JPH0560983A - 拡大観察光学系用照明装置に使用される導光用光学部品 - Google Patents

拡大観察光学系用照明装置に使用される導光用光学部品

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JPH0560983A
JPH0560983A JP28034991A JP28034991A JPH0560983A JP H0560983 A JPH0560983 A JP H0560983A JP 28034991 A JP28034991 A JP 28034991A JP 28034991 A JP28034991 A JP 28034991A JP H0560983 A JPH0560983 A JP H0560983A
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optical
optical fiber
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Makoto Ota
允 大田
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UIRUSON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大観察光学系用照明装置において光源から
離れた場所を高い照度で照明することを可能な導光用光
学部品であって、かつ簡易な構成で安価なものを提供す
る。 【構成】 光ファイバ3の円環状の出射端面33の近傍
に、アクリル等の透光性材料から形成され、その内周面
43及び外周面44がアルミニウム蒸着膜等の反射体4
6で覆われた構造の導光用光学部品4を配設する。導光
用光学部品4の出射端面42は、凸レンズ状等にレンズ
加工されるているとともにその出射端面42から出射さ
れる光の光軸は観察光軸に対して90°より小さい角度
をなしている。光ファイバ3から出射された光は、導光
用光学部品4の肉厚部分を伝搬することにより標本7の
近傍まで導かれ、標本7を効率よく照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡のような拡大観
察光学系用の照明装置に使用される導光用光学部品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光学顕微鏡は拡大観察用光学系の一つと
して代表的なものであるが、生体標本の観察というよう
な目的だけではなく、製造された商品の検査等に使用さ
れる場合も多い。特に近年のマイクロエレクトロニクス
の発達に伴い、電子部品等の検査工程での顕微鏡の利用
は盛んである。例えば、プリント基板に対するICチッ
プの実装工程においては、リードのハンダ付け後のハン
ダ付けの良不良を顕微鏡によって検査している。最近に
おけるICチップのリードの幅は例えば1mm程度と細
いので、直視のみではハンダ付けの良不良を判断するこ
とができないからである。
【0003】顕微鏡には、周知の通り、標本からの透過
光又は反射光により像を形成する明視野顕微鏡と、標本
からの散乱光又は回折光により像を形成する暗視野顕微
鏡とがある。明視野顕微鏡においては、標本を透過し又
は標本に反射した照明光の多くが対物レンズに入射する
よう、照明光の開口数を対物レンズの開口数より小さく
するのが普通である。一方、暗視野顕微鏡においては、
照明光が対物レンズに直接入射しないようにするため、
照射光の開口数を対物レンズの開口数より大きくするよ
うにしている。いずれにしても、顕微鏡のような拡大観
察光学系においては、標本を高照度で照明する照明装置
が必要である。
【0004】図13及び図14は、従来の拡大観察光学
系用照明装置の説明図であり、図13が反射型明視野顕
微鏡の照明装置で、図14は反射型暗視野顕微鏡の照明
装置を示している。
【0005】図13に示す反射型明視野顕微鏡の照明装
置では、対物レンズ61の鉛直な光軸A上に、その光軸
Aに対して45゜傾けた状態で半透鏡67を配置するよ
うにする。そして、光源1からの光を水平方向に導いて
半透鏡67に指向せしめる。半透鏡67に達した光の一
部は、半透鏡67に反射して、下方に配置された標本7
に向かい、その後、標本7を照射する。標本7に照射さ
れた光は、標本7の表面で反射し上方の半透鏡67に向
かう。そして、その光の一部が半透鏡67を透過して対
物レンズ61に達し、その後、対物レンズ61及び接眼
レンズ66を経て、標本7の像が形成される。
【0006】一方、図14に示す反射型暗視野顕微鏡の
照明装置は、光源1と、この光源1からの光を平行光に
して水平方向に指向せしめるコリメーターレンズ68
と、このコリメーターレンズ68からの光を所定の円環
状の光に整形するためのリングスリット板69と、この
リングスリット板69を通過して円環状になった光が反
射する穴開き鏡70と、この穴開き鏡70に反射して下
方に向かう光が入射する円環状コンデンサーレンズ71
等から構成されている。図14に示す反射型暗視野顕微
鏡の照明装置においては、光源1からの光がコリメータ
ー68レンズにより平行光となった後、リングスリット
板69により円環状の形状となり、穴開き鏡70に反射
した後、円環状コンデンサーレンズ71で集光されて標
本7に照射されて標本7を照明する。照明された標本7
の散乱光は、円環状コンデンサーレンズ71の中央開口
に配置された対物レンズ61を経て接眼レンズ66に達
し、拡大像を結像することになる。
【0007】上記図13及び図14に示す照明装置は、
いずれも、光源1からの光を標本7に導くために複雑な
光学系を使用しており、構造が大掛かりでコストが高い
という欠点がある。また、図13に示す反射型明視野顕
微鏡の照明装置の場合には、半透鏡67を使用している
ために光の利用効率がかなり低下してしまっている。同
様に、図14に示す反射型暗視野顕微鏡の照明装置の場
合にも、リングスリット板69を使用し、このリングス
リット板69を通過した光のみを使用しているため、光
の利用効率がかなり低下してしまっている。
【0008】上記のような欠点を無くすため、最近で
は、光ファイバを使用した拡大観察光学系用照明装置が
よく用いられるようになってきている。図15は、光フ
ァイバを使用した従来の拡大観察光学系用照明装置の説
明図である。図15に示す拡大観察光学系用照明装置
は、光源1と、この光源1からの光を集光する楕円集光
鏡2と、集光された光を入射させて標本7まで導く光フ
ァイバ3とから構成されている。そして、対物レンズ6
1を収納した対物レンズ鏡筒62等に機械的に干渉しな
いようにするため、光ファイバ3の出射端面33を円環
状に形成して、対物レンズ61の光路を取り囲むように
して配置し、対物レンズ61の光路の周囲から標本7を
照射するようにする。暗視野照明を実現するため、上記
円環状の光ファイバ3の出射端面を内部即ち対物レンズ
61の光軸に向けて傾けるようにする提案もなされてい
る。このような光ファイバ3を使用した拡大観察光学系
用照明装置は、構造が単純でコストが安く、光の利用効
率も高いという長所がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような照明装置
を具備した拡大観察光学系は、前述のように電子部品の
ハンダ付け箇所のような微細な部品又は微細な箇所の検
査工程で使用される。この場合、得られた像をCCDカ
メラ等の撮像手段で電気信号に変換し、CRT等のモニ
タ画面に映し出すようにすることがよく行われている。
このように得られた像をCCDカメラ等の撮像手段によ
り電気信号に変換する場合には、CCDカメラ等の撮像
手段の感度があまり良くないため、標本を出来るだけ高
い照度で照明することが必要になってきている。
【0010】ここで、光ファイバの出射端面から出射さ
れた光は、図15に示すように広がってしまうため、照
射面即ち標本の表面における照度はどうしても低下して
しまう。
【0011】照度を高くする一つのやり方として、光フ
ァイバの出射端面を標本の近傍に持ってくることが考え
られる。しかし、対物レンズを収納した対物レンズ鏡体
から標本表面までの距離は、対物レンズの焦点距離に応
じて決まっているため、対物レンズ鏡筒に光ファイバの
出射部を取り付ける構成を採用する限り、このやり方は
不可能である。
【0012】光ファイバの出射部を手で持つなどして、
出射端面を標本に近づけるやり方も考えられるが、照明
条件を一定に保つことが困難となり、観察条件の再現性
が悪くなるという問題がある。
【0013】照度を高くする別のやり方として、光ファ
イバの出射端面を凸レンズ状に加工して、出射する光が
広がらないようにするやり方が考えられる。しかし、こ
のような加工は非常に難しくコストの上昇につながって
しまう。本願の導光用光学部品の発明は、主にこのよう
な課題を解決するためになされたものであり、拡大観察
用の照明装置のように光源から離れた場所を高い照度で
照明したい場合に好適な導光用光学部品であって、簡易
な構成で安価なものを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1に記載の導光用光学部品は、拡大観
察光学系用照明装置に使用される導光用光学部品であっ
て、透光性材料から形成された円筒状又は半円筒形の形
状を有し、内周面及び外周面が反射体で覆われ、出射端
面がレンズ加工されるとともにその出射端面から出射さ
れる光の光軸は観察光軸に対して90°より小さい角度
をなすよう構成されたものである。上記構成における導
光用光学部品においては、その上端の入射端面に光が入
射する。入射した光は、この導光用光学部品の肉厚内部
を伝搬することにより導かれ、下端の出射端面から出射
される。
【0015】
【実施例】以下、本願の発明の実施例を説明する。図1
は、本願発明の実施例の導光用光学部品の外観図であ
る。図2は、図1の導光用光学部品の側断面図である。
【0016】図1及び図2に示す導光用光学部品4は、
透光性材料としてのアクリルから形成された円筒形のも
のである。図2に示した側断面形状から明かなように、
本実施例の導光用光学部品4は、下半分がだんだんと細
く絞られたような形状を有している。即ち、出射端面に
近づくに従って徐々に径が小さくなっている。この円筒
形の導光用光学部品4の内周面43及び外周面44は、
それぞれ鏡面研磨された後に、アルミニウムの反射膜4
6が設けられている。このアルミニウムの反射膜46
が、本実施例における反射体であり、例えば真空蒸着法
によって設けられた蒸着膜である。本実施例の導光用光
学部品4は、この反射膜46の上にさらに金属等の不図
示の保護カバーで覆った構造を有するものである。この
保護カバーは、言うまでもなく反射膜46の保護のため
である。そして、この外周面44の上部には、入射端面
41を取り囲むようにして取付用枠体49が設けられて
おり、この取付用枠49の外周面は、後述のようにこの
導光用光学部品をねじ込みにより取り付けるためにネジ
切りされている。さらに、導光用光学部品4の入射端面
41は及び出射端面42は、鏡面研磨されて平面状にレ
ンズ加工されている。
【0017】上記のような導光用光学部品4の製造方法
は次の通りである。まず、透光性材料からなるパイプ状
のものを所定の長さに切断した後、下半分が徐々に細く
なるように整形する。そして、入射端面,出射端面,内
周面43及び外周面44を光学研磨した後、内周面43
及び外周面44に蒸着膜を施す。図1及び図2に示す円
筒形のものの場合には、その内側の内周面43に蒸着膜
を施すことは一般に困難である。そこで、実際には、上
記のように整形した後、いったん高さ方向を切断面にし
て半分に切断するようにする。この状態で、内周面43
及び外周面44に蒸着膜を施し、その後、図1及び図2
の形状になるように接着剤で接合するようにする。勿
論、円筒形の状態で上手に反射膜が形成できるのあれ
ば、半円筒形に切断する必要はない。このようにして反
射膜を形成した後、保護カバーを覆うことで完成する。
尚、保護カバーの被覆は、光ファイバーを覆うような伸
縮性の金属カバーや薄い金属箔の貼り付け等で行われ
る。
【0018】図3は、図1の導光用光学部品4を使用し
た拡大観察光学系用照明装置の概略説明図である。図4
は、図3の拡大観察光学系用照明装置に使用された光フ
ァイバの出射端面の説明図である。図3に示す拡大観察
光学系用照明装置は、光源1と、この光源1からの光を
集光する楕円集光鏡2と、楕円集光鏡2により集光され
た光が入射する光ファイバ3と、光ファイバ3から出射
された光が入射し、入射した光を標本7の表面近傍まで
導いて標本7に照射する導光用光学部品4とから構成さ
れている。
【0019】光源1としては、例えば小型のハロゲンラ
ンプやキセノンランプ等が使用される。楕円集光鏡2
は、回転楕円状に加工したガラス板の反射面に熱線透過
膜を施したいわゆるコールドミラーから構成されてい
る。そして、その第一焦点f1が上記光源1の発光部1
0の位置になるように配置されている。上記光源1及び
楕円集光鏡2は、箱状の灯体5に収納されている。この
灯体5の、楕円集光鏡2の開口面と対向する側面には、
光ファイバ3の入射部を取り付ける取付部51が設けら
れている。
【0020】上記取付部51にその入射部が取り付けら
れた光ファイバ3は、上記楕円集光鏡2の第二焦点f2
の位置に、その入射端面が位置するようになっている。
この光ファイバ3は、いわゆるライトガイドファイバと
呼ばれるものであり、アクリル等のプラスチック系又は
多成分ガラスや石英ガラス等のガラス系の材料で構成さ
れた多モードステップインデックスファイバである。こ
の光ファイバ3は、直径250μm程度の素線を50本
から100本程度束ねて形成した光学繊維束31を可撓
管32で覆った構造を有するものである。この光学繊維
束31は、入射側では円柱状に束ねられているが、出射
側では、図4に示すように、出射端面33が円環状にな
るように束ねられているものである。即ち、図4に示す
ように、一本一本の素線をその素線の出射端面が同一円
周上に位置するように並べて配置したものである。上記
のように端面を形成した光学繊維束31の入射部及び出
射部は、樹脂又は金属からなる入射側固定具34及び出
射側固定具35でそれぞれ固定され、その形状が保持さ
れる。即ち、光学繊維束31の入射部及び出射部は、入
射側固定具34及び出射側固定具35の内部にそれぞれ
埋め込まれたような構造になっている。そして上記入射
側固定具34は、前記のように灯体5に係止され、上記
出射側固定具35は、図3に示すように拡大観察光学系
6の対物レンズ鏡筒62に係止される。即ち、出射側固
定具35は円環状であるので、その内部に円筒状の対物
レンズ鏡筒62が位置するようにして嵌め込み、その
後、図示しない固定ネジにより対物レンズ鏡筒62の外
周面に対して固定する。
【0021】円筒形の導光用光学部品4の入射端面41
の形状は、いうまでもなく円環状であるが、その肉厚中
央位置での曲率直径D2は、図4に示す光ファイバ3の
出射端面33の直径D1に等しくなるように形成されて
いる。即ち、図4に示す光ファイバの出射端面の素線の
中心を結んで出来る円周の直径D1は、図3に示すD2
に一致している。そして、光ファイバ3の出射側固定具
35の下面には、円筒状の取付部36が下方に突出する
ようにして設けられている。この円筒状の取付部36
は、導光用光学部品4の取付用枠49の外径に適合する
内径を有するものであり、その内周面には、前記取付用
枠49の外周面のネジ切りされた部分に螺合可能なよう
にネジ切りされている。従って、本実施例の導光用光学
部品4は、その取付用枠49の部分を取付部36にねじ
込むことにより、光ファイバ3の出射端面33に対して
固定されるものである。尚、後述のように導光用光学部
品4は、他のいろいろな例のものが採用されるが、上記
取付用枠49と同様にネジ切りされた取付部49を設け
ておくことで、これらの導光用光学部品4は、光ファイ
バ3の出射端面33に対して交換自在にすることができ
る。例えば、焦点距離の異なる対物レンズ61の顕微鏡
6に使用する場合には、それに応じた高さを有する導光
用光学部品4に交換して使用する。
【0022】尚、導光用光学部品4の入射端面41が、
光ファイバ3の出射端面33に接触した状態で配置され
る構成を採用することも可能である。この構成によれ
ば、空気中における散乱による光の損失がないという効
果がある。
【0023】また、導光用光学部品4の取り付け構造と
しては、上記のようなネジ込みによるものだけでなく、
光学部品のマウント構造として周知の各種の構造のもの
を採用することができる。例えば、導光用光学部品4の
外周面44の上部に突起を設け、この突起をガイドして
最終的に固定する形状のガイド溝を取付部36に周状に
設けるような構成を採用することができる。
【0024】このようにして導光用光学部品4が光ファ
イバ3の出射側固定具35に対して固定されると、上記
導光用光学部品4の入射端面41は、光ファイバ3の出
射端面33の直下の近接した位置に位置するようになっ
ている。このため、光ファイバ3の出射端面33から出
射した光が、効率よく導光用光学部品4の入射端面41
に入射する。前述のように、導光用光学部品4の下半分
は、徐々に細くなっており、下端即ち出射端面における
直径(肉厚中央位置での直径)D3は、例えば1mm程
度となっている。そして、導光用光学部品4の出射端面
42から出射される光の光軸は、鉛直な観察光軸から所
定角度φだけ傾けられた状態で形成されている。本実施
例では、暗視野即ち照明された標本7の散乱光を観察す
るようになっており、そのため、上記出射端面42は、
その出射端面42から出射した光が標本7で反射して対
物レンズ61に直接入射しないような角度に設定されて
いる。この角度φは、例えば12°から約90°ぐらい
の範囲で適宜設定されるが、当然のことながら、角度φ
は、明視野で観察するのか暗視野で観察するのかによっ
て変わり、また対物レンズ61の開口数の如何によって
も変わる。さらに、出射端面42から標本7の表面まで
の距離等によっても変わる。
【0025】次に、上記照明装置が使用される拡大観察
光学系6について説明する。本実施例の照明装置が使用
される拡大観察光学系6は、実体顕微鏡として知られた
周知のものであり、図3に示すように、二つの観察光路
P1,P2を具備している。即ち、標本7からの光は、
対物レンズ61により平行光になった後、対物レンズ6
1の後方において対称に配置された二つのプリズム63
1,632により二つの観察光路P1,P2に分割さ
れ、その後、それぞれの光路の第二対物レンズ641,
642と凹レンズ651,652及び接眼レンズ66
1,662とを経て結像する。
【0026】図3から明かなように、二つの接眼レンズ
661,662を左右の目で見た場合には、人工的に作
られた視差角θを持って標本7の拡大像が観察されるこ
ととなり、立体的な観察を行うことが可能となるもので
ある。この点を活かして、このような実体顕微鏡は、I
Cリードのハンダ付けの良不良などの製品検査に良く使
用されている。尚、接眼レンズ661,662の後焦点
の位置にCCDカメラ等の撮像手段を配置し、得られた
像をCRT等の画像モニタに表示するようにしても良
い。
【0027】上記実施例において、場合によっては偏光
させた光やある特定の色の光を標本に照射したい場合も
ある。この場合には、上記導光用光学部品4の入射側又
は出射側に偏光フィルタや色フィルタ等のフィルタを装
着するとよい。各導光用部品の入射側の取り付け構造
は、前述のように標準化されているので、これに適した
保持枠を有するフィルタを使用し、光ファイバ3の取付
部36と導光用光学部品4との間にネジ止めにより介在
させればよいであろう。
【0028】次に、本願の導光用光学部品の他の実施例
について説明する。図5から図12までは、導光用光学
部品の他の実施例の説明図である。
【0029】まず、図5は、入射端面を改良した導光用
光学部品4を説明する側断面部分図である。図5に示す
導光用光学部品4では、入射端面41が凹レンズ状にレ
ンズ加工されている。すなわち、所定の曲率の凹面状に
溝掘りされた後、鏡面研磨されている。導光用光学部品
4の入射端面41が図5に示すような平坦なものであ
り、かつ開口数の比較的大きな光ファイバを使用した場
合には、光ファイバの出射端面から出射される光の内の
広がり角の大きな光については、導光用光学部品4の入
射端面での反射率が高くなり、従って入射効率が低下す
ると考えられる。そこで、図5に示すように、導光用光
学部品4の入射端面41を凹面状にし、光の入射角を大
きくするようにしている。これにより、入射効率を高め
て損失を少なくするようにしている。尚、入射端面41
での反射を少なくするためには、入射端面41に周知の
反射防止膜を設けるようにしても良い。
【0030】図6は、出射端面を改良した導光用光学部
品4を説明するための側断面部分図である。図1,2及
び3に示す導光用光学部品4の出射端面42のレンズ加
工は平面状であるので、光ファイバ3の出射端面33と
同様に光は広がってしまう。そのため、図6に示すよう
に、出射端面42を凸レンズ状にレンズ加工して、出射
端面42から出射する光が広がらないようにする。これ
により、標本7の表面における照度をより高くすること
ができる。導光用光学部品4の肉厚は、光ファイバの素
線の直径に比べ大きいので、出射端面42を凸レンズ状
にレンズ加工することは光ファイバの素線のように困難
ではなく、さほどのコストもかからない。このレンズ加
工は、凸レンズに限らず、特定の目的との関連で凹レン
ズ状等の他の形状にすることも有り得る。また、導光用
光学部品4の出射端面42の他の例としては、単に標本
7の表面を均一に照明したいだけなら、出射端面42を
スリガラス状にして散乱面にすることも有り得る。
【0031】さらに、実体顕微鏡を使用した暗視野での
観察において、標本7に対して光を特定の方向からのみ
照射することにより陰影のある標本7の像を得て、より
立体的な観察を行うことが周知となっている。この場合
には、導光用光学部品4の出射端面42に部分的に遮光
体を設けるようにすると良い。例えば、出射端面42に
半円環状の遮光マスクを貼り付けるようにする。
【0032】図7は、上下動による照明状態の変更に適
した導光用光学部品の部分断面説明図である。前述のよ
うに、図3における導光用光学部品4は、その取付用枠
49を取付部36にねじ込むことにより取り付けられて
いるので、そのネジを緩めたり締めたりすることによ
り、導光用光学部品4を上下動させることができる。導
光用光学部品4を上下に移動させた場合には、出射端面
42から標本7距離が異なるため、照明状態を変更させ
ることができる。ここで、この実施例では、出射端面4
2を図7に示すような断面V溝状にしている。このよう
な断面V溝状の出射端面42にしておくと、図7に示す
Aの位置に出射端面42がある場合には、一方の面42
1と他方の面422との両方から出射される光が標本に
照射されて二重照明となるが、Bに示す位置の場合に
は、他方の面422から出射された光による照明が支配
的となる。このため、観察される標本に異なったコント
ラストをもたらすことを可能にする。尚、導光用光学部
品の上下動を行うには、導光用光学部品4をズームレン
ズ等で周知の移動構造を採用して保持する構成によるこ
とができる。
【0033】図8から図12は、外観形状が異なる導光
用光学部品の説明図である。図1,2及び3に示すよう
な、下半分の直径が徐々に小さくなっている導光用光学
部品4の形状は、前述のように標本7の表面に入射する
光の入射角を小さくして暗視野を達成するためのもので
ある。このような状態にする導光用光学部品4として
は、図1,2及び3に示すような曲面状のものに限られ
ず、図8に示すような、「角」が付いている形状であっ
ても実用可能である。また、明視野で標本を観察する場
合には、図9に示すような、直径の変化の無いストレー
トな円筒状の導光用光学部品4も使用可能である。
【0034】次に、図10は、観察領域が広い場合に適
した導光用光学部品を説明する側断面図である。図10
に示す導光用光学部品4では、円筒の径が徐々に広がり
出射端面42の径が入射端面41の径より大きくなって
いるのが特徴である。そして、大口径にされた出射端面
42は、図1,2及び3に示すものと同じように、内側
に傾いて配置され、出射する光の光軸は、やはり対物レ
ンズの光軸から所定の角度傾いた状態でになっている。
このように大口径にされた出射端面42により、広い観
察領域を周囲から照明できるのである。ここで、この実
施例の導光用光学部品4の出射端面42を、図10に示
すように凹レンズ状に加工しておくと、広い観察領域に
光が充分広がることができるという効果を奏することに
なる。
【0035】次に、図11は、これまで述べたような円
筒形のものでなく、半円筒形の形状を有し、光を狭い領
域に集めて効率よく照明したい場合に好適な導光用光学
部品の外観図である。前に、標本7に対して光を特定の
方向からのみ照射することにより陰影のある標本7の像
を得るため、出射端面42に部分的に半円環状のマスク
のような遮光体を設けるようにする構成について述べた
が、このような構成による作用は、図11に示すような
半円筒形の導光用光学部品4を使用しても得られる。こ
の場合は、光ファイバの出射端面の片側半分を、半円環
状の遮光マスクで覆うようにする。尚、元々半円環状の
出射端面になるように素線を束ねた光ファイバに対して
も、この実施例の導光用光学部品4は使用可能である。
そして、図11の導光用光学部品4は、半円筒形の竹筒
を斜めに切断したような形状を有する。すなわち、所定
の高さから出射端面の所定の位置にかけて切断したよう
な形状である。従って、出射端面44は、半円環状の小
さなものになっている。この実施例の導光用光学部品4
は、図8に示すような径の変化のない直円筒状のアクリ
ル管を、NC工作機械等によって切断して形成する。そ
して、その切断面47は、鏡面研磨された後、内周面4
3や外周面44と同様に反射膜が施される。上記のよう
な形状を有する本実施例の導光用光学部品4において
は、入射端面から入射した光は、内周面43及び外周面
44の反射膜に反射するとともに切断面47の反射膜に
反射しながら肉厚中を伝搬し、小さな半円環状の出射端
面42に集められ出射する。従って、一方向からの照明
が可能であるとともに、小さい面積ではあるが非常に高
い照度での照明が可能になる訳である。以上の通り説明
した各実施例の導光用光学部品4の各構成において、透
光性材料としては、アクリルに限られず、各種の透光性
のプラスチック又は石英ガラスや多成分ガラス等の各種
のガラスの使用が可能である。
【0036】次に、上記各実施例の導光用光学部品4の
使用が可能な他の拡大観察光学系用照明装置について説
明する。図12は、本願の実施例の導光用光学部品を使
用した拡大観察光学系用照明装置の他の実施例の説明図
である。この実施例では、図3に示す拡大観察光学系用
照明装置と異なり、光ファイバを使用しないで光を導光
用光学部品4に入射させるものである。即ち、導光用光
学部品4と、この導光用光学部品4の入射端面の付近に
配置された光源1と、光源1からの光を反射させて効率
よく入射させるための反射鏡20とから構成されてい
る。上記光源1と反射鏡20の構成としては、小電力タ
イプのハロゲンランプ又はクセノンランプと椀状の反射
鏡との組を周状に配設した構成でも良いし、円環状の蛍
光灯等と円環樋状の反射鏡との組み合わせでも良い。
【0037】最後に、上記実施例の照明装置が使用され
る拡大観察光学系6として実体顕微鏡を採り上げたが、
これに限られず、他の各種の顕微鏡を始め、その他の拡
大して標本を観察する各種の光学系について本実施例の
照明装置を使用することができる。
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載の構成によれば、拡大観察用の照明装置において、
光源から離れた場所を高い照度で照明することが可能で
あり、かつ簡易な構成で安価なものを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例の導光用光学部品の外観図で
ある。
【図2】図1の導光用光学部品の側断面図である。
【図3】図1の導光用光学部品を使用した拡大観察光学
系用照明装置の概略説明図である。
【図4】図3の拡大観察光学系用照明装置に使用された
光ファイバの出射端面の説明図である。
【図5】導光用光学部品の他の実施例の説明図で、入射
端面を改良した導光用光学部品を説明する側断面部分図
である。
【図6】導光用光学部品の他の実施例の説明図で、出射
端面を改良した導光用光学部品を説明するための側断面
部分図である。
【図7】導光用光学部品の他の実施例の説明図で、上下
動による照明状態の変更に適した導光用光学部品の部分
断面説明図である。
【図8】導光用光学部品の他の実施例の説明図で、外観
形状が異なる導光用光学部品の説明図である。
【図9】導光用光学部品の他の実施例の説明図で、外観
形状が異なる導光用光学部品の説明図である。
【図10】観察領域が広い場合に適した導光用光学部品
の実施例を説明する側断面図である。
【図11】半円筒形の形状を有し、光を狭い領域に集め
て効率よく照明したい場合に好適な導光用光学部品の実
施例の外観図である。
【図12】本願の実施例の導光用光学部品を使用した拡
大観察光学系用照明装置の他の実施例の説明図である。
【図13】従来の拡大観察光学系用照明装置の説明図
で、反射型明視野顕微鏡用の照明装置を示すものであ
る。
【図14】従来の拡大観察光学系用照明装置の説明図
で、反射型暗視野顕微鏡用の照明装置を示すものであ
る。
【図15】光ファイバを使用した従来の拡大観察光学系
用照明装置の説明図である。
【符号の説明】
1 光源 2 楕円集光鏡 3 光ファイバ 33 光ファイバの出射端面 4 導光用光学部品 41 導光用光学部品の入射端面 42 導光用光学部品の出射端面 43 導光用光学部品の内周面 44 導光用光学部品の外周面 46 反射体としての反射膜 5 灯体 6 拡大観察光学系 61 対物レンズ 62 対物レンズ鏡筒 661 接眼レンズ 662 接眼レンズ 7 標本

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大観察光学系用照明装置に使用される
    導光用光学部品であって、透光性材料から形成された円
    筒状又は半円筒形の形状を有し、内周面及び外周面が反
    射体で覆われ、出射端面がレンズ加工されるとともにそ
    の出射端面から出射される光の光軸は観察光軸に対して
    90°より小さい角度をなすことを特徴とする導光用光
    学部品。
JP28034991A 1991-07-01 1991-10-02 拡大観察光学系用照明装置に使用される導光用光学部品 Pending JPH0560983A (ja)

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JP18589991 1991-07-01
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