JPH0565627B2 - - Google Patents
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- JPH0565627B2 JPH0565627B2 JP59215389A JP21538984A JPH0565627B2 JP H0565627 B2 JPH0565627 B2 JP H0565627B2 JP 59215389 A JP59215389 A JP 59215389A JP 21538984 A JP21538984 A JP 21538984A JP H0565627 B2 JPH0565627 B2 JP H0565627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- dyeing
- artificial leather
- dyes
- temperature
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、人工皮革の染色方法に関する。さら
に詳しくは、ポリアミドを素材とする極細乃至超
極細繊維の絡合体と多孔質ポリウレタンからなる
通気性および透湿性を有する人工皮革を立毛、風
合などの特性を損うことなく、均一且つ堅牢に染
色する方法に関する。
に詳しくは、ポリアミドを素材とする極細乃至超
極細繊維の絡合体と多孔質ポリウレタンからなる
通気性および透湿性を有する人工皮革を立毛、風
合などの特性を損うことなく、均一且つ堅牢に染
色する方法に関する。
(従来技術)
ポリアミド系極細繊維と多孔質ポリウレタンか
らなる人工皮革は、表面の感触が非常にソフトで
スエードタツチと優美な外観を持ち、通気性、透
湿性がある点で天然皮革と変らないが、皺になり
にくく、長尺物ができ、縫製収率、寸法安定性に
優れ且つ色数が豊富で染色堅牢度が高い等の諸点
で天然品を凌駕するものが多い。そのため、その
製造技術や加工方法の開発研究が進展し、広くア
パレル分野に重用されるようになつた。
らなる人工皮革は、表面の感触が非常にソフトで
スエードタツチと優美な外観を持ち、通気性、透
湿性がある点で天然皮革と変らないが、皺になり
にくく、長尺物ができ、縫製収率、寸法安定性に
優れ且つ色数が豊富で染色堅牢度が高い等の諸点
で天然品を凌駕するものが多い。そのため、その
製造技術や加工方法の開発研究が進展し、広くア
パレル分野に重用されるようになつた。
特に最近のレザーフアツシヨンの浸透に伴い、
より高級な外観による付加価値の上昇、商品差別
化への要望が大きく、素材の特性を生かしたまま
で色調の高級化、多様化などが要求されている。
より高級な外観による付加価値の上昇、商品差別
化への要望が大きく、素材の特性を生かしたまま
で色調の高級化、多様化などが要求されている。
従来、人工皮革の着色は、素材、繊度、組成比
率などによりその方法を異にして画一的ではない
が、顔料が高分子樹脂や溶剤と一緒に使つてパツ
ド法、グラビア印刷法等で着色するか、染料、例
えば分散染料、油溶性染料、酸性染料などを単独
または高分子樹脂や溶剤などと一緒に用いてパツ
ド法、捺染法、グラビア印刷法等染色している。
率などによりその方法を異にして画一的ではない
が、顔料が高分子樹脂や溶剤と一緒に使つてパツ
ド法、グラビア印刷法等で着色するか、染料、例
えば分散染料、油溶性染料、酸性染料などを単独
または高分子樹脂や溶剤などと一緒に用いてパツ
ド法、捺染法、グラビア印刷法等染色している。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、人工皮革を顔料によつて、パツ
ド法、グラビア印刷法等が着色すると、表面の耐
摩耗性や耐屈曲性には効果を示しても、繊維を膨
潤させたり、繊維間を目詰めして風合い、通気
性、透湿性を阻害する。また、各種染料を用い捺
染法、グラビア印刷法等によつ染色する場合も上
述したと同様の問題が生ずる。或いは、各種染料
を用い、一般的にポリアミド繊維の染色に多用さ
れている浸染法によつて染色する場合は、染色が
比較的高温、たとえば特開昭55−71841号では90
〜110℃、また特開昭59−112085号では70℃以上
で行われることもあつて、溶剤の有無にかゝわら
ず、ポリアミドの立毛繊維とポリウレタン基布と
の染めムラ、表面立毛のイラツキが発生し、その
他に毛玉や立毛のホツレも伴つて風合いを損ねや
すい。
ド法、グラビア印刷法等が着色すると、表面の耐
摩耗性や耐屈曲性には効果を示しても、繊維を膨
潤させたり、繊維間を目詰めして風合い、通気
性、透湿性を阻害する。また、各種染料を用い捺
染法、グラビア印刷法等によつ染色する場合も上
述したと同様の問題が生ずる。或いは、各種染料
を用い、一般的にポリアミド繊維の染色に多用さ
れている浸染法によつて染色する場合は、染色が
比較的高温、たとえば特開昭55−71841号では90
〜110℃、また特開昭59−112085号では70℃以上
で行われることもあつて、溶剤の有無にかゝわら
ず、ポリアミドの立毛繊維とポリウレタン基布と
の染めムラ、表面立毛のイラツキが発生し、その
他に毛玉や立毛のホツレも伴つて風合いを損ねや
すい。
このような問題は、ポリアミド系繊維が超極細
繊維である、所謂又バツク調人工皮革に起りやす
く、特に数種の染料を混用して配合色にする程、
染めムラや堅牢度の低下が目立つ欠点があり、こ
れらの問題点を解決する方法が強く望まれてい
る。
繊維である、所謂又バツク調人工皮革に起りやす
く、特に数種の染料を混用して配合色にする程、
染めムラや堅牢度の低下が目立つ欠点があり、こ
れらの問題点を解決する方法が強く望まれてい
る。
本発明の目的は、ポリアミド系極細乃至超極細
繊維とを多孔質ポリウレタンからなる人工皮革
を、風合いその他、その素材特性を損ねることな
く染色して、染色ムラやイラツキが無く均一に染
色され、優れた堅牢度等染色特性を有する染色物
を工業的有利に得る方法を提供することである。
繊維とを多孔質ポリウレタンからなる人工皮革
を、風合いその他、その素材特性を損ねることな
く染色して、染色ムラやイラツキが無く均一に染
色され、優れた堅牢度等染色特性を有する染色物
を工業的有利に得る方法を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、上述したような人工皮革の着色
上の欠点を解決すべく、着色工程を詳細に検討し
た結果、金属錯塩染料または酸性染料を含む染浴
を用い、特定の条件下に人工皮革を染色すること
により上述の各問題が解決されることを見出し本
発明を完成するに至つた。
上の欠点を解決すべく、着色工程を詳細に検討し
た結果、金属錯塩染料または酸性染料を含む染浴
を用い、特定の条件下に人工皮革を染色すること
により上述の各問題が解決されることを見出し本
発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明はポリアミド繊維および多孔
質ポリウレタンからなる人工皮革を、金属錯塩染
料または酸性染料を含む染浴を用い、50℃以下の
温度で染色処理することを特徴とする人工皮革の
染色方法である。
質ポリウレタンからなる人工皮革を、金属錯塩染
料または酸性染料を含む染浴を用い、50℃以下の
温度で染色処理することを特徴とする人工皮革の
染色方法である。
本発明の染色方法は、単系繊度が約0.5デニー
ル以下の極細乃至超極細ポリアミド系繊維と多孔
質ポリウレタンからなる公知のいずれの人工皮革
の染色にも有用であり、とりわけ約0.02デニール
以下の超極細ポリアミド系繊維を有する人工皮革
を効果的である。
ル以下の極細乃至超極細ポリアミド系繊維と多孔
質ポリウレタンからなる公知のいずれの人工皮革
の染色にも有用であり、とりわけ約0.02デニール
以下の超極細ポリアミド系繊維を有する人工皮革
を効果的である。
本発明におけるポリアミド系繊維は公知の方法
で得られ、たとえば複合紡糸方法あるいは混合紡
糸方法、さらにはこれらの紡糸方法を併用して繊
維断面が海島構造となつている多成分系繊維を得
て、そして人工皮革を製造する任意の段階でこの
多成分系繊維を構成している海成分を抽出あるい
は分解して除去する方法、あるいは複合紡糸方法
により得られた分割型繊維を人工皮革を製造する
任意の段階で化学的または機械的処理をして、繊
維をポリマー間で分割する方法、さらにはフラツ
シユ紡糸法、スーパードロー法、通常紡糸方法等
により直接極細繊維を得る方法、さらにはアルカ
リ減量法等により極細化する方法等の種々の方法
で得られる。
で得られ、たとえば複合紡糸方法あるいは混合紡
糸方法、さらにはこれらの紡糸方法を併用して繊
維断面が海島構造となつている多成分系繊維を得
て、そして人工皮革を製造する任意の段階でこの
多成分系繊維を構成している海成分を抽出あるい
は分解して除去する方法、あるいは複合紡糸方法
により得られた分割型繊維を人工皮革を製造する
任意の段階で化学的または機械的処理をして、繊
維をポリマー間で分割する方法、さらにはフラツ
シユ紡糸法、スーパードロー法、通常紡糸方法等
により直接極細繊維を得る方法、さらにはアルカ
リ減量法等により極細化する方法等の種々の方法
で得られる。
多孔性ポリウレタンとしては、ポリエステルポ
リオール型ポリウレタン、ポリエーテルポリオー
ル型ポリウレタン等があり、これらの混合物でも
よい。多孔性ポリウレタンをポリアミド繊維に固
着する方法としては、湿色凝固法、乾式凝固法が
あるが、柔軟性にすぐれた立毛を希望する場合に
は湿式凝固法がよい。
リオール型ポリウレタン、ポリエーテルポリオー
ル型ポリウレタン等があり、これらの混合物でも
よい。多孔性ポリウレタンをポリアミド繊維に固
着する方法としては、湿色凝固法、乾式凝固法が
あるが、柔軟性にすぐれた立毛を希望する場合に
は湿式凝固法がよい。
本発明方法において用いられる金属錯塩染料と
しては、o,o′−ジヒドロキシアゾ、o−ヒドロ
キシ−o′−カルボキシアゾまたは、o−ヒドロキ
シ−o′−アミノアゾ構造を有する錯塩形成性アゾ
染料と、コバルト、クロム、ニツケル、鉄等の金
属イオンとが1:1または2:1の比率で錯塩を
形成してなる可溶性染料が例示され特に可溶性基
として1ケ以上のアルキル置換または無置換のス
ルフアモイル基を有する。また、錯化前のアゾ染
料はモノ、ジまたはトリアゾ体の何れでもよく、
芳香核は例えばニトロ基、ハロゲン、低級アルキ
ル基、スルホン酸基等によつて置換されていても
よい。2:1型の場合の2モルのアゾ染料は同じ
であつても、異つていてもよい。但し、錯塩染料
中にスルホン酸基が含まれるときは、染料1分子
中に1ケが好ましく、2ケ以上のスルホン酸基を
有する錯塩染料で着色した人工皮革は、特に耐水
性に問題が生じ易い。
しては、o,o′−ジヒドロキシアゾ、o−ヒドロ
キシ−o′−カルボキシアゾまたは、o−ヒドロキ
シ−o′−アミノアゾ構造を有する錯塩形成性アゾ
染料と、コバルト、クロム、ニツケル、鉄等の金
属イオンとが1:1または2:1の比率で錯塩を
形成してなる可溶性染料が例示され特に可溶性基
として1ケ以上のアルキル置換または無置換のス
ルフアモイル基を有する。また、錯化前のアゾ染
料はモノ、ジまたはトリアゾ体の何れでもよく、
芳香核は例えばニトロ基、ハロゲン、低級アルキ
ル基、スルホン酸基等によつて置換されていても
よい。2:1型の場合の2モルのアゾ染料は同じ
であつても、異つていてもよい。但し、錯塩染料
中にスルホン酸基が含まれるときは、染料1分子
中に1ケが好ましく、2ケ以上のスルホン酸基を
有する錯塩染料で着色した人工皮革は、特に耐水
性に問題が生じ易い。
これらに属する染料として具体的には、例えば
1:1型としては商品名スミラン染料
(Sumilan、住友化学工業社品)、パラチンフアー
スト染料(Palatin Fast、BASF社品)、ネオラ
ン染料(Neolan、チバガイギー社品)、2:1型
としては商品名、ラニール染料(Lanyl、住友化
学工業社品)、カヤカラン染料(Kayakalan、日
本化薬社品)、イルガラン染料(Lrgalan、チ
バ・ガイギー社品)等が挙げられ、単独または混
合して用いることができる。
1:1型としては商品名スミラン染料
(Sumilan、住友化学工業社品)、パラチンフアー
スト染料(Palatin Fast、BASF社品)、ネオラ
ン染料(Neolan、チバガイギー社品)、2:1型
としては商品名、ラニール染料(Lanyl、住友化
学工業社品)、カヤカラン染料(Kayakalan、日
本化薬社品)、イルガラン染料(Lrgalan、チ
バ・ガイギー社品)等が挙げられ、単独または混
合して用いることができる。
本発明に用いる酸性染料としては、レベリング
型酸性染料、ハーフミーリング型酸性染料、ミー
リング型酸性染料等が挙げられるが、好ましくは
ミーリング型酸性染料であり、具体的には商品名
スミノールレベリング染料、スミノールミーリン
グ染料(以上いずれも住友化学工業社品)、カヤ
ノール染料、カヤノールミーリング染料(以上い
ずれも日本化薬社品)、テクチロン染料、エリオ
ニル染料(以上いずれもチバ・ガイギー社品)、
ナイロサンE、ナイロサンN(以上いずれもサン
ド社品)等が挙げられ、単独または混合して用い
ることができる。
型酸性染料、ハーフミーリング型酸性染料、ミー
リング型酸性染料等が挙げられるが、好ましくは
ミーリング型酸性染料であり、具体的には商品名
スミノールレベリング染料、スミノールミーリン
グ染料(以上いずれも住友化学工業社品)、カヤ
ノール染料、カヤノールミーリング染料(以上い
ずれも日本化薬社品)、テクチロン染料、エリオ
ニル染料(以上いずれもチバ・ガイギー社品)、
ナイロサンE、ナイロサンN(以上いずれもサン
ド社品)等が挙げられ、単独または混合して用い
ることができる。
本発明において上述した染料中、金属錯塩染
料、とりわけ2:1型金属錯塩染料が好適に用い
られる。
料、とりわけ2:1型金属錯塩染料が好適に用い
られる。
本発明の染色処理は50℃以下の温度で行われ
る。10℃未満の温度で染色処理が行われると染色
に長時間が必要となり工業的に好ましくなく、一
方、50℃を越える場合はポリアミド極細乃至超極
細繊維が物理的変化を受け易く、また2種以上の
染料を用いる配合染色において染色速度の差が、
助長される等の理由により染色ムラ、表面のイラ
ツキ、手玉の発生や立毛のホツレ等を生じ、風合
いや堅牢度の低下を招く結果となる。従つて、本
発明の染色処理は50℃以下の温度で、好ましくは
10℃以上の温度で行われるが工業的観点から更に
好ましくは、室温(通常は約20〜30℃)で行われ
る。
る。10℃未満の温度で染色処理が行われると染色
に長時間が必要となり工業的に好ましくなく、一
方、50℃を越える場合はポリアミド極細乃至超極
細繊維が物理的変化を受け易く、また2種以上の
染料を用いる配合染色において染色速度の差が、
助長される等の理由により染色ムラ、表面のイラ
ツキ、手玉の発生や立毛のホツレ等を生じ、風合
いや堅牢度の低下を招く結果となる。従つて、本
発明の染色処理は50℃以下の温度で、好ましくは
10℃以上の温度で行われるが工業的観点から更に
好ましくは、室温(通常は約20〜30℃)で行われ
る。
染色処理の方法は特に限定されないが、染浴中
に人工皮革を浸漬し、吸尽染色を行なつてもよ
く、また、染浴中に人工皮革を連続的に浸漬し、
必要により適当な絞り率で絞り、捲き上げ後所定
の温度に維持して染色を行なうこともできる。染
浴中の浸漬時間は、染色処理の温度や方法により
適宜決定されるが浸漬して吸尽染色を行なう場合
は比較的長く数十分乃至20時間程度であり、連続
法の場合は比較的短く数秒乃至数分である。染色
後、水洗、乾燥して所望の染色物を得ることがで
きるが、染色後、必要により予備乾燥した後蒸熱
処理を行なうことによつて染色物の堅牢度を向上
させることもできる。この蒸熱処理は通常、約
100℃の蒸気で5分程度行なうが、蒸熱時間が長
くなると繊維の表面を損傷して風合いを失うばか
りでなくイラツキを生じる。
に人工皮革を浸漬し、吸尽染色を行なつてもよ
く、また、染浴中に人工皮革を連続的に浸漬し、
必要により適当な絞り率で絞り、捲き上げ後所定
の温度に維持して染色を行なうこともできる。染
浴中の浸漬時間は、染色処理の温度や方法により
適宜決定されるが浸漬して吸尽染色を行なう場合
は比較的長く数十分乃至20時間程度であり、連続
法の場合は比較的短く数秒乃至数分である。染色
後、水洗、乾燥して所望の染色物を得ることがで
きるが、染色後、必要により予備乾燥した後蒸熱
処理を行なうことによつて染色物の堅牢度を向上
させることもできる。この蒸熱処理は通常、約
100℃の蒸気で5分程度行なうが、蒸熱時間が長
くなると繊維の表面を損傷して風合いを失うばか
りでなくイラツキを生じる。
染料の使用量は特に限定されるものでなく、染
料の種類、染色処理方法等によつて適宜決定され
るが、通常、浸漬して吸尽染色が行われる場合
は、浴比1:30〜100で0.1〜10%o.w.fであり、
連続法の場合は100g/以下である。
料の種類、染色処理方法等によつて適宜決定され
るが、通常、浸漬して吸尽染色が行われる場合
は、浴比1:30〜100で0.1〜10%o.w.fであり、
連続法の場合は100g/以下である。
染浴は、所定量の染料を室温乃至高められた温
度で適量の水に十分に溶解させ、中性乃至弱酸性
に調整し、必要により染色助剤を添加した後、所
定量の水を加えて調整することができる。染料の
溶解性、浸透性、均染性などを向上する目的で用
いられる染色助剤としては、ジオキサン、セロソ
ルブ、カルビトール、ブタノール、ジメチルスル
ホキサイド、ジメチルホルムアミド、ジアセトン
アルコール等が例示されるが、これらの染色助剤
の使用量が多くなると染色物の堅牢度低下などの
問題を生ずる。
度で適量の水に十分に溶解させ、中性乃至弱酸性
に調整し、必要により染色助剤を添加した後、所
定量の水を加えて調整することができる。染料の
溶解性、浸透性、均染性などを向上する目的で用
いられる染色助剤としては、ジオキサン、セロソ
ルブ、カルビトール、ブタノール、ジメチルスル
ホキサイド、ジメチルホルムアミド、ジアセトン
アルコール等が例示されるが、これらの染色助剤
の使用量が多くなると染色物の堅牢度低下などの
問題を生ずる。
(作用および効果)
本発明の人工皮革の染色方法によれば、ポリア
ミド繊維とポリウレタン基布との染色ムラや、立
毛表面のイラツキがなく、淡色染めは勿論のこ
と、中〜濃色染めに至るも均一染色を得ることが
でき、立毛の損耗や毛玉の発生も殆んど無い。ま
た配合染料による染色ムラも解消され、結果的に
は金属錯塩染料や酸性染料の良好な耐光性や湿潤
性を充分維持せしめることができる。さらに分散
染料や油溶性染料を使用した場合にくらべて、染
色物のドライクリーニング性も向上する。
ミド繊維とポリウレタン基布との染色ムラや、立
毛表面のイラツキがなく、淡色染めは勿論のこ
と、中〜濃色染めに至るも均一染色を得ることが
でき、立毛の損耗や毛玉の発生も殆んど無い。ま
た配合染料による染色ムラも解消され、結果的に
は金属錯塩染料や酸性染料の良好な耐光性や湿潤
性を充分維持せしめることができる。さらに分散
染料や油溶性染料を使用した場合にくらべて、染
色物のドライクリーニング性も向上する。
加えて、本発明の染色方法は比較的低温で染色
処理するために燃費を著しく低減することができ
る。
処理するために燃費を著しく低減することができ
る。
(実施例)
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本発明は何らこれに限定されるものではな
い。例中、部および%は重量部および重量%を示
す。
るが、本発明は何らこれに限定されるものではな
い。例中、部および%は重量部および重量%を示
す。
実施例 1
ポリアミド50部、ポリエチレン50部よりなる混
合紡糸繊維(3デニール)を捲縮、切断(51mm)
してクロスラツプウエツプを作成し、充分ニード
ルパンチングして3次元的に絡合した不織布を得
た。この不織布をポリエステルポリウレタンエラ
ストマーの12%ジメチルホルムアミド溶液に含有
し、絞り、ついで水系液中で湿式凝固し、さらに
温水で充分洗浄、乾燥してシート状物を得た。こ
のシート状物をパークレン中に浸漬し、繊維中の
海成分ポリエチレンを抽出除去、乾燥した後、バ
フイングして表面を毛羽立て、単系繊度を0.004
デニールの又バツク調人工皮革の生機を得た。
合紡糸繊維(3デニール)を捲縮、切断(51mm)
してクロスラツプウエツプを作成し、充分ニード
ルパンチングして3次元的に絡合した不織布を得
た。この不織布をポリエステルポリウレタンエラ
ストマーの12%ジメチルホルムアミド溶液に含有
し、絞り、ついで水系液中で湿式凝固し、さらに
温水で充分洗浄、乾燥してシート状物を得た。こ
のシート状物をパークレン中に浸漬し、繊維中の
海成分ポリエチレンを抽出除去、乾燥した後、バ
フイングして表面を毛羽立て、単系繊度を0.004
デニールの又バツク調人工皮革の生機を得た。
この生機を45〜50℃の温水中で数分間湿潤さ
せ、脱水後、振盪式染色機中の20℃の温度に保持
された下記染浴に投入し、20℃で一夜間振盪処理
し、翌朝、被染物を取出し、水洗、乾燥して茶色
の人工皮革が得られた。
せ、脱水後、振盪式染色機中の20℃の温度に保持
された下記染浴に投入し、20℃で一夜間振盪処理
し、翌朝、被染物を取出し、水洗、乾燥して茶色
の人工皮革が得られた。
(染浴)
染料:Lanyl Byown R(C.l.Acid Byown 28、
2:1型クロム錯塩染料、住友化学工業社品) 浴比:1/60 濃度:2%owf 得られた人工皮革は、表面L値が48.4、裏面が
48.1で均一であり、耐光堅牢度、洗濯堅牢度とも
に表裏で差異が無かつた。また表面のイラツキも
なく、毛玉、ホツレ等も認められなかつた。
2:1型クロム錯塩染料、住友化学工業社品) 浴比:1/60 濃度:2%owf 得られた人工皮革は、表面L値が48.4、裏面が
48.1で均一であり、耐光堅牢度、洗濯堅牢度とも
に表裏で差異が無かつた。また表面のイラツキも
なく、毛玉、ホツレ等も認められなかつた。
実施例 2
実施例1において染浴処理温度を30〜35℃と
し、処理時間を120分とした他は、実施例1と同
様に処理し、実施例1と同様の均一茶色に着色さ
れた人工皮革を得た。
し、処理時間を120分とした他は、実施例1と同
様に処理し、実施例1と同様の均一茶色に着色さ
れた人工皮革を得た。
実施例 3
実施例1で調製したと同じ人工皮革の生機を、
45〜50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、振
盪式染色機中の40〜45℃に保持された下記染浴に
投入し、40〜45℃の温度で1時間振盪処理、取り
出して水洗、乾燥して、茶色の人工皮革を得た。
45〜50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、振
盪式染色機中の40〜45℃に保持された下記染浴に
投入し、40〜45℃の温度で1時間振盪処理、取り
出して水洗、乾燥して、茶色の人工皮革を得た。
(染浴)
染料:Lanyl Byown GR(C.l.Acid Byown 19、
2:1型クロム錯塩染料、住友化学工業社品) 浴比:1/60 濃度:2%owf 得られた人工皮革は、表裏とも染ムラがなく、
表面のイラツキ、毛玉、ホツレもない美麗な風合
を示した。また、耐光堅牢度、洗濯堅牢度とも優
れている。
2:1型クロム錯塩染料、住友化学工業社品) 浴比:1/60 濃度:2%owf 得られた人工皮革は、表裏とも染ムラがなく、
表面のイラツキ、毛玉、ホツレもない美麗な風合
を示した。また、耐光堅牢度、洗濯堅牢度とも優
れている。
実施例 4
実施例1で調製したと同じ人工皮革の生機を、
45〜50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、25
〜30℃の室温に保持されたLanyl Byown GR(C.
l.Acid Byown 19、2:1型クロム錯塩染料、
住友化学工業社品)10g/を含む染浴にパツド
し、巻きあげた後、室温で20時間放置し、水洗、
乾燥して茶色に均一に染色された人工皮革を得
た。表面のイラツキも認めず、又、染濯堅牢度も
良好な結果を示した。
45〜50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、25
〜30℃の室温に保持されたLanyl Byown GR(C.
l.Acid Byown 19、2:1型クロム錯塩染料、
住友化学工業社品)10g/を含む染浴にパツド
し、巻きあげた後、室温で20時間放置し、水洗、
乾燥して茶色に均一に染色された人工皮革を得
た。表面のイラツキも認めず、又、染濯堅牢度も
良好な結果を示した。
実施例 5
実施例1で調製したと同じ人工皮革の生機を、
30〜35℃の温水中で数分間湿潤させ脱水後、振盪
式染色機中の3.0〜35℃に保持された下記混合染
料からなる染浴に投入し、30〜35℃の温度で1時
間振盪処理、取り出して水洗、乾燥して、赤味青
色の人工皮革を得た。
30〜35℃の温水中で数分間湿潤させ脱水後、振盪
式染色機中の3.0〜35℃に保持された下記混合染
料からなる染浴に投入し、30〜35℃の温度で1時
間振盪処理、取り出して水洗、乾燥して、赤味青
色の人工皮革を得た。
(染浴)
染料:C.l.Acid Blue 167 85部
C.l.Acid Blue 171 14部
C.l.Acid Violet 75 1部
(何れも2:1型含金属染料)
濃度:2%owf
浴比:1/60
得られた人工皮革は、赤味青色の均一な染着
で、表面のイラツキもなく、毛玉、ホツレもなか
つた。
で、表面のイラツキもなく、毛玉、ホツレもなか
つた。
尚、本例において振盪処理の終つた人工皮革を
とり出しマングル脱水後、5分間スチーミング、
水洗、乾燥すると洗濯堅牢度のナイロン汚染につ
いて上記例よりも半級程度良好となつた。
とり出しマングル脱水後、5分間スチーミング、
水洗、乾燥すると洗濯堅牢度のナイロン汚染につ
いて上記例よりも半級程度良好となつた。
実施例 6
実施例1で調製したと同じ人工皮革生機を45〜
50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、振盪式
染色機中の35〜40℃に保持された下記染浴に投入
し、35〜40℃の温度で90分処理後、被染物を取り
出し、水洗、乾燥して緑色の人工皮革が得られ
た。
50℃の温水中で数分間湿潤させ、脱水後、振盪式
染色機中の35〜40℃に保持された下記染浴に投入
し、35〜40℃の温度で90分処理後、被染物を取り
出し、水洗、乾燥して緑色の人工皮革が得られ
た。
(染浴)
染料:Suminol Milling Brilliant Green 5G(C.
l.Acid Green 28、住友化学工業社品) 浴比:1/50 濃度:3%owf 助剤:硫酸アンモニウム、3%owf 得られた人工皮革は表裏で差異がなく、且つ表
面のイラツキも認められず、耐光堅牢度も良好で
あつた。
l.Acid Green 28、住友化学工業社品) 浴比:1/50 濃度:3%owf 助剤:硫酸アンモニウム、3%owf 得られた人工皮革は表裏で差異がなく、且つ表
面のイラツキも認められず、耐光堅牢度も良好で
あつた。
比較例 1
実施例1において、人工皮革の生機を30℃の染
浴に浸漬した後、1℃/minの速度で90℃まで昇
温し、90℃で1時間振盪染色し、取出して、水
洗、乾燥して茶色の着色人工皮革を得た。
浴に浸漬した後、1℃/minの速度で90℃まで昇
温し、90℃で1時間振盪染色し、取出して、水
洗、乾燥して茶色の着色人工皮革を得た。
L値は表が55、裏が57.3で実施例1より若干淡
色気味でムラがあり、表面イラツキが認められ
た。堅牢度は実施例1とほゞ同様であつたが、表
面の毛玉およびホツレが生じていた。
色気味でムラがあり、表面イラツキが認められ
た。堅牢度は実施例1とほゞ同様であつたが、表
面の毛玉およびホツレが生じていた。
比較例 2
実施例4において、人工皮革を染浴に投入後、
1℃/minの速度で90℃まで昇温し、同温度で1
時間振盪処理、水洗、乾燥して赤味青色の着色人
工皮革を得たが、染ムラ、表面のイラツキ、毛
玉、ホツレが認められた。
1℃/minの速度で90℃まで昇温し、同温度で1
時間振盪処理、水洗、乾燥して赤味青色の着色人
工皮革を得たが、染ムラ、表面のイラツキ、毛
玉、ホツレが認められた。
また洗濯堅牢度において実施例5の場合に比較
して変褪色、基布汚染が半級劣つていた。
して変褪色、基布汚染が半級劣つていた。
Claims (1)
- 1 ポリアミド系繊維および多孔質ポリウレタン
からなる人工皮革を、金属錯塩染料または酸性染
料を含む染浴を用い、50℃以下の温度で染色処理
することを特徴とする人工皮革の染色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59215389A JPS6197485A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 人工皮革の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59215389A JPS6197485A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 人工皮革の染色方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6197485A JPS6197485A (ja) | 1986-05-15 |
| JPH0565627B2 true JPH0565627B2 (ja) | 1993-09-20 |
Family
ID=16671495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59215389A Granted JPS6197485A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 人工皮革の染色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6197485A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0299675A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-11 | Sakai Textile Mfg Co Ltd | 繊維成形体の染色方法 |
| JP2018059259A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-12 | 株式会社クラレ | スエード調皮革様シート及びスエード調皮革様シートの保管方法 |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP59215389A patent/JPS6197485A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6197485A (ja) | 1986-05-15 |
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