JPH0560174A - 防振または緩衝部材 - Google Patents

防振または緩衝部材

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JPH0560174A
JPH0560174A JP4026378A JP2637892A JPH0560174A JP H0560174 A JPH0560174 A JP H0560174A JP 4026378 A JP4026378 A JP 4026378A JP 2637892 A JP2637892 A JP 2637892A JP H0560174 A JPH0560174 A JP H0560174A
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正史 杉本
Tomio Shioda
富男 塩田
Toshiharu Hikita
利春 疋田
Kazuhiko Kodama
和彦 小玉
Kaoru Shimizu
薫 志水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は内部に独立した複数個の中空部を有
してなる防振または緩衝部材に関するもので、バネ定数
の選択幅を広げ、軽量化を実現する。 【構成】 セラミックス,もしくはゴム,もしくは所定
の樹脂バインダ等で混練した金属粉末,もしくは所定の
樹脂バインダ等で混練したガラス粉末などの射出成型可
能な部材からなり、少なくとも一方の主平面に複数個の
突起を有し、交差する隔壁を介し内部に独立した複数個
の中空部を対称形もしくは整列状態に配設した一体構造
物の防振または緩衝部材を、一発成形(一回の成型)で
一体成形することにより、または一回の成型操作で一体
成形することにより、材質およびバネ定数の選択幅を広
げ、形状の自由化・軽量化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部材内部にそれぞれ独立
した中空部を有してなる防振または緩衝部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、振動または衝撃を吸収・緩和する
防振または緩衝部材の構成としては図14ないし図15
に示すように、ゴム部材からなる平板の両主平面に円柱
形の突起22を所定間隔に整列配置した構成の防振また
は緩衝部材21が用いられている。また、特開昭60−
24948号公報や特開平3−36207号公報で述べ
られているごとく、片面側に独立した複数個の突起とこ
の突起に対応した中空部を配設してなるものが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成に於いては、材質の選択に制約を受けるうえ、
ゴム硬度の選択範囲が限られ、弾性機能としてのバネ定
数を任意に設定しにくい、高荷重に耐えにくい、耐熱性
に劣る、さらに無空形状の場合には軽量化しにくいとい
う課題を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、材質およびバネ
定数の選択幅を広げ、軽量化を実現する防振または緩衝
部材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の防振または緩衝
部材構造は中空射出成型技術を応用して、少なくとも一
方の主平面に複数個の突起を有し、X字状または十字状
またはT字状に交差する仕切板(隔壁)を介し部材内部
に独立した複数個の中空部を所定に配設した一体構造物
を、一つの成型金型でかつこの射出成形型を固定側と可
動側とで相互にスライドさせ二次成形することにより一
体成形してなるもので、射出成型法または射出成型法と
ブロー成型法の併用等により構成してなるものである。
【0006】すなわち、一つの成型金型で,一次成形に
より各々の半体部分を射出成形し、次に前記各半体を成
形した射出成形金型を固定側と可動側とで相互にスライ
ドさせ二次成形することにより、前記各半体を二次成形
樹脂部材で結合して一体成形するものである。
【0007】詳しくは図9から図13に示すごとく、中
空構造板300は、一次成形で形成した2つの中空構造
板半体301,302を二次成形樹脂部材(図示せ
ず。)で結合してなり、内部に独立した中空部303,
304,を整列状態に配置してなる。
【0008】各々の半体301,302には、前記二次
成形樹脂部材を導入・充填し該半体相互を結合するため
の溝307を隔壁305に,段付凹部306を端面周囲
にそれぞれ所定に配設している。一次成形、二次成形の
手順は上述の通りである。
【0009】さらに本発明の防振または緩衝部材構造は
中空射出成型技術を応用して、少なくとも一方の主平面
に複数個の突起を有し、X字状または十字状またはT字
状に交差する仕切板(隔壁)を介し部材内部に独立した
複数個の中空部を所定に配設した一体構造物を、一発成
型(一回の成型)により形成してなるもので、射出成型
法単独または射出成型法とブロー成型法の併用等により
構成してなるものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、材質およびバ
ネ定数の選択幅を広げ、ゴム部材以外に種々の合成樹脂
など多くの部材を使用可能にするとともに、形状設定を
任意のものとし軽量化を実現する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1から図8
に示す図面とともに説明する。図1から図8までは本発
明の四つの実施例を示すもので、図示した実施例の防振
または緩衝部材は、一つの成型金型で一体成形すること
により、または一発成型(一回の成型)で一体成形する
ことにより、交差する仕切板(隔壁)を介し独立した中
空部を内蔵した一体構造物として形成しており、接合や
部品相互の組立てを必要としない。
【0012】図1は本発明の第一の実施例の防振または
緩衝部材を示す平面図、図2は図1を切断線S1〜S1
方向から見た側面からの断面図を示す。
【0013】図1,図2において第一の実施例の防振ま
たは緩衝部材1は、平板の一方の主平面に円柱形の突起
2を所定間隔に整列配置するとともに、大きさの異なる
2種類の中空部を交差する隔壁18(仕切板)を介し対
称形に整列配置することによって、端部と中央部とで突
起の弾性機能を異ならせている。すなわち、上記突起2
の下面に位置し平板の端部に近い部位には1個の突起ブ
ロックに対応する小さな容積の中空部3を6カ所対称形
に配設し、中央部には2個の突起ブロックに対応する大
きな容積を有する中空部4を突起下面に配設している。
【0014】第一の実施例では突起2を部材板厚方向に
押圧する時、中央部に配置した突起のバネ定数は端部に
配置した突起のバネ定数より小さくなるよう構成してい
る。すなわち固定支持部から突起センタまでの寸法を変
化させたものである。
【0015】当然のことながら、防振または緩衝部材1
は、突起2面側に装置やデバイスを搭載して振動・衝撃
を緩和したり、衝撃物の当接面とする構成としている。
【0016】図3は本発明の第ニの実施例の防振または
緩衝部材を示す平面図、図4は図3を切断線S2〜S2
方向から見た側面からの断面図を示す。
【0017】第ニの実施例の防振または緩衝部材5は、
第一の実施例の防振または緩衝部材のもう一方の面にも
突起2を所定に配設してなるものである。基本的な機能
は第一の実施例と同じく両面で振動・衝撃を緩和するも
のである。
【0018】図5は本発明の第三の実施例の防振または
緩衝部材11を示す平面図、図6は図5を切断線S3〜
S3方向から見た側面からの断面図を示す。
【0019】第三の実施例の防振または緩衝部材11
は、第一の実施例の防振または緩衝部材の構成におい
て、部材内部に配設する中空部の形状を変形させたもの
である。
【0020】すなわち、一方の主平面に複数個の薄肉突
起12を有するごとく、部材内部に前記薄肉突起形状に
対応した形状の中空部13,14を、複数個独立させて
配設してなる一体構造物を、一つの成型金型で一体成形
により、または一回の成型操作により形成したものであ
る。詳しくは、一方の主平面に独立した複数個の薄肉突
起12とこの薄肉突起形状に対応した形状の第一の中空
部13A,14Aとを配設し、かつ前記第一の中空部の
複数個に共通して連通する第二の中空部13,14を交
差する隔壁18を介し独立して複数個配設してなる一体
構造物である。
【0021】薄肉突起12の外観形状は第一の実施例の
突起2と同一であるが、突起肉厚寸法を薄肉とすること
により振動・衝撃を受けたときの変形を容易にして防振
または緩衝効果を一層高め、設計の自由度を広げたもの
である。勿論、材質についても選択幅が広がり、ゴム部
材以外に各種合成樹脂やセラミックス,もしくは所定の
バインダーで混練した金属粉末もしくは所定のバインダ
ーで混練したガラス粉末などの射出成型可能な部材の利
用が可能である。
【0022】セラミックス部材で構成した場合、突起面
に衝撃を受けた際、クラッシュして衝撃緩和する構成と
してもよい。
【0023】図7は本発明の第四の実施例の防振または
緩衝部材15を示す平面図、図8は図7を切断線S4〜
S4方向から見た側面からの断面図を示す。
【0024】第四の実施例の防振または緩衝部材15
は、第三の実施例の防振または緩衝部材のもう一方の面
にも薄肉突起12を所定に配設してなるものである。基
本的な機能は第三の実施例と同じく両面で振動・衝撃を
緩和するものである。
【0025】上記実施例において、中空部3,4もしく
は13,14の占有総容積を、防振または緩衝部材の外
形が占める容積の20%〜90%としている。中空部の
占める総容積をどれくらいにするかは、使用目的やバネ
定数あるいは必要強度ならびに防振または緩衝部材を構
成する部材に応じて決定すればよい。
【0026】上述の如く本発明の防振または緩衝部材
は、少なくとも一方の主平面に複数個の突起または薄肉
突起を有し、部材内部に独立した複数の中空部を所定に
配設することにより、振動・衝撃の吸収,緩和性能が向
上し設計の自由度が増す。また、中空部を配設すること
により部材の重量を大幅に軽減し、使用材料を低減して
コストダウンを図れるものである。
【0027】なお、本発明の実施例においては突起形状
として円柱状の例を述べたが、別段他の形状を用いてよ
いことは言うまでも無く、台形型円柱や四角柱など任意
で突起表面についてもフラットである必要は無く、円弧
状の突起や凹面であっても一向に差し支え無い。勿論、
防振または緩衝部材の外形形状についてもフラットであ
る必要は無く、任意の三次元形状を構成してよいことも
同様である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の防振または緩衝部
材によれば、材質およびバネ定数の選択幅を広げ、ゴム
部材以外に種々の合成樹脂など多くの部材を使用可能に
するとともに、形状設定を任意のものとし、軽量化やコ
スト低減を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例たる防振または緩衝部材
の平面図
【図2】図1を切断線S1〜S1方向から見た側面から
の断面図
【図3】本発明の第ニの実施例たる防振または緩衝部材
の平面図
【図4】図3を切断線S2〜S2方向から見た側面から
の断面図
【図5】本発明の第三の実施例たる防振または緩衝部材
の平面図
【図6】図5を切断線S3〜S3方向から見た側面から
の断面図
【図7】本発明の第四の実施例たる防振または緩衝部材
の平面図
【図8】図7を切断線S4〜S4方向から見た側面から
の断面図
【図9】本発明実施例の成形手段の説明に用いる中空構
造板の平面図
【図10】本発明実施例の成形手段の説明に用いる中空
構造板の正面図
【図11】本発明実施例の説明に用いる中空構造板成形
順の側面方向からの断面図
【図12】本発明実施例の成形手段の説明に用いる空中
構造板半体の平面図
【図13】本発明実施例の説明に用いる中空構造板半体
の正面方向からの断面図
【図14】従来における防振または緩衝部材の平面図
【図15】図14を切断線S5〜S5方向から見た側面
からの断面図
【符号の説明】
1 防振または緩衝部材 2 突起 3 中空部 4 中空部 5 防振または緩衝部材 11 防振または緩衝部材 12 薄肉突起 13A 第一の中空部 14B 第一の中空部 13 第二の中空部 14 第二の中空部 15 防振または緩衝部材 16A 第一の中空部 17A 第一の中空部 16 第二の中空部 17 第二の中空部 18 隔壁 300 中空構造板 301 中空構造板半体 302 中空構造板半体 303 中空部 304 中空部 305 隔壁 306 段付凹部 307 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 24:00 4F (72)発明者 小玉 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 志水 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の主平面に複数個の突起
    を有し、部材内部に交差する隔壁を介し独立した中空部
    を配設してなる一体構造物を、一つの射出成形型でかつ
    この射出成形型をスライドさせ二次成形することにより
    形成した防振または緩衝部材。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の主平面に独立した複数
    個の薄肉突起とこの薄肉突起形状に対応した形状の第一
    の中空部とを配設し、かつ前記第一の中空部の複数個に
    共通して連通する第二の中空部を交差する隔壁を介し独
    立して複数個配設してなる一体構造物を、一つの射出成
    形型でかつこの射出成形型をスライドさせ二次成形する
    ことにより形成した防振または緩衝部材。
  3. 【請求項3】 樹脂またはゴムまたはセラミックスまた
    は所定のバインダーで混練した金属粉末または所定のバ
    インダーで混練したガラス粉末などの射出成型可能な部
    材からなる請求項1または2記載の防振または緩衝部
    材。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の主平面に複数個の突起
    を有し、部材内部に交差する隔壁を介し独立した中空部
    を配設してなる一体構造物を一発成形により形成した防
    振または緩衝部材。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方の主平面に独立した複数
    個の薄肉突起とこの薄肉突起形状に対応した形状の第一
    の中空部とを配設し、かつ前記第一の中空部の複数個に
    共通して連通する第二の中空部を交差する隔壁を介し独
    立して複数個配設してなる一体構造物を一発成形により
    形成した防振または緩衝部材。
  6. 【請求項6】 樹脂またはゴムまたはセラミックスまた
    は所定のバインダーで混練した金属粉末または所定のバ
    インダーで混練したガラス粉末などの射出成型可能な部
    材からなる請求項4または5記載の防振または緩衝部
    材。
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JP3-56618 1991-03-20
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7646121B2 (en) 2005-10-09 2010-01-12 Seiko Instruments Inc. Bobbin-less stepping motor and electronic apparatus

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