JPH0562131A - 複合型磁気ヘツド - Google Patents

複合型磁気ヘツド

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JPH0562131A
JPH0562131A JP24452191A JP24452191A JPH0562131A JP H0562131 A JPH0562131 A JP H0562131A JP 24452191 A JP24452191 A JP 24452191A JP 24452191 A JP24452191 A JP 24452191A JP H0562131 A JPH0562131 A JP H0562131A
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JP
Japan
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magnetic
head
thin film
magnetic core
film magnetic
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JP24452191A
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Hideo Suyama
英夫 陶山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板2上に磁気記録媒体との対接面1に臨ん
で再生用磁気ギャップg1 を構成するMRヘッドと記録
用磁気ギャップg2 を構成するインダクティブヘッドが
積層されてなる2ギャップタイプの複合型磁気ヘッドに
おいて、インダクティブヘッドのヘッド巻線16とMR
ヘッドのバイアス導体5を電気的に接続するとともに、
インダクティブヘッドとMRヘッドの共通磁性体である
第2の薄膜磁気コア10を非磁性層13によって2分す
る。 【効果】 共通化した薄膜磁気コアからのMR感磁部へ
の漏洩磁界を低減することができ、再生出力を一定なも
のにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハードディスク
に対して記録再生するのに好適な複合型磁気ヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハードディスク・ドライブ装置
の記録再生用ヘッドは、誘導型磁気ヘッド(以下、イン
ダクティブヘッドと称する。)による記録ヘッドと、短
波長感度に優れた磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、M
Rヘッドと称する。)による再生ヘッドとの複合型とさ
れるのが一般的である。
【0003】かかる複合型磁気ヘッドとしては、例えば
図4に示すように構成されたものが知られている。この
磁気ヘッドは、例えばAl2 O3−TiC等よりなるス
ライダと称される基板51上に、ハードディスクとの対
接面、すなわちABS(エア・ベアリング・サーフェ
ス)面52に臨んで再生用磁気ギャップg1 を構成する
MRヘッドと、記録用磁気ギャップg2 を構成するイン
ダクティブヘッドが積層された構成となっている。
【0004】MRヘッドは、先端部と後端部にそれぞれ
電極53,54を積層した磁気抵抗効果薄膜よりなる磁
気抵抗効果感磁部(以下、MR感磁部と称する。)55
と、このMR感磁部55に所要の向きの磁化状態を与え
るバイアス導体56とを有してなり、上記MR感磁部5
5を絶縁層57を介して磁気的にシールドする一対の薄
膜磁気コア58,59により挾み込まれてなっている。
【0005】一方、インダクティブヘッドは、MR感磁
部55をシールドする上層の薄膜磁気コア59を、閉磁
路を構成する一方の薄膜磁気コアとし、この薄膜磁気コ
ア59に対向して積層される他方の薄膜磁気コア60と
によってABS面52に臨んで記録用磁気ギャップg2
を構成するようになっている。すなわち、MR感磁部5
5をシールドする上層の薄膜磁気コア59に対向して積
層される薄膜磁気コア60は、上記ABS面52に臨む
前方端部でシールドとして機能する薄膜磁気コア59側
に屈曲され、その間隙が狭くなされた対向部分に記録用
磁気ギャップg2 を構成するようになっている。
【0006】また、上記薄膜磁気コア60は、バック側
で上記MR感磁部55をシールドする上層の薄膜磁気コ
ア59と接続し、当該シールドとして機能する薄膜磁気
コア59とによって閉磁路を構成するようになってい
る。そしてさらに、これら薄膜磁気コア59,60に記
録情報に基づく磁界を印加するためのヘッド巻線61
が、上記薄膜磁気コア59,60の接続部である磁気的
結合部62を取り囲むようにしてスパイラル状に設けら
れている。なお、ヘッド巻線61は、上記薄膜磁気コア
59,60と電気的に絶縁するために、絶縁層57によ
って埋め込まれている。
【0007】上記構成の複合型磁気ヘッドは、MR感磁
部55を挾む一対の薄膜磁気コア58,59を磁気シー
ルドとしたいわゆるシールド型構成のMRヘッドと、そ
の一方の薄膜磁気コア59を磁路を構成するコアとして
用い、他方の薄膜磁気コア60とによって閉磁路を構成
するインダクティブヘッドとが同一の基板51上に積層
された、いわゆる2ギャップタイプのヘッド構成となっ
ている。この複合型磁気ヘッドにおける記録は、ヘッド
巻線61より引き出される端子部に交流電源からの電流
を供給し、上記ABS面52に臨む記録用磁気ギャップ
g2 より記録情報に基づく磁束を発生させる。一方、再
生は、MR感磁部55の先端部と後端部に積層される先
端電極53と後端電極54よりそれぞれ引き出された端
子部より直流電源からの電流を供給してMR感磁部55
にセンス電流を流すとともに、バイアス導体56の端子
部に直流電流を流して上記MR感磁部55に所要の向き
の磁化状態を与えて行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構成
とされた複合型磁気ヘッドにおいては、MR感磁部5
5、バイアス導体56、ヘッド巻線61の端子がそれぞ
れ2つづつとなるので、ヘッド全体の端子数が合計で6
個となる。このように端子数が多いと、端子のスライダ
51に対する配置面積が増加し、スライダ51が大型化
するばかりか、端子から端子にワイヤーボンディングし
た金属ワイヤーの引き出しの都合上ワイヤー組立に問題
が発生する。したがって、上述の構成では、スライダ5
1の小型化が難しく、今後益々小型化・高記録容量化が
望まれるハードディスク・ドライブ装置への対応が困難
になる。
【0009】そこで端子数を削減するため、先に本願出
願人においては、ヘッド巻線61とバイアス導体56を
電気的に接続することによって、端子数をヘッド全体と
して4本に削減するような試みがなされている。具体的
には、図5に示すように、ヘッド巻線61とバイアス導
体56を並列に接続することによって、互いの端子を共
通化している。これによって、ヘッド全体の端子数は、
MR感磁部55の先端電極53,後端電極54の2つの
端子と合わせて4つとなる。このようにヘッド巻線61
とバイアス導体56を接続した場合には、記録・再生は
共通化した端子部63a,63bを交流電源64と直流
電源65に順次切り換えて行う。すなわち、記録する場
合は、共通端子63a,63bを交流電源64に接続
し、再生する場合は共通端子63a,63bを直流電源
65に接続する。
【0010】ところが、上述の構成をとると、再生時に
供給されるバイアス電流が上記バイアス導体56だけで
なくヘッド巻線61にも流れることになり、当該バイア
ス導体56で発生する磁束に加えてこのヘッド巻線61
で発生する磁束が重なって共通化された薄膜磁気コア5
9に大きな磁束が流れることになる。また、バイアス導
体56近傍は積層構造とされるために形状段差が生じ、
この形状段差によって共通の薄膜磁気コア59の下面
(バイアス導体56との対向面)から当該薄膜磁気コア
59に流れる磁束が漏れる。したがって、MR感磁部5
5には、バイアス導体56からのバイアス磁界に加え
て、ヘッド巻線61に流れる電流によって生じる磁界が
一種のバイアス磁界として加わることになる。
【0011】この一種のバイアス磁界は、一定したもの
であれば、出力レベルの安定性が実用上問題のないレベ
ルで多少変動する程度にすぎないが、記録トラック幅を
決定する薄膜磁気コア60の磁気ギャップ部近傍のコア
幅が狭いことから、磁区が不安定なものとなったり、磁
区が変化したりする。この結果、上記ヘッド巻線61か
らの漏洩磁束が変動し、上記MR感磁部55のバイアス
磁界に変動をもたらし、出力の変動、波形の変化を生じ
させることになる。特に、この変動は記録した後に顕著
に現れる。
【0012】そこで本発明は、上述の技術的な課題に鑑
みて提案されたものであって、共通化した薄膜磁気コア
からのMR感磁部への漏洩磁界を低減し、再生出力変動
の生じない信頼性の高い複合型磁気ヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、第1の薄膜磁気コアと第2の薄膜磁気
コア間に磁気抵抗効果感磁部が配され、磁気記録媒体と
の対接面に臨んで再生用磁気ギャップを構成してなる磁
気抵抗効果型磁気ヘッドと、上記第2の薄膜磁気コアと
によって閉磁路を構成する第3の薄膜磁気コアがこの第
2の薄膜磁気コア上に積層され、これら薄膜磁気コアの
前方端部間に磁気記録媒体との対接面に臨んで記録用磁
気ギャップを構成する誘導型磁気ヘッドとが同一基板上
に積層されてなる複合型磁気ヘッドにおいて、上記誘導
型磁気ヘッドのヘッド巻線と磁気抵抗効果型磁気ヘッド
のバイアス導体が電気的に接続されるとともに、第2の
薄膜磁気コアが非磁性層を挾んで少なくとも2層とされ
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】基板上に磁気記録媒体との対接面に臨んで再生
用磁気ギャップを構成するMRヘッドと記録用磁気ギャ
ップを構成するインダクティブヘッドを積層したいわゆ
る2ギャップタイプの記録再生ヘッドにおいて、インダ
クティブヘッドのヘッド巻線とMRヘッドのバイアス導
体を電気的に接続しているので、これらヘッド巻線とバ
イアス導体の端子が共通化される。したがって、ヘッド
全体の端子数が減少することから、これら端子の配置の
ための面積が要らなくなり、ヘッドの小型化が図られ
る。
【0015】また、本発明においては、インダクティブ
ヘッドとMRヘッドの共通磁性体、つまり閉磁路を構成
し且つMR感磁部を磁気シールドする第2の薄膜磁気コ
アを非磁性層を挾んで2層構造としているので、再生時
にヘッド巻線に流れるバイアス電流によって生じる磁束
が上記非磁性層によって分離されたインダクティブヘッ
ド側の磁性体に多く流れることになり、MR感磁部へは
流れ難くなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例の複
合型磁気ヘッドは、図1及び図2に示すように、ハード
ディスクとの対接面となるABS面1に再生用磁気ギャ
ップg1 を臨ませるMRヘッドと、このABS面1に記
録用磁気ギャップg2 を臨ませるインダクティブヘッド
をAl2 O3 −TiC基板等からなるスライダ2の一側
面上に積層形成した、いわゆる2ギャップタイプの記録
再生ヘッド構成とされている。
【0017】MRヘッドは、先端部と後端部にそれぞれ
図示しない定電流源からのセンス電流を通ずるための一
対の電極3a,3b(以下、ABS面1側に設けられる
電極3aを先端電極3a、後端側に設けられる電極3b
を後端電極3bと称する。)が積層されたMR感磁部4
と、このMR感磁部4に所要の向きの磁界状態を与える
バイアス導体5とからなる。
【0018】MR感磁部4は、インダクティブヘッドの
記録用磁気ギャップg2 のトラック幅Twよりも若干幅
狭の長方形パターンとして形成され、その長手方向が上
記ABS面1に対する直交方向となるように設けられる
とともに、その一端縁が上記ABS面1に臨むようにな
っている。また、上記MR感磁部4は、例えばSiO2
等よりなる非磁性の絶縁層を介して静磁的に結合する一
対のMR薄膜を積層した構成とされ、バルクハウゼンノ
イズの発生が回避されるようになっている。なお、MR
薄膜は、例えばパーマロイ等の強磁性体薄膜からなり、
その膜厚が数百オングストローム程度とされる。
【0019】先端電極3aは、例えば平面形状が略L字
状をなす配線パターンとして形成され、その一端部が上
記MR感磁部4の先端部に積層されるとともに、MR感
磁部4上に積層される側のパターンの一側縁部が上記A
BS面1に露出するようになっている。そして、この先
端電極3aよりバック側に引き出された配線パターンの
端部6が接地側の端子部とされている。一方、後端電極
3bは、上記先端電極3aと同様平面略L字状をなす配
線パターンとして形成され、上記MR感磁部4を挾んで
上記先端電極2aとは反対側に設けられるとともに、当
該MR感磁部4の後端部に積層されている。そして、こ
の後端電極3bよりバック側に引き出された配線パター
ンの端部7が電流源側の端子部とされている。
【0020】上記バイアス導体5は、平面長方形状の細
長い配線パターンとして形成され、上記MR感磁部4上
に絶縁層8を介して所定の距離隔てて積層されている。
また、このバイアス導体5は、上記MR感磁部4に対し
て略直交する方向、つまりMR感磁部4を横切る形で設
けられている。そして、このバイアス導体5の両端部5
a,5bは、直流電源からのバイアス電流を通電するた
めの端子部とされている。したがって、この端子部5
a,5bより供給される直流電流は、配線パターンの長
手方向であるトラック幅方向に流れる。これにより、A
BS面1と直交する方向にバイアス磁界が上記MR感磁
部4に印加される。
【0021】そして、上記MRヘッドにおいては、上記
MR感磁部4を絶縁層8を介してパーマロイ等の磁性体
からなる第1の薄膜磁気コア9と第2の薄膜磁気コア1
0とで挾み込んだ、いわゆるシールド型構成となってい
る。シールド型構成をとるのは、この種の一体型ヘッド
では短波長再生を要求されたり、再生波形がインダクテ
ィブヘッドの微分出力波形と同じものを信号処理上求め
られるからである。MR感磁部4の下側に設けられる薄
膜磁気コア9は、上記スライダ1との間に絶縁層8を介
して上記ABS面1にその一端を臨ませるようにしてこ
のABS面1に対して略直交する方向に延在して設けら
れている。
【0022】一方、これに対向して設けられる他方の薄
膜磁気コア10は、先の薄膜磁気コア9と同様に上記A
BS面1にその一端を臨ませるようにしてこのABS面
1に対して略直交する方向に延在して設けられるととも
に、上記バイアス導体5との対向部分にはこのバイアス
導体5に対する逃げ防止用の窪みが設けられている。そ
して、特に本実施例では、上記薄膜磁気コア10は、非
磁性層13を間に挾み込むようにして一対の磁性層1
1,12が積層された構成とされている。言い換えれ
ば、MRヘッドとインダクティブヘッドの共通磁性体で
ある第2の薄膜磁気コア10は、非磁性層13によって
一対の磁性層11,12に分離された形となっている。
【0023】MRヘッド側に設けられる磁性層12は、
上記MR感磁部4を磁気シールドするいわゆるシールド
コアとして機能し、これと対向して設けられる他方の磁
性層11は、後述するインダクティブヘッドの第3の薄
膜磁気コアとによって閉磁路を構成する磁気コアとして
機能するようになっている。
【0024】そして、これら磁性層11,12の間に設
けられる非磁性層13は、後述するようにヘッド巻線1
6に通電されるバイアス用の電流によって上記インダク
ティブヘッドの磁路に流れる磁束をできるだけこのイン
ダクティブヘッド自体に流すようにして、上記MR感磁
部4側へ流れないようにするようになっている。したが
って、磁束の漏洩防止の観点より非磁性層13の膜厚と
しては、例えば数千オングストローム〜数μm程度が望
ましく、より好ましくは1μm以上が最適である。な
お、上記非磁性層13の膜厚を数μmとし、非磁性層1
3に銅等の金属材料を用いれば、同一のメッキプロセス
(フレームメッキ)で磁性層11,12及び非磁性層1
3を順次形成することができる。また、図3に示すよう
に、インダクティブヘッド側の磁性層11の膜厚をMR
ヘッド側の磁性層12の膜厚よりも厚くすれば、ヘッド
巻線16に流れるバイアス電流によって発生する磁束の
ほとんどがこのインダクティブヘッド側の磁性層11に
流れることになり、これと対向する磁性層12からMR
感磁部4側へ漏れる磁束が更に減少する。
【0025】一方、インダクティブヘッドは、上層の磁
性層11を閉磁路を構成する他方の薄膜磁気コアとし、
この磁性層11に対向して積層される第3の薄膜磁気コ
ア14とによって上記ABS面1に臨んでその前方端部
間に記録用磁気ギャップg2 を構成するようになってい
る。すなわち、上層の磁性層11に対向して積層される
第3の薄膜磁気コア14は、上記ABS面1に臨む前方
端部でこの磁性層11側に屈曲され、その間隙が狭くな
された対向部分に記録用磁気ギャップg2 を構成するよ
うになっている。なお、第3の薄膜磁気コア14は、後
方端部で上記磁性層11と磁気的に接触してバックギャ
ップを構成するようになっている。
【0026】そして、上記第3の薄膜磁気コア14と磁
性層11の接続部である磁気的結合部15には、この磁
気的結合部15を取り囲むようにしてスパイラル状のヘ
ッド巻線16が設けられている。ヘッド巻線16は、第
3の薄膜磁気コア14と磁性層11間の絶縁性を確保す
るために、絶縁層8によって埋め込まれている。また、
上記ヘッド巻線16の巻始めと巻終わりの端部16a,
16bが、このヘッド巻線16に供給される交流電源か
らの記録電流を通電するための端子部とされている。な
お、第3の薄膜磁気コア12の上には、上記スライダ2
上に積層されるMRヘッドとインダクティブヘッドを保
護するための保護膜として機能する絶縁層8が設けられ
ている。
【0027】ところで、上述のように構成された2ギャ
ップタイプの複合型磁気ヘッドにおいては、前述した従
来のヘッドと同様図5に示すように、MRヘッドのバイ
アス導体5とインダクティブヘッドのヘッド巻線16と
が並列となるように接続されている。この結果、バイア
ス導体5とヘッド巻線16の端子が共通化されることに
なり、ヘッド全体としての端子数がMR感磁部4の電極
3a,3bの2端子と合わせて全部で4端子となる。こ
れにより、端子が少なくなった分、端子を配置する面積
の減少が望めスライダ2の小型化が図れ、小型化・記録
容量の大容量化が望まれるハードディスク・ドライブ装
置用の磁気ヘッドに好適なものとなる。なお、これら端
子の共通化は、ヘッドチップ上の配線パターンとして形
成される。
【0028】また、この複合型磁気ヘッドにおける記録
再生は、バイアス導体5とヘッド巻線16の端子を共通
化した両端子17a,17bに、それぞれ交流電源64
と直流電源65を順次切り換えて接続して行う。すなわ
ち、記録するときは、交流電源64に共通端子17a,
17bを接続し、記録情報に応じた電流をヘッド巻線1
6に通電する。一方、再生するときは、直流電源65に
共通端子17a,17bを接続し、MR感磁部4に印加
する所要の向きの磁化状態を与える。また、これと同時
にMR感磁部4の先端電極3aと後端電極3bに直流電
源からの電流を通電し、当該MR感磁部4にセンス電流
を流しておく。
【0029】ところで、上述のようにヘッド巻線16と
バイアス導体5の端子を共通化した場合には、再生時に
供給されるバイアス用の直流電流がヘッド巻線16にも
流れ、この電流によって生ずる磁束が共通化した磁性体
である第2の薄膜磁気コア10に流れることになる。こ
のとき、第2の薄膜磁気コア10が図4に示すように一
体の磁性体である場合には、この第2の薄膜磁気コア1
0を流れる磁束が形状段差によってMR感磁部4側に漏
洩するが、本例では、第2の薄膜磁気コア10を非磁性
層13によって2つの磁性体11,12に分離している
ため、そのほとんどの磁束がインダクティブヘッド側の
磁性層11に流れ、MRヘッド側の磁性層12へは流れ
ない。したがって、一種のバイアス磁界としてMR感磁
部4へ漏れる漏洩磁界の影響が大幅に減少し、再生出力
の不安定性が改善される。
【0030】以上、本発明を適用した複合型磁気ヘッド
の一実施例について説明したが、本発明は上述の実施例
に限定されることなく種々の変更が可能である。例え
ば、上述の例では、バイアス導体5とヘッド巻線16を
並列に接続して、これらバイアス導体5とヘッド巻線1
6に直流電流と交流電流を順次切り換えることにより、
記録・再生を行うようにしたが、上記バイアス導体5と
ヘッド巻線16を直列に接続するようにしても同様の作
用効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の複合型磁気ヘッドによれば、インダクティブヘッド
とMRヘッドの共通の磁性体を非磁性層を介して2つの
磁性層に分離しているので、ヘッド巻線に流れるバイア
ス電流によって生ずる磁束のほとんどをこのインダクテ
ィブヘッド側の磁性層に流すことができ、MR感磁部へ
漏れる磁束を低減することができる。したがって、再生
出力が安定し、信頼性の高い記録再生が可能となる。
【0032】また、本発明の複合型磁気ヘッドにおいて
は、インダクティブヘッドのヘッド巻線とMRヘッドの
バイアス導体を電気的に接続しているので、これらヘッ
ド巻線とバイアス導体の端子を共通化することができ、
ヘッド全体の端子数を減らすことができる。したがっ
て、本発明の複合型磁気ヘッドによれば、これら端子の
配置のための面積が要らなくなり、ヘッド自体の小型化
を図ることができ、今後益々大容量化・小型化が進めら
れるハードディスク・ドライブ装置用の記録再生ヘッド
に使用して効果絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの要部拡大
断面図である。
【図2】図1の複合型磁気ヘッドの平面図である。
【図3】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの他の例を
示す要部拡大断面図である。
【図4】従来の複合型磁気ヘッドの要部拡大断面図であ
る。
【図5】ヘッド巻線とバイアス導体を並列に電気接続し
たときの回路図である。
【符号の説明】
1・・・ABS面 2・・・スライダ 3a・・・先端電極 3b・・・後端電極 4・・・MR感磁部 5・・・バイアス導体 9・・・第1の薄膜磁気コア 10・・・第2の薄膜磁気コア 11,12・・・磁性層 13・・・非磁性層 14・・・第3の薄膜磁気コア 16・・・ヘッド巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の薄膜磁気コアと第2の薄膜磁気コ
    ア間に磁気抵抗効果感磁部が配され、磁気記録媒体との
    対接面に臨んで再生用磁気ギャップを構成してなる磁気
    抵抗効果型磁気ヘッドと、上記第2の薄膜磁気コアとに
    よって閉磁路を構成する第3の薄膜磁気コアがこの第2
    の薄膜磁気コア上に積層され、これら薄膜磁気コアの前
    方端部間に磁気記録媒体との対接面に臨んで記録用磁気
    ギャップを構成する誘導型磁気ヘッドとが同一基板上に
    積層されてなる複合型磁気ヘッドにおいて、 上記誘導型磁気ヘッドのヘッド巻線と磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドのバイアス導体が電気的に接続されるととも
    に、第2の薄膜磁気コアが非磁性層を挾んで少なくとも
    2層とされていることを特徴とする複合型磁気ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5822159A (en) * 1993-07-14 1998-10-13 Sony Corporation Thin-film magnetic head, magnetoresistance effect magnetic head and composite magnetic head

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