JPH055935Y2 - - Google Patents

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JPH055935Y2
JPH055935Y2 JP1985112465U JP11246585U JPH055935Y2 JP H055935 Y2 JPH055935 Y2 JP H055935Y2 JP 1985112465 U JP1985112465 U JP 1985112465U JP 11246585 U JP11246585 U JP 11246585U JP H055935 Y2 JPH055935 Y2 JP H055935Y2
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polytetrafluoroethylene
film
porous
filter material
knitted fabric
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案はろ過フイルターの考案に係り、特に精
密ろ過フイルターとして200℃を超えるような使
用温度条件に耐え、しかも吸水性や熱変形が少な
く安定した性能を長期に亘つて維持することので
きる製品を提供しようとするものである。
(産業上の利用分野) μmオーダー又はそれ以上の精密で精度の高い
ろ過性能を高温苛酷な使用条件下で維持すること
ができるフイルター。
(従来の技術) μmオーダー級のろ過性能を有するフイルター
として従来採用されているものに紙質フイルタ
ー、合成樹脂フイルター、金属粉末を用いた焼結
多孔質フイルター、多孔質合成樹脂フイルムを複
合したものなどがあり、焼結多孔質フイルター以
外は所定の形態を形成し、又補強目的において他
の保持体と組み合わせて使用される。
上記のような従来一般のものに対し、実開昭59
−148326号においては、ポリテトラフルオロエチ
レン多孔質膜とエチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体から成る織布もしくは網目状体が重ね
合わされ、両者が該共重合体の融点以上で327℃
(ポリテトラフルオロエチレンの融点)以下の温
度で熱融着されて成る補強された多孔質膜が提案
されている。
又特開昭60−58208号公報においては、四フツ
化エチレン樹脂フイルター膜の両面に熱可塑性フ
ツ素樹脂製ネツト支持体を重ねたサンドイツチ状
シートを折り曲げ、その両側縁部を液密に融着し
たろ過材の如きが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 紙質や多孔質合成樹脂フイルターにおいては一
般に機械的強度に劣り、又耐熱性や耐薬品性など
も好ましいものではない。
耐熱性や耐薬品性において好ましい特性を有す
るものとしてはフツ素樹脂系の多孔質フイルムが
あるが、このものは薄層フイルムを圧延又は延伸
の何れか一方又は双方を施すことによつてμm級
或いはそれ以下の孔隙をフイブリル化した組織の
間に形成するようにしたものであるから柔軟で取
扱時における引張力その他で形成された組織に変
化を来す傾向が大きいので安定した性能が必ずし
も得難い。
更に金属粉末の多孔質焼結組織体は機械的強度
は満足できてもろ過効率に劣る傾向があり、又耐
食性、耐薬品性などにおいて劣る。なお上記のよ
うに機械的強度の劣ることをカバーするために前
記した多孔質合成樹脂フイルムを接着重合するこ
とが考えられるが、こうして接着重合したものは
熱溶融又は接着剤接合によつて折角の微細組織が
損なわれ、少なくとも透過量の減少、圧力損失増
大などの不利を招く。更に前記したように単にフ
イブリル化したフイルムを接着しても該フイルム
強度の2倍以上の機械的強度を求め得ないし、柔
軟性その他の本来の特性はそれなりに喪失せざる
を得ない。
前記した実開昭59−148326によるものはエチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体の熱融着に
よつてポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の組
織が阻害され、そのろ過性能が相当に低下したも
のとなる。
又特開昭60−58208号公報のものは四フツ化エ
チレン樹脂フイルター膜両面の熱可塑性フツソ樹
脂性ネツト支持体によつて実質的使用条件が制限
され、吸水性が大となると共に熱変形温度が70℃
前後の如きに低下して折角の四フツ化エチレン樹
脂フイルター膜の有する熱的に卓越した特性を適
切に活用することができず、高温での苛酷な使用
に適しない。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) (1) 多孔質ポリテトラフルオロエチレンフイルム
とポリテトラフルオロエチレン糸の編織体補強
用スクリーンとを重ね合わせ、その端部又は周
縁部のみを熱プレスによつて融着したことを特
徴とするポリテトラフルオロエチレン製ろ過フ
イルター材。
(2) 多孔質ポリテトラフルオロエチレンフイルム
とポリテトラフルオロエチレン糸の編織体補強
用スクリーンとの重合体周側に対してリング状
の多孔質ポリテトラフルオロエチレンパツキン
グを上下の何れか一方又は双方に添設したこと
を特徴とする前記第1項に記載のポリテトラフ
ルオロエチレン製ろ過フイルター材。
(作用) ポリテトラフルオロエチレンの多孔質フイルム
とポリテトラフルオロエチレン糸によつ編織体ス
クリーンを非接着のままで重ね合わせることによ
り全体がポリテトラフルオロエチレンで形成さ
れ、吸水性が少なくて、200℃以上の連続使用温
度を有し、熱変形温度も100℃以上の特性をその
まま具備させることができる。
端部又は周縁部に熱プレス融着部を形成するこ
とにより上述した何れもポリテトラフルオロエチ
レンである両素材を有効に融着し泡などの残留に
よる漏洩原因を解消して強度高く且つ適切に接着
一体化し、ろ過時のスクリーンによる補強効果を
多孔質フイルム全般に付与し、又フランジ間など
における取付部を形成する。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添付図面に示すものについて説明する
と、本考案においては第1図に示すようにポリテ
トラフルオロエチレンの圧延又は延伸の何れか一
方又は双方による多孔質フイルム1とポリテトラ
フルオロエチレンの糸を用いた編織体スクリーン
2とを用い、これらのフイルム1と編織体スクリ
ーン2とを第2図に示すように周側に接合部31
を形成した下金型3上に載置し、この下金型3に
対し同じく周側に接合部41を形成した上金型4
を用い、ホツトプレス定盤上において両素材1,
2の周側のみを融着5させた第3図のような製品
フイルターとするものである。融着部5は接着剤
をも用いた接着部でもよいことは明らかであり、
場合によつては中間部に点的に形成してもよい。
又場合によつては第4図に示すように上記した
素材1,2の周側に対してリング状のポリテトラ
フルオロエチレン多孔質パツキング6を上下の何
れか一方又は双方に添設し、第5図に示すような
上下金型3,4間において熱プレスし、第6図に
示すような断面構造のフイルターとするもので、
何れにしても素材1,2の周側以外は原則的に非
接着部8として接着されておらず、各素材1,2
には本来のろ過性能がそのまま具備される。周側
に形成された接着部7にはボルト挿通孔などを形
成してもよいことは明らかである。
前記したポリテトラフルオロエチレンは公知の
ように融点が327℃で合成樹脂中最高であり、吸
水性が最低であつて連続使用温度が260℃にも達
し、更に熱変形温度は6Kg/cm2で121℃にも達す
るもので、これらの特性が多孔質フイルム1およ
び編織体スクリーン2の何れにおいても確保さ
れ、しかも多孔質フイルム1のろ過組織は全く変
化することのない状態に維持されており、熱プレ
ス融着によつて緊密に接着し、接着剤を用いて接
着した場合の2倍またはそれ以上(例えば接着強
度の高い接着剤でもポリテトラフルオロエチレン
の場合には剥離強度が0.7Kg/2cm幅程度である
のに対し、1.5Kg/2cm幅以上)の安定化部分接
着が得られ、接着域において気泡を残すようなこ
とがない。
なお本考案によるフイルターが管状体として形
成される場合には第7図に示すように重合された
両素材1,2の端部においてのみ接着部7が形成
され、その他は非接着部8を介して接合された状
態になる。接着部7は必要に応じて中間部にも点
的に形成してよい。前記した素材1の具体的組織
の1例は第8,9図に示す通りであつて、ポリテ
トラフルオロエチレンフイルムを一方向に延伸し
たものは第8図の如くなり、多方向に延伸したも
のは第9図の如くなるが、何れにしても多数の微
小結節部11の間に無数の微細繊維12がくもの
巣状に形成されたものでその孔隙13はμm以下
であつて充分に精度の高いろ過性能を有してい
る。フイルム1の厚さは10〜50μm、空孔率は70
〜90%で、引張強さは1000Kg/cm2以上の強度を有
するものを採用する。
具体的な製造例について説明すると、引張強さ
101Kg/cm2、最大孔径0.482μm、透過率GN(ガー
レーNo.)が7.5秒のフイルム1に対して、50Kg/
cm2で引つ張つた後の透過率GN(ガーレーNo.)は
5.6秒に変化し、最大孔径も0.59μmに変化してい
るものであるのに対し、このようなフイルム1に
引張強さが1150Kg/cm2の編織組織を持つたスクリ
ーン2を第1〜3図のような手法で15〜35Kg/cm2
の圧力を加えると共に300〜310℃の加熱を20秒間
加えて接着部7を周縁のみに形成した本案品は同
じく50Kg/cm2の引張力を作用せしめた後において
も透過率GN(ガーレーNo.)は同じく7.5秒で最大
孔径も0.48μmであり、吸水性は0.01以下、連続使
用温度は260℃で、熱変形温度は4.6Kg/cm2の引張
力条件において121℃であつて、素材1および2
本来の性能をそのまま具備するものであつた。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときはポリテ
トラフルオロエチレン多孔質フイルムの有する好
ましいろ過性能をそのまま保持し、しかもポリテ
トラフルオロエチレン糸による編織体スクリーン
による優れた補強を図り、吸水性が少なく熱的に
安定し、精密ろ過性能を苛酷な使用条件下で長期
に亘つて維持することのできる卓越したフイルタ
ー材を提供し得るもので、接着部7はフランジ間
での取付けなどを的確に図るなどの効果を有し、
工業的、実用的にその効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すもので、第1図
は本考案における素材の斜面図、第2図はその加
工用金型の断面図、第3図は本案品の断面図、第
4図は本考案による別の実施態様についての素材
分解状態の斜面図、第5図はその加工用金型の断
面図、第6図はその製品についての断面図、第7
図は本案品の更に別の実施態様についての断面
図、第8図と第9図は本考案で用いるポリテトラ
フルオロエチレンによる多孔質フイルムの繊維組
織の具体例を拡大して示した顕微鏡組織図であ
る。 然してこれらの図面において、1はポリテトラ
フルオロエチレンの多孔質フイルム、2はポリテ
トラフルオロエチレン糸による編織体補強スクリ
ーン、3は下金型、4は上金型、6はパツキン
グ、7は接着部、8は非接着部、11は微小結節
部、12は微細繊維、13は孔隙を示すものであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多孔質ポリテトラフルオロエチレンフイルム
    とポリテトラフルオロエチレン糸の編織体補強
    用スクリーンとを重ね合わせ、その端部又は周
    縁部のみを熱プレスによつて融着したことを特
    徴とするポリテトラフルオロエチレン製ろ過フ
    イルター材。 (2) 多孔質ポリテトラフルオロエチレンフイルム
    とポリテトラフルオロエチレン糸の編織体補強
    用スクリーンとの重合体周側に対してリング状
    の多孔質ポリテトラフルオロエチレンパツキン
    グを上下の何れか一方又は双方に添設したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のポリテトラフルオロエチレン製ろ過フイ
    ルター材。
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