JPH0563234B2 - - Google Patents
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- JPH0563234B2 JPH0563234B2 JP20034584A JP20034584A JPH0563234B2 JP H0563234 B2 JPH0563234 B2 JP H0563234B2 JP 20034584 A JP20034584 A JP 20034584A JP 20034584 A JP20034584 A JP 20034584A JP H0563234 B2 JPH0563234 B2 JP H0563234B2
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- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- paint
- compound
- coating film
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- Expired - Lifetime
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
産業上の利用分野:
本発明は、耐久性に富んだ複層塗膜の形成方法
に関する。 従来技術とその問題点: 従来より有機被覆材料としては熱可塑性樹脂塗
料と熱硬化性樹脂塗料とがあり、塗膜の耐久性の
観点からは、樹脂がお互いに反応して無限大に近
い分子量を形成する熱硬化性樹脂塗料の方がすぐ
れているとされている。 しかし乍ら、熱硬化性樹脂を用いる場合には、
十分な熱エネルギーの付与を必要とする。一方、
熱エネルギーを用いずに常温において硬化反応を
行う硬化性樹脂としては、イソシアネート基とヒ
ドロキシル基の反応を用いたいわゆるポリウレタ
ン塗料が広く用いられているが、基材に水分を含
有していたり、塗装後水の飛沫がかかるような環
境においてはイソシアネート基が水と反応し、樹
脂同志の反応が阻害され、耐久性のある塗膜が得
られないという欠点があつた。特に水性塗料塗膜
上への常温で硬化する硬化性塗料の適用は、従
来、品質の均一化と言う点で極めて困難視されて
きたが、建築外装材料やセメントモルタル製品等
の製造技術分野においては、かかる塗膜形成方法
の出現が望まれている。更に自動車等の高級塗装
技術分野においても、有機溶剤の使用量を削減し
なおかつ硬化に要する熱エネルギーを削減する為
に、下塗り層に水性塗料を用い上塗り層に耐久性
の高い塗膜を常温乃至は僅かな加温によつて十分
な乾燥状態が得られる塗膜形成方法が望まれてい
る。 問題点を解決するための手段: 本発明者らは、従来困難視されていた水性塗料
と常温乃至は低加温状態で反応する熱硬化性塗料
の複層塗膜の形成方法について鋭意検討した結
果、特定の単量体とそれと共重合してなる共重合
体と特定化合物とを含有してなる有機溶剤型上塗
り塗料を用いることにより達成されることを見出
して本発明に到達した。 すなわち本発明は、水を溶媒又は分散媒とする
水性塗料を基材に塗布して下塗り層を形成し、下
塗り層中に水分が残存する状態において、一般式 (但し、式中Rは水素又はメチル基をR1,R2
は炭素数が1〜6のアルキル基を示す。)で表わ
される単量体成分(A)と該(A)と共重合可能な単量体
成分(B)とを共重合して成る共重合体、および一分
子中に2個以上の第1級又は第2級アミノ基を有
する多価アミン化合物の少なくとも1個のアミノ
基がケトン又はアルデヒドとの反応によつて封鎖
された化合物(C)を含有してなる有機溶剤型上塗り
塗料を塗装することを特徴とする塗膜形成方法で
ある。 本発明に於いて、下塗り層を形成する水性塗料
は、例えばアクリル酸エステル共重合樹脂エマル
ジヨン塗料、酢酸ビニール共重合樹脂エマルジヨ
ン塗料、塩化ビニール共重合樹脂エマリジヨン塗
料、合成ゴムラテツクス系塗料、水溶性アルキツ
ド樹脂塗料、エポキシエマルジヨン塗料、水溶性
アクリル樹脂塗料及びこれらの混合物等の一般的
に用いられる水性塗料が広く用いられるが、塗膜
の耐久性の観点からエマルジヨン系塗料(コロイ
ダルデイスパージヨンおよびハイドロゾルの如き
微粒子分散系塗料を含む)が好ましく、特に重量
平均分子量が10000以上のアクリル酸エステル共
重合樹脂のエマルジヨンの使用が好ましい。 本発明に於いて前記一般式で示される単量体成
分(A)と共重合可能な単量体成分(B)としては、α,
β不飽和基を有するビニール単量体成分、例えば
アルキル鎖中の炭素数が1〜18のアルキルアクリ
レート及びメタアクリレート類、スチレン、α−
メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸
及びメタアクリル酸類、マレイン酸及びフマル酸
類又はこれらの炭素数が1〜18のアルキルエステ
ル類、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート又はメタアクリレート
類、アクリルアミド、メタアクリルアミドなどが
挙げられる。 本発明に於いて用いられる共重合体は、通常
2000〜30000の数平均分子量を有することが好ま
しく、ラジカルを発生する重合開始剤の存在下、
不活性溶媒中で溶液重合法によつて得られるもの
が好適である。この際使用される重合開始剤とし
ては、例えばベンゾイルパーオキサイド、クメン
ハイドロパーオキサイド等のパーオキサイド類、
アゾビスイソブチルニトリル等のジアゾ化合物等
が挙げられる。また不活性溶媒としては、例えば
トルエン、キシレン等の芳香族溶剤、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系
溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶
剤、ブタノール、イソプロピルアルコール等のア
ルコール系溶剤、ブチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ等のセロソルブ系溶剤及びこれらのアセテ
ート類等が挙げられる。前記した溶液重合法に於
ける重合温度は用いる重合開始剤によつても異る
が、一般的には60〜160℃の範囲である。 本発明に於いて、共重合体に占める単量体(A)の
共重合割合は、耐久性および塗膜性能の点から好
適には5〜50重量%の範囲である。 本発明の塗膜形成方法に用いる化合物(C)は、1
分子中に2個以上の第1級又は第2級アミノ基を
有する多価アミン化合物の少なくとも1個のアミ
ノ基がケトン又はアルデヒドとの反応によつて封
鎖された化合物である。 而して多価アミン化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、ジエチレントリアミン等の
脂肪族アミン、イソホロンジアミン、4,4′−ジ
アミノジシクロヘキシルメタン、4,4′−ジアミ
ノジシクロヘキシルプロパン、水添キシリレンジ
アミン、ジペンテンジアミンのような脂環族ジア
ミン類、キシリレンジアミンのようなアミノ基が
芳香環に直接結合していないジアミン類、ピペラ
ジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメチル
ピペラジン、ジピペリジルプロパン等の複素環式
アミン類等が挙げられる。 本発明に於て用いられるケトン類として、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、
3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、シク
ロペンタノン、等が挙げられる。また、アルデヒ
ド類としては、例えばイソブチルアルデヒド、n
−ブチルアルデヒド、ジエチルアセトアルデヒ
ド、2−エチルカプロアルデヒド、イソトリデシ
ルアルデヒド等が挙げられる。 本発明に於いて用いられる化合物(C)としては、
上記多価アミン化合物とケトン類又はアルデヒド
類とを脱水反応することによつて得ることが出来
る。この場合多価アミン化合物のすべてのアミノ
基が脱水反応されることが望ましいが、1分子中
の少くとも1個のアミノ基が脱水反応されていれ
ば本発明に用いることが出来る。 上記共重合体と化合物(C)の配合割合は、共重合
体に占める単量体(A)のモル当量と化合物(C)のアミ
ノ基当量の割合が1:0.6〜1:1.2、特に好まし
くは、1:0.7〜1:1の範囲となるような重量
割合で混合使用される。 上記した上塗り塗料中の化合物(C)は、下塗り塗
料からの水分によつて多価アミン化合物に戻り、
共重合体と反応し、耐久性に富んだ上塗り硬化塗
膜を形成する。 本発明に於いて、下塗り塗装に用いられる水性
塗料及び上塗り塗料は、通常、例えば酸化チタ
ン、酸化鉄、カーボンブラツク、フタロシアニン
プルー等の各種着色用顔料や、例えば、炭酸カル
シユーム、硫酸バリウム、タルク、マイカ、アル
ミナ、シリカ、ガラス繊維、アスベスト、ベント
ナイト等の充填剤や、アルミニユーム粉末、ステ
ンレス粉末等の金属粉末、更にはレベリング剤、
消泡剤、分散用助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤
等の一般に塗料に用いられる助剤類を混合、分散
してもよい。又下塗り塗料のみを着色し、上塗り
塗料は着色顔料を加えないいわゆるクリヤーワニ
スの形であつてもよい。特に自動車上塗り塗料に
於いては、下塗り塗料にアルミニユーム粉末を含
む水性塗料を塗装し、次いで紫外線吸収剤、酸化
防止剤あるいは透明顔料の入つた上記クリヤーワ
ニスを塗装するのが一般的である。 上記下塗り塗料は、例えば金属、プラスチツク
類、スレート、木質材料、セメント成型体等の各
種基材に、スプレー塗装、はけ塗り、ローラー塗
装等の方法によつて塗布し、ただちに上記の上塗
り塗料を塗布してもよく、又常温放置して一部揮
発分を飛散させた後塗装してもよい。 発明の効果: このような塗膜形成方法によつて得られる塗膜
は、耐候性、耐湿性、耐溶剤性、耐汚染性等の各
種耐久性の点ですぐれた塗膜である。 以下実施例によつて、本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定され
るものではない。なお例中の部は重量部を示す。 製造例 1 水性塗料の調整: (i) アクリル酸ブチル60重量%、スチレン10重量
%、メタアクリル酸メチル26重量%、メタアク
リル酸2−ヒドロキシエチル2重量%及びメタ
アクリル酸2重量%を乳化重合したアクリル酸
エステル共重合樹脂(50重量%濃度、平均粒子
径0.15μ)100重量部をアンモニア水にてPHが
7.5になるまで中和した。これにアルミペース
ト15部(東洋アルミ(株)製、商品名アルペース
9173MLのブチルセロソルブ30%希釈品)を分
散混合し、更にフオードカツプ#4にて21〜22
秒に塗料粘度がなるまで水を添加して、下塗り
用水性塗料(イ)を得た。 (ii) アクリル酸エチル30重量%、アクリル酸2−
エチルヘキシル20重量%、メタアクリル酸エチ
ル45重量%及びアクリル酸5重量%を共重合し
てなるアクリル系共重合樹脂ハイドロゾル(30
重量%濃度、溶媒は水、イソプロパノール70/
30の混合割合、中和はアンモニア水にてPH7.5
まで中和、平均粒子径0.015μ)167重量部と酸
化チタン50重量部をサンドミルで分散し、フオ
ードカツプ#4にて塗料粘度30秒になるまで水
により希釈して下塗り用水性塗料(ロ)を得た。 製造例 2 共重合体の製造: 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下槽を備え
た反応器中にトルエン800重量部、メチルイソブ
チルケトン200重量部を入れ、85℃に加熱した後、
表1の各実験番号に示す各単量体及び重合開始剤
の混合物を4時間にわたつて滴下槽より滴下し、
その間攪拌しながら反応液を85〜90℃に保ち滴下
終了時に重合開始剤のアゾビスイソブチロニトリ
ル3重量部を2時間おきに2回更に添加して6時
間上記温度にて反応を継続して共重合体の溶液を
得た。
に関する。 従来技術とその問題点: 従来より有機被覆材料としては熱可塑性樹脂塗
料と熱硬化性樹脂塗料とがあり、塗膜の耐久性の
観点からは、樹脂がお互いに反応して無限大に近
い分子量を形成する熱硬化性樹脂塗料の方がすぐ
れているとされている。 しかし乍ら、熱硬化性樹脂を用いる場合には、
十分な熱エネルギーの付与を必要とする。一方、
熱エネルギーを用いずに常温において硬化反応を
行う硬化性樹脂としては、イソシアネート基とヒ
ドロキシル基の反応を用いたいわゆるポリウレタ
ン塗料が広く用いられているが、基材に水分を含
有していたり、塗装後水の飛沫がかかるような環
境においてはイソシアネート基が水と反応し、樹
脂同志の反応が阻害され、耐久性のある塗膜が得
られないという欠点があつた。特に水性塗料塗膜
上への常温で硬化する硬化性塗料の適用は、従
来、品質の均一化と言う点で極めて困難視されて
きたが、建築外装材料やセメントモルタル製品等
の製造技術分野においては、かかる塗膜形成方法
の出現が望まれている。更に自動車等の高級塗装
技術分野においても、有機溶剤の使用量を削減し
なおかつ硬化に要する熱エネルギーを削減する為
に、下塗り層に水性塗料を用い上塗り層に耐久性
の高い塗膜を常温乃至は僅かな加温によつて十分
な乾燥状態が得られる塗膜形成方法が望まれてい
る。 問題点を解決するための手段: 本発明者らは、従来困難視されていた水性塗料
と常温乃至は低加温状態で反応する熱硬化性塗料
の複層塗膜の形成方法について鋭意検討した結
果、特定の単量体とそれと共重合してなる共重合
体と特定化合物とを含有してなる有機溶剤型上塗
り塗料を用いることにより達成されることを見出
して本発明に到達した。 すなわち本発明は、水を溶媒又は分散媒とする
水性塗料を基材に塗布して下塗り層を形成し、下
塗り層中に水分が残存する状態において、一般式 (但し、式中Rは水素又はメチル基をR1,R2
は炭素数が1〜6のアルキル基を示す。)で表わ
される単量体成分(A)と該(A)と共重合可能な単量体
成分(B)とを共重合して成る共重合体、および一分
子中に2個以上の第1級又は第2級アミノ基を有
する多価アミン化合物の少なくとも1個のアミノ
基がケトン又はアルデヒドとの反応によつて封鎖
された化合物(C)を含有してなる有機溶剤型上塗り
塗料を塗装することを特徴とする塗膜形成方法で
ある。 本発明に於いて、下塗り層を形成する水性塗料
は、例えばアクリル酸エステル共重合樹脂エマル
ジヨン塗料、酢酸ビニール共重合樹脂エマルジヨ
ン塗料、塩化ビニール共重合樹脂エマリジヨン塗
料、合成ゴムラテツクス系塗料、水溶性アルキツ
ド樹脂塗料、エポキシエマルジヨン塗料、水溶性
アクリル樹脂塗料及びこれらの混合物等の一般的
に用いられる水性塗料が広く用いられるが、塗膜
の耐久性の観点からエマルジヨン系塗料(コロイ
ダルデイスパージヨンおよびハイドロゾルの如き
微粒子分散系塗料を含む)が好ましく、特に重量
平均分子量が10000以上のアクリル酸エステル共
重合樹脂のエマルジヨンの使用が好ましい。 本発明に於いて前記一般式で示される単量体成
分(A)と共重合可能な単量体成分(B)としては、α,
β不飽和基を有するビニール単量体成分、例えば
アルキル鎖中の炭素数が1〜18のアルキルアクリ
レート及びメタアクリレート類、スチレン、α−
メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸
及びメタアクリル酸類、マレイン酸及びフマル酸
類又はこれらの炭素数が1〜18のアルキルエステ
ル類、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート又はメタアクリレート
類、アクリルアミド、メタアクリルアミドなどが
挙げられる。 本発明に於いて用いられる共重合体は、通常
2000〜30000の数平均分子量を有することが好ま
しく、ラジカルを発生する重合開始剤の存在下、
不活性溶媒中で溶液重合法によつて得られるもの
が好適である。この際使用される重合開始剤とし
ては、例えばベンゾイルパーオキサイド、クメン
ハイドロパーオキサイド等のパーオキサイド類、
アゾビスイソブチルニトリル等のジアゾ化合物等
が挙げられる。また不活性溶媒としては、例えば
トルエン、キシレン等の芳香族溶剤、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系
溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶
剤、ブタノール、イソプロピルアルコール等のア
ルコール系溶剤、ブチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ等のセロソルブ系溶剤及びこれらのアセテ
ート類等が挙げられる。前記した溶液重合法に於
ける重合温度は用いる重合開始剤によつても異る
が、一般的には60〜160℃の範囲である。 本発明に於いて、共重合体に占める単量体(A)の
共重合割合は、耐久性および塗膜性能の点から好
適には5〜50重量%の範囲である。 本発明の塗膜形成方法に用いる化合物(C)は、1
分子中に2個以上の第1級又は第2級アミノ基を
有する多価アミン化合物の少なくとも1個のアミ
ノ基がケトン又はアルデヒドとの反応によつて封
鎖された化合物である。 而して多価アミン化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、ジエチレントリアミン等の
脂肪族アミン、イソホロンジアミン、4,4′−ジ
アミノジシクロヘキシルメタン、4,4′−ジアミ
ノジシクロヘキシルプロパン、水添キシリレンジ
アミン、ジペンテンジアミンのような脂環族ジア
ミン類、キシリレンジアミンのようなアミノ基が
芳香環に直接結合していないジアミン類、ピペラ
ジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメチル
ピペラジン、ジピペリジルプロパン等の複素環式
アミン類等が挙げられる。 本発明に於て用いられるケトン類として、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、
3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、シク
ロペンタノン、等が挙げられる。また、アルデヒ
ド類としては、例えばイソブチルアルデヒド、n
−ブチルアルデヒド、ジエチルアセトアルデヒ
ド、2−エチルカプロアルデヒド、イソトリデシ
ルアルデヒド等が挙げられる。 本発明に於いて用いられる化合物(C)としては、
上記多価アミン化合物とケトン類又はアルデヒド
類とを脱水反応することによつて得ることが出来
る。この場合多価アミン化合物のすべてのアミノ
基が脱水反応されることが望ましいが、1分子中
の少くとも1個のアミノ基が脱水反応されていれ
ば本発明に用いることが出来る。 上記共重合体と化合物(C)の配合割合は、共重合
体に占める単量体(A)のモル当量と化合物(C)のアミ
ノ基当量の割合が1:0.6〜1:1.2、特に好まし
くは、1:0.7〜1:1の範囲となるような重量
割合で混合使用される。 上記した上塗り塗料中の化合物(C)は、下塗り塗
料からの水分によつて多価アミン化合物に戻り、
共重合体と反応し、耐久性に富んだ上塗り硬化塗
膜を形成する。 本発明に於いて、下塗り塗装に用いられる水性
塗料及び上塗り塗料は、通常、例えば酸化チタ
ン、酸化鉄、カーボンブラツク、フタロシアニン
プルー等の各種着色用顔料や、例えば、炭酸カル
シユーム、硫酸バリウム、タルク、マイカ、アル
ミナ、シリカ、ガラス繊維、アスベスト、ベント
ナイト等の充填剤や、アルミニユーム粉末、ステ
ンレス粉末等の金属粉末、更にはレベリング剤、
消泡剤、分散用助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤
等の一般に塗料に用いられる助剤類を混合、分散
してもよい。又下塗り塗料のみを着色し、上塗り
塗料は着色顔料を加えないいわゆるクリヤーワニ
スの形であつてもよい。特に自動車上塗り塗料に
於いては、下塗り塗料にアルミニユーム粉末を含
む水性塗料を塗装し、次いで紫外線吸収剤、酸化
防止剤あるいは透明顔料の入つた上記クリヤーワ
ニスを塗装するのが一般的である。 上記下塗り塗料は、例えば金属、プラスチツク
類、スレート、木質材料、セメント成型体等の各
種基材に、スプレー塗装、はけ塗り、ローラー塗
装等の方法によつて塗布し、ただちに上記の上塗
り塗料を塗布してもよく、又常温放置して一部揮
発分を飛散させた後塗装してもよい。 発明の効果: このような塗膜形成方法によつて得られる塗膜
は、耐候性、耐湿性、耐溶剤性、耐汚染性等の各
種耐久性の点ですぐれた塗膜である。 以下実施例によつて、本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定され
るものではない。なお例中の部は重量部を示す。 製造例 1 水性塗料の調整: (i) アクリル酸ブチル60重量%、スチレン10重量
%、メタアクリル酸メチル26重量%、メタアク
リル酸2−ヒドロキシエチル2重量%及びメタ
アクリル酸2重量%を乳化重合したアクリル酸
エステル共重合樹脂(50重量%濃度、平均粒子
径0.15μ)100重量部をアンモニア水にてPHが
7.5になるまで中和した。これにアルミペース
ト15部(東洋アルミ(株)製、商品名アルペース
9173MLのブチルセロソルブ30%希釈品)を分
散混合し、更にフオードカツプ#4にて21〜22
秒に塗料粘度がなるまで水を添加して、下塗り
用水性塗料(イ)を得た。 (ii) アクリル酸エチル30重量%、アクリル酸2−
エチルヘキシル20重量%、メタアクリル酸エチ
ル45重量%及びアクリル酸5重量%を共重合し
てなるアクリル系共重合樹脂ハイドロゾル(30
重量%濃度、溶媒は水、イソプロパノール70/
30の混合割合、中和はアンモニア水にてPH7.5
まで中和、平均粒子径0.015μ)167重量部と酸
化チタン50重量部をサンドミルで分散し、フオ
ードカツプ#4にて塗料粘度30秒になるまで水
により希釈して下塗り用水性塗料(ロ)を得た。 製造例 2 共重合体の製造: 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下槽を備え
た反応器中にトルエン800重量部、メチルイソブ
チルケトン200重量部を入れ、85℃に加熱した後、
表1の各実験番号に示す各単量体及び重合開始剤
の混合物を4時間にわたつて滴下槽より滴下し、
その間攪拌しながら反応液を85〜90℃に保ち滴下
終了時に重合開始剤のアゾビスイソブチロニトリ
ル3重量部を2時間おきに2回更に添加して6時
間上記温度にて反応を継続して共重合体の溶液を
得た。
【表】
製造例 3
化合物(C)の合成:
攪拌機、水分離装置つきコンデンサー、温度計
を備えた反応器に表2に示す各実験記号(A)〜(D)の
各々の多価アミン化合物、ケトン又はアルデヒド
及びその他の原材料を仕込み表2に示す温度で8
時間反応を行つた。 更に各実験記号の反応物は減圧濃縮し50%溶液
になるように調整した。 各反応物溶液の全アミノ基含有量を塩酸滴定法
で測定し、併せて表2に記載した。
を備えた反応器に表2に示す各実験記号(A)〜(D)の
各々の多価アミン化合物、ケトン又はアルデヒド
及びその他の原材料を仕込み表2に示す温度で8
時間反応を行つた。 更に各実験記号の反応物は減圧濃縮し50%溶液
になるように調整した。 各反応物溶液の全アミノ基含有量を塩酸滴定法
で測定し、併せて表2に記載した。
【表】
【表】
製造例 4
上塗り塗料の調整:
表1に示した共重合体200重量部と表2に示し
た化合物(C)の溶液を表3に示す重合割合で各々混
合し更に希釈用シンナー(トルエン、酢酸エチル
を等重量で混合)を加え、更にレベリング用シリ
コーン助剤を0.1重量%、チヌビン328(チバカイ
ギー社製商品名、紫外線吸収剤)を固型分当り
0.5重量%添加して、フオードカツプ#4にて35
秒になるように希釈混合してクリヤーワニスを調
整した。
た化合物(C)の溶液を表3に示す重合割合で各々混
合し更に希釈用シンナー(トルエン、酢酸エチル
を等重量で混合)を加え、更にレベリング用シリ
コーン助剤を0.1重量%、チヌビン328(チバカイ
ギー社製商品名、紫外線吸収剤)を固型分当り
0.5重量%添加して、フオードカツプ#4にて35
秒になるように希釈混合してクリヤーワニスを調
整した。
【表】
実施例 1〜11
板厚0.6mmの化成処理した鋼板に前記した水性
下塗り塗料(イ)及び(ロ)を(イ)の場合は乾燥塗膜厚が15
〜20μとなる様に、(ロ)の場合は30〜35μとなる様
にスプレー塗布し、表4に示す温度及び時間放置
した後、それぞれ前記の上塗り塗料〜を乾燥
塗膜厚が20〜30μになる様にスプレー塗装した。
上塗り塗料を塗布した後80℃で30分塗装板を加熱
硬化した後、耐溶剤性、耐汚染性および耐久性テ
ストを行つた。 結果を表5に示す。 比較例 1〜3 実施例の塗膜形成と全く同様にして、水性下塗
り塗料(イ)を塗布した後、メタアクリル酸メチル、
アクリル酸ブチル及びヒドロキシエチルメタアク
リレートの共重合体であるアクリルポリオールと
ヘキサメチレンジイソシアネートの水アダクト体
オレスターNP−1000(三井東圧化学(株)製、商品
名、不揮発分75%溶液)を硬化剤として配合して
二液混合型ウレタン塗料(クリヤー)を上塗り塗
料として塗布し、実施例と同様にして80℃で30分
間塗装板を加熱した後、塗膜の試験を行つた。 評価結果は表5に併せて記載する。
下塗り塗料(イ)及び(ロ)を(イ)の場合は乾燥塗膜厚が15
〜20μとなる様に、(ロ)の場合は30〜35μとなる様
にスプレー塗布し、表4に示す温度及び時間放置
した後、それぞれ前記の上塗り塗料〜を乾燥
塗膜厚が20〜30μになる様にスプレー塗装した。
上塗り塗料を塗布した後80℃で30分塗装板を加熱
硬化した後、耐溶剤性、耐汚染性および耐久性テ
ストを行つた。 結果を表5に示す。 比較例 1〜3 実施例の塗膜形成と全く同様にして、水性下塗
り塗料(イ)を塗布した後、メタアクリル酸メチル、
アクリル酸ブチル及びヒドロキシエチルメタアク
リレートの共重合体であるアクリルポリオールと
ヘキサメチレンジイソシアネートの水アダクト体
オレスターNP−1000(三井東圧化学(株)製、商品
名、不揮発分75%溶液)を硬化剤として配合して
二液混合型ウレタン塗料(クリヤー)を上塗り塗
料として塗布し、実施例と同様にして80℃で30分
間塗装板を加熱した後、塗膜の試験を行つた。 評価結果は表5に併せて記載する。
【表】
【表】
【表】
評価方法:
耐溶剤性;
メチルエチルケトンをガーゼに浸し、塗膜表面
をこすつて素地がでるまでの往復回数で判定し
た。 耐汚染性; カーボンブラツクの水スラリーを塗膜上におき
50℃で2時間乾燥した後、水洗して塗膜上に残る
痕跡の程度を判定した。 冷熱サイクル試験; −40℃と80℃の温度条件の恒温槽に1時間毎に
入れて、10サイクル繰り返した後の塗膜の状態を
観察した。 耐湿テスト; 50℃、98%相対湿度の恒温恒湿槽に240時間試
験板を入れた後、塗膜の表面状態を観察した。 ウエザオメーター; サンシヤイン型ウエザオメーターに2000時間照
射を行つた後、照射前の光沢と色差(NBS色差)
を測定した。
をこすつて素地がでるまでの往復回数で判定し
た。 耐汚染性; カーボンブラツクの水スラリーを塗膜上におき
50℃で2時間乾燥した後、水洗して塗膜上に残る
痕跡の程度を判定した。 冷熱サイクル試験; −40℃と80℃の温度条件の恒温槽に1時間毎に
入れて、10サイクル繰り返した後の塗膜の状態を
観察した。 耐湿テスト; 50℃、98%相対湿度の恒温恒湿槽に240時間試
験板を入れた後、塗膜の表面状態を観察した。 ウエザオメーター; サンシヤイン型ウエザオメーターに2000時間照
射を行つた後、照射前の光沢と色差(NBS色差)
を測定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水を溶媒又は分散媒とする水性塗料を基材に
塗布して下塗り層を形成し、次いで下塗り層中に
水が残存する状態において、一般式 (但し、式中Rは水素又はメチル基を示し、
R1およびR2は炭素数が1〜6のアルキル基を示
す)で表わされる単量体成分(A)と該(A)と共重合可
能な単量体成分(B)とを共重合して成る共重合体、
および1分子中に2個以上の第1級又は第2級ア
ミノ基を有する多価アミン化合物の少なくとも1
個のアミノ基がケトン又はアルデヒドとの反応に
よつて封鎖された化合物(C)を含有してなる有機溶
剤型上塗り塗料を塗装することを特徴とする塗膜
形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20034584A JPS61179267A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20034584A JPS61179267A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 塗膜形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61179267A JPS61179267A (ja) | 1986-08-11 |
| JPH0563234B2 true JPH0563234B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=16422743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20034584A Granted JPS61179267A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 塗膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61179267A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5100735A (en) * | 1990-07-25 | 1992-03-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Waterborne basecoat/high solids clear finish for automotive substrates having an improved appearance |
| US5235016A (en) * | 1991-07-25 | 1993-08-10 | American Cyanamid Company | Composition comprising an emulsion copolymer of alkylacrylamido glycolate alkylether, vinyl acetate and a hydroxy functional monomer, and process for preparing the same |
| CN107868165A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-04-03 | 山东源根石油化工有限公司 | 一种高效非硅油型消泡剂的制备方法及其在润滑油中的应用 |
-
1984
- 1984-09-27 JP JP20034584A patent/JPS61179267A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61179267A (ja) | 1986-08-11 |
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