JPH05624U - 液体容器の胴部構造 - Google Patents
液体容器の胴部構造Info
- Publication number
- JPH05624U JPH05624U JP5662891U JP5662891U JPH05624U JP H05624 U JPH05624 U JP H05624U JP 5662891 U JP5662891 U JP 5662891U JP 5662891 U JP5662891 U JP 5662891U JP H05624 U JPH05624 U JP H05624U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- container material
- resin layer
- thermoplastic resin
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糊を用いることなく容器材料の端部被服処理
ができ、その端部被服処理を施した場合にも外観が損わ
れず、しかも耐衝撃性の高い液体容器の胴部構造を提供
する。 【構成】 容器材料2の端面14の第1面A側に、外方
へ突出するシール片13を形成し、そのシール片13を
第2面B側方向へ折り曲げることにより、該端面14を
シール片13によって密着状態で被覆、すなわち包み込
む。シール片13の先端部と容器材料2の第2面Bとの
接合は、容器材料2の第2面B側樹脂層12を加熱する
ことによって該部に得られる粘着性を利用して行なう。
ができ、その端部被服処理を施した場合にも外観が損わ
れず、しかも耐衝撃性の高い液体容器の胴部構造を提供
する。 【構成】 容器材料2の端面14の第1面A側に、外方
へ突出するシール片13を形成し、そのシール片13を
第2面B側方向へ折り曲げることにより、該端面14を
シール片13によって密着状態で被覆、すなわち包み込
む。シール片13の先端部と容器材料2の第2面Bとの
接合は、容器材料2の第2面B側樹脂層12を加熱する
ことによって該部に得られる粘着性を利用して行なう。
Description
【0001】
本考案は、酒、ジュース、ヨーグルト等といった浸透圧の高い液体又は流動体 等を収納するための液体容器に関する。
【0002】
上記の液体容器において、1枚の容器材料を折り曲げ、その容器材料の端部同 士を互いに接合することにより筒状に形成されるものがある。この容器材料は、 例えば図6に符号1で示すような筒形状に成形される。符号6は容器底部、符号 Kは開口である。この容器1において、容器材料2の接合部Pを見ると、容器材 料2の一方の端部3aが容器1の外側に位置し、もう一方の端部3bが容器1の 内側に位置している。
【0003】 図7は接合部Pを拡大して示している。図示の例では、容器材料2は紙4及び 紙4の内側表面に積層された樹脂層5によって形成されている。樹脂層5は容器 1の内側に位置するように設定されており、これにより容器1内に収納された液 体等が紙4に浸透することが防止されている。
【0004】 しかしながらここで問題となるのは、接合部Pにおいて容器1の内側に位置す る端部3bの端面Qである。素材としての容器材料2においては、該端面Qの表 面には樹脂層が積層されておらず、紙4が外部に露出しているのが普通である。 従って、容器材料2の端部3bに何等の対処も施すことなく、図7に示すように 該部を接合して容器1を形成すると、容器1内に収納した液体等が端面Qを介し て紙4の内部へ浸透してしまうという問題があった。
【0005】 この問題を解決するため、実開昭56−6787号公報に次のような紙容器が 提案されている。 すなわち、容器材料の両端部のうち、接合した状態で容器の内側に位置するこ とになる端部を適宜の幅にわたって削り取り(いわゆる、スカイブ)、その厚さ が容器材料の厚さのほぼ1/2になるように成形する。そして、削り取った面に 糊を塗布し、さらに削除部を削除部自体の上に折り返して上記の糊で接着し、こ れにより、容器端面において紙層が外部に露出するのを防止している。
【0006】
しかしながら上記従来の紙容器においては、削除部を削除部自体の上に折り返 して接着するのに糊、例えば酢酸ビニル系の糊を使用していたので、その糊から 出た臭気が容器内部に蓄積して製品価値を劣化させるという問題があった。
【0007】 また、削除部を折り曲げる際、折り返した部分の先端が正確に削除部の上に載 らず、図8に示すように、容器材料2の上に乗り上げてしまい、中空部Rが形成 されるという問題があった。この中空部Rが形成されると、容器表面、特に接合 部Pに大きなシワができて、製品の外観を著しく損うことになる。また、接着部 がX部分に限られたり、落下時等にY部分に割れが発生することがあるので、耐 衝撃性が低下するという問題があった。
【0008】 本考案は、従来の液体容器における上記の問題点に鑑みてなされたものであっ て、容器材料の端部を折り曲げ処理するに際して糊を用いることを排除して、臭 気に関する上記の問題点を解消し、さらに図8に示すような中空部Rの発生も回 避できる液体容器を提供することを目的とする。
【0009】
上記の目的を達成するための本考案に係る液体容器は、紙(7)又は紙を主体 とする芯材(10)の第1面(A)及びその反対面である第2面(B)に熱可塑 性樹脂層(11,12)を積層して成る容器材料(2)の両端部(3a,3b) を互いに接合することにより筒状に形成される液体容器(1)である。互いに接 合される上記容器材料(2)の両端部(3a,3b)のうち液体容器(1)の内 側に位置する端部(3b)の第1面(A)側には、容器材料(2)の端面(14 )から外方へ延びるシール片(13)が設けられている。該シール片(13)は 、折り曲げ自在な薄い厚さに形成されており、さらに容器材料表面の熱可塑性樹 脂層(11)に連なる熱可塑性樹脂層を外周表面に有している。該シール片(1 3)は、容器材料(2)の第2面(B)側に向けて折り曲げられることにより容 器材料の端面(14)を覆い、その覆った状態でシール片の先端部(13a)は 、容器材料(2)の第2面(B)側の熱可塑性樹脂層(12)に接合される。そ の接合は、容器材料(2)の第2面(B)側の熱可塑性樹脂層(12)のうちシ ール片(13)の先端と接合する部分を加熱することによって該部に得られる粘 着性に基づいて行なわれる。
【0010】
シール片は容器材料の端面を密着状態で覆い、容器材料の紙層端面が外部、す なわち容器内部に直接に露出するのを防止する。これにより、容器内部に収納さ れた液体が容器材料の紙層に浸透するのが防止される。 容器材料の第2面側の熱可塑性樹脂層を加熱して該部に粘着性を付与し、この 粘着性によってシール片を容器材料の第2面側に接着するので、糊等の特別な接 着剤が不要となる。よって、従来のように糊から発生する臭気によって製品品質 が害されたり、臭気を脱気するための特別な工程を設ける必要もない。 容器材料の第1面側に設けたシール片は、折り曲げ自在な薄い厚さに成形され ているので、容器材料の端面を全域にわたって密着した状態で覆うことができる 。従って、従来のような中空部R(図8)が形成されることがなく、常に外観の 美しい液体容器が得られる。
【0011】
図1は、本考案に係る液体容器の容器材料接合部Pを拡大して詳細に示してい る。液体容器の全体形状は、図6に示したカップ形状、あるいはその他の任意の 形状とすることができる。図1において、容器材料2の外側端部3aと内側端部 3bとは、紙面垂直方向にわたって互いに接合されている。
【0012】 容器材料2は、例えば図2に示すように、芯材10と、芯材10の第1面Aに 積層された熱可塑性樹脂層11と、芯材10の第2面Bに積層された熱可塑性樹 脂層12とによって構成される積層構造となっている。熱可塑性樹脂層11及び 12としては、例えばポリエチレンが用いられる。第1面側樹脂層11は例えば 60μmの厚さに、そして第2面側樹脂層12は例えば30μmの厚さに設定さ れている。
【0013】 芯材10は例えば、厚さ280g/m2 の紙層7と、厚さ9μmのAl(アル ミニウム)層8と、そして厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート層9とに よって形成されている。
【0014】 容器材料2を使って図6に示す、あるいはその他任意の形状の液体容器を成形 するに際しては、容器材料2、特にその内側端部3bに対して以下のような処理 が施される。 まず図3に示すように、容器材料2の内側端部3bの第2面B側を幅Wにわた ってナイフその他の切削手段を用いて液体容器の高さ方向、すなわち図3の紙面 垂直方向に削り取る。この場合、削り取られた後の残り片、すなわちシール片1 3の厚さLは、そのシール片13を第2面Bの方向へ矢印Cで示すように自由に 折り曲げることができるような厚さ、例えば0.1mm程度に設定される。また 、シール片13の最上層には、必ず紙層7が残るように削り取られる。
【0015】 その後図4に示すように、シール片13の全域及び容器材料2の先端側の一部 2aに破線で示すように400゜C程度のホットエアを吹き付けて、各部を加熱 する。この加熱により、容器材料先端2aの樹脂層12に粘着性が与えられる。
【0016】 その後、図5に矢印Cで示すように、第1面A側に設けられたシール片13を 第2面B側へ折り曲げ、容器材料2の端面14をシール片13によって密着状態 で包み込む。この状態でシール片13の先端部13aは、容器材料2の第2面B 上に折り込まれる。容器材料2の第2面端部には上記のように粘着性が付与され ているので、シール片13の先端部13aは容器材料2の第2面に圧着により接 着される。
【0017】 その後、図1に示すように、容器材料2の端部3bに容器材料2のもう一方の 端部3aが接合され、図6に示す形状あるいはその他任意の形状の液体容器1が 作成される。こうして作成された液体容器1に関しては、液体容器1の内側に位 置する端部3bの端面14はシール片13によって覆われていて、容器内部に露 出していない。従って、容器内部に酒等の液体を収納した場合にも、端面14を 介して容器材料2の内部へ液体が浸透することがない。
【0018】 シール片13を容器材料2の第2面Bに接着するに際しては、糊等の接着剤を 使用せず、ホットエアによる加熱によって熱可塑性樹脂層12に与えられる粘着 性を利用している。従って、従来のように糊等から発生する臭気について心配す ることがない。
【0019】 また、シール片13はその厚さが0.1mmといったように非常に薄く設定さ れているので、容器材料端面14を密着した状態で包囲する。従って、端面14 とシール片13との間に中空部が形成されることもなく、それ故、容器材料端部 の接合部P(図6)にシワが発生することもなく、非常に美しい外観に成形され る。
【0020】 以上、1つの実施例をあげて本考案を説明したが、本考案はその実施例に限定 されることなく種々に改変できる。 例えば、容器材料2の芯材10として、Al(アルミニウム)を含んだ積層構 造の紙製芯材を用いたが、これに代えて単なる1枚の紙材を芯材として用いるこ とができる。Alを含んだ積層構造の紙製芯材を用いて図5のような接着を行な った場合は、ポリエチレンが紙層に侵入した形で接着が行なわれる。これに対し 、Alを含まない紙材を用いた場合には、紙層を介してある程度ポリエチレン同 士の接着も行なわれる。よって、接着強度に関していえば、Alを含まない紙材 を用いた場合の方が強度が大きくなる。
【0021】 また、図3に関連して説明したシール片13の形成工程は、シール片13を形 成するための一例であり、折り曲げ自在な程度に薄い形状のシール片13が作成 できる限りにおいて、他の任意の方法を採用することができる。
【0022】 また、上記実施例では容器の内面に相当する容器材料の側面Aを第1面と考え 、容器の外面に相当する容器材料の側面Bを第2面と考え、そして内側側面A( 第1面)側にシール片13を形成した。これに代えて、容器の外面に相当する面 Bを第1面と考え、容器内面に相当する面Aを第2面と考え、そして外側側面B (第1面)側にシール片13を設けても良い。
【0023】
本考案によれば、容器材料の端面被服処理時に糊が必要なくなる。従って、糊 から発生する臭気の問題を解消できる。 また、シール片は容器材料の端面に密着するので、容器材料とシール片との間 に中空部が形成されることがなく、それ故、シワのない外観の美しい液体容器が 得られる。 また、シール片の折り曲げ先端が図8のように大きく突出することがないので 、耐衝撃性も向上する。
【図1】本考案に係る液体容器の容器材料接合部を詳細
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図2】容器材料の一例の積層構造を示す断面図であ
る。
る。
【図3】容器材料の端部にシール片を形成した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】容器材料に施される加熱処理の一例を示す図式
図である。
図である。
【図5】容器材料の端面を被覆処理した状態を示す断面
図である。
図である。
【図6】液体容器の一例を示す斜視図である。
【図7】従来の液体容器における容器材料の端部接合方
法の一例を示す断面図である。
法の一例を示す断面図である。
【図8】従来の液体容器における容器材料の端部被覆処
理の一例を示す断面図である。
理の一例を示す断面図である。
1 容器 2 容器材料 3a 外側に位置する容器材料端部 3b 内側に
位置する容器材料端部 7 紙層 8 アルミ層 9 ポリエチレンテレフタレート層 10 芯材 11 ポリエチレン層 12 ポリエ
チレン層 13 シール片 14 容器材
料の端面 A 容器材料の第1面 B 容器材料
の第2面
位置する容器材料端部 7 紙層 8 アルミ層 9 ポリエチレンテレフタレート層 10 芯材 11 ポリエチレン層 12 ポリエ
チレン層 13 シール片 14 容器材
料の端面 A 容器材料の第1面 B 容器材料
の第2面
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 紙又は紙を主体とする芯材の、第1面及
びその反対面である第2面に熱可塑性樹脂層を積層して
成る容器材料の両端部を互いに接合することにより筒状
に形成される液体容器の胴部構造において、互いに接合
される上記容器材料の両端部のうち液体容器の内側に位
置する端部の第1面側には、容器材料の端面から外方へ
延びるシール片が設けられており、該シール片は、折り
曲げ自在な薄い厚さに形成されており、さらに容器材料
表面の熱可塑性樹脂層に連なる熱可塑性樹脂層を外周表
面に有しており、該シール片は、容器材料の第2面側に
向けて折り曲げられ、熱接着されることにより容器材料
の端面を覆い、その覆った状態でシール片の先端部は、
容器材料の第2面側の熱可塑性樹脂層に接合されてお
り、その接合は、容器材料の第2面側の熱可塑性樹脂層
のうちシール片の先端と接合される部分を加熱すること
によって該部に得られる粘着性に基づいて行なわれるこ
とを特徴とする液体容器の胴部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5662891U JPH05624U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 液体容器の胴部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5662891U JPH05624U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 液体容器の胴部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05624U true JPH05624U (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=13032572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5662891U Pending JPH05624U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 液体容器の胴部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05624U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56155899U (ja) * | 1980-04-21 | 1981-11-20 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62158643A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | 日本製紙株式会社 | 液体用紙容器ブランクの製造法 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP5662891U patent/JPH05624U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62158643A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | 日本製紙株式会社 | 液体用紙容器ブランクの製造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56155899U (ja) * | 1980-04-21 | 1981-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6011648B2 (ja) | レトルトカップ | |
| JP5166536B2 (ja) | 栓またはキャップの閉鎖部を有する容器を閉鎖するためのタブを有するシールディスク及び製造方法 | |
| JPS61244539A (ja) | 液体用容器とその製造方法および製造装置 | |
| US2176370A (en) | Method of forming a container | |
| JPH05624U (ja) | 液体容器の胴部構造 | |
| JP3410021B2 (ja) | ウェットティッシュ包装体およびその製造方法 | |
| JP4271848B2 (ja) | 多層袋 | |
| JP4446458B2 (ja) | 簡易容器 | |
| JP3418161B2 (ja) | 容器構造 | |
| JP4238412B2 (ja) | トレー容器 | |
| JPS5852033A (ja) | 完全耐水性紙質容器 | |
| JP3672387B2 (ja) | 包装体の開封機構 | |
| JP2020156938A (ja) | 紙製飲用ストロー | |
| JP4517446B2 (ja) | カップ状容器 | |
| JPH0219369Y2 (ja) | ||
| JPS5824341B2 (ja) | カミヨウキドウソザイセツゴウブ ノ タンメンシヨリホウホウ | |
| JPH0648436A (ja) | 飲料用容器 | |
| JPS6132753Y2 (ja) | ||
| JPH06297650A (ja) | 紙コップ | |
| JPH09132246A (ja) | 重層袋及びその胴部シール方法 | |
| JPH0519465B2 (ja) | ||
| JP4122822B2 (ja) | 紙端面のスカイブヘミング加工方法及び該方法を用いて作製した紙製容器 | |
| JP2001122205A (ja) | 紙製容器のトップシール方法 | |
| JPS6025403Y2 (ja) | 包装用袋 | |
| JPS5836666Y2 (ja) | バリヤ−性紙函 |