7の冷却過程において,ウエルド部6の外
表面にヒケが生じたり,逆に盛り上がりが生じたりする
場合がある。即ち,ウエルド部6を有する成形品は,外
観不良が発生しやすい。
【0008】また,上記中空成形体9における樹脂の配
向は,全体的には溶融樹脂7の流れ方向に沿って形成さ
れる。しかしながら,図7に示すごとく,上記ウエルド
部6における樹脂の配向Sは,溶融樹脂7の流れる方向
と直角な方向に,溶融樹脂7の当接面に沿って形成され
る。そのため,外部から受ける曲げ応力等に対する強度
は,上記配向の違いによって,ウエルド部6の方が中空
部71,72を有する部分よりも弱くなる傾向がある。
向は,全体的には溶融樹脂7の流れ方向に沿って形成さ
れる。しかしながら,図7に示すごとく,上記ウエルド
部6における樹脂の配向Sは,溶融樹脂7の流れる方向
と直角な方向に,溶融樹脂7の当接面に沿って形成され
る。そのため,外部から受ける曲げ応力等に対する強度
は,上記配向の違いによって,ウエルド部6の方が中空
部71,72を有する部分よりも弱くなる傾向がある。
【0009】特に,グラスファイバー,炭素ファイバー
等の繊維状フィラーを含有させて樹脂の強化を図ってい
る場合には,繊維状フィラーの配向も,上記樹脂の配向
に伴って,上記ウエルド部の当接面に沿って形成され,
その強化作用を半減させてしまう。そのため,得られた
中空成形体は,そのウエルド部の強度が局部的に低くな
り,強度部品としての価値が低下してしまう。
等の繊維状フィラーを含有させて樹脂の強化を図ってい
る場合には,繊維状フィラーの配向も,上記樹脂の配向
に伴って,上記ウエルド部の当接面に沿って形成され,
その強化作用を半減させてしまう。そのため,得られた
中空成形体は,そのウエルド部の強度が局部的に低くな
り,強度部品としての価値が低下してしまう。
【0010】これに対し,上記成形型の多点ゲートを1
つに減らした場合には上記ウエルド部6の形成を無くす
ることができる。しかしながら,この場合には,一つの
ゲートからキャビティ全体に溶融樹脂を供給する必要が
あるため,長尺の場合等には溶融樹脂の流れ性が悪化
し,成形性自体に問題が発生する場合がある。そのた
め,単純に上記ゲート数を減少させることはできない。
つに減らした場合には上記ウエルド部6の形成を無くす
ることができる。しかしながら,この場合には,一つの
ゲートからキャビティ全体に溶融樹脂を供給する必要が
あるため,長尺の場合等には溶融樹脂の流れ性が悪化
し,成形性自体に問題が発生する場合がある。そのた
め,単純に上記ゲート数を減少させることはできない。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,多点ゲートタイプの成形型を用いても,
外観に優れ,強度ムラのない中空成形体が得られる,中
空成形体の製造方法を提供しようとするものである。
されたもので,多点ゲートタイプの成形型を用いても,
外観に優れ,強度ムラのない中空成形体が得られる,中
空成形体の製造方法を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,キャビティ内に
複数の樹脂ゲートより溶融樹脂を射出し,次いで,上記
溶融樹脂中に複数のガスゲートよりガスを圧入して複数
の中空部を形成すると共にこれら中空部の間には溶融樹
脂の流れが当接することによって形成されたウエルド部
を形成し,次いで,上記複数のガスゲートのうち少なく
とも一つのガスゲートにおけるガス圧力を他のガスゲー
トの圧力よりも低下させて,上記ウエルド部を破壊して
貫通中空部を形成することを特徴とする中空成形体の製
造方法にある。
複数の樹脂ゲートより溶融樹脂を射出し,次いで,上記
溶融樹脂中に複数のガスゲートよりガスを圧入して複数
の中空部を形成すると共にこれら中空部の間には溶融樹
脂の流れが当接することによって形成されたウエルド部
を形成し,次いで,上記複数のガスゲートのうち少なく
とも一つのガスゲートにおけるガス圧力を他のガスゲー
トの圧力よりも低下させて,上記ウエルド部を破壊して
貫通中空部を形成することを特徴とする中空成形体の製
造方法にある。
【0013】本発明において最も注目すべきことは,上
記ウエルド部形成後,上記複数のガスゲートのうち少な
くとも一つのガスゲートにおけるガス圧力を他のガスゲ
ートの圧力よりも低下させることである。
記ウエルド部形成後,上記複数のガスゲートのうち少な
くとも一つのガスゲートにおけるガス圧力を他のガスゲ
ートの圧力よりも低下させることである。
【0014】上記方法を実施するための成形型において
は,上記のごとく,樹脂ゲートとガスゲートとをそれぞ
れ複数箇所に設ける。この場合,樹脂ゲートとガスゲー
トとは,キャビティの形状等に応じて兼用させることも
できるし,別個独立に設けることもできる。
は,上記のごとく,樹脂ゲートとガスゲートとをそれぞ
れ複数箇所に設ける。この場合,樹脂ゲートとガスゲー
トとは,キャビティの形状等に応じて兼用させることも
できるし,別個独立に設けることもできる。
【0015】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明の中空成形体の製造方法においては,上記のごとく,
上記ウエルド部形成後に,複数のガスゲートのうち少な
くとも一つのガスゲートの圧力を他のガスゲートの圧力
よりも低下させる。これにより,低圧にしたガスゲート
に対応する中空部の内部圧力は低圧状態となる。
明の中空成形体の製造方法においては,上記のごとく,
上記ウエルド部形成後に,複数のガスゲートのうち少な
くとも一つのガスゲートの圧力を他のガスゲートの圧力
よりも低下させる。これにより,低圧にしたガスゲート
に対応する中空部の内部圧力は低圧状態となる。
【0016】そのため,低圧状態の中空部と高圧状態に
ある他の中空部との間に形成されたウエルド部は,その
圧力差によって低圧側の中空部内の方向に押圧されて破
壊される。これにより,中空部は高圧側から低圧側まで
貫通した状態となり,成形後におけるウエルド部の残存
を阻止することができる。
ある他の中空部との間に形成されたウエルド部は,その
圧力差によって低圧側の中空部内の方向に押圧されて破
壊される。これにより,中空部は高圧側から低圧側まで
貫通した状態となり,成形後におけるウエルド部の残存
を阻止することができる。
【0017】そのため,成形途中においてウエルド部で
あった部分においても,その内部が中空状となり,薄肉
状となる。それ故,ヒケや盛り上がり等の外観不良が発
生することがない。
あった部分においても,その内部が中空状となり,薄肉
状となる。それ故,ヒケや盛り上がり等の外観不良が発
生することがない。
【0018】また,ウエルド部にあった余剰樹脂は,上
記ウエルド部の破壊によって,低圧側の中空部の内面に
覆い被さるように配置される(図4参照)。そして,そ
の覆い被さった余剰樹脂部分の配向は,元々中空部であ
る部分と同じ方向,即ち樹脂流れ方向と同様になる。そ
のため,従来のようにウエルド部のみが配向の違いによ
って強度低下するということがない。それ故,本発明に
よって得られた中空成形体は,多点ゲートタイプの成形
型を用いて成形しても,外観に優れ,かつ強度ムラのな
いものとすることができる。
記ウエルド部の破壊によって,低圧側の中空部の内面に
覆い被さるように配置される(図4参照)。そして,そ
の覆い被さった余剰樹脂部分の配向は,元々中空部であ
る部分と同じ方向,即ち樹脂流れ方向と同様になる。そ
のため,従来のようにウエルド部のみが配向の違いによ
って強度低下するということがない。それ故,本発明に
よって得られた中空成形体は,多点ゲートタイプの成形
型を用いて成形しても,外観に優れ,かつ強度ムラのな
いものとすることができる。
【0019】次に,請求項2の発明のように,上記溶融
樹脂中には,繊維状フィラーを含有させることができ
る。この繊維状フィラーとしては,例えば炭素ファイバ
ー,グラスファイバー,金属繊維,無機針状フィラー等
がある。これにより,中空成形体全体を強化することが
でき,また従来のようにウエルド部に局部的に強度の弱
い部分が発生するということがない。
樹脂中には,繊維状フィラーを含有させることができ
る。この繊維状フィラーとしては,例えば炭素ファイバ
ー,グラスファイバー,金属繊維,無機針状フィラー等
がある。これにより,中空成形体全体を強化することが
でき,また従来のようにウエルド部に局部的に強度の弱
い部分が発生するということがない。
【0020】即ち,上記のごとく溶融樹脂の配向は,ウ
エルド部であった部分においても溶融樹脂の流れ方向と
同じ方向となり,これに伴って繊維状フィラーの配向も
同じ方向となる。そのため,ウエルド部であった部分だ
けが強度低下するということがなく,繊維状フィラー添
加の効果を最大限に発揮させることができる。
エルド部であった部分においても溶融樹脂の流れ方向と
同じ方向となり,これに伴って繊維状フィラーの配向も
同じ方向となる。そのため,ウエルド部であった部分だ
けが強度低下するということがなく,繊維状フィラー添
加の効果を最大限に発揮させることができる。
【0021】また,この場合の溶融樹脂中への繊維状フ
ィラーの含有量は,15〜60重量%であることが好ま
しい。15重量%未満の場合には,その添加による強化
効果が十分に得られないという問題があり,一方60重
量%を越える場合には,樹脂の靱性が低下するという問
題がある。
ィラーの含有量は,15〜60重量%であることが好ま
しい。15重量%未満の場合には,その添加による強化
効果が十分に得られないという問題があり,一方60重
量%を越える場合には,樹脂の靱性が低下するという問
題がある。
【発明の実施の形態】 実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる中空成形体の製造方法につ
き,図1〜図4を用いて説明する。本例において製造す
る中空成形体は,図2,図3に示すごとく,自動車のル
ーフ上に設ける樹脂製ルーフレール8である。また,製
造に使用する成形型1は,図1(a)〜(d)に示すご
とく,キャビティ2の両端側にそれぞれ樹脂ゲート3及
びガスゲート4を設けてなる多点ゲートタイプの成形型
である。
き,図1〜図4を用いて説明する。本例において製造す
る中空成形体は,図2,図3に示すごとく,自動車のル
ーフ上に設ける樹脂製ルーフレール8である。また,製
造に使用する成形型1は,図1(a)〜(d)に示すご
とく,キャビティ2の両端側にそれぞれ樹脂ゲート3及
びガスゲート4を設けてなる多点ゲートタイプの成形型
である。
【0022】そして,上記成形型1を用いてルーフレー
ル8を製造するに当たっては,まず図1(a)に示すご
とく,キャビティ2内に両側2つの樹脂ゲート3より,
ルーフレール8を成形するのに必要な量の溶融樹脂7を
射出する(矢印R)。次いで,図1(b)(c)に示す
ごとく,溶融樹脂7中に両側2つのガスゲート4より窒
素(N2 )ガスを圧入する(矢印G)。これにより,左
右に2つの中空部71,72を形成すると共にこれら中
空部71,72の間には溶融樹脂7の流れが当接するこ
とによって形成されたウエルド部6を形成する。
ル8を製造するに当たっては,まず図1(a)に示すご
とく,キャビティ2内に両側2つの樹脂ゲート3より,
ルーフレール8を成形するのに必要な量の溶融樹脂7を
射出する(矢印R)。次いで,図1(b)(c)に示す
ごとく,溶融樹脂7中に両側2つのガスゲート4より窒
素(N2 )ガスを圧入する(矢印G)。これにより,左
右に2つの中空部71,72を形成すると共にこれら中
空部71,72の間には溶融樹脂7の流れが当接するこ
とによって形成されたウエルド部6を形成する。
【0023】この状態で成形を終了させた場合には,従
来と同様にウエルド部6が残存する。そのため,次のよ
うな手順でウエルド部6を無くする。即ち,図1(d)
中における左側のガスゲート3の圧力を低下させる。こ
れにより,左側の中空部71の内部圧力は低下し,一
方,右側の中空部72は高圧のままであるため,両者の
圧力差が大きくなる。
来と同様にウエルド部6が残存する。そのため,次のよ
うな手順でウエルド部6を無くする。即ち,図1(d)
中における左側のガスゲート3の圧力を低下させる。こ
れにより,左側の中空部71の内部圧力は低下し,一
方,右側の中空部72は高圧のままであるため,両者の
圧力差が大きくなる。
【0024】そのため,図1(d)に示すごとく,窒素
ガスは矢印Lの方向に流れ,ウエルド部6は低圧側に向
かって破壊される。それ故,ウエルド部6に存在してい
た余剰樹脂65は低圧側の中空部71の内面に覆い被さ
る。これにより,図3に示すごとく,貫通した一つの貫
通中空部70を有するルーフレール8が得られる。尚,
符号86は,ルーフレール取付用のスタッドボルトであ
って,成形型1に予めセットしておいたもの(図示略)
である。
ガスは矢印Lの方向に流れ,ウエルド部6は低圧側に向
かって破壊される。それ故,ウエルド部6に存在してい
た余剰樹脂65は低圧側の中空部71の内面に覆い被さ
る。これにより,図3に示すごとく,貫通した一つの貫
通中空部70を有するルーフレール8が得られる。尚,
符号86は,ルーフレール取付用のスタッドボルトであ
って,成形型1に予めセットしておいたもの(図示略)
である。
【0025】また,本例における溶融樹脂7としては,
グラスファイバー入りポリアミド(PA(GF))を用
いている。尚,グラスファイバーの含有率は,55重量
%に調整してある。このグラスファイバーは,溶融樹脂
7の流れに伴って成形品全体に分散し,その強度の向上
に寄与する。
グラスファイバー入りポリアミド(PA(GF))を用
いている。尚,グラスファイバーの含有率は,55重量
%に調整してある。このグラスファイバーは,溶融樹脂
7の流れに伴って成形品全体に分散し,その強度の向上
に寄与する。
【0026】そして,図4に示すごとく,ウエルド部6
が存在していた部分の余剰樹脂65の部分におけるグラ
スファイバー75の配向は,その前後の部分と同様に,
溶融樹脂7の流れの方向に向いた状態に形成される。即
ち,ルーフレール8におけるグラスファイバー75の配
向は,ほぼ均一にその長手方向に向かって形成される。
が存在していた部分の余剰樹脂65の部分におけるグラ
スファイバー75の配向は,その前後の部分と同様に,
溶融樹脂7の流れの方向に向いた状態に形成される。即
ち,ルーフレール8におけるグラスファイバー75の配
向は,ほぼ均一にその長手方向に向かって形成される。
【0027】このように,本例において得られたルーフ
レール8は,多点ゲートタイプの成形型により成形した
にもかかわらず,ウエルド部を有せず,かつ,樹脂及び
グラスファイバーの配向は,全体的に長手方向にほぼ均
一に形成されている。そのため,従来のようなウエルド
部の存在に起因する外観不良や,強度ムラの発生を確実
に防止することができる。
レール8は,多点ゲートタイプの成形型により成形した
にもかかわらず,ウエルド部を有せず,かつ,樹脂及び
グラスファイバーの配向は,全体的に長手方向にほぼ均
一に形成されている。そのため,従来のようなウエルド
部の存在に起因する外観不良や,強度ムラの発生を確実
に防止することができる。
【0028】尚,本例においては,上記溶融樹脂7とし
てPA(GF)を用いたが,これに代えて,グラスファ
イバー入りのポリカーボネート/ポリブチレンテレフタ
レート(PC/PBT(GF)),グラスファイバー入
りのポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート
(PC/PET(GF))等を用いることもできる。
てPA(GF)を用いたが,これに代えて,グラスファ
イバー入りのポリカーボネート/ポリブチレンテレフタ
レート(PC/PBT(GF)),グラスファイバー入
りのポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート
(PC/PET(GF))等を用いることもできる。
【0029】実施形態例2 本例においては,図5(a)に示すごとく,成形途中に
おいて,2箇所にウエルド部が形成される場合について
説明する。即ち,図5(a)に示すごとく,3箇所にそ
れぞれ設けた樹脂ゲート及びガスゲート(図示略)から
それぞれ溶融樹脂7を注入すると共にガスを圧入(矢印
G)した場合には,3つの中空部701,702,70
3がそれぞれ形成され,これらの当接部2箇所において
ウエルド部601,602が形成される。
おいて,2箇所にウエルド部が形成される場合について
説明する。即ち,図5(a)に示すごとく,3箇所にそ
れぞれ設けた樹脂ゲート及びガスゲート(図示略)から
それぞれ溶融樹脂7を注入すると共にガスを圧入(矢印
G)した場合には,3つの中空部701,702,70
3がそれぞれ形成され,これらの当接部2箇所において
ウエルド部601,602が形成される。
【0030】この場合には,図5(b)に示すごとく,
その中央部の中空部702に対応するガスゲート(図示
略)の圧力を低下させ,一方,その他のガスゲートの圧
力は高いまま維持する。これにより,中空部間には圧力
差が発生する。そのため,ガスは矢印Lの方向に流れ,
2箇所のウエルド部601,602は,それぞれ中空部
702側に向かって破壊され,1本の貫通した中空部7
00となる。
その中央部の中空部702に対応するガスゲート(図示
略)の圧力を低下させ,一方,その他のガスゲートの圧
力は高いまま維持する。これにより,中空部間には圧力
差が発生する。そのため,ガスは矢印Lの方向に流れ,
2箇所のウエルド部601,602は,それぞれ中空部
702側に向かって破壊され,1本の貫通した中空部7
00となる。
【0031】そして,図5(b)に示すごとく,上記ウ
エルド部601,602であった部分の余剰樹脂605
は,それぞれ中央側の中空部内面に覆い被さる。それ
故,この場合にも,実施形態例1と同様に,ウエルド部
が存在することによる不具合の発生を確実に阻止するこ
とができる。
エルド部601,602であった部分の余剰樹脂605
は,それぞれ中央側の中空部内面に覆い被さる。それ
故,この場合にも,実施形態例1と同様に,ウエルド部
が存在することによる不具合の発生を確実に阻止するこ
とができる。
【0032】尚,ウエルド部がさらに多く形成される場
合においても,そのウエルド部の両側に位置する中空部
内の一方の圧力を低下させるように,特定のガスゲート
の圧力を低下させることにより,上記と同様にウエルド
部の破壊を行うことができる。
合においても,そのウエルド部の両側に位置する中空部
内の一方の圧力を低下させるように,特定のガスゲート
の圧力を低下させることにより,上記と同様にウエルド
部の破壊を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】上記のごとく,本発明によれば,多点ゲ
ートを有する成形型を用いても,外観に優れ,強度ムラ
のない中空成形体が得られる,中空成形体の製造方法を
提供することができる。
ートを有する成形型を用いても,外観に優れ,強度ムラ
のない中空成形体が得られる,中空成形体の製造方法を
提供することができる。
【図1】実施形態例1における,(a)溶融樹脂を射出
している状態,(b)溶融樹脂中にガスを注入している
状態,(c)ウエルド部が形成された状態,(d)ウエ
ルド部が破壊された状態,を示す説明図。
している状態,(b)溶融樹脂中にガスを注入している
状態,(c)ウエルド部が形成された状態,(d)ウエ
ルド部が破壊された状態,を示す説明図。
【図2】実施形態例1における,ルーフレールの斜視
図。
図。
【図3】実施形態例1における,ルーフレールの要部断
面図。
面図。
【図4】実施形態例1における,ウエルド部にあった余
剰樹脂部分のグラスファイバーの配向状態を示す説明
図。
剰樹脂部分のグラスファイバーの配向状態を示す説明
図。
【図5】実施形態例2における,(a)2箇所のウエル
ド部が形成された状態,(b)ウエルド部が破壊された
状態,を示す説明図。
ド部が形成された状態,(b)ウエルド部が破壊された
状態,を示す説明図。
【図6】従来例における,(a)溶融樹脂を射出してい
る状態,(b)溶融樹脂中にガスを注入している状態,
(c)ウエルド部が形成された状態,を示す説明図。
る状態,(b)溶融樹脂中にガスを注入している状態,
(c)ウエルド部が形成された状態,を示す説明図。
【図7】従来例における,ウエルド部の樹脂の配向状態
を示す説明図。
を示す説明図。
1...成形型, 2...キャビティ, 3...樹脂ゲート, 4...ガスゲート, 6,601,602...ウエルド部, 7...溶融樹脂, 70,71,72,701,702,703...中空
部, 8...ルーフレール,
部, 8...ルーフレール,
Claims (2)
- 【請求項1】 キャビティ内に複数の樹脂ゲートより溶
融樹脂を射出し,次いで,上記溶融樹脂中に複数のガス
ゲートよりガスを圧入して複数の中空部を形成すると共
にこれら中空部の間には溶融樹脂の流れが当接すること
によって形成されたウエルド部を形成し,次いで,上記
複数のガスゲートのうち少なくとも一つのガスゲートに
おけるガス圧力を他のガスゲートの圧力よりも低下させ
て,上記ウエルド部を破壊して貫通中空部を形成するこ
とを特徴とする中空成形体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において,上記溶融樹脂中に
は,繊維状フィラーを含有していることを特徴とする中
空成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8186694A JPH1015981A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 中空成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8186694A JPH1015981A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 中空成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1015981A true JPH1015981A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16193005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8186694A Pending JPH1015981A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 中空成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1015981A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001062479A1 (en) | 2000-02-24 | 2001-08-30 | Conix Corporation | Injection molding techniques utilizing fluid channels |
| US6843954B2 (en) | 2000-02-24 | 2005-01-18 | Conix Corporation | Injection molding techniques utilizing fluid channels |
| WO2005018902A1 (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-03 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | 中空成形品、中空成形品の製造方法および中空成形用金型 |
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| US6998174B2 (en) | 2000-02-24 | 2006-02-14 | Conix Corporation | Integrated co-injection molded vehicle components and methods of making the same |
| EP2623290A4 (en) * | 2010-09-30 | 2015-01-28 | Asahi Kasei Chemicals Corp | SPLASHED OBJECT |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP8186694A patent/JPH1015981A/ja active Pending
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