JPH0565571A - 高強度TiAl系金属間化合物 - Google Patents
高強度TiAl系金属間化合物Info
- Publication number
- JPH0565571A JPH0565571A JP22772891A JP22772891A JPH0565571A JP H0565571 A JPH0565571 A JP H0565571A JP 22772891 A JP22772891 A JP 22772891A JP 22772891 A JP22772891 A JP 22772891A JP H0565571 A JPH0565571 A JP H0565571A
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- Japan
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- intermetallic compound
- tial
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高強度なTiAl系金属間化合物を提供す
る。 【構成】 主体部1の組成は46原子%≦Al≦50原
子%および残部Tiである。主体部1と一体の表層部2
の組成は42原子%≦Al≦48原子%および残部Ti
であり、且つTi含有量が主体部1のTi含有量よりも
多くなるように設定されている。主体部1は表層部2よ
りもAl含有量が多いことから良好な延性を示す。一
方、表層部2は主体部1よりもTi含有量が多いことか
ら良好な常温強度を示す。これにより全体として高強度
化を達成したTiAl系金属間化合物を提供することが
できる。
る。 【構成】 主体部1の組成は46原子%≦Al≦50原
子%および残部Tiである。主体部1と一体の表層部2
の組成は42原子%≦Al≦48原子%および残部Ti
であり、且つTi含有量が主体部1のTi含有量よりも
多くなるように設定されている。主体部1は表層部2よ
りもAl含有量が多いことから良好な延性を示す。一
方、表層部2は主体部1よりもTi含有量が多いことか
ら良好な常温強度を示す。これにより全体として高強度
化を達成したTiAl系金属間化合物を提供することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度TiAl系金属間
化合物に関する。
化合物に関する。
【0002】この種TiAl系金属間化合物は、軽量
で、且つ優れた耐熱性を有するためエンジン部品等の構
造材料として着目されている。
で、且つ優れた耐熱性を有するためエンジン部品等の構
造材料として着目されている。
【0003】
【従来の技術】従来、前記TiAl系金属間化合物とし
ては、強度および延性を兼備させるため、47原子%≦
Al≦48原子%および残部Tiといった組成を有する
ものが知られている。
ては、強度および延性を兼備させるため、47原子%≦
Al≦48原子%および残部Tiといった組成を有する
ものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
TiAl系金属間化合物は、その組成上、延性において
は良好な結果を示すものの、常温強度においては、やや
Ti含有量が不足することから、エンジン部品等の苛酷
な状況下で使用される部材の構造材料としては不十分で
ある、という問題がある。
TiAl系金属間化合物は、その組成上、延性において
は良好な結果を示すものの、常温強度においては、やや
Ti含有量が不足することから、エンジン部品等の苛酷
な状況下で使用される部材の構造材料としては不十分で
ある、という問題がある。
【0005】本発明は前記に鑑み、主体部を主として延
性向上組成とし、また主体部と一体の表層部を主として
強度向上組成とすることにより、全体として高強度化を
達成した前記TiAl系金属間化合物を提供することを
目的とする。
性向上組成とし、また主体部と一体の表層部を主として
強度向上組成とすることにより、全体として高強度化を
達成した前記TiAl系金属間化合物を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るTiAl系
金属間化合物は、主体部の組成が46原子%≦Al≦5
0原子%および残部Tiであり、前記主体部と一体の表
層部の組成が42原子%≦Al≦48原子%および残部
Tiであり、且つTi含有量が前記主体部のTi含有量
よりも多くなるように設定されていることを特徴とす
る。
金属間化合物は、主体部の組成が46原子%≦Al≦5
0原子%および残部Tiであり、前記主体部と一体の表
層部の組成が42原子%≦Al≦48原子%および残部
Tiであり、且つTi含有量が前記主体部のTi含有量
よりも多くなるように設定されていることを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係るTiAl系金属間化合
物Imを示し、それは主体部1と、それと一体の表層部
2とよりなる。
物Imを示し、それは主体部1と、それと一体の表層部
2とよりなる。
【0008】主体部1の組成は、46原子%≦Al≦5
0原子%および残部Tiであり、その金属組織はγ相
(TiAl相)である。
0原子%および残部Tiであり、その金属組織はγ相
(TiAl相)である。
【0009】表層部2の組成は、42原子%≦Al≦4
8原子%および残部Tiであり、且つTi含有量が主体
部1のTi含有量よりも多くなるように設定されてい
る。
8原子%および残部Tiであり、且つTi含有量が主体
部1のTi含有量よりも多くなるように設定されてい
る。
【0010】図2は、表層部2の金属組織を模型的に示
したもので、図2(a)は、金属組織がTi3 Al相
(α2 相)p1とTiAl相(γ相)p2とを交互に積
層した層状組織Lの集合体である場合を、同図(b)
は、金属組織がTiAl相p2に多数の層状組織Lを分
散させたものである場合を、同図(c)は、金属組織が
α 2 等軸晶c1 とγ等軸晶c2 との集合体である場合を
それぞれ示す。
したもので、図2(a)は、金属組織がTi3 Al相
(α2 相)p1とTiAl相(γ相)p2とを交互に積
層した層状組織Lの集合体である場合を、同図(b)
は、金属組織がTiAl相p2に多数の層状組織Lを分
散させたものである場合を、同図(c)は、金属組織が
α 2 等軸晶c1 とγ等軸晶c2 との集合体である場合を
それぞれ示す。
【0011】前記のように構成すると、主体部1は表層
部2よりもAl含有量が多いことから良好な延性を示
し、一方、表層部1は主体部2よりもTi含有量が多
く、且つ前記のような金属組織を有することから良好な
常温強度を示す。
部2よりもAl含有量が多いことから良好な延性を示
し、一方、表層部1は主体部2よりもTi含有量が多
く、且つ前記のような金属組織を有することから良好な
常温強度を示す。
【0012】これにより高強度なTiAl系金属間化合
物が得られ、その高強度化は、主として表層部2側の強
度向上による。
物が得られ、その高強度化は、主として表層部2側の強
度向上による。
【0013】なお、主体部1においてAl含有量が前記
範囲を逸脱すると、十分な延性が得られず、一方、表層
部2においてAl含有量が前記範囲を逸脱すると、十分
な常温強度を得ることができない。
範囲を逸脱すると、十分な延性が得られず、一方、表層
部2においてAl含有量が前記範囲を逸脱すると、十分
な常温強度を得ることができない。
【0014】次に、具体例について説明する。 (a) 原子%で、Ti52Al48の組成を有する粒径2
00μm以下の合金粉末を用い、加圧力4000kgf/
cm2 の条件下でCIP処理(冷間静水圧プレス処理)を
行うことにより、直径10mm、長さ50mmで相対密度7
5%以上の圧粉体を成形した。 (b) 圧粉体を厚さ2mmの純Ti製缶体に入れ、真空
脱ガス処理を行った後、その缶体を封緘した。 (c) 圧粉体封入缶体に、1300℃、3時間、15
00kgf/cm2 の条件下でHIP処理(熱間静水圧プレ
ス処理)を施して真密度の焼結体(TiAl系金属間化
合物)を得た。 (d) 表層部のTi含有量を主体部のそれよりも多く
するため、TiAl系金属間化合物に、真空中、100
0℃、8〜72時間の条件下で拡散熱処理を施して本発
明に係るTiAl系金属間化合物を得た。
00μm以下の合金粉末を用い、加圧力4000kgf/
cm2 の条件下でCIP処理(冷間静水圧プレス処理)を
行うことにより、直径10mm、長さ50mmで相対密度7
5%以上の圧粉体を成形した。 (b) 圧粉体を厚さ2mmの純Ti製缶体に入れ、真空
脱ガス処理を行った後、その缶体を封緘した。 (c) 圧粉体封入缶体に、1300℃、3時間、15
00kgf/cm2 の条件下でHIP処理(熱間静水圧プレ
ス処理)を施して真密度の焼結体(TiAl系金属間化
合物)を得た。 (d) 表層部のTi含有量を主体部のそれよりも多く
するため、TiAl系金属間化合物に、真空中、100
0℃、8〜72時間の条件下で拡散熱処理を施して本発
明に係るTiAl系金属間化合物を得た。
【0015】図3は、TiAl系金属間化合物のEPM
A(電子プローブマイクロアナライザ)による成分分析
結果を示す。図中、線x1 はAl量に、また線x2 はT
i量にそれぞれ該当する。表層部2よりも外側に存する
三層構造の被膜部3は機械加工によって除去される。
A(電子プローブマイクロアナライザ)による成分分析
結果を示す。図中、線x1 はAl量に、また線x2 はT
i量にそれぞれ該当する。表層部2よりも外側に存する
三層構造の被膜部3は機械加工によって除去される。
【0016】図3から明らかなように、主体部1ではA
l含有量が表層部2のそれよりも多く、一方、表層部2
ではTi含有量が主体部1のそれよりも多いことが判
る。本実施例では、主体部1のAl含有量は48原子
%、Ti含有量は52原子%であり、また表層部2のA
l含有量は45原子%、Ti含有量は55%である。
l含有量が表層部2のそれよりも多く、一方、表層部2
ではTi含有量が主体部1のそれよりも多いことが判
る。本実施例では、主体部1のAl含有量は48原子
%、Ti含有量は52原子%であり、また表層部2のA
l含有量は45原子%、Ti含有量は55%である。
【0017】次に、TiAl系金属間化合物の強度を調
べるため、次のような曲げ試験を行った。
べるため、次のような曲げ試験を行った。
【0018】前記金属間化合物より、縦3mm、横4mm、
長さ37mmの試験片を製作し、その試験片について常温
下で4点曲げ試験(JIS R 1601)を行った。
この試験では、クロスヘッド速度を0.5mm/min に設
定して、試験片の伸び側(表層部側)に貼着されたスト
レインゲージによるひずみと圧下荷重とを測定し、それ
ら測定値より曲げ強さを求めた。
長さ37mmの試験片を製作し、その試験片について常温
下で4点曲げ試験(JIS R 1601)を行った。
この試験では、クロスヘッド速度を0.5mm/min に設
定して、試験片の伸び側(表層部側)に貼着されたスト
レインゲージによるひずみと圧下荷重とを測定し、それ
ら測定値より曲げ強さを求めた。
【0019】図4は、本発明に係るTiAl系金属間化
合物と比較例との曲げ強さを示す。比較例は前記(c)
工程で得られた焼結体に該当する。
合物と比較例との曲げ強さを示す。比較例は前記(c)
工程で得られた焼結体に該当する。
【0020】図4から明らかなように、本発明に係るT
iAl系金属間化合物は比較例に比べて高強度であるこ
とが判る。
iAl系金属間化合物は比較例に比べて高強度であるこ
とが判る。
【0021】図5は、Al含有量と、曲げによる真ひず
みおよび曲げ強さとの関係を示す。図中、線y1 は真ひ
ずみを示し、主体部1において、Al含有量を46原子
%≦Al≦50原子%に設定することによって延性を良
好にし得ることが判る。線y 2 は曲げ強さを示し、表層
部2において、Al含有量を42原子%≦Al≦48原
子%に設定することによって強度を向上させ得ることが
判る。
みおよび曲げ強さとの関係を示す。図中、線y1 は真ひ
ずみを示し、主体部1において、Al含有量を46原子
%≦Al≦50原子%に設定することによって延性を良
好にし得ることが判る。線y 2 は曲げ強さを示し、表層
部2において、Al含有量を42原子%≦Al≦48原
子%に設定することによって強度を向上させ得ることが
判る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように主体部と
表層部との組成を特定することによって、高強度なTi
Al系金属間化合物を提供することができる。
表層部との組成を特定することによって、高強度なTi
Al系金属間化合物を提供することができる。
【図1】TiAl系金属間化合物の概略断面図である。
【図2】金属組織の三例を示す概略図である。
【図3】TiAl系金属間化合物の成分分析結果を示す
グラフである。
グラフである。
【図4】本発明TiAl系金属間化合物と比較例との曲
げ強さを示すグラフである。
げ強さを示すグラフである。
【図5】Al含有量と、曲げ強さおよび曲げによる真ひ
ずみとの関係を示すグラフである。
ずみとの関係を示すグラフである。
Im TiAl系金属間化合物 1 主体部 2 表層部
Claims (1)
- 【請求項1】 主体部の組成が46原子%≦Al≦50
原子%および残部Tiであり、前記主体部と一体の表層
部の組成が42原子%≦Al≦48原子%および残部T
iであり、且つTi含有量が前記主体部のTi含有量よ
りも多くなるように設定されていることを特徴とする高
強度TiAl系金属間化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22772891A JPH0565571A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 高強度TiAl系金属間化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22772891A JPH0565571A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 高強度TiAl系金属間化合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565571A true JPH0565571A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16865430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22772891A Pending JPH0565571A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 高強度TiAl系金属間化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565571A (ja) |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP22772891A patent/JPH0565571A/ja active Pending
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