JPH0564657U - 湯張り機能付風呂装置 - Google Patents
湯張り機能付風呂装置Info
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- JPH0564657U JPH0564657U JP1101092U JP1101092U JPH0564657U JP H0564657 U JPH0564657 U JP H0564657U JP 1101092 U JP1101092 U JP 1101092U JP 1101092 U JP1101092 U JP 1101092U JP H0564657 U JPH0564657 U JP H0564657U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯張り機能付風呂装置を設置施工する際、そ
の日に作業の途中まで行い、給湯器21の使用が可能な状
態にして風呂側の工事を翌日行うような場合、給湯器21
を使用して、給湯管7側の水栓が頻繁に開閉され、その
開閉時の水圧変動によりパイロット電磁弁25が僅かに開
き、タンク室17に入り込んだ水が溜まってフロート58が
上昇してタンク室17内の湯水を排水管61を通して排水す
るために循環ポンプ2の起動信号が出力されたときに、
その循環ポンプ2の起動信号をキャンセルする。 【構成】 制御装置38に、風呂装置が過去に湯張りと追
い焚きのいずれの運転も実際に1度もされていないか否
かを判断する初期運転判断部71と、過去に追い焚きと湯
張りのいずれもされたことがないときには循環ポンプ2
の起動信号が出力されたときにそのキャンセル信号を出
力するキャンセル回路とを設ける。
の日に作業の途中まで行い、給湯器21の使用が可能な状
態にして風呂側の工事を翌日行うような場合、給湯器21
を使用して、給湯管7側の水栓が頻繁に開閉され、その
開閉時の水圧変動によりパイロット電磁弁25が僅かに開
き、タンク室17に入り込んだ水が溜まってフロート58が
上昇してタンク室17内の湯水を排水管61を通して排水す
るために循環ポンプ2の起動信号が出力されたときに、
その循環ポンプ2の起動信号をキャンセルする。 【構成】 制御装置38に、風呂装置が過去に湯張りと追
い焚きのいずれの運転も実際に1度もされていないか否
かを判断する初期運転判断部71と、過去に追い焚きと湯
張りのいずれもされたことがないときには循環ポンプ2
の起動信号が出力されたときにそのキャンセル信号を出
力するキャンセル回路とを設ける。
Description
【0001】
本考案は、給湯器の湯を給湯管から風呂釜の追い焚き循環管路に落とし込んで 浴槽への自動湯張りを行う湯張り機能付風呂装置に関するものである。
【0002】
周知のように、湯張り機能付風呂装置は、給湯器の給湯管を分岐させてその一 方を風呂釜の追い焚き循環管路に接続し、給湯器の湯を前記分岐管と追い焚き循 環管路を通して浴槽に落とし込み、風呂の自動湯張りを行うもので、通常、この 湯張り機能付風呂装置には、風呂側の水が給湯器側に逆流するのを防止する逆流 防止手段が備えられている。
【0003】 図5にはかつての逆流防止手段を備えた湯張り機能付風呂装置が示されている 。同図において、浴槽1には循環ポンプ2で浴槽1内の湯水を吸引して追い焚き 熱交換器3を通して浴槽1に戻す追い焚き循環管路4が接続されており、給湯器 側には給水管5から供給される水を給湯熱交換器6で加熱し、この加熱によって 得られた湯を所望の場所に送り込む給湯管7が設けられている。この給湯管7と 追い焚き循環管路4は、電磁弁10と、逆流防止手段としてのホッパー11と、逆止 弁12とを介して接続されており、浴槽1の湯張り時には給湯管7から電磁弁10、 ホッパー11、逆止弁12を順に通って追い焚き循環管路4から浴槽1内に湯を落と し込むようにしている。ホッパー11は給湯管7と追い焚き循環管路4とを縁切り し、浴槽1側の湯水が給湯管7側に逆流するのを完全に遮断している。
【0004】 しかし、かつての逆流防止手段は、ホッパー11によって構成されているため、 給湯器側の湯を追い焚き循環管路4側に供給する際に、電磁弁10側の水道圧力が 逆止弁12側の管路に直接加わらず、このため、湯張りスピードが遅くなり、湯張 り完了までに時間が長くかかるという不便があった。
【0005】 このような不便を解消するために、現在においては、図6に示すように、給湯 管7と循環追い焚き管路4とを連通する分岐管8に第1の逆止弁13と、バキュー ムブレーカ14と、電磁弁10と、第2の逆止弁12との弁直列接続体を設け、この弁 直列接続体を浴槽1よりも高い位置に配置し、浴槽1側の湯水が給湯管7側に逆 流するのを防止している。このように、逆流防止手段を逆止弁12, 13と、バキュ ームブレーカ14と、電磁弁10との弁直列接続体により形成すれば、湯張りを行う 際に水道水圧が給湯管7側から追い焚き循環管路4側に直接伝わり、これにより 、湯張りスピードが改善される。
【0006】
しかしながら、図6に示す逆流防止手段を組み込んだ湯張り機能付風呂装置で は、浴槽1を逆流防止手段のバキュームブレーカ14よりも高い位置に、例えばバ キュームブレーカ14を家庭の1階に設置し、浴槽を家庭の2階に設置することが できないという不便がある。浴槽1を2階に設置すると、断水になった場合、給 湯管7側が追い焚き循環管路4側よりも負圧になるが、このとき逆止弁12,13お よび電磁弁10が故障した場合には、浴槽1側の風呂水が給湯管7側に逆流し、衛 生上大きな問題が生じる。
【0007】 本出願人は上記従来の課題を解決するためのものとして、水道水圧を利用して 湯張りを行うことができ、しかも、浴槽を高い位置に設けても浴槽側の湯水が給 湯管側に逆流するのを完全に防止することができる湯張り機能付風呂装置を実願 平3−78187号において提案している。
【0008】 図2にはこの提案装置のシステムが示され、また、図3には同提案装置の弁機 構部の拡大詳細図が示されている。これらの図において、提案装置は、メイン弁 室15と、縁切り室16と、タンク室17と、吐出弁室18とを備えている。
【0009】 メイン弁室15の入口通路20は給湯通路の上流側の管9を介して給湯器21の給湯 管7に連通されている。メイン弁室15の底壁22からは弁座23として機能する筒壁 が突設されており、この弁座23の上側には弁孔通路24の入口側を開閉するメイン 開閉弁として機能するパイロット電磁弁25が配設されている。
【0010】 縁切り室16はメイン弁室15の下方位置に設けられており、この縁切り室16には 第1の逆止弁26と縁切り開放弁(大気開放弁)27とが設けられている。
【0011】 第1の逆止弁26は縁切り室16の内壁面に沿って上下移動が自在の弁体28を有し ており、この弁体28の上部側にはOリング等のシール部材30が装着されており、 このシール部材30は前記弁孔通路24の出口側に設けられている傾斜壁面31に当接 し、弁体28の上下移動により弁孔通路24の出口を開閉するようになっている。こ の弁体28の中心部には下方に突設した胴部32を備えており、この胴部32には鍔33 を備えた筒部材34が上下摺動自在に遊嵌されており、この筒部材34の底壁35の中 心部にはパイロット弁孔36が形成されている。このパイロット弁孔36は前記弁体 28の胴部32の下端面と対向しており、この下端面には弁37が設けられ、この弁37 によりパイロット弁孔36の開閉が行われるようになっている。前記弁体28の周壁 側からは係合片40が内側に向けて突設されており、この係合片40は弁体28が上方 移動するときに、鍔33に係合し、弁体28と連動して筒部材34を上方に引き上げる 構成となっている。
【0012】 前記筒部材34の底壁35の下端面側には縁切り室16とタンク室17とを連通する弁 孔41を開閉する弁42が設けられており、弁体28の下方移動によって弁孔41は弁42 によって閉じられ、このとき、図4に示すように、前記係合片40と鍔33の間には 隙間43が形成される。前記係合片40と縁切り室16の底壁間にはスプリング44が配 設されており、常時はこのスプリング44の復元力によって弁体28は上方に付勢さ れ、弁孔通路24の出口側をシール部材30で閉止しており、この状態で弁孔41は開 放されている。なお、パイロット弁孔36,弁37,42の機構部は弁孔41を開閉する 縁切り開放弁27を構成している。
【0013】 前記吐出弁室18は上部室46と下部室47を有して縁切り室16の隣側に配置され、 縁切り室16から横方向に伸びる通路45によって縁切り室16と上部室46との連通が 図られている。上部室46と下部室47の隔壁48には弁孔50が形成されており、この 弁孔50の入口側には負圧閉止弁51が設けられており、この負圧閉止弁51と上部室 46の頂壁52間には圧縮状のスプリング53が介設されており、このスプリング53の 付勢力を受けて弁孔50は負圧閉止弁51によって閉鎖されている。一方、下部室47 には弁孔50の出口側を開閉する第2の逆止弁54が設けられており、この第2の逆 止弁54と下部室47の底部間には同様に圧縮状のスプリング55が介設されており、 このスプリング55の付勢力によって弁孔50の出口側は第2の逆止弁54によって閉 鎖されている。前記下部室47は管56を介して追い焚き循環管路4に接続されてい る。これら、給湯管7から管9,パイロット電磁弁25,縁切り開放弁27,第2の 逆止弁54,管56および追い焚き循環管路4を経て浴槽1に至る管路は湯張り管路 として機能する。
【0014】 前記縁切り室16と弁孔41を介して連通するタンク室17の底面側からはガイド軸 57が上方に向けて突設されており、このガイド軸57にフロート58が摺動自在に嵌 め込まれている。このフロート58にはマグネット(図示せず)が取り付けられ、 タンク室17の壁面にはリードスイッチ(図示せず)が設けられ、フロート58が浮 力を受けて予め設定された所定水位まで上昇したときに、フロート58側のマグネ ットとリードスイッチとが対向し、リードスイッチから循環ポンプ2を起動する オン信号が出力されるようになっている。これらフロート58とマグネットとリー ドスイッチはタンク室17の水位上昇を検出する水位センサとして機能する。タン ク室17の底壁側からは上方に突出するオーバーフロー管60が設けられており、排 水室17の水位がオーバーフロー管60の上端を越えたときに、そのオーバーフロー の水(湯)がオーバーフロー管60を通して外に排出されるようになっている。
【0015】 また、タンク室17の底壁には排水管61の入口側が連通されており、排水管61の 出口側は追い焚き循環管路4の戻り管59、つまり、循環ポンプ2の吸い込み側の 管路に接続されている。そして、排水管61には第3の逆止弁62と第1の制御開閉 弁として機能する電磁弁63が設けられている。また、前記排水管61の出口側の接 続部よりも浴槽1側寄りの戻り管59には第2の制御開閉弁としての電動二方弁64 が設けられている。この提案装置の湯張りと追い焚きの運転は制御装置38により 制御されており、制御装置38にはリモコン39が接続されている。なお、図中、65 は流量センサ、66は通水量を可変制御する水量制御弁、67は浴槽1内の水位を圧 力によって検出する水位センサ(圧力センサ)、68は追い焚き湯水の流れを検出 する追い焚き流水スイッチをそれぞれ示している。
【0016】 次に提案装置の動作を説明する。まず、パイロット電磁弁25の開動作により弁 孔通路24の入口側が開かれると、給湯管7側から供給されてくる湯は弁孔通路24 に入り込み、その水圧により、弁体28をスプリング44の付勢力に抗して下方に押 し下げ、弁孔通路24の出口側を開く。同時に、弁体28の下方への押しつけ移動に より、弁37の下方移動によってパイロット弁孔36が閉じられ、同様に弁孔41は弁 42の下方移動によって閉じられ、縁切り室16と排水室17との連通が遮断される。 この連通遮断により、縁切り室16に入り込む湯は水道圧によって負圧閉止弁51を 押し上げて弁孔50に入り込み、さらに第2の逆止弁54をスプリング55の付勢力に 抗して下方に押し下げて弁孔50の出口側が開かれる結果、湯は弁孔50から下部室 47に入り込み、さらに管56を通って追い焚き循環管路4に入り込み、この追い焚 き循環管路の往管69と戻り管59の両側から浴槽1内に水道圧によって落とし込ま れる。
【0017】 この浴槽1への湯張りの水位が設定水位となったときに、パイロット電磁弁25 の弁の閉止動作によって弁孔通路24の入口側が閉止される結果、弁体28を下方に 押しつける力よりもスプリング44の上方への付勢力が打ち勝ち、弁体28が上昇移 動を開始する。このとき、弁42が形成されている筒部材34の鍔33と弁体28側の係 合片40との間には図4に示す如く隙間43が形成されているので、まず弁体28は係 合片40が鍔33に係止するまで上昇移動し、この弁体28の上昇移動により弁37も連 動して上方移動する結果、パイロット弁孔36が最初に開かれる。そうすると、排 水室17側の大気がパイロット弁孔36を通って縁切り室16に入り込む結果、縁切り 室16は大気圧となり、縁切り室16内の水圧を利用した弁42による弁孔41の押しつ け閉止力が解除される。スプリング44の復元力を受けて弁体28がさらに上昇し続 けると、係合片40は鍔33に係合し、筒部材34が弁体28と一体的に上方移動するの で、弁42も一体的に上方移動し、弁孔41が完全に開放され、弁孔通路24の出口側 は第1の逆止弁26のシール部材30によって閉じられる。このとき、縁切り室内に 満たされていた湯は弁孔41からタンク室17側に入り込むが、このとき、フロート 58が浮力を受けて設定位置まで上昇すると、リードスイッチからオン信号が出力 されて電磁弁63が開けられ、電動二方弁64が閉められて循環ポンプ2の起動が行 われるので、タンク室17内に溜まった水は排水管61を通った後、循環ポンプ2に より強制的に追い焚き循環管路4の往管69側から浴槽1内に排水される。
【0018】 また、パイロット電磁弁25の閉動作と同時に負圧閉止弁51はスプリング53の付 勢力によって弁孔50の入口側を閉止し、排水室17側の空気が縁切り室16を通って 弁孔50に入り込むのを防止する。また、第2の逆止弁54もパイロット電磁弁25の 閉動作と同時にスプリング55の付勢力によって弁孔50の出口側を閉じ、追い焚き 循環管路3側から汚水が弁孔50を経て縁切り室16側に入り込むのを防止する。
【0019】 この提案装置によれば、浴槽1を器具(風呂装置)よりも上方に設けた場合、 例えば、風呂装置を家庭の1階に設け、浴槽1を家庭の2階に設けたような場合 においても、浴槽1側の汚水は第2の逆止弁54によって縁切り室16側に入り込む のが防止され、衛生上安全である。この場合、第1の逆止弁26と第2の逆止弁54 に故障が生じ、浴槽1側の汚水が縁切り室16側に入り込んだとしても、この汚水 は縁切り室16からタンク室17に入り込み、フロート58が所定の水位に上昇すると リードスイッチからオン信号が出力されて循環ポンプ2の起動と、電動二方弁64 の閉動作と、電磁弁63の開動作が行われる結果、タンク室17に溜まった汚水は循 環ポンプ2により強制的に追い焚き循環管路4の往管69を通して浴槽1側に戻さ れることとなり、浴槽1側の汚水が給湯器側に逆流することはない。さらに、こ の場合、停電等により循環ポンプ2の起動ができない場合においても、タンク室 17に溜まった汚水の水位がオーバーフロー管60の上端開口を越えたときにはその オーバーフロー管60から外に排出されるので、いずれの場合にも、縁切り室16内 で下水側と上水側の縁切りが確実に行われ、浴槽1側の汚水が上水側の給湯器側 に逆流することは完璧に防止される。
【0020】 ところで、この種の提案装置を家庭等に設置施工する場合、作業を夕方に始め た場合には、作業の途中までしか完了せず、残りの作業を翌日に行うことがしば しば行われる。このような場合、作業者は、給湯器21側を使用可能な状態にして おき、次の日に、風呂側の工事を行うようにするのが一般的である。このように 、設置施工の途中の状態で、給湯器21が使用される場合、給湯管7の先端側に装 着されている水栓(図示せず)が頻繁に開けられて湯の断続使用等が行われると 、水栓の開閉に際してその都度水圧変動がパイロット電磁弁25に作用する。パイ ロット電磁弁25においては、摺動ロッド69が収容されている空間部70は空気室と なっているので、前記水栓の開閉に伴う水圧変動がパイロット電磁弁25に作用す ると、パイロット電磁弁25のダイアフラム25aが空間部70の空気を圧縮しながら 押し上げ方向に移動し、この移動によりパイロット電磁弁25が瞬間的に開き、弁 孔通路24に入り込んだ水がタンク室17に溜まり込む。給湯器使用時の水栓の開け 閉めの頻度が高くなると、タンク室17に入り込む水の量も増し、これに伴い、フ ロート58が浮力により上昇し、設定水位に至ったときにリードスイッチから循環 ポンプ2の起動信号が出力されることになる。
【0021】 ところが、設置施工の途中においては、自給式の循環ポンプ2内は水が入り込 んでおらず、空気で満たされているので、循環ポンプが回転しても、タンク室17 内の水を吸い込むことができないので、フロート58は設定水位以上の位置で止ま ったままの状態となり、このとき、リードスイッチから循環ポンプのオン信号が ひき続き出力される状態になる。制御装置はこの状態を検知し、循環ポンプ2が 回転してもタンク室17の水位が下降しないので(リードスイッチからオフ信号が 出力されないので)、故障状態と判断し、例えばリモコン39の故障表示部にエラ ーコードを表示することとなり、設置施工の作業者はこのエラーコードを見て風 呂装置の器具が故障したものと誤判断してしまい、故障点検のために無駄な時間 を費やしてしまうという問題が生じる。
【0022】 また、循環ポンプ2が回転したときに、循環ポンプ2のポンプ動作が正常に行 われてしまうと、タンク室17に溜まった水が排水工事が完了していない風呂側( 浴槽側)に排出されてしまうという問題が生じる。
【0023】 本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、風呂装 置の設置施工の作業が途中のままで終わり、給湯器が使える状態のときに、給湯 器側の水栓を開け閉めすることにより、パイロット電磁弁から漏れた湯水がタン ク室に溜まり、循環ポンプの起動信号が出力された後に、エラーコードが表示さ れたり、風呂側にタンク室の湯水が排水されることのない湯張り機能付風呂装置 を提供することにある。
【0024】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案は、給湯器の湯をパイロット電磁弁から縁切り開放弁と逆止弁を介して追 い焚き循環管路に導き、この追い焚き循環管路から浴槽に落とし込む湯張り管路 を備え、前記縁切り開放弁の下側には縁切り開放弁から漏れた湯水を溜めるタン ク室を備え、このタンク室には水位センサが設けられ、この水位センサがタンク 室内の所定の水位上昇を検出したときに追い焚き循環管路の循環ポンプに起動信 号が出力され循環ポンプの回転によりタンク室内の水が追い焚き循環管路を通し て浴槽内に排水されるタイプの湯張り機能付風呂装置において、装置の運転スイ ッチがオンされたとき追い焚きと湯張りのいずれかの運転が過去に1回でも実際 になされているか否かを判断する初期運転判断部と、この初期運転判断部が過去 に追い焚きと湯張りのいずれの運転もなされていないと判断したときに前記水位 センサがタンク室内の所定の水位上昇を検出したときに出力される循環ポンプの 起動信号をキャンセルするキャンセル回路とを有することを特徴として構成され ている。
【0025】
【作用】 上記構成の本考案において、風呂装置の設置施工に際し、作業が途中までとな り、給湯器の使用可能な状態にして、風呂側の作業が翌日になるような場合、給 湯器側の水栓の開閉により、パイロット電磁弁から僅かずつ漏れた湯水がタンク 室内に溜まり、そのタンク室内の水位が所定の水位に達し、循環ポンプの起動信 号が出力されたとき、初期運転判断部は湯張りと追い焚きのいずれの動作もまだ 行われていないことを確認して、その旨の信号をキャンセル回路に加える。キャ ンセル回路はその信号を受けて循環ポンプの起動信号をキャンセルし、循環ポン プが起動するのを防止する。
【0026】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、前記図2に示した提 案装置と同一の部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。本実施例の 湯張り機能付風呂装置のシステムは前記提案装置と同様であり、本実施例が提案 装置と異なる特徴的なことは、制御装置38に循環ポンプ2の起動キャンセル機能 を付加したことである。図1には本実施例において特徴的な循環ポンプ2の起動 キャンセル機能の要部構成が示されている。この起動キャンセル機能は、初期運 転判断部71と、キャンセル回路72と、循環ポンプ起動回路74とを有して構成され ている。
【0027】 初期運転判断部71は、装置の運転スイッチ73からオン信号を受けたときに、風 呂装置の器具が過去に1回でも追い焚きと湯張りのいずれかの運転が実際になさ れているか否かを判断する。例えば、過去に、1回でも追い焚き熱交換器3のバ ーナ燃焼が行われたときには、追い焚き運転が行われたものとして、その旨を内 蔵するメモリに記憶する。また、パイロット電磁弁25が実際に開けられて、例え ば、5リットル以上の湯水が追い焚き循環管路4側に落とされたときには(この 湯水の量は流量センサ65の検出流量を制御装置38が内蔵する演算部で精算するこ とにより得られる)、湯張り運転が行われたものとしてその旨を同様にメモリに 記憶する。初期運転判断部71は、運転スイッチ73からオン信号が加えられたとき に、メモリに記憶されている情報を読み出し、過去に、湯張りと追い焚きのいず れか一方が1回でもされているときには、例えば、キャンセル回路72にオフ信号 を加え、過去に湯張りと追い焚きのいずれも実際に全く行われたことがない場合 にはキャンセル回路72にオン信号を加える。
【0028】 キャンセル回路72は初期運転判断部71からオフ信号が加えられたときには循環 ポンプ起動回路74にキャンセル信号を供給せず、初期運転判断部71からオン信号 が加えられたとき、つまり、風呂装置の器具が過去に湯張りと追い焚きのいずれ も、1回もなされたことがないときには循環ポンプ起動回路74にキャンセル信号 を加える。このキャンセル回路72からキャンセル信号が加えられている状態で、 タンク室17の水位センサ、つまり、フロート58が浮力により上昇してリードスイ ッチから循環ポンプ2の起動信号が加えられたときに、循環ポンプ起動回路74は その起動信号をキャンセルして打ち消し、循環ポンプ2の起動を阻止する。また 、キャンセル回路72からキャンセル信号が加えられていない状態で、タンク室17 のフロートの上昇により、リードスイッチから循環ポンプの起動信号が加えられ たときには循環ポンプ2を回転起動する。
【0029】 本実施例は上記のように構成されているので、例えば、風呂装置の設置施工に 際し、設置作業が途中まで行われ、残りの作業を翌日に行うような場合、給湯器 を使用可能な状態にして作業者が帰った後に、給湯器21が使用され、給湯管7側 の水栓が頻繁に開け閉めされ、その開け閉めの水圧変動によりパイロット電磁弁 25がその都度僅かに開き、パイロット電磁弁25から弁孔通路24を通って湯水がタ ンク室17に入り込み、タンク室17内の水位が次第に上昇し、これに伴いフロート が設定水位を越えて上昇してリードスイッチから循環ポンプ2の起動信号が出力 されたとしても、初期運転判断部71は風呂装置が過去に1回も実際に湯張り又は 追い焚きの運転が行われていないことを確認してキャンセル回路72にオン信号を 出力し、これに伴ってキャンセル回路72からキャンセル信号が循環ポンプ起動回 路74に加えられる結果、リードスイッチから加えられた循環ポンプの起動信号は 効果的にキャンセルされ、循環ポンプ2が回転起動されることはなくなる。
【0030】 したがって、本実施例によれば、風呂装置の設置施工を途中で打ち切って作業 者が帰った場合に給湯器が使用されて、リードスイッチからオン信号が出力され ても、循環ポンプ2が回転起動することがないので、リモコン39等の故障表示部 にエラーコードが表示されるということがなく、次の日に設置施工の作業者が前 記エラーコードを見て器具(装置)が故障を生じたものと誤判断し、その対応に 振り回されるということもなくなる。
【0031】 また、リードスイッチからオン信号が出力されても循環ポンプの起動が行われ ることがないので、タンク室17内に溜まった湯水が循環ポンプ2により、排水工 事が行われていない風呂側に排出されるという問題も防止することができる。
【0032】 本実施例の構成では、タンク室17内に湯水が溜まり、その量が次第に大きくな って、タンク室17内の水位がオーバーフロー管60の上端面を越えると、オーバー フロー管60を通ってタンク室17内のあふれた湯水が排出されるが、通常、オーバ ーフロー管60から排出される水の出口側は設置施工の作業の最初にコンクリート で固められて排水工事が完了しているので、特に問題は生じない。
【0033】 なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り 得る。例えば、本考案の湯張り機能付風呂装置のシステム構成は、必ずしも図2 のものに限定されることはなく、様々なシステム態様の設計変更が可能である。
【0034】
本考案は、風呂装置が過去に湯張り動作と追い焚き動作のいずれか一方が実際 に1回も行われていないときには、タンク室内の水位センサがタンク室内の所定 の水位上昇を検出して水位センサから循環ポンプの起動信号が出力されても、そ の起動信号をキャンセルして循環ポンプの起動を行わないように構成したもので あるから、風呂装置の設置施工に際し、給湯器側を使用可能な状態にして設置施 工の作業が打ち切られ、残りの作業は後日に行われるような場合、給湯器が使用 されて、その水栓の開閉に伴ってパイロット電磁弁が僅かに開き、タンク室の水 位上昇が水位センサによって検出され、その排水を行うための循環ポンプの起動 信号が出力されても、循環ポンプの起動が行われないので、循環ポンプを回転し たときにタンク室内の湯水が吸引排水されない現象を故障状態と誤判断してエラ ーコードが表示されたり、排水工事が完了していない風呂側にタンク室の湯水が 排出されたりする問題がなくなり、設置施工上、非常に好都合である。
【図1】本考案に係る湯張り機能付風呂装置の要部を示
すブロック構成図である。
すブロック構成図である。
【図2】出願人が先に提案した湯張り機能付風呂装置の
システム図である。
システム図である。
【図3】同提案装置における弁機構部の説明図である。
【図4】同提案装置における縁切り開放弁の動作状態の
説明図である。
説明図である。
【図5】かつての湯張り機能付風呂装置の説明図であ
る。
る。
【図6】従来の一般的な湯張り機能付風呂装置の説明図
である。
である。
1 浴槽 2 循環ポンプ 4 追い焚き循環管路 17 タンク室 21 給湯器 25 パイロット電磁弁 27 縁切り開放弁 38 制御装置 58 フロート 71 初期運転判断部 72 キャンセル回路 73 運転スイッチ 74 循環ポンプ起動回路
Claims (1)
- 【請求項1】 給湯器の湯をパイロット電磁弁から縁切
り開放弁と逆止弁を介して追い焚き循環管路に導き、こ
の追い焚き循環管路から浴槽に落とし込む湯張り管路を
備え、前記縁切り開放弁の下側には縁切り開放弁から漏
れた湯水を溜めるタンク室を備え、このタンク室には水
位センサが設けられ、この水位センサがタンク室内の所
定の水位上昇を検出したときに追い焚き循環管路の循環
ポンプに起動信号が出力され循環ポンプの回転によりタ
ンク室内の水が追い焚き循環管路を通して浴槽内に排水
されるタイプの湯張り機能付風呂装置において、装置の
運転スイッチがオンされたとき追い焚きと湯張りのいず
れかの運転が過去に1回でも実際になされているか否か
を判断する初期運転判断部と、この初期運転判断部が過
去に追い焚きと湯張りのいずれの運転もなされていない
と判断したときに前記水位センサがタンク室内の所定の
水位上昇を検出したときに出力される循環ポンプの起動
信号をキャンセルするキャンセル回路とを有することを
特徴とする湯張り機能付風呂装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1101092U JP2558233Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 湯張り機能付風呂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1101092U JP2558233Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 湯張り機能付風呂装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564657U true JPH0564657U (ja) | 1993-08-27 |
| JP2558233Y2 JP2558233Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=11766157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1101092U Expired - Lifetime JP2558233Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 湯張り機能付風呂装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558233Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117167987A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-12-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种供水设备的控制方法及装置、电子设备、存储介质 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2545806Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1997-08-27 | 株式会社ガスター | 風呂の給湯装置 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1101092U patent/JP2558233Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117167987A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-12-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种供水设备的控制方法及装置、电子设备、存储介质 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2558233Y2 (ja) | 1997-12-24 |
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