JPH0559172A - 芳香族ポリイミド - Google Patents
芳香族ポリイミドInfo
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- JPH0559172A JPH0559172A JP21740991A JP21740991A JPH0559172A JP H0559172 A JPH0559172 A JP H0559172A JP 21740991 A JP21740991 A JP 21740991A JP 21740991 A JP21740991 A JP 21740991A JP H0559172 A JPH0559172 A JP H0559172A
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- Japan
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- aromatic polyimide
- aromatic
- reaction
- polyimide
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】
【化1】
(但し、Rは下記構造式よりなるイミド単位を示し、式
中、Arは四価の芳香族系有機基である) 【化2】 を構成単位とし、固有粘度が0.3〜3である芳香族ポ
リイミド。 【効果】本発明の芳香族ポリイミドは、有機溶媒に可溶
であり、かかる特性を利用した成形方法を採用すること
ができる。例えば、本発明の芳香族ポリイミドは、有機
溶媒に適当な粘度となるように溶解し、キャスト成形、
射出成形等の成形方法により成形した後、該有機溶媒を
除去することにより成形することが可能である。また、
得られた成形体は、従来のポリイミドに匹敵する優れた
耐熱性を有する
中、Arは四価の芳香族系有機基である) 【化2】 を構成単位とし、固有粘度が0.3〜3である芳香族ポ
リイミド。 【効果】本発明の芳香族ポリイミドは、有機溶媒に可溶
であり、かかる特性を利用した成形方法を採用すること
ができる。例えば、本発明の芳香族ポリイミドは、有機
溶媒に適当な粘度となるように溶解し、キャスト成形、
射出成形等の成形方法により成形した後、該有機溶媒を
除去することにより成形することが可能である。また、
得られた成形体は、従来のポリイミドに匹敵する優れた
耐熱性を有する
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶媒に可溶で耐熱
性に優れた新規な芳香族ポリイミドに関するものであ
る。
性に優れた新規な芳香族ポリイミドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香族ポリイミドは有機溶媒に溶
解し難く、溶液重合法により製造を行う際、途中で生成
物が沈殿することにより高分子量のポリマーが得られな
いという欠点があった。また従来品は、その不溶不融な
性質から成形が困難であった。そこで、ポリイミド合成
の際の反応中間体であるポリアミド酸の状態で成型を行
う方法が用いられてきたが、ポリアミド酸の貯蔵安定性
が悪いことや、成型工程自体が複雑になるなどの欠点が
あった。
解し難く、溶液重合法により製造を行う際、途中で生成
物が沈殿することにより高分子量のポリマーが得られな
いという欠点があった。また従来品は、その不溶不融な
性質から成形が困難であった。そこで、ポリイミド合成
の際の反応中間体であるポリアミド酸の状態で成型を行
う方法が用いられてきたが、ポリアミド酸の貯蔵安定性
が悪いことや、成型工程自体が複雑になるなどの欠点が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性に優
れた芳香族ポリイミド化合物に、有機溶媒への溶解性を
付与することを課題とするものである。
れた芳香族ポリイミド化合物に、有機溶媒への溶解性を
付与することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリマー主鎖
に、トリフェニルホスフィン残基のような嵩高い置換基
を導入することにより、耐熱性を殆ど低下させずに有機
溶媒に対する溶解性を向上させうることを見い出し、本
発明の完成に至った。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリマー主鎖
に、トリフェニルホスフィン残基のような嵩高い置換基
を導入することにより、耐熱性を殆ど低下させずに有機
溶媒に対する溶解性を向上させうることを見い出し、本
発明の完成に至った。
【0005】即ち、本発明は、
【0006】
【化5】
【0007】(但し、Rは下記構造式よりなるイミド単
位を示し、該構造式中、Arは四価の芳香族系有機基で
ある)
位を示し、該構造式中、Arは四価の芳香族系有機基で
ある)
【0008】
【化6】
【0009】を構成単位とし、固有粘度が0.3〜3で
ある芳香族ポリイミド。
ある芳香族ポリイミド。
【0010】上記構成単位で示される本発明の芳香族イ
ミドにおいて、四価の芳香族有機基は、少なくとも1つ
の芳香環を有し、且つイミド単位のイミド結合と該芳香
環において結合可能なものであれば特に制限されない。
代表的な四価の芳香族有機基を具体的に例示すれば、
ミドにおいて、四価の芳香族有機基は、少なくとも1つ
の芳香環を有し、且つイミド単位のイミド結合と該芳香
環において結合可能なものであれば特に制限されない。
代表的な四価の芳香族有機基を具体的に例示すれば、
【0011】
【化7】
【0012】
【化8】
【0013】(但し、R1は炭素数1〜3のフッ素化ア
ルキレン基を示す。)のような四価のモノフェニル化合
物残基、四価のジフェニル化合物残基等が挙げられる。
そのうち、(a)、(d)及び(e)の基を有する芳香
族ポリアミドが、有機溶媒への溶解性が特に良好であり
好ましい。
ルキレン基を示す。)のような四価のモノフェニル化合
物残基、四価のジフェニル化合物残基等が挙げられる。
そのうち、(a)、(d)及び(e)の基を有する芳香
族ポリアミドが、有機溶媒への溶解性が特に良好であり
好ましい。
【0014】本発明の芳香族ポリイミドの重合度は、固
有粘度(ηinh)で0.3〜3の範囲を採ることができ
るが、溶解性、成形体の強度の面で、0.5〜2、特に
0.5〜1.5の範囲のものが好適である。かかる固有
粘度は、オストワルド粘度計を用い、30℃における硫
酸溶液の落下時間を測定することによって求められる値
である。
有粘度(ηinh)で0.3〜3の範囲を採ることができ
るが、溶解性、成形体の強度の面で、0.5〜2、特に
0.5〜1.5の範囲のものが好適である。かかる固有
粘度は、オストワルド粘度計を用い、30℃における硫
酸溶液の落下時間を測定することによって求められる値
である。
【0015】本発明の芳香族ポリイミドの同定は、IR
測定によって行うことができる。
測定によって行うことができる。
【0016】本発明の芳香族ポリイミドの製造方法は、
特に制限されるものではない。代表的な製造方法を例示
すれば、4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホ
スフィンのような、トリフェニルホスフィン構造を有す
るジアミノ化合物と、種々の構造を有する芳香族テトラ
カルボン酸二無水物を溶液重縮合法によって反応させ、
得られたポリアミド酸中間体を化学閉環、または熱閉環
させる方法が好適である。
特に制限されるものではない。代表的な製造方法を例示
すれば、4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホ
スフィンのような、トリフェニルホスフィン構造を有す
るジアミノ化合物と、種々の構造を有する芳香族テトラ
カルボン酸二無水物を溶液重縮合法によって反応させ、
得られたポリアミド酸中間体を化学閉環、または熱閉環
させる方法が好適である。
【0017】上記製造方法に用いられる芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物は、重縮合反応に使用する有機溶媒に
可溶な化合物であれば特に制限されない。具体的に例示
すれば、ピロメリト酸二無水物、3,3´,4,4´−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4´−オキ
シジフタル酸二無水物、3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´
−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,
3´,4,4´−[(2,2−ジフェニル)ヘキサフル
オロプロパン]テトラカルボン酸二無水物等が挙げられ
る。
ルボン酸二無水物は、重縮合反応に使用する有機溶媒に
可溶な化合物であれば特に制限されない。具体的に例示
すれば、ピロメリト酸二無水物、3,3´,4,4´−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4´−オキ
シジフタル酸二無水物、3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´
−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,
3´,4,4´−[(2,2−ジフェニル)ヘキサフル
オロプロパン]テトラカルボン酸二無水物等が挙げられ
る。
【0018】前記原料の芳香族ジアミン化合物と芳香族
テトラカルボン酸二無水物の仕込み割合は、モル比で、
1:1にして反応させることが好ましいが、必要に応じ
ていずれか一方を5%程度小過剰にしてもよい。
テトラカルボン酸二無水物の仕込み割合は、モル比で、
1:1にして反応させることが好ましいが、必要に応じ
ていずれか一方を5%程度小過剰にしてもよい。
【0019】また、上記の製造方法において用いる有機
溶媒としては、上記原料化合物の良溶媒となりうるもの
であれば特に制限されず、例えばジメチルアセトアミド
(DMAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメ
チルスホキシド(DMSO)、スルホラン、ピリジン等
が用いられる。該溶媒の量は、各モノマー濃度が0.5
〜0.25mol/l程度になるのが好ましい。
溶媒としては、上記原料化合物の良溶媒となりうるもの
であれば特に制限されず、例えばジメチルアセトアミド
(DMAc)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメ
チルスホキシド(DMSO)、スルホラン、ピリジン等
が用いられる。該溶媒の量は、各モノマー濃度が0.5
〜0.25mol/l程度になるのが好ましい。
【0020】また、生成するポリマーの沈殿を避けるた
めに、溶媒に対し1〜10重量%の無機塩を予め添加し
ても良い。使用される無機塩としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウムなど
が用いられる。
めに、溶媒に対し1〜10重量%の無機塩を予め添加し
ても良い。使用される無機塩としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化カルシウムなど
が用いられる。
【0021】上記反応は、通常、窒素、アルゴン、ヘリ
ウムなどの乾燥不活性ガス雰囲気下に行われる。反応温
度は、通常−5℃から室温の範囲が選択されるが、反応
効率を高め、副反応を抑制するために、0℃付近が好ま
しい。また、反応時間は、通常1〜10時間の範囲から
決定すれば良い。
ウムなどの乾燥不活性ガス雰囲気下に行われる。反応温
度は、通常−5℃から室温の範囲が選択されるが、反応
効率を高め、副反応を抑制するために、0℃付近が好ま
しい。また、反応時間は、通常1〜10時間の範囲から
決定すれば良い。
【0022】かかる重合によって得られたポリアミド酸
溶液は、無水酢酸などの脱水剤とピリジンなどの塩基と
の添加による化学閉環、又は、熱による閉環を行うこと
により、本発明の芳香族ポリイミドを得ることができ
る。上記熱による閉環の場合は300℃程度まで徐々に
昇温することによって行うことが好ましい。なお、前記
重合反応によって得られた反応液は、大量の水、メチル
アルコール、エチルアルコールなどと混合することによ
り重合溶媒を除去し、反応中間体であるポリアミド酸の
状態で精製分離することも可能である。得られる芳香族
ポリイミドは、フィルム等の成形体とすることによって
黄色透明ないし褐色透明色を呈する。
溶液は、無水酢酸などの脱水剤とピリジンなどの塩基と
の添加による化学閉環、又は、熱による閉環を行うこと
により、本発明の芳香族ポリイミドを得ることができ
る。上記熱による閉環の場合は300℃程度まで徐々に
昇温することによって行うことが好ましい。なお、前記
重合反応によって得られた反応液は、大量の水、メチル
アルコール、エチルアルコールなどと混合することによ
り重合溶媒を除去し、反応中間体であるポリアミド酸の
状態で精製分離することも可能である。得られる芳香族
ポリイミドは、フィルム等の成形体とすることによって
黄色透明ないし褐色透明色を呈する。
【0023】本発明の芳香族ポリイミドの製造方法を、
三つ口のガラス製フラスコ中で製造する態様ついて以下
具体的に示す。三つ口のガラス製フラスコの側管に乾燥
不活性ガスの導入管および、塩化カルシウム管を取り付
ける。また、中央の口は、平栓をして原料化合物および
溶媒の導入口とする。予め、反応容器内を乾燥させるた
めに、乾燥不活性ガスを流しながら容器全体をヒートガ
ンで加熱後放冷する。反応容器にジアミノ化合物、溶媒
の順に入れ、溶媒にジアミノ化合物が完全に溶解するま
で撹拌する。反応容器を氷水に浸し、反応溶液を冷却さ
せる。そこへテトラカルボン酸二無水物を固体のまま加
え、重合反応を開始させる。反応は不活性ガス雰囲気下
に撹拌することにより行う。反応終了後、反応生成物で
あるポリアミド酸を含む反応溶液を大量のメチルアルコ
ールと混合することによりポリアミド酸を分離する。分
離されたポリアミド酸を前記方法により閉環することに
より本発明の芳香族ポリイミドが得られる。
三つ口のガラス製フラスコ中で製造する態様ついて以下
具体的に示す。三つ口のガラス製フラスコの側管に乾燥
不活性ガスの導入管および、塩化カルシウム管を取り付
ける。また、中央の口は、平栓をして原料化合物および
溶媒の導入口とする。予め、反応容器内を乾燥させるた
めに、乾燥不活性ガスを流しながら容器全体をヒートガ
ンで加熱後放冷する。反応容器にジアミノ化合物、溶媒
の順に入れ、溶媒にジアミノ化合物が完全に溶解するま
で撹拌する。反応容器を氷水に浸し、反応溶液を冷却さ
せる。そこへテトラカルボン酸二無水物を固体のまま加
え、重合反応を開始させる。反応は不活性ガス雰囲気下
に撹拌することにより行う。反応終了後、反応生成物で
あるポリアミド酸を含む反応溶液を大量のメチルアルコ
ールと混合することによりポリアミド酸を分離する。分
離されたポリアミド酸を前記方法により閉環することに
より本発明の芳香族ポリイミドが得られる。
【0024】得られた芳香族ポリイミドは、有機溶媒に
溶解して任意の成形を行うことが可能である。また、他
の成形方法として、上記中間生成物であるポリアミド酸
を閉環反応する前に、該ポリアミド酸を有機溶媒に溶解
して成形し、溶媒の除去と共に熱等により閉環して本発
明の芳香族ポリイミドよりなる成形体を得ることも可能
である。上記方法によってフィルムを製造する具体的な
態様を例示すれば、ポリアミド酸を有機溶媒に溶解した
後、によく洗浄されたガラス板上にキャストを行い、ま
ず室温で減圧乾燥を行い、続いて徐々に昇温して熱処理
を行う方法が挙げられる。
溶解して任意の成形を行うことが可能である。また、他
の成形方法として、上記中間生成物であるポリアミド酸
を閉環反応する前に、該ポリアミド酸を有機溶媒に溶解
して成形し、溶媒の除去と共に熱等により閉環して本発
明の芳香族ポリイミドよりなる成形体を得ることも可能
である。上記方法によってフィルムを製造する具体的な
態様を例示すれば、ポリアミド酸を有機溶媒に溶解した
後、によく洗浄されたガラス板上にキャストを行い、ま
ず室温で減圧乾燥を行い、続いて徐々に昇温して熱処理
を行う方法が挙げられる。
【0025】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリイミドは、有機溶媒
に可溶であり、かかる特性を利用した成形方法を採用す
ることができる。例えば、本発明の芳香族ポリイミド
は、有機溶媒に適当な粘度となるように溶解し、キャス
ト成形、射出成形等の成形方法により成形した後、該有
機溶媒を除去することにより成形することが可能であ
る。
に可溶であり、かかる特性を利用した成形方法を採用す
ることができる。例えば、本発明の芳香族ポリイミド
は、有機溶媒に適当な粘度となるように溶解し、キャス
ト成形、射出成形等の成形方法により成形した後、該有
機溶媒を除去することにより成形することが可能であ
る。
【0026】また、得られた成形体は、従来のポリイミ
ドに匹敵する優れた耐熱性を有するという特性を有す
る。
ドに匹敵する優れた耐熱性を有するという特性を有す
る。
【0027】
(芳香族ジアミノ化合物の合成)4−ブロモアニリン
0.3モル、およびトリメチルアミン0.4モルを50
0mlの乾燥ベンゼンに溶解し、トリメチルシリルクロ
リド0.4モルを徐々に加えることにより反応を開始さ
せた。まず、室温で1時間撹拌した後、80℃に昇温
し、10時間加熱撹拌することにより反応させた。反応
溶液はガラスフィルターで吸引ろ過後、ろ液中の溶媒成
分を常圧蒸留で除去を行い、4−ブロモ−N−(トリメ
チルシリル)アニリンの粗生成物を得た。
0.3モル、およびトリメチルアミン0.4モルを50
0mlの乾燥ベンゼンに溶解し、トリメチルシリルクロ
リド0.4モルを徐々に加えることにより反応を開始さ
せた。まず、室温で1時間撹拌した後、80℃に昇温
し、10時間加熱撹拌することにより反応させた。反応
溶液はガラスフィルターで吸引ろ過後、ろ液中の溶媒成
分を常圧蒸留で除去を行い、4−ブロモ−N−(トリメ
チルシリル)アニリンの粗生成物を得た。
【0028】上記粗生成物の精製は、62〜64℃/1
Torrの条件で減圧蒸留を行うことにより実施した。
Torrの条件で減圧蒸留を行うことにより実施した。
【0029】得られた4−ブロモ−N−(トリメチルシ
リル)アニリン同定は、1H−NMRにより行った。1H
−NMRの測定サンプルは、d6−DMSOによって調
製した。NMRのケミカルシフトは、すべてテトラメチ
ルシランを基準として示した。δ=6.89ppm
(q、4H)、5.43ppm(s、1H)、0.21
ppm(s、9H)以上より、下記の構造式を有する4
−ブロモ−N−(トリメチルシリル)アニリンが確認さ
れた。収率は83%であった。
リル)アニリン同定は、1H−NMRにより行った。1H
−NMRの測定サンプルは、d6−DMSOによって調
製した。NMRのケミカルシフトは、すべてテトラメチ
ルシランを基準として示した。δ=6.89ppm
(q、4H)、5.43ppm(s、1H)、0.21
ppm(s、9H)以上より、下記の構造式を有する4
−ブロモ−N−(トリメチルシリル)アニリンが確認さ
れた。収率は83%であった。
【0030】
【化9】
【0031】上記4−ブロモ−N−(トリメチルシリ
ル)アニリン0.17モルを、200mlのテトラヒド
ロフランに溶解し、0℃に冷却した。これに、1.6M
のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液125mlを滴下
し、滴下終了後30分、室温で撹拌した。次いで、トリ
メチルシリルクロリド0.2モルを徐々に加え、室温で
10時間反応させた。反応溶液はろ紙により吸引ろ過行
った後、ろ液中の溶媒成分を常圧蒸留で除去を行い、4
−ブロモ−N、N−ビス(トリメチルシリル)アニリン
の粗生成物を得た。該4−ブロモ−N、N−ビス(トリ
メチルシリル)アニリンの精製は、80〜81℃/1To
rrの条件下で減圧蒸留を行うことによって行った。得ら
れた4−ブロモ−N、N−ビス(トリメチルシリル)ア
ニリンの同定は、1H−NMRにより行った。δ=6.
97ppm(q、4H)、0ppm(s、18H)以上
の結果より、下記の構造式を有する4−ブロモ−N、N
−ビス(トリメチルシリル)アニリンが確認された。収
率は88%であった。
ル)アニリン0.17モルを、200mlのテトラヒド
ロフランに溶解し、0℃に冷却した。これに、1.6M
のn−ブチルリチウムのヘキサン溶液125mlを滴下
し、滴下終了後30分、室温で撹拌した。次いで、トリ
メチルシリルクロリド0.2モルを徐々に加え、室温で
10時間反応させた。反応溶液はろ紙により吸引ろ過行
った後、ろ液中の溶媒成分を常圧蒸留で除去を行い、4
−ブロモ−N、N−ビス(トリメチルシリル)アニリン
の粗生成物を得た。該4−ブロモ−N、N−ビス(トリ
メチルシリル)アニリンの精製は、80〜81℃/1To
rrの条件下で減圧蒸留を行うことによって行った。得ら
れた4−ブロモ−N、N−ビス(トリメチルシリル)ア
ニリンの同定は、1H−NMRにより行った。δ=6.
97ppm(q、4H)、0ppm(s、18H)以上
の結果より、下記の構造式を有する4−ブロモ−N、N
−ビス(トリメチルシリル)アニリンが確認された。収
率は88%であった。
【0032】
【化10】
【0033】上記4−ブロモ−N、N−ビス(トリメチ
ルシリル)アニリン0.23モルを、500mlの乾燥
エーテルに溶解し、−10℃に冷却した。これに、1.
6Mのn−ブチルリチウムのヘキサン溶液144mlを
滴下し、滴下終了後6時間、0℃で撹拌した。反応溶液
にジクロロフェニルホスフィン0.11モルを滴下し、
室温で10時間反応させた。反応溶液はろ紙により吸引
ろ過行った後、ろ液中の溶媒成分を常圧蒸留で除去を行
い、下記構造式で示されるの中間生成物を得た。
ルシリル)アニリン0.23モルを、500mlの乾燥
エーテルに溶解し、−10℃に冷却した。これに、1.
6Mのn−ブチルリチウムのヘキサン溶液144mlを
滴下し、滴下終了後6時間、0℃で撹拌した。反応溶液
にジクロロフェニルホスフィン0.11モルを滴下し、
室温で10時間反応させた。反応溶液はろ紙により吸引
ろ過行った後、ろ液中の溶媒成分を常圧蒸留で除去を行
い、下記構造式で示されるの中間生成物を得た。
【0034】
【化11】
【0035】上記中間生成物を1モルの水を含有するア
セトン300mlで希釈し、24時間室温で撹拌した。
該溶液から蒸留によって溶媒を除去し、4,4´−ビス
(アミノフェニル)フェニルホスフィンの粗生成物を得
た。
セトン300mlで希釈し、24時間室温で撹拌した。
該溶液から蒸留によって溶媒を除去し、4,4´−ビス
(アミノフェニル)フェニルホスフィンの粗生成物を得
た。
【0036】得られた4,4´−ビス(アミノフェニ
ル)フェニルホスフィンの粗生成物の精製は、シリカゲ
ルカラム(60mmφ×30cm、展開溶媒、酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:1 v/v)で行い、収率85%で
精製された目的化合物を単離した。得られた4,4´−
ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィンの同定は、
31P−NMRによって行った。測定サンプルの調製は、
d6−DMSOによって行った。31P−NMRのケミカ
ルシフトの値は、リン酸を基準にして示した。δ=3.
4ppm (s)以上の結果より、下記の構造式を有す
る4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィ
ンが確認された。
ル)フェニルホスフィンの粗生成物の精製は、シリカゲ
ルカラム(60mmφ×30cm、展開溶媒、酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:1 v/v)で行い、収率85%で
精製された目的化合物を単離した。得られた4,4´−
ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィンの同定は、
31P−NMRによって行った。測定サンプルの調製は、
d6−DMSOによって行った。31P−NMRのケミカ
ルシフトの値は、リン酸を基準にして示した。δ=3.
4ppm (s)以上の結果より、下記の構造式を有す
る4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィ
ンが確認された。
【0037】
【化12】
【0038】実施例1 芳香族ジアミノ化合物として上記方法によって調製した
4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィン
0.02モルをDMAc40mlと共に、乾燥させた1
00ml三つ口フラスコに入れ、該ジアミン化合物が完
全に溶解するまで撹拌した。溶液を冷却させた後、ピロ
メリト酸二無水物0.02モルを固体のまま加え反応を
開始させた。反応は、0℃で6時間撹拌することにより
行った。反応終了後、反応溶液は大量のメチルアルコー
ルと混合し、反応により生成したポリアミド酸と反応溶
媒を分離した。以上の操作により収率100%でを得
た。得られたポリアミド酸をIRによって同定した結
果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下記構造
式を有するポリアミド酸であることが確認された。
4,4´−ビス(アミノフェニル)フェニルホスフィン
0.02モルをDMAc40mlと共に、乾燥させた1
00ml三つ口フラスコに入れ、該ジアミン化合物が完
全に溶解するまで撹拌した。溶液を冷却させた後、ピロ
メリト酸二無水物0.02モルを固体のまま加え反応を
開始させた。反応は、0℃で6時間撹拌することにより
行った。反応終了後、反応溶液は大量のメチルアルコー
ルと混合し、反応により生成したポリアミド酸と反応溶
媒を分離した。以上の操作により収率100%でを得
た。得られたポリアミド酸をIRによって同定した結
果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下記構造
式を有するポリアミド酸であることが確認された。
【0039】IR(特性吸収:cm-1): 3600−
2500、1729、1686 1591、1522、1499、1435 1398、1319、1292、1249 1185、1118、1017
2500、1729、1686 1591、1522、1499、1435 1398、1319、1292、1249 1185、1118、1017
【0040】
【化13】
【0041】また、得られたポリアミド酸の重合度は、
粘度測定により評価した。測定は、下記のようにして行
った。即ち、測定溶液は、得られたポリアミド酸0.1
グラムをDMAc20mlに溶解し調製した。測定はオ
ストワルド型粘度計を用いて、30℃における溶液の落
下時間の計測により行った。
粘度測定により評価した。測定は、下記のようにして行
った。即ち、測定溶液は、得られたポリアミド酸0.1
グラムをDMAc20mlに溶解し調製した。測定はオ
ストワルド型粘度計を用いて、30℃における溶液の落
下時間の計測により行った。
【0042】固有粘度: ηinh=0.58(dL/
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.82グラムとピリジン1.46
グラムを添加して閉環反応を行った。
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.82グラムとピリジン1.46
グラムを添加して閉環反応を行った。
【0043】得られた芳香族ポリイミドをIRによって
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3044、1777、1
717、1618 1595、1497、1435、1357 1077、764
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3044、1777、1
717、1618 1595、1497、1435、1357 1077、764
【0044】
【化14】
【0045】また、得られたポリイミドの分子量評価
は、ポリアミド酸の場合と同様に固有粘度により行っ
た。測定溶液は、ポリイミド0.1グラムを硫酸20m
lに溶解して調製した。測定はオストワルド型粘度計を
用いて、30℃における溶液の落下時間の計測により行
った。
は、ポリアミド酸の場合と同様に固有粘度により行っ
た。測定溶液は、ポリイミド0.1グラムを硫酸20m
lに溶解して調製した。測定はオストワルド型粘度計を
用いて、30℃における溶液の落下時間の計測により行
った。
【0046】固有粘度: ηinh=0.55(dL/
g) また、得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、N−メ
チルピロリドン(NMP)、DMSO、THF、クロロ
ベンゼン、m−クレゾール、クロロホルムに可溶であっ
た。
g) また、得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、N−メ
チルピロリドン(NMP)、DMSO、THF、クロロ
ベンゼン、m−クレゾール、クロロホルムに可溶であっ
た。
【0047】上記芳香族ポリイミドをDMAc20ml
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
【0048】耐熱性の評価はTGA(熱重量分析)によ
って行った。測定には該芳香族ポリイミドフィルム10
mgを白金製パンにつめたサンプルを用いた。昇温速度
は10℃/minで行った。該芳香族ポリイミドの耐熱
性の評価基準として10%重量減少温度を示した。TN2
は、窒素雰囲気下における10%重量減少温度を示し、
TO2は空気雰囲気下における10%重量減少温度を示し
たものである。
って行った。測定には該芳香族ポリイミドフィルム10
mgを白金製パンにつめたサンプルを用いた。昇温速度
は10℃/minで行った。該芳香族ポリイミドの耐熱
性の評価基準として10%重量減少温度を示した。TN2
は、窒素雰囲気下における10%重量減少温度を示し、
TO2は空気雰囲気下における10%重量減少温度を示し
たものである。
【0049】TGA: TN2=533℃ TO2=511℃ また、ガラス転移温度(Tg)の測定は、DSC(示差
走査型熱量分析計)によって行った。測定には該ポリイ
ミドフィルム5mgをアルミニウム製パンに詰めたサン
プルを用いた。昇温速度は20℃/minで、常温から
400℃の範囲で行った。
走査型熱量分析計)によって行った。測定には該ポリイ
ミドフィルム5mgをアルミニウム製パンに詰めたサン
プルを用いた。昇温速度は20℃/minで、常温から
400℃の範囲で行った。
【0050】DSC: Tgは測定範囲では観察され
なかった。
なかった。
【0051】また、フィルムの他の成形方法として、前
記ポリアミド酸2グラムに対し、DMAc20mlの割
合で溶液を調製し、ガラス板にフィルムキャストを行っ
た。キャストフィルムはまず室温で24時間減圧乾燥さ
れた後、100℃、200℃、300℃で順次1時間づ
つ熱処理を行った。以上の方法により60μm程度の、
オレンジ色透明のポリイミドフィルムを得た。
記ポリアミド酸2グラムに対し、DMAc20mlの割
合で溶液を調製し、ガラス板にフィルムキャストを行っ
た。キャストフィルムはまず室温で24時間減圧乾燥さ
れた後、100℃、200℃、300℃で順次1時間づ
つ熱処理を行った。以上の方法により60μm程度の、
オレンジ色透明のポリイミドフィルムを得た。
【0052】実施例2 実施例1において、ピロメリト酸二無水物に代えて3,
3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
を用いた以外は同様にして反応を行い、収率100%で
ポリアミド酸を得た。
3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
を用いた以外は同様にして反応を行い、収率100%で
ポリアミド酸を得た。
【0053】得られたポリアミド酸をIRによって同定
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
【0054】IR(特性吸収:cm-1): 3600−
2500、1725、1669 1591、1522、1502、1435 1398、1323、1245、1120 1093、1067、1017
2500、1725、1669 1591、1522、1502、1435 1398、1323、1245、1120 1093、1067、1017
【0055】
【化15】
【0056】また、得られたポリアミド酸の重合度を実
施例1と同様にして測定した。
施例1と同様にして測定した。
【0057】固有粘度: ηinh=0.62(dL/
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.48グラムとピリジン1.18
グラムとを添加して閉環反応を行った。
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.48グラムとピリジン1.18
グラムとを添加して閉環反応を行った。
【0058】得られた芳香族ポリイミドをIRによって
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。IR(特性吸収:cm-1): 3038、177
7、1717、1620 1595、1500、1435、1370 1100、720
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。IR(特性吸収:cm-1): 3038、177
7、1717、1620 1595、1500、1435、1370 1100、720
【0059】
【化16】
【0060】また、得られた芳香族ポリイミドの重合度
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.89(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、NMP、m−クレゾール
に可溶であった。
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.89(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、NMP、m−クレゾール
に可溶であった。
【0061】上記芳香族ポリイミドをNMP20mlに
溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルムキ
ャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μm
程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを得
た。
溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルムキ
ャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μm
程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを得
た。
【0062】耐熱性の評価、及びガラス転移点の測定を
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
【0063】TGA:TN2=525℃ TO2=513℃ DSC:Tg=317℃ また、フィルムの他の成形方法として、前記ポリアミド
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
【0064】実施例3 実施例1において、ピロメリト酸二無水物に代えて3,
3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物を用いた以外は同様にして反応を行い、収率100
%で下記化合物を得た。
3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物を用いた以外は同様にして反応を行い、収率100
%で下記化合物を得た。
【0065】得られたポリアミド酸をIRによって同定
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
【0066】IR(特性吸収:cm-1): 3600−
2500、1721、1682 1591、1522、1502、1435 1398、1321、1292、1251 1185、1120、1093、1017
2500、1721、1682 1591、1522、1502、1435 1398、1321、1292、1251 1185、1120、1093、1017
【0067】
【化17】
【0068】また、得られたポリアミド酸の重合度を実
施例1と同様にして測定した。
施例1と同様にして測定した。
【0069】固有粘度: ηinh=0.47(dL/
g) 上記ポリアミド酸2グラムをNMP20mlに溶解し、
これに無水酢酸1.38グラムとピリジン1.1グラム
とを添加して閉環反応を行った。
g) 上記ポリアミド酸2グラムをNMP20mlに溶解し、
これに無水酢酸1.38グラムとピリジン1.1グラム
とを添加して閉環反応を行った。
【0070】得られた芳香族ポリイミドをIRによって
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3040、1772、1
715、1680 1618、1592、1501、1435 1372、1072、730
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3040、1772、1
715、1680 1618、1592、1501、1435 1372、1072、730
【0071】
【化18】
【0072】また、得られた芳香族ポリイミドの重合度
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.69(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、m−クレゾールに可溶で
あった。
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.69(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、m−クレゾールに可溶で
あった。
【0073】上記芳香族ポリイミドをm−クレゾール2
0mlに溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフ
ィルムキャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して
60μm程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィ
ルムを得た。
0mlに溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフ
ィルムキャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して
60μm程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィ
ルムを得た。
【0074】耐熱性の評価、及びガラス転移点の測定を
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
【0075】TGA:TN2=508℃ TO2=506℃ DSC:Tg=306℃ また、フィルムの他の成形方法として、前記ポリアミド
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
【0076】実施例4 実施例1において、ピロメリト酸二無水物に代えて3,
3´,4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸
二無水物を用いた以外は同様にして反応を行い、収率1
00%で下記化合物を得た。
3´,4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸
二無水物を用いた以外は同様にして反応を行い、収率1
00%で下記化合物を得た。
【0077】得られたポリアミド酸をIRによって同定
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
【0078】IR(特性吸収:cm-1): 3600−
2500、1729、1686 1593、1526、1501、1437 1400、1323、1296、1259 1162、1118、1091、1064 1017
2500、1729、1686 1593、1526、1501、1437 1400、1323、1296、1259 1162、1118、1091、1064 1017
【0079】
【化19】
【0080】また、得られたポリアミド酸の重合度を実
施例1と同様にして測定した。
施例1と同様にして測定した。
【0081】固有粘度: ηinh=0.58(dL/
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.27グラムとピリジン1.02
グラムとを添加して閉環反応を行った。
g) 上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶解
し、これに無水酢酸1.27グラムとピリジン1.02
グラムとを添加して閉環反応を行った。
【0082】得られた芳香族ポリイミドをIRによって
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3040、1772、1
715、1620 1598、1498、1435、1357 1298、1120、1070、728
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3040、1772、1
715、1620 1598、1498、1435、1357 1298、1120、1070、728
【0083】
【化20】
【0084】また、得られた芳香族ポリイミドの重合度
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.78(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、NMP、DM
SO、m−クレゾール、クロロホルムに可溶であった。
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.78(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、NMP、DM
SO、m−クレゾール、クロロホルムに可溶であった。
【0085】上記芳香族ポリイミドをDMAc20ml
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
【0086】耐熱性の評価、及びガラス転移点の測定を
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
【0087】TGA: TN2=520℃ TO2=510℃ DSC: Tg=301℃ また、フィルムの他の成形方法として、前記ポリアミド
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
【0088】実施例5 実施例1において、ピロメリト酸二無水物に代えて3,
3´,4,4´−[(2,2−ジフェニル)ヘキサフル
オロプロパン】テトラカルボン酸二無水物を用いた以外
は同様にして反応を行い、収率100%で下記化合物を
得た。
3´,4,4´−[(2,2−ジフェニル)ヘキサフル
オロプロパン】テトラカルボン酸二無水物を用いた以外
は同様にして反応を行い、収率100%で下記化合物を
得た。
【0089】得られたポリアミド酸をIRによって同定
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果より下
記構造式を有するポリアミド酸であることが確認され
た。
【0090】IR(特性吸収:cm-1): 3600−
2500、1725、1680 1591、1522、1502、1435 1398、1323、1290、1257 1212、1183、1141、1093 1071、1017
2500、1725、1680 1591、1522、1502、1435 1398、1323、1290、1257 1212、1183、1141、1093 1071、1017
【0091】
【化21】
【0092】また、得られたポリアミド酸の重合度を実
施例1と同様にして測定した。
施例1と同様にして測定した。
【0093】固有粘度: ηinh=0.52(dL/
g)上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶
解し、これに無水酢酸1. 08グラムとピリジン0.86グラムとを添加して閉環
反応を行った。
g)上記ポリアミド酸2グラムをDMAc20mlに溶
解し、これに無水酢酸1. 08グラムとピリジン0.86グラムとを添加して閉環
反応を行った。
【0094】得られた芳香族ポリイミドをIRによって
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3032、1786、1
729、1626 1597、1504、1436、1362 1270−1190、1092、746
同定した結果、下記のIR吸収特性を示し、この結果よ
り下記構造式を有するポリイミドであることが確認され
た。 IR(特性吸収:cm-1): 3032、1786、1
729、1626 1597、1504、1436、1362 1270−1190、1092、746
【0095】
【化22】
【0096】また、得られた芳香族ポリイミドの重合度
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.77(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、NMP、DM
SO、クロロベンゼン、THF、m−クレゾール、クロ
ロホルムに可溶であった。
を実施例1と同様にして測定した。 固有粘度: ηinh=0.77(dL/g) 得られた芳香族ポリイミドは、DMAc、NMP、DM
SO、クロロベンゼン、THF、m−クレゾール、クロ
ロホルムに可溶であった。
【0097】上記芳香族ポリイミドをDMAc20ml
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
に溶解して溶液を調製し、該溶液をガラス板にフィルム
キャストを行った。次いで、有機溶媒を乾燥して60μ
m程度のオレンジ色透明の芳香族ポリイミドフィルムを
得た。
【0098】耐熱性の評価、及びガラス転移点の測定を
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
実施例1と同様にして実施した結果を以下に示す。
【0099】TGA: TN2=542℃ TO2=516℃ DSC: Tg=292℃ また、フィルムの他の成形方法として、前記ポリアミド
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
酸2グラムに対し、DMAc20mlの割合で溶液を調
製し、ガラス板にフィルムキャストを行った。キャスト
フィルムはまず室温で24時間減圧乾燥された後、10
0℃、200℃、300℃で順次1時間づつ熱処理を行
った。以上の方法により60μm程度の、オレンジ色透
明のポリイミドフィルムを得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 【化1】 (但し、Rは下記構造式よりなるイミド単位を示し、該
構造式中、Arは四価の芳香族系有機基である) 【化2】 を構成単位とし、固有粘度が0.3〜3である芳香族ポ
リイミド。 - 【請求項2】四価の芳香族系有機基が、下記構造式より
選ばれた一種である請求項第1項記載の芳香族ポリイミ
ド。 【化3】 【化4】 (但し、R1は炭素数1〜3のフッ素化アルキレン基を
示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21740991A JPH0559172A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 芳香族ポリイミド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21740991A JPH0559172A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 芳香族ポリイミド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559172A true JPH0559172A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16703751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21740991A Pending JPH0559172A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 芳香族ポリイミド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559172A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017142782A1 (en) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 3M Innovative Properties Company | Quantum dots with stabilizing fluorochemical copolymers |
| CN116515109A (zh) * | 2023-05-26 | 2023-08-01 | 五邑大学 | 一种聚酰亚胺聚合物及其制备方法和应用 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP21740991A patent/JPH0559172A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017142782A1 (en) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 3M Innovative Properties Company | Quantum dots with stabilizing fluorochemical copolymers |
| KR20180105244A (ko) * | 2016-02-17 | 2018-09-27 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 안정화 불소화합물계 공중합체를 갖는 양자점 |
| CN108699433A (zh) * | 2016-02-17 | 2018-10-23 | 3M创新有限公司 | 具有稳定含氟化合物共聚物的量子点 |
| CN108699433B (zh) * | 2016-02-17 | 2020-08-14 | 3M创新有限公司 | 具有稳定含氟化合物共聚物的量子点 |
| US10899961B2 (en) | 2016-02-17 | 2021-01-26 | 3M Innovative Properties Company | Quantum dots with stabilizing fluorochemical copolymers |
| CN116515109A (zh) * | 2023-05-26 | 2023-08-01 | 五邑大学 | 一种聚酰亚胺聚合物及其制备方法和应用 |
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