JPH0561216B2 - - Google Patents
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- JPH0561216B2 JPH0561216B2 JP12376089A JP12376089A JPH0561216B2 JP H0561216 B2 JPH0561216 B2 JP H0561216B2 JP 12376089 A JP12376089 A JP 12376089A JP 12376089 A JP12376089 A JP 12376089A JP H0561216 B2 JPH0561216 B2 JP H0561216B2
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- JP
- Japan
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- cement
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- low heat
- mixture
- heat generation
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/04—Waste materials; Refuse
- C04B18/14—Waste materials; Refuse from metallurgical processes
- C04B18/141—Slags
- C04B18/145—Phosphorus slags
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B5/00—Treatment of metallurgical slag ; Artificial stone from molten metallurgical slag
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、製鉄プロセスで発生する脱燐スラグ
を出発原料として低発熱型セメント混和物の製造
方法及び該混和物を配合してなる土木・建築に利
用される低発熱型セメントに関する。 [従来の技術] 溶銑脱燐法として、石灰による鍋脱燐が提案さ
れ、実施されている。この方法には、例えば出銑
後にミルスケール等の酸化鉄を用いて高炉の溶銑
桶や溶銑の運搬容器である取鍋や混銑車内で脱珪
を行ない、つづいて生石灰、ミルスケール及びほ
たる石等からなるフラツクスを用いて取鍋や混銑
車内で脱燐を行なう方法がある。かかる方法で発
生した脱燐スラグ中には、金属鉄、遊離石灰、β
−ダイカルシウムシリケート(β−2CaO・
SiO2)、フルオルリン酸カルシウム〔CaF
(PO4)3〕、フツ化カルシウム(CaF2)、アルミナ
等を含むものである。 上述した脱燐スラグ中の金属鉄分は、該スラグ
を粉砕し、磁選する等の方法により回収されてい
るが、残つた非磁着物は有効に利用されていない
のが現状である。 ところで、土木、建築に利用されるセメントそ
の使用形態から低発熱性と施工後の短期的な強度
が要求される。即ち、低発熱性が要求される理由
はセメントを原料素材としたコンクリート構造物
ではその硬化過程で生じると、構造物の内部と外
部との温度差によりクラツク等が発生するからで
ある。一方、短期的な強度が要求される理由は施
工期間の短縮等を目的としてコンクリート構造物
の型枠を短期間で取り外す時に充分な強度をもつ
ことが必要となるからである。 このようなことから、従来、普通ポルトランド
セメントに代わつて中庸熱ポルトランドセメン
ト、高炉セメントが知られている。中庸熱ポルト
ランドセメントは、普通ポルトランドセメントと
同様な材料(石灰石、粘土、珪石、鉄源等)を用
い、1400℃程度で焼成し、普通ポルトランドセメ
ンより3CaO・SiO2を少なくし、2CaO・SiO2を
多く合成したものである。また、高炉セメント
(特にC種高炉セメント)は普通ポルトランドセ
メントに高炉スラグ微粉末を60〜70重量%混合し
たものである。 [発明が解決しようとする課題] 上述した中庸熱ポルトランドセメント及び高炉
セメントの材令(日数)に対する断熱温度上昇を
第5図に示し、かつこれらセメントの短期圧縮強
度及び曲げ強度を下記第1表に示す。なお、第5
図及び第1表中には普通ポルトランドセメントの
特性も併記する。
を出発原料として低発熱型セメント混和物の製造
方法及び該混和物を配合してなる土木・建築に利
用される低発熱型セメントに関する。 [従来の技術] 溶銑脱燐法として、石灰による鍋脱燐が提案さ
れ、実施されている。この方法には、例えば出銑
後にミルスケール等の酸化鉄を用いて高炉の溶銑
桶や溶銑の運搬容器である取鍋や混銑車内で脱珪
を行ない、つづいて生石灰、ミルスケール及びほ
たる石等からなるフラツクスを用いて取鍋や混銑
車内で脱燐を行なう方法がある。かかる方法で発
生した脱燐スラグ中には、金属鉄、遊離石灰、β
−ダイカルシウムシリケート(β−2CaO・
SiO2)、フルオルリン酸カルシウム〔CaF
(PO4)3〕、フツ化カルシウム(CaF2)、アルミナ
等を含むものである。 上述した脱燐スラグ中の金属鉄分は、該スラグ
を粉砕し、磁選する等の方法により回収されてい
るが、残つた非磁着物は有効に利用されていない
のが現状である。 ところで、土木、建築に利用されるセメントそ
の使用形態から低発熱性と施工後の短期的な強度
が要求される。即ち、低発熱性が要求される理由
はセメントを原料素材としたコンクリート構造物
ではその硬化過程で生じると、構造物の内部と外
部との温度差によりクラツク等が発生するからで
ある。一方、短期的な強度が要求される理由は施
工期間の短縮等を目的としてコンクリート構造物
の型枠を短期間で取り外す時に充分な強度をもつ
ことが必要となるからである。 このようなことから、従来、普通ポルトランド
セメントに代わつて中庸熱ポルトランドセメン
ト、高炉セメントが知られている。中庸熱ポルト
ランドセメントは、普通ポルトランドセメントと
同様な材料(石灰石、粘土、珪石、鉄源等)を用
い、1400℃程度で焼成し、普通ポルトランドセメ
ンより3CaO・SiO2を少なくし、2CaO・SiO2を
多く合成したものである。また、高炉セメント
(特にC種高炉セメント)は普通ポルトランドセ
メントに高炉スラグ微粉末を60〜70重量%混合し
たものである。 [発明が解決しようとする課題] 上述した中庸熱ポルトランドセメント及び高炉
セメントの材令(日数)に対する断熱温度上昇を
第5図に示し、かつこれらセメントの短期圧縮強
度及び曲げ強度を下記第1表に示す。なお、第5
図及び第1表中には普通ポルトランドセメントの
特性も併記する。
【表】
第5図及び第1表に示すように中庸熱ポルトラ
ンドセメントは、普通ポルトランドセメントに比
べて断熱上昇温度が若干低くなるに止まり、しか
も短期(7日前後)の強度は普通ポルトランドセ
メントに比べてかなり低下する。また、C種高炉
セメントは普通ポルトランドセメントに比べて断
熱上昇温度が低くなるものの、短期(7日前後)
の強度は普通ポルトランドセメントに比べて相当
低下するという問題がある。 本発明は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、低発熱性及び短期強度の高いセ
メントを調製し得る低発熱型セメント混和物の製
造方法及び低発熱性及び短期強度の高いセメント
を提供しようとするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の低発熱型セメント混和物の製造方法
は、磁選により金属鉄分を除去した石灰、シリカ
フツ素、燐及びアルミナを含む脱燐スラグ粉末に
石灰源、シリカ源及びアルミナ源を配合し、石灰
27〜67重量%、シリカ15〜34重量%及びアルミナ
3〜14重量%を含む混合物を調製する工程と、こ
の混合物を1100〜1200℃の温度で焼成する工程と
を具備したことを特徴とするものである。 上記脱燐スラグの化学組成は、例えばCaO40.0
〜70.0重量%、SiO28.0〜16.0重量%、Al2O31.0〜
5.0重量%、F2.0〜5.0重量%、P1.0〜4.0重量%か
らなるものである。 上記混合物の石灰、シリカ及びアルミナの配合
割合を限定した理由は、それら範囲を逸脱すると
三成分の相互の配合バランスが崩れて、焼成によ
り低発熱性及び短期強度の高いセメントを調製し
得る低発熱型セメント混和物を製造することがで
きなくなるからである。 上記焼成温度を限定した理由は、その温度を
1100℃未満にするとβ−2CaO・SiO2やカルシウ
ムフルオロアルミネート(11CaO 7Al2O3・
CaF2)、アパタイト〔Ca5F(PO4)3〕の生成量が
少なくなり、かといつてその温度が1200℃を越え
ると前記各成分のの生成量が少なくなるばかり
か、焼成物の一部が溶融して炉壁に付着したり、
ガラス化したりする弊害が生じるからである。 本発明に係わる製造方法においては、上記焼成
後の焼成物を粉砕する。この粉砕にあたつては、
粉末度で2000〜5000cm2/gとなるように行なうこ
とが望ましい。 また、本発明の低発熱型セメントは前述した方
法で製造した低発熱型セメント混和物をセメント
原料に配合してなるものである。 上記セメント原料としては、例えば普通ポルト
ランドセメント、早強ポルトランドセメント等を
挙げることができる。なお、必要に応じて凝縮硬
化をコントロールするため遅硬型のセメントを前
記セメントに添加してもよい。 上記低発熱型セメント混和物の原料セメントに
対する配合割合は、10〜25重量%の範囲にするこ
とが望ましい。この理由は、前記混和物の量を10
重量%未満にすると低発熱型のセメントを得るこ
とが困難となり、かといつてその量が25重量%を
越えると短期(7日前後)の強度が低下する恐れ
があるからである。 [作用] 本発明によれば、磁選により金属鉄分を除去し
た石灰、シリカ、フツ素、燐及びアルミナを含む
脱燐スラグ粉末に石灰源、シリカ源及びアルミナ
源を石灰、シリカ及びアルミナが所定の成分比率
で含むように配合し、この混合物を所定温度で焼
成することによつて、水和熱が低い反面、短期強
度発現が小さいβ−2CaO・SiO2が多量に合成さ
れると共に強度発現を促進するためのカルシウム
フルオロアルミネート、アパタイトが生成された
低発熱型混和物を製造することができる。しか
も、脱燐スラグを主原料とすることによつて前記
β−2CaO・SiO2の大部分が既に含有されれてお
り、かつ融点降下作用を有するCaF2も存在する
ため、低温焼成(1100〜1200℃)が可能となり、
コストの低減化を達成できる。 また、前記成分を含む低発熱型混和物をセメン
ト原料に配合することによつて、低発熱性及び短
期強度の高い低発熱型セメントを得ることができ
る。 即ち、セメント原料に前記混和物を配合し、水
を加えると、該混和物中に多量合成されたβ−
2CaO・SiO2が水和反応によりケイ酸カルシウム
水和物とCa(OH)2を生成する。この反応におけ
るβ−2CaO・SiO2が水和熱が低いために、発熱
を著しく抑制できる。但し、β−2CaO・SiO2が
水和反応生成物は短期強度発現が小さい。一方、
前記混和物中のカルシウムフルオロアルミネート
が水と反応して直ちに溶解し、前記β−2CaO・
SiO2及びセメント原料から遊離したCa(OH)2と
セメント原料に含まれて別に溶解したCaSO4と速
やかに反応してエトリガイトを生成し、短期強度
発現を施す。また、前記混和物中のアパタイトは
人間の歯を形成している鉱物であることからわか
るように高強度化、安定化に寄与する。従つて、
前記混和物中の各成分による相互作用により既述
したよう低発熱性及び短期強度の高い低発熱型セ
メントを得ることができ、ひいてはかかる低発熱
型セメントを用いることによりクラツク発生等の
ない高信頼性のコンクリート構造物を簡便に施工
できる。 [発明の実施例] 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例 1 まず、脱燐スラグを5mmパス以下の粒度に粉砕
し、磁選を行なつて磁着物と非磁着物とに分離し
た。この非磁着物は、化学分析値でCaO66.6重量
%、SiO29.5重量%、Al2O31.1重量%、MgO2.4重
量%、MnO1.4重量%、TiO21.9重量%、F4.5重
量%、及びP2.4重量%であつた。 次いで、前記非磁着物を更に0.1mmパス以下の
粒度に粉砕した後、この粉砕物にシリカ(SiO2)
14重量%と石灰(CaO)及びアルミナ(Al2O3)
を総和で10重量%(この範囲内でCaOとAl2O3の
比率を30:70、35:65、40:60、45:55の範囲で
変動させる)とを添加し、電気炉にて1150℃で2
時間焼成して4種の低発熱型セメント混和物を製
造した。 得られた4種のセメント混和物についてX線回
折強度を調べた。その結果を第1図に示す。この
第1図から、セメント混和物中にβ−2CaO・
SiO2及びカルシウムフルオロアルミネート
(11CaO 7Al2O3・CaF2)が生成されていること
が判明し、特にCaO:Al2O3の比率が40:60で配
合したセメント混和物はβ−2CaO・SiO2と
11CaO 7Al2O3・CaF2がバランスよく生成される
ことがわかる。また、CaO:Al2O3の比率が40:
60で配合したセメント混和物は第2図に示すX線
回折強度を示した。 実施例 2 前記実施例1で得たCaO:Al2O3の比率が40:
60で配合したセメント混和物を普通ポルトランド
セメントに10重量%、20重量%、25重量%及び30
重量%それぞれ添加して4種のニートセメント
(W/C=40%)を調製した。 得られた各ニートセメントについてコンダクシ
ヨンカロリーメータにより水和熱を測定して水和
時間に対する発熱速度を調べた。その結果を第3
図に示す。なお、第3図中にはポルトランドセメ
ントのみからなるニートセメント(W/C=40
%)における水和時間に対する発熱速度の関係を
併記した。 また、各セメントについて材令に対する圧縮強
度を調べた。その結果を第4図に示す。なお、第
4図中にはポルトランドセメントのみからなるニ
ートセメントにおける材令に対する圧縮強度の関
係を併記した。 第3図及び第4図から明らかなようにセメント
混和物を普通ポルトランドセメントに10重量%、
20重量%、25重量%添加した本発明のニートセメ
ントは発熱温度及び発熱速度が普通ポルトランド
セメントに比べて低下し、しかも材令7日で普通
ポルトランドセメントより強度が高くなることが
わかる。 [発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば製鉄プロセ
スより発生する脱燐スラグを有効に利用して低発
熱性及び短期強度の高いセメントを調製し得る低
発熱型セメント混和物の製造方法、及び低発熱性
及び短期強度が高く、クラツク発生等のない高信
頼性のコンクリート構造物を簡便に施工し得る低
発熱型セメントを提供できる。
ンドセメントは、普通ポルトランドセメントに比
べて断熱上昇温度が若干低くなるに止まり、しか
も短期(7日前後)の強度は普通ポルトランドセ
メントに比べてかなり低下する。また、C種高炉
セメントは普通ポルトランドセメントに比べて断
熱上昇温度が低くなるものの、短期(7日前後)
の強度は普通ポルトランドセメントに比べて相当
低下するという問題がある。 本発明は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、低発熱性及び短期強度の高いセ
メントを調製し得る低発熱型セメント混和物の製
造方法及び低発熱性及び短期強度の高いセメント
を提供しようとするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の低発熱型セメント混和物の製造方法
は、磁選により金属鉄分を除去した石灰、シリカ
フツ素、燐及びアルミナを含む脱燐スラグ粉末に
石灰源、シリカ源及びアルミナ源を配合し、石灰
27〜67重量%、シリカ15〜34重量%及びアルミナ
3〜14重量%を含む混合物を調製する工程と、こ
の混合物を1100〜1200℃の温度で焼成する工程と
を具備したことを特徴とするものである。 上記脱燐スラグの化学組成は、例えばCaO40.0
〜70.0重量%、SiO28.0〜16.0重量%、Al2O31.0〜
5.0重量%、F2.0〜5.0重量%、P1.0〜4.0重量%か
らなるものである。 上記混合物の石灰、シリカ及びアルミナの配合
割合を限定した理由は、それら範囲を逸脱すると
三成分の相互の配合バランスが崩れて、焼成によ
り低発熱性及び短期強度の高いセメントを調製し
得る低発熱型セメント混和物を製造することがで
きなくなるからである。 上記焼成温度を限定した理由は、その温度を
1100℃未満にするとβ−2CaO・SiO2やカルシウ
ムフルオロアルミネート(11CaO 7Al2O3・
CaF2)、アパタイト〔Ca5F(PO4)3〕の生成量が
少なくなり、かといつてその温度が1200℃を越え
ると前記各成分のの生成量が少なくなるばかり
か、焼成物の一部が溶融して炉壁に付着したり、
ガラス化したりする弊害が生じるからである。 本発明に係わる製造方法においては、上記焼成
後の焼成物を粉砕する。この粉砕にあたつては、
粉末度で2000〜5000cm2/gとなるように行なうこ
とが望ましい。 また、本発明の低発熱型セメントは前述した方
法で製造した低発熱型セメント混和物をセメント
原料に配合してなるものである。 上記セメント原料としては、例えば普通ポルト
ランドセメント、早強ポルトランドセメント等を
挙げることができる。なお、必要に応じて凝縮硬
化をコントロールするため遅硬型のセメントを前
記セメントに添加してもよい。 上記低発熱型セメント混和物の原料セメントに
対する配合割合は、10〜25重量%の範囲にするこ
とが望ましい。この理由は、前記混和物の量を10
重量%未満にすると低発熱型のセメントを得るこ
とが困難となり、かといつてその量が25重量%を
越えると短期(7日前後)の強度が低下する恐れ
があるからである。 [作用] 本発明によれば、磁選により金属鉄分を除去し
た石灰、シリカ、フツ素、燐及びアルミナを含む
脱燐スラグ粉末に石灰源、シリカ源及びアルミナ
源を石灰、シリカ及びアルミナが所定の成分比率
で含むように配合し、この混合物を所定温度で焼
成することによつて、水和熱が低い反面、短期強
度発現が小さいβ−2CaO・SiO2が多量に合成さ
れると共に強度発現を促進するためのカルシウム
フルオロアルミネート、アパタイトが生成された
低発熱型混和物を製造することができる。しか
も、脱燐スラグを主原料とすることによつて前記
β−2CaO・SiO2の大部分が既に含有されれてお
り、かつ融点降下作用を有するCaF2も存在する
ため、低温焼成(1100〜1200℃)が可能となり、
コストの低減化を達成できる。 また、前記成分を含む低発熱型混和物をセメン
ト原料に配合することによつて、低発熱性及び短
期強度の高い低発熱型セメントを得ることができ
る。 即ち、セメント原料に前記混和物を配合し、水
を加えると、該混和物中に多量合成されたβ−
2CaO・SiO2が水和反応によりケイ酸カルシウム
水和物とCa(OH)2を生成する。この反応におけ
るβ−2CaO・SiO2が水和熱が低いために、発熱
を著しく抑制できる。但し、β−2CaO・SiO2が
水和反応生成物は短期強度発現が小さい。一方、
前記混和物中のカルシウムフルオロアルミネート
が水と反応して直ちに溶解し、前記β−2CaO・
SiO2及びセメント原料から遊離したCa(OH)2と
セメント原料に含まれて別に溶解したCaSO4と速
やかに反応してエトリガイトを生成し、短期強度
発現を施す。また、前記混和物中のアパタイトは
人間の歯を形成している鉱物であることからわか
るように高強度化、安定化に寄与する。従つて、
前記混和物中の各成分による相互作用により既述
したよう低発熱性及び短期強度の高い低発熱型セ
メントを得ることができ、ひいてはかかる低発熱
型セメントを用いることによりクラツク発生等の
ない高信頼性のコンクリート構造物を簡便に施工
できる。 [発明の実施例] 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例 1 まず、脱燐スラグを5mmパス以下の粒度に粉砕
し、磁選を行なつて磁着物と非磁着物とに分離し
た。この非磁着物は、化学分析値でCaO66.6重量
%、SiO29.5重量%、Al2O31.1重量%、MgO2.4重
量%、MnO1.4重量%、TiO21.9重量%、F4.5重
量%、及びP2.4重量%であつた。 次いで、前記非磁着物を更に0.1mmパス以下の
粒度に粉砕した後、この粉砕物にシリカ(SiO2)
14重量%と石灰(CaO)及びアルミナ(Al2O3)
を総和で10重量%(この範囲内でCaOとAl2O3の
比率を30:70、35:65、40:60、45:55の範囲で
変動させる)とを添加し、電気炉にて1150℃で2
時間焼成して4種の低発熱型セメント混和物を製
造した。 得られた4種のセメント混和物についてX線回
折強度を調べた。その結果を第1図に示す。この
第1図から、セメント混和物中にβ−2CaO・
SiO2及びカルシウムフルオロアルミネート
(11CaO 7Al2O3・CaF2)が生成されていること
が判明し、特にCaO:Al2O3の比率が40:60で配
合したセメント混和物はβ−2CaO・SiO2と
11CaO 7Al2O3・CaF2がバランスよく生成される
ことがわかる。また、CaO:Al2O3の比率が40:
60で配合したセメント混和物は第2図に示すX線
回折強度を示した。 実施例 2 前記実施例1で得たCaO:Al2O3の比率が40:
60で配合したセメント混和物を普通ポルトランド
セメントに10重量%、20重量%、25重量%及び30
重量%それぞれ添加して4種のニートセメント
(W/C=40%)を調製した。 得られた各ニートセメントについてコンダクシ
ヨンカロリーメータにより水和熱を測定して水和
時間に対する発熱速度を調べた。その結果を第3
図に示す。なお、第3図中にはポルトランドセメ
ントのみからなるニートセメント(W/C=40
%)における水和時間に対する発熱速度の関係を
併記した。 また、各セメントについて材令に対する圧縮強
度を調べた。その結果を第4図に示す。なお、第
4図中にはポルトランドセメントのみからなるニ
ートセメントにおける材令に対する圧縮強度の関
係を併記した。 第3図及び第4図から明らかなようにセメント
混和物を普通ポルトランドセメントに10重量%、
20重量%、25重量%添加した本発明のニートセメ
ントは発熱温度及び発熱速度が普通ポルトランド
セメントに比べて低下し、しかも材令7日で普通
ポルトランドセメントより強度が高くなることが
わかる。 [発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば製鉄プロセ
スより発生する脱燐スラグを有効に利用して低発
熱性及び短期強度の高いセメントを調製し得る低
発熱型セメント混和物の製造方法、及び低発熱性
及び短期強度が高く、クラツク発生等のない高信
頼性のコンクリート構造物を簡便に施工し得る低
発熱型セメントを提供できる。
第1図はセメント混和物中のCaOとAl2O3の比
率とX線回折強度との関係を示す特性図、第2図
はCaOとAl2O3の比率が40:60のセメント混和物
のX線回折強度を示す特性図、第3図は本実施例
2におけるニートセメントの水和時間に対する発
熱速度の関係を示す特性図、第4図は本実施例2
におけるニートセメントの材令に対する圧縮強度
の関係を示す特性図、第5図は従来の普通ポルト
ランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント及
びC種高炉セメントの材令に対する断熱温度上昇
の関係を示す特性図ある。
率とX線回折強度との関係を示す特性図、第2図
はCaOとAl2O3の比率が40:60のセメント混和物
のX線回折強度を示す特性図、第3図は本実施例
2におけるニートセメントの水和時間に対する発
熱速度の関係を示す特性図、第4図は本実施例2
におけるニートセメントの材令に対する圧縮強度
の関係を示す特性図、第5図は従来の普通ポルト
ランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント及
びC種高炉セメントの材令に対する断熱温度上昇
の関係を示す特性図ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁選により金属鉄分を除去した石灰、シリカ
フツ素、燐及びアルミナを含む脱燐スラグ粉末に
石灰源、シリカ源及びアルミナ源を配合し、石灰
27〜67重量%、シリカ15〜34重量%及びアルミナ
3〜14重量%を含む混合物を調製する工程と、こ
の混合物を1100〜1200℃の温度で焼成する工程と
を具備したことを特徴とする低発熱型セメント混
和物の製造方法。 2 請求項1記載の低発熱型セメント混和物をセ
メント原料に配合してなる低発熱型セメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1123760A JPH02302347A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 低発熱型セメント混和物の製造方法及び低発熱型セメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1123760A JPH02302347A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 低発熱型セメント混和物の製造方法及び低発熱型セメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02302347A JPH02302347A (ja) | 1990-12-14 |
| JPH0561216B2 true JPH0561216B2 (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=14868608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1123760A Granted JPH02302347A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 低発熱型セメント混和物の製造方法及び低発熱型セメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02302347A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100795184B1 (ko) * | 2006-09-08 | 2008-01-16 | 인천선강(주) | 전기로 산화슬래그를 이용한 아스콘용 골재 및 이를 이용한아스팔트 콘크리트 |
| CN115477490B (zh) * | 2022-09-15 | 2023-06-23 | 四川华西绿舍建材有限公司 | 一种固废基高性能复合掺合料及其制备方法 |
-
1989
- 1989-05-17 JP JP1123760A patent/JPH02302347A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02302347A (ja) | 1990-12-14 |
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