JPH0559416A - 2段羽口式溶融還元炉の操業方法 - Google Patents
2段羽口式溶融還元炉の操業方法Info
- Publication number
- JPH0559416A JPH0559416A JP8165191A JP8165191A JPH0559416A JP H0559416 A JPH0559416 A JP H0559416A JP 8165191 A JP8165191 A JP 8165191A JP 8165191 A JP8165191 A JP 8165191A JP H0559416 A JPH0559416 A JP H0559416A
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- Japan
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- oxygen
- temperature gas
- hot metal
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- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2段羽口式溶融還元炉の操業において、溶銑
中のSi等の不純物濃度を低下させ、同時にスラグ中の
FeO濃度を1%以下に低下させて溶銑歩留を大幅に向
上させることのできる操業方法を提供する。 【構成】 上段羽口から含酸素高温ガスを鉱石およびフ
ラックスと共に吹き込み、かつ、下段羽口から前記含酸
素高温ガスを吹き込むに際し、上段羽口から吹き込む含
酸素高温ガスの風量と下段羽口から吹き込む含酸素高温
ガス風量との比率を1.5以上6以下の範囲に制御して
操業する。
中のSi等の不純物濃度を低下させ、同時にスラグ中の
FeO濃度を1%以下に低下させて溶銑歩留を大幅に向
上させることのできる操業方法を提供する。 【構成】 上段羽口から含酸素高温ガスを鉱石およびフ
ラックスと共に吹き込み、かつ、下段羽口から前記含酸
素高温ガスを吹き込むに際し、上段羽口から吹き込む含
酸素高温ガスの風量と下段羽口から吹き込む含酸素高温
ガス風量との比率を1.5以上6以下の範囲に制御して
操業する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下に2段の羽口をそ
なえた竪型溶融還元炉(以下2段羽口式溶融還元炉と略
す。)の操業方法に関する。さらに詳しくは、(上段羽
口から吹き込む含酸素高温ガスの風量)/(下段羽口か
ら吹き込む含酸素高温ガスの風量)の比、(以下、上段
羽口風量と下段羽口風量との比率と略す。)を制御する
ことによって溶銑中のSi濃度を低くし、かつ溶銑の歩
留を向上させることのできる操業方法に関する。
なえた竪型溶融還元炉(以下2段羽口式溶融還元炉と略
す。)の操業方法に関する。さらに詳しくは、(上段羽
口から吹き込む含酸素高温ガスの風量)/(下段羽口か
ら吹き込む含酸素高温ガスの風量)の比、(以下、上段
羽口風量と下段羽口風量との比率と略す。)を制御する
ことによって溶銑中のSi濃度を低くし、かつ溶銑の歩
留を向上させることのできる操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2段羽口式溶融還元炉の通風制御
に関しては特開昭63─153208号公報および特開
昭62─227015号公報の技術が知られている。前
者は、装入石炭の銘柄変更、装入物の粒径分布の変動に
ともなう充填層高さと炉内温度との不安定の結果として
生じる溶銑温度、成分の変動を防止し、安定した操業を
確保することを目的としたものであり、後者は、同一溶
銑量を生産する場合に送風量、酸素富化量および炭材の
使用量を節減することを目的としたものである。なお、
前記の公報に開示された技術は、いづれも炭素質固体還
元剤の充填層を形成する2段羽口式溶融還元炉の操業方
法に関するものである。
に関しては特開昭63─153208号公報および特開
昭62─227015号公報の技術が知られている。前
者は、装入石炭の銘柄変更、装入物の粒径分布の変動に
ともなう充填層高さと炉内温度との不安定の結果として
生じる溶銑温度、成分の変動を防止し、安定した操業を
確保することを目的としたものであり、後者は、同一溶
銑量を生産する場合に送風量、酸素富化量および炭材の
使用量を節減することを目的としたものである。なお、
前記の公報に開示された技術は、いづれも炭素質固体還
元剤の充填層を形成する2段羽口式溶融還元炉の操業方
法に関するものである。
【0003】一方、溶銑は次工程で脱けい、脱りんおよ
び脱硫等の不純物の除去処理がなされている。したがっ
て、不純物含有量の少ない溶銑の生産が強く望まれてい
た。しかしながら、不純物を低減し、かつ、スラグ中の
FeO濃度を少なくして溶銑歩留を向上するために、上
段羽口風量と下段羽口風量との比率を所定の範囲に制御
するようにした先行技術はみあたらなかった。
び脱硫等の不純物の除去処理がなされている。したがっ
て、不純物含有量の少ない溶銑の生産が強く望まれてい
た。しかしながら、不純物を低減し、かつ、スラグ中の
FeO濃度を少なくして溶銑歩留を向上するために、上
段羽口風量と下段羽口風量との比率を所定の範囲に制御
するようにした先行技術はみあたらなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
にかんがみてなされたもので、不純物含有量が少なく、
また酸化物を充分還元し、スラグ中のFeO濃度を1重
量%(以下%と略す。)以下に低減して、溶銑歩留を向
上させた2段羽口式溶融還元炉の操業方法を提供するこ
とを目的とする。
にかんがみてなされたもので、不純物含有量が少なく、
また酸化物を充分還元し、スラグ中のFeO濃度を1重
量%(以下%と略す。)以下に低減して、溶銑歩留を向
上させた2段羽口式溶融還元炉の操業方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2段羽口式溶
融還元炉において、上段羽口から含酸素高温ガスを鉱石
およびフラックスと共に吹き込み、かつ、下段羽口から
前記含酸素高温ガスを吹き込むに際し、上段羽口風量と
下段羽口風量との比率を1.5以上6以下に制御するこ
とを特徴とする2段羽口式溶融還元炉の操業方法であ
る。
融還元炉において、上段羽口から含酸素高温ガスを鉱石
およびフラックスと共に吹き込み、かつ、下段羽口から
前記含酸素高温ガスを吹き込むに際し、上段羽口風量と
下段羽口風量との比率を1.5以上6以下に制御するこ
とを特徴とする2段羽口式溶融還元炉の操業方法であ
る。
【0006】
【作用】本発明者らは、溶銑中のSi濃度を低減するた
めの技術の手がかりをえるために、操業実績デ−タを詳
細に調査した結果、同じ原料組成であるにもかかわらず
溶銑中のSi濃度が異なる場合があることを見いだし
た。
めの技術の手がかりをえるために、操業実績デ−タを詳
細に調査した結果、同じ原料組成であるにもかかわらず
溶銑中のSi濃度が異なる場合があることを見いだし
た。
【0007】この点に関して更に調査を進めたところ、
溶銑中のSi濃度が異なる場合は上段羽口風量と下段羽
口風量との比率が異なっていることがわかった。そこで
「溶銑中のSi濃度は上段羽口風量と下段羽口風量との
比率と関係がある。」との仮説をたて、これを確認する
ために、下記の2段羽口式溶融還元炉おいて、上段羽口
風量と下段羽口風量との比率を0.7から7の範囲で変
化させて実験を行った。
溶銑中のSi濃度が異なる場合は上段羽口風量と下段羽
口風量との比率が異なっていることがわかった。そこで
「溶銑中のSi濃度は上段羽口風量と下段羽口風量との
比率と関係がある。」との仮説をたて、これを確認する
ために、下記の2段羽口式溶融還元炉おいて、上段羽口
風量と下段羽口風量との比率を0.7から7の範囲で変
化させて実験を行った。
【0008】 記 (1)2段羽口式溶融還元炉 a. 内 径(m) 1.5 b. 炉 高(m) 4 c. 羽 口 段 数(段) 2 (a) 上 段 羽 口(本) 3 (b) 下 段 羽 口(本) 3 (c) 上下段羽口間隔(mm) 1500 (2)操 業 条 件 a.風量(酸素濃度40容積%)(Nm3 /h) 990 b.含酸素高温ガス温度(℃) 1000 c.炭材(コ−クス)供給量(Kg/h) 905 d.上段羽口からの吹込量 (Kg/h) (a) 鉄鉱石粉(粒径2mm以下) 580 (b) 石灰石粉(粒径1mm以下) 100 (c) 珪石粉 (粒径1mm以下) 48
【0009】この結果を図1に示したが、上段羽口風量
と下段羽口風量との比率が1.5から7のときは、溶銑
中のSi濃度がほぼ一定で1.0%以下であるが、上段
羽口風量と下段羽口風量との比率が1.5以下では、溶
銑中のSi濃度が急激に上昇することがわかった。した
がって、溶銑中のSi濃度を低減させるためには、、上
段羽口風量と下段羽口風量との比率を1.5以上6以下
に制御する操業方法が効果的であることがわかった。な
おこの理由については、次のように考えられる(図3参
照)。すなわち、上段羽口1風量と下段羽口2風量との
総量が同じでその比率が1.5以上の場合には、相対的
に下段羽口前で発生する熱量が減少することになる。し
たがって上方から供給された炭材8中の灰分7のSiO
2 が下段羽口前で還元される量が減少し、SiO(g)
の発生量が低下し、滴下する溶融鉱石9中に溶け込むS
i量が少なく、溶銑中のSi濃度が低下することにな
る。
と下段羽口風量との比率が1.5から7のときは、溶銑
中のSi濃度がほぼ一定で1.0%以下であるが、上段
羽口風量と下段羽口風量との比率が1.5以下では、溶
銑中のSi濃度が急激に上昇することがわかった。した
がって、溶銑中のSi濃度を低減させるためには、、上
段羽口風量と下段羽口風量との比率を1.5以上6以下
に制御する操業方法が効果的であることがわかった。な
おこの理由については、次のように考えられる(図3参
照)。すなわち、上段羽口1風量と下段羽口2風量との
総量が同じでその比率が1.5以上の場合には、相対的
に下段羽口前で発生する熱量が減少することになる。し
たがって上方から供給された炭材8中の灰分7のSiO
2 が下段羽口前で還元される量が減少し、SiO(g)
の発生量が低下し、滴下する溶融鉱石9中に溶け込むS
i量が少なく、溶銑中のSi濃度が低下することにな
る。
【0010】一方、図2に示すように上段羽口風量と下
段羽口風量との比率が6を超えるとスラグ中のFeO濃
度が高くなる。これは下段羽口前での発生熱量が低下し
てしまい、上段羽口から吹き込んだ鉄鉱石が完全に還元
されないためである。なお、本発明に係る含酸素高温ガ
スの温度域は、通常900℃〜1200℃であり、また
この温度域における含酸素高温ガスの酸素濃度は30〜
45容積%が好ましい。ここでは、実施例として溶銑製
造の場合について説明したが、本発明の操業方法は、C
r,Mn,Ni等を含む合金銑などについても同様に適
用することができる。
段羽口風量との比率が6を超えるとスラグ中のFeO濃
度が高くなる。これは下段羽口前での発生熱量が低下し
てしまい、上段羽口から吹き込んだ鉄鉱石が完全に還元
されないためである。なお、本発明に係る含酸素高温ガ
スの温度域は、通常900℃〜1200℃であり、また
この温度域における含酸素高温ガスの酸素濃度は30〜
45容積%が好ましい。ここでは、実施例として溶銑製
造の場合について説明したが、本発明の操業方法は、C
r,Mn,Ni等を含む合金銑などについても同様に適
用することができる。
【0011】さらに本発明は、炭材充填層を形成する充
填層型には勿論、流動層等を形成する非充填層型の2段
羽口式溶融還元炉にも適用することができる。また本発
明によると、スラグ中のFeO濃度が低下するので耐火
物の損傷が減少する。さらに本発明によると、溶銑中の
S濃度も0.05%以下と低く安定させることができ
る。
填層型には勿論、流動層等を形成する非充填層型の2段
羽口式溶融還元炉にも適用することができる。また本発
明によると、スラグ中のFeO濃度が低下するので耐火
物の損傷が減少する。さらに本発明によると、溶銑中の
S濃度も0.05%以下と低く安定させることができ
る。
【0012】
【実施例】前述の2段羽口式溶融還元炉、操業条件で、
上段羽口風量と下段羽口風量との比率のみを変化させた
場合の操業結果を
上段羽口風量と下段羽口風量との比率のみを変化させた
場合の操業結果を
【表1】に示した。すなわち上段羽口風量と下段羽口風
量との比率が1である比較例のNo.1では溶銑中のS
i濃度が高く、上段羽口風量と下段羽口風量との比率が
7である比較例のNo.7ではFeO濃度が高いが、本
発明方法である実施例のNo.2からNo.6では溶銑
中のSi濃度およびスラグ中のFeO濃度のいずれも低
くなった。以上から明らかなように、本発明に係る通風
制御をおこなう操業方法によると、Si濃度の低い溶銑
を高い歩留で製造することができる。
量との比率が1である比較例のNo.1では溶銑中のS
i濃度が高く、上段羽口風量と下段羽口風量との比率が
7である比較例のNo.7ではFeO濃度が高いが、本
発明方法である実施例のNo.2からNo.6では溶銑
中のSi濃度およびスラグ中のFeO濃度のいずれも低
くなった。以上から明らかなように、本発明に係る通風
制御をおこなう操業方法によると、Si濃度の低い溶銑
を高い歩留で製造することができる。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明の操業方法によ
ると、従来2%前後であった溶銑中のSi濃度を1%以
下に、またスラグ中のFeO濃度も従来の3.0%前後
から1%以下に低下させることができ、溶銑歩留を大幅
に向上させることができる。
ると、従来2%前後であった溶銑中のSi濃度を1%以
下に、またスラグ中のFeO濃度も従来の3.0%前後
から1%以下に低下させることができ、溶銑歩留を大幅
に向上させることができる。
【図1】上段羽口風量と下段羽口風量との比率と、溶銑
中のSi濃度との関係を示す特性図である。
中のSi濃度との関係を示す特性図である。
【図2】上段羽口風量と下段羽口風量との比率と、スラ
グ中のFeO濃度との関係を示す特性図である。
グ中のFeO濃度との関係を示す特性図である。
【図3】2段羽口式溶融還元炉の羽口近傍の概略説明図
である。
である。
1 上段羽口 2 下段羽口 3 上段レ−スウエイ 4 下段レ−スウエイ 5 鉱石 6 フラックス 7 含SiO還元ガス 8 炭材 9 滴下する溶融鉱石 10 含酸素高温ガス 11 2段羽口式溶融還元炉炉壁
Claims (1)
- 【請求項1】 2段羽口式溶融還元炉において、上段羽
口から含酸素高温ガスを鉱石およびフラックスと共に吹
き込み、かつ、下段羽口から前記含酸素高温ガスを吹き
込むに際し、上段羽口から吹き込む含酸素高温ガスの風
量と下段羽口から吹き込む含酸素高温ガスの風量との比
率を1.5以上6以下に制御することを特徴とする2段
羽口式溶融還元炉の操業方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165191A JPH0559416A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 2段羽口式溶融還元炉の操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165191A JPH0559416A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 2段羽口式溶融還元炉の操業方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559416A true JPH0559416A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=13752237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165191A Pending JPH0559416A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 2段羽口式溶融還元炉の操業方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559416A (ja) |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP8165191A patent/JPH0559416A/ja active Pending
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