JPH055907B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH055907B2 JPH055907B2 JP1398585A JP1398585A JPH055907B2 JP H055907 B2 JPH055907 B2 JP H055907B2 JP 1398585 A JP1398585 A JP 1398585A JP 1398585 A JP1398585 A JP 1398585A JP H055907 B2 JPH055907 B2 JP H055907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear
- test piece
- resistance
- alumina
- combination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 11
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims description 8
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 7
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229910001096 P alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 claims description 4
- DPTATFGPDCLUTF-UHFFFAOYSA-N phosphanylidyneiron Chemical compound [Fe]#P DPTATFGPDCLUTF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 claims description 2
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 28
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001141 Ductile iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000003733 fiber-reinforced composite Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 2
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 2
- 229910000861 Mg alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- SNAAJJQQZSMGQD-UHFFFAOYSA-N aluminum magnesium Chemical compound [Mg].[Al] SNAAJJQQZSMGQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 231100000241 scar Toxicity 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/04—Composite, e.g. fibre-reinforced
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、相対的に摺動する二つの部材におい
て、双方の耐摩耗性および耐スカツフイング性の
向上を図つた摺動部材に関する。 (従来の技術) 相対的に摺動する二つの部材においては、部材
相互の組合せによつて耐摩耗性、耐スカツフイン
性が低下し、早期寿命を来たすことがある。 例えば自動車用内燃機関においては、近時軽量
化のためにシリンダブロツクやピストンのアルミ
ニウム合金化が図られているが、この場合、相対
的に摺動するシリンダブロツクやピストンとが同
材質であるため、双方にスカツフイングや摩耗が
発生し易い状況となり、特にピストンのスカート
部と接するシリンダブロツクの摺動面部すなわち
ボア面に著しいスカツフイングが発生することが
往々にしてあつた。このスカツフイング対策とし
て、従来ピストンのスカート部に鉄メツキを施す
ことが一部試みられているが、これによつてもな
お満足する程度にスカツフイングの発生を抑える
ことができなかつた。 そこで、シリンダブロツクのボア面を、アルミ
ニウム合金のような軽金属をマトリツクスとし、
各種の無機質繊維で強化した複合金属材料にて形
成することが検討されている。このような繊維強
化複合金属材料の一つとして、アルミニウム、マ
グネシウムまたはそれらの合金を母材とし、アル
ミナ質繊維によつて強化した複合金属材料が既に
知られており、これを用いれば、前記ボア面の耐
スカツフイング性を向上させることができると期
待され、実際にその効果が確認されている。しか
しながら、ボア面における前記繊維強化複合金属
材料の採用により、逆にピストンのスカート部の
スカツフイングや摩耗が著しく増大することとな
り、本質的な問題解決には至つていないのが現状
である。 (発明が解決しようとする問題点) すなわち、相対的に摺動する二つの部材を考え
た場合、既存の技術の組合せでは、双方で耐摩耗
性と耐スカツフイング性の両特性を満足させるこ
とが困難で、新たな摺動部材の開発が望まれてい
た。 (問題を解決するための手段) 本発明は、上記現状に鑑みてなされたもので、
相対的に摺動する二つの部材の、一方の部材の少
くとも摺動面部を、アルミニウム、マグネシウム
およびそれらの合金等の軽金属を母材とし、重量
比率でアルミナを40%以上含むアルミナ−シリカ
繊維によつて強化された複合金属材料で形成し、
他方の部材を、その摺動面部に重量比率でリンを
0.5〜15%含む鉄−リン合金メツキが施された金
属で形成するようにしたことを要旨とする。 (作用) 上記構成の摺動部材において、相対的に摺動す
る二つの部材は、それぞれ優れた耐摩耗性を有す
るばかりか相互に優れた耐摩耗性を呈し、さらに
は相互の耐焼付性が向上して優れた耐スカツフイ
ング性を呈するようになる。 そしてこれを、例えば自動車用内燃機関に利用
すれば、すなわち、繊維強化した部材をシリンダ
ブロツクのボア内面に、Fe−Pメツキした部材
をピストンのスカート部に用いれば、軽金属使用
による軽量化を達成する中で、耐摩耗性と耐スカ
ツフイング性に優れた機関の実現が可能になる。 ここで、Al2O3−SiO2繊維中に占めるAl2O3の
割合を重量比率で40%以上としたのは、それが40
%未満では繊維自体の硬さが低下して軽金属の強
化効果が期待できない理由による。またFe−P
合金メツキ層中に占めるPの割合を重量比率で
0.5〜15%としたのは、それが0.5%未満では耐焼
付性の向上にほとんど効果がなく、一方、15%を
越えると、メツキ層の靱性が低下し、メツキのは
くりや該はくりによる耐焼付性の低下が見られる
理由による。 (実施例) 以下、本発明の実施例を比較例と対比しつゝ説
明する。 実施例 1 アルミニウム合金(JIS AC8A)を母材とし、
これに、繊維径2.8μmのアルミナ−シリカ
(55wt% Al2O3−45wt% SiO2)繊維をカサ密
度0.16g/cm3にて無作為に配向した繊維成形体を
添加することにより複合金属材料を製造し、これ
から、大きさが16×6×10mmであり、その一つの
面(16×6mm)を被試験面とするブロツク試験片
を作成し、これを後述する摩耗試験に供した。 一方、上記ブロツクの相手部材となる円筒試験
片を、外径35mm、内径30mm、幅10mm、大きさと
し、これを表に示す種々の材料から作成した。 摩耗試験は、機械試験所型摩擦摩耗試験機を用
い、これに上記ブロツク試験片と円筒試験片と
を、表に示すA〜Eの組合せでセツトし、それら
の接触部に温度150℃の潤滑油(キヤツスルモー
タオイル5W−30)を供給しつゝ押付荷重60Kg、
回転数160rpmの条件で円筒試験片を1時間回転
させることにより行い、試験後、ブロツク試験片
については摩耗痕深さを測定することにより、円
筒試験片については摩耗減量を測定することによ
り、それぞれ摩耗量を求めた。
て、双方の耐摩耗性および耐スカツフイング性の
向上を図つた摺動部材に関する。 (従来の技術) 相対的に摺動する二つの部材においては、部材
相互の組合せによつて耐摩耗性、耐スカツフイン
性が低下し、早期寿命を来たすことがある。 例えば自動車用内燃機関においては、近時軽量
化のためにシリンダブロツクやピストンのアルミ
ニウム合金化が図られているが、この場合、相対
的に摺動するシリンダブロツクやピストンとが同
材質であるため、双方にスカツフイングや摩耗が
発生し易い状況となり、特にピストンのスカート
部と接するシリンダブロツクの摺動面部すなわち
ボア面に著しいスカツフイングが発生することが
往々にしてあつた。このスカツフイング対策とし
て、従来ピストンのスカート部に鉄メツキを施す
ことが一部試みられているが、これによつてもな
お満足する程度にスカツフイングの発生を抑える
ことができなかつた。 そこで、シリンダブロツクのボア面を、アルミ
ニウム合金のような軽金属をマトリツクスとし、
各種の無機質繊維で強化した複合金属材料にて形
成することが検討されている。このような繊維強
化複合金属材料の一つとして、アルミニウム、マ
グネシウムまたはそれらの合金を母材とし、アル
ミナ質繊維によつて強化した複合金属材料が既に
知られており、これを用いれば、前記ボア面の耐
スカツフイング性を向上させることができると期
待され、実際にその効果が確認されている。しか
しながら、ボア面における前記繊維強化複合金属
材料の採用により、逆にピストンのスカート部の
スカツフイングや摩耗が著しく増大することとな
り、本質的な問題解決には至つていないのが現状
である。 (発明が解決しようとする問題点) すなわち、相対的に摺動する二つの部材を考え
た場合、既存の技術の組合せでは、双方で耐摩耗
性と耐スカツフイング性の両特性を満足させるこ
とが困難で、新たな摺動部材の開発が望まれてい
た。 (問題を解決するための手段) 本発明は、上記現状に鑑みてなされたもので、
相対的に摺動する二つの部材の、一方の部材の少
くとも摺動面部を、アルミニウム、マグネシウム
およびそれらの合金等の軽金属を母材とし、重量
比率でアルミナを40%以上含むアルミナ−シリカ
繊維によつて強化された複合金属材料で形成し、
他方の部材を、その摺動面部に重量比率でリンを
0.5〜15%含む鉄−リン合金メツキが施された金
属で形成するようにしたことを要旨とする。 (作用) 上記構成の摺動部材において、相対的に摺動す
る二つの部材は、それぞれ優れた耐摩耗性を有す
るばかりか相互に優れた耐摩耗性を呈し、さらに
は相互の耐焼付性が向上して優れた耐スカツフイ
ング性を呈するようになる。 そしてこれを、例えば自動車用内燃機関に利用
すれば、すなわち、繊維強化した部材をシリンダ
ブロツクのボア内面に、Fe−Pメツキした部材
をピストンのスカート部に用いれば、軽金属使用
による軽量化を達成する中で、耐摩耗性と耐スカ
ツフイング性に優れた機関の実現が可能になる。 ここで、Al2O3−SiO2繊維中に占めるAl2O3の
割合を重量比率で40%以上としたのは、それが40
%未満では繊維自体の硬さが低下して軽金属の強
化効果が期待できない理由による。またFe−P
合金メツキ層中に占めるPの割合を重量比率で
0.5〜15%としたのは、それが0.5%未満では耐焼
付性の向上にほとんど効果がなく、一方、15%を
越えると、メツキ層の靱性が低下し、メツキのは
くりや該はくりによる耐焼付性の低下が見られる
理由による。 (実施例) 以下、本発明の実施例を比較例と対比しつゝ説
明する。 実施例 1 アルミニウム合金(JIS AC8A)を母材とし、
これに、繊維径2.8μmのアルミナ−シリカ
(55wt% Al2O3−45wt% SiO2)繊維をカサ密
度0.16g/cm3にて無作為に配向した繊維成形体を
添加することにより複合金属材料を製造し、これ
から、大きさが16×6×10mmであり、その一つの
面(16×6mm)を被試験面とするブロツク試験片
を作成し、これを後述する摩耗試験に供した。 一方、上記ブロツクの相手部材となる円筒試験
片を、外径35mm、内径30mm、幅10mm、大きさと
し、これを表に示す種々の材料から作成した。 摩耗試験は、機械試験所型摩擦摩耗試験機を用
い、これに上記ブロツク試験片と円筒試験片と
を、表に示すA〜Eの組合せでセツトし、それら
の接触部に温度150℃の潤滑油(キヤツスルモー
タオイル5W−30)を供給しつゝ押付荷重60Kg、
回転数160rpmの条件で円筒試験片を1時間回転
させることにより行い、試験後、ブロツク試験片
については摩耗痕深さを測定することにより、円
筒試験片については摩耗減量を測定することによ
り、それぞれ摩耗量を求めた。
【表】
上記摩耗試験結果を図面に示す。
これより、アルミナ−シリカ繊維強化アルミニ
ウム合金に対するに本発明の範囲に含まれる組合
せCのものは、ブロツク試験片、円筒試験片とも
他の組合せ(A、B、D、E)に比して摩耗量が
少なく、その耐摩耗性に優れていることが解つ
た。また本発明の範囲を外れる他の組合せの中で
は、円筒試験片として鉄メツキをしたものを選択
した組合せBが比較的摩耗量が少なく、一方、同
様に球状黒鉛鋳鉄そのものを選択した組合せDが
比較的摩耗量が多いことが解つた。さらに硬質ク
ロムメツキを施した材料を選択した組合せAおよ
びアルミニウム合金そのものを選択した組合せE
の場合、ブロツク試験片と円筒試験片のいずれか
一方で摩耗量が少くても他方で摩耗量が多くなる
という不安定な結果を示した。 なお、マグネシウムおよびアルミニウム−マグ
ネシウム合金を母材とし、これを上記実施例同様
のアルミナ−シリカ繊維で強化した複合金属材料
にてブロツク試験片を作成し、上述の摩耗試験片
を行つたところ、図に示す結果と実質的に同様の
結果が得られた。 実施例 2 実施例1のブロツク試験片と同一のアルミナ−
シリカ繊維強化アルミニウム合金から、外径25.6
mm、内径20.0mm、厚さ16mm大きさの円筒試験片S
1を作成するとともに、実施例1の円筒試験片と
同一の材料から前記円筒試験片S1と同一大きさ
の円筒試験片S2を作成し、前記表に示した内容
と同一の組合せ態様で、焼付試験に供した。 焼付試験は、回転摩擦試験機を用い、上記二つ
の円筒試験片S1,S2の端面を突き合せてセツ
トし、その接触部に潤滑油(キヤツスルモータオ
イルSAE30)を供給しつつ、回転数1000rpmで回
転させ、その時の押付荷重を10Kgから500Kgまで
増加させて焼付限度荷重を求めた。 この結果、一方の円筒試験片S2として鉄−リ
ン合金メツキを施した材料を選択した本発明の範
囲に含まれる組合せのものCは、押付荷重500Kg
でも焼付きを発生しなかつたが、硬質クロムメツ
キを施した材料を選択した組合せA、鉄メツキを
施した材料を選択した組合せB、球状黒鉛鋳鉄そ
のものを選択した組合せD、アルミニウム合金そ
のものを選択した組合せEの場合は、押付荷重
300〜350Kgまで焼付きを発生し、本発明にかゝる
摺動部材の耐スカツフイング性に優れていること
が確認できた。 (発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にかゝる
摺動部材は、相対的に摺動する二つの部材の一方
を、軽金属を母材とし、アルミナ−シリカ繊維に
よつて強化された複合金属材料で形成し、他方の
部材を鉄−リン合金メツキされた金属で形成した
ので、二つ部材相互の耐摩耗性と耐スカツフイン
グ性とが著しく向上する効果が得られた。 また、本摺動部材は、例えば自動用内燃機関の
シリンダブロツクとピストンとの摺動部位に適用
し軽量化と機関寿命の延長とを達成することがで
き、そのおよぼす効果大なるものがある。
ウム合金に対するに本発明の範囲に含まれる組合
せCのものは、ブロツク試験片、円筒試験片とも
他の組合せ(A、B、D、E)に比して摩耗量が
少なく、その耐摩耗性に優れていることが解つ
た。また本発明の範囲を外れる他の組合せの中で
は、円筒試験片として鉄メツキをしたものを選択
した組合せBが比較的摩耗量が少なく、一方、同
様に球状黒鉛鋳鉄そのものを選択した組合せDが
比較的摩耗量が多いことが解つた。さらに硬質ク
ロムメツキを施した材料を選択した組合せAおよ
びアルミニウム合金そのものを選択した組合せE
の場合、ブロツク試験片と円筒試験片のいずれか
一方で摩耗量が少くても他方で摩耗量が多くなる
という不安定な結果を示した。 なお、マグネシウムおよびアルミニウム−マグ
ネシウム合金を母材とし、これを上記実施例同様
のアルミナ−シリカ繊維で強化した複合金属材料
にてブロツク試験片を作成し、上述の摩耗試験片
を行つたところ、図に示す結果と実質的に同様の
結果が得られた。 実施例 2 実施例1のブロツク試験片と同一のアルミナ−
シリカ繊維強化アルミニウム合金から、外径25.6
mm、内径20.0mm、厚さ16mm大きさの円筒試験片S
1を作成するとともに、実施例1の円筒試験片と
同一の材料から前記円筒試験片S1と同一大きさ
の円筒試験片S2を作成し、前記表に示した内容
と同一の組合せ態様で、焼付試験に供した。 焼付試験は、回転摩擦試験機を用い、上記二つ
の円筒試験片S1,S2の端面を突き合せてセツ
トし、その接触部に潤滑油(キヤツスルモータオ
イルSAE30)を供給しつつ、回転数1000rpmで回
転させ、その時の押付荷重を10Kgから500Kgまで
増加させて焼付限度荷重を求めた。 この結果、一方の円筒試験片S2として鉄−リ
ン合金メツキを施した材料を選択した本発明の範
囲に含まれる組合せのものCは、押付荷重500Kg
でも焼付きを発生しなかつたが、硬質クロムメツ
キを施した材料を選択した組合せA、鉄メツキを
施した材料を選択した組合せB、球状黒鉛鋳鉄そ
のものを選択した組合せD、アルミニウム合金そ
のものを選択した組合せEの場合は、押付荷重
300〜350Kgまで焼付きを発生し、本発明にかゝる
摺動部材の耐スカツフイング性に優れていること
が確認できた。 (発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にかゝる
摺動部材は、相対的に摺動する二つの部材の一方
を、軽金属を母材とし、アルミナ−シリカ繊維に
よつて強化された複合金属材料で形成し、他方の
部材を鉄−リン合金メツキされた金属で形成した
ので、二つ部材相互の耐摩耗性と耐スカツフイン
グ性とが著しく向上する効果が得られた。 また、本摺動部材は、例えば自動用内燃機関の
シリンダブロツクとピストンとの摺動部位に適用
し軽量化と機関寿命の延長とを達成することがで
き、そのおよぼす効果大なるものがある。
図面は本発明にかゝる摺動部材と従来の摺動部
材との摩耗試験結果を示すグラフである。
材との摩耗試験結果を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 相対的に摺動する二つの部材の、一方の部材
の少くとも摺動面部を、アルミニウム、マグネシ
ウムおよびそれらの合金等を軽金属を母材とし、
重量比率でアルミナを40%以上含むアルミナ−シ
リカ繊維によつて強化された複合金属材料で形成
し、他方の部材を、その摺動面部に重量比率でリ
ンを0.5〜15%含む鉄−リン合金メツキが施され
た金属で形成したことを特徴とする摺動部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1398585A JPS61174399A (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1398585A JPS61174399A (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 摺動部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61174399A JPS61174399A (ja) | 1986-08-06 |
| JPH055907B2 true JPH055907B2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=11848517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1398585A Granted JPS61174399A (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | 摺動部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61174399A (ja) |
-
1985
- 1985-01-28 JP JP1398585A patent/JPS61174399A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61174399A (ja) | 1986-08-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3793990B2 (ja) | 内燃機関のシリンダライナとピストンリングの組合せ | |
| JP6112203B2 (ja) | 鉄系溶射被膜、これを用いた内燃機関用シリンダーブロック及び内燃機関用摺動機構 | |
| JPS6150131B2 (ja) | ||
| JPS6229499B2 (ja) | ||
| JPH0645861B2 (ja) | 摺動部材 | |
| JPH055907B2 (ja) | ||
| JPS616421A (ja) | コネクテイングロツド | |
| JP2003343353A (ja) | 内燃機関のシリンダとピストンリングの組み合わせ | |
| JPS6150130B2 (ja) | ||
| JPH0119456B2 (ja) | ||
| EP1580445B1 (en) | Transmission component of a metal matrix composite material | |
| JPS5893839A (ja) | 摺動用部材 | |
| JPS60251264A (ja) | 摺動部材 | |
| JPH07238331A (ja) | 摺動部材 | |
| JPH0338336B2 (ja) | ||
| JPS62282150A (ja) | ピストンリングとシリンダの組合せ | |
| JPH0416541B2 (ja) | ||
| KR100590941B1 (ko) | 실린더 블록의 용사코팅용 분말합금 조성물 | |
| JPH05312269A (ja) | ピストンリングとシリンダの組合せ | |
| JPH05231545A (ja) | ピストンリングとシリンダの組合せ | |
| JPH0341534B2 (ja) | ||
| JPH0357172B2 (ja) | ||
| JPS616419A (ja) | コネクテイングロツド | |
| JPH0230791B2 (ja) | ||
| JPS63277731A (ja) | 摺動体の組合せ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |