JPH0559793U - 高周波焼入コイル - Google Patents
高周波焼入コイルInfo
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- JPH0559793U JPH0559793U JP10471691U JP10471691U JPH0559793U JP H0559793 U JPH0559793 U JP H0559793U JP 10471691 U JP10471691 U JP 10471691U JP 10471691 U JP10471691 U JP 10471691U JP H0559793 U JPH0559793 U JP H0559793U
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- coil
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラインコイル形式の高周波焼入コイルにおい
て、円柱状ワークを加熱後、時間遅れなく冷却する。 【構成】 加熱コイル10の円柱状ワークに対向する面
に、多数の噴出孔11aを設ける。加熱コイル10の外
側の面に冷却コイル20を接合する。加熱時は、加熱コ
イル10に高周波電流を通じ、冷却コイル20に冷却水
を通す。加熱に引き続いて、加熱コイル10の内部に焼
入液を注入する。多数の噴出孔11aから焼入液が噴出
されて、円柱状ワークを冷却する。円柱状ワークの冷却
に際して、円柱状ワークから加熱コイル10を離す必要
がない。
て、円柱状ワークを加熱後、時間遅れなく冷却する。 【構成】 加熱コイル10の円柱状ワークに対向する面
に、多数の噴出孔11aを設ける。加熱コイル10の外
側の面に冷却コイル20を接合する。加熱時は、加熱コ
イル10に高周波電流を通じ、冷却コイル20に冷却水
を通す。加熱に引き続いて、加熱コイル10の内部に焼
入液を注入する。多数の噴出孔11aから焼入液が噴出
されて、円柱状ワークを冷却する。円柱状ワークの冷却
に際して、円柱状ワークから加熱コイル10を離す必要
がない。
Description
【0001】
本考案は、円柱状ワークの表面焼入に使用される高周波焼入コイルに関し、特 に、円柱状ワークを周方向に回転させながら、その周方向の表面或いは周面を中 心軸方向に全域同時加熱して、周面全体を加熱する形式の高周波加熱コイルに関 する。
【0002】
この形式の高周波焼入コイルは、ラインコイルと通称され、円柱状ワークの周 面を中心軸方向に全域同時加熱することから、円柱状ワークに曲がりや歪みが生 じ難く、寸法精度の高い長尺の円柱状ワークの焼入に適している。また、高周波 焼入コイル内に円柱状ワークを通す必要がなく、円柱状ワークおよび高周波加熱 コイルのセットや取り外しが容易なために、段付シャフトのような寸法精度の高 い異形の円柱状ワークの焼入にも多用されている。ラインコイル形式の高周波焼 入コイルを使用した円柱状ワークの焼入を図4により説明する。
【0003】 高周波焼入コイル40は、その形状から半開放コイルとも呼ばれ、一対の直線 部41と、その相対応する端部同士間に設けられた弧状部42とからなる。直線 部41は、水平に支持された円柱状ワークWに両側から対向され、弧状部42は 、円柱状ワークWの周面に沿って湾曲している。これらの部材は、銅等の導電性 金属の角管からなり、内部にコイル冷却用の冷却水が通される。
【0004】 焼入を行うには、円柱状ワークWを周方向に回転させた状態で、高周波焼入コ イル40に通水を行いながら高周波電流を流す。円柱状ワークWの表層が所定の 焼入温度に加熱されると、高周波焼入コイル40を引き上げ、直線部41の外側 に配設された管50から円柱状ワークWに焼入液を吹き付ける。高周波焼入コイ ル40を引き上げる代わりに、円柱状ワークWを下降させる場合もある。いずれ にしても、円柱状ワークWの下にはその支持・回転機構があり、高周波焼入コイ ル40はトランスに吊るされているので、ワーク冷却の際は、高周波焼入コイル 40と円柱状ワークWを上下に離して、円柱状ワークWの側方から焼入液が吹き 付けられる。
【0005】
このような焼入では、焼入液を吹き付ける際に、高周波焼入コイル40と円柱 状ワークWを上下に離す必要があるので、円柱状ワークWの加熱を終えてから焼 入液を吹き付けるまでの間に、若干の時間遅れが生じるのを避け得ない。この時 間遅れは、円柱状ワークWが大径で焼入深度が深い場合或いは焼入性の良い材料 の場合は、殆ど問題にならない。しかし、円柱状ワークWが小径で、焼入深度の 浅い場合は、この時間遅れの間に熱影響が深いところに及び、焼入品質に悪影響 を与える。そして、その円柱状ワークWが、ラインコイル形式の高周波焼入コイ ルでしか処理できないような形状、精度のものである場合は、他の型式の高周波 焼入コイルを代用できないので、焼入品質の低下を避け得ないことになる。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、ラインコイル形式であっ て、加熱後、時間遅れなく焼入液の吹き付けを行うことができる高周波焼入コイ ルを提供することを目的とする。
【0007】
本考案にかかる高周波焼入コイルは、導電性金属の角管からなり、焼入すべき 円柱状ワークの周面両側部に対向する一対の直線部の相対応する端部同士間に、 円柱状ワークの周面に沿って湾曲した弧状部を設け、内部に焼入液が注入される と共に、その噴出孔を一対の直線部のワーク対向面に設けた加熱コイルと、該加 熱コイルと同様の金属製角管からなり、その加熱コイルにおける直線部および弧 状部の円柱状ワークに対向する面とは反対側の面に接合されて、内部に冷却液が 通流される冷却コイルとを具備している。
【0008】
【作用】 加熱中は、加熱コイルに高周波電流を流して、円柱状ワークを表層加熱すると 共に、冷却コイルに冷却液を通流させて、加熱コイルを外側から冷却する。そし て、加熱終了もしくはその直前から加熱コイル内に焼入液を注入する。これによ り、加熱コイル直線部のワーク対向面に設けた噴出孔から焼入液が噴出され、円 柱状ワークが時間遅れなく冷却される。
【0009】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案の一実施例を 示す高周波焼入コイルの斜視図、図2は本高周波焼入コイルの正面図、図3は本 高周波焼入コイルの通液系路を示す模式図である。
【0010】 本高周波焼入コイルは、銅等の導電性金属からなる角管により構成された半開 放の加熱コイル10と、同じく銅等の導電性金属からなる角管により半開放鞍型 に構成されて、加熱コイル10の外側に接合された冷却コイル20とを具備して いる。
【0011】 加熱コイル10は、平行な一対の直線部11,11を有する。直線部11,1 1は、円柱状ワークWの周面両側部に対向し、その対向面に多数の噴出孔11a が全面にわたって開設されている。各直線部11の両端は閉塞されている。直線 部11,11の相対応する端部同士間に設けられた一対の弧状部12,12は、 円柱状ワークWの周面に沿って湾曲し、その両端は、直線部11,11の両端部 に接合されてその内部に連通している。直線部11,11および弧状部12,1 2には、内部に焼入液を注入するために、L状ニップルからなる注液管13が、 各部に2個の割合で取り付けられている。なお、一方の弧状部12は、加熱コイ ル10に高周波電流を流すために、中央部で2分割されている。
【0012】 冷却コイル20も、一対の直線部21,21と、直線部21,21の相対応す る端部同士間に設けられた一対の弧状部22,22とからなる。直線部21,2 1は、加熱コイル10の直線部11,11の円柱状ワークWに対向する面とは反 対側(外側)の面に、ろう付け等により導電および熱伝導可能に接合されている 。弧状部22,22も、加熱コイル10の弧状部12,12の外側の面に同様に 接合されており、その両端は、直線部21,21の両端部に接合されてその内部 に連通している。一方の弧状部22は、加熱コイル10の分割され弧状部12に 対応して、中央部で2分割されており、その分割端部には、給電ヘッド30がリ ード31,31により連結されている。
【0013】 給電ヘッド30は、銅等からなる導電板32,32の間に絶縁板を挟んだサン ドイッチ構造であり、図示されない高周波電源に接続されている。リード31, 31は、加熱コイル10および冷却コイル20と同様の導電性金属からなる角管 で構成され、その一端が冷却コイル20の2分割された弧状部22の分割端部に 接続されている。リード31,31の各他端部は、導電板32,32にそれぞれ 接続されている。そして、リード31,31の各他端部には、冷却コイル20内 に冷却水を流通させるために、給水管33,排水管34がそれぞれ取り付けられ ている。
【0014】 本高周波焼入コイルを用いて円柱状ワークWを焼入するには、まず、加熱コイ ル10の内側に円柱状ワークWを位置させて、その周面両側部に加熱コイル10 の直線部11,11を等しい距離で対向させる。次いで、円柱状ワークWを周方 向に回転させ、且つ、給電ヘッド30の給水管33から冷却水を注入しながら、 高周波電源を作動させる。高周波電源の作動により、冷却コイル20に高周波電 流が流れると共に、その高周波電流が加熱コイル10に分流する。これにより、 円柱状ワークWの表層が加熱される。この時点では、加熱コイル10に通液は行 われないが、給水管33から注入された冷却水が、冷却コイル20を通過して排 水管34から排出されることにより、加熱コイル10が外側から冷却される。
【0015】 円柱状ワークWの加熱が進み、給電停止もしくは停止直前の段階になると、加 熱コイル10に設けた8個の注液管13から一斉に加熱コイル10内へ焼入液を 注入する。加熱コイル10内に注入された焼入液は、直線部11,11の各ワー ク対向面に設けた多数の噴出孔11aから噴出されて、円柱状ワークWに衝突す る。これにより、円柱状ワークWは、加熱後、時間遅れなく冷却される。従って 、この時間遅れが焼入に悪影響を与える小径で焼入深度の浅い円柱状ワークWの 場合も、優れた焼入品質が得られる。また、円柱状ワークWの冷却に際して、円 柱状ワークWや高周波焼入コイルを昇降させる必要がないので、その昇降機構を 不要にする利点がある。
【0016】 本高周波焼入コイルは、加熱終了から冷却開始までの時間遅れが焼入品質上大 きな問題となる外径30mm以下、焼入深度が3.0 mm以下の円柱状ワークWの 焼入に適し、特に、ラインコイル形式の高周波焼入コイルでしか処理できないよ うな形状、精度の円柱状ワークに対して好適である。
【0017】
以上、本考案にかかる高周波焼入コイルによる場合には、加熱コイル直線部の 円柱状ワークに対向する面から直接焼入液が噴出されるので、加熱後、時間遅れ なく円柱状ワークが冷却され、その焼入品質が向上する。しかも、加熱中は、加 熱コイルに通液が行われないにもかかわらず、加熱コイルに接合された冷却コイ ルへの通液により加熱コイルが冷却され、その保護が図られる。更に、円柱状ワ ークや高周波焼入コイルを昇降させる必要がないので、その昇降機構が不要にな り、構造簡素化も図られる。
【図1】本考案の一実施例を示す高周波焼入コイルの斜
視図である。
視図である。
【図2】本高周波焼入コイルの正面図である。
【図3】本高周波焼入コイルの通液系路を示す模式図で
ある。
ある。
【図4】ラインコイル形式の高周波焼入コイルによる焼
入を説明するための模式図である。
入を説明するための模式図である。
10 加熱コイル 11 直線部 11a 噴出孔 12 弧状部 20 冷却コイル 21 直線部 22 弧状部 30 給電ヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性金属の角管からなり、焼入すべき
円柱状ワークの周面両側部に対向する一対の直線部の相
対応する端部同士間に、円柱状ワークの周面に沿って湾
曲した弧状部を設け、内部に焼入液が注入されると共
に、その噴出孔を一対の直線部のワーク対向面に設けた
加熱コイルと、該加熱コイルと同様の金属製角管からな
り、その加熱コイルにおける直線部および弧状部の円柱
状ワークに対向する面とは反対側の面に接合されて、内
部に冷却液が通流される冷却コイルとを具備することを
特徴とする高周波焼入コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991104716U JP2530502Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 一発焼入形高周波焼入コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991104716U JP2530502Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 一発焼入形高周波焼入コイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559793U true JPH0559793U (ja) | 1993-08-06 |
| JP2530502Y2 JP2530502Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=14388213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991104716U Expired - Lifetime JP2530502Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 一発焼入形高周波焼入コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530502Y2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52153814A (en) * | 1976-06-17 | 1977-12-21 | Mitsubishi Electric Corp | High frequency hardening equipment |
| JPS6431919A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-02 | High Frequency Heattreat | Stationary quenching apparatus |
| JPH01140926A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-06-02 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 高周波誘導加熱コイルの製作方法 |
| JPH0187149U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-08 | ||
| JP3011051U (ja) * | 1994-11-10 | 1995-05-16 | 医療法人社団緑成会横浜総合病院 | 目薬差し具 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP1991104716U patent/JP2530502Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52153814A (en) * | 1976-06-17 | 1977-12-21 | Mitsubishi Electric Corp | High frequency hardening equipment |
| JPS6431919A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-02 | High Frequency Heattreat | Stationary quenching apparatus |
| JPH01140926A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-06-02 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 高周波誘導加熱コイルの製作方法 |
| JPH0187149U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-08 | ||
| JP3011051U (ja) * | 1994-11-10 | 1995-05-16 | 医療法人社団緑成会横浜総合病院 | 目薬差し具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2530502Y2 (ja) | 1997-03-26 |
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