JPH0561012B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0561012B2 JPH0561012B2 JP63175931A JP17593188A JPH0561012B2 JP H0561012 B2 JPH0561012 B2 JP H0561012B2 JP 63175931 A JP63175931 A JP 63175931A JP 17593188 A JP17593188 A JP 17593188A JP H0561012 B2 JPH0561012 B2 JP H0561012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin plate
- key
- thin plates
- laminated
- predetermined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
本発明は、キー製造方法及び該方法によつて製
造されたキーに係り、特に、複数枚の薄板が所定
順序で重ね合わされて一体的に固着せられてなる
鍵即ちキーを製造するためのキー製造方法及び該
方法によつて製造されたキーに関する。
造されたキーに係り、特に、複数枚の薄板が所定
順序で重ね合わされて一体的に固着せられてなる
鍵即ちキーを製造するためのキー製造方法及び該
方法によつて製造されたキーに関する。
従来のキー及び該キー製造方法の一例について
第23〜26図を参照し説明する。従来のキー
は、第23図に示すようなただ一枚のキー形状平
板11からなる。該キー形状平板11はチタン又
はステンレス等の板材から打ち抜かれてなるもの
である。尚、一般に、該キー形状平板11には、
キーホルダのリング部を通すための継ぎ窓11a
が設けられている。上記キー形状平板11の鍵穴
挿入部11cを鍵穴に合致させるよう第24,2
5図からわかるように厚さ方向の段差即ちへこみ
11d,11eを形成するために該鍵穴挿入部1
1cに対して切削加工が施される。さらに該平板
11の頭部11fに適当にマーク10aを付すこ
とにより該平板11は第26図に示すような所望
のキー10に仕上げられる。 一方、この方法以外にも、この方法と同様に板
材からただ一枚のキー形状平板11を打ち抜いた
後、該平板11に対してプレス加工を施して鍵穴
挿入部11cにへこみ11d,11eを形成し、
さらに頭部11fにマーク10aを付すことによ
り該平板11を所望のキーに仕上げる方法もあ
る。
第23〜26図を参照し説明する。従来のキー
は、第23図に示すようなただ一枚のキー形状平
板11からなる。該キー形状平板11はチタン又
はステンレス等の板材から打ち抜かれてなるもの
である。尚、一般に、該キー形状平板11には、
キーホルダのリング部を通すための継ぎ窓11a
が設けられている。上記キー形状平板11の鍵穴
挿入部11cを鍵穴に合致させるよう第24,2
5図からわかるように厚さ方向の段差即ちへこみ
11d,11eを形成するために該鍵穴挿入部1
1cに対して切削加工が施される。さらに該平板
11の頭部11fに適当にマーク10aを付すこ
とにより該平板11は第26図に示すような所望
のキー10に仕上げられる。 一方、この方法以外にも、この方法と同様に板
材からただ一枚のキー形状平板11を打ち抜いた
後、該平板11に対してプレス加工を施して鍵穴
挿入部11cにへこみ11d,11eを形成し、
さらに頭部11fにマーク10aを付すことによ
り該平板11を所望のキーに仕上げる方法もあ
る。
ところが上記従来のキーを製造するための前者
の方法においては次のような問題点が伴う。即
ち、チタンやステンレスは熱伝導率が小さいた
め、上記平板11の切削加工中に発生した熱が外
部に逃げにくく切削面にたまりやすい。このた
め、切削速度を速くすると、該平板11の切削面
が焼き付きを起こすため、切削速度を小さくしな
ければならず、生産性が悪くなる。 一方、上記後者の方法においては次のような問
題点が伴う。即ち、上記鍵穴挿入部11cに上記
へこみ11d,11eを形成すべくプレス加工を
行うには強大な圧力が必要となる。また、上記平
板11に対する単純なプレス加工によつては、該
平板11を圧縮する方向に垂直な方向に該平板1
1を一様に延ばすことはできても、延びの度合を
圧縮方向に調節することはできず、圧縮方向の斜
面を形成するのは不可能であり、このためキー自
体の形状の自由度は小さくなる。また、一般にキ
ーにはキーホルダのリング部を通すための継ぎ窓
11aを設けることが必要であり、該キーの形状
を設計するに当たり該継ぎ窓11aの桟幅lを小
さくしすぎるとプレス加工中に桟11bが曲がる
ことがあるため、あまり小さくすることはでき
ず、このことからもキー自体の形状の自由度は制
限される。 本発明は上述のごとき問題点に鑑み、これらを
有効に解決すべく創案されたものである。従つ
て、その目的は、生産性が良く、また、強大な圧
力を必要とせず、かつ、より自由な形状のキーを
製造することができるキー製造方法及び該方法に
よつて製造されたキーを提供することにある。
の方法においては次のような問題点が伴う。即
ち、チタンやステンレスは熱伝導率が小さいた
め、上記平板11の切削加工中に発生した熱が外
部に逃げにくく切削面にたまりやすい。このた
め、切削速度を速くすると、該平板11の切削面
が焼き付きを起こすため、切削速度を小さくしな
ければならず、生産性が悪くなる。 一方、上記後者の方法においては次のような問
題点が伴う。即ち、上記鍵穴挿入部11cに上記
へこみ11d,11eを形成すべくプレス加工を
行うには強大な圧力が必要となる。また、上記平
板11に対する単純なプレス加工によつては、該
平板11を圧縮する方向に垂直な方向に該平板1
1を一様に延ばすことはできても、延びの度合を
圧縮方向に調節することはできず、圧縮方向の斜
面を形成するのは不可能であり、このためキー自
体の形状の自由度は小さくなる。また、一般にキ
ーにはキーホルダのリング部を通すための継ぎ窓
11aを設けることが必要であり、該キーの形状
を設計するに当たり該継ぎ窓11aの桟幅lを小
さくしすぎるとプレス加工中に桟11bが曲がる
ことがあるため、あまり小さくすることはでき
ず、このことからもキー自体の形状の自由度は制
限される。 本発明は上述のごとき問題点に鑑み、これらを
有効に解決すべく創案されたものである。従つ
て、その目的は、生産性が良く、また、強大な圧
力を必要とせず、かつ、より自由な形状のキーを
製造することができるキー製造方法及び該方法に
よつて製造されたキーを提供することにある。
本発明に係るキー製造方法及び該方法によつて
製造されたキーは従来技術の問題点を解決し、そ
の目的を解決するために以下のように構成されて
いる。 即ち、本発明に係るキー製造方法としては、二
つの方法が提供され、その第1の方法は、素材か
ら所定形状の基準薄板及び所定形状の所定枚数の
積層薄板をそれぞれ打ち抜くとともに、この打ち
抜き時に上記所定枚数の積層薄板のうち所定の積
層薄板のキー挿入部の一部に切欠を形成する打抜
き工程と、上記基準薄板の少なくとも一方の面上
の所定箇所に係合凹部を形成すると共に、上記各
積層薄板の所定箇所に打ち出し加工を施して一方
の面に係合凸部を形成し他方の面に係合凹部を形
成する凹凸形成工程と、互いに隣接して重ね合わ
される薄板間において、上記各係合凸部を上記各
係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板を
一体的に固着して、上記所定の積層薄板の上記キ
ー挿入部の上記切欠と該切欠を持たない他の積層
薄板のキー挿入部とにより段差を形成する固着工
程とを順に行うものである。 また、第2の方法は、素材の基準薄板を打ち抜
く基準薄板打ち抜き部分の少なくとも一方の面の
所定箇所に係合凹部を形成すると共に、該素材の
各積層薄板を打ち抜く積層薄板打ち抜き部分の所
定箇所に打ち出し加工を施して該素材の各積層薄
板打ち抜き部分の一方の面に上記各係合凸部を形
成し他方の面に上記各係合凹部を形成する凹凸形
成工程と、上記素材の上記基準薄板打ち抜き部分
を打ち抜いて所定形状の上記基準薄板を得ると共
に、上記素材の上記各積層薄板打ち抜き部分を打
ち抜いて所定形状の上記各積層薄板を得るととも
に、この打ち抜き時に上記所定枚数の積層薄板の
うち所定の積層薄板のキー挿入部の一部に切欠を
形成する打抜き工程と、互いに隣接して重ね合わ
される薄板間において、上記各係合凸部を上記各
係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板を
一体的に固着して、上記所定の積層薄板の上記キ
ー挿入部の上記切欠部と該切欠を持たない他の積
層薄板のキー挿入部とにより段差を形成する固着
工程とを順に行うものである。 尚、上記第1及び第2の方法において、上記基
準薄板の係合凹部は、該基準薄板に隣接して重ね
合わされる上記積層薄板の係合凸部と係合するも
のであればよく、有底穴でも貫通穴でもよい。 そして、本発明に係るキーは、上記基準薄板の
上記少なくとも一方の面上に上記所定枚数の積層
薄板が所定順序で重ね合わして、該基準薄板及び
該所定枚数の積層薄板が、互いに隣接して重ね合
わされる薄板間において、上記各係合凸部を上記
各係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板
を一体的に固着せられてなり、上記積層薄板のう
ち所定の積層薄板のキー挿入部の一部に切欠を形
成して、上記積層薄板を重ね合わせて固着すると
き、上記所定の積層薄板の上記キー挿入部の上記
切欠と該切欠を持たない他の積層薄板のキー挿入
部とにより段差を形成するようにした上記第1及
び第2の方法のいずれかによつて製造される。
製造されたキーは従来技術の問題点を解決し、そ
の目的を解決するために以下のように構成されて
いる。 即ち、本発明に係るキー製造方法としては、二
つの方法が提供され、その第1の方法は、素材か
ら所定形状の基準薄板及び所定形状の所定枚数の
積層薄板をそれぞれ打ち抜くとともに、この打ち
抜き時に上記所定枚数の積層薄板のうち所定の積
層薄板のキー挿入部の一部に切欠を形成する打抜
き工程と、上記基準薄板の少なくとも一方の面上
の所定箇所に係合凹部を形成すると共に、上記各
積層薄板の所定箇所に打ち出し加工を施して一方
の面に係合凸部を形成し他方の面に係合凹部を形
成する凹凸形成工程と、互いに隣接して重ね合わ
される薄板間において、上記各係合凸部を上記各
係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板を
一体的に固着して、上記所定の積層薄板の上記キ
ー挿入部の上記切欠と該切欠を持たない他の積層
薄板のキー挿入部とにより段差を形成する固着工
程とを順に行うものである。 また、第2の方法は、素材の基準薄板を打ち抜
く基準薄板打ち抜き部分の少なくとも一方の面の
所定箇所に係合凹部を形成すると共に、該素材の
各積層薄板を打ち抜く積層薄板打ち抜き部分の所
定箇所に打ち出し加工を施して該素材の各積層薄
板打ち抜き部分の一方の面に上記各係合凸部を形
成し他方の面に上記各係合凹部を形成する凹凸形
成工程と、上記素材の上記基準薄板打ち抜き部分
を打ち抜いて所定形状の上記基準薄板を得ると共
に、上記素材の上記各積層薄板打ち抜き部分を打
ち抜いて所定形状の上記各積層薄板を得るととも
に、この打ち抜き時に上記所定枚数の積層薄板の
うち所定の積層薄板のキー挿入部の一部に切欠を
形成する打抜き工程と、互いに隣接して重ね合わ
される薄板間において、上記各係合凸部を上記各
係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板を
一体的に固着して、上記所定の積層薄板の上記キ
ー挿入部の上記切欠部と該切欠を持たない他の積
層薄板のキー挿入部とにより段差を形成する固着
工程とを順に行うものである。 尚、上記第1及び第2の方法において、上記基
準薄板の係合凹部は、該基準薄板に隣接して重ね
合わされる上記積層薄板の係合凸部と係合するも
のであればよく、有底穴でも貫通穴でもよい。 そして、本発明に係るキーは、上記基準薄板の
上記少なくとも一方の面上に上記所定枚数の積層
薄板が所定順序で重ね合わして、該基準薄板及び
該所定枚数の積層薄板が、互いに隣接して重ね合
わされる薄板間において、上記各係合凸部を上記
各係合凹部に抜け出し不可能に係合させて両薄板
を一体的に固着せられてなり、上記積層薄板のう
ち所定の積層薄板のキー挿入部の一部に切欠を形
成して、上記積層薄板を重ね合わせて固着すると
き、上記所定の積層薄板の上記キー挿入部の上記
切欠と該切欠を持たない他の積層薄板のキー挿入
部とにより段差を形成するようにした上記第1及
び第2の方法のいずれかによつて製造される。
本発明に係る第1のキー製造方法によれば、素
材から上記基準薄板と上記所定枚数の積層薄板と
をそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、該基準薄板に
は上記係合凹部、該各積層薄板には上記係合凹部
と上記係合凸部とを形成する凹凸形成工程と、各
隣接して重ね合わされる2枚の薄板間において上
記各係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し不可能
に係合させて上記基準薄板に上記所定枚数の積層
薄板を固着させる固着工程とを順に行うことによ
り、積層された1枚のキーを容易に製造すること
ができるので、従来の場合のような切削工程が不
要となり、生産性を向上させることができる。即
ち、例えば、上記キーの鍵穴挿入部に所望のへこ
みを形成するとき、隣接する薄板間に段差を生ぜ
しめれば、従来の場合のような切削加工を施す必
要がない。 また、上記第1のキー製造方法によれば、上記
したように、例えば、上記キーの鍵穴挿入部にへ
こみを形成するとき互いに隣接する薄板間で生ず
る段差により形成させることができるので、該へ
こみを容易に形成することができる。即ち、従来
のようにプレス加工において該キーの鍵穴挿入部
に大きな圧力をかけてへこみを形成するものと比
べると、大きな圧力を全く必要としないことにな
る。より具体的には、例えば、キーホルダに連結
するための継ぎ窓を設ける場合には、従来のよう
に大きな圧力で形成するものでは桟幅寸法が所定
値以下では桟自体が変形するため、桟幅寸法に一
定の制限があつた。しかしながら、上記の方法に
よれば、上記打抜き工程で容易に該継ぎ窓を形成
することができ、かつ、この場合にプレス加工で
打抜き作業を行つたとしても小さな圧力で十分で
あるため、桟幅寸法に上記のような制限がなく、
より自由に設計することができる。 また、上記第1のキー製造方法によれば、例え
ば、上記キーの継ぎ窓の周囲に傾斜面を形成する
場合、各隣接する薄板間に段差を生じさせること
により階段状の傾斜面を容易に形成することがで
き、設計時における上記キーの形状の自由度をよ
り大きくすることができる。即ち、従来のキーの
製造方法では、このような傾斜面はプレス加工で
は形成することができず切削加工でしか形成する
ことができないと共に、傾斜面を切削加工で形成
しようとする生産性が悪くなるといつた問題があ
つたのである。上記第1のキー製造方法によれ
ば、このような傾斜面を有するキーを効率良く小
さな圧力で製造することができるのである。 また、上記第1のキー製造方法においては、上
記各薄板間の固着に際しては、上記各係合凸部を
上記各係合凹部に係合させることにより、接着剤
等を不要としたので、容易に固着作業を行うこと
ができる。また、上記各積層薄板の該各係合凸部
と該係合凹部を形成するとき、打ち出し加工によ
り同時的に形成するようにしたので、より生産性
を向上させることができる。本発明の第1のキー
製造方法においては、溶接などにより積層薄板を
固着する場合には、溶接部分において不用意に凹
凸が生じてしまつたり、溶接時の熱により不用意
に熱変形する可能性があり、これを平坦にする作
業が必要となる場合があるが、本発明では、積層
薄板を重ね合わせるときには単に係合凹部を係合
凸部に係合するだけであるため、そのような平坦
化の作業は必要となることはない。また、切欠を
有する積層薄板と切欠を有していない積層薄板と
により段差を形成する場合には、積層薄板間にお
いて正確な位置決めが必要となり、このように係
合凹部と係合凸部とを係合させることにより上記
位置決め作業が簡単かつ確実に行える。 さらに、上記第2のキー製造方法によれば、各
素材において上記基準薄板打ち抜き部分に上記係
合凹部、上記積層薄板打ち抜き部分に上記係合凹
部及び上記係合凸部をそれぞれ形成する凹凸形成
工程と、上記各素材から上記基準薄板と上記積層
薄板とをそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、各隣接
して重ね合わされる2枚の薄板間において上記各
係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し不可能に係
合させて上記基準薄板に上記積層薄板を固着させ
る固着工程とを順に行うことにより、積層された
1枚のキーを容易に製造することができるので、
上記第1のキー製造方法と同様な効果を奏するこ
とができる。 また、上記第1のキー製造方法により製造され
たキー及び上記第2のキー製造方法により製造さ
れたキーは、いずれも生産性が良く、また、製造
時に強大な圧力を必要とせず、かつ、より自由な
形状に製造できるものである。すなわち、本発明
のキーにおいては、上記各薄板間の固着に際して
は、上記各係合凸部を上記各係合凹部に係合させ
ることにより、接着剤等を不要としたので、容易
に固着させることができる。また、溶接などによ
り積層薄板を固着する場合には、溶接部分におい
て不用意に凹凸が生じてしまつたり、溶接時の熱
により不用意に熱変形する可能性があり、これを
平坦にする作業が必要となる場合があるが、本発
明では、積層薄板を重ね合わせるときには単に係
合凹部を係合凸部に係合するだけであるため、そ
のような平坦化の作業は必要となることはない。
特に、切欠を有する積層薄板と切欠を有していな
い積層薄板とにより段差を形成する場合には、積
層薄板間において正確な位置決めが必要となり、
このように係合凹部と係合凸部とを係合させるこ
とにより上記位置決め作業が簡単かつ確実に行え
る。また、上記積層薄板のうち所定の積層薄板の
キー挿入部の一部に切欠を形成して、上記積層薄
板を重ね合わせて固着したとき、上記所定の積層
薄板の上記キー挿入部の上記切欠と該切欠を持た
ない他の積層薄板のキー挿入部とにより段差が形
成されるようにしたので、上記キーの鍵穴挿入部
にへこみを容易に形成することができる。即ち、
従来のようにプレス加工において該キーの鍵穴挿
入部に大きな圧力をかけてへこみを形成するもの
とを比べると、大きな圧力を全く必要としない。
材から上記基準薄板と上記所定枚数の積層薄板と
をそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、該基準薄板に
は上記係合凹部、該各積層薄板には上記係合凹部
と上記係合凸部とを形成する凹凸形成工程と、各
隣接して重ね合わされる2枚の薄板間において上
記各係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し不可能
に係合させて上記基準薄板に上記所定枚数の積層
薄板を固着させる固着工程とを順に行うことによ
り、積層された1枚のキーを容易に製造すること
ができるので、従来の場合のような切削工程が不
要となり、生産性を向上させることができる。即
ち、例えば、上記キーの鍵穴挿入部に所望のへこ
みを形成するとき、隣接する薄板間に段差を生ぜ
しめれば、従来の場合のような切削加工を施す必
要がない。 また、上記第1のキー製造方法によれば、上記
したように、例えば、上記キーの鍵穴挿入部にへ
こみを形成するとき互いに隣接する薄板間で生ず
る段差により形成させることができるので、該へ
こみを容易に形成することができる。即ち、従来
のようにプレス加工において該キーの鍵穴挿入部
に大きな圧力をかけてへこみを形成するものと比
べると、大きな圧力を全く必要としないことにな
る。より具体的には、例えば、キーホルダに連結
するための継ぎ窓を設ける場合には、従来のよう
に大きな圧力で形成するものでは桟幅寸法が所定
値以下では桟自体が変形するため、桟幅寸法に一
定の制限があつた。しかしながら、上記の方法に
よれば、上記打抜き工程で容易に該継ぎ窓を形成
することができ、かつ、この場合にプレス加工で
打抜き作業を行つたとしても小さな圧力で十分で
あるため、桟幅寸法に上記のような制限がなく、
より自由に設計することができる。 また、上記第1のキー製造方法によれば、例え
ば、上記キーの継ぎ窓の周囲に傾斜面を形成する
場合、各隣接する薄板間に段差を生じさせること
により階段状の傾斜面を容易に形成することがで
き、設計時における上記キーの形状の自由度をよ
り大きくすることができる。即ち、従来のキーの
製造方法では、このような傾斜面はプレス加工で
は形成することができず切削加工でしか形成する
ことができないと共に、傾斜面を切削加工で形成
しようとする生産性が悪くなるといつた問題があ
つたのである。上記第1のキー製造方法によれ
ば、このような傾斜面を有するキーを効率良く小
さな圧力で製造することができるのである。 また、上記第1のキー製造方法においては、上
記各薄板間の固着に際しては、上記各係合凸部を
上記各係合凹部に係合させることにより、接着剤
等を不要としたので、容易に固着作業を行うこと
ができる。また、上記各積層薄板の該各係合凸部
と該係合凹部を形成するとき、打ち出し加工によ
り同時的に形成するようにしたので、より生産性
を向上させることができる。本発明の第1のキー
製造方法においては、溶接などにより積層薄板を
固着する場合には、溶接部分において不用意に凹
凸が生じてしまつたり、溶接時の熱により不用意
に熱変形する可能性があり、これを平坦にする作
業が必要となる場合があるが、本発明では、積層
薄板を重ね合わせるときには単に係合凹部を係合
凸部に係合するだけであるため、そのような平坦
化の作業は必要となることはない。また、切欠を
有する積層薄板と切欠を有していない積層薄板と
により段差を形成する場合には、積層薄板間にお
いて正確な位置決めが必要となり、このように係
合凹部と係合凸部とを係合させることにより上記
位置決め作業が簡単かつ確実に行える。 さらに、上記第2のキー製造方法によれば、各
素材において上記基準薄板打ち抜き部分に上記係
合凹部、上記積層薄板打ち抜き部分に上記係合凹
部及び上記係合凸部をそれぞれ形成する凹凸形成
工程と、上記各素材から上記基準薄板と上記積層
薄板とをそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、各隣接
して重ね合わされる2枚の薄板間において上記各
係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し不可能に係
合させて上記基準薄板に上記積層薄板を固着させ
る固着工程とを順に行うことにより、積層された
1枚のキーを容易に製造することができるので、
上記第1のキー製造方法と同様な効果を奏するこ
とができる。 また、上記第1のキー製造方法により製造され
たキー及び上記第2のキー製造方法により製造さ
れたキーは、いずれも生産性が良く、また、製造
時に強大な圧力を必要とせず、かつ、より自由な
形状に製造できるものである。すなわち、本発明
のキーにおいては、上記各薄板間の固着に際して
は、上記各係合凸部を上記各係合凹部に係合させ
ることにより、接着剤等を不要としたので、容易
に固着させることができる。また、溶接などによ
り積層薄板を固着する場合には、溶接部分におい
て不用意に凹凸が生じてしまつたり、溶接時の熱
により不用意に熱変形する可能性があり、これを
平坦にする作業が必要となる場合があるが、本発
明では、積層薄板を重ね合わせるときには単に係
合凹部を係合凸部に係合するだけであるため、そ
のような平坦化の作業は必要となることはない。
特に、切欠を有する積層薄板と切欠を有していな
い積層薄板とにより段差を形成する場合には、積
層薄板間において正確な位置決めが必要となり、
このように係合凹部と係合凸部とを係合させるこ
とにより上記位置決め作業が簡単かつ確実に行え
る。また、上記積層薄板のうち所定の積層薄板の
キー挿入部の一部に切欠を形成して、上記積層薄
板を重ね合わせて固着したとき、上記所定の積層
薄板の上記キー挿入部の上記切欠と該切欠を持た
ない他の積層薄板のキー挿入部とにより段差が形
成されるようにしたので、上記キーの鍵穴挿入部
にへこみを容易に形成することができる。即ち、
従来のようにプレス加工において該キーの鍵穴挿
入部に大きな圧力をかけてへこみを形成するもの
とを比べると、大きな圧力を全く必要としない。
以下に、本発明に係るキー製造方法及び該方法
によつて製造されたキーの好適な実施例について
第1〜第22図を参照して説明する。 第1実施例 以下に、本発明の第1実施例に係るキー製造方
法及び該方法によつて製造されたキーについて第
1〜12図を参照して説明する。 本第1実施例に係るキー製造方法によつて製造
されたキー1は、それぞれ大略矩形の頭部2c,
3c,4c,5c,6cと、鍵穴に挿入される部
分即ち該頭部の第1、第4及び第6図中下方に延
びる鍵穴挿入部2d,3d,4d,5d,6dと
からなる5枚の鍵形状の薄板、即ち、上記積層薄
板としての第1、第3、第4薄板2,3,4,5
及び上記基準薄板としての第5薄板6がこの順に
重ね合わされかつ一体的に固着されてなる。 本実施例においては、上記キー1を以下の四つ
の工程を順に行つて製造する。 (1) 打抜き工程 上記5枚の薄板2,3,4,5,6を素材と
してのステンレス剛板からそれぞれプレスで打
ち抜く。 本第1実施例においては、上記第3薄板4は
第4及び第5図に示すように軸方向の中心線1
3に関して左右対称の形状を有する。これに対
し、上記第1薄板2及び第2薄板3は同一形状
を有し、第1、第2及び第3図に示すように、
上記第3薄板4の鍵穴挿入部4dの上記軸方向
の中心線13に関して大略左半分を切り欠いた
如き形状をなす。一方、上記第4薄板5及び第
5薄板6は同一形状を有し、第6、第7及び第
8図に示すように、上記第3薄板4の鍵穴挿入
部4dの上記中心線13に関して大略右半分を
切り欠いた如き形状をなす。 上記第1薄板2及び第2薄板3は、第2図か
ら分かるように、いずれも厚さ一定の平板であ
り、それぞれの頭部2c,3cの上端部には厚
さ方向に貫通する大略長方形状の継ぎ穴形成用
の開口2e,3eを有している。 また、上記第3薄板4、第4薄板5及び第5
薄板6の上記第1薄板2及び第2薄板3の開口
2e,3eが設けられている箇所に対応する箇
所には該開口2e,3eと全く同一形状の継ぎ
穴形成用の開口4e,5e,6eがそれぞれ設
けられている。さらに、上記第3薄板4、第4
薄板5及び第5薄板6は上記第1薄板2及び第
2薄板3と同様に厚さ一定の平板であり、従つ
て上記第3薄板4、第4薄板5及び第5薄板6
の長手方向の断面は、第2図に示した上記第1
薄板2及び第2薄板3の長手方向の断面と大略
同じである。 (2) 凹凸形成工程 上記第5薄板6の上記頭部6cの4隅と、該
第5薄板6の軸方向の中心線14上で所定間隔
離れた4箇所との計8個所に打ち抜き加工を施
して、第6及び第8図からわかるように、厚さ
方向に貫通した円形の貫通穴6b,…,6bを
明ける。該各貫通穴6bは上記第5薄板6の各
係合凹部6aとして機能する。一方、残りの4
枚の薄板2,3,4,5については、それぞれ
上記第5薄板6の8箇所に対応する8箇所の正
面2f,3f,4f,5f側から背面2g,3
g,4g,5g側に向かつて打ち出し加工を施
して、第1,3,4,5,6及び7図から分か
るように、それぞれの該8箇所の正面2f,3
f,4f,5f側には円形の係合凹部2b,
…,2b、3b,…,3b、4b,…,4b、
5b,…,5b、それぞれの該8箇所の背面2
g,3g,4g,5g側には係合凸部2a,
…,2a、3a,…3a、4a,…,4a、5
a,…,5aを形成する。本第1実施例におい
ては、上記第5薄板6の貫通穴6bの内径と上
記第1〜第4薄板2,3,4,5それぞれの上
記各係合凹部の内径及び上記各係合凸部の外径
とをすべて大略等しく形成している。 (3) 固着工程 上記第5薄板6の各貫通穴6aに対して該薄
板6の正面6f側から上記第4薄板5の各係合
凸部5aを圧入し、該各係合凸部5aが該各貫
通穴6aから抜け出し不可能となるようにかし
める。また、該第4薄板5の各係合凹部5bに
上記第3薄板4の各係合凸部4aを圧入し、該
各係合凸部4aが該各係合凹部5bから抜け出
し不可能となるようにかしめる。同様に、上記
第3薄板4の各係合凹部4bに上記第2薄板3
の各係合凸部3aを、さらに、該第2薄板3の
各係合凹部3bに上記第1薄板2の各係合凸部
2aをそれぞれ圧入し、該各係合凸部3aが該
各係合凹部4bから抜け出し不可能となるよう
に、また、該各係合凸部2aが該各係合凹部3
bから抜け出し不可能となようにかしめる。こ
れにより、上記第1〜第5薄板2,3,4,
5,6の各頭部2c,3c,4c,5c,6c
が重ね合わされて上記キー1の頭部1aが形成
され、また、該5枚の薄板2,3,4,5,6
の各鍵穴挿入部2d,3d,4d,5d,6d
が重ね合わされて該キー1の鍵穴挿入部1bが
形成され、該5枚の薄板2,3,4,5,6は
層状に一体化されて本実施例に係るキー1は実
質的に従来の場合と同様に一枚の平板として形
成される。尚、第9及び第12図から分かるよ
うに、上記5枚の薄板2,3,4,5,6それ
ぞれの開口2e,3e,4e,5e,6eは互
いに合致して上記キー1の継ぎ窓1cが形成さ
れる。 (4) マーキング工程 上記キー1の頭部1aの正面1d即ち上記第
1薄板2の頭部2cの正面2fに必要ならば第
12図に示すようなマーク1fを付して、該キ
ー1を製品として仕上げる。 本第1実施例に係るキー製造方法によれば、
上記ステンレス鋼板から上記5枚の薄板2,
3,4,5,6をそれぞれ打ち抜く打抜き工程
と、上記第1〜第4薄板2,3,4,5それぞ
れの正面2f,3f,4f,5fには上記係合
凹部2b,3b,4b,5b、それぞれの背面
2g,3g,4g,5gには上記係合凸部2
a,3a,4a,5aを形成する一方、定規第
5薄板6には上記貫通穴6bを形成する凹凸形
成工程と、該第5薄板6の各貫通穴6bに該第
4薄板5の各係合凸部5aを圧入する一方、該
第1〜第4薄板2,3,4,5については互い
に隣接して重ね合わされる2枚の薄板のうちの
一方の上記各係合凸部を他方の薄板の上記各係
合凹部に圧入し、該第5薄板6にその他の4枚
の薄板2,3,4,5を固着させる固着工程
と、頭部1aの正面1dにマーク1fを付すマ
ーキング工程を順に行うことにより、積層され
た1枚のキー1を容易に製造することができる
ので、従来の場合のような切削工程が不要とな
り、生産性を向上させることができる。 また、本第1実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記固着工程によつて、上記第1及び
第2薄板2,3の鍵穴挿入部2d,3dの幅は
上記第3薄板4の鍵穴挿入部4dの幅より狭
く、該第1及び第2薄板2,3の鍵穴挿入部2
d,3dの第1図中右側縁を該第3薄板4の第
4図中右側縁に合致させて該第1及び第2薄板
2,3を該第3薄板4に対して固着させるた
め、第9及び第11図から分かるように、上記
キー1の鍵穴挿入部1bの正面1dには段差1
5が生じる。一方、上記第4及び第5薄板5,
6の鍵穴挿入部5d,6dの幅は上記第3薄板
4の鍵穴挿入部4dの幅より狭く、該第4及び
第5薄板5,6の鍵穴挿入部5d,6dの第6
図中左側縁を該第3薄板4の第4図中左側縁に
合致させて該第4及び第5薄板5,6を該第3
薄板4に対して固着させるため、第9及び第1
1図から分かるように、上記キー1の鍵穴挿入
部1bの背面1eには段差16が生じる。従つ
て、従来のようにプレス加工において該キー1
の鍵穴挿入部1bに大きな圧力をかけて段差を
形成するものと比べると、大きな圧力を全く必
要としないことになる。 ところで、上記5枚の薄板2,3,4,5,
6それぞれと従来の一枚のキーとを比較する
と、該5枚の薄板2,3,4,5,6は該従来
の一枚のキーを厚さ方向に5分割したものと考
えることができ、該5枚の薄板2,3,4,
5,6それぞれの厚さは該従来の一枚のキーの
厚さよりも薄い。従つて、上記打抜き工程でプ
レス加工によつて上記5枚の薄板2,3,4,
5,6それぞれに継ぎ窓形成用の開口2e,3
e,4e,5e,6eを形成する際には、従来
のキーに継ぎ窓を形成するのに比べてより小さ
な圧力を加えるだけで充分であるため、該各薄
板2,3,4,5,6それぞれの開口2e,3
e,4e,5e,6eの桟幅寸法を所定値以上
にしなければならないという制限がない。故
に、第9及び第12図に示すように、該各開口
2e,3e,4e,5e,6eが合致すること
によつて形成される上記キー1の継ぎ窓1cの
桟幅寸法Lが制限されるということはなく、従
来の場合に比べて該桟幅寸法Lをより自由に設
計することができる。 また、本第1実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記第4薄板5と上記第5薄板6との
固着を行うにあたつては該第4薄板5の上記各
係合凸部5aを該第5薄板6の上記各貫通穴6
bに圧入させることにより、また、上記第1〜
第4薄板2,3,4,5間の固着を行うにあた
つては、互いに隣接して重ね合わされる2枚の
薄板のうちの一方の薄板の上記各係合凸部を他
方の薄板の上記各係合凹部に係合させることに
より、接着剤等を不要としたので、容易に固着
作業を行うことができる。また、上記第1〜第
4薄板2,3,4,5については上記各係合凸
部と上記各係合凹部を形成するとき、これらを
打ち出し加工により同時的に形成するようにし
た一方、上記第5薄板6については打ち抜き加
工を行うことによつて上記係合凹部6aを形成
したので、より生産性を向上させることができ
る。 以上の説明から分かるように、本第1実施例に
係るキー1は、生産性が良く、また製造時に強大
な圧力を必要とせず、かつ、従来のキーに比べて
より自由な形状に製造できるものである。 尚、本第1実施例に係るキー製造方法において
は、上記打抜き工程を行つた後に上記凹凸形成工
程を行うようにしたが、これらの二つの工程を行
う順序を逆にしてもよい。即ち、上記ステンレス
鋼板の上記第1〜第4薄板2,3,4,5をそれ
ぞれを打ち抜く部分の所定箇所に打出し加工を施
して上記係合凸部及び上記係合凹部を形成し、ま
た、該ステンレス鋼板の上記第5薄板6を打ち抜
く部分の所定箇所において打抜き加工を施して上
記貫通穴を形成した後、該ステンレス鋼板から該
5枚の薄板2,3,4,5,6を打ち抜くように
してもよい。 第2実施例 以下、本発明の第2実施例に係るキー製造方法
及び該方法によつて製造されたキーについて第1
3〜第22図を参照して説明する。 本第2実施例に係るキー製造方法は、第22図
に示すように、上記第1実施例に係るキー製造方
法によつて製造された上記キー1と同じ外形を有
するキー7を2枚の鍵形状の薄板、即ち、上記積
層薄板としての第1薄板8と上記基準薄板として
の第2薄板9とを互いに重ね合わせかつ一体的に
固着することにより製造するものである。該薄板
8,9はそれぞれ第13及び第16図に示すよう
に、大略矩形の頭部8c,9cと、鍵穴に挿入さ
れる部分即ち該頭部8c,9cの第13及び第1
6図中下方に延びる鍵穴挿入部8d,9dとから
なる。該第1薄板8の鍵穴挿入部8dは、該第1
薄板8の軸方向の中心線17に関して左右対称の
長尺な該中心線17に沿つた第1部分8fと、該
第1部分8fの第13図中右側に位置する第2部
分8gとに分けられる。一方、該第2薄板9の鍵
穴挿入部9dは、該第2薄板9の軸方向の中心線
18に関して左右対称の長尺な該中心線18に沿
つた第1部分9fと、該第1部分9fの第16図
中左側に位置する第2部分9gとに分けられる。 (1) 打抜き工程 上記2枚の薄板8,9を素材としてのチタン
鋼板からそれぞれプレスで打ち抜く。 本第2実施例においては、上記第1薄板8
は、第13図に示すように、上記第1実施例に
おける第1及び第2薄板2,3の外形と同じ外
形を有する。一方、上記第2薄板9は、第16
図に示すように、上記第1実施例における第4
及び第5薄板5,6の外形と同じ外形を有す
る。 また、本第2実施例において用いられる上記
2枚の薄板8,9は、上記第1実施例において
用いられた5枚の薄板と同様に、それぞれの頭
部8c,9cの上端部には厚さ方向に貫通する
大略長方形状の継ぎ穴形成用の開口8e,9e
を有している。 (2) 曲げ工程 上記第1薄板8の鍵穴挿入部8dを頭部8c
に対して正面8h側に曲げて、該頭部8cの正
面8hと該鍵穴挿入部8dの正面8hとが互い
に平行となり、かつ、該頭部8cの背面8iと
該鍵穴挿入部8dの背面8iとが互いに平行と
なるように、該頭部8cと該鍵穴挿入部8dと
の境にわずかにくびれを生じさせる。この結
果、該第1薄板8の頭部8cの正面8hと鍵穴
挿入部8dの正面8hとの間には段差がわずか
に生じ、かつ、該頭部8cの背面8iと該鍵穴
挿入部8dの背面8iとの間にも第14図に示
すようなわずかな段差8jが生じる。一方、上
記第2薄板9の鍵穴挿入部9dを頭部9cに対
して背面9i側に曲げることにより、該頭部9
cと該鍵穴挿入部9dとの境に上記第1薄板8
と同様なくびれを生じさせる。この結果、上記
第2薄板9の頭部9cとの正面9hと鍵穴挿入
部9dの正面9hとの間には第17図に示すよ
うな段差9jが生じ、かつ、該頭部9cの背面
9iと該鍵穴挿入部9dの背面9iとの間にも
段差がそれぞれ生じる。 (3) 潰し工程 上記第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第1部分
8fの正面8h側に潰し加工を施して、第14
及び第15図から分かるように、該第1部分8
fの正面8hと上記頭部8cの正面8hとの上
記段差をなくす。これにより、該第1薄板8の
正面8hには上記第2部分8gが他の部分より
盛り上がつた状態で残る。一方、上記第2薄板
9の鍵穴挿入部9dの第1部分9fの背面9i
側に潰し加工を施して、第17図及び第18図
から分かるように、該第1部分9fの背面9i
と上記頭部9cの背面9iとの上記段差をなく
す。これにより、該第2薄板9の背面9iには
上記第2部分9gが他の部分より盛り上がつた
状態で残る。 (4) 凹凸形成工程 上記第1薄板8の頭部8cの4隅と、鍵穴挿
入部8dの上記中心線17上で所定間隔離れた
3個所との計7箇所において、背面8i側から
正面8h側に向かつて打ち出し加工を施して、
第13及び第15図から分かるように、該7箇
所の正面8h側には円形の係合凸部8a,…,
8a、該7箇所の背面8i側には円形の係合凹
部8b,…,8bを形成する。一方、上記第2
薄板9の上記第1薄板8の7箇所に対応する7
箇所に打ち出し加工を施して、第16及び第1
8図から分かるように、厚さ方向に貫通した円
形の貫通穴9b,…,9bを明ける。該各貫通
穴9bは上記第2薄板9の各係合凹部9aとし
て機能する。該各貫通穴9bの内径は、第18
図から分かるように、上記第2薄板9の背面9
iから該第2薄板9の厚さの大略1/3の寸法に
わたつては上記第1薄板8の各係合凸部8aの
外径と大略同じにし、残りの大略2/3の寸法に
わたつては背面8i側から正面8h側に向かつ
てしだいに大きくなるようにしている。 (5) 固着工程 上記第2薄板9の各貫通穴9bに対して該薄
板9の背面9i側から上記第1薄板8の各係合
凸部8aを圧入し、該各係合凸部8aが該各貫
通穴9bから抜け出し不可能となるようにかし
める。これにより、第19及び第22図に示す
ように、該第1及び第2薄板8,9の各頭部8
c,9cが重なり合うことにより上記キー7の
頭部7aが形成される一方、該第1及び第2薄
板8,9の各鍵穴挿入部8d,9dが重なり合
うことにより該キー7の鍵穴挿入部7bが形成
され、上記2枚の薄板8,9は層状に一体化さ
れて本第2実施例に係るキー7は実質的に従来
の場合と同様な一枚の平板として機能すること
ができる。尚、第19及び第22図から分かる
ように、上記第1及び第2薄板8,9それぞれ
の開口8e,9eは互いに合致して上記キー7
の継ぎ窓7cが形成される。 また、上記第2薄板9の各貫通穴9bの内面
には該第2薄板9の正面9h側から大略2/3の
寸法にわたつてテーパが形成されているため、
上記第1薄板8を上記第2薄板9に対してかし
める際、第21図から分かるように、該第1薄
板8の各係合凸部8aの先端部は径方向外側に
広がつて該先端部の外径は該各貫通穴9bの該
各係合凸部8aを圧入する側の開口部の内径よ
りも大きくなる。このため、該各係合凸部8a
を該各貫通穴8bから抜き出そうとする力が作
用しても該各係合凸部8aは該各貫通穴8bか
抜け出ることはない。 (6) マーキング工程 上記キー7の正面7e即ち上記第2薄板9の
頭部9cの正面9hに必要ならば第22図に示
すようなマーク7dを付して該キー7を製品と
して仕上げる。 本第1実施例に係るキー製造方法によれば、
上記チタン鋼板から上記第1及び第2薄板8,
9をそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、上記第1
薄板8の鍵穴挿入部8dを頭部8cに対して正
面8h側に曲げる一方、上記第2薄板9の鍵穴
挿入部9dを頭部9cに対して背面9i側に曲
げる曲げ工程と、上記第1薄板8の鍵穴挿入部
8dの第1部分8fに対して潰し加工を施して
該第1部分8fの正面8hと該第1薄板8の頭
部8cの正面8hとの段差をなくす一方、上記
第2薄板9の鍵穴挿入部9dの第1部分9fに
対して潰し加工を施して該第1部分9fの背面
9iと該第2薄板9の頭部9cの背面9iとの
段差をなくす潰し工程と、上記第1薄板8の正
面8hには上記係合凸部8a、背面8iには上
記係合凹部8bを形成する一方、上記第2薄板
9には上記貫通穴9bを形成する凹凸形成工程
と、該第2薄板9の各貫通穴9bに該第1薄板
8の各係合凸部8aを圧入して該第2薄板9に
該第1薄板8を固着させる固着工程と、正面1
d側に上記マーク1fを付すマーキング工程と
を順に行うことにより、積層された1枚のキー
7を容易に製造することができるので、従来の
場合のような切削工程が不要となり、生産性を
向上させることができる。 また、本第2実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記潰し工程において上記第1薄板8
の鍵穴挿入部8dの第2部分8gを正面8h側
に他の部分よりもわずかに盛り上がらせること
ができると共に、上記第2薄板9の鍵穴挿入部
9dの第2部分9gを背面9i側に他の部分よ
りもわずかに盛り上がらせることができる。こ
のため、該第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第2
部分8gの第13図中左側縁を該第2薄板9の
鍵穴挿入部9dの第1部分9fの第16図中右
側縁を合致させ、かつ、該第2薄板9の鍵穴挿
入部9dの第2部分9gの第16図中右側縁を
該第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第1部分8f
の第13図中左側縁に合致させることにより、
該第1及び第2薄板8,9をそれぞれの軸方向
の中心線17,18が互いに合致するように該
第2薄板9を該第1薄板8に対して容易に位置
決めすることができる。該第2薄板9を該第1
薄板8に対してこのように位置決めし、上記固
着工程において両薄板8,9を互いに固着させ
ることにより、該第1及び第2薄板8,9それ
ぞれの鍵穴挿入部8d,9dの第1部分8f,
9fは互いに重なり合う一方、該第1薄板8の
鍵穴挿入部8dの第2部分8gは該第2薄板9
のどの部分とも重なり合わず、また、該第2薄
板9の鍵穴挿入部9dの第2部分9gは該第1
薄板8のどの部分とも重なり合わない。このた
め、第19及び第21図から分かるように、上
記キー7の鍵穴挿入部7bの正面7eには段差
20が生じる一方、該鍵穴挿入部7bの背面7
fには段差21が生じる。従つて、従来のよう
にプレス加工において該キー7の鍵穴挿入部7
bに大きな圧力をかけて段差を形成するものと
比べると、大きな圧力を全く必要としないこと
になる。 ところで、上記第1薄板8及び上記第2薄板
9それぞれと従来の一枚のキーとを比較する
と、該第1薄板8及び該第2薄板9は該従来の
一枚のキーを厚さ方向に2分割したものと考え
ることができ、該第1薄板8及び該第2薄板9
それぞれの厚さは該従来の一枚のキーの厚さよ
りも薄い。従つて、上記打抜き工程でプレス加
工によつて上記第1及び第2薄板8,9それぞ
れに継ぎ窓形成用の開口8e,9eを形成する
際には、該従来の一枚のキーに継ぎ窓を形成す
るのに比べてより小さな圧力を加えるだけで充
分であるため、該各薄板8,9それぞれの開口
8e,9eの桟幅寸法を所定値以上にしなけれ
ばならないという制限がない。故に、該各開口
8e,9eが合致することによつて形成される
上記キー7の継ぎ窓7cの桟幅寸法L′が制限さ
れるということはなく、従来の場合と比べて該
桟幅寸法L′をより自由に設計することができ
る。 また、本第2実施例に係るキー製造法におい
ては、上記第1薄板8と上記第2薄板9との固
着を行うにあたつては該第1薄板8の上記各係
合凸部8aを該第2薄板9の上記各貫通穴9b
に圧入させることにより、接着剤等を不要とし
たので、容易に固着作業を行うことができる。
また、該第1薄板8の各係合凸部8aと各係合
凹部8bを形成するとき、これらを打ち出し加
工により同時的に形成する一方、該第2薄板9
については打ち抜き加工を行うことによつて上
記係合凹部9aを形成したのでようにしたの
で、より生産性を向上させることができる。 以上の説明から分かるように、本第2実施例に
係るキー7は、生産性が良く、また製造時に強大
な圧力を必要とせず、かつ、従来のキーに比べて
より自由な形状に製造できるものである。 また、上記曲げ工程によつて上記第1及び第2
薄板8,9には、それぞれの頭部8c,9cと鍵
穴挿入部8d,9dとの境にはくびれが形成され
ているため、上記固着工程によつて該第1及び第
2薄板8,9が互いに固着された状態では第20
図から分かるように、上記キー7の鍵穴挿入部7
bは頭部7aより細くなつており、これによつて
該キー7自体にデザイン性を持たすことができ
る。 本発明は上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上述の二つの実施例においては、上記各薄板
の開口部を完全に合致させて上記キー1,7それ
ぞれの継ぎ窓1c,7cを形成したが、該各薄板
の対応する開口部の縁部が少しずつずれるように
上記各積層薄板を上記基準薄板に対して位置決め
していくと、該基準薄板の該縁部余帯び該各積層
薄板の該縁部が連なつて、厚さ方向に階段状の斜
面が形成される。このような階段状の斜面は、従
来のキー製造方法につては形成することができな
いものである。 また、上述の実施例においては、上記各薄板の
材質を同一にしたが、該各薄板の材質をそれぞれ
異ならせてもよい。但し、該各薄板の材質はいず
れもメツキ不要のものを用いるのが好ましい。こ
の場合、上記各薄板の色をもそれぞれ異ならせて
もよい。例えば、黄金色の薄板とシルバー色の薄
板とを用い、該黄金色の薄板と該シルバー色の薄
板とを交互に重ね合わせ、かつ、上記継ぎ窓1
c,7cの内面に上記階段状の斜面を形成する
と、該階段状の斜面に現れる色彩にフアツシヨン
性を持たせることができる。
によつて製造されたキーの好適な実施例について
第1〜第22図を参照して説明する。 第1実施例 以下に、本発明の第1実施例に係るキー製造方
法及び該方法によつて製造されたキーについて第
1〜12図を参照して説明する。 本第1実施例に係るキー製造方法によつて製造
されたキー1は、それぞれ大略矩形の頭部2c,
3c,4c,5c,6cと、鍵穴に挿入される部
分即ち該頭部の第1、第4及び第6図中下方に延
びる鍵穴挿入部2d,3d,4d,5d,6dと
からなる5枚の鍵形状の薄板、即ち、上記積層薄
板としての第1、第3、第4薄板2,3,4,5
及び上記基準薄板としての第5薄板6がこの順に
重ね合わされかつ一体的に固着されてなる。 本実施例においては、上記キー1を以下の四つ
の工程を順に行つて製造する。 (1) 打抜き工程 上記5枚の薄板2,3,4,5,6を素材と
してのステンレス剛板からそれぞれプレスで打
ち抜く。 本第1実施例においては、上記第3薄板4は
第4及び第5図に示すように軸方向の中心線1
3に関して左右対称の形状を有する。これに対
し、上記第1薄板2及び第2薄板3は同一形状
を有し、第1、第2及び第3図に示すように、
上記第3薄板4の鍵穴挿入部4dの上記軸方向
の中心線13に関して大略左半分を切り欠いた
如き形状をなす。一方、上記第4薄板5及び第
5薄板6は同一形状を有し、第6、第7及び第
8図に示すように、上記第3薄板4の鍵穴挿入
部4dの上記中心線13に関して大略右半分を
切り欠いた如き形状をなす。 上記第1薄板2及び第2薄板3は、第2図か
ら分かるように、いずれも厚さ一定の平板であ
り、それぞれの頭部2c,3cの上端部には厚
さ方向に貫通する大略長方形状の継ぎ穴形成用
の開口2e,3eを有している。 また、上記第3薄板4、第4薄板5及び第5
薄板6の上記第1薄板2及び第2薄板3の開口
2e,3eが設けられている箇所に対応する箇
所には該開口2e,3eと全く同一形状の継ぎ
穴形成用の開口4e,5e,6eがそれぞれ設
けられている。さらに、上記第3薄板4、第4
薄板5及び第5薄板6は上記第1薄板2及び第
2薄板3と同様に厚さ一定の平板であり、従つ
て上記第3薄板4、第4薄板5及び第5薄板6
の長手方向の断面は、第2図に示した上記第1
薄板2及び第2薄板3の長手方向の断面と大略
同じである。 (2) 凹凸形成工程 上記第5薄板6の上記頭部6cの4隅と、該
第5薄板6の軸方向の中心線14上で所定間隔
離れた4箇所との計8個所に打ち抜き加工を施
して、第6及び第8図からわかるように、厚さ
方向に貫通した円形の貫通穴6b,…,6bを
明ける。該各貫通穴6bは上記第5薄板6の各
係合凹部6aとして機能する。一方、残りの4
枚の薄板2,3,4,5については、それぞれ
上記第5薄板6の8箇所に対応する8箇所の正
面2f,3f,4f,5f側から背面2g,3
g,4g,5g側に向かつて打ち出し加工を施
して、第1,3,4,5,6及び7図から分か
るように、それぞれの該8箇所の正面2f,3
f,4f,5f側には円形の係合凹部2b,
…,2b、3b,…,3b、4b,…,4b、
5b,…,5b、それぞれの該8箇所の背面2
g,3g,4g,5g側には係合凸部2a,
…,2a、3a,…3a、4a,…,4a、5
a,…,5aを形成する。本第1実施例におい
ては、上記第5薄板6の貫通穴6bの内径と上
記第1〜第4薄板2,3,4,5それぞれの上
記各係合凹部の内径及び上記各係合凸部の外径
とをすべて大略等しく形成している。 (3) 固着工程 上記第5薄板6の各貫通穴6aに対して該薄
板6の正面6f側から上記第4薄板5の各係合
凸部5aを圧入し、該各係合凸部5aが該各貫
通穴6aから抜け出し不可能となるようにかし
める。また、該第4薄板5の各係合凹部5bに
上記第3薄板4の各係合凸部4aを圧入し、該
各係合凸部4aが該各係合凹部5bから抜け出
し不可能となるようにかしめる。同様に、上記
第3薄板4の各係合凹部4bに上記第2薄板3
の各係合凸部3aを、さらに、該第2薄板3の
各係合凹部3bに上記第1薄板2の各係合凸部
2aをそれぞれ圧入し、該各係合凸部3aが該
各係合凹部4bから抜け出し不可能となるよう
に、また、該各係合凸部2aが該各係合凹部3
bから抜け出し不可能となようにかしめる。こ
れにより、上記第1〜第5薄板2,3,4,
5,6の各頭部2c,3c,4c,5c,6c
が重ね合わされて上記キー1の頭部1aが形成
され、また、該5枚の薄板2,3,4,5,6
の各鍵穴挿入部2d,3d,4d,5d,6d
が重ね合わされて該キー1の鍵穴挿入部1bが
形成され、該5枚の薄板2,3,4,5,6は
層状に一体化されて本実施例に係るキー1は実
質的に従来の場合と同様に一枚の平板として形
成される。尚、第9及び第12図から分かるよ
うに、上記5枚の薄板2,3,4,5,6それ
ぞれの開口2e,3e,4e,5e,6eは互
いに合致して上記キー1の継ぎ窓1cが形成さ
れる。 (4) マーキング工程 上記キー1の頭部1aの正面1d即ち上記第
1薄板2の頭部2cの正面2fに必要ならば第
12図に示すようなマーク1fを付して、該キ
ー1を製品として仕上げる。 本第1実施例に係るキー製造方法によれば、
上記ステンレス鋼板から上記5枚の薄板2,
3,4,5,6をそれぞれ打ち抜く打抜き工程
と、上記第1〜第4薄板2,3,4,5それぞ
れの正面2f,3f,4f,5fには上記係合
凹部2b,3b,4b,5b、それぞれの背面
2g,3g,4g,5gには上記係合凸部2
a,3a,4a,5aを形成する一方、定規第
5薄板6には上記貫通穴6bを形成する凹凸形
成工程と、該第5薄板6の各貫通穴6bに該第
4薄板5の各係合凸部5aを圧入する一方、該
第1〜第4薄板2,3,4,5については互い
に隣接して重ね合わされる2枚の薄板のうちの
一方の上記各係合凸部を他方の薄板の上記各係
合凹部に圧入し、該第5薄板6にその他の4枚
の薄板2,3,4,5を固着させる固着工程
と、頭部1aの正面1dにマーク1fを付すマ
ーキング工程を順に行うことにより、積層され
た1枚のキー1を容易に製造することができる
ので、従来の場合のような切削工程が不要とな
り、生産性を向上させることができる。 また、本第1実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記固着工程によつて、上記第1及び
第2薄板2,3の鍵穴挿入部2d,3dの幅は
上記第3薄板4の鍵穴挿入部4dの幅より狭
く、該第1及び第2薄板2,3の鍵穴挿入部2
d,3dの第1図中右側縁を該第3薄板4の第
4図中右側縁に合致させて該第1及び第2薄板
2,3を該第3薄板4に対して固着させるた
め、第9及び第11図から分かるように、上記
キー1の鍵穴挿入部1bの正面1dには段差1
5が生じる。一方、上記第4及び第5薄板5,
6の鍵穴挿入部5d,6dの幅は上記第3薄板
4の鍵穴挿入部4dの幅より狭く、該第4及び
第5薄板5,6の鍵穴挿入部5d,6dの第6
図中左側縁を該第3薄板4の第4図中左側縁に
合致させて該第4及び第5薄板5,6を該第3
薄板4に対して固着させるため、第9及び第1
1図から分かるように、上記キー1の鍵穴挿入
部1bの背面1eには段差16が生じる。従つ
て、従来のようにプレス加工において該キー1
の鍵穴挿入部1bに大きな圧力をかけて段差を
形成するものと比べると、大きな圧力を全く必
要としないことになる。 ところで、上記5枚の薄板2,3,4,5,
6それぞれと従来の一枚のキーとを比較する
と、該5枚の薄板2,3,4,5,6は該従来
の一枚のキーを厚さ方向に5分割したものと考
えることができ、該5枚の薄板2,3,4,
5,6それぞれの厚さは該従来の一枚のキーの
厚さよりも薄い。従つて、上記打抜き工程でプ
レス加工によつて上記5枚の薄板2,3,4,
5,6それぞれに継ぎ窓形成用の開口2e,3
e,4e,5e,6eを形成する際には、従来
のキーに継ぎ窓を形成するのに比べてより小さ
な圧力を加えるだけで充分であるため、該各薄
板2,3,4,5,6それぞれの開口2e,3
e,4e,5e,6eの桟幅寸法を所定値以上
にしなければならないという制限がない。故
に、第9及び第12図に示すように、該各開口
2e,3e,4e,5e,6eが合致すること
によつて形成される上記キー1の継ぎ窓1cの
桟幅寸法Lが制限されるということはなく、従
来の場合に比べて該桟幅寸法Lをより自由に設
計することができる。 また、本第1実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記第4薄板5と上記第5薄板6との
固着を行うにあたつては該第4薄板5の上記各
係合凸部5aを該第5薄板6の上記各貫通穴6
bに圧入させることにより、また、上記第1〜
第4薄板2,3,4,5間の固着を行うにあた
つては、互いに隣接して重ね合わされる2枚の
薄板のうちの一方の薄板の上記各係合凸部を他
方の薄板の上記各係合凹部に係合させることに
より、接着剤等を不要としたので、容易に固着
作業を行うことができる。また、上記第1〜第
4薄板2,3,4,5については上記各係合凸
部と上記各係合凹部を形成するとき、これらを
打ち出し加工により同時的に形成するようにし
た一方、上記第5薄板6については打ち抜き加
工を行うことによつて上記係合凹部6aを形成
したので、より生産性を向上させることができ
る。 以上の説明から分かるように、本第1実施例に
係るキー1は、生産性が良く、また製造時に強大
な圧力を必要とせず、かつ、従来のキーに比べて
より自由な形状に製造できるものである。 尚、本第1実施例に係るキー製造方法において
は、上記打抜き工程を行つた後に上記凹凸形成工
程を行うようにしたが、これらの二つの工程を行
う順序を逆にしてもよい。即ち、上記ステンレス
鋼板の上記第1〜第4薄板2,3,4,5をそれ
ぞれを打ち抜く部分の所定箇所に打出し加工を施
して上記係合凸部及び上記係合凹部を形成し、ま
た、該ステンレス鋼板の上記第5薄板6を打ち抜
く部分の所定箇所において打抜き加工を施して上
記貫通穴を形成した後、該ステンレス鋼板から該
5枚の薄板2,3,4,5,6を打ち抜くように
してもよい。 第2実施例 以下、本発明の第2実施例に係るキー製造方法
及び該方法によつて製造されたキーについて第1
3〜第22図を参照して説明する。 本第2実施例に係るキー製造方法は、第22図
に示すように、上記第1実施例に係るキー製造方
法によつて製造された上記キー1と同じ外形を有
するキー7を2枚の鍵形状の薄板、即ち、上記積
層薄板としての第1薄板8と上記基準薄板として
の第2薄板9とを互いに重ね合わせかつ一体的に
固着することにより製造するものである。該薄板
8,9はそれぞれ第13及び第16図に示すよう
に、大略矩形の頭部8c,9cと、鍵穴に挿入さ
れる部分即ち該頭部8c,9cの第13及び第1
6図中下方に延びる鍵穴挿入部8d,9dとから
なる。該第1薄板8の鍵穴挿入部8dは、該第1
薄板8の軸方向の中心線17に関して左右対称の
長尺な該中心線17に沿つた第1部分8fと、該
第1部分8fの第13図中右側に位置する第2部
分8gとに分けられる。一方、該第2薄板9の鍵
穴挿入部9dは、該第2薄板9の軸方向の中心線
18に関して左右対称の長尺な該中心線18に沿
つた第1部分9fと、該第1部分9fの第16図
中左側に位置する第2部分9gとに分けられる。 (1) 打抜き工程 上記2枚の薄板8,9を素材としてのチタン
鋼板からそれぞれプレスで打ち抜く。 本第2実施例においては、上記第1薄板8
は、第13図に示すように、上記第1実施例に
おける第1及び第2薄板2,3の外形と同じ外
形を有する。一方、上記第2薄板9は、第16
図に示すように、上記第1実施例における第4
及び第5薄板5,6の外形と同じ外形を有す
る。 また、本第2実施例において用いられる上記
2枚の薄板8,9は、上記第1実施例において
用いられた5枚の薄板と同様に、それぞれの頭
部8c,9cの上端部には厚さ方向に貫通する
大略長方形状の継ぎ穴形成用の開口8e,9e
を有している。 (2) 曲げ工程 上記第1薄板8の鍵穴挿入部8dを頭部8c
に対して正面8h側に曲げて、該頭部8cの正
面8hと該鍵穴挿入部8dの正面8hとが互い
に平行となり、かつ、該頭部8cの背面8iと
該鍵穴挿入部8dの背面8iとが互いに平行と
なるように、該頭部8cと該鍵穴挿入部8dと
の境にわずかにくびれを生じさせる。この結
果、該第1薄板8の頭部8cの正面8hと鍵穴
挿入部8dの正面8hとの間には段差がわずか
に生じ、かつ、該頭部8cの背面8iと該鍵穴
挿入部8dの背面8iとの間にも第14図に示
すようなわずかな段差8jが生じる。一方、上
記第2薄板9の鍵穴挿入部9dを頭部9cに対
して背面9i側に曲げることにより、該頭部9
cと該鍵穴挿入部9dとの境に上記第1薄板8
と同様なくびれを生じさせる。この結果、上記
第2薄板9の頭部9cとの正面9hと鍵穴挿入
部9dの正面9hとの間には第17図に示すよ
うな段差9jが生じ、かつ、該頭部9cの背面
9iと該鍵穴挿入部9dの背面9iとの間にも
段差がそれぞれ生じる。 (3) 潰し工程 上記第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第1部分
8fの正面8h側に潰し加工を施して、第14
及び第15図から分かるように、該第1部分8
fの正面8hと上記頭部8cの正面8hとの上
記段差をなくす。これにより、該第1薄板8の
正面8hには上記第2部分8gが他の部分より
盛り上がつた状態で残る。一方、上記第2薄板
9の鍵穴挿入部9dの第1部分9fの背面9i
側に潰し加工を施して、第17図及び第18図
から分かるように、該第1部分9fの背面9i
と上記頭部9cの背面9iとの上記段差をなく
す。これにより、該第2薄板9の背面9iには
上記第2部分9gが他の部分より盛り上がつた
状態で残る。 (4) 凹凸形成工程 上記第1薄板8の頭部8cの4隅と、鍵穴挿
入部8dの上記中心線17上で所定間隔離れた
3個所との計7箇所において、背面8i側から
正面8h側に向かつて打ち出し加工を施して、
第13及び第15図から分かるように、該7箇
所の正面8h側には円形の係合凸部8a,…,
8a、該7箇所の背面8i側には円形の係合凹
部8b,…,8bを形成する。一方、上記第2
薄板9の上記第1薄板8の7箇所に対応する7
箇所に打ち出し加工を施して、第16及び第1
8図から分かるように、厚さ方向に貫通した円
形の貫通穴9b,…,9bを明ける。該各貫通
穴9bは上記第2薄板9の各係合凹部9aとし
て機能する。該各貫通穴9bの内径は、第18
図から分かるように、上記第2薄板9の背面9
iから該第2薄板9の厚さの大略1/3の寸法に
わたつては上記第1薄板8の各係合凸部8aの
外径と大略同じにし、残りの大略2/3の寸法に
わたつては背面8i側から正面8h側に向かつ
てしだいに大きくなるようにしている。 (5) 固着工程 上記第2薄板9の各貫通穴9bに対して該薄
板9の背面9i側から上記第1薄板8の各係合
凸部8aを圧入し、該各係合凸部8aが該各貫
通穴9bから抜け出し不可能となるようにかし
める。これにより、第19及び第22図に示す
ように、該第1及び第2薄板8,9の各頭部8
c,9cが重なり合うことにより上記キー7の
頭部7aが形成される一方、該第1及び第2薄
板8,9の各鍵穴挿入部8d,9dが重なり合
うことにより該キー7の鍵穴挿入部7bが形成
され、上記2枚の薄板8,9は層状に一体化さ
れて本第2実施例に係るキー7は実質的に従来
の場合と同様な一枚の平板として機能すること
ができる。尚、第19及び第22図から分かる
ように、上記第1及び第2薄板8,9それぞれ
の開口8e,9eは互いに合致して上記キー7
の継ぎ窓7cが形成される。 また、上記第2薄板9の各貫通穴9bの内面
には該第2薄板9の正面9h側から大略2/3の
寸法にわたつてテーパが形成されているため、
上記第1薄板8を上記第2薄板9に対してかし
める際、第21図から分かるように、該第1薄
板8の各係合凸部8aの先端部は径方向外側に
広がつて該先端部の外径は該各貫通穴9bの該
各係合凸部8aを圧入する側の開口部の内径よ
りも大きくなる。このため、該各係合凸部8a
を該各貫通穴8bから抜き出そうとする力が作
用しても該各係合凸部8aは該各貫通穴8bか
抜け出ることはない。 (6) マーキング工程 上記キー7の正面7e即ち上記第2薄板9の
頭部9cの正面9hに必要ならば第22図に示
すようなマーク7dを付して該キー7を製品と
して仕上げる。 本第1実施例に係るキー製造方法によれば、
上記チタン鋼板から上記第1及び第2薄板8,
9をそれぞれ打ち抜く打抜き工程と、上記第1
薄板8の鍵穴挿入部8dを頭部8cに対して正
面8h側に曲げる一方、上記第2薄板9の鍵穴
挿入部9dを頭部9cに対して背面9i側に曲
げる曲げ工程と、上記第1薄板8の鍵穴挿入部
8dの第1部分8fに対して潰し加工を施して
該第1部分8fの正面8hと該第1薄板8の頭
部8cの正面8hとの段差をなくす一方、上記
第2薄板9の鍵穴挿入部9dの第1部分9fに
対して潰し加工を施して該第1部分9fの背面
9iと該第2薄板9の頭部9cの背面9iとの
段差をなくす潰し工程と、上記第1薄板8の正
面8hには上記係合凸部8a、背面8iには上
記係合凹部8bを形成する一方、上記第2薄板
9には上記貫通穴9bを形成する凹凸形成工程
と、該第2薄板9の各貫通穴9bに該第1薄板
8の各係合凸部8aを圧入して該第2薄板9に
該第1薄板8を固着させる固着工程と、正面1
d側に上記マーク1fを付すマーキング工程と
を順に行うことにより、積層された1枚のキー
7を容易に製造することができるので、従来の
場合のような切削工程が不要となり、生産性を
向上させることができる。 また、本第2実施例に係るキー製造方法にお
いては、上記潰し工程において上記第1薄板8
の鍵穴挿入部8dの第2部分8gを正面8h側
に他の部分よりもわずかに盛り上がらせること
ができると共に、上記第2薄板9の鍵穴挿入部
9dの第2部分9gを背面9i側に他の部分よ
りもわずかに盛り上がらせることができる。こ
のため、該第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第2
部分8gの第13図中左側縁を該第2薄板9の
鍵穴挿入部9dの第1部分9fの第16図中右
側縁を合致させ、かつ、該第2薄板9の鍵穴挿
入部9dの第2部分9gの第16図中右側縁を
該第1薄板8の鍵穴挿入部8dの第1部分8f
の第13図中左側縁に合致させることにより、
該第1及び第2薄板8,9をそれぞれの軸方向
の中心線17,18が互いに合致するように該
第2薄板9を該第1薄板8に対して容易に位置
決めすることができる。該第2薄板9を該第1
薄板8に対してこのように位置決めし、上記固
着工程において両薄板8,9を互いに固着させ
ることにより、該第1及び第2薄板8,9それ
ぞれの鍵穴挿入部8d,9dの第1部分8f,
9fは互いに重なり合う一方、該第1薄板8の
鍵穴挿入部8dの第2部分8gは該第2薄板9
のどの部分とも重なり合わず、また、該第2薄
板9の鍵穴挿入部9dの第2部分9gは該第1
薄板8のどの部分とも重なり合わない。このた
め、第19及び第21図から分かるように、上
記キー7の鍵穴挿入部7bの正面7eには段差
20が生じる一方、該鍵穴挿入部7bの背面7
fには段差21が生じる。従つて、従来のよう
にプレス加工において該キー7の鍵穴挿入部7
bに大きな圧力をかけて段差を形成するものと
比べると、大きな圧力を全く必要としないこと
になる。 ところで、上記第1薄板8及び上記第2薄板
9それぞれと従来の一枚のキーとを比較する
と、該第1薄板8及び該第2薄板9は該従来の
一枚のキーを厚さ方向に2分割したものと考え
ることができ、該第1薄板8及び該第2薄板9
それぞれの厚さは該従来の一枚のキーの厚さよ
りも薄い。従つて、上記打抜き工程でプレス加
工によつて上記第1及び第2薄板8,9それぞ
れに継ぎ窓形成用の開口8e,9eを形成する
際には、該従来の一枚のキーに継ぎ窓を形成す
るのに比べてより小さな圧力を加えるだけで充
分であるため、該各薄板8,9それぞれの開口
8e,9eの桟幅寸法を所定値以上にしなけれ
ばならないという制限がない。故に、該各開口
8e,9eが合致することによつて形成される
上記キー7の継ぎ窓7cの桟幅寸法L′が制限さ
れるということはなく、従来の場合と比べて該
桟幅寸法L′をより自由に設計することができ
る。 また、本第2実施例に係るキー製造法におい
ては、上記第1薄板8と上記第2薄板9との固
着を行うにあたつては該第1薄板8の上記各係
合凸部8aを該第2薄板9の上記各貫通穴9b
に圧入させることにより、接着剤等を不要とし
たので、容易に固着作業を行うことができる。
また、該第1薄板8の各係合凸部8aと各係合
凹部8bを形成するとき、これらを打ち出し加
工により同時的に形成する一方、該第2薄板9
については打ち抜き加工を行うことによつて上
記係合凹部9aを形成したのでようにしたの
で、より生産性を向上させることができる。 以上の説明から分かるように、本第2実施例に
係るキー7は、生産性が良く、また製造時に強大
な圧力を必要とせず、かつ、従来のキーに比べて
より自由な形状に製造できるものである。 また、上記曲げ工程によつて上記第1及び第2
薄板8,9には、それぞれの頭部8c,9cと鍵
穴挿入部8d,9dとの境にはくびれが形成され
ているため、上記固着工程によつて該第1及び第
2薄板8,9が互いに固着された状態では第20
図から分かるように、上記キー7の鍵穴挿入部7
bは頭部7aより細くなつており、これによつて
該キー7自体にデザイン性を持たすことができ
る。 本発明は上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上述の二つの実施例においては、上記各薄板
の開口部を完全に合致させて上記キー1,7それ
ぞれの継ぎ窓1c,7cを形成したが、該各薄板
の対応する開口部の縁部が少しずつずれるように
上記各積層薄板を上記基準薄板に対して位置決め
していくと、該基準薄板の該縁部余帯び該各積層
薄板の該縁部が連なつて、厚さ方向に階段状の斜
面が形成される。このような階段状の斜面は、従
来のキー製造方法につては形成することができな
いものである。 また、上述の実施例においては、上記各薄板の
材質を同一にしたが、該各薄板の材質をそれぞれ
異ならせてもよい。但し、該各薄板の材質はいず
れもメツキ不要のものを用いるのが好ましい。こ
の場合、上記各薄板の色をもそれぞれ異ならせて
もよい。例えば、黄金色の薄板とシルバー色の薄
板とを用い、該黄金色の薄板と該シルバー色の薄
板とを交互に重ね合わせ、かつ、上記継ぎ窓1
c,7cの内面に上記階段状の斜面を形成する
と、該階段状の斜面に現れる色彩にフアツシヨン
性を持たせることができる。
第1図は本発明に係るキー製造方法の第1実施
例の凹凸形成工程後の第1及び第2薄板の正面
図、第2図は第1図のH−H線断面図、第3図は
第1図のA−A線要部拡大断面図、第4図は上記
第1実施例の凹凸形成工程後の第3薄板の正面
図、第5図は第4図のB−B線要部拡大断面図、
第6図は上記第1実施例の凹凸形成工程後の第4
及び第5薄板の正面図、第7図は第6図のC−C
線における上記第4薄板の要部拡大断面図、第8
図は同じく第6図中のC−C線における上記第5
薄板の主要部断面図、第9図は第1図に示した第
1及び第2薄板と、第4図に示した第3薄板と、
第6図に示した第4及び第5薄板とを互いに固着
させて得られたキーの正面図、第10図は第9図
に示したキーの拡大左側面図、第11図は第9図
のD−D線要部拡大断面図、第12図は第9図に
示したキーにマーキングを施した後の該キーの正
面図、第13図は本発明に係るキー製造方法の第
2実施例の凹凸形成工程後の第1薄板の正面図、
第14図は第13図のI−I線断面図、第15図
は第13図中のE−E線要部拡大断面図、第16
図は上記第2実施例の凹凸形成工程後の第2薄板
の正面図、第17図は第16図のJ−J線断面
図、第18図は第16図のF−F線要部拡大断面
図、第19図は第13図に示した第1薄板と第1
6図に示した第2薄板とを固着させて得られたキ
ーの正面図、第20図は第19図のK−K線断面
図、第21図は第19図のG−G線要部拡大断面
図、第22図は第19図に示したキーにマーキン
グを施した後の該キーの正面図、第23図は従来
の切削加工によるキー製造方法の打抜き工程後の
薄板の正面図、第24図は第23図に示した薄板
に切削加工を施して得られたキーの正面図、第2
5図は第24図のM−M線断面図、第26図は第
24図に示したマーキングを施した後の該キーの
正面図である。 1……キー、2……積層薄板(第1薄板)、3
……積層薄板(第2薄板)、4……積層薄板(第
3薄板)、5……積層薄板(第4薄板)、6……基
準薄板(第5薄板)、2a,3a,4a,5a…
…積層薄板の係合凸部、2b,3b,4b,5b
……積層薄板の係合凹部、6a……基準薄板の係
合凹部、7……キー、8……積層薄板(第1薄
板)、9……基準薄板(第2薄板)、8a……積層
薄板の係合凸部、8b……積層の係合凹部、9a
……基準薄板の係合凹部。
例の凹凸形成工程後の第1及び第2薄板の正面
図、第2図は第1図のH−H線断面図、第3図は
第1図のA−A線要部拡大断面図、第4図は上記
第1実施例の凹凸形成工程後の第3薄板の正面
図、第5図は第4図のB−B線要部拡大断面図、
第6図は上記第1実施例の凹凸形成工程後の第4
及び第5薄板の正面図、第7図は第6図のC−C
線における上記第4薄板の要部拡大断面図、第8
図は同じく第6図中のC−C線における上記第5
薄板の主要部断面図、第9図は第1図に示した第
1及び第2薄板と、第4図に示した第3薄板と、
第6図に示した第4及び第5薄板とを互いに固着
させて得られたキーの正面図、第10図は第9図
に示したキーの拡大左側面図、第11図は第9図
のD−D線要部拡大断面図、第12図は第9図に
示したキーにマーキングを施した後の該キーの正
面図、第13図は本発明に係るキー製造方法の第
2実施例の凹凸形成工程後の第1薄板の正面図、
第14図は第13図のI−I線断面図、第15図
は第13図中のE−E線要部拡大断面図、第16
図は上記第2実施例の凹凸形成工程後の第2薄板
の正面図、第17図は第16図のJ−J線断面
図、第18図は第16図のF−F線要部拡大断面
図、第19図は第13図に示した第1薄板と第1
6図に示した第2薄板とを固着させて得られたキ
ーの正面図、第20図は第19図のK−K線断面
図、第21図は第19図のG−G線要部拡大断面
図、第22図は第19図に示したキーにマーキン
グを施した後の該キーの正面図、第23図は従来
の切削加工によるキー製造方法の打抜き工程後の
薄板の正面図、第24図は第23図に示した薄板
に切削加工を施して得られたキーの正面図、第2
5図は第24図のM−M線断面図、第26図は第
24図に示したマーキングを施した後の該キーの
正面図である。 1……キー、2……積層薄板(第1薄板)、3
……積層薄板(第2薄板)、4……積層薄板(第
3薄板)、5……積層薄板(第4薄板)、6……基
準薄板(第5薄板)、2a,3a,4a,5a…
…積層薄板の係合凸部、2b,3b,4b,5b
……積層薄板の係合凹部、6a……基準薄板の係
合凹部、7……キー、8……積層薄板(第1薄
板)、9……基準薄板(第2薄板)、8a……積層
薄板の係合凸部、8b……積層の係合凹部、9a
……基準薄板の係合凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 素材から所定形状の基準薄板6;9及び所定
形状の所定枚数の積層薄板2,3,4,5;8を
それぞれ打ち抜くとともに、この打ち抜き時に上
記所定枚数の積層薄板のうち所定の積層薄板のキ
ー挿入部の一部に切欠を形成する打抜き工程と、 上記基準薄板6;9の少なくとも一方の面上の
所定箇所に係合凹部6a;9aを形成すると共
に、上記各積層薄板2,3,4,5;8の所定箇
所に打ち出し加工を施して一方の面に係合凸部2
a,3a,4a,5a;8aを形成し他方の面に
係合凹部2b,3b,4b,5b;8bを形成す
る凹凸形成工程と、 互いに隣接して重ね合わされる薄板間におい
て、上記各係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し
不可能に係合させて両薄板を一体的に固着して、
上記所定の積層薄板の上記キー挿入部の上記切欠
と該切欠を持たない他の積層薄板のキー挿入部と
により段差15,16を形成する固着工程と を順に行うことを特徴とするキー製造方法。 2 素材の基準薄板6;9を打ち抜く基準薄板打
ち抜き部分の少なくとも一方の面の所定箇所に係
合凹部6a;9aを形成すると共に、該素材の各
積層薄板2,3,4,5;8を打ち抜く積層薄板
打ち抜き部分の所定箇所に打ち出し加工を施して
該素材の各積層薄板打ち抜き部分の一方の面に上
記各係合凸部2a,3a,4a,5a;8aを形
成し他方の面に上記各係合凹部2b,3b,4
b,5b;8bを形成する凹凸形成工程と、 上記素材の上記基準薄板打ち抜き部分を打ち抜
いて所定形状の上記基準薄板6;9を得ると共
に、上記素材の上記各積層薄板打ち抜き部分を打
ち抜いて所定形状の上記各積層薄板2,3,4,
5;8を得るとともに、この打ち抜き時に上記所
定枚数の積層薄板のうち所定の積層薄板のキー挿
入部の一部に切欠を形成する打抜き工程と、 互いに隣接して重ね合わされる薄板間におい
て、上記各係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し
不可能に係合させて両薄板を一体的に固着して、
上記所定の積層薄板の上キー挿入部の上記切欠と
該切欠を持たない他の積層薄板のキー挿入部とに
より段差15,16を形成する固着工程と を順に行うことを特徴とするキー製造方法。 3 上記基準薄板6;9の上記少なくとも一方の
面上に上記所定枚数の積層薄板2,3,4,5;
8が所定順序で重ね合わして、該基準薄板6;9
及び該所定枚数の積層薄板2,3,4,5;8
が、互いに隣接して重ね合わされる薄板間におい
て、上記各係合凸部を上記各係合凹部に抜け出し
不可能に係合させて両薄板を一体的に固着せられ
てなり、上記積層薄板のうち所定の積層薄板のキ
ー挿入部の一部に切欠を形成して、上記積層薄板
を重ね合わせて固着するとき、上記所定の積層薄
板の上記キー挿入部の上記切欠と該切欠を持たな
い他の積層薄板のキー挿入部とにより段差15,
16を形成するようにした請求項1又は2記載の
キー製造方法によつて製造されたことを特徴とす
るキー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17593188A JPH0225233A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | キー製造方法及び該方法によって製造されたキー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17593188A JPH0225233A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | キー製造方法及び該方法によって製造されたキー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0225233A JPH0225233A (ja) | 1990-01-26 |
| JPH0561012B2 true JPH0561012B2 (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=16004754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17593188A Granted JPH0225233A (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | キー製造方法及び該方法によって製造されたキー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0225233A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3940960A1 (de) * | 1989-12-12 | 1991-07-11 | Jagenberg Ag | Verfahren und vorrichtung zum abbremsen von auf einen stapel abzulegenden boegen, insbesondere papier- oder kartonboegen |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59181169U (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-03 | 笹原 淳一 | 複列の刻みを有するキ− |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP17593188A patent/JPH0225233A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0225233A (ja) | 1990-01-26 |
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