JPH0565639B2 - - Google Patents
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- JPH0565639B2 JPH0565639B2 JP62141735A JP14173587A JPH0565639B2 JP H0565639 B2 JPH0565639 B2 JP H0565639B2 JP 62141735 A JP62141735 A JP 62141735A JP 14173587 A JP14173587 A JP 14173587A JP H0565639 B2 JPH0565639 B2 JP H0565639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- liquid
- colorant
- wet paper
- flow path
- Prior art date
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- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、抄紙工程において搬送湿紙上に色液
を供給することを基本として、色の立体感に富ん
だ繊細な種々の模様を自在に地紙に現わすことが
でき、従つて、優しい自然な着色表面、色合、感
触を有する高付加価値の着色模様紙(壁紙、襖
紙、障子紙、小間紙、包装紙等の各種の用途に供
される)を能率よく低廉に製造可能とする着色模
様紙の製造装置に関するものである。
を供給することを基本として、色の立体感に富ん
だ繊細な種々の模様を自在に地紙に現わすことが
でき、従つて、優しい自然な着色表面、色合、感
触を有する高付加価値の着色模様紙(壁紙、襖
紙、障子紙、小間紙、包装紙等の各種の用途に供
される)を能率よく低廉に製造可能とする着色模
様紙の製造装置に関するものである。
(従来の技術)
紙を着色する方法としては、従来種々なものが
あるが、紙料を着色して得た着色紙料を用いて抄
造する方法が最も一般的であつた。
あるが、紙料を着色して得た着色紙料を用いて抄
造する方法が最も一般的であつた。
今、かかる着色紙料を用いて色分け模様を有す
る着色模様紙を製造する場合を例にとると、複数
の着色紙料をすきけたに流して混ぜ込み、所要の
紙層として後、すきけたから剥ぎ取り、これを乾
燥して着色模様紙とするものであり、該作業は、
一般的には手作業により行われていた。
る着色模様紙を製造する場合を例にとると、複数
の着色紙料をすきけたに流して混ぜ込み、所要の
紙層として後、すきけたから剥ぎ取り、これを乾
燥して着色模様紙とするものであり、該作業は、
一般的には手作業により行われていた。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、かかる着色方法においては次の
ような各種の問題があつた。即ち、 該着色方法における色分け模様は、着色紙料
同志のからみによつて形成されるものである
が、各着色紙料の比重が異なる等の理由によつ
て、着色繊維相互がからみにくい。そのため、
着色繊維のからみによる新たな色の発現は一応
期待はできても、該発現される色は、明瞭さを
欠く混在色とならざるを得ず、もとより、異色
染料の混合によるばあいのごとき新規色を発現
させることは到底期待することができなかつ
た。従つて、着色紙に表わしうる模様の態様は
極限られたものであり、繊維な柄表現を求める
近年における意匠効果の多様化の要請には満足
を以て応えることができなかつた。加えて、こ
のような着色紙料のからみによつて形成された
着色模様紙にあつては、その色合の面において
前記のような問題があつたのみならず、着色状
態や感触の面においても、自然さに欠ける問題
があつた。
ような各種の問題があつた。即ち、 該着色方法における色分け模様は、着色紙料
同志のからみによつて形成されるものである
が、各着色紙料の比重が異なる等の理由によつ
て、着色繊維相互がからみにくい。そのため、
着色繊維のからみによる新たな色の発現は一応
期待はできても、該発現される色は、明瞭さを
欠く混在色とならざるを得ず、もとより、異色
染料の混合によるばあいのごとき新規色を発現
させることは到底期待することができなかつ
た。従つて、着色紙に表わしうる模様の態様は
極限られたものであり、繊維な柄表現を求める
近年における意匠効果の多様化の要請には満足
を以て応えることができなかつた。加えて、こ
のような着色紙料のからみによつて形成された
着色模様紙にあつては、その色合の面において
前記のような問題があつたのみならず、着色状
態や感触の面においても、自然さに欠ける問題
があつた。
又かかる着色紙料を用いる方法にあつては、
着色模様紙の製造に先立つて、複数色の着色紙
料を用意する必要があるため、該着色紙料の作
成に相当の手間と熟練を要するのみならず、そ
のストツクのために相応のスペースを要すると
いう問題があつた他、着色紙料の混ぜ込み作業
に際しては、抄造毎に、形成すべき紙厚に応じ
た着色紙料の必要量を考慮しなければならない
面倒さが伴い、作業能率が非常に悪く、製造コ
ストの上昇を招く問題もあつた。
着色模様紙の製造に先立つて、複数色の着色紙
料を用意する必要があるため、該着色紙料の作
成に相当の手間と熟練を要するのみならず、そ
のストツクのために相応のスペースを要すると
いう問題があつた他、着色紙料の混ぜ込み作業
に際しては、抄造毎に、形成すべき紙厚に応じ
た着色紙料の必要量を考慮しなければならない
面倒さが伴い、作業能率が非常に悪く、製造コ
ストの上昇を招く問題もあつた。
さらに着色紙料の作成に際しては、紙料をム
ラなく着色する必要がある関係上、着色に伴つ
て使用された色料や各種の薬品等が着色終了後
にある程度絞り出されるのは止むを得ないとこ
ろであるが、着色紙料の種類が多いと該絞り液
の量はかなりのものとなり、これを工場排水と
して流すばあいには公害問題を生ぜしめること
となつていた他、色料や薬品が無駄になつて不
経済でもあつた。
ラなく着色する必要がある関係上、着色に伴つ
て使用された色料や各種の薬品等が着色終了後
にある程度絞り出されるのは止むを得ないとこ
ろであるが、着色紙料の種類が多いと該絞り液
の量はかなりのものとなり、これを工場排水と
して流すばあいには公害問題を生ぜしめること
となつていた他、色料や薬品が無駄になつて不
経済でもあつた。
その他、紙を着色する従来の方法としては、ロ
ールの回転に従い所要量の色料を紙の表面に塗付
するロールコーテイング法、噴霧ノズルで色料液
を紙面に吹付ける噴霧染色法、あるいは墨流しの
方法等、数多くのものがあるが、これらいずれの
方法によつても、優しい自然な色合を有する繊細
な柄表現は困難であり、又ロールコーテイングの
一部の方法や墨流しの方法におけるばあいのよう
に、着色を2次加工によつて行うばあいには、製
造工程が増えて生産性向上の見知からしても改善
の余地があつた。
ールの回転に従い所要量の色料を紙の表面に塗付
するロールコーテイング法、噴霧ノズルで色料液
を紙面に吹付ける噴霧染色法、あるいは墨流しの
方法等、数多くのものがあるが、これらいずれの
方法によつても、優しい自然な色合を有する繊細
な柄表現は困難であり、又ロールコーテイングの
一部の方法や墨流しの方法におけるばあいのよう
に、着色を2次加工によつて行うばあいには、製
造工程が増えて生産性向上の見知からしても改善
の余地があつた。
本発明は、かかる問題点を解決しうる、着色模
様紙の製造装置(以下装置という)の提供を目的
とするものである。
様紙の製造装置(以下装置という)の提供を目的
とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明に係る装置1は、湿紙を搬送するワイヤ
クロス2の上方に、貯留槽9から供給される色料
分散用の分散液を流す平面板状流路12を設けて
なり、該平面板状流路12は、下流端寄りの部分
12aの上面12bが下方に向けて傾斜する傾斜
面に形成され、その下流端12cが搬送湿紙14
から稍浮き上がつた状態となるようにワイヤクロ
ス2の上方に設けられており、又該平面板状流路
12の上側には、平面板状流路12を流れる分散
液に色料液を供給する色料液吐出管13の複数本
を、搬送湿紙の幅方向に所要間隔をおいて支持体
15に設け、該支持体15を搬送湿紙14の幅方
向に往復動可能としたことを特徴とするものであ
る。
クロス2の上方に、貯留槽9から供給される色料
分散用の分散液を流す平面板状流路12を設けて
なり、該平面板状流路12は、下流端寄りの部分
12aの上面12bが下方に向けて傾斜する傾斜
面に形成され、その下流端12cが搬送湿紙14
から稍浮き上がつた状態となるようにワイヤクロ
ス2の上方に設けられており、又該平面板状流路
12の上側には、平面板状流路12を流れる分散
液に色料液を供給する色料液吐出管13の複数本
を、搬送湿紙の幅方向に所要間隔をおいて支持体
15に設け、該支持体15を搬送湿紙14の幅方
向に往復動可能としたことを特徴とするものであ
る。
(作用)
然して、支持体15を搬送湿紙14の幅方向に
往復動させつつ色料液吐出管の夫々から、異色の
色料液や同色ではあつても濃度の異なる色料液を
連続的に供給すると、分散液に色料液が所要に含
有せしめられてなる色液は、搬送湿紙14に対す
る流路下流端12cの落差が小さいために、該下
流端12cから搬送湿紙14上にその略全幅に亘
つて静かに供給される。そして搬送湿紙上におい
て、該色液は、分散液に浮いた状態で該分散液に
解けこみながら自由に拡がり、その際における自
由な色の混合によつて、供給された色料液の元々
の色とは全く別異の明瞭な新規色が発現されるこ
とともなる。
往復動させつつ色料液吐出管の夫々から、異色の
色料液や同色ではあつても濃度の異なる色料液を
連続的に供給すると、分散液に色料液が所要に含
有せしめられてなる色液は、搬送湿紙14に対す
る流路下流端12cの落差が小さいために、該下
流端12cから搬送湿紙14上にその略全幅に亘
つて静かに供給される。そして搬送湿紙上におい
て、該色液は、分散液に浮いた状態で該分散液に
解けこみながら自由に拡がり、その際における自
由な色の混合によつて、供給された色料液の元々
の色とは全く別異の明瞭な新規色が発現されるこ
とともなる。
このような色の広がり及び新規色の発現によつ
て、分散液中に形成された流し模様は、分散液が
搬送湿紙を徐々に透過していくに従い、地紙にそ
のまま表されることとなる。
て、分散液中に形成された流し模様は、分散液が
搬送湿紙を徐々に透過していくに従い、地紙にそ
のまま表されることとなる。
その際、分散液の粘性は、搬送湿紙上に流し込
まれた分散液の湿紙透過抑制率に直接関係すると
ともに、色料液の粘度は色料液の沈降抑制率に直
接関係するものであることから、分散液や色料液
の粘度の微調整によつて、供給された色料液の分
散をきめ細かく制御することができる。
まれた分散液の湿紙透過抑制率に直接関係すると
ともに、色料液の粘度は色料液の沈降抑制率に直
接関係するものであることから、分散液や色料液
の粘度の微調整によつて、供給された色料液の分
散をきめ細かく制御することができる。
(実施例)
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1〜2図は、本発明に係る装置1を例示し、
第3図は該装置1を組込んでなる製紙ラインを示
す。なお第3図において、符号2はワイヤクロ
ス、符号3は紙料バツト、符号5は吸引箱、符号
6は毛布、符号7は乾燥機、符号8は巻取ロール
である。
第3図は該装置1を組込んでなる製紙ラインを示
す。なお第3図において、符号2はワイヤクロ
ス、符号3は紙料バツト、符号5は吸引箱、符号
6は毛布、符号7は乾燥機、符号8は巻取ロール
である。
第1〜2図において本発明に係る装置1は、湿
紙を搬送するワイヤクロス2の上方に、貯留槽9
から供給される色料分散用の分散液10を流す平
面板状流路(以下流路と略称する)12を設け、
該流路12の上側には、流路12を流れる分散液
に色料液を供給する色料液吐出管13の複数本
を、搬送湿紙の幅方向に所要間隔をおいて支持体
15に設け、該支持体15を搬送湿紙14の幅方
向に往復動可能としたものである。これをより具
体的に説明すれば次のようである。
紙を搬送するワイヤクロス2の上方に、貯留槽9
から供給される色料分散用の分散液10を流す平
面板状流路(以下流路と略称する)12を設け、
該流路12の上側には、流路12を流れる分散液
に色料液を供給する色料液吐出管13の複数本
を、搬送湿紙の幅方向に所要間隔をおいて支持体
15に設け、該支持体15を搬送湿紙14の幅方
向に往復動可能としたものである。これをより具
体的に説明すれば次のようである。
前記貯留槽9は、ワイヤクロス2の上方に、該
ワイヤクロス2によつて搬送せしめられる搬送湿
紙14の略全幅に亘るごとく配設されており、屈
曲路を16を有する。
ワイヤクロス2によつて搬送せしめられる搬送湿
紙14の略全幅に亘るごとく配設されており、屈
曲路を16を有する。
前記流路12は、貯留槽9の搬送方向前側面1
8の下端に、搬送方向に向け下方に緩く傾斜した
状態で連設された平面板状を呈し、その下流端寄
りの部分12aは、その上面12bがさらに下方
に向けて傾斜する傾斜面に形成されている。そし
て該流路12の下流端12cは、搬送湿紙14か
ら稍浮き上がつた状態、好ましくは3〜5mm程度
浮き上がつた状態とされている。又、貯留槽9の
後側部には、分散液を供給するためのホース19
が連設されており、該ホース19を介して分散液
を貯留槽9に供給すると、供給された分散液は、
屈曲路16を流れて貯留槽9の前側上端縁部20
から溢流し、流路12を流下して搬送湿紙14上
に供給される、なお、貯留槽9からの溢流の程
度、流路12の傾斜状態、及び流路12の下流端
12aと搬送湿紙14との間隔は、搬送湿紙14
の厚さ等を考慮して、流路12から搬送湿紙14
上に色料液含有の分散液(色液)が供給される際
に該色液が搬送湿紙14の地合を損傷しないよう
に設定される。分散液は、供給された色料を搬送
湿紙14上に所要状態に分散させる作用を呈する
ものであり、所要量の「ねり(植物粘液)」ある
いは「合成ねり」が混入されてなるねり水が好適
である。
8の下端に、搬送方向に向け下方に緩く傾斜した
状態で連設された平面板状を呈し、その下流端寄
りの部分12aは、その上面12bがさらに下方
に向けて傾斜する傾斜面に形成されている。そし
て該流路12の下流端12cは、搬送湿紙14か
ら稍浮き上がつた状態、好ましくは3〜5mm程度
浮き上がつた状態とされている。又、貯留槽9の
後側部には、分散液を供給するためのホース19
が連設されており、該ホース19を介して分散液
を貯留槽9に供給すると、供給された分散液は、
屈曲路16を流れて貯留槽9の前側上端縁部20
から溢流し、流路12を流下して搬送湿紙14上
に供給される、なお、貯留槽9からの溢流の程
度、流路12の傾斜状態、及び流路12の下流端
12aと搬送湿紙14との間隔は、搬送湿紙14
の厚さ等を考慮して、流路12から搬送湿紙14
上に色料液含有の分散液(色液)が供給される際
に該色液が搬送湿紙14の地合を損傷しないよう
に設定される。分散液は、供給された色料を搬送
湿紙14上に所要状態に分散させる作用を呈する
ものであり、所要量の「ねり(植物粘液)」ある
いは「合成ねり」が混入されてなるねり水が好適
である。
前記色料液吐出管13は、下端の吐出口21か
ら色料液を供給する細長な管として形成されてお
り、その複数本(例えば10本前後)が、搬送湿紙
14の幅方向に延びる例えば筒状に形成された支
持体15の下端部に、所要間隔をおいて突設され
ており、該筒状の支持体15内には、各色料液吐
出管13の上端に連設された色料液圧送管24が
納められている。該支持体15は、各色料液吐出
管13の下端の吐出口21が、流路12の例えば
幅方向の略中央部分と対向し且つ吐出口21が流
路12から稍浮上がつた状態になるように、流路
12の上方に配置されており、図示しない往復運
動装置により、搬送湿紙14の幅方向に一定周期
で往復動(矢印F)せしめられる。色料液の濃度
は、地紙に形成されるべき模様の際立ち具合を想
定して適当なものとされる。又色料液の一例とし
ては、例えば0.1%前後に染料を溶解した色料液
や、「ねり」あるいは「合成ねり」の適量がこれ
に加えられた色料液を挙げることができる。
ら色料液を供給する細長な管として形成されてお
り、その複数本(例えば10本前後)が、搬送湿紙
14の幅方向に延びる例えば筒状に形成された支
持体15の下端部に、所要間隔をおいて突設され
ており、該筒状の支持体15内には、各色料液吐
出管13の上端に連設された色料液圧送管24が
納められている。該支持体15は、各色料液吐出
管13の下端の吐出口21が、流路12の例えば
幅方向の略中央部分と対向し且つ吐出口21が流
路12から稍浮上がつた状態になるように、流路
12の上方に配置されており、図示しない往復運
動装置により、搬送湿紙14の幅方向に一定周期
で往復動(矢印F)せしめられる。色料液の濃度
は、地紙に形成されるべき模様の際立ち具合を想
定して適当なものとされる。又色料液の一例とし
ては、例えば0.1%前後に染料を溶解した色料液
や、「ねり」あるいは「合成ねり」の適量がこれ
に加えられた色料液を挙げることができる。
そして、このように調整された例えば2〜3色
の色料液を、同色が隣り合わないように各色料液
吐出管13…に対応させる。
の色料液を、同色が隣り合わないように各色料液
吐出管13…に対応させる。
次に、かかる構成を有する装置1によつて紙に
着色模様を付する要領を説明する。今、ワイヤク
ロス2により湿紙が搬送されている状態におい
て、ホース19から貯留槽9内に、所要濃度の
「ねり」を含む「ねり水」としての分散液を供給
すること、該分散液は、貯留槽9の屈曲路16を
流れて、貯留槽9の前側上端縁部20から一様状
態で静かに溢流し、流路12を流下する。該貯留
槽9への分散液の供給と併せて、支持体15を往
復動させるとともに各色料液吐出管13に色料液
を圧送すると、吐出口21からは、所要色、所要
量の色料液が、流路12を流れる分散液に連続的
に供給されることとなる。分散液に色料液が含有
されてなる色液は、流路12の下流端から搬送湿
紙14上に、その略全幅に亘つて静かに供給され
る。該供給された色液は、「ねり水」としての分
散液に、「ねり」含有の色料液が混入せしめられ
たものであるため、流路12の下流端12aから
搬送方向に向けての所要距離の部分においては、
分散液(ねり水)は、「ねり」の作用によつて搬
送湿紙14を極力透過しない状態に保持され、か
つ色料液は、「ねり」の作用によつて沈降が極力
抑制される。従つて前記所用距離の部分において
は、色料液は搬送湿紙上の分散液に浮いた状態あ
るいはそれに近い状態で該分散液に溶け込みなが
ら自由に拡がり、その際における自由な色の混合
によつて、吐出された色料液の元々の色とは全く
別異の新規色が発現される。そして、搬送湿紙1
4上における色料液の所要の分散が終了した頃に
は、分散液(ねり水)の粘性が低下し、該分散液
(ねり水)は湿紙を透過してワイヤクロス2から
滴下する。その結果、分散状態にある色料が搬送
湿紙14を染着し、これによつて、分散液中に形
成された流し模様が、そのまま、優しい自然な色
合の繊細な模様として地紙に表されることとな
る。
着色模様を付する要領を説明する。今、ワイヤク
ロス2により湿紙が搬送されている状態におい
て、ホース19から貯留槽9内に、所要濃度の
「ねり」を含む「ねり水」としての分散液を供給
すること、該分散液は、貯留槽9の屈曲路16を
流れて、貯留槽9の前側上端縁部20から一様状
態で静かに溢流し、流路12を流下する。該貯留
槽9への分散液の供給と併せて、支持体15を往
復動させるとともに各色料液吐出管13に色料液
を圧送すると、吐出口21からは、所要色、所要
量の色料液が、流路12を流れる分散液に連続的
に供給されることとなる。分散液に色料液が含有
されてなる色液は、流路12の下流端から搬送湿
紙14上に、その略全幅に亘つて静かに供給され
る。該供給された色液は、「ねり水」としての分
散液に、「ねり」含有の色料液が混入せしめられ
たものであるため、流路12の下流端12aから
搬送方向に向けての所要距離の部分においては、
分散液(ねり水)は、「ねり」の作用によつて搬
送湿紙14を極力透過しない状態に保持され、か
つ色料液は、「ねり」の作用によつて沈降が極力
抑制される。従つて前記所用距離の部分において
は、色料液は搬送湿紙上の分散液に浮いた状態あ
るいはそれに近い状態で該分散液に溶け込みなが
ら自由に拡がり、その際における自由な色の混合
によつて、吐出された色料液の元々の色とは全く
別異の新規色が発現される。そして、搬送湿紙1
4上における色料液の所要の分散が終了した頃に
は、分散液(ねり水)の粘性が低下し、該分散液
(ねり水)は湿紙を透過してワイヤクロス2から
滴下する。その結果、分散状態にある色料が搬送
湿紙14を染着し、これによつて、分散液中に形
成された流し模様が、そのまま、優しい自然な色
合の繊細な模様として地紙に表されることとな
る。
なお、分散液中の「ねり」の濃度は、搬送湿紙
上に供給された分散液の湿紙透過抑制率に直接関
係し、又色料液中の「ねり」の濃度は色料液の沈
降抑制率に直接関係するものであることから、分
散液や色料液中の「ねり」の濃度を微調整するこ
とによつて、吐出された色料液の分散をきめ細か
く制御しるうこととなる。
上に供給された分散液の湿紙透過抑制率に直接関
係し、又色料液中の「ねり」の濃度は色料液の沈
降抑制率に直接関係するものであることから、分
散液や色料液中の「ねり」の濃度を微調整するこ
とによつて、吐出された色料液の分散をきめ細か
く制御しるうこととなる。
(発明の効果)
本発明に係る装置によるときには、色の立体感
に富んだ繊細な種々の模様を自在に地紙に表すこ
とができ、従つて、優しい自然な着色表面、色
合、感触を有する良質の着色模様紙(壁紙、襖
紙、障子紙、小間紙、包装紙等の各種の用途に供
される)を能率よく低廉に製造することができ
る。このようなことから、本発明によるときに
は、繊細な柄表現を求める近年における意匠効果
の多用化の要請に応えうる。
に富んだ繊細な種々の模様を自在に地紙に表すこ
とができ、従つて、優しい自然な着色表面、色
合、感触を有する良質の着色模様紙(壁紙、襖
紙、障子紙、小間紙、包装紙等の各種の用途に供
される)を能率よく低廉に製造することができ
る。このようなことから、本発明によるときに
は、繊細な柄表現を求める近年における意匠効果
の多用化の要請に応えうる。
これをより具体的に説明すれば以下のごとくで
ある。
ある。
搬送湿紙の稍上側に配置された流路を流れる
分散液に、搬送湿紙の幅方向に往復動する複数
の色料液吐出管より、異色の色料液や同色では
あつても濃度の異なる色料液を吐出させると、
流路上の分散液中に色料液が所要に分散含有せ
しめられた色液は、搬送湿紙に対する流路下流
端の落差が小さいために、流路の下流端から搬
送湿紙上にその略全幅に亘つて静かに供給され
る。そのように供給された色液中の色料液は、
搬送湿紙上の分散液に浮いた状態で該分散液に
溶け込みながら自由に広がる。そして、その際
における自由な色の混合によつて、供給された
色料液の元々の色とは全く別異の明瞭な新規色
が発現されることともなる。
分散液に、搬送湿紙の幅方向に往復動する複数
の色料液吐出管より、異色の色料液や同色では
あつても濃度の異なる色料液を吐出させると、
流路上の分散液中に色料液が所要に分散含有せ
しめられた色液は、搬送湿紙に対する流路下流
端の落差が小さいために、流路の下流端から搬
送湿紙上にその略全幅に亘つて静かに供給され
る。そのように供給された色液中の色料液は、
搬送湿紙上の分散液に浮いた状態で該分散液に
溶け込みながら自由に広がる。そして、その際
における自由な色の混合によつて、供給された
色料液の元々の色とは全く別異の明瞭な新規色
が発現されることともなる。
このような色の拡がり及び新規色の発現によ
つて、分散液中に形成された流し模様がそのま
ま地紙に表されることとなる。
つて、分散液中に形成された流し模様がそのま
ま地紙に表されることとなる。
なお、分散液の粘生は、搬送湿紙上に流し込
まれた分散液の湿紙透過抑制率に直接関係する
とともに、色料液の粘度は色料液の沈降抑制率
に直接関係するものであることから、分散液や
色料液の粘度の微調整によつて、供給された色
料液の分散をきめ細かく制御することができ
る。
まれた分散液の湿紙透過抑制率に直接関係する
とともに、色料液の粘度は色料液の沈降抑制率
に直接関係するものであることから、分散液や
色料液の粘度の微調整によつて、供給された色
料液の分散をきめ細かく制御することができ
る。
以上のようなことから、本発明の装置による
ときには、色の立体感に富んだ繊細な種々の模
様を自在に地紙に現わすことができ、従つて、
着色紙料を絡ませて着色模様紙を得る従来方法
によるばあいとは本質的に異なつた、優しい自
然な着色表面、色合、感触を有する良質の着色
模様紙が得られることとなる。
ときには、色の立体感に富んだ繊細な種々の模
様を自在に地紙に現わすことができ、従つて、
着色紙料を絡ませて着色模様紙を得る従来方法
によるばあいとは本質的に異なつた、優しい自
然な着色表面、色合、感触を有する良質の着色
模様紙が得られることとなる。
本発明に係る装置においては、流路の下流端
寄りの部分を、その上面が下方に向けて傾斜す
る傾斜面に形成するとともに、流路の下流端を
搬送湿紙に近接させているため、搬送湿紙に対
する流路下流端の落差が小さい。従つて、色料
液の吐出量が多い場合であつても、該吐出によ
る搬送湿紙の地合損傷のおそれを招くことな
く、色料液を分散液に供給することができる。
寄りの部分を、その上面が下方に向けて傾斜す
る傾斜面に形成するとともに、流路の下流端を
搬送湿紙に近接させているため、搬送湿紙に対
する流路下流端の落差が小さい。従つて、色料
液の吐出量が多い場合であつても、該吐出によ
る搬送湿紙の地合損傷のおそれを招くことな
く、色料液を分散液に供給することができる。
その他本発明に係る装置によるときには、着
色紙料を絡ませて着色模様紙を得るばあいとは
異なり、色料の無駄がなく、経済性向上を期し
うる。
色紙料を絡ませて着色模様紙を得るばあいとは
異なり、色料の無駄がなく、経済性向上を期し
うる。
又抄紙工程において着色を施すため、着色紙
料の作成作業や着色紙料の混ぜ込み作業等を要
さず、生産性向上を期しうる。
料の作成作業や着色紙料の混ぜ込み作業等を要
さず、生産性向上を期しうる。
第1図は本発明に係る装置を説明する斜視図、
第2図はその作用を併せて説明する断面図、第3
図は本発明に係る装置を組込んでなる製紙ライン
を説明する説明図である。 1……装置、2……ワイヤクロス、12……流
路、12a……流路の下流端寄りの部分、12b
……流路の下端寄りの部分の上面、12c……流
路の下流端、13……色料液吐出管、14……搬
送湿紙、15……支持体。
第2図はその作用を併せて説明する断面図、第3
図は本発明に係る装置を組込んでなる製紙ライン
を説明する説明図である。 1……装置、2……ワイヤクロス、12……流
路、12a……流路の下流端寄りの部分、12b
……流路の下端寄りの部分の上面、12c……流
路の下流端、13……色料液吐出管、14……搬
送湿紙、15……支持体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 湿紙を搬送するワイヤクロス2の上方に、貯
留槽9から供給される色料分散用の分散液を流す
平面板状流路12を設けてなり、 該平面板状流路12は、下流端寄りの部分12
aの上面12bが下方に向けて傾斜する傾斜面に
形成され、その下流端12cが搬送湿紙14から
稍浮き上がつた状態となるようにワイヤクロス2
の上方に設けられており、 又該平面板状流路12の上側には、平面板状流
路12を流れる分散液に色料液を供給する色料液
吐出管13の複数本を、搬送湿紙の幅方向に所要
間隔をおいて支持体15に設け、 該支持体15を搬送湿紙14の幅方向に往復動
可能としたことを特徴とする着色模様紙の製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173587A JPS63309693A (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 紙の着色方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14173587A JPS63309693A (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 紙の着色方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63309693A JPS63309693A (ja) | 1988-12-16 |
| JPH0565639B2 true JPH0565639B2 (ja) | 1993-09-20 |
Family
ID=15298988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14173587A Granted JPS63309693A (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 | 紙の着色方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63309693A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9722514D0 (en) * | 1997-10-25 | 1997-12-24 | Arjo Wiggins Fine Papers Ltd | Production of patterned paper |
| WO2001068983A1 (fr) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Kao Corporation | Article moule en pate a papier |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5415014A (en) * | 1977-07-01 | 1979-02-03 | Youji Magara | Method of dyeing pattern on wet paper |
| JPS55140793A (en) * | 1979-04-18 | 1980-11-04 | Toshiba Corp | Single crystal pulling device |
| JPS55142793A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-07 | Aoki Seishishiyo Kk | Method and apparatus for screening metal foil or the like into paper surface |
-
1987
- 1987-06-06 JP JP14173587A patent/JPS63309693A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63309693A (ja) | 1988-12-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |