JPH055808A - コア径拡大光フアイバの製造方法 - Google Patents
コア径拡大光フアイバの製造方法Info
- Publication number
- JPH055808A JPH055808A JP3183392A JP18339291A JPH055808A JP H055808 A JPH055808 A JP H055808A JP 3183392 A JP3183392 A JP 3183392A JP 18339291 A JP18339291 A JP 18339291A JP H055808 A JPH055808 A JP H055808A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- diameter
- expanded
- fiber
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 光ファイバ1の被拡径部位を放電(放電電極
4)によって加熱して溶融状態とする。この状態で光フ
ァイバ1の長手方向に沿い、かつ互いに向き合う力をこ
の被拡径部位に加えて、この部位を長手方向の両方向
(図中、矢印で示す)から押し込むことによってファイ
バ径およびコア径を拡大する。 【効果】 容易かつ短時間の加工工程でコア径拡大光フ
ァイバを製造することができ、モードフィールド径が拡
大された光ファイバが得られる。これに埋込型素子を埋
込んで用いることにより、回折損失を低減させることが
でき、優れた光部品を構成することができる。曲げ損失
特性に優れるとともに、熱に起因する機械的強度の低
減、不要な拡散による悪影響を防止することができる。
プラスチック光ファイバや偏波保持光ファイバ等の各種
の光ファイバに対しても容易に適用できる。
4)によって加熱して溶融状態とする。この状態で光フ
ァイバ1の長手方向に沿い、かつ互いに向き合う力をこ
の被拡径部位に加えて、この部位を長手方向の両方向
(図中、矢印で示す)から押し込むことによってファイ
バ径およびコア径を拡大する。 【効果】 容易かつ短時間の加工工程でコア径拡大光フ
ァイバを製造することができ、モードフィールド径が拡
大された光ファイバが得られる。これに埋込型素子を埋
込んで用いることにより、回折損失を低減させることが
でき、優れた光部品を構成することができる。曲げ損失
特性に優れるとともに、熱に起因する機械的強度の低
減、不要な拡散による悪影響を防止することができる。
プラスチック光ファイバや偏波保持光ファイバ等の各種
の光ファイバに対しても容易に適用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ埋込型素子を
埋込む光ファイバ等として用いられるコア径拡大光ファ
イバの製造方法に関する。
埋込む光ファイバ等として用いられるコア径拡大光ファ
イバの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光部品を構成するための各種の光
学素子として、光ファイバ埋込型偏光子、光ファイバ埋
込型アイソレータ、光ファイバ埋込型フィルター等の光
ファイバ埋込型素子(以下、埋込型素子と略記する)が
開発されるようになった。このような埋込型素子は、光
ファイバ中の、光が伝搬する範囲に埋込型素子を埋込ん
で用いられるものである。しかしながら、光ファイバ中
にこれらの埋込型素子を埋込むためには光ファイバを切
断するか、あるいは切欠部を設ける等して、光ファイバ
の一部を欠落させなければならない。このことにより、
光ファイバを伝搬する光の回折が生じて光損失が起こ
る。このような回折損失を低減する方法としては、埋込
型素子が埋込まれる部分の光ファイバのコアを細径化、
あるいは拡径化してモードフィールド径を拡大する方法
がある。
学素子として、光ファイバ埋込型偏光子、光ファイバ埋
込型アイソレータ、光ファイバ埋込型フィルター等の光
ファイバ埋込型素子(以下、埋込型素子と略記する)が
開発されるようになった。このような埋込型素子は、光
ファイバ中の、光が伝搬する範囲に埋込型素子を埋込ん
で用いられるものである。しかしながら、光ファイバ中
にこれらの埋込型素子を埋込むためには光ファイバを切
断するか、あるいは切欠部を設ける等して、光ファイバ
の一部を欠落させなければならない。このことにより、
光ファイバを伝搬する光の回折が生じて光損失が起こ
る。このような回折損失を低減する方法としては、埋込
型素子が埋込まれる部分の光ファイバのコアを細径化、
あるいは拡径化してモードフィールド径を拡大する方法
がある。
【0003】図7ないし図9に、コアの細径化あるいは
拡径化によりモードフィールド径が拡大された光ファイ
バの例を示す。図中符号1は光ファイバ、5はコア、6
はクラッドを示す。
拡径化によりモードフィールド径が拡大された光ファイ
バの例を示す。図中符号1は光ファイバ、5はコア、6
はクラッドを示す。
【0004】図7に示した光ファイバ1は、光ファイバ
1を加熱、延伸してコア5を細径化することにより、光
の閉じ込めを弱くし、モードフィールド径を拡大したも
の(ダウンテーパ光ファイバ)である。図8に示した光
ファイバ1は、光ファイバ1を局部的に加熱してコア5
を拡散せしめることによりコア径を拡大し、モードフィ
ールド径を拡大したもの(コア拡散光ファイバ)であ
る。また、図9に示した光ファイバ1は光ファイバ1の
線引き工程において、製造条件を操作して光ファイバ1
をテーパ状に形成し、ファイバ径およびコア径を拡大さ
せることによってモードフィールド径を拡大したもの
(アップテーパ光ファイバ)である。
1を加熱、延伸してコア5を細径化することにより、光
の閉じ込めを弱くし、モードフィールド径を拡大したも
の(ダウンテーパ光ファイバ)である。図8に示した光
ファイバ1は、光ファイバ1を局部的に加熱してコア5
を拡散せしめることによりコア径を拡大し、モードフィ
ールド径を拡大したもの(コア拡散光ファイバ)であ
る。また、図9に示した光ファイバ1は光ファイバ1の
線引き工程において、製造条件を操作して光ファイバ1
をテーパ状に形成し、ファイバ径およびコア径を拡大さ
せることによってモードフィールド径を拡大したもの
(アップテーパ光ファイバ)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ダウンテーパ光フ
ァイバは加工工程が容易で、所望の光ファイバを得るこ
とが比較的容易であるが、細径化された部位で曲げ損失
が発生し易く、機械的強度に劣るものであった。これに
対して、上記コア拡散光ファイバは、加工工程が容易で
所望の光ファイバを得ることが比較的容易であり、曲げ
損失も加工前の光ファイバに劣らないものである。しか
しながら、拡散制御のための温度条件の設定が難しく、
長時間の加熱工程が必要であるため機械的強度が低下し
易いという不都合があった。また上記アップテーパ光フ
ァイバは作業効率が悪く、線引き工程においてファイバ
径およびコア径を制御するのが困難であり、再現性が劣
る等、所望の光ファイバを精度良く得るのが困難であっ
た。
ァイバは加工工程が容易で、所望の光ファイバを得るこ
とが比較的容易であるが、細径化された部位で曲げ損失
が発生し易く、機械的強度に劣るものであった。これに
対して、上記コア拡散光ファイバは、加工工程が容易で
所望の光ファイバを得ることが比較的容易であり、曲げ
損失も加工前の光ファイバに劣らないものである。しか
しながら、拡散制御のための温度条件の設定が難しく、
長時間の加熱工程が必要であるため機械的強度が低下し
易いという不都合があった。また上記アップテーパ光フ
ァイバは作業効率が悪く、線引き工程においてファイバ
径およびコア径を制御するのが困難であり、再現性が劣
る等、所望の光ファイバを精度良く得るのが困難であっ
た。
【0006】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、コア径拡大光ファイバの製造方法に関し、機械的強
度や曲げ損失特性に優れた、所望のコア径拡大光ファイ
バを容易に製造することができるようにした製造方法を
提供することを目的とする。
で、コア径拡大光ファイバの製造方法に関し、機械的強
度や曲げ損失特性に優れた、所望のコア径拡大光ファイ
バを容易に製造することができるようにした製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のコア径拡大光
ファイバの製造方法は、光ファイバの被拡径部位を加熱
しつつ、光ファイバの長手方向に沿い、かつ互いに向き
合う力を該被拡径部位に加えることを前記課題の解決手
段とした。
ファイバの製造方法は、光ファイバの被拡径部位を加熱
しつつ、光ファイバの長手方向に沿い、かつ互いに向き
合う力を該被拡径部位に加えることを前記課題の解決手
段とした。
【0008】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。図1ない
し図5は本発明の実施例を示したものである。本発明の
コア径拡大光ファイバの製造方法は、例えば図1に第1
の例として示すような装置を好適に用いて実施すること
ができる。この装置は対向する一対の放電電極4,4
と、光ファイバ1をその被覆部にて保持する被覆部ホル
ダー3とによって概略構成されている。まず、光ファイ
バ1の被拡径部位の被覆層2を除去して、光ファイバ1
を剥出しの状態とする。次いで、被覆部ホルダー3に光
ファイバ1の被覆層2部分を固定し、この光ファイバ1
の長手方向と、対向する放電電極4,4とが垂直にな
り、かつ被拡径部位が対向する放電電極4,4の間に位
置するように、光ファイバ1を配置する。この状態で放
電を行って光ファイバ1を加熱し、続いて被覆部ホルダ
ー3を光ファイバ1の長手方向に移動させて、この加熱
された被拡径部位に対して光フイバ1の長手方向の両方
向(図中、矢印で示す)から力を加える。このことによ
り、加熱されて溶融状態にある被拡径部位は、長手方向
の両方向から押し込まれた状態となり、図2に示すよう
に光ファイバ1を構成するコア5、クラッド6が拡大
し、ファイバ径およびコア径が拡大し、コア拡径部位7
となる。またこのとき、被拡径部位を押し込むのは、一
方向からだけでもよい。さらに必要に応じて所定時間放
電状態を維持した後、放電を止める。
し図5は本発明の実施例を示したものである。本発明の
コア径拡大光ファイバの製造方法は、例えば図1に第1
の例として示すような装置を好適に用いて実施すること
ができる。この装置は対向する一対の放電電極4,4
と、光ファイバ1をその被覆部にて保持する被覆部ホル
ダー3とによって概略構成されている。まず、光ファイ
バ1の被拡径部位の被覆層2を除去して、光ファイバ1
を剥出しの状態とする。次いで、被覆部ホルダー3に光
ファイバ1の被覆層2部分を固定し、この光ファイバ1
の長手方向と、対向する放電電極4,4とが垂直にな
り、かつ被拡径部位が対向する放電電極4,4の間に位
置するように、光ファイバ1を配置する。この状態で放
電を行って光ファイバ1を加熱し、続いて被覆部ホルダ
ー3を光ファイバ1の長手方向に移動させて、この加熱
された被拡径部位に対して光フイバ1の長手方向の両方
向(図中、矢印で示す)から力を加える。このことによ
り、加熱されて溶融状態にある被拡径部位は、長手方向
の両方向から押し込まれた状態となり、図2に示すよう
に光ファイバ1を構成するコア5、クラッド6が拡大
し、ファイバ径およびコア径が拡大し、コア拡径部位7
となる。またこのとき、被拡径部位を押し込むのは、一
方向からだけでもよい。さらに必要に応じて所定時間放
電状態を維持した後、放電を止める。
【0009】このようにして、光ファイバの中途部位で
ファイバ径およびコア径が拡大されたコア径拡大光ファ
イバを容易に得ることができる。ここで得られたコア径
拡大光ファイバは図2に示すように、ファイバ径が最大
となる部位、またはこの近傍においてコア径も最大とな
る。したがって、ファイバ径が最大となる部位またはこ
の近傍において、この光ファイバ1を切断するか、ある
いはこの部位に切欠部を設ける等して埋込型素子を埋込
むことができる。
ファイバ径およびコア径が拡大されたコア径拡大光ファ
イバを容易に得ることができる。ここで得られたコア径
拡大光ファイバは図2に示すように、ファイバ径が最大
となる部位、またはこの近傍においてコア径も最大とな
る。したがって、ファイバ径が最大となる部位またはこ
の近傍において、この光ファイバ1を切断するか、ある
いはこの部位に切欠部を設ける等して埋込型素子を埋込
むことができる。
【0010】ここで、本発明の製造方法における加熱時
間および温度等のパラメータは放電時間、放電電力を電
気的に制御することによって、容易に制御できる。した
がって本発明の製造方法は制御性、再現性に優れ、各種
の光ファイバに対しても容易に適用して、精度良く拡径
加工を施すことができ、生産性、汎用性に富むものであ
る。また、拡径部の径の大きさは押し込み速度および押
し込み時間等の条件を適宜設定することによって、容易
に所望の拡径部を有する光ファイバを得ることができ
る。
間および温度等のパラメータは放電時間、放電電力を電
気的に制御することによって、容易に制御できる。した
がって本発明の製造方法は制御性、再現性に優れ、各種
の光ファイバに対しても容易に適用して、精度良く拡径
加工を施すことができ、生産性、汎用性に富むものであ
る。また、拡径部の径の大きさは押し込み速度および押
し込み時間等の条件を適宜設定することによって、容易
に所望の拡径部を有する光ファイバを得ることができ
る。
【0011】また、本発明の方法によって拡径加工を施
す光ファイバの材質は、加熱によって軟化するものであ
ればよく、ガラスに限らずプラスチックを用いて製造さ
れた光ファイバに対しても適用することができる。さら
に、加熱手段としては、放電に限らず任意の方法で行う
ことができるが、放電を用いることによって、加熱の制
御性が良くなり、短時間で拡径加工を行うことができ、
熱に起因する光ファイバの劣化や、不要な拡散による損
失増加といった悪影響を最小限にすることができる。
す光ファイバの材質は、加熱によって軟化するものであ
ればよく、ガラスに限らずプラスチックを用いて製造さ
れた光ファイバに対しても適用することができる。さら
に、加熱手段としては、放電に限らず任意の方法で行う
ことができるが、放電を用いることによって、加熱の制
御性が良くなり、短時間で拡径加工を行うことができ、
熱に起因する光ファイバの劣化や、不要な拡散による損
失増加といった悪影響を最小限にすることができる。
【0012】本発明の他の実施例について説明する。図
3に本発明を実施するために好適に用いられる装置の第
2の例を示す。この例は上記実施例の被覆部ホルダー3
に加えて、光ファイバ1が剥出しにされた部分を保持す
る光ファイバホルダー8を設けたものである。この装置
によっても上記第1の実施例と同様の効果が得られる。
3に本発明を実施するために好適に用いられる装置の第
2の例を示す。この例は上記実施例の被覆部ホルダー3
に加えて、光ファイバ1が剥出しにされた部分を保持す
る光ファイバホルダー8を設けたものである。この装置
によっても上記第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0013】さらに本発明の製造方法は、図4に第3の
例を示すように、複数本の光ファイバ1,1…が一括被
覆層9にてテープ状に一体化された光ファイバテープ心
線に対しても適用することができる。この例において
は、被拡径部位の一括被覆層9を除去して複数本の光フ
ァイバ1,1…を剥出しの状態にした後、この複数本の
光ファイバ1,1…に対して上記第1の例に示した方法
と同様の加熱、押し込みを行う。ここで、光ファイバ
1,1…が位置する面と、対向する放電電極4,4が位
置する面とが平行になるように光ファイバ1,1…を配
置するのが好ましい。すなわち複数本の光ファイバ1,
1…の上方または下方で放電が起こり、これらの光ファ
イバ1,1…が均一に加熱されるように、光ファイバ
1,1…を好適に配置する。またこのとき、光ファイバ
1,1…を固定するために被覆部ホルダー3に加えて光
ファイバホルダー8を用いるのが好ましい。
例を示すように、複数本の光ファイバ1,1…が一括被
覆層9にてテープ状に一体化された光ファイバテープ心
線に対しても適用することができる。この例において
は、被拡径部位の一括被覆層9を除去して複数本の光フ
ァイバ1,1…を剥出しの状態にした後、この複数本の
光ファイバ1,1…に対して上記第1の例に示した方法
と同様の加熱、押し込みを行う。ここで、光ファイバ
1,1…が位置する面と、対向する放電電極4,4が位
置する面とが平行になるように光ファイバ1,1…を配
置するのが好ましい。すなわち複数本の光ファイバ1,
1…の上方または下方で放電が起こり、これらの光ファ
イバ1,1…が均一に加熱されるように、光ファイバ
1,1…を好適に配置する。またこのとき、光ファイバ
1,1…を固定するために被覆部ホルダー3に加えて光
ファイバホルダー8を用いるのが好ましい。
【0014】あるいは、本発明の製造方法は、連続した
一本の光ファイバ1の中途部位に加熱、押し込みを施し
てこの部位を拡径する他に、図5に第4の例として示す
ように、予め切断された2本の光ファイバ1,1を接続
すると同時に拡径加工を施すことができる。この例にお
いては、2本の光ファイバ1,1を、その端面を突き合
わせた状態で被覆部ホルダー3および光ファイバホルダ
ー8に固定し、対向する放電電極4,4の先端がこの光
ファイバ1,1の突き合わせ部の近傍に位置するように
光ファイバ1,1を配置する。この状態で、光ファイバ
1,1の端部に対して上記第1の例と同様にして、加
熱、押し込みを行うことによって、光ファイバ1,1を
接続するとともに、その接続部においてファイバ径およ
びコア径を拡大することができる。この方法において
は、被覆部ホルダー3および光ファイバホルダー8に固
定された2本の光ファイバ1,1を精密に軸合わせした
後に、加熱、押し込みを行うことにより、光ファイバの
捩れ、軸ずれ等を防止することが容易となる。このこと
により、偏波面保持構造を有する光ファイバ1,1に対
しても、押し込みによって偏波面の捩れが生じるのを防
止して、拡径部位においてもその偏波面保持構造を維持
した状態で、拡径加工を施すことができる。
一本の光ファイバ1の中途部位に加熱、押し込みを施し
てこの部位を拡径する他に、図5に第4の例として示す
ように、予め切断された2本の光ファイバ1,1を接続
すると同時に拡径加工を施すことができる。この例にお
いては、2本の光ファイバ1,1を、その端面を突き合
わせた状態で被覆部ホルダー3および光ファイバホルダ
ー8に固定し、対向する放電電極4,4の先端がこの光
ファイバ1,1の突き合わせ部の近傍に位置するように
光ファイバ1,1を配置する。この状態で、光ファイバ
1,1の端部に対して上記第1の例と同様にして、加
熱、押し込みを行うことによって、光ファイバ1,1を
接続するとともに、その接続部においてファイバ径およ
びコア径を拡大することができる。この方法において
は、被覆部ホルダー3および光ファイバホルダー8に固
定された2本の光ファイバ1,1を精密に軸合わせした
後に、加熱、押し込みを行うことにより、光ファイバの
捩れ、軸ずれ等を防止することが容易となる。このこと
により、偏波面保持構造を有する光ファイバ1,1に対
しても、押し込みによって偏波面の捩れが生じるのを防
止して、拡径部位においてもその偏波面保持構造を維持
した状態で、拡径加工を施すことができる。
【0015】(実施例)光ファイバの例として偏波面保
持構造を有するPANDAファイバ1を用い、コア径の
拡大を行った。このPANDAファイバ1の断面形状を
図6に示す。図中符号5はコア、6はクラッド、10は
応力付与部を示す。このPANDAファイバ1のファイ
バ径、コア径、応力付与部径は以下の通りであった。 ファイバ径 123.6μm コア径 7.8μm 応力付与部径 34.2μm まずPANDAファイバ1を予め切断し、それぞれの端
部の被覆層2を除去し、PANDAファイバ1を剥出し
の状態とした。次いで、このPANDAファイバ1を図
5に示すように被覆部ホルダー3および光ファイバホル
ダー8に固定し、軸合わせを行った。この状態で放電を
行ってPANDAファイバ1の端部を加熱した。このと
きの放電電流は17.4mAとし、0.2秒間の予熱の
後、被覆部ホルダー3および光ファイバホルダー8をP
ANDAファイバ1の長手方向に移動させて、押し込み
を行った。このときの平均押し込み相対速度は517μ
m/秒、押し込み時間は0.325秒とした。さらに放
電状態を保ち、放電を開始してから3.5秒後に放電を
止めた。得られたPANDAファイバ1のファイバ径が
最大の部位でこのPANDAファイバ1を切断し、断面
のファイバ径、コア径、応力付与部径を測ったところ以
下の通りであった。 加工後のファイバ径 153.5μm 加工後のコア径 10.5μm 加工後の応力付与部径 44.0μm 以上のようにして、コア径が拡大されたPANDAファ
イバが得られた。また、このようにして得られたPAN
DAファイバは、その偏波面に捩れは認められず、接続
損失特性だけでなく、機械的強度や曲げ損失特性にも優
れるものであった。
持構造を有するPANDAファイバ1を用い、コア径の
拡大を行った。このPANDAファイバ1の断面形状を
図6に示す。図中符号5はコア、6はクラッド、10は
応力付与部を示す。このPANDAファイバ1のファイ
バ径、コア径、応力付与部径は以下の通りであった。 ファイバ径 123.6μm コア径 7.8μm 応力付与部径 34.2μm まずPANDAファイバ1を予め切断し、それぞれの端
部の被覆層2を除去し、PANDAファイバ1を剥出し
の状態とした。次いで、このPANDAファイバ1を図
5に示すように被覆部ホルダー3および光ファイバホル
ダー8に固定し、軸合わせを行った。この状態で放電を
行ってPANDAファイバ1の端部を加熱した。このと
きの放電電流は17.4mAとし、0.2秒間の予熱の
後、被覆部ホルダー3および光ファイバホルダー8をP
ANDAファイバ1の長手方向に移動させて、押し込み
を行った。このときの平均押し込み相対速度は517μ
m/秒、押し込み時間は0.325秒とした。さらに放
電状態を保ち、放電を開始してから3.5秒後に放電を
止めた。得られたPANDAファイバ1のファイバ径が
最大の部位でこのPANDAファイバ1を切断し、断面
のファイバ径、コア径、応力付与部径を測ったところ以
下の通りであった。 加工後のファイバ径 153.5μm 加工後のコア径 10.5μm 加工後の応力付与部径 44.0μm 以上のようにして、コア径が拡大されたPANDAファ
イバが得られた。また、このようにして得られたPAN
DAファイバは、その偏波面に捩れは認められず、接続
損失特性だけでなく、機械的強度や曲げ損失特性にも優
れるものであった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のコア径拡
大光ファイバの製造方法は、光ファイバの被拡径部位を
加熱しつつ、光ファイバの長手方向に沿い、かつ互いに
向き合う力を該被拡径部位に加えるものである。また、
被拡径部位の加熱手段としては放電を好適に用いること
ができるものである。したがって、容易かつ短時間の加
工工程でコア径拡大光ファイバを製造することができ、
モードフィールド径が拡大された光ファイバが得られ
る。これに埋込型素子を埋込んで用いることにより、回
折損失を低減させることができ、優れた光部品を構成す
ることができる。
大光ファイバの製造方法は、光ファイバの被拡径部位を
加熱しつつ、光ファイバの長手方向に沿い、かつ互いに
向き合う力を該被拡径部位に加えるものである。また、
被拡径部位の加熱手段としては放電を好適に用いること
ができるものである。したがって、容易かつ短時間の加
工工程でコア径拡大光ファイバを製造することができ、
モードフィールド径が拡大された光ファイバが得られ
る。これに埋込型素子を埋込んで用いることにより、回
折損失を低減させることができ、優れた光部品を構成す
ることができる。
【0017】また本発明の製造方法は、各種の光ファイ
バに対しても、放電時間、放電電力を電気的に操作し、
加熱時間および温度等を制御することによって、容易に
適用して、精度良く拡径加工を施すことができ、生産
性、汎用性に富むものである。さらに、押し込み速度お
よび押し込み時間等の条件を適宜設定することによっ
て、容易に拡径部の径を制御することができ、所望の大
きさの拡径部を有する光ファイバを製造することができ
る。
バに対しても、放電時間、放電電力を電気的に操作し、
加熱時間および温度等を制御することによって、容易に
適用して、精度良く拡径加工を施すことができ、生産
性、汎用性に富むものである。さらに、押し込み速度お
よび押し込み時間等の条件を適宜設定することによっ
て、容易に拡径部の径を制御することができ、所望の大
きさの拡径部を有する光ファイバを製造することができ
る。
【0018】また、本発明の方法によって拡径加工を施
す光ファイバの材質は、加熱によって軟化するものであ
ればよく、ガラスに限らずプラスチックを用いて製造さ
れた光ファイバに対しても適用することができる。さら
には、通常のシングルモードファイバ等のみならず、偏
波面保持構造を有する光ファイバに対しても、拡径加工
による捩れを防止し、コア拡径部においてもその偏波面
保持構造を維持しつつ拡径加工を行うことができる。
す光ファイバの材質は、加熱によって軟化するものであ
ればよく、ガラスに限らずプラスチックを用いて製造さ
れた光ファイバに対しても適用することができる。さら
には、通常のシングルモードファイバ等のみならず、偏
波面保持構造を有する光ファイバに対しても、拡径加工
による捩れを防止し、コア拡径部においてもその偏波面
保持構造を維持しつつ拡径加工を行うことができる。
【0019】本発明の製造方法によって得られたコア径
拡大光ファイバは、曲げ損失特性に優れるとともに、短
時間の加熱で加工が完了するので、熱に起因する機械的
強度の低減を図ることができるとともに、不要な拡散に
よる損失増加といった悪影響を最小限にすることができ
る。
拡大光ファイバは、曲げ損失特性に優れるとともに、短
時間の加熱で加工が完了するので、熱に起因する機械的
強度の低減を図ることができるとともに、不要な拡散に
よる損失増加といった悪影響を最小限にすることができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施例を示す説明図である。
【図2】 コア拡径部位を示す拡大断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す説明図である。
【図4】 本発明の第3の実施例を示す説明図である。
【図5】 本発明の第4の実施例を示す説明図である。
【図6】 PANDAファイバを示す断面図である。
【図7】 ダウンテーパ光ファイバを示す断面図であ
る。
る。
【図8】 コア拡散光ファイバを示す断面図である。
【図9】 アップテーパ光ファイバを示す断面図であ
る。
る。
1…光ファイバ、4…放電電極、5…コア、7…コア拡
径部位
径部位
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ファイバの被拡径部位を加熱しつつ、
光ファイバの長手方向に沿い、かつ互いに向き合う力を
該被拡径部位に加えることを特徴とするコア径拡大光フ
ァイバの製造方法。 【請求項2】 上記光ファイバの被拡径部位の加熱を放
電によって行うことを特徴とする請求項1記載のコア径
拡大光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183392A JPH055808A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | コア径拡大光フアイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183392A JPH055808A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | コア径拡大光フアイバの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055808A true JPH055808A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16134976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3183392A Withdrawn JPH055808A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | コア径拡大光フアイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055808A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011107504A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Ntt Electornics Corp | 光ファイバ処理装置及び光ファイバ処理方法 |
| WO2017025197A1 (de) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | Fiberware Generalunternehmen für Nachrichtentechnik GmbH | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines im durchmesser vergrösserten faserendes an einer lichtleitfaser |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3183392A patent/JPH055808A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011107504A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Ntt Electornics Corp | 光ファイバ処理装置及び光ファイバ処理方法 |
| WO2017025197A1 (de) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | Fiberware Generalunternehmen für Nachrichtentechnik GmbH | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines im durchmesser vergrösserten faserendes an einer lichtleitfaser |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS60111202A (ja) | 集中光学減衰器の製作方法 | |
| US8490435B2 (en) | Optical fiber end processing method and optical fiber end processing apparatus | |
| JP5416721B2 (ja) | 光ファイバ端部加工方法および光ファイバ端部加工装置 | |
| JPH04270304A (ja) | 溶融ファイバオプチックカプラ | |
| JPH055808A (ja) | コア径拡大光フアイバの製造方法 | |
| JPH0463367B2 (ja) | ||
| JPH07218731A (ja) | プラスチックファイバの端面処理方法及び端面処理装置 | |
| JPH0449084B2 (ja) | ||
| JPS62184403A (ja) | 光フアイバの融着接続方法 | |
| JP2776467B2 (ja) | 多心光ファイバの融着接続方法 | |
| JPS63271208A (ja) | 光溶融カプラの補強方法 | |
| JPH06281837A (ja) | 光ファイバーの接続方法及びそれによるカップラ− | |
| JPS6240685B2 (ja) | ||
| JP2919846B2 (ja) | 光ファイバカプラ補強ケースの製造方法 | |
| JPH04134406A (ja) | カプラーの製造方法 | |
| JP2800601B2 (ja) | 光ファイバカプラの製造方法 | |
| JP3066444B2 (ja) | 広帯域光ファイバカプラの製造方法 | |
| JP2837517B2 (ja) | 光ファイバの端末処理方法及び光コネクタの製造方法 | |
| JPH05142442A (ja) | 光フアイバの融着接続方法 | |
| JPH09230170A (ja) | 光コネクタの製造方法 | |
| JPH01224707A (ja) | 光フアイバの融着接続方法 | |
| JPH08146246A (ja) | 光ファイバ型カプラとその製造方法 | |
| JPS58108502A (ja) | 光フアイバの周側面処理方法 | |
| JPH05288953A (ja) | 光ファイバカプラとその製法 | |
| JP2002207138A (ja) | 光ファイバ素子製造方法および光ファイバ素子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |