JPH073654A - ポリエステル繊維の製造法 - Google Patents
ポリエステル繊維の製造法Info
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- JPH073654A JPH073654A JP5171129A JP17112993A JPH073654A JP H073654 A JPH073654 A JP H073654A JP 5171129 A JP5171129 A JP 5171129A JP 17112993 A JP17112993 A JP 17112993A JP H073654 A JPH073654 A JP H073654A
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- JP
- Japan
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- polyvinyl chloride
- polyester fiber
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- chloride resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリ塩化ビニル系樹脂との接着性が良好も繊
維が得られ、かつ、操作性に問題のないポリエステル繊
維の製造法を提供する。 【構成】 ポリエステル繊維を製造するに際し、製糸工
程において延伸後に第一次処理剤としてエポキシ化合物
及びポリエチレンイミンを配合した油剤を付与した後、
第二次処理剤としてポリウレタン樹脂を配合した油剤を
付与する。
維が得られ、かつ、操作性に問題のないポリエステル繊
維の製造法を提供する。 【構成】 ポリエステル繊維を製造するに際し、製糸工
程において延伸後に第一次処理剤としてエポキシ化合物
及びポリエチレンイミンを配合した油剤を付与した後、
第二次処理剤としてポリウレタン樹脂を配合した油剤を
付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂
との接着性の改善されたポリエステル繊維を製造する方
法に関するものである。
との接着性の改善されたポリエステル繊維を製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステル繊維は、優れた物理的、化学的性質を有
し、工業的に大量生産され、各方面に多用されている極
めて有用な繊維であり、ホース、ターポリン、帆布、シ
ートなどのポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品としても
広く使用されている。
るポリエステル繊維は、優れた物理的、化学的性質を有
し、工業的に大量生産され、各方面に多用されている極
めて有用な繊維であり、ホース、ターポリン、帆布、シ
ートなどのポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品としても
広く使用されている。
【0003】ポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品におけ
るポリエステル繊維は、主に補強材として用いられる。
したがって、ポリ塩化ビニル系樹脂とポリエステル繊維
とは強固に接着し、高応力下でも十分な繊維の強力利用
が可能であり、ポリ塩化ビニル系樹脂膜が破壊しないな
ど正常な状態を保持しなければならない。
るポリエステル繊維は、主に補強材として用いられる。
したがって、ポリ塩化ビニル系樹脂とポリエステル繊維
とは強固に接着し、高応力下でも十分な繊維の強力利用
が可能であり、ポリ塩化ビニル系樹脂膜が破壊しないな
ど正常な状態を保持しなければならない。
【0004】しかしながら、ポリエステル繊維はポリ塩
化ビニル系樹脂とは接着性が悪く、ポリ塩化ビニル系樹
脂被覆繊維製品として使用する場合、繊維に接着性を付
与しなければ、引裂あるいは屈曲などによりポリ塩化ビ
ニル系樹脂と繊維との間に剥離が生じるという問題を有
している。
化ビニル系樹脂とは接着性が悪く、ポリ塩化ビニル系樹
脂被覆繊維製品として使用する場合、繊維に接着性を付
与しなければ、引裂あるいは屈曲などによりポリ塩化ビ
ニル系樹脂と繊維との間に剥離が生じるという問題を有
している。
【0005】そこで、従来、ポリエステル繊維にポリ塩
化ビニル系樹脂との接着性を付与する方法として、製糸
工程においてポリエチレンイミン化合物及びポリウレタ
ン樹脂を付与する方法(特開平5−9872号、特開平5−
25707 号)やエポキシ化合物を付与した後ポリエチレン
イミンとポリウレタン樹脂を付与する方法(特開平5−
59609号)などが提案されている。
化ビニル系樹脂との接着性を付与する方法として、製糸
工程においてポリエチレンイミン化合物及びポリウレタ
ン樹脂を付与する方法(特開平5−9872号、特開平5−
25707 号)やエポキシ化合物を付与した後ポリエチレン
イミンとポリウレタン樹脂を付与する方法(特開平5−
59609号)などが提案されている。
【0006】しかるに、上記のような方法では、十分な
接着力が得られなかったり、接着力は得られてもローラ
の汚れが著しく、ローラの清掃を頻繁に行わなければな
らず、操作性が悪かったりするという問題があった。
接着力が得られなかったり、接着力は得られてもローラ
の汚れが著しく、ローラの清掃を頻繁に行わなければな
らず、操作性が悪かったりするという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑み、ポリ塩化ビニル系樹脂との高接着性が良好なポ
リエステル繊維を得ることができ、かつ、操作性などに
問題のないポリエステル繊維の製造法を提供しようとす
るものである。
に鑑み、ポリ塩化ビニル系樹脂との高接着性が良好なポ
リエステル繊維を得ることができ、かつ、操作性などに
問題のないポリエステル繊維の製造法を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、ポリエステル繊維
の製造工程において、延伸後、エポキシ化合物及びポリ
エチレンイミンを配合した油剤を第一次処理剤として付
与した後、ポリウレタン樹脂を配合した油剤を第二次処
理剤として付与することが効果的であることを見い出
し、本発明に到達した。
題を解決するために鋭意検討の結果、ポリエステル繊維
の製造工程において、延伸後、エポキシ化合物及びポリ
エチレンイミンを配合した油剤を第一次処理剤として付
与した後、ポリウレタン樹脂を配合した油剤を第二次処
理剤として付与することが効果的であることを見い出
し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、ポリエステル繊維を
製造するに際し、製糸工程において延伸後に第一次処理
剤としてエポキシ化合物及びポリエチレンイミンを配合
した油剤を付与した後、第二次処理剤としてポリウレタ
ン樹脂を配合した油剤を付与することを特徴とするポリ
エステル繊維の製造法を要旨とするものである。
製造するに際し、製糸工程において延伸後に第一次処理
剤としてエポキシ化合物及びポリエチレンイミンを配合
した油剤を付与した後、第二次処理剤としてポリウレタ
ン樹脂を配合した油剤を付与することを特徴とするポリ
エステル繊維の製造法を要旨とするものである。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるポリエステルとは、エチレングリコールに
代表されるジオール化合物とテレフタル酸に代表される
ジカルボン酸化合物とからの重縮合体を意味する。ポリ
エチレンテレフタレートがその代表例であるが、ポリエ
ステルはホモポリマーに限らずコポリマーでもよく、繊
維形成性を損なわない範囲でエステル形成性基を3個以
上有する化合物が共重合成分とされているものでもよ
い。
発明におけるポリエステルとは、エチレングリコールに
代表されるジオール化合物とテレフタル酸に代表される
ジカルボン酸化合物とからの重縮合体を意味する。ポリ
エチレンテレフタレートがその代表例であるが、ポリエ
ステルはホモポリマーに限らずコポリマーでもよく、繊
維形成性を損なわない範囲でエステル形成性基を3個以
上有する化合物が共重合成分とされているものでもよ
い。
【0011】ポリエステル繊維の分子量、繊度、フィラ
メント数、断面形状、糸質物性、微細構造、添加剤含有
の有無、ポリマー性状(末端カルボキシル基濃度など)
はなんら限定を受けるものではない。
メント数、断面形状、糸質物性、微細構造、添加剤含有
の有無、ポリマー性状(末端カルボキシル基濃度など)
はなんら限定を受けるものではない。
【0012】本発明において、第一次処理剤に配合され
るエポキシ化合物は、通常ハロゲン含有エポキシ類、例
えば、エピクロルヒドリンとアルコール又はフェノール
との反応によって合成される。この種のアルコール又は
フェノールの例としてはグリセロール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ソルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパンあるいはこれら
の誘導体などの多価アルコール、レゾルシノール、カテ
コール、ハイドロキノンあるいはこれらの誘導体などの
多価フェノールがある。また、不飽和結合を過酢酸など
で酸化して得られるシクロヘキサンエポキシド、ジグリ
シジルエーテルなども使用できる。このようなエポキシ
化合物としては、例えば、商品名デナコールEX−512
、EX−521 、EX−313 、EX−201(長瀬化成工業
社製)などがある。
るエポキシ化合物は、通常ハロゲン含有エポキシ類、例
えば、エピクロルヒドリンとアルコール又はフェノール
との反応によって合成される。この種のアルコール又は
フェノールの例としてはグリセロール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ソルビトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパンあるいはこれら
の誘導体などの多価アルコール、レゾルシノール、カテ
コール、ハイドロキノンあるいはこれらの誘導体などの
多価フェノールがある。また、不飽和結合を過酢酸など
で酸化して得られるシクロヘキサンエポキシド、ジグリ
シジルエーテルなども使用できる。このようなエポキシ
化合物としては、例えば、商品名デナコールEX−512
、EX−521 、EX−313 、EX−201(長瀬化成工業
社製)などがある。
【0013】同様に第一次処理剤に配合されるポリエチ
レンイミンとしては、主鎖及び側鎖に2級及び3級アミ
ノ基を有する水溶性高分子で、分子量 200〜200,000 、
好ましくは、 500〜100,000 のものが望ましく、末端に
水酸基を含むものはさらに好ましい。このようなポリエ
チレンイミンとしては、例えば、商品名エポミンsp−
110 、sp−018 、p−1000(日本触媒社製)などがあ
る。
レンイミンとしては、主鎖及び側鎖に2級及び3級アミ
ノ基を有する水溶性高分子で、分子量 200〜200,000 、
好ましくは、 500〜100,000 のものが望ましく、末端に
水酸基を含むものはさらに好ましい。このようなポリエ
チレンイミンとしては、例えば、商品名エポミンsp−
110 、sp−018 、p−1000(日本触媒社製)などがあ
る。
【0014】また、第二次処理剤に配合されるポリウレ
タン樹脂としては、水溶性又は水分散性のものが用いら
れ、ポリエステル型ポリウレタン樹脂が好ましい。この
ようなポリウレタン樹脂としては、例えば、商品名ハイ
ドランHW−111 、HW−301 、HW−311 (大日本イ
ンキ化学工業社製)、アイゼラックスS−4040(保土ヶ
谷化学社製)などがある。
タン樹脂としては、水溶性又は水分散性のものが用いら
れ、ポリエステル型ポリウレタン樹脂が好ましい。この
ようなポリウレタン樹脂としては、例えば、商品名ハイ
ドランHW−111 、HW−301 、HW−311 (大日本イ
ンキ化学工業社製)、アイゼラックスS−4040(保土ヶ
谷化学社製)などがある。
【0015】第一次処理剤及び第二次処理剤における平
滑油剤としては、従来よく用いられてきた炭素数8〜18
のアルコールと炭素数8〜18のカルボン酸のエステル、
該カルボン酸と多価アルコールとのエステルなどの脂肪
酸エステル、多価アルコールと炭素数20〜30の脂肪族モ
ノカルボン酸とから得られるトリエステル、具体的には
アラキドン酸(炭素数20)トリグリセライドあるいはポ
リエチレンオキサイドを付加したアルキルエーテル化合
物などが用いられる。
滑油剤としては、従来よく用いられてきた炭素数8〜18
のアルコールと炭素数8〜18のカルボン酸のエステル、
該カルボン酸と多価アルコールとのエステルなどの脂肪
酸エステル、多価アルコールと炭素数20〜30の脂肪族モ
ノカルボン酸とから得られるトリエステル、具体的には
アラキドン酸(炭素数20)トリグリセライドあるいはポ
リエチレンオキサイドを付加したアルキルエーテル化合
物などが用いられる。
【0016】乳化剤は、油剤のタイプや成分によっては
必ずしも必要ではないが、一般にはヒマシ油、高級アル
コールのアルキレンオキシド付加物もしくはポリエチレ
ングリコールと高級脂肪酸とのエステルなどの乳化剤が
配合される。
必ずしも必要ではないが、一般にはヒマシ油、高級アル
コールのアルキレンオキシド付加物もしくはポリエチレ
ングリコールと高級脂肪酸とのエステルなどの乳化剤が
配合される。
【0017】さらに必要に応じてエポキシ化合物の反応
を促進させるためにアミド化合物、具体的にはアミンと
脂肪酸の縮合物のエチレンオキサイドあるいはポリオキ
サイド付加物といった硬化剤を配合してもよく、その他
帯電防止剤、耐熱剤、着色剤、潤滑剤などが必要に応じ
て配合される。
を促進させるためにアミド化合物、具体的にはアミンと
脂肪酸の縮合物のエチレンオキサイドあるいはポリオキ
サイド付加物といった硬化剤を配合してもよく、その他
帯電防止剤、耐熱剤、着色剤、潤滑剤などが必要に応じ
て配合される。
【0018】なお、第一次処理剤、第二次処理剤ともに
通常水性エマルジョンあるいは水溶液型油剤として使用
されるが、接着剤の分散、乳化が可能であれば、低粘度
鉱物油などで希釈したストレート油剤として使用しても
よい。
通常水性エマルジョンあるいは水溶液型油剤として使用
されるが、接着剤の分散、乳化が可能であれば、低粘度
鉱物油などで希釈したストレート油剤として使用しても
よい。
【0019】処理剤中の各成分の割合は、第一次処理剤
では、エポキシ化合物5〜20重量%、ポリエチレンイミ
ン30〜50重量%、平滑剤10〜50重量%、その他の添加剤
適量でトータルとして 100重量%になるような組み合わ
せが好ましい。ここで、エポキシ化合物の配合量が重要
で、この配合量が5重量%より少ないと接着性の向上が
十分ではなく、20重量%より多いと操業性に問題が起き
て好ましくない。
では、エポキシ化合物5〜20重量%、ポリエチレンイミ
ン30〜50重量%、平滑剤10〜50重量%、その他の添加剤
適量でトータルとして 100重量%になるような組み合わ
せが好ましい。ここで、エポキシ化合物の配合量が重要
で、この配合量が5重量%より少ないと接着性の向上が
十分ではなく、20重量%より多いと操業性に問題が起き
て好ましくない。
【0020】また、第二次処理剤では、ポリウレタン樹
脂10〜100 重量%、平滑剤10〜80重量%、必要に応じて
その他の添加剤適量でトータルとして 100重量%になる
ような組み合わせが好ましい。ポリウレタン樹脂の配合
量が10重量%より少ないと十分な接着性向上効果が発揮
されない。
脂10〜100 重量%、平滑剤10〜80重量%、必要に応じて
その他の添加剤適量でトータルとして 100重量%になる
ような組み合わせが好ましい。ポリウレタン樹脂の配合
量が10重量%より少ないと十分な接着性向上効果が発揮
されない。
【0021】処理剤(有効成分)の付着量は、繊維に対
して第一次処理剤 0.2〜2重量%、第二次処理剤 0.8〜
10重量%で、トータル1〜12重量%となるようにするこ
とが好ましい。
して第一次処理剤 0.2〜2重量%、第二次処理剤 0.8〜
10重量%で、トータル1〜12重量%となるようにするこ
とが好ましい。
【0022】本発明の方法で得られるポリエステル繊維
は、ポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品として好ましく
使用される。ポリ塩化ビニル系樹脂の被覆は、例えば、
ポリ塩化ビニル系フィルムを熱圧着させるラミネート
法、ポリ塩化ビニル系ペーストに浸漬する方法あるいは
熱ローラで混練したポリ塩化ビニル系樹脂を被覆するカ
レンダー法など、ポリ塩化ビニル系樹脂の繊維被覆加工
法は全て適用することができる。
は、ポリ塩化ビニル系樹脂被覆繊維製品として好ましく
使用される。ポリ塩化ビニル系樹脂の被覆は、例えば、
ポリ塩化ビニル系フィルムを熱圧着させるラミネート
法、ポリ塩化ビニル系ペーストに浸漬する方法あるいは
熱ローラで混練したポリ塩化ビニル系樹脂を被覆するカ
レンダー法など、ポリ塩化ビニル系樹脂の繊維被覆加工
法は全て適用することができる。
【0023】なお、ポリ塩化ビニル系樹脂としては、軟
質及び硬質のポリ塩化ビニル系樹脂の他、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂とニトリルゴムのブレンド物、ポリ塩化ビニル
にエチレンあるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体をグ
ラフトさせたグラフト共重合体などが使用される。
質及び硬質のポリ塩化ビニル系樹脂の他、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂とニトリルゴムのブレンド物、ポリ塩化ビニル
にエチレンあるいはエチレン−酢酸ビニル共重合体をグ
ラフトさせたグラフト共重合体などが使用される。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例中の接着力の評価に使用したポリ塩化
ビニル系樹脂及び剥離接着力の測定法は次のとおりであ
る。 ポリ塩化ビニル系樹脂シート;市販の軟質ポリ塩化ビニ
ル系樹脂シート(三菱化成社製アルトロン、厚さ 300μ
m) 剥離接着力の測定;上記のポリ塩化ビニル系樹脂シート
に接着剤処理を施した繊維を一定張力で一定量、すき間
のないように張りつめた繊維束を重ね、 160℃で2分
間、2kg/cm2 の圧力で圧着させる。圧着したシートを
3cm幅に切断し、テストピースとする。テストピースに
ついて、オートグラフを使用し、引張速度5cm/分で 1
80度剥離接着力を測定する。また、製糸時にローラにエ
ポキシ硬化物及び熱劣化物が堆積するため一定期間で清
掃を行う必要があるが、この清掃期間の周期により、製
糸性を次の2段階で評価した。 ○:1日以上 ×:1日未満
る。なお、実施例中の接着力の評価に使用したポリ塩化
ビニル系樹脂及び剥離接着力の測定法は次のとおりであ
る。 ポリ塩化ビニル系樹脂シート;市販の軟質ポリ塩化ビニ
ル系樹脂シート(三菱化成社製アルトロン、厚さ 300μ
m) 剥離接着力の測定;上記のポリ塩化ビニル系樹脂シート
に接着剤処理を施した繊維を一定張力で一定量、すき間
のないように張りつめた繊維束を重ね、 160℃で2分
間、2kg/cm2 の圧力で圧着させる。圧着したシートを
3cm幅に切断し、テストピースとする。テストピースに
ついて、オートグラフを使用し、引張速度5cm/分で 1
80度剥離接着力を測定する。また、製糸時にローラにエ
ポキシ硬化物及び熱劣化物が堆積するため一定期間で清
掃を行う必要があるが、この清掃期間の周期により、製
糸性を次の2段階で評価した。 ○:1日以上 ×:1日未満
【0025】実施例1及び比較例1 固有粘度(フェノールと四塩化エタンとの等重量混合物
を溶媒とし、温度20℃で測定)が0.95のポリエチレンテ
レフタレートチップをエクストルーダー式溶融紡糸機で
紡糸し、未延伸糸を巻き取る直前に脂肪酸エステルを主
成分とする紡糸油剤を糸条に対し油分付着量が 0.4重量
%となるように付与した。一旦巻き取った未延伸糸を、
230 ℃のヒータープレートを備えた延伸機に供給して延
伸した後、表1に示す第一次処理剤の25重量%水エマル
ジョンを付与し、次いで表1に示す第二次処理剤の25重
量%水エマルジョンを付与してワインダーで巻き取り、
1500d/192fのポリエステルヤーンを得た。なお、エポ
キシ化合物としてはデナコールEX−313 、ポリエチレ
ンイミン(PEI)としてはエポミンsp−110 、ポリ
ウレタン樹脂(PUR)としてはハイドランHW−111
を使用した。また、第一次処理剤及び第二次処理剤にお
ける油剤は、イソステアリルパルミテート61.5重量%、
ジグリセリンジオレエート5重量%、グリセリンモノオ
レエート5重量%、ポリオキシエチレン化グリセリンジ
オレエート10重量%、ポリオキシエチレン化ラウリルア
ミン10重量%、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム3.
5重量%及びオレイン酸5重量%からなるものである。
を溶媒とし、温度20℃で測定)が0.95のポリエチレンテ
レフタレートチップをエクストルーダー式溶融紡糸機で
紡糸し、未延伸糸を巻き取る直前に脂肪酸エステルを主
成分とする紡糸油剤を糸条に対し油分付着量が 0.4重量
%となるように付与した。一旦巻き取った未延伸糸を、
230 ℃のヒータープレートを備えた延伸機に供給して延
伸した後、表1に示す第一次処理剤の25重量%水エマル
ジョンを付与し、次いで表1に示す第二次処理剤の25重
量%水エマルジョンを付与してワインダーで巻き取り、
1500d/192fのポリエステルヤーンを得た。なお、エポ
キシ化合物としてはデナコールEX−313 、ポリエチレ
ンイミン(PEI)としてはエポミンsp−110 、ポリ
ウレタン樹脂(PUR)としてはハイドランHW−111
を使用した。また、第一次処理剤及び第二次処理剤にお
ける油剤は、イソステアリルパルミテート61.5重量%、
ジグリセリンジオレエート5重量%、グリセリンモノオ
レエート5重量%、ポリオキシエチレン化グリセリンジ
オレエート10重量%、ポリオキシエチレン化ラウリルア
ミン10重量%、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム3.
5重量%及びオレイン酸5重量%からなるものである。
【0026】比較例2 紡糸油剤として表1に示す第一次処理剤を付与し、延伸
後に表1に示す第二次処理剤を付与した以外は実施例1
と同様にしてヤーンを得た。
後に表1に示す第二次処理剤を付与した以外は実施例1
と同様にしてヤーンを得た。
【0027】上記の実施例及び比較例における処理剤付
与量、得られたヤーンの剥離接着力を測定した結果並び
に製糸時の製糸性を評価した結果を表2に示す。
与量、得られたヤーンの剥離接着力を測定した結果並び
に製糸時の製糸性を評価した結果を表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ポリ塩化ビニル系樹脂
との接着性が良好なポリエステル繊維を得ることがで
き、かつ、操作性を低下させることのないポリエステル
繊維の製造法が提供される。
との接着性が良好なポリエステル繊維を得ることがで
き、かつ、操作性を低下させることのないポリエステル
繊維の製造法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:32 D06M 15/61
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステル繊維を製造するに際し、製
糸工程において延伸後に第一次処理剤としてエポキシ化
合物及びポリエチレンイミンを配合した油剤を付与した
後、第二次処理剤としてポリウレタン樹脂を配合した油
剤を付与することを特徴とするポリエステル繊維の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171129A JPH073654A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ポリエステル繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171129A JPH073654A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ポリエステル繊維の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073654A true JPH073654A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15917524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5171129A Pending JPH073654A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ポリエステル繊維の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073654A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7759149B1 (ja) * | 2025-05-09 | 2025-10-23 | 竹本油脂株式会社 | 強化繊維用集束剤および強化繊維 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5171129A patent/JPH073654A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7759149B1 (ja) * | 2025-05-09 | 2025-10-23 | 竹本油脂株式会社 | 強化繊維用集束剤および強化繊維 |
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