JPH0566361B2 - - Google Patents
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- JPH0566361B2 JPH0566361B2 JP58172839A JP17283983A JPH0566361B2 JP H0566361 B2 JPH0566361 B2 JP H0566361B2 JP 58172839 A JP58172839 A JP 58172839A JP 17283983 A JP17283983 A JP 17283983A JP H0566361 B2 JPH0566361 B2 JP H0566361B2
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Description
本発明は新しい一液型起泡性有害生物防除剤組
成物及びこれを利用して有害生物を防除する方法
に関する。 従来より白アリ等の駆除に利用される代表的薬
剤としてはクロルデン(2,3,4,5,6,
7,8,8−オクタクロル−2,3,3a,4,
7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノインデ
ン)が知られている。該クロルデンは水に難溶性
のため、乳化剤を用いて水中に乳化して乳剤とし
たり、油に溶解して油剤として利用されている。
その利用法としては代表的には土壤への散布及び
穿孔処理、木部への浸漬、塗布、吹付、穿孔処理
等が知られている。しかしながら例えば一般家屋
や各種構築物の床下部分に上記薬剤を施工する場
合、最近特に之等家屋等は床下が低く、また通風
口が小さくなつており、その施工が非常に困難で
あり、また狭い空間での散布施工の場合、薬剤の
ミストがガス化し、作業者の衛生安全管理面での
問題を伴い、更に油剤塗布の場合には引火爆発等
の保安上の危険も伴われる。 近年、特に施工時間が長くなり、作業環境上問
題がある場所への、薬剤の施工方法につき、薬剤
を泡沫化して施工する方法が提案されている。こ
の方法はクロルデンを適当な可溶化剤で化溶化
後、用時に起泡剤を加え、泡消火器様の機構、即
ちホース先端から薬液を適当な細に流し、それに
空気を送り込んで発泡させ、得られる泡沫を処理
を要求される箇所に施工するものである。しかし
ながら上記方法に用いられる可溶化薬液は水で希
釈した場合、希釈時又はその後の作業中に濁りを
生じ、経時的に不安定なものであり、これにより
起泡剤添加後の起泡性、泡沫安定性が非常に低
く、作業性の悪いものである。しかも上記泡消化
器様機構による施工では、発泡を施工面直前で行
なう必要があるに加え、施工薬液の発泡が不充分
で予定した量の発泡容量が得られず、また未発泡
の薬液は回収されず施工面に流出浪費され、更に
施工場所に死角ができ所望効果を奏し難い欠点が
ある。 本発明者らは、上記現状に鑑み、床下の低い
家屋でも死角のない施工ができること、薬液の
飛散等がなく作業者の安全性に優れていること、
施工時間が短かく、省力化できること、床下
施工において土壞処理と木部処理とが同時に行な
い得ること、等に主眼をおき、上記提案された泡
沫タイプの薬液施工方法の改良及びそれに用いる
薬液自体につき鋭意研究を重ねた。 本発明は上記研究の結果完成されたものであ
り、その要旨とする所は、有効成分としての殺蟻
剤及び防腐剤、該有効成分の可溶化剤としての
HLB8〜12のノニオン系界面活性剤及び起泡剤と
しての特殊アニオン系界面活性剤を含有し、上記
有効成分全量に対して特殊アニオン系界面活性剤
が少なくとも2.25重量倍配合されることを特徴と
する一液型起泡性有害生物防除剤組成物並びに該
組成物を水で希釈後、約50〜150倍に発泡させ、
得られる泡沫を有害生物の防除を要求される箇所
に移送供給することを特徴とする有害生物防除方
法にある。 本発明の一液型起泡性有害生物防除組成物は、
有効成分を高濃度に配合でき、その貯蔵安定性及
び希釈安定性に優れており、しかもこれを発泡さ
せる際の発泡性(起泡性)も非常に良好で、発泡
後の泡沫安定性も顕著に優れている。従つてこれ
は一液型として調製でき、従来の泡沫タイプの薬
液に見られるように起泡剤を用時混合調製する手
間を省くことができると共に、用時調製の際の配
合比率の厳密な管理をも全く必要とせず、取扱い
が簡便である。また本発明組成物は上記の通り泡
沫安定性に優れているため、従来の泡消火器様の
方式によらずとも、適当な容器(発泡器)で予め
発泡させて、得られる泡沫のみをホース等で施工
面に移送して施工できる。この泡移送方式によれ
ば、未発泡薬液の流出ロスを完全に防止でき、ま
た薬液組成の調整により施工場所容積に応じた泡
沫を作成し供給することができ、施工場所に死角
ができるおそれはない。このように本発明組成物
は、その特有の利点を応用して上記泡移送方式に
より施工できるものであり、本発明はかかる方式
により薬液を施工して有害生物を防除する新しい
方法をも提供するものである。 本発明の上記有害生物防除方法は、その特有の
泡移送方式を利用することに基づいて、上記した
種々の効果を奏し得ると共に、従来の泡沫タイプ
の薬液施工方法に見られる各種効果、殊に施工時
間の短縮化、環境衛生及び作業者の安全性等を一
層顕著に発現でき、充分な有害生物防除効果を奏
し得るものである。 本発明組成物において有効成分とする殺蟻剤及
び防腐剤としては、従来より白蟻等の木材害虫の
防除作用を有することの知られている各種のもの
及び木材等の防腐作用を有する公知の防腐剤をい
ずれも使用することができる。特に殺蟻剤として
はクロルデンが、また防腐剤としては4−クロロ
フエニル−8′−ヨードプロパルギルホルマール
(IF−1000、長瀬産業株式会社製、以下「IF−
1000」と呼ぶ)が好適である。上記有効成分の配
合量は適宜に決定され、特に制限はないが、通常
本発明組成物中に殺蟻剤を2〜15重量%、防腐剤
を0.3〜5重量%の範囲で配合するのが望ましい。 本発明組成物は、上記有効成分の可溶化剤とし
てHLB8〜12のノニオン系界面活性剤を利用す
る。該ノニオン系界面活性剤としては、通常の酸
化エチレン付加タイプのもの、多価アルコール脂
肪酸エステルタイプのもの等を使用することがで
きる。かかるノニオン系界面活性剤の具体例とし
ては、例えばポリオキシエチレン(4)ラウリルエー
テル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(6)ソル
ビタン、ポリオキシエチレン(5)グリセリン脂肪酸
エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン
(30)ソルビツト、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(5)ノニルフエニルエ
ーテル、ポリオキシエチレン(7)ノニルフエニルエ
ーテル等を例示することができる。殊に本発明組
成物においては、上記ノニオン系界面活性剤とし
て、HLBが8〜12のものを用いることが重要で
あつて、これにより有効成分を高濃度で可溶化で
き、しかも得られる組成物の希釈安定性、起泡性
等を顕著に優れたものとすることができる。しか
るにノニオン系界面活性剤といえども上記HLB
範囲を外れるものやノニオン系以外の界面活性剤
では、有効成分を高濃度で可溶化することができ
ず、水希釈時に濁りが生じたり、起泡性を低下さ
せる欠点があり、可溶化剤としての使用は不適当
である。上記HLB8〜12のノニオン系界面活性剤
は、通常本発明組成物中に約6〜15重量%の範
囲、好ましくは約8〜12重量%の範囲で配合さ
れ、これにより本発明所期の優れた効果を奏する
有害生物防除用組成物を提供することができる。 また本発明組成物においては、起泡剤として特
殊アニオン系界面活性剤を用いる。該特殊アニオ
ン系界面活性剤には、アルキル硫酸塩タイプ及び
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩タイ
プのものが包含される。その具体例としては、例
えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウ
リル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸
ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウ
ム、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンノニルフエ
ニルエーテル硫酸トリエタノールアミン等を例示
することができる。上記特殊アニオン系界面活性
剤は、通常本発明組成物中に約45〜80重量%、即
ち有効成分全量に対して少なくとも2.25重量倍、
好ましくは約55〜65重量%の範囲で配合され、こ
れにより本発明所期の効果を奏し得る。 本発明の有害生物防除剤組成物には、また特に
必要ではないが、有機溶剤を含有させることがで
きる。該有機溶剤は、その使用により上記殺蟻剤
及び防腐剤の被処理木材への浸透付着性を改善
し、木材劣化防止効果を助長する場合があり、通
常配合使用されるのが好ましい。該有機溶剤は、
上記有効成分との混合性、親和性を主として、他
に悪臭のないこと、毒性の低いこと、良好な発泡
特性を阻止しないこと等を考慮して選択される。
その代表的具体例としては、例えば2−メトキシ
エタノール、2−エトキシエタノール、2−(メ
トキシメトキシ)エタノール、2−イソプロポキ
シエタノール、2−ブトキシエタノール、2−イ
ソペンチルオキシエタノール、2−フエノキシエ
タノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロ
フルフリルアルコール、1−メトキシ−2−プロ
パノール、2−エトキシ−2−プロパノール、2
−クロロエタノール、2−メトキシエチルアセタ
ート、2−エトキシエチルアセタート、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノエチルエーテル、トリプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ポリプロピレングリコー
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルア
セタート、ジエチレングリコールモノブチルエー
テルアセタート等を例示できる。之等は通常1種
単独で又は2種以上混合して用いられる。その使
用量は、45重量%までの範囲から適当に決定さ
れ、通常約5〜20重量%の範囲とするのが好適で
ある。 本発明組成物には、更に必要に応じて通常用い
られている効力増強剤、揮散率向上剤、消臭剤、
香料等の各種添加剤を任意に添加することができ
る。 本発明の一液型起泡性有害生物防除剤組成物
は、上記各成分を単に混合すことにより容易に調
製され、水で適当濃度に希釈後、適当な発泡手段
により発泡され実用される。 本発明方法は、上記発泡手段により得られる泡
沫を有害生物の防除を要求される箇所に移送供給
することにより特徴付けられる。 本発明方法の好ましい一実施態様によれば、上
記発泡及び泡沫の移送は、以下の装置により行な
われる。 該装置は、密閉容器状の起泡槽、その起泡槽の
下部に配置された多孔壁、その多孔壁からの液面
高さが略所定高さとなるよう前記起泡槽内に有害
生物防除用薬液を供給する薬液供給手段、前記多
孔壁を通じて前記起泡槽内の薬液中に気泡を吹込
む気泡吹込み手段および前記気泡槽内の液面の上
部空間から外部空間へ延設された送泡管路手段を
具備している。 以下、上記装置の一具体例を示す図面に基づい
て、本発明方法を詳述する。 第1図は本発明方法の実施に利用する装置の一
具体例を示すものであり、第2図は該装置を利用
して薬液を家屋の床下空間に移送供給している図
を示す。 第1図中1は装置本体を示す。起泡槽2は約40
cm立方の立方体状密閉器で、その床部に2本の空
気吹込管3が設置され、それら空気吹込管3は
各々風量1.5m3/分程度のブロワー4に連結され
ている。空気吹込管3は直径約30mmのパイプで、
管壁には5個〜10個の直径約6mmの小孔が穿設さ
れている。起泡槽2に隣接して薬液槽5が設置さ
れており、この薬液槽5と前記起泡槽2とは隔壁
6の空気吹込管3より高くない位置に穿設された
通孔7により連通されている。 薬液槽5の中段にはボールタツプ8が設置さ
れ、このボールタツプ8を介して外部の送液装置
9が薬液槽5に連結されている。そこで薬液槽5
内の害虫駆除薬液Mの液面高さは略一定に保たれ
るが、前述したように薬液槽5と起泡槽2とは通
孔7を介して連通しているので、起泡槽2内の害
虫駆除薬液の液面高さも略一定に保たれることに
なる。つまり、空気吹込管3からの液面高さは略
一定に保たれる。この高さは、たとえば約14cm〜
約16cmである。この意味で、薬液槽5〜送液装置
9の一連の要素が、全体として薬液供給手段を構
成している。 起泡槽2の上部は、円錐状の屋根10になつて
おり、その屋根10の頂部には送泡口11が設け
られ、この送泡口11に直径約75mm、長さ約10m
の送泡チユーブ12が連結されている。また、起
泡槽2内の薬液面より上方の空間の中段には除液
ネツト13が張設されている。 上記装置1を利用した本発明方法によれば、ま
ず送液装置9から、本発明に係る一液型起泡性有
害生物防除組成物の水希釈液(以下単に薬液と呼
ぶ)を薬液槽5に供給し、これにより起泡槽2に
所定高さまで薬液を導入する。次に送泡チユーブ
12の先端をたとえば家屋の床下などに挿入し、
そののちブロワー4を作動する。そうすると、起
泡槽2内の薬液中に空気吹込管3の多孔壁を通じ
て空気が吹込まれるから、液面上に細かな気泡が
多量に連続して発生する。これらの気泡は引き続
いてどんどん発生するから、先に発生した気泡を
押し上げ、送泡チユーブ12中へ送り込む。こう
して送泡チユーブ12の先端から気泡が噴出さ
れ、家屋の床下などの空間は気泡で満たされる。
(第2図)。気泡が満たされた空間の壁面には気泡
が付着するが、気泡は薬液により形成されている
から、すなわち、壁面に該薬液が付着することと
なる。 除液ネツト13は、液面より発生した気泡より
過剰の薬液を回収する薬液を果すもので、薬液の
無駄な消費を防ぐ。 上記装置を利用した本発明方法によれば薬液を
床下などの壁面あるいはマンホール内などに好適
に散布でき、施工者が狭い空間に入つて薬液を散
布する必要がなくなり、省力化ができるのと同時
に施工者の健康上好ましいものとなる。また、上
記装置では、多孔壁から薬液面までの高さが略所
定高さに保たれるから、気泡の品質が比較的均一
になり、均一な薬液の散布を行えるようになる。
なお、上記において送泡管路が長い場合には、そ
の管路の途中に送泡用ブロワーを付加するのが好
ましい。 上記した本発明方法において、薬液は通常約5
〜100倍、好ましくは7.5〜20倍に水で希釈される
のが好ましく、その発泡倍率は約50〜150倍とさ
れるのが好ましい。また薬液の散布速度及び量
は、特に制限はないが約10/分及び約1000/
m2を目安とするのが普通であり、2%希釈薬液の
場合被処理面1m2当り約5前後の薬液量を散布
するのが好ましい。 以下、本発明組成物の調製例を実施例として挙
げ、次いで、その施工による効果を明らかにする
試験例を挙げる。 実施例 1 クロルデン 15重量% IF−1000 2.25 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモ
ニウム(30%) 60.55 ポイオキシエチレン(4,2)ラウリルエーテル
9.5 ブチルカルビトール 12.7 上記各成分を混合して本発明の一液型起泡性有
害生物防除剤組成物を得た。 このものは更に水で7.5〜15倍に希釈した状態
で、それぞれ30分間放置しても、全く濁りは認め
られず、また起泡性に優れたものであつた。これ
に対し、上記においてポリオキシエチレンラウリ
ルエーテルを用いることなく同様にして調製希釈
した薬液は、上記放置により濁りが認められ、ま
た起泡性も低下した。 <セミフイールド試験> この試験は、上記実施例1で得た組成物を更に
水で7.5倍に希釈した薬液を、第1図に示す装置
を利用して発泡させ、添付第3図に示す床下モデ
ル(縦1.5m×横3m×床高0.5m)の床下に泡沫
を移送充満させることにより実施した。 供試材、供給土壞及び試験方法は次の通りであ
る。 (1) 供試材 10cm×10cm×1cmの米ツガで、木口及び裏面
にアクリル樹脂ペイントを施した供試材を、第
3図のA〜Fの6ケ所の壁面に設置する。また
G〜Iの3ケ所には高さによる影響を見るた
め、床面から5cm、25cm及び45cmの3ケ所に
夫々供試材を配置した。 (2) 供試土壞 内容積1570cm2(内径10cm×高さ20cmの底蓋付
塩化ビニル製)の円筒に河砂を満たし、これを
第3図のJ〜Lの3ケ所に、夫々上記円筒上部
が地面と同じ高さになるよう埋設した。 (3) 試験方法 第3図に示す床下モデルの横手中央より、第
1図に示す装置の送泡チユーブ12の先端を床
下に挿入し、図中矢印で示す方向に従い、第1
室より順次泡沫を床下に移送充満させた。この
施工条件は、施工容積2250、装置の発泡性能
6/分、発泡倍率50倍、発泡量600/分で
あり、従つて施工時間は4分であつた。向上記
発泡倍率は、装置の液面調整により25〜100倍
に可変であり、該発泡倍率100倍の場合は、発
泡性能を12/分とし、発泡量を同一の600
/分とした。 上記薬液施工後、泡沫を自然消泡させ、その
後各供試材及び供試土壞を採り出して、木部へ
の薬剤付着量及び土壞への薬剤浸透度を測定し
た。薬剤付着量の測定は、木部の施工前及び施
工後の重量差によつて求める事により行なつ
た。また土壞への薬剤浸透度は、供試土壞を1
週間放置後、J地点については、上部から1cm
ずつ5cm、それから5cmずつの土壞を分取し、
クロルデン量を分析し、またK地点及びL地点
については上部から5cmずつの土壞を分取し、
同様に分析した。クロルデン量の分析は、上記
薬剤付着量におけるそれと同一方法により行な
つた。 得られた結果を、側面A〜Fの6ケ所への薬剤
付着量につき第1表に、床裏面G〜Iの3ケ所へ
の薬剤付着量については第2表に夫々示す。
成物及びこれを利用して有害生物を防除する方法
に関する。 従来より白アリ等の駆除に利用される代表的薬
剤としてはクロルデン(2,3,4,5,6,
7,8,8−オクタクロル−2,3,3a,4,
7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノインデ
ン)が知られている。該クロルデンは水に難溶性
のため、乳化剤を用いて水中に乳化して乳剤とし
たり、油に溶解して油剤として利用されている。
その利用法としては代表的には土壤への散布及び
穿孔処理、木部への浸漬、塗布、吹付、穿孔処理
等が知られている。しかしながら例えば一般家屋
や各種構築物の床下部分に上記薬剤を施工する場
合、最近特に之等家屋等は床下が低く、また通風
口が小さくなつており、その施工が非常に困難で
あり、また狭い空間での散布施工の場合、薬剤の
ミストがガス化し、作業者の衛生安全管理面での
問題を伴い、更に油剤塗布の場合には引火爆発等
の保安上の危険も伴われる。 近年、特に施工時間が長くなり、作業環境上問
題がある場所への、薬剤の施工方法につき、薬剤
を泡沫化して施工する方法が提案されている。こ
の方法はクロルデンを適当な可溶化剤で化溶化
後、用時に起泡剤を加え、泡消火器様の機構、即
ちホース先端から薬液を適当な細に流し、それに
空気を送り込んで発泡させ、得られる泡沫を処理
を要求される箇所に施工するものである。しかし
ながら上記方法に用いられる可溶化薬液は水で希
釈した場合、希釈時又はその後の作業中に濁りを
生じ、経時的に不安定なものであり、これにより
起泡剤添加後の起泡性、泡沫安定性が非常に低
く、作業性の悪いものである。しかも上記泡消化
器様機構による施工では、発泡を施工面直前で行
なう必要があるに加え、施工薬液の発泡が不充分
で予定した量の発泡容量が得られず、また未発泡
の薬液は回収されず施工面に流出浪費され、更に
施工場所に死角ができ所望効果を奏し難い欠点が
ある。 本発明者らは、上記現状に鑑み、床下の低い
家屋でも死角のない施工ができること、薬液の
飛散等がなく作業者の安全性に優れていること、
施工時間が短かく、省力化できること、床下
施工において土壞処理と木部処理とが同時に行な
い得ること、等に主眼をおき、上記提案された泡
沫タイプの薬液施工方法の改良及びそれに用いる
薬液自体につき鋭意研究を重ねた。 本発明は上記研究の結果完成されたものであ
り、その要旨とする所は、有効成分としての殺蟻
剤及び防腐剤、該有効成分の可溶化剤としての
HLB8〜12のノニオン系界面活性剤及び起泡剤と
しての特殊アニオン系界面活性剤を含有し、上記
有効成分全量に対して特殊アニオン系界面活性剤
が少なくとも2.25重量倍配合されることを特徴と
する一液型起泡性有害生物防除剤組成物並びに該
組成物を水で希釈後、約50〜150倍に発泡させ、
得られる泡沫を有害生物の防除を要求される箇所
に移送供給することを特徴とする有害生物防除方
法にある。 本発明の一液型起泡性有害生物防除組成物は、
有効成分を高濃度に配合でき、その貯蔵安定性及
び希釈安定性に優れており、しかもこれを発泡さ
せる際の発泡性(起泡性)も非常に良好で、発泡
後の泡沫安定性も顕著に優れている。従つてこれ
は一液型として調製でき、従来の泡沫タイプの薬
液に見られるように起泡剤を用時混合調製する手
間を省くことができると共に、用時調製の際の配
合比率の厳密な管理をも全く必要とせず、取扱い
が簡便である。また本発明組成物は上記の通り泡
沫安定性に優れているため、従来の泡消火器様の
方式によらずとも、適当な容器(発泡器)で予め
発泡させて、得られる泡沫のみをホース等で施工
面に移送して施工できる。この泡移送方式によれ
ば、未発泡薬液の流出ロスを完全に防止でき、ま
た薬液組成の調整により施工場所容積に応じた泡
沫を作成し供給することができ、施工場所に死角
ができるおそれはない。このように本発明組成物
は、その特有の利点を応用して上記泡移送方式に
より施工できるものであり、本発明はかかる方式
により薬液を施工して有害生物を防除する新しい
方法をも提供するものである。 本発明の上記有害生物防除方法は、その特有の
泡移送方式を利用することに基づいて、上記した
種々の効果を奏し得ると共に、従来の泡沫タイプ
の薬液施工方法に見られる各種効果、殊に施工時
間の短縮化、環境衛生及び作業者の安全性等を一
層顕著に発現でき、充分な有害生物防除効果を奏
し得るものである。 本発明組成物において有効成分とする殺蟻剤及
び防腐剤としては、従来より白蟻等の木材害虫の
防除作用を有することの知られている各種のもの
及び木材等の防腐作用を有する公知の防腐剤をい
ずれも使用することができる。特に殺蟻剤として
はクロルデンが、また防腐剤としては4−クロロ
フエニル−8′−ヨードプロパルギルホルマール
(IF−1000、長瀬産業株式会社製、以下「IF−
1000」と呼ぶ)が好適である。上記有効成分の配
合量は適宜に決定され、特に制限はないが、通常
本発明組成物中に殺蟻剤を2〜15重量%、防腐剤
を0.3〜5重量%の範囲で配合するのが望ましい。 本発明組成物は、上記有効成分の可溶化剤とし
てHLB8〜12のノニオン系界面活性剤を利用す
る。該ノニオン系界面活性剤としては、通常の酸
化エチレン付加タイプのもの、多価アルコール脂
肪酸エステルタイプのもの等を使用することがで
きる。かかるノニオン系界面活性剤の具体例とし
ては、例えばポリオキシエチレン(4)ラウリルエー
テル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(6)ソル
ビタン、ポリオキシエチレン(5)グリセリン脂肪酸
エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン
(30)ソルビツト、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(5)ノニルフエニルエ
ーテル、ポリオキシエチレン(7)ノニルフエニルエ
ーテル等を例示することができる。殊に本発明組
成物においては、上記ノニオン系界面活性剤とし
て、HLBが8〜12のものを用いることが重要で
あつて、これにより有効成分を高濃度で可溶化で
き、しかも得られる組成物の希釈安定性、起泡性
等を顕著に優れたものとすることができる。しか
るにノニオン系界面活性剤といえども上記HLB
範囲を外れるものやノニオン系以外の界面活性剤
では、有効成分を高濃度で可溶化することができ
ず、水希釈時に濁りが生じたり、起泡性を低下さ
せる欠点があり、可溶化剤としての使用は不適当
である。上記HLB8〜12のノニオン系界面活性剤
は、通常本発明組成物中に約6〜15重量%の範
囲、好ましくは約8〜12重量%の範囲で配合さ
れ、これにより本発明所期の優れた効果を奏する
有害生物防除用組成物を提供することができる。 また本発明組成物においては、起泡剤として特
殊アニオン系界面活性剤を用いる。該特殊アニオ
ン系界面活性剤には、アルキル硫酸塩タイプ及び
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩タイ
プのものが包含される。その具体例としては、例
えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウ
リル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸
ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウ
ム、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンノニルフエ
ニルエーテル硫酸トリエタノールアミン等を例示
することができる。上記特殊アニオン系界面活性
剤は、通常本発明組成物中に約45〜80重量%、即
ち有効成分全量に対して少なくとも2.25重量倍、
好ましくは約55〜65重量%の範囲で配合され、こ
れにより本発明所期の効果を奏し得る。 本発明の有害生物防除剤組成物には、また特に
必要ではないが、有機溶剤を含有させることがで
きる。該有機溶剤は、その使用により上記殺蟻剤
及び防腐剤の被処理木材への浸透付着性を改善
し、木材劣化防止効果を助長する場合があり、通
常配合使用されるのが好ましい。該有機溶剤は、
上記有効成分との混合性、親和性を主として、他
に悪臭のないこと、毒性の低いこと、良好な発泡
特性を阻止しないこと等を考慮して選択される。
その代表的具体例としては、例えば2−メトキシ
エタノール、2−エトキシエタノール、2−(メ
トキシメトキシ)エタノール、2−イソプロポキ
シエタノール、2−ブトキシエタノール、2−イ
ソペンチルオキシエタノール、2−フエノキシエ
タノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロ
フルフリルアルコール、1−メトキシ−2−プロ
パノール、2−エトキシ−2−プロパノール、2
−クロロエタノール、2−メトキシエチルアセタ
ート、2−エトキシエチルアセタート、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノエチルエーテル、トリプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ポリプロピレングリコー
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルア
セタート、ジエチレングリコールモノブチルエー
テルアセタート等を例示できる。之等は通常1種
単独で又は2種以上混合して用いられる。その使
用量は、45重量%までの範囲から適当に決定さ
れ、通常約5〜20重量%の範囲とするのが好適で
ある。 本発明組成物には、更に必要に応じて通常用い
られている効力増強剤、揮散率向上剤、消臭剤、
香料等の各種添加剤を任意に添加することができ
る。 本発明の一液型起泡性有害生物防除剤組成物
は、上記各成分を単に混合すことにより容易に調
製され、水で適当濃度に希釈後、適当な発泡手段
により発泡され実用される。 本発明方法は、上記発泡手段により得られる泡
沫を有害生物の防除を要求される箇所に移送供給
することにより特徴付けられる。 本発明方法の好ましい一実施態様によれば、上
記発泡及び泡沫の移送は、以下の装置により行な
われる。 該装置は、密閉容器状の起泡槽、その起泡槽の
下部に配置された多孔壁、その多孔壁からの液面
高さが略所定高さとなるよう前記起泡槽内に有害
生物防除用薬液を供給する薬液供給手段、前記多
孔壁を通じて前記起泡槽内の薬液中に気泡を吹込
む気泡吹込み手段および前記気泡槽内の液面の上
部空間から外部空間へ延設された送泡管路手段を
具備している。 以下、上記装置の一具体例を示す図面に基づい
て、本発明方法を詳述する。 第1図は本発明方法の実施に利用する装置の一
具体例を示すものであり、第2図は該装置を利用
して薬液を家屋の床下空間に移送供給している図
を示す。 第1図中1は装置本体を示す。起泡槽2は約40
cm立方の立方体状密閉器で、その床部に2本の空
気吹込管3が設置され、それら空気吹込管3は
各々風量1.5m3/分程度のブロワー4に連結され
ている。空気吹込管3は直径約30mmのパイプで、
管壁には5個〜10個の直径約6mmの小孔が穿設さ
れている。起泡槽2に隣接して薬液槽5が設置さ
れており、この薬液槽5と前記起泡槽2とは隔壁
6の空気吹込管3より高くない位置に穿設された
通孔7により連通されている。 薬液槽5の中段にはボールタツプ8が設置さ
れ、このボールタツプ8を介して外部の送液装置
9が薬液槽5に連結されている。そこで薬液槽5
内の害虫駆除薬液Mの液面高さは略一定に保たれ
るが、前述したように薬液槽5と起泡槽2とは通
孔7を介して連通しているので、起泡槽2内の害
虫駆除薬液の液面高さも略一定に保たれることに
なる。つまり、空気吹込管3からの液面高さは略
一定に保たれる。この高さは、たとえば約14cm〜
約16cmである。この意味で、薬液槽5〜送液装置
9の一連の要素が、全体として薬液供給手段を構
成している。 起泡槽2の上部は、円錐状の屋根10になつて
おり、その屋根10の頂部には送泡口11が設け
られ、この送泡口11に直径約75mm、長さ約10m
の送泡チユーブ12が連結されている。また、起
泡槽2内の薬液面より上方の空間の中段には除液
ネツト13が張設されている。 上記装置1を利用した本発明方法によれば、ま
ず送液装置9から、本発明に係る一液型起泡性有
害生物防除組成物の水希釈液(以下単に薬液と呼
ぶ)を薬液槽5に供給し、これにより起泡槽2に
所定高さまで薬液を導入する。次に送泡チユーブ
12の先端をたとえば家屋の床下などに挿入し、
そののちブロワー4を作動する。そうすると、起
泡槽2内の薬液中に空気吹込管3の多孔壁を通じ
て空気が吹込まれるから、液面上に細かな気泡が
多量に連続して発生する。これらの気泡は引き続
いてどんどん発生するから、先に発生した気泡を
押し上げ、送泡チユーブ12中へ送り込む。こう
して送泡チユーブ12の先端から気泡が噴出さ
れ、家屋の床下などの空間は気泡で満たされる。
(第2図)。気泡が満たされた空間の壁面には気泡
が付着するが、気泡は薬液により形成されている
から、すなわち、壁面に該薬液が付着することと
なる。 除液ネツト13は、液面より発生した気泡より
過剰の薬液を回収する薬液を果すもので、薬液の
無駄な消費を防ぐ。 上記装置を利用した本発明方法によれば薬液を
床下などの壁面あるいはマンホール内などに好適
に散布でき、施工者が狭い空間に入つて薬液を散
布する必要がなくなり、省力化ができるのと同時
に施工者の健康上好ましいものとなる。また、上
記装置では、多孔壁から薬液面までの高さが略所
定高さに保たれるから、気泡の品質が比較的均一
になり、均一な薬液の散布を行えるようになる。
なお、上記において送泡管路が長い場合には、そ
の管路の途中に送泡用ブロワーを付加するのが好
ましい。 上記した本発明方法において、薬液は通常約5
〜100倍、好ましくは7.5〜20倍に水で希釈される
のが好ましく、その発泡倍率は約50〜150倍とさ
れるのが好ましい。また薬液の散布速度及び量
は、特に制限はないが約10/分及び約1000/
m2を目安とするのが普通であり、2%希釈薬液の
場合被処理面1m2当り約5前後の薬液量を散布
するのが好ましい。 以下、本発明組成物の調製例を実施例として挙
げ、次いで、その施工による効果を明らかにする
試験例を挙げる。 実施例 1 クロルデン 15重量% IF−1000 2.25 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモ
ニウム(30%) 60.55 ポイオキシエチレン(4,2)ラウリルエーテル
9.5 ブチルカルビトール 12.7 上記各成分を混合して本発明の一液型起泡性有
害生物防除剤組成物を得た。 このものは更に水で7.5〜15倍に希釈した状態
で、それぞれ30分間放置しても、全く濁りは認め
られず、また起泡性に優れたものであつた。これ
に対し、上記においてポリオキシエチレンラウリ
ルエーテルを用いることなく同様にして調製希釈
した薬液は、上記放置により濁りが認められ、ま
た起泡性も低下した。 <セミフイールド試験> この試験は、上記実施例1で得た組成物を更に
水で7.5倍に希釈した薬液を、第1図に示す装置
を利用して発泡させ、添付第3図に示す床下モデ
ル(縦1.5m×横3m×床高0.5m)の床下に泡沫
を移送充満させることにより実施した。 供試材、供給土壞及び試験方法は次の通りであ
る。 (1) 供試材 10cm×10cm×1cmの米ツガで、木口及び裏面
にアクリル樹脂ペイントを施した供試材を、第
3図のA〜Fの6ケ所の壁面に設置する。また
G〜Iの3ケ所には高さによる影響を見るた
め、床面から5cm、25cm及び45cmの3ケ所に
夫々供試材を配置した。 (2) 供試土壞 内容積1570cm2(内径10cm×高さ20cmの底蓋付
塩化ビニル製)の円筒に河砂を満たし、これを
第3図のJ〜Lの3ケ所に、夫々上記円筒上部
が地面と同じ高さになるよう埋設した。 (3) 試験方法 第3図に示す床下モデルの横手中央より、第
1図に示す装置の送泡チユーブ12の先端を床
下に挿入し、図中矢印で示す方向に従い、第1
室より順次泡沫を床下に移送充満させた。この
施工条件は、施工容積2250、装置の発泡性能
6/分、発泡倍率50倍、発泡量600/分で
あり、従つて施工時間は4分であつた。向上記
発泡倍率は、装置の液面調整により25〜100倍
に可変であり、該発泡倍率100倍の場合は、発
泡性能を12/分とし、発泡量を同一の600
/分とした。 上記薬液施工後、泡沫を自然消泡させ、その
後各供試材及び供試土壞を採り出して、木部へ
の薬剤付着量及び土壞への薬剤浸透度を測定し
た。薬剤付着量の測定は、木部の施工前及び施
工後の重量差によつて求める事により行なつ
た。また土壞への薬剤浸透度は、供試土壞を1
週間放置後、J地点については、上部から1cm
ずつ5cm、それから5cmずつの土壞を分取し、
クロルデン量を分析し、またK地点及びL地点
については上部から5cmずつの土壞を分取し、
同様に分析した。クロルデン量の分析は、上記
薬剤付着量におけるそれと同一方法により行な
つた。 得られた結果を、側面A〜Fの6ケ所への薬剤
付着量につき第1表に、床裏面G〜Iの3ケ所へ
の薬剤付着量については第2表に夫々示す。
【表】
【表】
上記第1表より本発明方法によれば、各設置場
所による影響及び高さによる影響をあまり受ける
ことなく、薬剤をほぼ均一に付着させ得ることが
判る。また薬剤付着量自体は最低でもC−床面45
cmにおける1m2当り132.5c.c.(クロルデン量2.65
g)であり、一般に確実な殺蟻効果が期待できる
といわれている基準量が2g/m2であることに鑑
み、充分に満足できるものであることが判る。
所による影響及び高さによる影響をあまり受ける
ことなく、薬剤をほぼ均一に付着させ得ることが
判る。また薬剤付着量自体は最低でもC−床面45
cmにおける1m2当り132.5c.c.(クロルデン量2.65
g)であり、一般に確実な殺蟻効果が期待できる
といわれている基準量が2g/m2であることに鑑
み、充分に満足できるものであることが判る。
【表】
上記第2表より薬剤付着量は、第一室、第二
室、第三室と順次若干低下してはいるが、いずれ
もクロルデンの基準量である2g/m2を上回る付
着量が達成されていることが判る。 また供試土壞への薬剤浸透度の測定結果は、下
記第3表に示す通りである。
室、第三室と順次若干低下してはいるが、いずれ
もクロルデンの基準量である2g/m2を上回る付
着量が達成されていることが判る。 また供試土壞への薬剤浸透度の測定結果は、下
記第3表に示す通りである。
【表】
上記第3表より薬剤の土壞への浸透性において
は、上部から5cmまでの部分に最も多量(50%以
上)の薬剤が検出され、薬剤はあまり深く浸透せ
ず、土壞表面の比較的浅い所に防蟻バンドができ
ていることが判明した。このことから、本発明方
法は土壞処理に最も適した施工方法であると考え
られる。
は、上部から5cmまでの部分に最も多量(50%以
上)の薬剤が検出され、薬剤はあまり深く浸透せ
ず、土壞表面の比較的浅い所に防蟻バンドができ
ていることが判明した。このことから、本発明方
法は土壞処理に最も適した施工方法であると考え
られる。
第1図は本発明方法の実施に適した薬液散布装
置の一具体例の要部断面構成説明図、第2図は床
下に発泡施工を行なう場合を示す模式的説明図及
び第3図は本発明方法の効果を明らかにするため
に行なつたセミフイールド試験に利用した床下モ
デルを示す説明図である。 1は有害生物防除薬散布装置、2は起泡槽、3
は空気吹込管、4はブロワー、5は薬液槽、6は
隔壁、7は通孔、8はボールタツプ、9は送液装
置、12は送泡チユーブ、13は除液ネツト。
置の一具体例の要部断面構成説明図、第2図は床
下に発泡施工を行なう場合を示す模式的説明図及
び第3図は本発明方法の効果を明らかにするため
に行なつたセミフイールド試験に利用した床下モ
デルを示す説明図である。 1は有害生物防除薬散布装置、2は起泡槽、3
は空気吹込管、4はブロワー、5は薬液槽、6は
隔壁、7は通孔、8はボールタツプ、9は送液装
置、12は送泡チユーブ、13は除液ネツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有効成分としての殺蟻剤及び防腐剤、該有効
成分の可溶化剤としてのHLB8〜12のノニオン系
界面活性剤及び起泡剤としての特殊アニオン系界
面活性剤を含有し、上記有効成分全量に対して上
記特殊アニオン系界面活性剤が少なくとも2.25重
量倍配合されることを特徴とする一液型起泡性有
害生物防除組成物。 2 殺蟻剤がクロールデン及び防腐剤が4−クロ
ロフエニル−3′−ヨードプロパルギルホルマール
である特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 3 殺蟻剤2〜15重量%、防腐剤0.3〜5重量%、
ノニオン系界面活性剤6〜15重量%、特殊アニオ
ン系界面活性剤45〜80重量%及び有機溶剤5〜45
重量%から成る特許請求の範囲第1項に記載の組
成物。 4 有効成分としての殺蟻剤及び防腐剤、該有効
成分の可溶化剤としてのHLB8〜12のノニオン系
界面活性剤及び起泡剤としての特殊アニオン系界
面活性剤を含有し、上記有効成分全量に対して上
記特殊アニオン系界面活性剤が少なくとも2.25重
量倍配合される一液型起泡性有害生物防除剤組成
物を水で希釈後、約50〜150倍に発泡させ、得ら
れる泡沫を有害生物の防除を要求される箇所に移
送供給することを特徴とする有害生物防除方法。 5 発泡及び泡沫の移送が、密閉容器状の起泡
槽、その起泡槽の下部に設置された多孔壁、その
多孔壁からの液面高さが略所定高さとなるよう前
記起泡槽内に有害生物防除用薬液を供給する薬液
供給手段、前記多孔壁を通じて前記起泡槽内の薬
液中に気泡を吹込む気泡吹込み手段及び前記起泡
槽内の液面の上部空間から外部空間へ延設された
送泡管路手段を具備してなる有害生物防除薬散布
装置により行なわれる特許請求の範囲第4項に記
載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17283983A JPS6064901A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 起泡性有害生物防除剤組成物及び有害生物防除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17283983A JPS6064901A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 起泡性有害生物防除剤組成物及び有害生物防除方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6064901A JPS6064901A (ja) | 1985-04-13 |
| JPH0566361B2 true JPH0566361B2 (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=15949286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17283983A Granted JPS6064901A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 起泡性有害生物防除剤組成物及び有害生物防除方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6064901A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2552521B2 (ja) * | 1988-02-24 | 1996-11-13 | 神東塗料株式会社 | 発泡性白蟻防除剤組成物 |
| JP2005187418A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Nippon Nyukazai Kk | 農薬用界面活性剤及びそれを用いる農薬組成物。 |
| JP2009011128A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Kansai Electric Power Co Inc:The | ケーブルの防蟻構造及びケーブルの防蟻工法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5925301A (ja) * | 1982-08-02 | 1984-02-09 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 発泡性乳剤組成物 |
-
1983
- 1983-09-19 JP JP17283983A patent/JPS6064901A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6064901A (ja) | 1985-04-13 |
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