JPH0559609A - ポリエステル繊維の製造法 - Google Patents
ポリエステル繊維の製造法Info
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- JPH0559609A JPH0559609A JP3242496A JP24249691A JPH0559609A JP H0559609 A JPH0559609 A JP H0559609A JP 3242496 A JP3242496 A JP 3242496A JP 24249691 A JP24249691 A JP 24249691A JP H0559609 A JPH0559609 A JP H0559609A
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- Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリ塩化ビニル系樹脂との接着性が良好で、
かつ、作業環境、操作性などの問題のないポリエステル
繊維を製造する。 【構成】 ポリエステル繊維を製造するに際し、紡糸工
程において第1次油剤としてエポキシ化合物を配合した
平滑剤含有油剤を付与した後、延伸し、第2次油剤とし
てポリエチレンイミンを配合した油剤とポリウレタン樹
脂を配合した油剤もしくはポリエチレンイミン及びポリ
ウレタン樹脂を配合した油剤を付与する。
かつ、作業環境、操作性などの問題のないポリエステル
繊維を製造する。 【構成】 ポリエステル繊維を製造するに際し、紡糸工
程において第1次油剤としてエポキシ化合物を配合した
平滑剤含有油剤を付与した後、延伸し、第2次油剤とし
てポリエチレンイミンを配合した油剤とポリウレタン樹
脂を配合した油剤もしくはポリエチレンイミン及びポリ
ウレタン樹脂を配合した油剤を付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂
との接着性の改善されたポリエステル繊維を製造する方
法に関するものである。
との接着性の改善されたポリエステル繊維を製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステル繊維は、優れた物理的、化学的性質を有
し、工業的に大量生産され、各方面に多用されている極
めて有用な繊維であり、ホース、ターポリン、帆布、シ
ートなどのポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品としても
広く使用されている。
るポリエステル繊維は、優れた物理的、化学的性質を有
し、工業的に大量生産され、各方面に多用されている極
めて有用な繊維であり、ホース、ターポリン、帆布、シ
ートなどのポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品としても
広く使用されている。
【0003】しかしながら、ポリエステル繊維はポリ塩
化ビニル系樹脂とは接着性が悪く、ポリ塩化ビニル系樹
脂被覆繊維製品として使用する場合、繊維に接着性を付
与しなければ、引裂あるいは屈曲などによりポリ塩化ビ
ニル系樹脂と繊維間に剥離が生じるという問題を有して
いる。
化ビニル系樹脂とは接着性が悪く、ポリ塩化ビニル系樹
脂被覆繊維製品として使用する場合、繊維に接着性を付
与しなければ、引裂あるいは屈曲などによりポリ塩化ビ
ニル系樹脂と繊維間に剥離が生じるという問題を有して
いる。
【0004】そこで、従来、ポリエステル繊維にポリ塩
化ビニル系樹脂との接着性を付与する方法として、製糸
工程においてエポキシ化合物などを配合した油剤を付与
する方法や、ポリエチレンイミンとポリウレタン樹脂と
を油剤に配合して付与する方法、さらに繊維の加工工程
においてイソシアネート化合物などの有機溶剤系接着剤
で後処理する方法などが提案されている。
化ビニル系樹脂との接着性を付与する方法として、製糸
工程においてエポキシ化合物などを配合した油剤を付与
する方法や、ポリエチレンイミンとポリウレタン樹脂と
を油剤に配合して付与する方法、さらに繊維の加工工程
においてイソシアネート化合物などの有機溶剤系接着剤
で後処理する方法などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリ塩化ビニル系樹脂
被覆繊維製品におけるポリエステル繊維は、主に補強材
として用いられる。したがって、ポリ塩化ビニル系樹脂
とポリエステル繊維とは強固に接着し、高応力下でも十
分な繊維の強力利用が可能であり、ポリ塩化ビニル系樹
脂膜が破壊しないなど正常な状態を保持しなければなら
ない。
被覆繊維製品におけるポリエステル繊維は、主に補強材
として用いられる。したがって、ポリ塩化ビニル系樹脂
とポリエステル繊維とは強固に接着し、高応力下でも十
分な繊維の強力利用が可能であり、ポリ塩化ビニル系樹
脂膜が破壊しないなど正常な状態を保持しなければなら
ない。
【0006】しかるに、上記の繊維の製造工程において
エポキシ化合物などを油剤として付与するだけでは、十
分な接着強度が得られず、後加工で有機溶剤系の接着剤
を用いる方法は、作業環境、操作性、コストなどの点で
多くの問題を含んでいる。また、油剤にポリエチレンイ
ミンとポリウレタン樹脂とを配合して付与する方法によ
ればかなりの高接着力が得られるが、処理した繊維を補
強材として用いる場合、さらに高接着力のものが望まれ
ている。
エポキシ化合物などを油剤として付与するだけでは、十
分な接着強度が得られず、後加工で有機溶剤系の接着剤
を用いる方法は、作業環境、操作性、コストなどの点で
多くの問題を含んでいる。また、油剤にポリエチレンイ
ミンとポリウレタン樹脂とを配合して付与する方法によ
ればかなりの高接着力が得られるが、処理した繊維を補
強材として用いる場合、さらに高接着力のものが望まれ
ている。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑み、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂との接着性が良好なポリエステル繊維を得る
ことができ、かつ、作業環境、操作性などの問題のない
ポリエステル繊維の製造法を提供しようとするものであ
る。
ニル系樹脂との接着性が良好なポリエステル繊維を得る
ことができ、かつ、作業環境、操作性などの問題のない
ポリエステル繊維の製造法を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、ポリエステル繊維
の製造工程において、エポキシ化合物を油剤に配合して
付与した後、ポリエチレンイミン及びポリウレタン樹脂
を付与することが効果的であることを見い出し、本発明
に到達した。
題を解決するために鋭意検討の結果、ポリエステル繊維
の製造工程において、エポキシ化合物を油剤に配合して
付与した後、ポリエチレンイミン及びポリウレタン樹脂
を付与することが効果的であることを見い出し、本発明
に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、ポリエステル繊維を
製造するに際し、紡糸工程において第1次油剤としてエ
ポキシ化合物を配合した平滑剤含有油剤を付与した後、
延伸し、第2次油剤としてポリエチレンイミンを配合し
た油剤とポリウレタン樹脂を配合した油剤、もしくはポ
リエチレンイミン及びポリウレタン樹脂を配合した油剤
を付与することを特徴とするポリエステル繊維の製造法
を要旨とするものである。
製造するに際し、紡糸工程において第1次油剤としてエ
ポキシ化合物を配合した平滑剤含有油剤を付与した後、
延伸し、第2次油剤としてポリエチレンイミンを配合し
た油剤とポリウレタン樹脂を配合した油剤、もしくはポ
リエチレンイミン及びポリウレタン樹脂を配合した油剤
を付与することを特徴とするポリエステル繊維の製造法
を要旨とするものである。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるポリエステルとは、エチレングリコールに
代表されるジオール化合物とテレフタル酸に代表される
ジカルボン酸化合物とからの重縮合体を意味する。ポリ
エチレンテレフタレートがその代表例であるが、ポリエ
ステルはホモポリマーに限らずコポリマーでもよく、繊
維形成性を損なわない範囲でエステル形成性基を3個以
上有する化合物が共重合成分とされているものでもよ
い。
発明におけるポリエステルとは、エチレングリコールに
代表されるジオール化合物とテレフタル酸に代表される
ジカルボン酸化合物とからの重縮合体を意味する。ポリ
エチレンテレフタレートがその代表例であるが、ポリエ
ステルはホモポリマーに限らずコポリマーでもよく、繊
維形成性を損なわない範囲でエステル形成性基を3個以
上有する化合物が共重合成分とされているものでもよ
い。
【0011】ポリエステル繊維の分子量、デニール、フ
ィラメント数、断面形状、糸質物性、微細構造、添加剤
含有の有無、ポリマー性状(末端カルボキシル基濃度な
ど)はなんら限定を受けるものではない。
ィラメント数、断面形状、糸質物性、微細構造、添加剤
含有の有無、ポリマー性状(末端カルボキシル基濃度な
ど)はなんら限定を受けるものではない。
【0012】本発明において、第1次油剤に配合される
エポキシ化合物は、通常ハロゲン含有エポキシ類、例え
ば、エピクロルヒドリンとアルコール又はフェノールと
の反応によって合成される。この種のアルコール又はフ
ェノールの例としてはグリセロール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソ
ルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、トリメチロールプロパンあるいはこれらの
誘導体などの多価アルコール、レゾルシノール、カテコ
ール、ハイドロキノンあるいはこれらの誘導体などの多
価フェノールがある。また、不飽和結合を過酢酸などで
酸化して得られるシクロヘキサンエポキシド、ジグリシ
ジルエーテルなども使用できる。このようなエポキシ化
合物としては、例えば、商品名デナコールEX−51
2、EX−521、EX−313、EX−201(ナガ
セ化成工業社製)などがある。
エポキシ化合物は、通常ハロゲン含有エポキシ類、例え
ば、エピクロルヒドリンとアルコール又はフェノールと
の反応によって合成される。この種のアルコール又はフ
ェノールの例としてはグリセロール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソ
ルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、トリメチロールプロパンあるいはこれらの
誘導体などの多価アルコール、レゾルシノール、カテコ
ール、ハイドロキノンあるいはこれらの誘導体などの多
価フェノールがある。また、不飽和結合を過酢酸などで
酸化して得られるシクロヘキサンエポキシド、ジグリシ
ジルエーテルなども使用できる。このようなエポキシ化
合物としては、例えば、商品名デナコールEX−51
2、EX−521、EX−313、EX−201(ナガ
セ化成工業社製)などがある。
【0013】また、第2次油剤に配合されるポリエチレ
ンイミンとしては、主鎖及び側鎖に2級及び3級アミノ
基を有する水溶性高分子で、分子量200〜200,000、好ま
しくは、500〜100,000のものが好ましく、末端に水酸基
を含むものはさらに好ましい。このようなポリエチレン
イミンとしては、例えば、商品名エポミンsp−110、
sp−018、p−1000(日本触媒社製)などがある。
ンイミンとしては、主鎖及び側鎖に2級及び3級アミノ
基を有する水溶性高分子で、分子量200〜200,000、好ま
しくは、500〜100,000のものが好ましく、末端に水酸基
を含むものはさらに好ましい。このようなポリエチレン
イミンとしては、例えば、商品名エポミンsp−110、
sp−018、p−1000(日本触媒社製)などがある。
【0014】また、ポリウレタン樹脂としては、水溶性
又は水分散性のものが用いられ、ポリエステル型ポリウ
レタン樹脂が好ましい。このようなポリウレタン樹脂と
しては、例えば、商品名ハイドランHW−111、HW−3
01、HW−311(大日本インキ社製) 、アイゼラックス
S−4040(保土ヶ谷化学社製)などがある。
又は水分散性のものが用いられ、ポリエステル型ポリウ
レタン樹脂が好ましい。このようなポリウレタン樹脂と
しては、例えば、商品名ハイドランHW−111、HW−3
01、HW−311(大日本インキ社製) 、アイゼラックス
S−4040(保土ヶ谷化学社製)などがある。
【0015】本発明における油剤は、第1次油剤の場
合、エポキシ化合物及び平滑剤を含有していることが必
要であり、第2次油剤ではポリエチレンイミン、ポリウ
レタン樹脂以外に必要に応じて平滑剤等が配合される。
合、エポキシ化合物及び平滑剤を含有していることが必
要であり、第2次油剤ではポリエチレンイミン、ポリウ
レタン樹脂以外に必要に応じて平滑剤等が配合される。
【0016】平滑剤としては、従来よく用いられてきた
炭素数8〜18のアルコールと炭素数8〜18のカルボン酸
のエステル、該カルボン酸と多価アルコールのエステル
などの脂肪酸エステル、多価アルコールと炭素数20〜30
の脂肪族モノカルボン酸から得られるトリエステル、具
体的にはアラキドン酸(炭素数20)トリグリセライドあ
るいはポリエチレンオキサイドを付加したアルキルエー
テル化合物などが用いられる。
炭素数8〜18のアルコールと炭素数8〜18のカルボン酸
のエステル、該カルボン酸と多価アルコールのエステル
などの脂肪酸エステル、多価アルコールと炭素数20〜30
の脂肪族モノカルボン酸から得られるトリエステル、具
体的にはアラキドン酸(炭素数20)トリグリセライドあ
るいはポリエチレンオキサイドを付加したアルキルエー
テル化合物などが用いられる。
【0017】また、乳化剤は、油剤のタイプや成分によ
っては必ずしも必要ではないが、一般にはヒマシ油、高
級アルコールのアルキレンオキシド付加物もしくはポリ
エチレングリコールと高級脂肪酸とのエステルなどの乳
化剤が配合される。さらに必要に応じてエポキシ化合物
の反応を促進させるためにアミド化合物、具体的にはア
ミンと脂肪酸の縮合物のエチレンオキサイドあるいはポ
リオキサイド付加物といった硬化剤を配合してもよく、
その他帯電防止剤、耐熱剤、着色剤、潤滑剤などが必要
に応じて配合される。
っては必ずしも必要ではないが、一般にはヒマシ油、高
級アルコールのアルキレンオキシド付加物もしくはポリ
エチレングリコールと高級脂肪酸とのエステルなどの乳
化剤が配合される。さらに必要に応じてエポキシ化合物
の反応を促進させるためにアミド化合物、具体的にはア
ミンと脂肪酸の縮合物のエチレンオキサイドあるいはポ
リオキサイド付加物といった硬化剤を配合してもよく、
その他帯電防止剤、耐熱剤、着色剤、潤滑剤などが必要
に応じて配合される。
【0018】なお、油剤は第1次油剤、第2次油剤とも
に通常水性エマルションあるいは水溶液の形で使用され
るが、接着剤の分散、乳化が可能であれば、低粘度鉱物
油などで希釈したストレート油剤として使用してもよ
い。
に通常水性エマルションあるいは水溶液の形で使用され
るが、接着剤の分散、乳化が可能であれば、低粘度鉱物
油などで希釈したストレート油剤として使用してもよ
い。
【0019】油剤中の各成分の割合は、第1次油剤で
は、エポキシ化合物5〜50重量%、平滑剤30〜80重量
%、乳化剤5〜50重量%、その他の添加剤適量でトータ
ルとして100重量%になるような組み合わせが好まし
い。ここで、エポキシ化合物の配合量が重要で、この配
合量が5重量%より少ないと接着性の向上が十分ではな
く、50重量%より多いと操業性に問題がでてきて好まし
くない。
は、エポキシ化合物5〜50重量%、平滑剤30〜80重量
%、乳化剤5〜50重量%、その他の添加剤適量でトータ
ルとして100重量%になるような組み合わせが好まし
い。ここで、エポキシ化合物の配合量が重要で、この配
合量が5重量%より少ないと接着性の向上が十分ではな
く、50重量%より多いと操業性に問題がでてきて好まし
くない。
【0020】また、第2次油剤では、ポリエチレンイミ
ン10〜100重量%、ポリウレタン樹脂10〜100重量%、必
要に応じその他の添加剤適量でトータルとして100重量
%になるような組み合わせが好ましい。ポリエチレンイ
ミン及びポリウレタン樹脂の配合量はそれぞれ10重量%
以上とすることが重要で、これらの配合量が10重量%よ
り少ないと接着性向上効果が十分発揮されない。
ン10〜100重量%、ポリウレタン樹脂10〜100重量%、必
要に応じその他の添加剤適量でトータルとして100重量
%になるような組み合わせが好ましい。ポリエチレンイ
ミン及びポリウレタン樹脂の配合量はそれぞれ10重量%
以上とすることが重要で、これらの配合量が10重量%よ
り少ないと接着性向上効果が十分発揮されない。
【0021】ポリエステル繊維を製造する際に、第1次
油剤は、紡糸工程で付与し、第2次油剤は延伸した後に
付与する。例えば、溶融紡糸した糸条にローラ給油法で
第1次油剤を付与し、引き続き延伸を行い、巻き取る直
前に第2次油剤を付与する方法や、紡糸口金より紡出さ
れた未延伸糸条に第1次油剤を付与し、一旦巻き取った
後に延伸を行い、第2次油剤を付与する方法が採用され
る。
油剤は、紡糸工程で付与し、第2次油剤は延伸した後に
付与する。例えば、溶融紡糸した糸条にローラ給油法で
第1次油剤を付与し、引き続き延伸を行い、巻き取る直
前に第2次油剤を付与する方法や、紡糸口金より紡出さ
れた未延伸糸条に第1次油剤を付与し、一旦巻き取った
後に延伸を行い、第2次油剤を付与する方法が採用され
る。
【0022】第2次油剤を付与する方法は、ポリエチレ
ンイミンとポリウレタン樹脂とを含有する油剤を付与す
る方法の他、まずポリエチレンイミン含有油剤を付与
し、引き続きポリウレタン樹脂含有油剤を付与する2段
付与の方法でもよい。
ンイミンとポリウレタン樹脂とを含有する油剤を付与す
る方法の他、まずポリエチレンイミン含有油剤を付与
し、引き続きポリウレタン樹脂含有油剤を付与する2段
付与の方法でもよい。
【0023】油剤(有効成分)の付着量は、繊維に対し
て、第1次油剤0.2〜2重量%、第2次油剤0.8〜10重量
%で、トータル1〜12重量%となるようにすることが好
ましい。
て、第1次油剤0.2〜2重量%、第2次油剤0.8〜10重量
%で、トータル1〜12重量%となるようにすることが好
ましい。
【0024】本発明の方法で得られるポリエステル繊維
は、ポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品として好ましく
使用される。ポリ塩化ビニル系樹脂の被覆は、例えば、
ポリ塩化ビニル系フィルムを熱圧着させるラミネート
法、ポリ塩化ビニル系ペーストに浸漬する方法あるいは
熱ローラで混練したポリ塩化ビニル系樹脂を被覆するカ
レンダー法など、ポリ塩化ビニル系樹脂の繊維被覆加工
法は全て適用することができる。
は、ポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品として好ましく
使用される。ポリ塩化ビニル系樹脂の被覆は、例えば、
ポリ塩化ビニル系フィルムを熱圧着させるラミネート
法、ポリ塩化ビニル系ペーストに浸漬する方法あるいは
熱ローラで混練したポリ塩化ビニル系樹脂を被覆するカ
レンダー法など、ポリ塩化ビニル系樹脂の繊維被覆加工
法は全て適用することができる。
【0025】なお、ポリ塩化ビニル系樹脂としては、軟
質及び硬質のポリ塩化ビニル系樹脂の他、ポリ塩化ビニ
ル樹脂とニトリルゴムとのブレンド物、ポリ塩化ビニル
にエチレンあるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体をグ
ラフトさせたグラフト共重合体などが使用される。
質及び硬質のポリ塩化ビニル系樹脂の他、ポリ塩化ビニ
ル樹脂とニトリルゴムとのブレンド物、ポリ塩化ビニル
にエチレンあるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体をグ
ラフトさせたグラフト共重合体などが使用される。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例中の接着力の評価に使用したポリ塩化ビニル
系樹脂及び剥離接着力の測定法は次のとおりである。 ポリ塩化ビニル系樹脂シート;市販の軟質ポリ塩化ビニ
ル系樹脂シート(三菱化成社製アルトロン、厚さ300μ
m) 剥離接着力の測定;上記のポリ塩化ビニル系樹脂シート
に、接着剤処理を施した繊維を一定張力で一定量、すき
間のないように張りつめた繊維束を重ね、160℃で2分
間、 2Kg/cm2の圧力で圧着させる。圧着したシートを
3cm幅に切断し、テストピースとする。テストピースに
ついて、オートグラフを使用し、引張速度5cm/分で1
80度剥離接着力を測定する。
る。実施例中の接着力の評価に使用したポリ塩化ビニル
系樹脂及び剥離接着力の測定法は次のとおりである。 ポリ塩化ビニル系樹脂シート;市販の軟質ポリ塩化ビニ
ル系樹脂シート(三菱化成社製アルトロン、厚さ300μ
m) 剥離接着力の測定;上記のポリ塩化ビニル系樹脂シート
に、接着剤処理を施した繊維を一定張力で一定量、すき
間のないように張りつめた繊維束を重ね、160℃で2分
間、 2Kg/cm2の圧力で圧着させる。圧着したシートを
3cm幅に切断し、テストピースとする。テストピースに
ついて、オートグラフを使用し、引張速度5cm/分で1
80度剥離接着力を測定する。
【0027】実施例1及び比較例 固有粘度(フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物
を溶媒とし、温度20℃で測定)が0.95のポリエチレンテ
レフタレートチップをエクストルーダー式溶融紡糸機で
紡糸し、未延伸糸を巻き取る直前に表1に示す7種類の
油剤(25重量%水エマルジョン)を付与した。一旦巻き
取った未延伸糸を、230℃のヒータープレートを備えた
延伸機に供給して延伸し、オレイン酸トリグリセライド
50重量%、ポリエチレンイミン20重量%、ポリウレタン
樹脂15重量%、ポリオキシエチレン化硬化ヒマシ油10重
量%、ジオクチルスルホサクシネートNa塩5重量%か
らなる油剤(25重量%水エマルジョン)を付与しながら
ワインダーで巻き取り、1500d/192fポリエステルヤ
ーンを製造した。得られたヤーンについて前述の手順に
基づき、剥離接着力を測定した。結果を表2に示す。
(No.1〜6が実施例で、No.7は比較例である。)
を溶媒とし、温度20℃で測定)が0.95のポリエチレンテ
レフタレートチップをエクストルーダー式溶融紡糸機で
紡糸し、未延伸糸を巻き取る直前に表1に示す7種類の
油剤(25重量%水エマルジョン)を付与した。一旦巻き
取った未延伸糸を、230℃のヒータープレートを備えた
延伸機に供給して延伸し、オレイン酸トリグリセライド
50重量%、ポリエチレンイミン20重量%、ポリウレタン
樹脂15重量%、ポリオキシエチレン化硬化ヒマシ油10重
量%、ジオクチルスルホサクシネートNa塩5重量%か
らなる油剤(25重量%水エマルジョン)を付与しながら
ワインダーで巻き取り、1500d/192fポリエステルヤ
ーンを製造した。得られたヤーンについて前述の手順に
基づき、剥離接着力を測定した。結果を表2に示す。
(No.1〜6が実施例で、No.7は比較例である。)
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】実施例2 固有粘度が0.90のポリエチレンテレフタレートをエクス
トルーダー式溶融紡糸機で紡糸し、ローラ給油法でイソ
ステアリルオレエート50重量%、デナコールEX−52
1 40重量%、ポリオキシエチレン化硬化ヒマシ油5重
量%、ジオクチルスルホサクシネートNa塩3重量%、
耐熱剤2重量%からなる油剤(28重量%水エマルジョ
ン)を付与し、そのまま巻き取ることなく加熱ローラと
セパレートローラを組み合わせた多段延伸装置に導いて
延伸し、最終ローラの直前に表3の〔イ〕の油剤を付与
し、その後表3の〔ロ〕の油剤を付与しながらワインダ
ーで巻き取り、1500d/192fのポリエステルヤーンを
得た。この場合の第1次油剤の実質付着量は、0.8重量
%で、トータルの油剤付着量は2.5重量%であった。得
られたヤーンは、7.8Kg/3cmの剥離接着力を示した。
トルーダー式溶融紡糸機で紡糸し、ローラ給油法でイソ
ステアリルオレエート50重量%、デナコールEX−52
1 40重量%、ポリオキシエチレン化硬化ヒマシ油5重
量%、ジオクチルスルホサクシネートNa塩3重量%、
耐熱剤2重量%からなる油剤(28重量%水エマルジョ
ン)を付与し、そのまま巻き取ることなく加熱ローラと
セパレートローラを組み合わせた多段延伸装置に導いて
延伸し、最終ローラの直前に表3の〔イ〕の油剤を付与
し、その後表3の〔ロ〕の油剤を付与しながらワインダ
ーで巻き取り、1500d/192fのポリエステルヤーンを
得た。この場合の第1次油剤の実質付着量は、0.8重量
%で、トータルの油剤付着量は2.5重量%であった。得
られたヤーンは、7.8Kg/3cmの剥離接着力を示した。
【0031】
【表3】
【0032】実施例3 固有粘度が0.90のポリエチレンテレフタレートをエクス
トルーダー式溶融紡糸機で紡糸し、ローラ給油法で希釈
剤(レッドウッド30秒の鉱物油)60重量%、デナコール
EX−512 12重量%、イソステアリルオレエート10
重量%、グリセリンジラウレート7重量%、ポリオキシ
エチレン(6)セチルアルコール6重量%、ポリオキシ
エチレン(10)ステアリルアミン3重量%、ジオクチル
スルホサクシネートNa塩2重量%からなる非水系油剤
を付与し、そのまま巻き取ることなく加熱ローラとセパ
レートローラを組み合わせた多段延伸装置に導いて延伸
後、最終ローラの直前で表3の〔イ〕の油剤(30重量%
水エマルジョン)を付与した後、ポリウレタン樹脂の30
重量%水エマルジョンを付与しながらワインダーで巻き
取り、1500d/192fのポリエステルヤーンを得た。こ
の場合の第1次油剤の実質付着量は、1.0重量%で、ト
ータルの油剤付着量は3.1重量%であった。得られたヤ
ーンは、7.5Kg/3cmの剥離接着力を示した。
トルーダー式溶融紡糸機で紡糸し、ローラ給油法で希釈
剤(レッドウッド30秒の鉱物油)60重量%、デナコール
EX−512 12重量%、イソステアリルオレエート10
重量%、グリセリンジラウレート7重量%、ポリオキシ
エチレン(6)セチルアルコール6重量%、ポリオキシ
エチレン(10)ステアリルアミン3重量%、ジオクチル
スルホサクシネートNa塩2重量%からなる非水系油剤
を付与し、そのまま巻き取ることなく加熱ローラとセパ
レートローラを組み合わせた多段延伸装置に導いて延伸
後、最終ローラの直前で表3の〔イ〕の油剤(30重量%
水エマルジョン)を付与した後、ポリウレタン樹脂の30
重量%水エマルジョンを付与しながらワインダーで巻き
取り、1500d/192fのポリエステルヤーンを得た。こ
の場合の第1次油剤の実質付着量は、1.0重量%で、ト
ータルの油剤付着量は3.1重量%であった。得られたヤ
ーンは、7.5Kg/3cmの剥離接着力を示した。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ポリ塩化ビニル系樹脂
との接着性が良好なポリエステル繊維を得ることがで
き、かつ、作業環境、操作性などの問題のないポリエス
テル繊維の製造法が提供される。
との接着性が良好なポリエステル繊維を得ることがで
き、かつ、作業環境、操作性などの問題のないポリエス
テル繊維の製造法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 13/11 15/356 15/564 // D06M 101:32 7199−3B D06M 15/564
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステル繊維を製造するに際し、紡
糸工程において第1次油剤としてエポキシ化合物を配合
した平滑剤含有油剤を付与し、次いで、延伸した後、第
2次油剤としてポリエチレンイミンを配合した油剤とポ
リウレタン樹脂を配合した油剤とを付与することを特徴
とするポリエステル繊維の製造法。 - 【請求項2】 ポリエステル繊維を製造するに際し、紡
糸工程において第1次油剤としてエポキシ化合物を配合
した平滑剤含有油剤を付与し、次いで、延伸した後、第
2次油剤としてポリエチレンイミン及びポリウレタン樹
脂を配合した油剤を付与することを特徴とするポリエス
テル繊維の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3242496A JPH0559609A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | ポリエステル繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3242496A JPH0559609A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | ポリエステル繊維の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559609A true JPH0559609A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17089957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3242496A Pending JPH0559609A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | ポリエステル繊維の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559609A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100426426B1 (ko) * | 1996-10-30 | 2004-05-17 | 주식회사 휴비스 | 산업용 폴리에스테르 필라멘트사의 제조방법 |
| US7301255B2 (en) | 2003-03-27 | 2007-11-27 | Kyocera Corporation | Surface acoustic wave apparatus and communications device |
| WO2008056645A1 (en) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | Teijin Fibers Limited | Polyester multifilament for resin reinforcement and process for producing the same |
| JP7759149B1 (ja) * | 2025-05-09 | 2025-10-23 | 竹本油脂株式会社 | 強化繊維用集束剤および強化繊維 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3242496A patent/JPH0559609A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100426426B1 (ko) * | 1996-10-30 | 2004-05-17 | 주식회사 휴비스 | 산업용 폴리에스테르 필라멘트사의 제조방법 |
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| JP5161788B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2013-03-13 | 帝人ファイバー株式会社 | 樹脂補強用ポリエステルマルチフィラメントおよびその製造方法 |
| JP7759149B1 (ja) * | 2025-05-09 | 2025-10-23 | 竹本油脂株式会社 | 強化繊維用集束剤および強化繊維 |
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