JPH0560871A - 放射線検出素子 - Google Patents
放射線検出素子Info
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- JPH0560871A JPH0560871A JP3224307A JP22430791A JPH0560871A JP H0560871 A JPH0560871 A JP H0560871A JP 3224307 A JP3224307 A JP 3224307A JP 22430791 A JP22430791 A JP 22430791A JP H0560871 A JPH0560871 A JP H0560871A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射線検出素子を改良する。
【構成】 所定のピッチで基板に形成された複数の凹部
にシンチレータを埋め込んで構成されたシンチレータ埋
込パネルと、複数の画素を有する光検出パネルとを貼り
合わせて一体化する。また、凹部の深さに応じてシンチ
レータを厚くできるようにすることで、解像度を低下さ
せることなく検出効率を高める。さらに、防湿保護膜と
反射膜を形成することで、耐湿性と検出効率の向上を図
る。
にシンチレータを埋め込んで構成されたシンチレータ埋
込パネルと、複数の画素を有する光検出パネルとを貼り
合わせて一体化する。また、凹部の深さに応じてシンチ
レータを厚くできるようにすることで、解像度を低下さ
せることなく検出効率を高める。さらに、防湿保護膜と
反射膜を形成することで、耐湿性と検出効率の向上を図
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線検出素子に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】放射線検出素子はシンチレータと光検出
パネルを組み合わせて構成され、このような従来技術と
して、二次元光センサの全面にシンチレータを付けたも
のがある。しかし、これではシンチレータのクロストー
クにより解像度が低下し、また二次元光センサにダメー
ジを与えやすい欠点がある。
パネルを組み合わせて構成され、このような従来技術と
して、二次元光センサの全面にシンチレータを付けたも
のがある。しかし、これではシンチレータのクロストー
クにより解像度が低下し、また二次元光センサにダメー
ジを与えやすい欠点がある。
【0003】一方、光ファイバプレートの上部にシンチ
レータを付け、光ファイバプレートを通った光を二次元
光センサで受光する放射線検出素子も知られている。し
かし、光ファイバプレートは高価であり、装置が大型に
なってしまう。また、検出効率を上げるためにシンチレ
ータを厚くすると解像度が低下しやすい。
レータを付け、光ファイバプレートを通った光を二次元
光センサで受光する放射線検出素子も知られている。し
かし、光ファイバプレートは高価であり、装置が大型に
なってしまう。また、検出効率を上げるためにシンチレ
ータを厚くすると解像度が低下しやすい。
【0004】上記の従来技術の欠点を克服するものとし
て、光ファイバプレートの表面に多数の凹凸を形成し、
ここにシンチレータを付けた技術が、例えば特開昭61
−225739号および同63−221279号に提案
されている。
て、光ファイバプレートの表面に多数の凹凸を形成し、
ここにシンチレータを付けた技術が、例えば特開昭61
−225739号および同63−221279号に提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の公報の
技術によると、画素分離を図る為には、シンチレータの
厚さと同程度か、それ以上の段差をコアガラスとクラッ
ドガラスに設けなければならない。この段差がファイバ
ー径と同程度であれば、シンチレータの充填は可能であ
り、低エネルギーの放射線を高S/Nの検出器で検出す
る場合は、あまり問題は生じない。しかし、高エネルギ
ーの放射線を非晶質半導体からなる二次元光センサで検
出しようとすると、シンチレータは300μm程度の厚
さが要求される。
技術によると、画素分離を図る為には、シンチレータの
厚さと同程度か、それ以上の段差をコアガラスとクラッ
ドガラスに設けなければならない。この段差がファイバ
ー径と同程度であれば、シンチレータの充填は可能であ
り、低エネルギーの放射線を高S/Nの検出器で検出す
る場合は、あまり問題は生じない。しかし、高エネルギ
ーの放射線を非晶質半導体からなる二次元光センサで検
出しようとすると、シンチレータは300μm程度の厚
さが要求される。
【0006】例えば、直径10μm程度のファイバーの
コア又はクラッドに、300μmの段差をつけ、数μm
の粒径のシンチレータをつめようとすると、ファイバー
プレート全面に欠陥なく充填するのは非常に困難であ
り、充填量の不足や不均一は信号量の不足や感度ムラを
起こす。ファイバー径の大きいファイバープレートを用
いた場合(例えば直径100μm程度)、シンチレータ
は均一に充填されるが、二次元光センサの受光部と位置
的なマッチングがとれず、さらに全面エッチングによっ
てシンチレータを埋め込む為、受光部がない位置のファ
イバーの光も周辺のセンサーが迷光として拾ってしま
い、共に解像度を落とす原因となる。
コア又はクラッドに、300μmの段差をつけ、数μm
の粒径のシンチレータをつめようとすると、ファイバー
プレート全面に欠陥なく充填するのは非常に困難であ
り、充填量の不足や不均一は信号量の不足や感度ムラを
起こす。ファイバー径の大きいファイバープレートを用
いた場合(例えば直径100μm程度)、シンチレータ
は均一に充填されるが、二次元光センサの受光部と位置
的なマッチングがとれず、さらに全面エッチングによっ
てシンチレータを埋め込む為、受光部がない位置のファ
イバーの光も周辺のセンサーが迷光として拾ってしま
い、共に解像度を落とす原因となる。
【0007】また、上記公報の技術では、クラッド部の
シンチレータでの励起光はセンサへの入射光とならない
ので、開口率が小さくなり、必然的に光量が下がるた
め、開口率が100%のものに比べてシンチレータの厚
さ(つまり、エッチング量)は、より厚くしなければな
らない。これは、上記のシンチレータの充填の困難さを
更に増加させる事となる。
シンチレータでの励起光はセンサへの入射光とならない
ので、開口率が小さくなり、必然的に光量が下がるた
め、開口率が100%のものに比べてシンチレータの厚
さ(つまり、エッチング量)は、より厚くしなければな
らない。これは、上記のシンチレータの充填の困難さを
更に増加させる事となる。
【0008】また、上記のいずれの従来技術について
も、潮解性のあるシンチレータの場合、センサ自体を、
真空またはN2 封入のパッケージに入れる必要がある。
特開昭63−215987によると、潮解性の対策とし
てCsIを蒸着した後、キシレン系樹脂をCVD法によ
り蒸着する方法が述べられているが、多数の凹凸やえぐ
れのあるシンチレータ表面を完全に覆うのは非常に困難
であり、1ヶ所のピンホールで感度劣化を起こしてしま
う。
も、潮解性のあるシンチレータの場合、センサ自体を、
真空またはN2 封入のパッケージに入れる必要がある。
特開昭63−215987によると、潮解性の対策とし
てCsIを蒸着した後、キシレン系樹脂をCVD法によ
り蒸着する方法が述べられているが、多数の凹凸やえぐ
れのあるシンチレータ表面を完全に覆うのは非常に困難
であり、1ヶ所のピンホールで感度劣化を起こしてしま
う。
【0009】本発明は、これら従来技術の問題点を解決
した放射線検出素子を提供することを課題としている。
した放射線検出素子を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射線検出
素子は、所定のピッチで基板に形成された複数の凹部に
シンチレータを埋め込んで構成されたシンチレータ埋込
パネルと、複数の画素を有する光検出パネルとを貼り合
わせて一体化したことを特徴とする。
素子は、所定のピッチで基板に形成された複数の凹部に
シンチレータを埋め込んで構成されたシンチレータ埋込
パネルと、複数の画素を有する光検出パネルとを貼り合
わせて一体化したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の構成によれば、シンチレータ埋込パネ
ルと光検出パネルを貼り合わせて一体化したので、シン
チレータの密封を容易になし得る。また、凹部に埋め込
むことにしたので、この凹部の深さに応じてシンチレー
タを厚くでき、解像度を低下させることなく検出効率を
高め得る。さらに、防湿保護膜と反射膜を形成すること
で、耐湿性の更なる向上と、検出効率の更なる向上を実
現できる。
ルと光検出パネルを貼り合わせて一体化したので、シン
チレータの密封を容易になし得る。また、凹部に埋め込
むことにしたので、この凹部の深さに応じてシンチレー
タを厚くでき、解像度を低下させることなく検出効率を
高め得る。さらに、防湿保護膜と反射膜を形成すること
で、耐湿性の更なる向上と、検出効率の更なる向上を実
現できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面により、本発明のいくつかの
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0013】まず、実施例の要部の説明に先立ち、本発
明の放射線検出素子が用いられる放射線検出装置の全体
構成を説明する。図10は全体構成を示す斜視図で、鉛
製の放射線遮蔽板100を浮上させて描いてある。ガラ
ス基板200の中央部にはホトダイオード(PD)や薄
膜トランジスタ(TFT)などからなる二次元光センサ
300が形成され、この上にシンチレータ埋込パネル4
00が貼り合わされている。また、二次元光センサ30
0の一方の辺に沿うように垂直シフトレジスタ500が
ガラス基板200上に設けられ、他方の辺に沿うように
ガラス基板200上に水平シフトレジスタ600が設け
られている。垂直シフトレジスタ500は画素のスキャ
ン用であり、水平シフトレジスタ600はデータの出力
用であり、出力データはガラス基板200上に設けたア
ンプ700から映像信号として外部に取り出される。
明の放射線検出素子が用いられる放射線検出装置の全体
構成を説明する。図10は全体構成を示す斜視図で、鉛
製の放射線遮蔽板100を浮上させて描いてある。ガラ
ス基板200の中央部にはホトダイオード(PD)や薄
膜トランジスタ(TFT)などからなる二次元光センサ
300が形成され、この上にシンチレータ埋込パネル4
00が貼り合わされている。また、二次元光センサ30
0の一方の辺に沿うように垂直シフトレジスタ500が
ガラス基板200上に設けられ、他方の辺に沿うように
ガラス基板200上に水平シフトレジスタ600が設け
られている。垂直シフトレジスタ500は画素のスキャ
ン用であり、水平シフトレジスタ600はデータの出力
用であり、出力データはガラス基板200上に設けたア
ンプ700から映像信号として外部に取り出される。
【0014】本実施例においては、上記の基板構成にお
いて、二次元光センサ300とシンチレータ埋込パネル
400を貼り合わせた点に特徴があり、その様子は図1
の一部断面にて示した斜視図の通りである。すなわち、
二次元光センサ300はガラス基板200上に二次元の
アレイとして形成した複数の画素30を有し、一方、シ
ンチレータ埋込パネル400はシリコン基板41の複数
の凹部に埋め込まれた複数のシンチレータ42を有し、
各々の画素30と各々のシンチレータ42が対称の位置
で対応している。
いて、二次元光センサ300とシンチレータ埋込パネル
400を貼り合わせた点に特徴があり、その様子は図1
の一部断面にて示した斜視図の通りである。すなわち、
二次元光センサ300はガラス基板200上に二次元の
アレイとして形成した複数の画素30を有し、一方、シ
ンチレータ埋込パネル400はシリコン基板41の複数
の凹部に埋め込まれた複数のシンチレータ42を有し、
各々の画素30と各々のシンチレータ42が対称の位置
で対応している。
【0015】このような放射線検出素子では、図1の上
方からX線やガンマ(γ)線などの放射線が入射する
と、シンチレータ42で発光が生じ、この光子が画素3
0に検出される。この出力は、垂直シフトレジスタ50
0および水平シフトレジスタ600によって読み出さ
れ、アンプ700で増幅されて出力される。
方からX線やガンマ(γ)線などの放射線が入射する
と、シンチレータ42で発光が生じ、この光子が画素3
0に検出される。この出力は、垂直シフトレジスタ50
0および水平シフトレジスタ600によって読み出さ
れ、アンプ700で増幅されて出力される。
【0016】二次元光センサ300の各々の画素30
は、図2のように構成されている。図2(a)は画素3
0の平面図、同図(b)は断面図である。各々の画素3
0は、光検出セルとしてのホトダイオード31と、スイ
ッチとしての薄膜トランジスタ32を有し、ホトダイオ
ード31は薄膜トランジスタ32のソース電極33上に
Pinシリコンホトダイオードとして構成されている。
ホトダイオード31のアノード電極34はコモンライン
35に接続され、薄膜トランジスタ32のドレイン電極
はドレインライン36に接続され、ゲート電極はゲート
ライン37に接続されている。なお、ドレインライン3
6は前述の水平シフトレジスタ600に、ゲートライン
37は垂直シフトレジスタ500にそれぞれ接続されて
いる。そして、薄膜トランジスタ32にシンチレーショ
ン光が入射しないように、絶縁膜をはさんで薄膜トラン
ジスタ32上に遮光膜38が設けられている。
は、図2のように構成されている。図2(a)は画素3
0の平面図、同図(b)は断面図である。各々の画素3
0は、光検出セルとしてのホトダイオード31と、スイ
ッチとしての薄膜トランジスタ32を有し、ホトダイオ
ード31は薄膜トランジスタ32のソース電極33上に
Pinシリコンホトダイオードとして構成されている。
ホトダイオード31のアノード電極34はコモンライン
35に接続され、薄膜トランジスタ32のドレイン電極
はドレインライン36に接続され、ゲート電極はゲート
ライン37に接続されている。なお、ドレインライン3
6は前述の水平シフトレジスタ600に、ゲートライン
37は垂直シフトレジスタ500にそれぞれ接続されて
いる。そして、薄膜トランジスタ32にシンチレーショ
ン光が入射しないように、絶縁膜をはさんで薄膜トラン
ジスタ32上に遮光膜38が設けられている。
【0017】図3は画素30とシンチレータ42の対応
関係を示す断面図である。シンチレータ埋込パネル40
0の本体をなすシリコン基板41には、二次元光センサ
300の各画素30に対応して開孔が形成され、ここに
シンチレータ42が埋め込まれている。そして、上面が
保護膜(SiO2 膜)43で被覆され、その上にアルミ
ニウムやクロムなどの反射膜44が形成されている。こ
の構成によれば、上方からのX線やガンマ線は反射膜4
4および保護膜43を透過してシンチレータ42に到達
し、シンチレーション発光を起こさせる。この光子はホ
トダイオード31に入射して検出される。一方、上方に
放射されたシンチレーション光も、反射膜44で反射さ
れてホトダイオード31に入射されるので、検出効率が
高い。なお、この場合のシンチレータ42としては、C
sI(ヨウ化セシウム)などが用いられる。
関係を示す断面図である。シンチレータ埋込パネル40
0の本体をなすシリコン基板41には、二次元光センサ
300の各画素30に対応して開孔が形成され、ここに
シンチレータ42が埋め込まれている。そして、上面が
保護膜(SiO2 膜)43で被覆され、その上にアルミ
ニウムやクロムなどの反射膜44が形成されている。こ
の構成によれば、上方からのX線やガンマ線は反射膜4
4および保護膜43を透過してシンチレータ42に到達
し、シンチレーション発光を起こさせる。この光子はホ
トダイオード31に入射して検出される。一方、上方に
放射されたシンチレーション光も、反射膜44で反射さ
れてホトダイオード31に入射されるので、検出効率が
高い。なお、この場合のシンチレータ42としては、C
sI(ヨウ化セシウム)などが用いられる。
【0018】図4は画素30とシンチレータ42の対応
関係を示す別の例の断面図である。この場合にも、シリ
コン基板41に設けられた開孔がホトダイオード31と
対応し、ここにシンチレータ42としてGd2 O2 Sが
埋め込まれている。この場合には、シンチレータ42に
潮解性がないので、シリコン基板41の開口を二次元光
センサ300で密封するようには構成されていない。な
お、この詳細については後述する。
関係を示す別の例の断面図である。この場合にも、シリ
コン基板41に設けられた開孔がホトダイオード31と
対応し、ここにシンチレータ42としてGd2 O2 Sが
埋め込まれている。この場合には、シンチレータ42に
潮解性がないので、シリコン基板41の開口を二次元光
センサ300で密封するようには構成されていない。な
お、この詳細については後述する。
【0019】次に、二次元光センサ300とシンチレー
タ埋込パネル400の貼り合わせ構造体の製造プロセス
を説明する。
タ埋込パネル400の貼り合わせ構造体の製造プロセス
を説明する。
【0020】図5および図6は図3の実施例に対応する
製造工程別の断面図である。まず、上面および下面が<
100>面となったシリコン基板41を用意し、熱酸化
法によって厚さ1μm程度のSiO2 からなる保護膜4
3を形成する(図5(a),(b)参照)。熱酸化によ
れば、ピンホールのない膜が形成できる。
製造工程別の断面図である。まず、上面および下面が<
100>面となったシリコン基板41を用意し、熱酸化
法によって厚さ1μm程度のSiO2 からなる保護膜4
3を形成する(図5(a),(b)参照)。熱酸化によ
れば、ピンホールのない膜が形成できる。
【0021】次に、フォトリソグラフィ技術を用いるこ
とにより、上面の保護膜43に多数の開口46を形成す
る。そして、開口46の個数と位置は、貼り合わせる二
次元光センサ300の画素30と対応させる(図5
(c)参照)。ここで、開口46を<111>面のうち
<110>面と直角に交わる面と<110>面との交線
によって構成し、水酸化カリウム溶液に入れると、エッ
チングレートの差(横方向に対して縦方向が400倍)
により、垂直な開孔47がシリコン基板41に形成され
る(図5(d)参照)。
とにより、上面の保護膜43に多数の開口46を形成す
る。そして、開口46の個数と位置は、貼り合わせる二
次元光センサ300の画素30と対応させる(図5
(c)参照)。ここで、開口46を<111>面のうち
<110>面と直角に交わる面と<110>面との交線
によって構成し、水酸化カリウム溶液に入れると、エッ
チングレートの差(横方向に対して縦方向が400倍)
により、垂直な開孔47がシリコン基板41に形成され
る(図5(d)参照)。
【0022】次に、シリコン基板41の下面の保護膜4
3上にアルミニウムなどを真空蒸着することにより、シ
ンチレーション光反射用の反射膜44を形成する(図6
(a)参照)。しかる後、シンチレータ42の材料とし
て例えばCsI(Na)を、蒸着法や溶融法等で開孔4
7に埋め込み、不要部分を除去する(図6(b)参
照)。
3上にアルミニウムなどを真空蒸着することにより、シ
ンチレーション光反射用の反射膜44を形成する(図6
(a)参照)。しかる後、シンチレータ42の材料とし
て例えばCsI(Na)を、蒸着法や溶融法等で開孔4
7に埋め込み、不要部分を除去する(図6(b)参
照)。
【0023】次に、しかるべき処理をした後に、別途に
ガラス基板200上に作製した二次元光センサ300
を、ガラス基板200と共にシンチレータ埋込パネル4
00に対向させ(図6(c)参照)、接着剤49によっ
て貼り合わせる。このとき、シンチレータ42とホトダ
イオード31が個々に対応するようにしておく(図6
(d)参照)。
ガラス基板200上に作製した二次元光センサ300
を、ガラス基板200と共にシンチレータ埋込パネル4
00に対向させ(図6(c)参照)、接着剤49によっ
て貼り合わせる。このとき、シンチレータ42とホトダ
イオード31が個々に対応するようにしておく(図6
(d)参照)。
【0024】上記プロセスで作製された放射線検出素子
では、シリコン基板41の開孔47に埋め込まれたシン
チレータ42は、一方はピンホールのない熱酸化による
保護膜43でカバーされ、他方は二次元光センサ300
によって接着剤49を介して密封されるので、通気性が
なく、従ってCsIなどに特有な潮解性の問題が生じな
い。さらに、保護膜43と反射膜44の間にSi3 N4
などをスパッタ法、CVD法で形成しておけば、膜強度
が向上して作業上の歩留りが良好となる。
では、シリコン基板41の開孔47に埋め込まれたシン
チレータ42は、一方はピンホールのない熱酸化による
保護膜43でカバーされ、他方は二次元光センサ300
によって接着剤49を介して密封されるので、通気性が
なく、従ってCsIなどに特有な潮解性の問題が生じな
い。さらに、保護膜43と反射膜44の間にSi3 N4
などをスパッタ法、CVD法で形成しておけば、膜強度
が向上して作業上の歩留りが良好となる。
【0025】図7は図4の実施例に対応するプロセスを
示している。まず、図5(a)〜(b)と同様の工程に
より、図7(a)のようにシリコン基板41に開孔47
を形成する。次に、シンチレータ42の材料として潮解
性の低いGd2 O2 Sを沈降法で埋め込む(図7(b)
参照)。このとき、開孔47以外の部分にもGd2 O2
Sが堆積するが、除去することなく、上面に保護膜(S
iO2 膜)45とアルミニウムなどの反射膜44を形成
する。そして、ガラス基板200と共に二次元光センサ
300を下面から貼り合わせる(図7(c)参照)。
示している。まず、図5(a)〜(b)と同様の工程に
より、図7(a)のようにシリコン基板41に開孔47
を形成する。次に、シンチレータ42の材料として潮解
性の低いGd2 O2 Sを沈降法で埋め込む(図7(b)
参照)。このとき、開孔47以外の部分にもGd2 O2
Sが堆積するが、除去することなく、上面に保護膜(S
iO2 膜)45とアルミニウムなどの反射膜44を形成
する。そして、ガラス基板200と共に二次元光センサ
300を下面から貼り合わせる(図7(c)参照)。
【0026】この実施例のプロセスの場合には、シンチ
レータ42が潮解性のないGd2 O2 Sなので、シリコ
ン基板41の下面に二次元光センサ300を貼り合わせ
ることが可能である。また、シリコン基板41はシンチ
レーション光の阻止能を有しているので、シリコン基板
41の上面のGd2 O2 Sを除去する必要がない。
レータ42が潮解性のないGd2 O2 Sなので、シリコ
ン基板41の下面に二次元光センサ300を貼り合わせ
ることが可能である。また、シリコン基板41はシンチ
レーション光の阻止能を有しているので、シリコン基板
41の上面のGd2 O2 Sを除去する必要がない。
【0027】図8はシンチレータの製造プロセスが二次
元光センサ300にダメージを与えない場合の工程を示
している。まず、二次元光センサ300を形成したガラ
ス基板200と、表面に保護膜43を形成したシリコン
基板41を用意し、貼り合わせる。このとき、ガラス基
板200上の受光エリア外には、アライメントマーク9
1を形成しておく。そして、保護膜43上にホトレジス
ト膜92をコーティングし、ホトマスク93を用いて露
光する。このとき、ホトマスク93にはクロムパターン
94と共に、アライメントマーク99をガラス基板20
0上のアライメントマーク91に対応させて設けておく
(図8(a)参照)。
元光センサ300にダメージを与えない場合の工程を示
している。まず、二次元光センサ300を形成したガラ
ス基板200と、表面に保護膜43を形成したシリコン
基板41を用意し、貼り合わせる。このとき、ガラス基
板200上の受光エリア外には、アライメントマーク9
1を形成しておく。そして、保護膜43上にホトレジス
ト膜92をコーティングし、ホトマスク93を用いて露
光する。このとき、ホトマスク93にはクロムパターン
94と共に、アライメントマーク99をガラス基板20
0上のアライメントマーク91に対応させて設けておく
(図8(a)参照)。
【0028】このようにして、ホトマスク93の位置合
せをして、露光、現象および保護膜43の選択エッチン
グにより開口46を形成する。そして、沈降法でGd2
O2 Sによるシンチレータ42を埋め込み、不要部分を
除去後に、保護膜45および反射膜44を形成する(図
8(c)参照)。このプロセスによれば、シンチレータ
42と画素30の位置合せを、アライメントマーク91
およびアライメントマーク99によって正確に行なえ
る。
せをして、露光、現象および保護膜43の選択エッチン
グにより開口46を形成する。そして、沈降法でGd2
O2 Sによるシンチレータ42を埋め込み、不要部分を
除去後に、保護膜45および反射膜44を形成する(図
8(c)参照)。このプロセスによれば、シンチレータ
42と画素30の位置合せを、アライメントマーク91
およびアライメントマーク99によって正確に行なえ
る。
【0029】図9は、図8による放射線検出素子の変形
例を示している。この場合には、シリコン基板41のエ
ッチングによる開孔47の形成を、異方性の弱いエッチ
ャントで行なっている。このため、開孔47はテーパと
なり、ここにシンチレータ42が埋め込まれている。二
次元光センサ300の受光面の開口率が小さい場合に
は、放射線検出の有効面積が拡がるので、S/N比を向
上できる効果がある。
例を示している。この場合には、シリコン基板41のエ
ッチングによる開孔47の形成を、異方性の弱いエッチ
ャントで行なっている。このため、開孔47はテーパと
なり、ここにシンチレータ42が埋め込まれている。二
次元光センサ300の受光面の開口率が小さい場合に
は、放射線検出の有効面積が拡がるので、S/N比を向
上できる効果がある。
【0030】以上に説明した実施例の効果、利点を列挙
すると、次のようになる。まず、特性上の利点として、
シンチレータ42はシリコン基板41の開孔47ごとに
分離しているので、クロストークが少なく、従って高解
像度が実現できる。また、シリコン基板41の内部がシ
ンチレーション光の反射面として働くので、検出効率が
高くなる。さらに、反射膜44を設けることで、更に高
効率にできる。さらにまた、シンチレータ部分の窓材が
非常に薄く形成されるので、放射線の透過性に優れてい
る。
すると、次のようになる。まず、特性上の利点として、
シンチレータ42はシリコン基板41の開孔47ごとに
分離しているので、クロストークが少なく、従って高解
像度が実現できる。また、シリコン基板41の内部がシ
ンチレーション光の反射面として働くので、検出効率が
高くなる。さらに、反射膜44を設けることで、更に高
効率にできる。さらにまた、シンチレータ部分の窓材が
非常に薄く形成されるので、放射線の透過性に優れてい
る。
【0031】次に、製造プロセス上の利点としては、半
導体プロセスとして確立されたシリコンウエーハプロセ
スで作製できるので、製造コストが低い。また、シンチ
レータ42を埋め込む開孔47のパターン設計、変更が
容易なので、多種多様の二次元光センサ300にマッチ
ングさせることができる。さらに、二次元光センサ30
0にダメージを与えることなく、シンチレータの製造プ
ロセスを実行することができる。
導体プロセスとして確立されたシリコンウエーハプロセ
スで作製できるので、製造コストが低い。また、シンチ
レータ42を埋め込む開孔47のパターン設計、変更が
容易なので、多種多様の二次元光センサ300にマッチ
ングさせることができる。さらに、二次元光センサ30
0にダメージを与えることなく、シンチレータの製造プ
ロセスを実行することができる。
【0032】更にデバイス上の利点としては、光ファイ
バプレートに比べて安価であり、高開口率にできる。ま
た、大型化も比較的容易である。さらに、二次元光セン
サ300とシンチレータ埋込パネル400を密着すれ
ば、SiO2 膜や反射膜44が潮解性のあるシンチレー
タ(例えばCsI(Na)など)を保護するため、真空
あるいはN2 封入のパッケージに収容する必要がなく、
感度劣化の心配もない。
バプレートに比べて安価であり、高開口率にできる。ま
た、大型化も比較的容易である。さらに、二次元光セン
サ300とシンチレータ埋込パネル400を密着すれ
ば、SiO2 膜や反射膜44が潮解性のあるシンチレー
タ(例えばCsI(Na)など)を保護するため、真空
あるいはN2 封入のパッケージに収容する必要がなく、
感度劣化の心配もない。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の構
成によれば、シンチレータ埋込パネルと光検出パネルを
貼り合わせて一体化したので、シンチレータの密封を容
易になし得る。また、凹部に埋め込むことにしたので、
この凹部の深さに応じてシンチレータを厚くでき、解像
度を低下させることなく検出効率を高め得る。さらに、
防湿保護膜と反射膜を形成することで、耐湿性の更なる
向上と、検出効率の更なる向上を実現できる。
成によれば、シンチレータ埋込パネルと光検出パネルを
貼り合わせて一体化したので、シンチレータの密封を容
易になし得る。また、凹部に埋め込むことにしたので、
この凹部の深さに応じてシンチレータを厚くでき、解像
度を低下させることなく検出効率を高め得る。さらに、
防湿保護膜と反射膜を形成することで、耐湿性の更なる
向上と、検出効率の更なる向上を実現できる。
【図1】実施例に係る放射線検出素子を用いた放射線検
出装置の一部を断面で示した斜視図である。
出装置の一部を断面で示した斜視図である。
【図2】実施例の二次元光センサ300の一画素30の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】実施例の要部の断面図である。
【図4】別の実施例の要部の断面図である。
【図5】図3の実施例に対応する製造プロセス図であ
る。
る。
【図6】図3の実施例に対応する製造プロセス図であ
る。
る。
【図7】図4の実施例に対応する製造プロセス図であ
る。
る。
【図8】変形例に係る製造プロセス図である。
【図9】変形例の断面図である。
【図10】実施例の放射線検出素子が適用される放射線
検出装置の斜視図である。
検出装置の斜視図である。
100…放射線遮蔽板 200…ガラス基板 300…二次元光センサ 30…画素 31…ホトダイオード 32…薄膜トランジスタ 36…ドレインライン 37…ゲートライン 400…シンチレータ埋込パネル 41…シリコン基板 42…シンチレータ 43…保護膜 44…反射膜 49…接着剤 500…垂直シフトレジスタ 600…水平シフトレジスタ 700…アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本目 卓也 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 高林 敏雄 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 所定のピッチで基板に形成された複数の
凹部にシンチレータを埋め込んで構成されたシンチレー
タ埋込パネルと、複数の画素を有する光検出パネルとを
貼り合わせて一体化したことを特徴とする放射線検出素
子。 - 【請求項2】 前記光検出パネルの有する前記複数の画
素は、前記シンチレータ埋込パネルの有する前記複数の
凹部と同一ピッチで形成され、前記複数の画素の各々と
前記複数の凹部の各々が位置的に対応している請求項1
記載の放射線検出素子。 - 【請求項3】 前記シンチレータが埋め込まれた前記複
数の凹部が前記光検出パネルにより密封されている請求
項1記載の放射線検出素子。 - 【請求項4】 前記シンチレータの表面が防湿保護膜に
より被覆されている請求項1記載の放射線検出素子。 - 【請求項5】 前記光検出パネルの反対側の前記シンチ
レータ埋込パネル表面に光反射膜が形成されている請求
項1記載の放射線検出素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224307A JPH0560871A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 放射線検出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3224307A JPH0560871A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 放射線検出素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560871A true JPH0560871A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16811716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3224307A Pending JPH0560871A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 放射線検出素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560871A (ja) |
Cited By (40)
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| WO2014054422A1 (ja) | 2012-10-03 | 2014-04-10 | 東レ株式会社 | シンチレータパネルおよびシンチレータパネルの製造方法 |
| WO2014069284A1 (ja) | 2012-11-01 | 2014-05-08 | 東レ株式会社 | 放射線検出装置およびその製造方法 |
| WO2014077178A1 (ja) | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 東レ株式会社 | シンチレータパネル |
| WO2014080816A1 (ja) | 2012-11-26 | 2014-05-30 | 東レ株式会社 | シンチレータパネルおよびシンチレータパネルの製造方法 |
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| WO2015076150A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 東レ株式会社 | シンチレータパネル |
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-
1991
- 1991-09-04 JP JP3224307A patent/JPH0560871A/ja active Pending
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