JPH0560512B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0560512B2 JPH0560512B2 JP60229124A JP22912485A JPH0560512B2 JP H0560512 B2 JPH0560512 B2 JP H0560512B2 JP 60229124 A JP60229124 A JP 60229124A JP 22912485 A JP22912485 A JP 22912485A JP H0560512 B2 JPH0560512 B2 JP H0560512B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- storage material
- heat
- group
- belonging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は潜熱蓄熱材に関するものである。
従来の技術
一般に、蓄熱材として使用されるものは大きな
比熱を有するかまたは物質の蒸発、融解、結晶転
移などによる異常比熱現象を示す物質が使用され
る。蓄熱材としてある特定の温度域での利用には
異常比熱現象を示す物質の使用が好ましく、特に
取扱いの容易性から結晶転移による比熱変化を利
用しようとする試みが多くなされている。電化製
品にあつてもこれに利用できる180〜240℃の温度
範囲で蓄熱でき、かつその放熱が利用できる蓄熱
材の要望に対しては物質の結晶転移を利用できる
ものの数は多くないが、僅例の中でペンタエリス
リトールの結晶転移(188℃)を利用する例が知
られている。無機化合物ではこの温度域で結晶転
移に基づき蓄熱の可能性のあるものとして、電子
技術総合研究所調査報告(第196号、昭和53年6
月)によればNH4Cl、KHF2、NH4BF6、
CsOH、WCl6、Na2O2の記載が見られる。また
KOH−NFaOH、LiOH−NaOH、NaCN−
NaOH、NaClO3、KOH−LiOH、KCl−KOH
−LiOH、LiOH−NaNO3−NaOH、NaNO2−
NaOHの組合せ組成も知られている(工業材料、
Vol.32No.5P−64 1984)。 発明が解決しようとする問題点 180℃〜240℃の温度範囲で使用できる蓄熱材の
中でペンタエリスリトールを利用する場合は、有
機物質であるため、耐熱性が十分でなく長期間の
使用に際して劣化を起し、蓄熱量の低下を招くの
みならず、分解ガスの発生を併うことから密閉構
造がとれないなどの問題点があつた。無機系の物
質の場合、NH4Cl、WCl6は蒸発しやすく、その
蒸気は装置を腐食させる。KHF2、NH4BF6は劇
物である。CsOHなどは高価である。その他水酸
化アルカリ金属等の組合せ組成は極めて吸湿性が
大きく、劇物の組合せによることから安全性と耐
食性に難があつた。 したがつて、これら従来の蓄熱材を利用しよう
とする場合、蓄熱装置の設計は容易ではなく、加
えて極めて高価な材質の選定によらねばならない
ため、この解決が強く望まれていた。 本発明はこの従来の問題を解決するもので、蓄
熱材として無水硫酸ナトリウムの本来有する結晶
転移温度を大幅に低下させることで使用温度範囲
を目的に合致させ、蓄熱材の劣化等の問題をなく
したものである。 問題点を解決するための手段 本発明は乾燥剤や洗剤などに広く日常生活に多
用されている硫酸ナトリウムに、元素周期表の第
族Aに属すNaを除く元素(アルカリ金属)ま
たは第族Aに属す元素(アルカリ土類金属)と
硫酸基との化合物を少なくとも1種類以上混合
し、加熱溶融させて冷却することで共存させて蓄
熱材とするもので、無水硫酸ナトリウムが本来有
する結晶転移に基づいて比熱変化量をほとんど消
失させることなく、その吸熱による転移温度
(248℃)および放熱転移温度をこれ以下に低下さ
せ、本発明が目的とする180℃〜240℃の温度域で
使用できる蓄熱材を供給するものである。 作 用 発明者らは、現在一般的に知られている前記の
ように各種の蓄熱材は結晶転移に基づく比熱変化
量(以外蓄熱量とも称する)は大きいが実用上各
種の問題点を有していることから、供給熱源の大
幅な変動に対して安定であり、取扱い上さして大
きな問題を発生することのない無水硫酸ナトリウ
ム(Na2SO4)に着目し、この結晶転移温度の低
下方法を検討した結果、元素周期表の第族Aに
属すNaを除く元素(アルカリ金属)または第
族Aに属する元素(アルカリ土類金属)と硫酸基
との化合物を少なくとも1種類以上混合し、加熱
溶融して共存させた蓄熱材は本発明の目的を満足
できることを見い出した。無水硫酸ナトリウムの
本来有する吸熱側、放熱側の結晶転移温度の低下
はNaを除くアルカリ金属と硫酸基との化合物
(硫酸アルカリ金属化合物)あるいは、アルカリ
土類金属と硫酸基との化合物(硫酸アルカリ土類
金属化合物)のいずれかの一方を、あるいはこれ
らを共存させてもほぼ同一の結果をもたらす。こ
の操作により本発明の蓄熱材は無水硫酸ナトリウ
ムが本来有する結晶転移温度248℃を240℃〜180
℃の温度範囲でその吸熱量の大幅な低下を招くこ
となく低下させたものとなし、実用上、安全で蒸
発や蓄熱装置の腐食などの問題が解決できるもの
である。 無水硫酸ナトリウムに共存させる第族Aに属
すNaを除く元素はLi、K、Rb、Cs、Frであり、
これらと硫酸基との化合物がもたらす作用はいず
れも同一である。 しかし、実用上入手の容易性、経済性を勘案す
るならば、Li2SO4、K2SO4、Rb2SO4がより好ま
しい。また第族Aに属す元素はBe、Mg、Ca、
Sr、Ba、Raであり、これらの硫酸基との化合物
がもたらす作用はいずれも同一である。しかし毒
性、入手の容易性、経済性の面からより好ましい
ものはMgSO4、CaSO4、BaSO4である。 本発明で使用する無水硫酸ナトリウムはNaを
除く硫酸アルカリ金属または硫酸アルカリ土類金
属化合物を共存するに当つては無水物を使用する
のが溶融作業時の操作が容易であるが、芒硝ある
いはグラウバー塩と称される結晶水を10個有する
硫酸ナトリウム(Na2SO4・10H2O)や
Na2SO4・7H2Oであつても加熱溶融することで
無水物(Na2SO4・10H2Oは32.4℃で無水物に転
化する)になることから本発明の蓄熱材の提供に
際してなんら支障はない。 さらに無水硫酸ナトリウムに対してNaを除く
硫酸アルカリ金属化合物と、硫酸アルカリ土類金
属化合物の少なくとも1種類以上の共存で本発明
の目的を満足するが、これら双方の2種類以上の
共存も結晶転移温度域の調節を行なう手段として
有効である。本発明の蓄熱材は無水硫酸ナトリウ
ムまたは芒硝などに、Naを除く硫酸アルカリ金
属化合物または硫酸アルカリ土類金属化合物の少
なくとも1種類以上を共存させるためには溶融温
度未満での加熱混合や、水のような互に可溶性溶
剤中での溶解混合後、溶媒の蒸発分離による方法
ではこれらは単なる混合の形態を示すにとどま
り、本発明の目的とする作用が期待できない。加
熱溶融によれば本発明が目的とする蓄熱材の提供
が可能となる。蓄熱材は直接加熱するか、あるい
は容器に封入し加熱することで蓄熱でき、かつ放
熱エネルギーを利用できるものである。しかし、
蓄熱材が本来有する性能をより有効に利用するた
めに蓄熱材と溶け合うことのない熱媒体中に含浸
することで熱交換効率を向上させる方法も採用で
きる。ここで使用する熱媒体は、蓄熱材の吸熱、
放熱温度域で流動性を示すことが必要である。こ
れらの条件を満す熱媒体としては炭化水素系また
はシリコン系の熱媒体、あるいはワツクスであ
る。 実施例 以下実施例を示す。 実施例 1 無水硫酸ナトリウム(分子量142.04)95.0モル
%に対してLi2SO4(分子量109.95)K2SO(分子量
174.27)Rb2SO4(分子量267.91)をそれぞれ5.0モ
ル%となるように石英硝子試験管中に全量を50g
秤取し、加熱溶融した後、放冷して試験管から取
り出し、乳鉢で粉砕したものを示差走査熱量計
(島津製作所製DT−30B型)により吸熱側の結晶
転移開始温度、終了温度、吸熱量〔J/g〕と放
熱側の結晶転移開始温度、終了温度および放熱量
〔J/g〕を測定し、無水硫酸ナトリウム単独と、
従来の蓄熱材としてペンタエリスリトール測定値
および、各試料を内容15c.c.肉厚3mmのふた付アル
ミ容器に充てん密封し230℃、200時間放置したと
きの耐食性結果を対比させ第1表の結果を得た。
なお加熱溶融して得た本発明の蓄熱材は、いずれ
の組成も白色不透明の結晶状粉末であつた。さら
に無水硫酸ナトリウムに対して前記化合物を20モ
ル%まで変化させた場合の吸熱側の結晶転移温度
は第1図に示す変化を示した。
比熱を有するかまたは物質の蒸発、融解、結晶転
移などによる異常比熱現象を示す物質が使用され
る。蓄熱材としてある特定の温度域での利用には
異常比熱現象を示す物質の使用が好ましく、特に
取扱いの容易性から結晶転移による比熱変化を利
用しようとする試みが多くなされている。電化製
品にあつてもこれに利用できる180〜240℃の温度
範囲で蓄熱でき、かつその放熱が利用できる蓄熱
材の要望に対しては物質の結晶転移を利用できる
ものの数は多くないが、僅例の中でペンタエリス
リトールの結晶転移(188℃)を利用する例が知
られている。無機化合物ではこの温度域で結晶転
移に基づき蓄熱の可能性のあるものとして、電子
技術総合研究所調査報告(第196号、昭和53年6
月)によればNH4Cl、KHF2、NH4BF6、
CsOH、WCl6、Na2O2の記載が見られる。また
KOH−NFaOH、LiOH−NaOH、NaCN−
NaOH、NaClO3、KOH−LiOH、KCl−KOH
−LiOH、LiOH−NaNO3−NaOH、NaNO2−
NaOHの組合せ組成も知られている(工業材料、
Vol.32No.5P−64 1984)。 発明が解決しようとする問題点 180℃〜240℃の温度範囲で使用できる蓄熱材の
中でペンタエリスリトールを利用する場合は、有
機物質であるため、耐熱性が十分でなく長期間の
使用に際して劣化を起し、蓄熱量の低下を招くの
みならず、分解ガスの発生を併うことから密閉構
造がとれないなどの問題点があつた。無機系の物
質の場合、NH4Cl、WCl6は蒸発しやすく、その
蒸気は装置を腐食させる。KHF2、NH4BF6は劇
物である。CsOHなどは高価である。その他水酸
化アルカリ金属等の組合せ組成は極めて吸湿性が
大きく、劇物の組合せによることから安全性と耐
食性に難があつた。 したがつて、これら従来の蓄熱材を利用しよう
とする場合、蓄熱装置の設計は容易ではなく、加
えて極めて高価な材質の選定によらねばならない
ため、この解決が強く望まれていた。 本発明はこの従来の問題を解決するもので、蓄
熱材として無水硫酸ナトリウムの本来有する結晶
転移温度を大幅に低下させることで使用温度範囲
を目的に合致させ、蓄熱材の劣化等の問題をなく
したものである。 問題点を解決するための手段 本発明は乾燥剤や洗剤などに広く日常生活に多
用されている硫酸ナトリウムに、元素周期表の第
族Aに属すNaを除く元素(アルカリ金属)ま
たは第族Aに属す元素(アルカリ土類金属)と
硫酸基との化合物を少なくとも1種類以上混合
し、加熱溶融させて冷却することで共存させて蓄
熱材とするもので、無水硫酸ナトリウムが本来有
する結晶転移に基づいて比熱変化量をほとんど消
失させることなく、その吸熱による転移温度
(248℃)および放熱転移温度をこれ以下に低下さ
せ、本発明が目的とする180℃〜240℃の温度域で
使用できる蓄熱材を供給するものである。 作 用 発明者らは、現在一般的に知られている前記の
ように各種の蓄熱材は結晶転移に基づく比熱変化
量(以外蓄熱量とも称する)は大きいが実用上各
種の問題点を有していることから、供給熱源の大
幅な変動に対して安定であり、取扱い上さして大
きな問題を発生することのない無水硫酸ナトリウ
ム(Na2SO4)に着目し、この結晶転移温度の低
下方法を検討した結果、元素周期表の第族Aに
属すNaを除く元素(アルカリ金属)または第
族Aに属する元素(アルカリ土類金属)と硫酸基
との化合物を少なくとも1種類以上混合し、加熱
溶融して共存させた蓄熱材は本発明の目的を満足
できることを見い出した。無水硫酸ナトリウムの
本来有する吸熱側、放熱側の結晶転移温度の低下
はNaを除くアルカリ金属と硫酸基との化合物
(硫酸アルカリ金属化合物)あるいは、アルカリ
土類金属と硫酸基との化合物(硫酸アルカリ土類
金属化合物)のいずれかの一方を、あるいはこれ
らを共存させてもほぼ同一の結果をもたらす。こ
の操作により本発明の蓄熱材は無水硫酸ナトリウ
ムが本来有する結晶転移温度248℃を240℃〜180
℃の温度範囲でその吸熱量の大幅な低下を招くこ
となく低下させたものとなし、実用上、安全で蒸
発や蓄熱装置の腐食などの問題が解決できるもの
である。 無水硫酸ナトリウムに共存させる第族Aに属
すNaを除く元素はLi、K、Rb、Cs、Frであり、
これらと硫酸基との化合物がもたらす作用はいず
れも同一である。 しかし、実用上入手の容易性、経済性を勘案す
るならば、Li2SO4、K2SO4、Rb2SO4がより好ま
しい。また第族Aに属す元素はBe、Mg、Ca、
Sr、Ba、Raであり、これらの硫酸基との化合物
がもたらす作用はいずれも同一である。しかし毒
性、入手の容易性、経済性の面からより好ましい
ものはMgSO4、CaSO4、BaSO4である。 本発明で使用する無水硫酸ナトリウムはNaを
除く硫酸アルカリ金属または硫酸アルカリ土類金
属化合物を共存するに当つては無水物を使用する
のが溶融作業時の操作が容易であるが、芒硝ある
いはグラウバー塩と称される結晶水を10個有する
硫酸ナトリウム(Na2SO4・10H2O)や
Na2SO4・7H2Oであつても加熱溶融することで
無水物(Na2SO4・10H2Oは32.4℃で無水物に転
化する)になることから本発明の蓄熱材の提供に
際してなんら支障はない。 さらに無水硫酸ナトリウムに対してNaを除く
硫酸アルカリ金属化合物と、硫酸アルカリ土類金
属化合物の少なくとも1種類以上の共存で本発明
の目的を満足するが、これら双方の2種類以上の
共存も結晶転移温度域の調節を行なう手段として
有効である。本発明の蓄熱材は無水硫酸ナトリウ
ムまたは芒硝などに、Naを除く硫酸アルカリ金
属化合物または硫酸アルカリ土類金属化合物の少
なくとも1種類以上を共存させるためには溶融温
度未満での加熱混合や、水のような互に可溶性溶
剤中での溶解混合後、溶媒の蒸発分離による方法
ではこれらは単なる混合の形態を示すにとどま
り、本発明の目的とする作用が期待できない。加
熱溶融によれば本発明が目的とする蓄熱材の提供
が可能となる。蓄熱材は直接加熱するか、あるい
は容器に封入し加熱することで蓄熱でき、かつ放
熱エネルギーを利用できるものである。しかし、
蓄熱材が本来有する性能をより有効に利用するた
めに蓄熱材と溶け合うことのない熱媒体中に含浸
することで熱交換効率を向上させる方法も採用で
きる。ここで使用する熱媒体は、蓄熱材の吸熱、
放熱温度域で流動性を示すことが必要である。こ
れらの条件を満す熱媒体としては炭化水素系また
はシリコン系の熱媒体、あるいはワツクスであ
る。 実施例 以下実施例を示す。 実施例 1 無水硫酸ナトリウム(分子量142.04)95.0モル
%に対してLi2SO4(分子量109.95)K2SO(分子量
174.27)Rb2SO4(分子量267.91)をそれぞれ5.0モ
ル%となるように石英硝子試験管中に全量を50g
秤取し、加熱溶融した後、放冷して試験管から取
り出し、乳鉢で粉砕したものを示差走査熱量計
(島津製作所製DT−30B型)により吸熱側の結晶
転移開始温度、終了温度、吸熱量〔J/g〕と放
熱側の結晶転移開始温度、終了温度および放熱量
〔J/g〕を測定し、無水硫酸ナトリウム単独と、
従来の蓄熱材としてペンタエリスリトール測定値
および、各試料を内容15c.c.肉厚3mmのふた付アル
ミ容器に充てん密封し230℃、200時間放置したと
きの耐食性結果を対比させ第1表の結果を得た。
なお加熱溶融して得た本発明の蓄熱材は、いずれ
の組成も白色不透明の結晶状粉末であつた。さら
に無水硫酸ナトリウムに対して前記化合物を20モ
ル%まで変化させた場合の吸熱側の結晶転移温度
は第1図に示す変化を示した。
【表】
実施例 2
無水硫酸ナトリウム99.5モル%に対して
MgSO4(分子量120.39)CaSO4(分子量136.87)
BaSO4(分子量233.43)をそれぞれ0.5モル%とな
るように実施例1と同様の方法で処理を行ない、
特性と、従来の蓄熱材NH4Clの測定値、および
各試料を内容15c.c.肉厚3mmのふたつき鉄容器に充
てん密封し230℃200時間放置したときの耐食性結
果を対比させ第2表の結果を得た。
MgSO4(分子量120.39)CaSO4(分子量136.87)
BaSO4(分子量233.43)をそれぞれ0.5モル%とな
るように実施例1と同様の方法で処理を行ない、
特性と、従来の蓄熱材NH4Clの測定値、および
各試料を内容15c.c.肉厚3mmのふたつき鉄容器に充
てん密封し230℃200時間放置したときの耐食性結
果を対比させ第2表の結果を得た。
【表】
実施例 3
無水硫酸ナトリウム92.0モル%に対して
K2SO46.7モル%、CaSO41.3モル%となるように
実施例1と同様の方法で処理を行ない第3表の結
果を得た。
K2SO46.7モル%、CaSO41.3モル%となるように
実施例1と同様の方法で処理を行ない第3表の結
果を得た。
【表】
実施例 4
実施例1で得た本発明の蓄熱材(Na2SO4:
K2SO4=95:5モル%)を粉砕し粒径100μm〜
30μmとし、肉厚3mm、直径50mm、深さ25mmのア
ルミニウム製ふた付容器にCA熱電対の先端部分
が中央に位置するように圧力400Kg/cm2でプレス
充填し試料1とした。次に同じ蓄熱材の70重量%
にシリコン油(信越化学工業(株)製KF965)30重量
%を混合したスラリー状物を前記容器中にCA熱
電対の先端部分が中央に位置するように充填し試
料2とした。これらの試料を空気循環式加熱槽中
に入れ25℃から加熱し250℃に雰囲気温度を保持
したときの蓄熱材の昇温曲線を測定し第2図に示
した。この結果から明らかに蓄熱材を熱媒体に含
浸させた試料の方が単に蓄熱材粉体を充填したも
のに比較して効率的な熱の移動ができるものであ
る。また、これら試料1、および試料2を1500時
間保持した後内容物の状態は容器内壁の侵食、内
圧の上昇などの異常がなく、蓄熱量も全く変化し
ていなかつた。 発明の効果 以上に説明したように、本発明は電化製品への
利用を目的とした180〜240℃の温度域で使用でき
る物質の結晶転移を利用する蓄熱材として無水硫
酸ナトリウムの本来有する結晶転移温度を大幅に
低下させることで使用温度範囲を目的に合致さ
せ、つ従来のペンタエリトールの使用に見られた
連続使用に基づく蓄熱材の劣化や蓄熱容器の腐
食、内圧の上昇による容器の変形が全くなく、無
機系物質に見られた使用時の物質の蒸発飛散や取
扱い上の安全性、蓄熱容器の腐食性がなく設備、
装置の材質の選定など特に限定されることがな
く、設計の自由度は極めて大きい。 さらに、本発明の蓄熱材の実用に際して蓄熱材
を不溶性の熱媒体に含浸させることにより蓄熱材
が本来有する性能を高効率的に利用することがで
きるものでこの効果は大きい。
K2SO4=95:5モル%)を粉砕し粒径100μm〜
30μmとし、肉厚3mm、直径50mm、深さ25mmのア
ルミニウム製ふた付容器にCA熱電対の先端部分
が中央に位置するように圧力400Kg/cm2でプレス
充填し試料1とした。次に同じ蓄熱材の70重量%
にシリコン油(信越化学工業(株)製KF965)30重量
%を混合したスラリー状物を前記容器中にCA熱
電対の先端部分が中央に位置するように充填し試
料2とした。これらの試料を空気循環式加熱槽中
に入れ25℃から加熱し250℃に雰囲気温度を保持
したときの蓄熱材の昇温曲線を測定し第2図に示
した。この結果から明らかに蓄熱材を熱媒体に含
浸させた試料の方が単に蓄熱材粉体を充填したも
のに比較して効率的な熱の移動ができるものであ
る。また、これら試料1、および試料2を1500時
間保持した後内容物の状態は容器内壁の侵食、内
圧の上昇などの異常がなく、蓄熱量も全く変化し
ていなかつた。 発明の効果 以上に説明したように、本発明は電化製品への
利用を目的とした180〜240℃の温度域で使用でき
る物質の結晶転移を利用する蓄熱材として無水硫
酸ナトリウムの本来有する結晶転移温度を大幅に
低下させることで使用温度範囲を目的に合致さ
せ、つ従来のペンタエリトールの使用に見られた
連続使用に基づく蓄熱材の劣化や蓄熱容器の腐
食、内圧の上昇による容器の変形が全くなく、無
機系物質に見られた使用時の物質の蒸発飛散や取
扱い上の安全性、蓄熱容器の腐食性がなく設備、
装置の材質の選定など特に限定されることがな
く、設計の自由度は極めて大きい。 さらに、本発明の蓄熱材の実用に際して蓄熱材
を不溶性の熱媒体に含浸させることにより蓄熱材
が本来有する性能を高効率的に利用することがで
きるものでこの効果は大きい。
第1図は本発明による蓄熱材の組成変化による
示差走査熱量計の測定に基づく吸熱側の結晶転移
開始温度の変化を示した曲線図、第2図は本発明
の蓄熱材の熱媒体への含浸の有無による雰囲気加
熱による昇温効果を示した曲線図である。
示差走査熱量計の測定に基づく吸熱側の結晶転移
開始温度の変化を示した曲線図、第2図は本発明
の蓄熱材の熱媒体への含浸の有無による雰囲気加
熱による昇温効果を示した曲線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無水硫酸ナトリウムに、元素周期表の第族
Aに属すNaを除く元素(アルカリ金属)または
第属Aに属す元素(アルカリ土類金属)と硫酸
基(SO4)との化合物を少なくとも1種類以上共
存させてなる蓄熱材。 2 元素周期表の第族Aに属すNaを除く元素
はLi、KまたはRbである特許請求の範囲第1項
記載の蓄熱材。 3 元素周期表の第族Aに属す元素はMg、Ca
またはBaである特許請求の範囲第1項記載の蓄
熱材。 4 無水硫酸ナトリウムに対する元素周期表の第
族Aに属すNaを除く元素または第族Aに属
す元素と硫酸基との化合物の共存は加熱溶融して
なる特許請求の範囲第1項記載の蓄熱材。 5 蓄熱材が不溶性熱媒体に含浸されている特許
請求の範囲第1項記載の蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60229124A JPS6289786A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60229124A JPS6289786A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 蓄熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289786A JPS6289786A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH0560512B2 true JPH0560512B2 (ja) | 1993-09-02 |
Family
ID=16887123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60229124A Granted JPS6289786A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6289786A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6248623B2 (ja) * | 2013-02-18 | 2017-12-20 | 株式会社リコー | 反応材及びケミカルヒートポンプ |
-
1985
- 1985-10-15 JP JP60229124A patent/JPS6289786A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289786A (ja) | 1987-04-24 |
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