JPH0565749A - 横葺屋根構造及びその施工方法 - Google Patents
横葺屋根構造及びその施工方法Info
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- JPH0565749A JPH0565749A JP25275591A JP25275591A JPH0565749A JP H0565749 A JPH0565749 A JP H0565749A JP 25275591 A JP25275591 A JP 25275591A JP 25275591 A JP25275591 A JP 25275591A JP H0565749 A JPH0565749 A JP H0565749A
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- JP
- Japan
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- roof
- ridge
- roof plate
- eaves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軒から棟へ、または棟から軒というように、
両方向に葺くことのできる横葺屋根の構造に関するも
の。 【構成】 屋根板本体1の両端部に互いに反対方向に屈
曲してなる棟側立ち上がり部11と軒側垂設部12を設
け、棟側立ち上がり部11に吊子に嵌合掛止させる嵌合
部111と曲成した係合部112を形成し、軒側垂設部
12には曲成された係止部122を形成し、垂木2上の
吊子3には、その端縁を鉤部としてなる下向きの係り部
35を形成してなるようにしたもの。
両方向に葺くことのできる横葺屋根の構造に関するも
の。 【構成】 屋根板本体1の両端部に互いに反対方向に屈
曲してなる棟側立ち上がり部11と軒側垂設部12を設
け、棟側立ち上がり部11に吊子に嵌合掛止させる嵌合
部111と曲成した係合部112を形成し、軒側垂設部
12には曲成された係止部122を形成し、垂木2上の
吊子3には、その端縁を鉤部としてなる下向きの係り部
35を形成してなるようにしたもの。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、横葺屋根構造及びそ
の施工方法に関するもので、軒から棟あるいは棟から軒
の両方向から葺くことが可能で、急勾配の場合には屋根
足場を組むことなく施工可能なようにしたものである。
の施工方法に関するもので、軒から棟あるいは棟から軒
の両方向から葺くことが可能で、急勾配の場合には屋根
足場を組むことなく施工可能なようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】横葺屋根を葺く場合は、一般に屋根勾配
が緩やかであれば、軒から棟に葺いている。ところが、
屋根勾配が急な場合に安全のために、屋根足場を組み棟
から軒に向かって葺ける屋根構造が開発されている。特
開平2-140353号公報に開示の技術は、棟側から軒側に葺
けるようにした横葺屋根の構築方法の提案である。ま
た、特開平2-140352号公報に開示の技術は、この発明と
同様に軒からでも棟からでも葺くことのできる横葺屋根
構造である。
が緩やかであれば、軒から棟に葺いている。ところが、
屋根勾配が急な場合に安全のために、屋根足場を組み棟
から軒に向かって葺ける屋根構造が開発されている。特
開平2-140353号公報に開示の技術は、棟側から軒側に葺
けるようにした横葺屋根の構築方法の提案である。ま
た、特開平2-140352号公報に開示の技術は、この発明と
同様に軒からでも棟からでも葺くことのできる横葺屋根
構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−1
40353号公報に記載された構築方法では、定尺の下
地材を必須の構成要素としているために、木造下地やR
C造りの場合に適用ができないという問題がある。
40353号公報に記載された構築方法では、定尺の下
地材を必須の構成要素としているために、木造下地やR
C造りの場合に適用ができないという問題がある。
【0004】一方、特開平2−140352号公報に記
載された構築方法は、屋根材のくぼみを有する嵌合部を
吊子に圧入させることにより、スプリングバックを利用
して取り付けるようにしてなるものであるが、この方法
は、鋼製垂木、吊子、屋根板の生産時及び施工時に、か
なりの精度が必要とされる。特に、施工時は現場の寸法
のバラツキが不可避に発生するので、この工法は実現性
に乏しいという問題があった。
載された構築方法は、屋根材のくぼみを有する嵌合部を
吊子に圧入させることにより、スプリングバックを利用
して取り付けるようにしてなるものであるが、この方法
は、鋼製垂木、吊子、屋根板の生産時及び施工時に、か
なりの精度が必要とされる。特に、施工時は現場の寸法
のバラツキが不可避に発生するので、この工法は実現性
に乏しいという問題があった。
【0005】さらに施工現場では工期遅れにより棟の下
地材を取り付けていない時点でも、下地材を取り付けて
ある軒から棟にかけて屋根を葺かなければならないこと
がしばしば発生するが、上掲の各従来構築方法では、急
勾配だと屋根足場なしでは安全性の面で問題があった。
地材を取り付けていない時点でも、下地材を取り付けて
ある軒から棟にかけて屋根を葺かなければならないこと
がしばしば発生するが、上掲の各従来構築方法では、急
勾配だと屋根足場なしでは安全性の面で問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述したよ
うな課題を解決するために開発したもので、屋根板本体
の両端部を互いに反対方向に屈曲して棟側立ち上がり部
及び軒側垂設部を形成し、この棟側立ち上がり部に、吊
子に嵌合掛止させる嵌合部とその延長位置に屋根板本体
と略並行するように曲成した係合部とを形成し、前記軒
側垂設部には、接続する次の屋根板係合部に差し込める
ように曲成された係止部を形成し、垂木上に配置する前
記吊子には、その端縁を鉤部としてなる下向きの係り部
を形成するとともに、この吊子係り部内には、屋根板立
ち上がり部の嵌合部を嵌め入れ掛止すると同時に、その
延長位置に形成した上記係合部にて、接続する次の屋根
板の軒側垂設部に形成した上記係止部を係止するように
構成された横葺屋根構造を提案する。
うな課題を解決するために開発したもので、屋根板本体
の両端部を互いに反対方向に屈曲して棟側立ち上がり部
及び軒側垂設部を形成し、この棟側立ち上がり部に、吊
子に嵌合掛止させる嵌合部とその延長位置に屋根板本体
と略並行するように曲成した係合部とを形成し、前記軒
側垂設部には、接続する次の屋根板係合部に差し込める
ように曲成された係止部を形成し、垂木上に配置する前
記吊子には、その端縁を鉤部としてなる下向きの係り部
を形成するとともに、この吊子係り部内には、屋根板立
ち上がり部の嵌合部を嵌め入れ掛止すると同時に、その
延長位置に形成した上記係合部にて、接続する次の屋根
板の軒側垂設部に形成した上記係止部を係止するように
構成された横葺屋根構造を提案する。
【0007】また、本発明は、上記横葺屋根構造におけ
る屋根板と吊子を用いた横葺屋根の施工方法を提案す
る。この施工方法は、上記の横葺屋根構造を構築すべく
棟から軒へ葺く施工方法において、まず、棟側の垂木に
複数の吊子を固定しておき、この吊子の係り部に最初の
屋根板の棟側立ち上がり部の嵌合部を掛合させ、次い
で、軒側垂設部の係止部に吊子を所定間隔で引っ掛けて
垂木に固定するようにし、その後、次の屋根板の棟側立
ち上がり部を下して立設し、軒側垂設部の係止部に他の
吊子を所定間隔で引っ掛けてから回転させながら倒伏さ
せ、前記次の屋根板の棟側立ち上がり部の嵌合部が上記
吊子の係り部内に嵌入掛止させ、同時に最初の屋根板の
軒側垂設部に形成した係止部を次の屋根板の棟側端部の
係合部と係合させ、このような工程を繰り返して順次葺
くようにしたことを特徴とする横葺屋根の施工方法であ
る。
る屋根板と吊子を用いた横葺屋根の施工方法を提案す
る。この施工方法は、上記の横葺屋根構造を構築すべく
棟から軒へ葺く施工方法において、まず、棟側の垂木に
複数の吊子を固定しておき、この吊子の係り部に最初の
屋根板の棟側立ち上がり部の嵌合部を掛合させ、次い
で、軒側垂設部の係止部に吊子を所定間隔で引っ掛けて
垂木に固定するようにし、その後、次の屋根板の棟側立
ち上がり部を下して立設し、軒側垂設部の係止部に他の
吊子を所定間隔で引っ掛けてから回転させながら倒伏さ
せ、前記次の屋根板の棟側立ち上がり部の嵌合部が上記
吊子の係り部内に嵌入掛止させ、同時に最初の屋根板の
軒側垂設部に形成した係止部を次の屋根板の棟側端部の
係合部と係合させ、このような工程を繰り返して順次葺
くようにしたことを特徴とする横葺屋根の施工方法であ
る。
【0008】また、本発明は、上記の横葺屋根構造を構
築すべく、軒から棟へ葺く施工方法において、まず、軒
側に最初の屋根板を置き、この屋根板の棟側立ち上がり
部の嵌合部に吊子の係り部を掛合するようにして吊子を
垂木に固定し、次の屋根板は、屋根板本体の棟側を吊子
にかぶせるようにして乗せ、その軒側垂設部の係止部を
最初の屋根板の棟側立ち上がり部の係合部に添わせるよ
うに係合させ、このままの状態で屋根板の棟側立ち上が
り部の嵌合部に吊子の係り部を掛合させ、吊子を垂木に
固定し、このような工程を繰り返して順次葺くようにし
たことを特徴とする横葺屋根の施工方法である。
築すべく、軒から棟へ葺く施工方法において、まず、軒
側に最初の屋根板を置き、この屋根板の棟側立ち上がり
部の嵌合部に吊子の係り部を掛合するようにして吊子を
垂木に固定し、次の屋根板は、屋根板本体の棟側を吊子
にかぶせるようにして乗せ、その軒側垂設部の係止部を
最初の屋根板の棟側立ち上がり部の係合部に添わせるよ
うに係合させ、このままの状態で屋根板の棟側立ち上が
り部の嵌合部に吊子の係り部を掛合させ、吊子を垂木に
固定し、このような工程を繰り返して順次葺くようにし
たことを特徴とする横葺屋根の施工方法である。
【0009】更に、本発明は、前記の軒から葺き上げる
横葺屋根の施工方法において、屋根板に足場金具の引掛
部の掛止部を設けるようにし、屋根板に添うようにして
のせる基板の一端に足掛け用の屈曲部を形成し、他端に
屋根板の掛止部に入り込み掛止可能な引掛部を設けてな
る足場金具を用いるようにしたことを特徴とする横葺屋
根の施工方法を提案する。
横葺屋根の施工方法において、屋根板に足場金具の引掛
部の掛止部を設けるようにし、屋根板に添うようにして
のせる基板の一端に足掛け用の屈曲部を形成し、他端に
屋根板の掛止部に入り込み掛止可能な引掛部を設けてな
る足場金具を用いるようにしたことを特徴とする横葺屋
根の施工方法を提案する。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例に即してこの発明の
内容を説明する。図1はこの発明の棟から軒に向かって
葺く場合の屋根構造を示す断面図で、図2は屋根板本体
1の断面図で、屋根板本体1、1はその端部を垂木2に
固定した吊子3に掛け止めるようにして葺くものであ
る。
内容を説明する。図1はこの発明の棟から軒に向かって
葺く場合の屋根構造を示す断面図で、図2は屋根板本体
1の断面図で、屋根板本体1、1はその端部を垂木2に
固定した吊子3に掛け止めるようにして葺くものであ
る。
【0011】金属板からなる屋根板Rは、屋根板本体1
の両端部を互いに反対側に向けて屈曲し、棟側立ち上が
り部11及び軒側垂設部12を形成してなるものであ
る。棟側立ち上がり部11の端部には、吊子3に嵌合掛
止させる嵌合部111と、この嵌合部111の延長位置
で屋根板本体1とほぼ並行するように曲成した係合部1
12及びこれに続けて反対に屈曲してなる短い遊端11
3を屈曲形成してある。軒側垂設部12には下向きの二
重に重ね合わせるように曲折してなる重合部121及び
この延長に上記係合部112に差し込むように曲成され
た係止部122を形成してなるものである。なお、屋根
板本体1には、その横方向に、図6の(d)乃至(f)
に示すように、1箇所または2箇所の折曲部13を設け
て剛性を高めることは有効である。
の両端部を互いに反対側に向けて屈曲し、棟側立ち上が
り部11及び軒側垂設部12を形成してなるものであ
る。棟側立ち上がり部11の端部には、吊子3に嵌合掛
止させる嵌合部111と、この嵌合部111の延長位置
で屋根板本体1とほぼ並行するように曲成した係合部1
12及びこれに続けて反対に屈曲してなる短い遊端11
3を屈曲形成してある。軒側垂設部12には下向きの二
重に重ね合わせるように曲折してなる重合部121及び
この延長に上記係合部112に差し込むように曲成され
た係止部122を形成してなるものである。なお、屋根
板本体1には、その横方向に、図6の(d)乃至(f)
に示すように、1箇所または2箇所の折曲部13を設け
て剛性を高めることは有効である。
【0012】屋根葺に当っては、棟から軒に渡す垂木2
には、吊子3をビス4にてねじ込み固定する。そして、
この吊子3に、屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111を嵌め入れ掛け止め、この嵌合部11の延長位
置にある係合部112に、次に葺く屋根板の係止部12
2を差し込むことにより、順次葺くようにするものであ
る。吊子3は、亜鉛メッキ鋼板の成型品などからなるも
ので、垂木2にビス4にて固定するための止め穴31a
を穿った基部31から、起立部32、屋根板本体1の軒
側を乗せる頂部33及び頂部33から鋭角に内向きに屈
曲してなる鉤部34からなり、鉤部34と頂部33の内
面をもって係り部35としてなり、この係り部35に屋
根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部111が入り込
み二面で内接することになる。図1に示す屋根構造は棟
から軒に向かって葺く場合のもので、吊子3の基部31
と頂部33が並行し、全体が略コ字状をなすようにして
なるものである。一方、図4に示す吊子3は棟から軒に
向かって葺くもので、吊子3の基部31と頂部33が起
立部32を挟んで反対方向になるもので、いわば全体が
Z字状に構成されるものである。これは屋根板Rを葺く
方向によるもので、以下の説明でその理由は明らかにな
る。
には、吊子3をビス4にてねじ込み固定する。そして、
この吊子3に、屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111を嵌め入れ掛け止め、この嵌合部11の延長位
置にある係合部112に、次に葺く屋根板の係止部12
2を差し込むことにより、順次葺くようにするものであ
る。吊子3は、亜鉛メッキ鋼板の成型品などからなるも
ので、垂木2にビス4にて固定するための止め穴31a
を穿った基部31から、起立部32、屋根板本体1の軒
側を乗せる頂部33及び頂部33から鋭角に内向きに屈
曲してなる鉤部34からなり、鉤部34と頂部33の内
面をもって係り部35としてなり、この係り部35に屋
根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部111が入り込
み二面で内接することになる。図1に示す屋根構造は棟
から軒に向かって葺く場合のもので、吊子3の基部31
と頂部33が並行し、全体が略コ字状をなすようにして
なるものである。一方、図4に示す吊子3は棟から軒に
向かって葺くもので、吊子3の基部31と頂部33が起
立部32を挟んで反対方向になるもので、いわば全体が
Z字状に構成されるものである。これは屋根板Rを葺く
方向によるもので、以下の説明でその理由は明らかにな
る。
【0013】屋根板R、Rと、垂木2にビス4にて固定
された吊子3は図1及び図4に示すような取り付け状
態、すなわち、屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111が吊子3の係り部35に入り込むようにして掛
止し、吊子3から屋根板本体1と並行に張り出してなる
係合部112に次の屋根板Rの軒側垂設部12の係止部
122が添うようにして入り込み係止するようになるの
である。また同時に、軒側垂設部12の重合部121に
は係合部112に続く遊端113の屈曲基部113aが
当接することになる。
された吊子3は図1及び図4に示すような取り付け状
態、すなわち、屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111が吊子3の係り部35に入り込むようにして掛
止し、吊子3から屋根板本体1と並行に張り出してなる
係合部112に次の屋根板Rの軒側垂設部12の係止部
122が添うようにして入り込み係止するようになるの
である。また同時に、軒側垂設部12の重合部121に
は係合部112に続く遊端113の屈曲基部113aが
当接することになる。
【0014】これまで説明した横葺屋根構造において、
図3(a)〜(f)に示す棟から軒へ屋根板Rを葺く方
法について説明する。まず棟側の垂木2に横方向に複数
の吊子3をビス4をねじ込み固定し、この吊子3の係り
部35に最初の屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111を掛合し(a)、この屋根板Rの軒側垂設部1
2に垂木2に対応する複数の吊子3を引っ掛けて(b)
降ろし、この吊子3を垂木2にビス4にてねじ込み吊子
3、3間に屋根板Rを渡すようにする(c)。次の屋根
板Rの棟側立ち上がり部11を垂木2と並行するように
立設してから吊子3に押し込むようにし、この途中でこ
の屋根板Rの軒側垂設部12の係止部122に下方の他
の吊子3を引っ掛けてから回転させながら倒伏させ、こ
の下方の吊子3をビス4にて垂木2に固定するのであ
る。このように次の屋根板Rを回転させながら降ろすこ
とにより、次の屋根板Rの嵌合部111が吊子3の係り
部35内に嵌入掛止し、同時に嵌合部111に続く係合
部112が最初の屋根板Rの係止部122と係合するこ
とになる。このような工程を繰り返して順次棟から軒の
方向へ葺くことができるのである。
図3(a)〜(f)に示す棟から軒へ屋根板Rを葺く方
法について説明する。まず棟側の垂木2に横方向に複数
の吊子3をビス4をねじ込み固定し、この吊子3の係り
部35に最初の屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合
部111を掛合し(a)、この屋根板Rの軒側垂設部1
2に垂木2に対応する複数の吊子3を引っ掛けて(b)
降ろし、この吊子3を垂木2にビス4にてねじ込み吊子
3、3間に屋根板Rを渡すようにする(c)。次の屋根
板Rの棟側立ち上がり部11を垂木2と並行するように
立設してから吊子3に押し込むようにし、この途中でこ
の屋根板Rの軒側垂設部12の係止部122に下方の他
の吊子3を引っ掛けてから回転させながら倒伏させ、こ
の下方の吊子3をビス4にて垂木2に固定するのであ
る。このように次の屋根板Rを回転させながら降ろすこ
とにより、次の屋根板Rの嵌合部111が吊子3の係り
部35内に嵌入掛止し、同時に嵌合部111に続く係合
部112が最初の屋根板Rの係止部122と係合するこ
とになる。このような工程を繰り返して順次棟から軒の
方向へ葺くことができるのである。
【0015】次に、軒から棟へ葺きあげる図4に示す屋
根構造をなす施工方法について図5(a)〜(d)を基
に説明する。まず、軒側に最初の屋根板Rを置き
(a)、この屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部
111に吊子3の係り部35を掛合するようにしてビス
4にて吊子3を垂木2に固定する(b)。このように軒
から棟に葺きあげる施工方法では吊子3がコ字状をなす
とビス4をねじ込むことができないのでZ字状としたの
である。次の屋根板Rは、屋根板本体1の棟側を吊子3
にかぶせるようにして乗せ、その軒側垂設部12の係止
部122を最初の屋根板Rの棟側立ち上がり部11の係
合部112に添わせるように係合させ(c)、この状態
で屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部111に吊
子3の係り部35を掛合させて、この吊子3を垂木2に
ビス4にて固定するのである。順次同様な手順を踏んで
屋根板Rを葺きあげるようにするのである。
根構造をなす施工方法について図5(a)〜(d)を基
に説明する。まず、軒側に最初の屋根板Rを置き
(a)、この屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部
111に吊子3の係り部35を掛合するようにしてビス
4にて吊子3を垂木2に固定する(b)。このように軒
から棟に葺きあげる施工方法では吊子3がコ字状をなす
とビス4をねじ込むことができないのでZ字状としたの
である。次の屋根板Rは、屋根板本体1の棟側を吊子3
にかぶせるようにして乗せ、その軒側垂設部12の係止
部122を最初の屋根板Rの棟側立ち上がり部11の係
合部112に添わせるように係合させ(c)、この状態
で屋根板Rの棟側立ち上がり部11の嵌合部111に吊
子3の係り部35を掛合させて、この吊子3を垂木2に
ビス4にて固定するのである。順次同様な手順を踏んで
屋根板Rを葺きあげるようにするのである。
【0016】図6の(a)ないし(f)は、本発明に係
る屋根板Rの別の実施例を示すものであり、図2に示す
実施例を基準に以下に説明する。(a)は、屋根板本体
1を平板として折曲部13を設けないようにしたものを
示す。(b)は、棟側立ち上がり部11屋根板本体1に
対して略直角に折り起こすようにしてなるものである。
(c)は、屋根板本体1の棟側立ち上がり部11側に折
曲部14、15を設けるようにすると共に、軒側垂設部
12の重合部121を屋根板本体1側に折り曲げるよう
にしてなるものである。(d)(e)は嵌合部111を
コ字状に屈曲形成してなるものであり、(d)は重合部
121の先の遊端113を有しないものである。(f)
は係合部112の先の遊端113を二重に折り返して補
強するようにしてなるものである。
る屋根板Rの別の実施例を示すものであり、図2に示す
実施例を基準に以下に説明する。(a)は、屋根板本体
1を平板として折曲部13を設けないようにしたものを
示す。(b)は、棟側立ち上がり部11屋根板本体1に
対して略直角に折り起こすようにしてなるものである。
(c)は、屋根板本体1の棟側立ち上がり部11側に折
曲部14、15を設けるようにすると共に、軒側垂設部
12の重合部121を屋根板本体1側に折り曲げるよう
にしてなるものである。(d)(e)は嵌合部111を
コ字状に屈曲形成してなるものであり、(d)は重合部
121の先の遊端113を有しないものである。(f)
は係合部112の先の遊端113を二重に折り返して補
強するようにしてなるものである。
【0017】図7は、屋根が急勾配の場合に軒から棟に
葺いてゆく際の足場金具5の取付手順を示すものであ
る。また、図8は、足場金具5を取り付けた状態の屋根
の断面図を示すものである。この足場金具5は、金属板
を屈曲形成してなるもので、屋根板1本体上に添うよう
にして乗せる基板51の一端に足掛け用の屈曲部52を
設け、他端には屋根板Rの軒側垂設部12の重合部12
1及び棟側立ち上がり部11の遊端113に掛かるよう
に形成された引掛部53を屈曲形成してなるものであ
る。
葺いてゆく際の足場金具5の取付手順を示すものであ
る。また、図8は、足場金具5を取り付けた状態の屋根
の断面図を示すものである。この足場金具5は、金属板
を屈曲形成してなるもので、屋根板1本体上に添うよう
にして乗せる基板51の一端に足掛け用の屈曲部52を
設け、他端には屋根板Rの軒側垂設部12の重合部12
1及び棟側立ち上がり部11の遊端113に掛かるよう
に形成された引掛部53を屈曲形成してなるものであ
る。
【0018】この足場金具5を屋根板本体1に取り付け
るには、引掛部53をすでに葺いてある屋根板Rの棟側
立ち上がり部11に潜り込ませるようにする。すなわ
ち、まず、引掛部53を屋根板R、R同士が係合してい
る箇所の下に差し込み(図7(a))、続いて押し込み
ながら回転させることにより引掛部53が屋根板Rの棟
側立ち上がり部11の遊端113に掛かり嵌着されるこ
とになる。この遊端113は屋根板Rの軒側垂設部12
の重合部121により補強され変形が阻止されることに
なる。この足場金具5を外すには、逆の手順を踏めば良
い。
るには、引掛部53をすでに葺いてある屋根板Rの棟側
立ち上がり部11に潜り込ませるようにする。すなわ
ち、まず、引掛部53を屋根板R、R同士が係合してい
る箇所の下に差し込み(図7(a))、続いて押し込み
ながら回転させることにより引掛部53が屋根板Rの棟
側立ち上がり部11の遊端113に掛かり嵌着されるこ
とになる。この遊端113は屋根板Rの軒側垂設部12
の重合部121により補強され変形が阻止されることに
なる。この足場金具5を外すには、逆の手順を踏めば良
い。
【0019】なお図6(d)の実施例では、屋根板Rの
棟側立ち上がり部11の遊端113を有しないものであ
るために、屋根板Rの軒側垂設部12の重合部121を
屋根板本体1側に屈曲させて強度を持たせるようにして
ある。
棟側立ち上がり部11の遊端113を有しないものであ
るために、屋根板Rの軒側垂設部12の重合部121を
屋根板本体1側に屈曲させて強度を持たせるようにして
ある。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上のような構成からなるも
ので、屋根板と吊子にて構成されるものであるので、下
地構造が木造、S造、RC造などあらゆるものであって
も施工可能となり、軒から棟に向かってあるいは棟から
軒に向かってのもどちらの方向からでも屋根を葺くこと
ができるのである。
ので、屋根板と吊子にて構成されるものであるので、下
地構造が木造、S造、RC造などあらゆるものであって
も施工可能となり、軒から棟に向かってあるいは棟から
軒に向かってのもどちらの方向からでも屋根を葺くこと
ができるのである。
【0021】屋根板同士を吊子を介して葺くに際して、
吊子の係り部内に嵌合部を内挿し、かつ、その外側で係
合部と係止部が係止することになるので、水仕舞いは完
全で屋根下地材にまで雨水が浸入することはなく、ま
た、これら屋根材同士が緊密に葺くものではないので、
屋根材の各部に部材の生産時や施工時における寸法のバ
ラツキをカバーできるような調整代を施すことができる
のである。
吊子の係り部内に嵌合部を内挿し、かつ、その外側で係
合部と係止部が係止することになるので、水仕舞いは完
全で屋根下地材にまで雨水が浸入することはなく、ま
た、これら屋根材同士が緊密に葺くものではないので、
屋根材の各部に部材の生産時や施工時における寸法のバ
ラツキをカバーできるような調整代を施すことができる
のである。
【0022】このように軒から棟に葺きあげる施工方法
で、急勾配の屋根を葺く場合には、屋根板Rに掛止可能
な引掛部を設けてなる足場金具を用いて葺くことができ
るので、大掛かりな足場を組み立てる必要がなく、工期
を短縮できるばかりでなく工事費用の節約もできること
になる。
で、急勾配の屋根を葺く場合には、屋根板Rに掛止可能
な引掛部を設けてなる足場金具を用いて葺くことができ
るので、大掛かりな足場を組み立てる必要がなく、工期
を短縮できるばかりでなく工事費用の節約もできること
になる。
【0023】足場金具は取り付け取り外しが可能で屋根
板に添うような構造としてあるので、屋根板の表面を傷
つけることなく補修の必要も生じない。
板に添うような構造としてあるので、屋根板の表面を傷
つけることなく補修の必要も生じない。
【図1】この発明に係わる棟から軒へ葺く場合の屋根構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】この発明に係る屋根板を示す断面図である。
【図3】(a)〜(f)は、棟から軒にかけて葺く工法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】この発明に係る軒から棟へ葺く場合の屋根構造
の断面図である。
の断面図である。
【図5】(a)〜(d)は軒から棟にかけて葺く工法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】(a)〜(f)この発明に係る屋根板の別の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図7】(a)、(b)は、足場金具を取り付ける状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】足場金具を取り付けた状態の断面図である。
R 屋根板 1 屋根板本体 11 棟側立ち上がり部 111 嵌合部 112 係合部 113 遊端 12 軒側垂設部 121 重合部 122 係止部 2 垂木 3 吊子 31 基部 32 起立部 33 頂部 34 鉤部 35 係り部 4 ビス 5 足場金具 51 基板 52 屈曲部 53 引掛部
Claims (5)
- 【請求項1】 屋根板本体の両端部を互いに反対方向に
屈曲して棟側立ち上がり部及び軒側垂設部を形成し、こ
の棟側立ち上がり部に、吊子に嵌合掛止させる嵌合部と
その延長位置に屋根板本体と略並行するように曲成した
係合部とを形成し、前記軒側垂設部には、接続する次の
屋根板係合部に差し込めるように曲成された係止部を形
成し、垂木上に配置する前記吊子には、その端縁を鉤部
としてなる下向きの係り部を形成するとともに、この吊
子係り部内には、屋根板立ち上がり部の嵌合部を嵌め入
れ掛止すると同時に、その延長位置に形成した上記係合
部にて、接続する次の屋根板の軒側垂設部に形成した上
記係止部を係止するように構成された横葺屋根構造。 - 【請求項2】 屋根板の棟側端部の係合部に続く反対に
屈曲してなる遊端及びまたは屋根板の軒側端部の係止部
の手前に重ね合わせるように曲折してなる重合部を形成
し、これらが順次葺いたときの足場金具の引掛部の掛止
部とするようにしたことを特徴とする請求項1記載の横
葺屋根構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の横葺屋根構造によって棟
から軒へ葺く施工方法において、まず、棟側の垂木に複
数の吊子を固定しておき、この吊子の係り部に最初の屋
根板の棟側立ち上がり部の嵌合部を掛合させ、次いで、
軒側垂設部の係止部に吊子を所定間隔で引っ掛けて垂木
に固定するようにし、その後、次の屋根板の棟側立ち上
がり部を下して立設し、軒側垂設部の係止部に他の吊子
を所定間隔で引っ掛けてから回転させながら倒伏させ、
前記次の屋根板の棟側立ち上がり部の嵌合部が上記吊子
の係り部内に嵌入掛止させ、同時に最初の屋根板の軒側
垂設部に形成した係止部を次の屋根板の棟側端部の係合
部と係合させ、このような工程を繰り返して順次葺くよ
うにしたことを特徴とする横葺屋根の施工方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の横葺屋根構造によって軒
から棟へ葺き上げる施工方法において、まず、軒側に最
初の屋根板を置き、この屋根板の棟側立ち上がり部の嵌
合部に吊子の係り部を掛合するようにして吊子を垂木に
固定し、次の屋根板は、屋根板本体の棟側を吊子にかぶ
せるようにして乗せ、その軒側垂設部の係止部を最初の
屋根板の棟側立ち上がり部の係合部に添わせるように係
合させ、このままの状態で屋根板の棟側立ち上がり部の
嵌合部に吊子の係り部を掛合させ、吊子を垂木に固定
し、このような工程を繰り返して順次葺くようにしたこ
とを特徴とする横葺屋根の施工方法。 - 【請求項5】 請求項2記載の横葺屋根をもって軒から
棟へ施工する方法において、屋根板に添うようにしての
せる基板の一端に足掛け用の屈曲部を形成し、他端に屋
根板の掛止部に入り込み掛止可能な引掛部を設けてなる
足場金具を用いるようにしたことを特徴とする横葺屋根
の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25275591A JPH0565749A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 横葺屋根構造及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25275591A JPH0565749A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 横葺屋根構造及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565749A true JPH0565749A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17241840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25275591A Pending JPH0565749A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 横葺屋根構造及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565749A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020200640A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | Jfe鋼板株式会社 | 嵌合式建材パネルの連結用補助金具 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP25275591A patent/JPH0565749A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020200640A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | Jfe鋼板株式会社 | 嵌合式建材パネルの連結用補助金具 |
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