JPH0565387A - 柔軟性に優れる樹脂組成物 - Google Patents

柔軟性に優れる樹脂組成物

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JPH0565387A
JPH0565387A JP22909891A JP22909891A JPH0565387A JP H0565387 A JPH0565387 A JP H0565387A JP 22909891 A JP22909891 A JP 22909891A JP 22909891 A JP22909891 A JP 22909891A JP H0565387 A JPH0565387 A JP H0565387A
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flexibility
polymerization
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JP22909891A
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Hideaki Kodera
秀章 小寺
Kazuyuki Nakamura
一幸 中村
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性に優れ、シート成形性の改良された樹
脂組成物を提供する。 【構成】 (A)熱可塑性ポリウレタン 10〜95
重量部、(B)ジエン系共重合体(I)の存在下で、多
官能性化合物とゴム状重合体を形成するα,β−不飽和
カルボン酸アルキルエステルを重合した共重合体(I
I)を得た後、さらにこれらと共重合可能な不飽和単量
体の群の中から選ばれた1種以上からなる単量体をグラ
フト共重合した共重合体90〜5重量部、とからなる柔
軟性の優れた樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性の優れた熱可塑
性ポリウレタン系樹脂組成物であり、さらに詳しくは、
シート成形性に優れた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性に優れ、シートとして用い
られる材料には、生産性や着色性から、軟質塩化ビニル
やポリウレタン樹脂が広く利用されている。これらの材
料は、シート成形され、基体に接着またはプレス圧着す
るなどの方法で一体化して用いられる。
【0003】特に塩化ビニル系組成物では、シート成形
性や物性を改良したり、硬度を調整するために、可塑
剤、物性補強剤、充填剤や熱安定剤等の添加剤を多量に
用いたり、ゴム成分を配合することが一般的に行われて
る。可塑剤などの添加剤を多量に利用する場合には、経
時変化によって、可塑剤の移行による汚染や物性の低下
の問題点があり、その用途が限定されるものであった。
また、ゴム成分を配合して物性を改良することは、例え
ば、加工性、耐久性を改良するために、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合ゴム、(特開昭51−66336
号公報)、共役ジエン−不飽和ニトリル−不飽和カルボ
ン酸エステル共重合ゴム(特公昭60−17219号公
報)および共役ジエン−不飽和ニトリル−オレフィン共
重合ゴム(特公昭60−17300号公報)を利用する
ことなどが開示されている。
【0004】さらに、特開昭62−243636号公報
には、耐熱老化性、耐光性の改良のため、アクリルゴム
を利用している。しかし、これらの方法では、塩化ビニ
ルを主体とする材料であるため、耐候性や耐熱老化性の
向上は見られるものの、依然として経時劣化が有り、耐
熱変形性や耐熱クリープ性が劣るものであった。また、
熱可塑性ポリウレタンでは、ゴム弾性やシート物性(流
動性や離型性)を改良するために、熱可塑性ポリウレタ
ンにゴム状重合体から得られるグラフト共重合体を配合
すること行われており、例えば、ABS樹脂とジエン系
ゴム(特公昭53−7187号公報)、MBS樹脂(特
公昭54−42385号公報)及びAES樹脂(特公昭
60−17281号公報、特公昭62−34265号公
報)を配合することが開示されている。
【0005】しかし、これらの組成物をシート成形に用
いた場合には、ABS樹脂やジエン系ゴムでは、シート
成形加工時のロール温度を高温にしなければグラフト共
重合体が溶融しないこと、ロール粘着性が高いこと及び
加工時に劣化を生じ易いことなどの問題点が残り、また
ABS樹脂やMBS樹脂では共役ジエン系を主体とする
ゴム状重合体のために、耐熱老化性や耐候性に充分満足
できるものではなかった。また、シアン化ビニル化合物
をグラフトするグラフト共重合体であるAES樹脂で
は、耐熱老化性や耐候性は優れている。しかし、シアン
化ビニル化合物のグラフト共重合体を用いると、柔軟性
が失われて硬度が高くなり、シートとしての性能を満足
しなくなってしまう欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性ポリウレタ
ン、ゴム状重合体であるジエン系重合体とα,β−不飽
和カルボン酸アルキルエステル系重合体からなるゴム状
重合体のグラフト共重合体を配合してなる樹脂組成物で
あり、柔軟性と引裂き強度に優れ、シート成形性の改良
された樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする手段】本発明者らは、上記課
題を解決するために鋭意検討した結果、ゴム状重合体で
あるジエン系重合体とα,β−不飽和カルボン酸アルキ
ルエステル系重合体からなるゴム状重合体のグラフト共
重合体を配合することにより、柔軟性、引裂き強度や成
形加工性の優れた組成物が得られることを見い出し、本
発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、(A)熱可塑性ポリ
ウレタン10〜95重量部、(B)ジエン系重合体
(I)の存在下で、多官能性化合物とゴム状重合体を形
成するα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルを重
合した共重合体(II)を得た後、さらにこれらと共重
合可能な不飽和単量体の群の中から選ばれた1種以上か
らなる単量体をグラフト共重合した共重合体90ー5重
量部とからなる柔軟性の優れた樹脂組成物に関する。
【0009】以下本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明の成分(A)の熱可塑性ポリウレタンとして
は、ジイソシアネート化合物とヒドロキシル基を2個以
上含む化合物の中から選ばれた1種以上とイソシアネー
ト基と反応する官能基をもつ化合物とを反応させて得る
ことができる。例えば、ジイソシアネートは、芳香族、
脂肪族及び脂環式のジイソシアネート化合物が用いられ
る。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシア
ネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、1,5−
ナフチレンジイソシアネート、3,3′−ジメチルビフ
ェニル−4,4′−ジイソシアネート、o−、m−また
はp−キシレンジイソシアネート、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレ
ンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートなどのジ
イソシアネート類が用いられる。
【0010】ヒドロキシル基を2個以上含む化合物とし
ては、分子量300〜10,000、好ましくは500
〜5,000であり、ジイソシアネートと反応する量を
含有するものである。これらは、炭素数2〜8のグリコ
ールである例えば、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ヘキセン及びプロピレングリコールなどと炭素
数4〜10の飽和脂肪族ジカルボン酸であるアジピン
酸、コハク酸、グルタル酸、スペリン酸、セバチン酸な
どもしくは芳香族ジカルボン酸であるフタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸等とから得られる縮合体、アルキ
レングリコールとラクトン基との共重合によって得られ
るポリエステルグリコール類、例えば、ポリラクトンジ
オール、ポリカプロラクトンジオール、ポリエナントラ
クトンジオール等、また炭素数2〜4のアルキレンオキ
サイドの縮合体、炭素数2〜4のアルキレンオキサイド
とアルキレングリコールとの縮合体、炭素数2〜4のポ
リアルキレングリコール類、テトラヒドロフランの開環
重合などによって得られるポリアルキレンエーテルグリ
コール類、さらに、ジヒドロキシポリエステルアミド
類、ジヒドロキシポリアセタール類、ジヒドロキシポリ
アルキレン類、ジヒドロキシポリカーボネート類なども
同様に用いることができる。これらの中で、ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、ジヒドロキシポリエチレ
ンアジペート、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどが適している。
【0011】さらに、前記ジオールの他に、分子鎖長の
調節剤として、イソシアネート基と反応する官能基をも
つ化合物である、例えば、炭素数2〜6の飽和脂肪族の
グリコール類であるエチレングリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ブ
タン1,2−ジオール、ブタン1,3−ジオール、ブタ
ン1,4−ジオール、ブタン2,3−ジオール及びブタ
ン2,4−ジオール、ヘキサンジオール等、または例え
ば、芳香族グリコールの1,4−キシリレングリコー
ル、フェニレンビス−(β−ヒドロキシエチルエーテ
ル)等である。その他に、例えば、少量の3官能性以上
のアルコール類、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ヘキサントリオール等も同時に利用しても良い。熱
可塑性ポリウレタンは、上記の化合物を用いて、公知の
方法によって製造される。
【0012】本発明に用いる(B)成分は、ゴム状重合
体であるジエン系重合体(I)とゴム状重合体を形成す
るα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル系重合体
からなるゴム状重合体(II)のグラフト共重合体であ
り、本発明の樹脂組成物の柔軟性、引裂き強度とロール
加工性を改良するための共重合体である。本発明の
(B)成分かのジエン系重合体は、ポリブタジエン、ブ
タジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、ブタジエン−スチレン−アクリロニト
リル共重合体、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、エ
チレン−プロピレン−ジエンモノマー三元共重合体など
が用いられる。これらの中では、ポリブタジエン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
エンモノマー三元共重合体が好ましい。
【0013】また、ゴム状重合体を形成するα,β−不
飽和カルボン酸アルキルエステルとしては、柔軟性を発
揮するために、ガラス転移点が25℃以下、好ましくは
0℃以下であるα,β−不飽和アルキルアクリレートも
しくはα,β−不飽和アルキルメタクリレートの単量体
の成分を持つ共重合体であることが必要である。α,β
−不飽和アルキルアクリレートの単量体としては、アル
キル基の炭素数が2〜13のアルキルアクリレートが用
いられ、例えば、エチルアクリレート、プロピルアクリ
レート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘ
キシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート
などが挙げられる。また、α,β−不飽和アルキルメタ
クリレートとしては、アルキル基の炭素数4〜13のア
ルキルメチルメタクリレートが用いられ、例えば、ブチ
ルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、オクチ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ドデシルメタクリレートなどが用いられる。これら
の中では、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレートが好ましい。
【0014】さらに、共重合体の柔軟性を損なわない範
囲において、エチレングリコールジアクリレート、1,
4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパン
ジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ジシクロペンタジエンアクリレート、エチレング
リコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、プロピレングリコールジメタクリレー
ト、ジシクロペンタジエンメタクリレート、トリメチロ
ールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフ
タレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシ
アヌレートなどの多官能性化合物を用いて架橋した共重
合体としてもよい。
【0015】これらの中では、1,4−ブチレングリコ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、トリアリルイソシアヌレート及びトリアリル
シアヌレートが好ましい。また、多官能性化合物とゴム
状重合体を形成するα,β−不飽和カルボン酸アルキル
エステルとの割合は、多官能性化合物が、0.01〜2
0重量%、好ましくは0.05〜10重量%である。
0.05重量%未満では、架橋度が不十分であり、機械
強度が劣り、10重量%を越えると柔軟性が劣る。α,
β−不飽和カルボン酸アルキルエステルが、80〜9
9.99重量%、好ましくは90〜99.95重量%で
ある。90重量%未満であると重合体の柔軟性が劣り、
99.95重量%を越えると機械強度が劣る。
【0016】さらに、多官能性化合物とゴム状重合体を
形成するα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルか
ら得られる重合体とジエン系重合体(I)との割合は、
ジエン系重合体(I)が、1〜50重量部、好ましくは
5〜30重量部、最も好ましいのは、5〜20重量部で
ある。多官能性化合物とゴム状重合体を形成するα,β
−不飽和カルボン酸アルキルエステルから得られる共重
合体が、99〜50重量部、好ましくは95〜70、最
も好ましいのは95〜80重量部である。
【0017】ジエン系重合体(I)が、5重量部未満で
あると耐衝撃性が劣り、20重量部を越えると耐候性が
劣る。ジエン系重合体(I)の存在下に多官能性化合物
とゴム状重合体を形成するα,β−不飽和カルボン酸ア
ルキルエステルを重合した共重合体(II)は、既知の
乳化重合および懸濁重合などで製造される。
【0018】次に、上記共重合体(II)を得た後、さ
らに、これらと共重合可能な不飽和単量体の群の中から
選ばれた1種以上の単量体をグラフト共重合して成分
(B)の共重合体を得る。これらの単量体としては、例
えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロル化スチレ
ン、ブロム化スチレンなどのハロゲン化スチレンおよび
ビニルトルエン、ジメチルスチレンのアルキル化スチレ
ンなどの芳香族ビニル化合物、メチルアクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、グ
リシジルアクリレート、メトキシエチルアクリレート、
エトキシエチルアクリレートなどのアクリレート類、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピル
メタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェ
ニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチルアミ
ノエチルメタクリレートなどのメタクリレート類エステ
ル類等が挙げられる。これらの中では、スチレン、メチ
ルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレートおよびグリシジルメタクリレートが好ましい。
これらの単量体は、混合して用いてもよい。
【0019】また、これらの単量体と共重合可能な不飽
和単量体としては、マレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−メチルマレイ
ミドなどのN−置換マレイミド類、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸及びフマル酸などの不飽和カルボン
酸、無水マレイン酸などが挙げられる。このグラフト共
重合体(B)での共重合体(II)とグラフト共重合す
る単量体の割合は、共重合体(II)が、10〜95重
量部、好ましくは20〜80重量部であり、グラフト共
重合する単量体が、5〜95重量部、好ましくは20〜
80重量部となる割合である。
【0020】共重合体(II)が、10重量部未満であ
ると組成物の柔軟性が劣り、95重量部を越えるとロー
ル粘着性高くなり、ロール加工性が劣る。また、グラフ
ト共重合する不飽和単量体の割合が、5重量部未満であ
るとロール粘着性高くなり、ロール加工性が劣り、90
重量部を越えると柔軟性に劣る。このグラフト共重合体
(B)は、既知の乳化重合、懸濁重合および製造され
る。
【0021】本発明の組成物を構成する成分の割合は、
熱可塑性ポリウレタン(A)を10〜90重量部、好ま
しくは10〜70重量部、成分(B)を10〜90重量
部、好ましくは30〜90重量部となる組成物である。
熱可塑性ポリウレタン(A)が、10重量部未満である
と柔軟性と機械強度に劣り、90重量部を越えるとシー
ト成形性に劣る。また、成分(B)は、柔軟性と成形加
工性を制御するためのものであり、30重量部未満であ
るとシート成形性が劣り、90重量部を越えると柔軟性
が低下する。
【0022】本発明の組成物の配合方法は、特に限定さ
れるものではなく、公知の技術例えば、ヘンシェルミキ
サー、タンブラー、ブレンダー等で粉体及び粒状物を混
合し、これを押出機、ニーダー、ミキサー、ロール等で
溶融混合する方法で製造し、次いで、該樹脂組成物をロ
ール加工やカレンダー加工する方法、または各成分の粉
体または粒状物を直接、ロール加工、カレンダー加工す
る方法が取られる。
【0023】また、本発明のシート加工にあたっては、
所望に応じてその物性を損なわない。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例にて具体的に説明する
が、これらは本発明を限定するものではない。
【0025】
【参考例1】 共重合体(B−1) 重量平均粒子径0.2μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算20重量%)1000重量部、脱イオン水
1000重量部、乳化剤(アルケニルコハク酸カリウム
(アルケニル基はC13〜C15である)1重量部を重合槽
に仕込み、攪拌しがら、窒素気流中で70℃に昇温し、
これに、第1段目の重合として、ブチルアクリレート3
00重量部、トリアリルイソシアヌレート5重量部、過
硫酸アンモニウム0.1重量部、乳化剤(ドデシルベン
ゼンスルフォン酸ナトリウム)0.5重量部の混合液を
2時間にわたって添加することにより重合を行った。
【0026】その後、第2段目の重合として、メチルメ
タクリレート250重量部、スチレン250重量部、ク
メンハイドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部
にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重
量部、硫酸第1鉄(FeSO4 ・7H2 O)0.01重
量部、エチレンジアミン4酢酸・2Ha塩0.4重量部
を溶解させた水溶液を6時間にわたって添加することに
より重合を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継
続し、重合を終えた。重合率は、95%であった。得ら
れた共重合体ラテックスは、凝集塩析した後、洗浄、乾
燥して、白色固体を得た。
【0027】
【参考例2】 共重合体(B−2) 第2段目の重合の単量体の割合をメチルメタクリレート
390重量部、メチルアクリレート10重量部、スチレ
ン100重量部とした以外は、参考例1と同様にして、
重合を行った。重合率は、95%であった。
【0028】
【参考例3】 共重合体(B−3) 第1段目の重合として、2−エチルヘキシルアクリレー
ト300重量部、1,4−ブチレングリコールジアクリ
レート3重量部を用い、第2段目の重合として、メチル
メタクリレート490重量部、メチルアクリレート10
重量部とした以外は、参考例1と同様にして、重合を行
った。重合率は、98%であった。
【0029】
【参考例4】 共重合体(B−4) 第2段目の重合として、メチルメタクリレート460重
量部、メチルアクリレート10重量部、グリシジルメタ
クリレート30重量部とした以外は、参考例3と同様に
して、重合を行った。重合率は、93%であった。
【0030】
【参考例5】 共重合体(C−5) 第2段目の重合として、スチレン350重量部、アクリ
ロニトリル150重量部とした以外は、参考例1と同様
にして、重合を行った。重合率は、95%であった。
【0031】
【参考例6】 共重合体(B−6) 重量平均粒子径0.3μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤(ア
ルケニルコハク酸カリウム(アルケニル基はC13〜C15
である))2重量部を重合槽に仕込み、攪拌しながら、
窒素気流中で70℃に昇温し、これに、メチルメタクリ
レート250重量部、スチレン250重量部、クメンハ
イドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメルカプ
タン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部にソジ
ウムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重量部、
硫酸第1鉄(FeSO4 ・7H2 O)0.01重量部、
エチレンジアミン4酢酸・2Na塩0.4重量部を溶解
させた水溶液を6時間にわたって添加することにより重
合を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継続し、
重合を終えた。重合率は、96%であった。得られた共
重合体ラテックスは、稀硫酸水溶液で塩析した後、洗
浄、乾燥して、白色固体を得た。
【0032】
【参考例7】 共重合体(C−7) 重量平均粒子径、0.3μmのブタジエンゴムラテック
ス(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤
(不均化ロジン酸カリウム)2重量部を重合槽に仕込
み、攪拌しながら、窒素気流中で70℃に昇温し、これ
に、アクリロニトリル150重量部、スチレン350重
量部、クメンハイドロパーオキサイド2重量部、t−ド
デシルメルカプタン0.5重量部の混合液と蒸留水50
0重量部にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート
1.0重量部、硫酸第1鉄(FeSO 4 ・7H2 O)
0.01重量部、エチレンジアミン4酢酸・2Ha塩
0.3重量部を溶解させた水溶液を6時間にわたって添
加することにより重合を行った。添加終了後、さらに1
時間攪拌を継続し、重合を終えた。重合率は、95%で
あった。得られた共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液
で塩析した後、洗浄、乾燥して、白色固体を得た。
【0033】
【実施例1】熱可塑性ポリウレタン デスモパン385
(バイエル社製)(A−1)400重量部と参考例1で
得たグラフト共重合体(B−1)500重量部とを配合
し、ヘンシェルミキサーで予備混合した。次に、押出機
を用いて、溶融混合し、ペレット化した。このペレット
を180℃に加熱した混練用2本ロールで混練し、シー
トとした。このシートを170℃のプレス機で加圧し、
1mm厚みのシートとし、シート物性を測定した。
【0034】なお、以下の実施例及び比較例で示した特
性は、次の方法によって、測定した。 (1) ロール加工性 ロール間隙にペレットを投入し、厚は1.0mmシート
を取り出した。その様子を観察して、シート表面の平滑
状態を観察し、次の判定基準で判定した。
【0035】○:ロールに巻き付く時間が短くて加工が
容易なもの。また、シートの厚みむらがなく、肉厚が均
一である。 △:ロールに巻き付き、加工はできるが、シートに厚み
むらがあり、不均一なものになる。
【0036】×:ロールに粘着してしまい加工が困難な
もの。シートを取り出し難い。 (2) 引張り強さ及び伸び シートからJIS 1号ダンベルを作成し、JIS K
6301に準じて測定した。 (3) 引裂き強度 シートからJIS B試験片を作成し、JIS K63
01に準じて測定した。 (4) 硬 度 JIS K6301(JIS A)に準じて測定した。 (5) 耐光性 シートからJIS 1号ダンベルを作成し、フェドメー
ターで60℃にて30時間保持して暴露し、伸びを測定
した。暴露前後での伸びの変化を保持率で示した。 (6) 耐熱老化性 シートからJIS 1号ダンベルを作成し、120℃の
ギャーオーブンに100時間保持し、伸びを測定した。
テスト前後での伸びの変化を保持率で示した。
【0037】
【実施例2〜8】表1に示した組成比としたものをペレ
ットとして、以下の操作を実施例1と同様に行い、各物
性を評価し、表1に示した。なお、ブレンド用樹脂とし
ては、下記に示した樹脂を利用した。 (A)熱可塑性ポリウレタン A−1 デスモパン 385(バイエル社製) A−2 ミラクトランE580(日本ミラクトラン社
製) A−3 レザミン P−8765(大日精化社製)
【0038】
【比較例1〜5】各成分を表2に示した組成比としたも
のをペレットとして、以下の操作を実施例1と同様に行
い、各物性を評価し、表2に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明により、熱可塑性ポリウレタンと
ゴム状重合体であるジエン系重合体とα,β−不飽和カ
ルボン酸アルキルエステル系重合体からなるゴム状重合
体のグラフト共重合体とを配合してなる樹脂組成物にお
いて、柔軟性と機械物性に優れ、シート成形性の改良さ
れた樹脂組成物が得られるという効果がある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】共重合体(II)が、10重量部未満であ
ると組成物の柔軟性が劣り、95重量部を越えるとロー
ル粘着性高くなり、ロール加工性が劣る。また、グラ
フト共重合する不飽和単量体の割合が、5重量部未満で
あるとロール粘着性高くなり、ロール加工性が劣り、
90重量部を越えると柔軟性に劣る。このグラフト共重
合体(B)は、既知の乳化重合、懸濁重合および塊状重
合などで製造される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】その後、第2段目の重合として、メチルメ
タクリレート250重量部、スチレン250重量部、ク
メンハイドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部
にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重
量部、硫酸第1鉄(FeSO4 ・7H2 O)0.01重
量部、エチレンジアミン4酢酸・2Na塩0.4重量部
を溶解させた水溶液を6時間にわたって添加することに
より重合を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継
続し、重合を終えた。重合率は、95%であった。得ら
れた共重合体ラテックスは、凝集塩析した後、洗浄、乾
燥して、白色固体を得た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【参考例7】 共重合体(C−7) 重量平均粒子径、0.3μmのブタジエンゴムラテック
ス(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤
(不均化ロジン酸カリウム)2重量部を重合槽に仕込
み、攪拌しながら、窒素気流中で70℃に昇温し、これ
に、アクリロニトリル150重量部、スチレン350重
量部、クメンハイドロパーオキサイド2重量部、t−ド
デシルメルカプタン0.5重量部の混合液と蒸留水50
0重量部にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート
1.0重量部、硫酸第1鉄(FeSO 4 ・7H2 O)
0.01重量部、エチレンジアミン4酢酸・2Na
0.3重量部を溶解させた水溶液を6時間にわたって添
加することにより重合を行った。添加終了後、さらに1
時間攪拌を継続し、重合を終えた。重合率は、95%で
あった。得られた共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液
で塩析した後、洗浄、乾燥して、白色固体を得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【実施例1】熱可塑性ポリウレタン デスモパン385
(バイエル社製)(A−1)400重量部と参考例1で
得たグラフト共重合体(B−1)600重量部とを配合
し、ヘンシェルミキサーで予備混合した。次に、押出機
を用いて、溶融混合し、ペレット化した。このペレット
を180℃に加熱した混練用2本ロールで混練し、シー
トとした。このシートを170℃のプレス機で加圧し、
1mm厚みのシートとし、シート物性を測定した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリウレタン 10〜
    95重量部、 (B)ジエン状重合体(I)の存在下で、多官能性化合
    物とゴム状重合体を形成するα,β−不飽和カルボン酸
    アルキルエステルを重合した共重合体(II)を得た
    後、さらにこれらと共重合可能な不飽和単量体の群の中
    から選ばれた1種以上からなる単量体をグラフト共重合
    した共重合体90〜5重量部、とからなる柔軟性の優れ
    た樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 多官能性化合物が、1,4−ブチレング
    リコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
    アクリレート、トリアリルイソシアヌレート及びトリア
    リルシアヌレートの中から選ばれた少なくとも1種以上
    である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
JP22909891A 1991-09-09 1991-09-09 柔軟性に優れる樹脂組成物 Withdrawn JPH0565387A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5460199A (en) * 1992-07-13 1995-10-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Flow control valve and control method therefor
USRE35786E (en) * 1990-06-14 1998-05-05 Sega Enterprises, Ltd. Television game apparatus
EP0864474A2 (en) 1997-03-14 1998-09-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Solenoid controlled valve and antilock control apparatus using the same
JP2011021167A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Okamoto Kk 透明ポリウレタンフィルム及びその製造方法

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