JPH0560355B2 - - Google Patents
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- JPH0560355B2 JPH0560355B2 JP17024786A JP17024786A JPH0560355B2 JP H0560355 B2 JPH0560355 B2 JP H0560355B2 JP 17024786 A JP17024786 A JP 17024786A JP 17024786 A JP17024786 A JP 17024786A JP H0560355 B2 JPH0560355 B2 JP H0560355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organic solvent
- immobilized
- tank
- bacterial cells
- mixed
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、菌体又は酵素の固定化方法に関し、
特に菌体又は酵素を親水性高分子で包括固定化す
る方法に関する。 [従来の技術] 近年、高濃度の菌体又は酵素を担体に固定化
し、各種の反応を行なう装置が例えば医薬品工業
や食品工業等の分野で使用されており、特に最近
では廃水処理の分野においても採用されはじめて
いる。 菌体又は酵素の固体化方法としては、従来より
担体結合法、架橋法、包括法等が知られている
が、その中でも包括法は菌体の漏出が少なく、か
つ菌体又は酵素自身と担体との結合がないことか
ら固定化による菌体又は酵素の活性低下が少ない
こと、また様々な物との同時固定化が可能である
等の利点があり、広く使用されている。 菌体の包括固定化に使用される担体としては、
アルギン酸カラギーナン、寒天等の天然高分子、
ポリビニルアルコール、アクリルアミド、ウレタ
ンポリマー、光架橋性ポリマー等の合成高分子が
知られている。このうち天然高分子は強度が弱い
と共に耐久性に劣り、かつ微生物による分解がお
こる等の問題点がある。それに対して合成高分子
は強度が大きく、耐久性が良く、かつ微生物によ
る分解もされにくい等の利点があるため広く利用
されており、その中でもアクリルアミドは特に広
く利用されている。 [発明が解決しようとする問題点] 一方、固定化物の形状としては、球状、膜状、
角型、円柱状等があるが、好気的廃水処理のよう
に、反応槽中で激しく攪拌、曝気を行い使用する
場合、角型、円柱状等の形状では、角の部分が摩
耗し、固定化物の損失が大きい。又、流出水が固
定化物の破片により汚染される。したがつて固定
化物の形状は、球状が望ましい。 しかし、アクリルアミドのように親水性モノマ
ーを重合させて得られる親水性高分子では、一般
に球状に成形することは困難であり、通常は不定
形の塊を切断して使用するか、あるいは型に入れ
て作成するため円柱状、角型等の形状になる。 しかしながら固定化物の形状は上記した理由に
より球状が望ましくアクリルアミド等の親水性高
分子の場合もその例外ではない。このアクリルア
ミド等の親水性高分子を球状に成形する方法とし
て、攪拌している有機溶剤中、親水性モノマーと
菌体、架橋剤の混合液を投入し、分散した状態で
固定化する方法(“A General Method for
the Immobilization of Cells with Preserved
Viability”Eur.J.Appl.Microbiol.Biotechnol.17、
319(1983))が知られている。 しかし、この方法では得られる粒状固定化物の
大きさが一定せず、大部分は有機溶剤の下方にた
まり、塊となつてしまうので回収率が悪いと共に
得られる固定化物に較べて多量の体積の有機溶剤
及び反応槽が必要であり、実用的でない等の欠点
がある。 また、アクリルアミドと菌体、架橋剤の混合液
にアルギン酸を根し、金属塩水溶液中に滴下し、
アルギン酸の固定化により、あらかじめ球状に成
形し、続いて、有機溶剤中に移し、アクリルアミ
ドを固定化する方法(特開昭60−153794号公報)
も知られている。しかしこの方法では、アルギン
酸で固定化する手間及び費用がかかり、また金属
塩水溶液中にアクリルアミドモノマーが流出する
等の問題点がある。 本発明の目的は前記従来技術の問題点を解消
し、効率良く、簡単に、球状のアクリルアミド等
の親水性高分子による固定化菌体または固定化酵
素を作成する固定化方法を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、濃縮菌体または酵素と親水
性高分子単体を混合して混合液とする工程と、こ
の混合液を有機溶剤中に滴下して有機溶剤中に混
合液滴を形成する工程と、チユーブ中に前記混合
液滴含有有機溶剤を移送させて前記混合液滴を固
定化させる工程と、この固定化物を前記有機溶剤
から分離・回収する工程とを含むことを特徴とす
る菌体または酵素の固定化方法である。 すなわち、本発明は、チユーブ中を循環する有
機溶剤中でアクリルアミド等の親水性高分子単
体、架橋剤、菌体又は酵素の混合液を重合させる
ことを特徴とするものであり、チユーブ中で重
合、固定化させることにより大きさのほぼ均一な
球状固定化物が効率よく得られる。 本発明において固定化する菌体は任意の株を純
粋培養したものでも良いし、あるいは活性汚泥の
ような混合菌体でも良く、また親水性高分子とし
てはアクリルアミドが望ましい。 固定化する菌体又は酵素は、親水性高分子単体
の水溶液と混合し、必要に応じて、架橋剤を混合
する。親水性高分子としてアクリルアミドを使用
する場合には、架橋剤が必要であり、架橋剤とし
ては、N,N′−メチレンビスアクリルアミド、
N,N′−プロピレンビスアクリルアミド等を使
用することが出来る。これらの混合液中の高分子
単体濃度は、使用する高分子により異なるが、ア
クリルアミドを使用する場合、単体濃度で10〜35
%、架橋剤濃度は0.5〜6%が望ましい。菌体又
は酵素の濃度は任意に選択する。混合液は次いで
有機溶剤中に滴下する。一度に滴下する量は作成
する固定化物の大きさによるが、例えば直径約2
mmの球状固定化物を作成したい場合には、一回に
約10mlの混合液を滴下するのが良い。有機溶剤と
しては、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶
剤、エーテル、エステル及び、大豆油、サラダ油
等が使用できる。 滴下された混合液は有機溶剤中で球状になり、
次いでチユーブ状配管中に移送され、この移送中
に重合が行われる。ここで混合液を滴下する時に
は、ある程度の間隔をおいて、滴下する必要があ
り、間隔が短いと、チユーブ中で前後の混合液が
接触し、融合したまま重合することがある。 チユーブの材質としては、シリコン、テフロ
ン、塩化ビニール等の疎水性の材質がよく、ガラ
ス管のような親水性の材質はチユーブ内面に混合
液が付着してしまうことがあるので適さない。チ
ユーブの内径は、作成する固定化物の大きさによ
つて選択し、例えば、直径2mmの球状固定化物を
作成したい場合には、内径2mm強のチユーブ、直
径5mmの球状固定化物を作成したい場合には内径
5mm強のチユーブを使用する。 チユーブの長さは、固定化に要する反応時間
と、有機溶剤の循環速度によつて変わるが、長い
チユーブ中を速く循環させるよりも短いチユーブ
中を、ゆつくりと循環させて固定化した方が得ら
れる固定化物の形が、崩れない。しかし、この場
合には、チユーブ中に流入させる混合液の間隔を
保つために、単位時間当りに、混合液滴下槽に混
合液を滴下する回数を減らさなければならない。
従つて、単位時間当りに出来る固定化物の量は少
なくなる。この場合には、チユーブを複数用意
し、並行して固定化を行うと良い。重合した固定
化物は次いで適当な手段によつて有機溶剤と分離
する。 アクリルアミドの固定化反応においては、重合
開始剤、および、重合促進剤が必要となる。重合
開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウム等、重合促進剤としては、テトラメチルエ
チレンジアミン、β−ジメチルアミノプロピオニ
トリル等が使用される。これらは、有機溶剤に一
緒に添加するか、もしくは、一方を有機溶剤に、
もう一方を混合液に添加する。 [実施例] 次に本発明を実施例によつて説明する。 第1図は本発明の方法を実施するための装置の
一例を示す概略図である。 親水性高分子単体、および必要に応じて架橋剤
は、あらかじめ水に溶かし、単体水溶液としてモ
ノマー槽1に貯えられている。一方、高濃度に濃
縮した菌体又は酵素は、濃縮菌体槽2に貯えられ
ており、単体水溶液と、濃縮菌体又は酵素は、混
合槽3に送られて混合され、混合液となる。 混合液は次いで混合液滴下槽4に送られ、循環
する有機溶剤6中に滴下される。 滴板された混合液は有機溶剤6中で球状にな
り、混合液滴下槽4の下部に接続されているチユ
ーブ5に、有機溶剤6にはさまれた状態で、球状
のまま流入する。 チユーブ5に流入した混合液は、チユーブ中を
循環する有機溶剤6とともに移動しながら重合
し、球状の固定化物10となる。 重合した固定化物10は、チユーブ5中を移動
し、有機溶剤分離槽7に到達する。ここでは、槽
下部が水層になつており、固定化物10は水層に
移行する。固定化物10を分離した有機溶剤6
は、返送有機溶剤9として、混合液滴下槽4に返
送され、再びチユーブ5を循環する。 有機溶剤分離槽7で水層に移行した固定化物1
0は有機溶剤分離槽7から流出する水と共に、固
液分離槽8に送られる。ここで固定化物10は、
フイルター15によつて水層から分離され、分離
された水は循環水14として有機溶剤分離槽7に
返送される。 さらに、重合開始剤および/または重合促進剤
を使用する場合であつて、これらを有機溶剤と一
緒に添加する場合には、添加剤槽12にこれらの
薬剤を貯えておき、有機溶剤槽13において、有
機溶剤に添加混合すればよい。また一方を混合液
に、もう一方を有機溶剤に添加混合する場合に
は、一方を添加剤槽12に貯え、有機溶剤槽13
において添加混合し、もう一方は添加剤槽11に
貯え、混合槽3において添加混合すればよい。 次にこの装置を用いた菌体の固定化方法の一実
施例について述べる。 硝化菌であるニトロソモナス・エウロパエア
(Nitrosomonas europaea)を培養集菌し、濃縮
菌液(0.2g/ml)を得た。この濃縮菌体液100ml
と、アクリルアミド20%、N,N′−メチレンビ
スアクリルアミド3%を含むモノマー水溶液400
mlを混合槽3に流入し混合液とした。この混合液
に添加剤槽11より重合開始剤過硫酸アンモニウ
ムを0.1%になるように添加した。 この混合液を混合液滴下槽4において20mlず
つ、30秒間隔で滴下した。有機溶剤として大豆油
を使用し、チユーブとして内径3.14mmのタイゴン
チユーブ(ノートン社製、TYGON TUBING)
4mを使用した。有機溶剤の循環速度は200mm/
minで、混合液滴下槽4から有機溶剤分離槽7ま
での到達時間は、約20分であつた。 重合促進剤は、テトラメチルエチレンジアミン
を用いて、有機溶剤に対して1%になるように、
添加剤槽12より有機溶剤槽13に添加した。重
合した固定化菌体は直径約3mmの球状であり、有
機溶剤分離槽7で水層に移行させ、固液分離槽8
より回収した。 以上の様にして得られた固定化菌体を洗浄後、
体積2000mlの曝気槽に投入し、約30mg/のアン
モニア態窒素を含む合成廃水を、滞留時間6時間
で通水し連続好気処理を行つた。その結果を第1
表に示す。表からわかるように始めの数日は、ア
ンモニア態窒素の除去率は低かつたが、その後約
2ケ月間は、高い除去率を示す。また処理期間
中、固定化菌体の摩耗はほとんど見られず懸濁物
質の増加も認められなかつた。
特に菌体又は酵素を親水性高分子で包括固定化す
る方法に関する。 [従来の技術] 近年、高濃度の菌体又は酵素を担体に固定化
し、各種の反応を行なう装置が例えば医薬品工業
や食品工業等の分野で使用されており、特に最近
では廃水処理の分野においても採用されはじめて
いる。 菌体又は酵素の固体化方法としては、従来より
担体結合法、架橋法、包括法等が知られている
が、その中でも包括法は菌体の漏出が少なく、か
つ菌体又は酵素自身と担体との結合がないことか
ら固定化による菌体又は酵素の活性低下が少ない
こと、また様々な物との同時固定化が可能である
等の利点があり、広く使用されている。 菌体の包括固定化に使用される担体としては、
アルギン酸カラギーナン、寒天等の天然高分子、
ポリビニルアルコール、アクリルアミド、ウレタ
ンポリマー、光架橋性ポリマー等の合成高分子が
知られている。このうち天然高分子は強度が弱い
と共に耐久性に劣り、かつ微生物による分解がお
こる等の問題点がある。それに対して合成高分子
は強度が大きく、耐久性が良く、かつ微生物によ
る分解もされにくい等の利点があるため広く利用
されており、その中でもアクリルアミドは特に広
く利用されている。 [発明が解決しようとする問題点] 一方、固定化物の形状としては、球状、膜状、
角型、円柱状等があるが、好気的廃水処理のよう
に、反応槽中で激しく攪拌、曝気を行い使用する
場合、角型、円柱状等の形状では、角の部分が摩
耗し、固定化物の損失が大きい。又、流出水が固
定化物の破片により汚染される。したがつて固定
化物の形状は、球状が望ましい。 しかし、アクリルアミドのように親水性モノマ
ーを重合させて得られる親水性高分子では、一般
に球状に成形することは困難であり、通常は不定
形の塊を切断して使用するか、あるいは型に入れ
て作成するため円柱状、角型等の形状になる。 しかしながら固定化物の形状は上記した理由に
より球状が望ましくアクリルアミド等の親水性高
分子の場合もその例外ではない。このアクリルア
ミド等の親水性高分子を球状に成形する方法とし
て、攪拌している有機溶剤中、親水性モノマーと
菌体、架橋剤の混合液を投入し、分散した状態で
固定化する方法(“A General Method for
the Immobilization of Cells with Preserved
Viability”Eur.J.Appl.Microbiol.Biotechnol.17、
319(1983))が知られている。 しかし、この方法では得られる粒状固定化物の
大きさが一定せず、大部分は有機溶剤の下方にた
まり、塊となつてしまうので回収率が悪いと共に
得られる固定化物に較べて多量の体積の有機溶剤
及び反応槽が必要であり、実用的でない等の欠点
がある。 また、アクリルアミドと菌体、架橋剤の混合液
にアルギン酸を根し、金属塩水溶液中に滴下し、
アルギン酸の固定化により、あらかじめ球状に成
形し、続いて、有機溶剤中に移し、アクリルアミ
ドを固定化する方法(特開昭60−153794号公報)
も知られている。しかしこの方法では、アルギン
酸で固定化する手間及び費用がかかり、また金属
塩水溶液中にアクリルアミドモノマーが流出する
等の問題点がある。 本発明の目的は前記従来技術の問題点を解消
し、効率良く、簡単に、球状のアクリルアミド等
の親水性高分子による固定化菌体または固定化酵
素を作成する固定化方法を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、濃縮菌体または酵素と親水
性高分子単体を混合して混合液とする工程と、こ
の混合液を有機溶剤中に滴下して有機溶剤中に混
合液滴を形成する工程と、チユーブ中に前記混合
液滴含有有機溶剤を移送させて前記混合液滴を固
定化させる工程と、この固定化物を前記有機溶剤
から分離・回収する工程とを含むことを特徴とす
る菌体または酵素の固定化方法である。 すなわち、本発明は、チユーブ中を循環する有
機溶剤中でアクリルアミド等の親水性高分子単
体、架橋剤、菌体又は酵素の混合液を重合させる
ことを特徴とするものであり、チユーブ中で重
合、固定化させることにより大きさのほぼ均一な
球状固定化物が効率よく得られる。 本発明において固定化する菌体は任意の株を純
粋培養したものでも良いし、あるいは活性汚泥の
ような混合菌体でも良く、また親水性高分子とし
てはアクリルアミドが望ましい。 固定化する菌体又は酵素は、親水性高分子単体
の水溶液と混合し、必要に応じて、架橋剤を混合
する。親水性高分子としてアクリルアミドを使用
する場合には、架橋剤が必要であり、架橋剤とし
ては、N,N′−メチレンビスアクリルアミド、
N,N′−プロピレンビスアクリルアミド等を使
用することが出来る。これらの混合液中の高分子
単体濃度は、使用する高分子により異なるが、ア
クリルアミドを使用する場合、単体濃度で10〜35
%、架橋剤濃度は0.5〜6%が望ましい。菌体又
は酵素の濃度は任意に選択する。混合液は次いで
有機溶剤中に滴下する。一度に滴下する量は作成
する固定化物の大きさによるが、例えば直径約2
mmの球状固定化物を作成したい場合には、一回に
約10mlの混合液を滴下するのが良い。有機溶剤と
しては、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶
剤、エーテル、エステル及び、大豆油、サラダ油
等が使用できる。 滴下された混合液は有機溶剤中で球状になり、
次いでチユーブ状配管中に移送され、この移送中
に重合が行われる。ここで混合液を滴下する時に
は、ある程度の間隔をおいて、滴下する必要があ
り、間隔が短いと、チユーブ中で前後の混合液が
接触し、融合したまま重合することがある。 チユーブの材質としては、シリコン、テフロ
ン、塩化ビニール等の疎水性の材質がよく、ガラ
ス管のような親水性の材質はチユーブ内面に混合
液が付着してしまうことがあるので適さない。チ
ユーブの内径は、作成する固定化物の大きさによ
つて選択し、例えば、直径2mmの球状固定化物を
作成したい場合には、内径2mm強のチユーブ、直
径5mmの球状固定化物を作成したい場合には内径
5mm強のチユーブを使用する。 チユーブの長さは、固定化に要する反応時間
と、有機溶剤の循環速度によつて変わるが、長い
チユーブ中を速く循環させるよりも短いチユーブ
中を、ゆつくりと循環させて固定化した方が得ら
れる固定化物の形が、崩れない。しかし、この場
合には、チユーブ中に流入させる混合液の間隔を
保つために、単位時間当りに、混合液滴下槽に混
合液を滴下する回数を減らさなければならない。
従つて、単位時間当りに出来る固定化物の量は少
なくなる。この場合には、チユーブを複数用意
し、並行して固定化を行うと良い。重合した固定
化物は次いで適当な手段によつて有機溶剤と分離
する。 アクリルアミドの固定化反応においては、重合
開始剤、および、重合促進剤が必要となる。重合
開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウム等、重合促進剤としては、テトラメチルエ
チレンジアミン、β−ジメチルアミノプロピオニ
トリル等が使用される。これらは、有機溶剤に一
緒に添加するか、もしくは、一方を有機溶剤に、
もう一方を混合液に添加する。 [実施例] 次に本発明を実施例によつて説明する。 第1図は本発明の方法を実施するための装置の
一例を示す概略図である。 親水性高分子単体、および必要に応じて架橋剤
は、あらかじめ水に溶かし、単体水溶液としてモ
ノマー槽1に貯えられている。一方、高濃度に濃
縮した菌体又は酵素は、濃縮菌体槽2に貯えられ
ており、単体水溶液と、濃縮菌体又は酵素は、混
合槽3に送られて混合され、混合液となる。 混合液は次いで混合液滴下槽4に送られ、循環
する有機溶剤6中に滴下される。 滴板された混合液は有機溶剤6中で球状にな
り、混合液滴下槽4の下部に接続されているチユ
ーブ5に、有機溶剤6にはさまれた状態で、球状
のまま流入する。 チユーブ5に流入した混合液は、チユーブ中を
循環する有機溶剤6とともに移動しながら重合
し、球状の固定化物10となる。 重合した固定化物10は、チユーブ5中を移動
し、有機溶剤分離槽7に到達する。ここでは、槽
下部が水層になつており、固定化物10は水層に
移行する。固定化物10を分離した有機溶剤6
は、返送有機溶剤9として、混合液滴下槽4に返
送され、再びチユーブ5を循環する。 有機溶剤分離槽7で水層に移行した固定化物1
0は有機溶剤分離槽7から流出する水と共に、固
液分離槽8に送られる。ここで固定化物10は、
フイルター15によつて水層から分離され、分離
された水は循環水14として有機溶剤分離槽7に
返送される。 さらに、重合開始剤および/または重合促進剤
を使用する場合であつて、これらを有機溶剤と一
緒に添加する場合には、添加剤槽12にこれらの
薬剤を貯えておき、有機溶剤槽13において、有
機溶剤に添加混合すればよい。また一方を混合液
に、もう一方を有機溶剤に添加混合する場合に
は、一方を添加剤槽12に貯え、有機溶剤槽13
において添加混合し、もう一方は添加剤槽11に
貯え、混合槽3において添加混合すればよい。 次にこの装置を用いた菌体の固定化方法の一実
施例について述べる。 硝化菌であるニトロソモナス・エウロパエア
(Nitrosomonas europaea)を培養集菌し、濃縮
菌液(0.2g/ml)を得た。この濃縮菌体液100ml
と、アクリルアミド20%、N,N′−メチレンビ
スアクリルアミド3%を含むモノマー水溶液400
mlを混合槽3に流入し混合液とした。この混合液
に添加剤槽11より重合開始剤過硫酸アンモニウ
ムを0.1%になるように添加した。 この混合液を混合液滴下槽4において20mlず
つ、30秒間隔で滴下した。有機溶剤として大豆油
を使用し、チユーブとして内径3.14mmのタイゴン
チユーブ(ノートン社製、TYGON TUBING)
4mを使用した。有機溶剤の循環速度は200mm/
minで、混合液滴下槽4から有機溶剤分離槽7ま
での到達時間は、約20分であつた。 重合促進剤は、テトラメチルエチレンジアミン
を用いて、有機溶剤に対して1%になるように、
添加剤槽12より有機溶剤槽13に添加した。重
合した固定化菌体は直径約3mmの球状であり、有
機溶剤分離槽7で水層に移行させ、固液分離槽8
より回収した。 以上の様にして得られた固定化菌体を洗浄後、
体積2000mlの曝気槽に投入し、約30mg/のアン
モニア態窒素を含む合成廃水を、滞留時間6時間
で通水し連続好気処理を行つた。その結果を第1
表に示す。表からわかるように始めの数日は、ア
ンモニア態窒素の除去率は低かつたが、その後約
2ケ月間は、高い除去率を示す。また処理期間
中、固定化菌体の摩耗はほとんど見られず懸濁物
質の増加も認められなかつた。
【表】
比較のため、同様の組成の混合液を塊として固
定化し、一辺が3mmの立方体に切断したアクリル
アミド固定化菌体を使用して、同様の処理を行つ
たところ、アンモニア態窒素除去率は同じ様な結
果を得たが、固定化菌体の破片流出による懸濁物
質の増加がみられた。又、固定化菌体の一部は処
理中に崩壊したものもあつた。 [発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば球状で強
度の大きい固定化物が得られるため、反応槽中で
使用した場合に摩耗が少なく、固定化物の崩壊も
おこりにくいという利点を有する。また、固定化
物の塊を切断して使用する場合に較べて、無駄に
なる部分がないと共に、有機溶剤や水は循環して
使用するため経済上の利点も大きい。さらに、チ
ユーブの内径、及び一回に滴下する混合液の量を
調整することにより、任意の大きさの球状固定化
物を作成することができ、必要とする大きさに応
じて最適なものを得ることができる。
定化し、一辺が3mmの立方体に切断したアクリル
アミド固定化菌体を使用して、同様の処理を行つ
たところ、アンモニア態窒素除去率は同じ様な結
果を得たが、固定化菌体の破片流出による懸濁物
質の増加がみられた。又、固定化菌体の一部は処
理中に崩壊したものもあつた。 [発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば球状で強
度の大きい固定化物が得られるため、反応槽中で
使用した場合に摩耗が少なく、固定化物の崩壊も
おこりにくいという利点を有する。また、固定化
物の塊を切断して使用する場合に較べて、無駄に
なる部分がないと共に、有機溶剤や水は循環して
使用するため経済上の利点も大きい。さらに、チ
ユーブの内径、及び一回に滴下する混合液の量を
調整することにより、任意の大きさの球状固定化
物を作成することができ、必要とする大きさに応
じて最適なものを得ることができる。
第1図は本発明の方法を実施するための装置の
一例を示す構成図である。 1……モノマー槽、2……濃縮菌体槽、3……
混合槽、4……混合液滴下槽、5……チユーブ、
6……有機溶剤、7……有機溶剤分離槽、8……
固液分離槽、9……返送有機溶剤、10……固定
化物、11,12……添加剤槽、13……有機溶
剤槽、14……循環水、15……フイルター。
一例を示す構成図である。 1……モノマー槽、2……濃縮菌体槽、3……
混合槽、4……混合液滴下槽、5……チユーブ、
6……有機溶剤、7……有機溶剤分離槽、8……
固液分離槽、9……返送有機溶剤、10……固定
化物、11,12……添加剤槽、13……有機溶
剤槽、14……循環水、15……フイルター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 濃縮菌体または酵素と親水性高分子単体を混
合して混合液とする工程と、この混合液を有機溶
剤中に滴下して有機溶剤中に混合液滴を形成する
工程と、前記混合液滴の直径より大きい内径をも
つチユーブ中に前記混合液滴含有有機溶剤を移送
させて前記混合液滴を固定化させる工程と、この
固定化物を前記有機溶剤から分離・回収する工程
とを含むことを特徴とする菌体または酵素の固定
化方法。 2 親水性高分子がポリアクリルアミドである特
許請求の範囲第1項記載の菌体または酵素の固定
化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170247A JPS6324886A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 菌体または酵素の固定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170247A JPS6324886A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 菌体または酵素の固定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324886A JPS6324886A (ja) | 1988-02-02 |
| JPH0560355B2 true JPH0560355B2 (ja) | 1993-09-02 |
Family
ID=15901399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61170247A Granted JPS6324886A (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 菌体または酵素の固定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6324886A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10619148B2 (en) | 2015-02-03 | 2020-04-14 | Cathay Biotech Inc. | Immobilized cell and preparation method thereof |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP61170247A patent/JPS6324886A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324886A (ja) | 1988-02-02 |
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