JPH0559773B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0559773B2 JPH0559773B2 JP61253096A JP25309686A JPH0559773B2 JP H0559773 B2 JPH0559773 B2 JP H0559773B2 JP 61253096 A JP61253096 A JP 61253096A JP 25309686 A JP25309686 A JP 25309686A JP H0559773 B2 JPH0559773 B2 JP H0559773B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- mercury
- reduction
- dry
- adsorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、都市ごみや産業廃棄物等の焼却に
伴つて発生する排ガスの処理に関し、さらに詳し
くは、同排ガス中に含まれる水銀を乾式で効果的
に除去する方法に関するものである。
伴つて発生する排ガスの処理に関し、さらに詳し
くは、同排ガス中に含まれる水銀を乾式で効果的
に除去する方法に関するものである。
従来技術およびその問題点
都市ごみや産業廃棄物の焼却排ガス中の水銀
は、水に対して可溶性の水銀(HgCl2などの水銀
化合物)と、不溶性の水銀(金属水銀すなわち原
子状水銀)とに大別される。このうち可溶性水銀
は全水銀の約80%をなすが、排ガス中の酸性成分
を吸収除去する目的で従来から実施されている、
アルカリ性洗浄液を用いた湿式洗煙法によつて、
この可溶性水銀はほぼ全部除去される。
は、水に対して可溶性の水銀(HgCl2などの水銀
化合物)と、不溶性の水銀(金属水銀すなわち原
子状水銀)とに大別される。このうち可溶性水銀
は全水銀の約80%をなすが、排ガス中の酸性成分
を吸収除去する目的で従来から実施されている、
アルカリ性洗浄液を用いた湿式洗煙法によつて、
この可溶性水銀はほぼ全部除去される。
しかし金属水銀のような不溶性水銀は、上記湿
式洗煙法では除去されない。そのため排ガス中の
水銀全体の除去率にはおのずと限界があつた。
式洗煙法では除去されない。そのため排ガス中の
水銀全体の除去率にはおのずと限界があつた。
また湿式洗煙法を採用した場合には、生じた廃
水の処理装置が必要となる上に、そのランニング
コストも高くつくという問題があつた。
水の処理装置が必要となる上に、そのランニング
コストも高くつくという問題があつた。
この発明は、上記の如き実情に鑑み、排ガス中
の水銀の形態の如何に関係なく、排ガス中の全水
銀を効果的に除去することができ、しかも廃水処
理に苦慮することのない水銀除去方法を提供する
ことを目的とする。
の水銀の形態の如何に関係なく、排ガス中の全水
銀を効果的に除去することができ、しかも廃水処
理に苦慮することのない水銀除去方法を提供する
ことを目的とする。
問題点の解決手段
この発明による水銀除去方法は、排ガスの乾式
処理によるものであつて、排ガスを乾式還元処理
して水銀化合物を金属水銀に還元する還元工程
と、排ガスを乾式吸着処理して金属水銀を気相状
態で捕集する吸着工程とを具備することを特徴と
する。
処理によるものであつて、排ガスを乾式還元処理
して水銀化合物を金属水銀に還元する還元工程
と、排ガスを乾式吸着処理して金属水銀を気相状
態で捕集する吸着工程とを具備することを特徴と
する。
この発明の好適な実施態様においては、この発
明による方法は、第1図に示すように、還元工程
の前に、排ガスを集塵処理する除塵工程を具備
し、還元工程と吸着工程の間に、排ガスをアルカ
リ性洗浄液で湿式洗煙処理する洗煙工程を具備す
る。
明による方法は、第1図に示すように、還元工程
の前に、排ガスを集塵処理する除塵工程を具備
し、還元工程と吸着工程の間に、排ガスをアルカ
リ性洗浄液で湿式洗煙処理する洗煙工程を具備す
る。
またもう一つの好適な実施態様においては、こ
の発明による方法は、第2図に示すように、還元
工程の前に、排ガスを集塵処理する除塵工程と、
ついで排ガスをアルカリ剤で乾式処理する処理工
程を具備する。
の発明による方法は、第2図に示すように、還元
工程の前に、排ガスを集塵処理する除塵工程と、
ついで排ガスをアルカリ剤で乾式処理する処理工
程を具備する。
一般に、都市ごみや産業廃棄物等の焼却排ガス
は、煤煙、塩化水素や硫黄酸化物のような酸性ガ
ス、水銀のような重金属等を含んでいるので、上
記二つの実施態様の各除塵工程で電気集塵機を用
いてまず排ガス中の媒塵を除去する。
は、煤煙、塩化水素や硫黄酸化物のような酸性ガ
ス、水銀のような重金属等を含んでいるので、上
記二つの実施態様の各除塵工程で電気集塵機を用
いてまず排ガス中の媒塵を除去する。
湿式洗煙工程では、アルカリ性洗浄液によつて
排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物のような有害な
酸性成分を除去する。排ガス中の水銀は、すべて
不溶性の金属水銀の形態にあるので、この湿式洗
煙によつては除去されることがない。
排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物のような有害な
酸性成分を除去する。排ガス中の水銀は、すべて
不溶性の金属水銀の形態にあるので、この湿式洗
煙によつては除去されることがない。
還元工程では、還元剤として好ましくは錫、
銅、亜鉛、鉛等の金属の還元剤を用いる。そし
て、通常は、還元剤を充填した還元塔に温度約
200〜240℃で排ガスを通す。この還元処理によつ
て、排ガス中に含まれていた水溶性水銀の97%程
度が不溶性の金属水銀に還元される。したがつて
還元工程の後に湿式洗煙工程を設けても、排ガス
中の水銀が洗浄液に溶解して流出するおそれはな
い。
銅、亜鉛、鉛等の金属の還元剤を用いる。そし
て、通常は、還元剤を充填した還元塔に温度約
200〜240℃で排ガスを通す。この還元処理によつ
て、排ガス中に含まれていた水溶性水銀の97%程
度が不溶性の金属水銀に還元される。したがつて
還元工程の後に湿式洗煙工程を設けても、排ガス
中の水銀が洗浄液に溶解して流出するおそれはな
い。
吸着工程では、吸着剤として好ましくは活性炭
系キレート樹脂等の吸着剤を用いる。そして通常
は、吸着剤を充填した吸着塔に温度約120℃で排
ガスを通す。この吸着処理によつて排ガス中の金
属水銀の99.5%以上が除去される。したがつて還
元工程と吸着工程の組合わせによつて、排ガス中
の水銀濃度は10μg/Nm3以下に除去される。
系キレート樹脂等の吸着剤を用いる。そして通常
は、吸着剤を充填した吸着塔に温度約120℃で排
ガスを通す。この吸着処理によつて排ガス中の金
属水銀の99.5%以上が除去される。したがつて還
元工程と吸着工程の組合わせによつて、排ガス中
の水銀濃度は10μg/Nm3以下に除去される。
還元剤の選択、および温度その他の還元条件の
設定、ならびに吸着剤の選択、および温度その他
の吸着条件の設定は、排ガスの構成成分、排ガス
中の水銀濃度等にしたがつて決定される。
設定、ならびに吸着剤の選択、および温度その他
の吸着条件の設定は、排ガスの構成成分、排ガス
中の水銀濃度等にしたがつて決定される。
発明の効果
この発明による水銀の乾式除去方法は、排ガス
中に含まれる水銀を除去するに際し、排ガスを乾
式還元処理して水銀化合物を金属水銀に還元する
還元工程と、排ガスを乾式吸着処理して金属水銀
を気相状態で捕集する吸着工程とを具備するの
で、排ガス中の水銀の形態の如何に関係なく、排
ガス中の全水銀を効果的に除去することができ
る。またこの発明の方法は排ガスの乾式処理によ
るものであるので、廃水処理に苦慮することがな
く、コスト的に有利に実施することができる。
中に含まれる水銀を除去するに際し、排ガスを乾
式還元処理して水銀化合物を金属水銀に還元する
還元工程と、排ガスを乾式吸着処理して金属水銀
を気相状態で捕集する吸着工程とを具備するの
で、排ガス中の水銀の形態の如何に関係なく、排
ガス中の全水銀を効果的に除去することができ
る。またこの発明の方法は排ガスの乾式処理によ
るものであるので、廃水処理に苦慮することがな
く、コスト的に有利に実施することができる。
実施例
実験1
還元剤として粒径5〜10mmの粒子状金属錫40ml
を還元塔に充填し、水銀化合物2mg/Nm3を含む
試料ガスを流速5/分で還元塔に通し、温度を
170〜240℃の範囲で変化させて、各温度ごとに水
銀化合物の還元率を求めた。その結果つぎの値が
得られた。
を還元塔に充填し、水銀化合物2mg/Nm3を含む
試料ガスを流速5/分で還元塔に通し、温度を
170〜240℃の範囲で変化させて、各温度ごとに水
銀化合物の還元率を求めた。その結果つぎの値が
得られた。
温度170℃で還元率45.1%、200℃で89.5%、
220℃で99.5%および240℃で97.8%。
220℃で99.5%および240℃で97.8%。
実験2
吸着剤として5〜10メツシユの粒子状活性炭系
キレート樹脂40mlを吸収塔に充填し、金属水銀2
mg/Nm3を含む試料ガスを温度120±5℃で流速
5/分で吸収塔に通した。水銀吸着除去率は
99.6〜99.7%であつた。
キレート樹脂40mlを吸収塔に充填し、金属水銀2
mg/Nm3を含む試料ガスを温度120±5℃で流速
5/分で吸収塔に通した。水銀吸着除去率は
99.6〜99.7%であつた。
実験3
実験1および実験2の結果に基いて、第3図に
示すフローの実験装置を組立て、つぎの操作を行
なつた。
示すフローの実験装置を組立て、つぎの操作を行
なつた。
まず、模擬排ガスを圧送ポンプ1で加熱塔2へ
送り、ここで排ガスを予備加熱した。ついで加熱
排ガスに滴下漏斗3から水銀化合物(HgCl2)の
溶液を滴下し、模擬排ガス中の水銀濃度を1〜2
mg/Nm3に調整した。ついで水銀含有排ガスを実
験1の還元塔と同じ構成の還元塔4に220℃で通
し、さらに冷却びん5に通した。ついで排ガスを
冷却塔6に通し、流下したドレンをドレン受け7
に取つた。ついで排ガスを実験2の吸着塔と同じ
構成の吸着塔8に120℃で通し、流下したドレン
をドレン受け9に取つた。ついで排ガスをガス採
取びん10に通し、吸引装置11を介して系外へ
排出した。
送り、ここで排ガスを予備加熱した。ついで加熱
排ガスに滴下漏斗3から水銀化合物(HgCl2)の
溶液を滴下し、模擬排ガス中の水銀濃度を1〜2
mg/Nm3に調整した。ついで水銀含有排ガスを実
験1の還元塔と同じ構成の還元塔4に220℃で通
し、さらに冷却びん5に通した。ついで排ガスを
冷却塔6に通し、流下したドレンをドレン受け7
に取つた。ついで排ガスを実験2の吸着塔と同じ
構成の吸着塔8に120℃で通し、流下したドレン
をドレン受け9に取つた。ついで排ガスをガス採
取びん10に通し、吸引装置11を介して系外へ
排出した。
こうして処置した排ガス中の水銀濃度は10μ
g/Nm3以下であつた。
g/Nm3以下であつた。
また上記構成の処理装置を用いて、都市ごみ焼
却炉の電気集塵機出口の排ガスを処理したとこ
ろ、処理ガス中の水銀濃度はやはり10μg/Nm3
以下であつた。
却炉の電気集塵機出口の排ガスを処理したとこ
ろ、処理ガス中の水銀濃度はやはり10μg/Nm3
以下であつた。
第1図および第2図はこの発明の代表的な例を
示すフローシート、第3図は実験3におけるフロ
ーシートである。
示すフローシート、第3図は実験3におけるフロ
ーシートである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 排ガス中に含まれる水銀を除去するに際し、
排ガスを乾式還元処理して水銀化合物を金属水銀
に還元する還元工程と、排ガスを乾式吸着処理し
て金属水銀を気相状態で捕集する吸着工程とを具
備することを特徴とする、排ガス中の水銀の乾式
除去方法。 2 還元工程において、錫、銅、亜鉛、鉛等の金
属の還元剤を用いる、特許請求の範囲第1項記載
の方法。 3 吸着工程において、活性炭系キレート樹脂等
の吸着剤を用いる、特許請求の範囲第1または2
項記載の方法。 4 還元工程の前に、排ガスを集塵処理する除塵
工程を具備し、還元工程と吸着工程の間に、排ガ
スをアルカリ性洗浄液で湿式洗煙処理する洗煙工
程を具備する、特許請求の範囲第1〜3項のうち
いずれか1項記載の方法。 5 還元工程の前に、排ガスを集塵処理する除塵
工程と、ついで排ガスをアルカリ剤で乾式処理す
る処理工程を具備する、特許請求の範囲第1〜3
項のうちいずれか1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61253096A JPS63107733A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 排ガス中の水銀の乾式除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61253096A JPS63107733A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 排ガス中の水銀の乾式除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63107733A JPS63107733A (ja) | 1988-05-12 |
| JPH0559773B2 true JPH0559773B2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=17246432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61253096A Granted JPS63107733A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 排ガス中の水銀の乾式除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63107733A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101918212B1 (ko) * | 2018-03-07 | 2019-01-29 | 주식회사 이노액시스 | 전류 재사용 회로 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10216476A (ja) * | 1997-01-31 | 1998-08-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 排ガス処理方法及び装置 |
-
1986
- 1986-10-23 JP JP61253096A patent/JPS63107733A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101918212B1 (ko) * | 2018-03-07 | 2019-01-29 | 주식회사 이노액시스 | 전류 재사용 회로 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63107733A (ja) | 1988-05-12 |
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