JPH055965A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JPH055965A
JPH055965A JP3158468A JP15846891A JPH055965A JP H055965 A JPH055965 A JP H055965A JP 3158468 A JP3158468 A JP 3158468A JP 15846891 A JP15846891 A JP 15846891A JP H055965 A JPH055965 A JP H055965A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低曝射で高画質のX線撮影画像が得られるX
線撮影装置の提供 【構成】 前側支持部材2と後側支持部材11にそれぞ
れ増感紙9、10を取り付け、両者の間にフィルムを挟
んで、前記支持部材間を密閉して内部空間内を減圧する
ことで支持部材11を撓ませて前記増感紙とフィルムを
密着させ、この状態でX線撮影を行なうX線撮影装置で
あって、前側支持部材2を散乱線を除去するグリッドで
構成し、フィルムの後方にフィルムの露光量を制御する
ためのX線検出手段であるホトタイマ14を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線撮影を行なう装置に
関し、特にフィルム含む空間を減圧することによってフ
ィルムと増感紙を密着させた状態で撮影を行なうX線撮
影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は被検者の胸部のX線撮影を行う
ためのX線撮影システムの概要を示す図であり、101
はX線管球を有するX線源、102は被検者、103は
X線撮影装置、104はX線撮影装置を支持する架台で
ある。又、図12は図11におけるX線撮影装置103
の外観図であり、105は未撮影のX線フィルムを収納
するサプライマガジンであり、106は撮影の済んだフ
ィルムを収納するレシーブマガジンを表わす。107は
被検者が胸部を密着する胸当てであり、該胸当ての内側
には撮影フィルムをセットする撮影ステージが設けら
れ、該ステージにてX線フィルムを増感紙間に密着した
状態でX線を曝射することによって、フィルム上に被検
者の胸部X線像を写し込む。
【0003】図13に従来のX線撮影装置の内部の構成
例を示す。図13に示す状態では既に撮影ステージにフ
ィルムを搬送しフィルムと増感紙の密着を完了してい
る。従来のX線撮影装置の撮影ステージは一般的に図に
示すような構成を有している。X線源側から順に、25
は被検者が胸を密着させる胸当て、19はX線が被検者
を透過する際に被検者から発生し画質を劣化させる散乱
線を除去する散乱線除去部材であるグリッドである。1
4は被検者を透過してきたX線強度を検出する検出器で
あるホトタイマであって、該ホトタイマの出力を基にフ
ィルム露出を適正にするために制御を行なう。ホトタイ
マ14は後述する構成を有しフィルム面とほぼ等しい大
きさのX線透過率がおおむね均一な面を有している。9
は前側増感紙、10は後側増感紙であり、各増感紙はX
線に反応して可視光を発生する作用を有し、両者の間に
はX線フィルムFが挟まれている。前側増感紙9は前側
支持部材17に取付けられ、後側増感紙10は後側支持
部材11に取付けられる。15は後側増感紙10と後側
支持部材11との間に配置される鉛板であり、後側増感
紙10を透過し後方の部材に当って発生する後方散乱線
を遮蔽してフィルムへの悪影響を排除する作用を有す
る。3はサプライマガジンであり未使用のフィルムを積
層収納する。4は撮影済のフィルムを収納するレシーブ
マガジンである。サプライマガジン3から図示しない分
離機構により1枚だけ取り出されたフィルムFは、ロー
ラ対5、6、ガイド板16等の搬送手段により撮影ステ
ージに搬送される。フィルムFを撮影ステージに搬送す
る時は、後側支持部材11、後側増感紙10は図中2点
鎖線で示される位置にある。この状態でフィルムFを前
側増感紙9と後側増感紙10の間に送り込んだ後、後側
増感紙10を取付けた後側支持部材11を矢印A方向に
移動し、後側支持部材11を前側支持部材17に押圧
し、前側増感紙9と後側増感紙10の間にフィルムFを
挟んで密着させる。後側支持部材11を前側支持部材1
7に機械的な強い力で押圧することでフィルムと増感紙
の密着を行うため、前側支持部材17と後側支持部材1
1はそれぞれ高剛性が要求され、例えば2.5mmの厚
さを持った肉厚の部材が用いられている。このようにし
て撮影ステージでフィルムと増感紙が密着された状態で
X線撮影を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高画質のX線写真を得
るためには、被検者とフィルムの距離をできるだけ小さ
くして幾何学的なぼけを小さくすることが重要である。
又、被検者とフィルムとの間に存在する部材から発生す
る散乱線を最小にすると同時に、被検者に対する放射線
被曝を最小にするためにも被検者とフィルムの間に存在
する部材を可能な限り除くことが望ましい。ところが上
記例示した従来のX線撮影装置の構成では、被検者とフ
ィルムとの間に胸当て、グリッド、ホトタイマ、肉厚の
前側支持部材等があるため、これらの部材によって被検
者とフィルムとの距離が大きくなり幾何学的なボケが大
きくなってしまう。又、前側支持部材には高剛性の肉厚
の材質が用いられるが、ここから散乱線が発生し、更に
はX線が大きく減衰されてフィルムの画質を低下させる
要因となってしまう。
【0005】又、ホトタイマが被検者とフィルムとの間
に配置されているために生じる課題も有する。図14は
ホトタイマの典型的な構成を説明するための図である。
31は蛍光体層、32はマスク、33はアクリル板、3
4は光検出を行なうホトマルチプライヤ、35はマスク
32を切欠いた採光野、36はホトマルチプライヤ34
に接続された出力線である。蛍光体層31に照射された
X線によって蛍光が発生し、このうちマスク32の採光
野35を通過した光をホトマルチプライヤ34に導いて
光電変換して検出する。
【0006】ここで採光野35の影がフィルムに写り込
まないようするため、蛍光体層は採光野以外の全て領域
にも全面に均等に塗布して均一にX線を減衰させなけれ
ばならない。又、ライトガイドであるアクリル板33も
均肉で少なくともフィルムと同一のサイズが必要であ
る。よってホトタイマの小型化が難しくて設計の自由度
が無く低コスト化の妨げとなってしまう。
【0007】又、発生する蛍光は微少であり、ホトタイ
マでの検出感度を上げるためには蛍光体層31を厚くす
る、あるいはホトマルチプライヤの検出感度を上げる等
の方法が考えられる。ところがホトタイマがフィルムの
前に置かれているため、フィルムに達するX線量を減衰
させてしまう蛍光体層31をあまり厚くすることができ
ない。又、ホトマルチプライヤの検出感度を上げると検
出S/N比が悪くなってしまう。更にはホトタイマ自身
から散乱X線が発生してフィルムの画質を劣化させてし
まう問題も有する。
【0008】これらはホトタイマがフィルムの前方に位
置することによって生じる問題であるが、従来は支持部
材が肉厚であり、ここでの散乱線の発生やX線の吸収が
大きいため、フィルムの後方にホトタイマを位置させる
ことは困難であった。
【0009】本発明は上記課題を解決し、低曝射で高画
質なX線撮影画像が得られるX線撮影装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のX線撮影装置の一つの形態は、一対の支持部材の少
なくともいずれか一方に増感紙を取り付け、該支持部材
の間にフィルムを送り込み、前記支持部材間を密閉する
と共に該密閉空間内を減圧して前記増感紙とフィルムを
密着させた状態でX線撮影を行なうX線撮影装置であっ
て、前側の支持部材を散乱線除去部材で構成したことを
特徴とするものである。又、前記送り込まれたフィルム
の後方にフィルムの露光量を制御するためのX線検出手
段を配置したことを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明のX線撮影装置の実施例を図面
を用いて詳細に説明する。図1は被検者の胸部用あるい
は腹部用のX線撮影装置の内部の構成を示し、撮影ステ
ージにフィルムを送り込む時の状態を示している。図
2、図3は撮影ステージ付近の部材の部分的な斜視図で
ある。
【0012】図1において、X線撮影装置内部は筐体1
と板状の前側支持部材2によって光密に保たれている。
本実施例では被検者とフィルムとの距離を可能な限り近
付けて鮮明な画像が得られるようにするため、前側支持
部材2は被検者から発生する散乱線を除去する作用を有
する散乱線除去部材で構成され、本実施例ではグリッド
を使用した。更に前側支持部材2は胸当てとしても作用
する。この構成は画質の向上と共に装置の薄型化にも貢
献する。未撮影フィルムはサプライマガジン3に、撮影
済フィルムはレシーブマガジン4にそれぞれ積層収納さ
れる。又、撮影ステージにフィルムを搬入・搬出するた
めの搬送手段として、ローラ対5、6、7とガイド板1
6が設けられている。前側支持部材2には、図2に示す
ように接着などの方法で気密性と柔軟性を兼ね備えたパ
ッキン8と前側増感紙9が取付けられている。又、図3
の斜視図に示すように、後側増感紙10は可撓性を有す
る板状の後側支持部材11に取付けられ、後側支持部材
11は枠体12に取付けられている。なお増感紙は必ず
しも前側後側の両方に設ける必要はなく、少なくともい
ずれか一方を設ければフィルム上に画像が得られる。後
側支持部材11は肉薄でX線吸収の少ない均一な組織の
もの(例えば厚さ0.3mmのクロロプレンゴム)が望
ましい。枠体12の枠内側には取り付け板13によって
X線検出手段であるホトタイマ14が設置されるが、ホ
トタイマ14の形状や配置は先の図14に示したような
ものには限定されない。更にホトタイマ14の後方には
後方散乱光遮蔽部材である鉛板15が配置され、鉛板1
5によってホトタイマ14を透過したX線が後方の部材
に当って発生する後方散乱線を遮蔽するようになってい
る。鉛板15はフィルム全面をカバーするサイズを有す
る。このように本実施例ではホトタイマ14は撮影ステ
ージに保持されるフィルムの後方に配置したことを特徴
の一つとするが、これはグリッドと前側支持部材と胸当
てを一つの部材にして、更には後側支持部材を肉薄にし
たことで散乱X線やX線吸収が少なくなったためにこの
ような配置が可能となった。ホトタイマ14をフィルム
の後方に配置したことによって、先の従来例で述べたホ
トタイマを撮影ステージの前方に配置したことによる様
々な問題が一挙に解決される。又、フィルムに達するX
線のX線減衰が小さいためX線照射量を少なくすること
ができ、被検者の被爆量が少ないという大きなメリット
も有する。
【0013】又、X線検出器であるホトタイマ14をフ
ィルムの後方に置いたために、ホトタイマの形状や配置
の自由度が非常に大きくなった。図5はその一例を示す
図である。31は先の図14の従来例で示した採光野と
同一形状を有する蛍光体層、33はアクリル板、34は
ホトマルチプライヤであり、これらの部材によってホト
タイマ14を構成する。従来のようにフィルム全面に渡
る大きさは必要ないため小型化が達成できマスクも不要
となる。更にフィルムの後方に置いたため蛍光体層を厚
くすることができ、影が写り込む問題もないので不必要
な蛍光体を塗る必要がないという利点を有する。
【0014】次に以上の構成における動作を説明する。
図1において不図示の取出機構によりサプライマガジン
3内に積層収納される多数枚の中から1枚のフィルムF
が取り出され、取り出されたフィルムFはローラ対5、
6の駆動により上方から後側増感紙10の前面に送り込
まれる。送り込まれたフィルムFは下方にずれ落ちない
ように不図示の保持機構で規定位置に保持される。これ
はフィルムを垂直方向に立てた状態で保持撮影が行なわ
れるため、ステージに出し入れする際にフィルムが重力
で下方にずれ落ちるのを防ぐために設けられる。保持機
構の具体例としては例えば特願平3−3254号に記載
されるような吸引によって保持する方式が好適である。
この状態で枠体12を図1の矢印B方向に回動させる
と、図4に示す如く後側支持部材11はパッキン8に密
着し、前側支持部材2、パッキン8、後側支持部材11
で囲まれた空間は密閉されフィルムFを内包した密閉空
間を形成する。ここでこの密閉空間を吸引ポンプ等を有
する不図示の減圧手段で減圧すると、大気圧によって可
撓性を有する後側支持部材11が撓んで前側支持部材2
の方向に押し付けられ、前側増感紙9、フィルムF、後
側増感紙10が密着し保持される。これはいわゆる真空
密着方式と呼ばれる方式である。この時、前側支持部材
2も同一の大気圧によって後側支持部材11の方向に押
し付けられるため両者は同一の力で押し合って均衡な状
態を保ち、前側支持部材2すなわちグリッドが変形した
りして無理な力が働くことはない。このように真空密着
方式を採用したことによって、前側支持部材2に従来の
ように高剛性の部材を用いることなく比較的強度の弱い
グリッドで構成することが可能になった。
【0015】この状態でX線撮影が行なわれる。X線源
から被検者に照射されたX線は被検者の体内の各部の組
織により選択的に吸収・透過して、散乱線除去作用を有
する前側支持部材2の表面に入射する。被検者にX線が
当たると画質を劣化させる散乱X線が発生するが、この
散乱線は前側支持部材2の散乱線除去作用で選択的に吸
収される。よって増感紙9及び10にはフィルム上には
X線像を形成するのに有効なX線いわゆる1次X線が選
択的に到達し、これに応じて増感紙9、10が可視光を
発光してフィルム上に被検者の胸部X線像を形成する。
この時、一部のX線は後側増感紙10および後側支持部
材11を透過しホトタイマ14に到達する。ホトタイマ
14の出力を基に適正露光量に達したらX線の発生を遮
断するように制御してX線撮影が終了する。撮影の済ん
だフィルムは搬送手段であるローラ対6、ガイド板1
6、ローラ対7によってレシーブマガジン4内に送り込
まれる。
【0016】なお、ホトタイマ14に到達したX線によ
って、ホトタイマ14自身から散乱線が発生するが、こ
の散乱線は殆どがX線の進行方向の成分であり反対方向
に進行する後方散乱線は僅かである。このため従来のよ
うにホトタイマ14が被検者とフィルムFとの間に配置
された時に比べ、ホトタイマ14自身から発生する散乱
線よる画質劣化の度合いは極めて少ない。又、僅かでは
あるがX線は更に後方に透過し後方の部材に当たり後方
散乱線を発生するが、この散乱線は鉛板15にて遮蔽さ
れるため画質には影響を及ぼさない。
【0017】図6はホトタイマ14の出力を基にした露
光量制御を説明するための図である。被検者102に対
してX線源101によるX線の照射中、X線撮影装置1
03内のホトタイマ14でX線強度を検出して光電変換
され、この出力はコンデンサを有する積分器40にて積
分される。この積分器40にて積分された蓄積電荷はフ
ィルムの露光量を表わす。比較器41はフィルム濃度設
定手段42により予め設定された適性露光量を表わす基
準値と、積分器40の積分値との比較を行なう。そして
積分値が基準値に達したらX線光電圧発生手段43を制
御してX線源101からのX線照射を停止し撮影が終了
する。
【0018】なお上記実施例の構成では、ホトタイマ1
4を枠体12の内側に取り付け、枠の回動と共にホトタ
イマも移動するようにしたが、変形例として図7に示す
ようにホトタイマ14を枠体12の後方で枠体12が回
動した際に枠体12の回動を妨げない位置に固定し、更
にこの後方に後方散乱線遮蔽部材15を配置する構成を
とっても良い。
【0019】以上の実施例によれば、被検者とフィルム
との間に存する部材を減らすことにより、被検者とフィ
ルムの距離が短縮され、幾何学的なボケの小さい良好な
画像が得られると共に、被検者とフィルムの間の部材か
ら発生する散乱線の影響を最小にすることができ、更に
は被検者とフィルムとの間の部材によるX線吸収を最小
にすることができるため、高画質且つ低被曝のX線撮影
装置が提供できる。
【0020】又、ホトタイマ等のX線検出手段を撮影ス
テージの後方に配置することにより、従来のようにフィ
ルムにホトタイマの影が写り込んだりホトタイマからの
散乱線の影響がないため良質な画像が得られると共に、
X線検出手段の形状や配置の自由度が高まり様々な種類
のX線検出手段が使用できる。
【0021】別の実施例 さて、図8は本発明の別の実施例の構成図であり、図中
先の実施例と同一の符号は同一又は同等の部材を表わ
す。グリッド19は筐体1に固定され胸当てとしても作
用する。17はグリッド19とは別に設けられた前側支
持部材であり、前側増感紙9及びパッキン8が取付けら
れる。この前側支持部材17の下部は枠体12に蝶番1
8で開閉自在に固定されて枠体12と一体に回動するこ
とができる。前側支持部材17は被写体とフィルムとの
間に存在するため、板厚が薄くX線吸収の少ない材質が
好ましく、一例としてはカーボンファイバが挙げられ
る。本発明ではいわゆる真空密着方式によって撮影ステ
ージを密閉減圧しフィルムと増感紙の密着を行っている
ため、前側支持部材17の強度は後側支持部材を前側支
持部材に機械的に押圧する従来タイプほどは要求され
ず、従来に比べより肉薄のカーボンファイバから成るX
線低吸収部材で構成した。カーボンファイバの厚さは好
ましくは2.5mm未満、より好ましくは1.0mm未
満、最も好ましくは0.5mm〜0.6mm程度であ
る。又、カーボンファイバには限定はされず、様々な材
質の部材が使用可能であることはいうまでも無い。
【0022】枠体12にはゴム等の後側支持部材11と
後側増感紙10、及びホトタイマ14、鉛板15が先の
図3と同様に取り付けられている。ホトタイマ14の形
状や配置の自由度の大きさは先の実施例と同様である。
図8の状態でサプライマガジン3からフィルムFを後側
増感紙10の前面に送り込んで不図示の保持機構でフィ
ルムを規定位置に保持したら、枠体12を図中C方向に
少し回動し、パッキン8と後側支持部材11により密閉
してフィルムFを内包した密閉空間を形成する。そして
不図示の減圧機構で密閉空間内の減圧を開始してフィル
ムFと増感紙9、10との密着を始める。通常、減圧に
は数秒〜数十秒を要するが、この減圧期間中に不図示の
機構によりこのユニットを撮影ステージのグリッド2の
すぐ後方まで蝶番18を支軸に回動した位置に移行させ
る。すなわち減圧の最中に移行を行なうので、先の実施
例に比べてスループットが向上する。移行させた位置で
ユニットを固定してX線撮影を行ない、撮影後には逆の
動作によって図8の状態に戻りフィルムを排出する。
【0023】なお、本実施例の構成を変形して、撮影ス
テージにフィルムを出し入れする際にはステージを完全
に水平状態あるいはそれに近い状態まで寝かして、水平
状態でフィルムをステージに搬入させて密閉し、減圧を
開始しながらユニットを90度回動して撮影可能状態に
移行させるようにしても良い。このような構成をとるこ
とによって、搬入搬出時の増感紙による密着力の無い時
にはフィルムは水平状態であるので重力によってずれ落
ちることがなく、前記フィルムの保持機構が不要とな
る。
【0024】本実施例によれば、被検者とフィルムとの
間の距離が小さく、散乱線の発生やX線の減衰が少ない
ため、良好な撮影画像が得られると共にX線照射量を減
らして低曝射とすることができる。又、減圧と移行を同
時に行うためスループットが向上する。
【0025】別の実施例 さて次に本発明の更なる実施例を図9を用いて説明す
る。本実施例は1台の装置を兼用して異なる部位を撮影
可能にするために、撮影部位に応じて焦点距離の異なる
グリッドを取り替え可能にしたものである。例えば、被
検者の胸部と腹部を撮影する場合を考えると、腹部は胸
部よりX線の吸収が多いため、胸部撮影の場合はX線源
とフィルム間の距離を180cm程度に設定し、腹部撮
影の場合は150cm程度に設定して、それぞれの距離
に見合った焦点距離の異なるグリッドを使用する。
【0026】図1に示した先の実施例では被写体とフィ
ルムとの距離を最小にするため前側支持部材をグリッド
で構成し、前側増感紙9をグリッドに直接取付けたが、
図9に示す本実施例では前側増感紙9をX線吸収が少な
く且つ遮光性を有する前側支持部材17に取付けて、交
換可能なグリッド19を前側支持部材17の前方に配置
した。グリッド2はレール18に沿って着脱自在に保持
され、装置への装着時にはストッパによって規定位置に
固定保持される。図10はグリッド2がレール18に沿
ってスライドする様子を示している。前側支持部材17
は遮光性を有しているため、グリッド交換の際にも装置
内の遮光が保たれる。
【0027】前側支持部材17は被写体とフィルムとの
間に存在するため、板厚が薄くX線吸収の少ない材質が
好ましく、一例としてはカーボンファイバが挙げられ
る。本発明ではいわゆる真空密着方式によって撮影ステ
ージを密閉減圧しフィルムと増感紙の密着を行っている
ため、前側支持部材17の強度は後側支持部材を前側支
持部材に機械的に押圧する従来タイプほどは要求され
ず、従来に比べより肉薄のカーボンファイバから成るX
線低吸収部材で構成した。カーボンファイバの厚さは好
ましくは2.5mm未満、より好ましくは1.0mm未
満、最も好ましくは0.5mm〜0.6mm程度であ
る。又、カーボンファイバには限定はされず、様々な材
質の部材が使用可能であることはいうまでも無い。
【0028】本実施例によれば、撮影部位に応じてグリ
ッドを容易に交換することができ、様々な撮影に対応で
きる。又、被検者とフィルムとの間の距離が小さく、散
乱X線やX線の減衰も小さいため、良好な撮影画像が得
られると共にX線照射量を減らして低曝射とすることが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明のX線撮影装置によれば低曝射で
良質な撮影画像が得られ、又、X線検出手段の形状や配
置の自由度が大きくなり様々な種類のX線検出手段が使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のX線撮影装置の内部構成図で
あり、フィルムを撮影ステージに送る状態を表す。
【図2】前側支持部材を中心とする部分構成図である。
【図3】後側支持部材を中心とする部分構成図である。
【図4】実施例の内部構図であり、撮影準備が完了して
いる状態を表す。
【図5】ホトタイマの形状の一例を示す図である。
【図6】露光量制御の説明図である。
【図7】実施例の変形実施例である。
【図8】本発明の別の実施例の構成図である。
【図9】本発明の更に別の実施例の構成図である。
【図10】本発明の更に別の実施例の外観図である。
【図11】胸部X線撮影のシステムの概要図である。
【図12】X線撮影装置の外観図である。
【図13】従来のX線撮影装置の内部構成図である。
【図14】従来のホトタイマの構成例である。
【符号の説明】
2 前側支持部材(グリッド) 3 サプライマガジン 4 レシーブマガジン 8 パッキン 9 前側増感紙 10 後側増感紙 11 後側支持部材 12 枠体 14 ホトタイマ 15 鉛板 17 前側支持部材 19 グリッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一対の支持部材の少なくともいずれか一
    方に増感紙を取り付け、該支持部材の間にフィルムを送
    り込み、前記支持部材間を密閉すると共に前記密閉空間
    内を減圧して前記増感紙とフィルムを密着させた状態で
    X線撮影を行なうX線撮影装置であって、前側の支持部
    材を散乱線除去部材で構成したことを特徴とするX線撮
    影装置。 【請求項2】 一対の支持部材の少なくともいずれか一
    方に増感紙を取り付け、該支持部材の間にフィルムを送
    り込み、前記支持部材間を密閉すると共に該密閉空間内
    を減圧して前記増感紙とフィルムを密着させた状態でX
    線撮影を行なうX線撮影装置であって、前側の支持部材
    をX線低吸収物質で構成し、該前側の支持部材のX線発
    生源側に散乱線除去部材を配置したことを特徴とするX
    線撮影装置。 【請求項3】 前記前側の支持部材がカーボンファイバ
    である請求項2記載のX線撮影装置。 【請求項4】 前記前側の支持部材の厚さが2.5mm
    未満である請求項2記載のX線撮影装置。 【請求項5】 前記散乱線除去部材は脱着自在に配置さ
    れる請求項2記載のX線撮影装置。 【請求項6】 前記送り込まれたフィルムの後方に、フ
    ィルムの露光量を制御するためのX線検出手段を配置し
    た請求項1又は2記載のX線撮影装置。 【請求項7】 前記X線検出手段の後方にX線遮蔽部材
    を配置した請求項6記載のX線撮影装置。 【請求項8】 前記散乱線除去部材を胸当てとした請求
    項1又は2記載のX線撮影装置。 【請求項9】 一対の支持部材の少なくともいずれか一
    方に増感紙を取り付け、該支持部材の間にフィルムを送
    り込み、前記支持部材間を密閉すると共に該密閉空間内
    を減圧して前記増感紙とフィルムを密着させた状態でX
    線撮影を行なうX線撮影装置であって、前記送り込まれ
    たフィルムの後方に、フィルムの露光量を制御するため
    のX線検出手段を配置したことを特徴とするX線撮影装
    置。 【請求項10】 前記X線検出手段の後方にX線遮蔽部
    材を配置した請求項9記載のX線撮影装置。 【請求項11】 X線を曝射するX線曝射手段と、前記
    X線検出手段の出力を基に該X線曝射手段の動作を制御
    する手段を有する請求項6又は9記載のX線撮影装置。 【請求項12】 一対の支持部材の少なくともいずれか
    一方に増感紙を取り付け、前記増感紙とフィルムを密着
    させた状態でX線撮影を行なうX線撮影装置であって、
    前側の支持部材を散乱線除去部材で構成したことを特徴
    とするX線撮影装置。 【請求項13】 一対の支持部材の少なくともいずれか
    一方に増感紙を取り付け、前記増感紙とフィルムを密着
    させた状態でX線撮影を行なうX線撮影装置であって、
    前記フィルムの後方にフィルムの露光量を制御するため
    のX線検出手段を配置したことを特徴とするX線撮影装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019168376A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 東芝Itコントロールシステム株式会社 放射線検査装置

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