JPH056654A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH056654A
JPH056654A JP3040953A JP4095391A JPH056654A JP H056654 A JPH056654 A JP H056654A JP 3040953 A JP3040953 A JP 3040953A JP 4095391 A JP4095391 A JP 4095391A JP H056654 A JPH056654 A JP H056654A
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JP
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memory
circuit
word
line
word line
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Application number
JP3040953A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nozoe
敦史 野副
Eiji Miyamoto
英治 宮本
Yasuhiro Kasama
靖裕 笠間
Kazuyoshi Oshima
一義 大嶋
Tsugio Takahashi
継雄 高橋
Takashi Yamazaki
隆 山崎
Shinichi Suga
進一 菅
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Hitachi Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大記憶容量化を図った半導体記憶回路に適し
た半導体集積回路装置及び動作の高速化と大記憶容量化
を実現した半導体記憶回路を備えた半導体集積回路装置
を提供する。 【構成】 ダイナミック型メモリセルがマトリックス配
置されてなるメモリマットが複数個から構成されるメモ
リアレイ上を延長してY選択線を配置するとともに、こ
のY選択線と同様な構成のダミーYS線を用いてカラム
リセットタイミングをモニターしてワード線のクリアタ
イミングの制御を行ってメモリサイクルの時間短縮を行
う。選択メモリマットに対応したワードクリア回路のみ
を動作させて低消費電力とする。シェアードセンスアン
プ方式におけるビット線選択MOSFETのゲートの選
択レベルを昇圧電圧とする。しきい値電圧がチャネル幅
依存性によって高くされるMOSFETに対してイオン
打ち込み技術によりチャンネル表面の不純物を調整して
補償を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、例えば約16Mビットのような大記憶容量を持
つダイナミック型RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】約16Mビットのような大きな記憶容量
を持つダイナミック型RAMの開発が進められている。
このようなダイナミック型RAMの例として、例えば日
経マグロウヒル社昭和63年3月1日発行『日経マイク
ロデバイス』誌の頁67〜頁81がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような大記憶容
量化に伴いメモリチップも必然的に大型化する。それに
伴い、素子の微細化や配線の引き回しによる速度の低下
に格別の配慮が必要になるものである。ダイナミック型
メモリセルの読み出し動作は、情報記憶用キャパシタと
ビット線とを接続したとき、チャージシェアによりビッ
ト線電位が情報記憶用キャパシタの電荷の有無に応じて
微小に変化することをことを利用して行われる。このよ
うにダイナミック型メモリセルでは記憶電荷を破壊的に
読み出すものであるので、ワード線を非選択にする前に
上記微小電圧をセンスアンプで増幅してもとの情報記憶
用キャパシタに再書き込みする必要がある。このセンス
アンプによる再書き込みにおいては、カラム選択スイッ
チをオフ状態にする必要がある。なぜなら、ビット線に
共通ビット線やメンアンプの入力回路が接続された状態
のままではセンスアンプはビット線をもとのハイレベル
/ロウレベルにする電流駆動能力が無いからである。こ
のため、ワード線のクリアタイミングは、カラムスイッ
チがオフ状態にされ、かつセンスアンプの増幅動作によ
ってビット線の電位がもとのハイレベル/ロウレベルに
変化し、それが情報記憶用キャパシタに再書き込みされ
ることを待って行う必要がある。従来は上記のようなタ
イミングをインバータ回路等のような遅延回路を用いて
行うものであったため、Y選択線の信号伝播遅延時間及
び遅延回路の遅延時間プロセスバラツキの双方を考慮し
て、一定の時間マージンを持たせてワードクリアを行う
ものであるため、メモリサイクルが長くなるという問題
が生じる。特に、上記のように大記憶容量化を図ったも
のでは、Y選択線が長くなりその信号伝播遅延時間も長
くなるため、必然的に時間マージンを大きく設定する必
要がある。
【0004】このように信号遅延量が非常に大きくなっ
てしまう等の種々の問題が生じる。すなわち、約16M
ビットものような大記憶容量化を実現するには、もはや
約1Mビットや約4Mビットのダイナミック型RAMに
用いられた技術手法とは異なる新たな技術開発が必要に
なるものである。この発明の目的は、大記憶容量化を図
った半導体記憶回路に適した半導体集積回路装置を提供
することにある。この発明の他の目的は、動作の高速化
を図りつつ大記憶容量化を実現した半導体記憶回路を備
えた半導体集積回路装置を提供することにある。この発
明の他の目的は、素子の微細化に適した半導体集積回路
装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型メモリセル
がマトリックス配置されてなるメモリマットが複数個か
ら構成されるメモリアレイ上を延長してY選択線を配置
するとともに、このY選択線と実質的にほぼ同じ配線材
料でかつほぼ同じ長さからなるダミー選択線を用いて遅
延回路を構成してカラムリセット信号を伝達させてワー
ド線のリセットタイミング信号を形成する。選択メモリ
マットに属するワードクリア回路のみを動作させる。そ
して、センスアンプの入出力ノードと一対からなるメモ
リマットのビット線との間を接続するスイッチMOSF
ETのゲートに供給される制御信号を回路の接地電位の
ようなロウレベルと昇圧電圧のようなハイレベルにす
る。しきい値電圧がチャンネル幅依存性によって高くさ
れるMOSFETに対して、イオン打ち込み技術により
チャンネル表面に不純物を導入してしきい値電圧の上昇
を補償する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、ダミーY選択線により
正確にYリセットタイミングを知ることができるから、
必要最小な時間マージンの設定によってワードクリアを
実施できる。選択メモリマットのみのワードクリアを構
成するMOSFETのゲートをハイレベル/ロウレベル
に変化させればよいからそれに費やされるチャージアッ
プ/ディスチージ電流を減らせる。昇圧電圧を用いるこ
とによりビット線のプリチャージを高速にできる。チャ
ンネル幅依存性を考慮するとこなくMOSFETのサイ
ズを小さくできる。
【0007】
【実施例】図7には、この発明が適用されたダイナミッ
ク型RAMの一実施例のブロック図が示されている。同
図の各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造技
術よって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上
において形成される。同図における各回路ブロックは、
実際の半導体チップにおける幾何学的な配置に合わせて
描かれている。以下の説明において、MOSFETは絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(IGFET)の意味
で用いている。この実施例においては、メモリの大容量
化に伴うチップサイズの大型化による制御信号やメモリ
アレイ駆動信号といった各種配線長が長くされることに
よって動作速度も遅くされてしまうのを防ぐ等のため
に、RAMを構成するメモリアレイ部とそのアドレス選
択等を行う周辺部との配置に次のような工夫が行われて
いる。
【0008】同図において、チップの縦中央部と横中央
部とから形作られる十文字エリアが設けられる。この十
文字エリアには主に周辺回路が配置され、上記十文字エ
リアにより4分割されたエリアにはメモリアレイが配置
される。すなわち、チップの縦方向と横方向の中央部に
十文字状のエリアを設け、それにより4つに分割された
エリアにメモリアレイが形成される。特に制限されない
が、上記4つのメモリアレイは、後述するようにそれぞ
れが約4Mビットの記憶容量を持つようにされる。これ
に応じて4つのメモリアレイ全体では、約16Mビット
の大記憶容量を持つものとされる。1つのメモリマット
1は、横方向にワード線が延長するよう配置され、縦方
向に一対からなる平行に配置される相補データ線又はビ
ット線が延長するよう配置される。メモリマット1は、
センスアンプ2を中心にして左右に一対が配置される。
センスアンプ2は、左右に配置される一対のメモリマッ
ト1に対して共通に用いられるという、いわゆるシェア
ードセンスアンプ方式とされる。上記4つに分割された
メモリアレイのうち、中央部側にY選択回路5がそれぞ
れ設けられる。Y選択線はY選択回路5からそれに対応
するメモリアレイの複数のメモリマット上を延長するよ
う延びて、各メモリマットのカラムスイッチ用MOSF
ETのゲートのスイッチ制御を行う。また、各メモリマ
ットのチップの外周側に対応してワードクリア回路6が
設けられている。
【0009】上記チップの横方向の中央部のうち、右側
の部分にはXアドレスバッファ、X冗長回路及びXアド
レスドライバ(論理段)とからなるX系回路10と、R
AS系制御信号回路11、WE系信号制御回路12及び
基準電圧発生回路16がそれぞれ設けられる。上記基準
電圧発生回路16はこのエリアの中央寄りに設けられ、
約5Vのような外部電源VCCを受けて内部回路に供給
される約3.3Vのような電圧に対応した定電圧VLを
形成する。上記チップの横方向の中央部のうち、左側の
部分にはYアドレスバッファ、Y冗長回路及びYアドレ
スドライバ(論理段)とからなるY系回路13と、CA
S系制御信号回路14及びテスト回路15がそれぞれ設
けられる。そのチップ中央部には、アドレスバッファや
デコーダといったような周辺回路用の電源電圧VCLを
形成する内部降圧回路17が設けられる。上記のよう
に、アドレスバッファとそれに対応したアドレス比較回
路を含む冗長回路、制御クロック発生を行うCAS,R
AS系制御信号回路等を一個所に集中配置すると、例え
ば配線チャンネルを挟んでクロック発生回路と他の回路
を振り分けること、言い換えるならば上記配線チャンネ
ルを共用化することによって高集積化が可能になるとと
もに、アドレスドライバ(論理段)等に最短で等距離で
信号を伝えることができる。
【0010】RAS系制御回路11は、信号RASを受
けてXアドレスバッファを活性化するために用いられ
る。Xアドレスバッファに取り込まれたアドレス信号は
X系の冗長回路に供給される。ここで、記憶された不良
アドレスとの比較が行われて、冗長回路への切り換える
ことの有無が判定される。その結果と上記アドレス信号
とは、X系のプリデコーダに供給される。ここで、プレ
デコード信号が形成され、各メモリアレイに対応して設
けられるXアドレスドライバを介して、前記のようなメ
モリマットに対応して設けられるそれぞれのXデコーダ
3に供給される。一方、上記RAS系の内部信号は、W
E系のコントロール回路とCAS系のコントロール回路
に供給される。例えば、RAS信号とCAS信号及びW
E信号との入力順序の判定から、自動リフレッシュモー
ド(CBR)、テストモード(WCBR)等の識別が行
われる。テストモードのときには、テスト回路15が活
性化され、そのとき供給される特定のアドレス信号に従
いテストファンクションが設定される。CAS系の制御
回路14は、信号CASを受けてY系の各種制御信号を
形成するために用いられる。信号CASのロウレベルへ
の変化に同期してYアドレスバッファに取り込まれたア
ドレス信号は、Y系の冗長回路に供給される。ここで、
記憶された不良アドレスとの比較が行われて、冗長回路
への切り換えの有無が判定される。その結果と上記アド
レス信号は、Y系のプリデコーダに供給される。ここ
で、プリデコード信号が形成される。このプリデコード
信号は、4つからなる各メモリアレイ対応して設けられ
るYアドレスドライバを介して、それぞれのYデコーダ
に供給される。一方、上記CAS系制御回路14は、前
記のようにRAS信号とWE信号とを受けてその入力順
序の判定からテストモードを判定すると、隣接するテス
ト回路15を活性化させる。
【0011】上記チップの縦方向の中央部のうち、上側
の部分にはこのエリアの中心軸に対して左右対称的に片
側合計16個のメモリマットと8個のセンスアンプがそ
れぞれ配置される。そのうち、左右4組ずつのメモリマ
ット2個とセンスアンプ1個に対応して4個からなるメ
インアンプ7が設けられる。この他、この縦中央上部に
は、内部降圧電圧を受けてワード線選択用等の昇圧電圧
発生回路21や、アドレス信号や制御信号等の入力信号
に対応した入力パッドエリア9B及び9Cが設けられ
る。上記左右4組ずつに分割されたメモリブロックに対
応して、センスアンプ2の動作電圧を形成する内部降圧
回路8がそれぞれに設けられる。この実施例では1つの
ブロックには8個のメモリマット1と4個のセンスアン
プ2が配置され、上記縦軸を中心として左右対称的に合
計16個のメモリマット1と8個のセンスアンプ2が割
り当てられる。この構成では、4個からなる少ないメイ
ンアンプ7を用いつつ、各センスアンプ2からの増幅信
号を短い信号伝播経路によりメインアンプ7に伝えるこ
とができる。
【0012】上記チップの縦方向の中央部のうち、下側
の部分にもこのエリアの中心軸に対して左右対称的に合
計16個のメモリマットと8個のセンスアンプがそれぞ
れ配置される。そのうち、左右4組ずつのメモリマット
とセンスアンプに対応して4個からなるメインアンプ7
が設けられる。この他、この縦中央下部には、内部降圧
電圧を受けて基板に供給すべき負のバイアス電圧を形成
する基板電圧発生回路18や、アドレス信号や制御信号
等の入力信号に対応した入力パッドエリア9A及びデー
タ出力バッファ回路19及びデータ入力バッファ回路2
0が設けられる。上記同様に左右4組ずつに分割されて
メモリブロックに対応して、センスアンプ2の動作電圧
を形成する内部降圧回路8がそれぞれに設けられる。こ
れにより、上記同様に4個のような少ない数からなるメ
インアンプ7を用いつつ、各センスアンプ2からの増幅
信号を短い信号伝播経路によりメインアンプ7に伝える
ことができる。
【0013】同図では省略されているが、上記縦中央部
の領域には上記のようなエリア9A〜9Cの他にも、各
種のボンディングパッドが配置される。このボンディン
グパッドの例としては外部電源供給用のパッドあり、入
力のレベルマージンを大きくするため、言い換えるなら
ば電源インピーダンスを低くするために回路の接地電位
を供給するパッドは、合計で十数個と比較的多くほぼ一
直線上に並んで配置される。これらの接地電位用パッド
は、LOC技術により形成される縦方向に延びる接地電
位用リードに接続される。これら接地用パッドのうち、
ワード線のクリア、ワードドライバの非選択ワード線の
カップリングによる浮き上がり防止用のために特に設け
られるものや、センスアンプのコモンソース用として設
けられるもの等のように主として電源インピーダンスを
下げる目的で設けられる。これにより、回路の接地電位
は内部回路の動作に対して電源インピーダンスが低くさ
れ、かつ上記のごとく複数種類に分けられた内部回路間
の接地配線が、LOCリードフレームとボンディングワ
イヤとからなるローパスフィルタで接続されることにな
るからノイズの発生を最小に抑えるとともに、内部回路
間の回路接地線ノイズの伝播も最小に抑えることができ
る。
【0014】この実施例では、約5Vのような外部電源
VCCに対応したパッドは、上記電圧変換動作を行う内
部降圧回路8及び17に対応してそれぞれ設けられる。
これも上記同様に電源インピーダンスを低くするととも
に、内部回路間の電圧(VCC、VDL及びVCC間)
のノイズ伝播を低く抑えるためのものである。アドレス
入力用のパッドA0〜A11と、RAS、CAS、WE
及びOEのような制御信号用のバッドは上記エリア9A
〜9Cに配置される。この他にデータ入力用やデータ出
力用のパッドやボンディングマスター用、モニタ用及び
モニタ用パッド制御のために以下のパッドも設けられ
る。ボンディングマスター用としてはスタティックカラ
ムモードを指定するためのもの、ニブルモード及び×4
ビット構成時のライトマスク機能を指定するためのもの
がある。モニタ用としてはパッド各内部電圧VCL、V
DL、VL、VBB、VCH及びVPLをモニタするた
めのものがある。この内部電圧のうちVCLは、約3.
3Vの周辺回路用電源電圧であり、内部降圧回路17に
より共通に形成される。VDLは約3.3Vのメモリア
レイ、すなわち、センスアンプ2に供給される電源電圧
であり、特に制限されないが、上記のような4つのメモ
リブロックに対応して4個設けられる。VCHは上記内
部電圧VDLを受けて約5.3Vに昇圧されたワード線
や後述するようなシェアードセンスアンプ方式のマット
選択スイッチMOSFETの選択レベル、シェアードス
イッチMOSFETを選択するブースト電源電圧であ
る。VBBは−2Vのような基板バックバイアス電圧、
VPLはメモリセルのプレート電圧、VLは約3.3V
とされ、内部降圧回路8及び17に供給される定電圧で
ある。
【0015】図1には、この発明が適用された上記のよ
うなRAMにおける一実施例の要部ブロックが示されて
いる。同図には、前記RAS系制御回路11のうちワー
ドクリアタイミング発生回路の部分が拡大誇張して描か
れている。すなわち、CAS系のY選択クリア信号CE
の発生回路の一端には、同図において点線により例示的
に示されているY選択線YSと同じ配線材料を用い、か
つ同じ長さにされたダミーYSが接続される。比較的狭
いエリアに上記1つのメモリアレイ内の8個のメモリブ
ロックを貫通するよう比較的長い長さのY選択線YSと
同じ長さのダミーYSを配置するために繰り返し矩形波
状に形成される。ダミーYSの他端側には、ワードクリ
ア信号R2Bを形成するタイミング発生回路が設けられ
る。このワードクリア信号R2Bは、選択メモリマット
のXデコーダに供給されてワードドライバを介してデコ
ーダ側と、ワードクリア回路6に供給されてワード線の
遠端側の両端から選択ワード線をロウレベルに引き抜く
ようにするものである。
【0016】メモリマット1は、センスアンプ2を挟ん
で左右(同図では上下)に一対が配置される。それに対
応したXデコーダ及びワード線ドライバ3及びマット制
御信号発生回路4が最小の単位のメモリ回路とされる。
この実施例のRAMは、チップの縦方向に対して4分割
されて4つのメモリブロックが構成される。1つのメモ
リブロックは、上記縦中央部のエリアを中心にして、左
右に4組からなる合計で8個の単位メモリ回路が設けら
れる。上記のようなメモリブロックは、Y系の上位2ビ
ットのアドレス信号Y10,Y11により指定される。
すなわち、チップの上下を最上位ビットのアドレス信号
Y11とY11Bにより指定し、その半分を次ビットY
10とY10Bにより指定する。これにより、4つのメ
モリアレイがチップの縦方向に対して4分割される。
【0017】上記のように4つに分割されたメモリブロ
ックは、X系の最上位ビットX11とX11Bにより左
右に分けられる。この最上位ビットX11とX11B
は、上記メインアンプ7が左右いずれのメモリマット側
に用いられるかの選択信号としても用いられる。次位2
ビットのアドレス信号X10とX10B及びX9とX9
Bは、上記左右4個ずつ配置された単位メモリ回路を指
定するために用いられる。そして、アドレス信号X8と
X8Bは、センスアンプに接続されるべき左右のメモリ
マットの選択信号として用いられる。上記単位のメモリ
回路は、1つのメモリマットは256本のワード線を持
つ。上記単位のメモリマットは、センスアンプを中心と
して左右に相補データ線(ビット線又はディジット線)
が配置されるといういわゆるシェアードセンスアンプ方
式を採るため、実質的には1つのセンスアンプには51
2本のワード線に対応したメモリセルが割り当てられ
る。この左右のアドレス指定用信号に上記アドレス信号
X8とX8Bが用いられる。それ故、Xデコーダ回路3
は実質的にX0〜X8の9ビットのアドレス信号を解読
して1つのワード線の選択動作を行う機能を持つ。
【0018】ロウアドレスストローブ信号RASに同期
してXアドレス信号が取り込まれると、X系の選択動作
が行われる。このとき、上記のようなアドレス割り付け
により、上記4つのメモリブロックのうち、アドレス信
号X11とX11Bに応じて上記縦中央部のエリアを挟
んで左右にメモリマットのうちいずれ一方が選択され
る。そして、アドレス信号X10とX10B〜X8とX
8Bにより1つのメモリマットが指定され、アドレス信
号X0〜X7の8ビットのアドレス信号に従い1/25
6のワード線選択動作が行われる。
【0019】上記のようなX系の選択動作により、各メ
モリブロックでは1本ずつのワード線が選択される。す
なわち、各メモリブロックでは同図で斜線を付したよう
な1つのメモリマットと1つのセンスアンプが動作させ
られる。このようなワード線の選択とセンスアンプの分
散動作に対応して、その動作電圧を形成する内部降圧回
路8が各メモリブロックに設けられる。このようなメモ
リブロックの分割とそれに対応したワード線の選択動作
及びセンスアンプの活性化により、特定配線に大電流が
集中して流れて比較的大きなレベルのノイズが発生する
ことを防止できる。上記のような電流分散に伴い、チッ
プの特定箇所での発熱を防止できる。電流集中によるチ
ップの温度上昇は、メモリセルのリーク電流の不均一を
招き、ワーストケースのメモリセルに向けてリフレッシ
ュ周期を設定する必要がある。したがって、この実施例
のように、センスアンプ1とそれに対応して設けられる
内部降圧回路8との組み合わせにより、上記のような電
流分散が可能となる結果、チップの温度上昇の均一化が
図られる結果、メモリセルの情報保持特性の改善を図る
ことができる。言い換えるならば、リフレッシュ周期を
長くすることができる。
【0020】なお、各メモリアレイに対応して設けられ
るYデコーダ5は、Yアドレス信号Y2ないしY9を解
読してメモリマット1の相補データ線を選択する。すな
わち、上記Y2ないしY9からなる8ビットのアドレス
信号の解読により、1/256のアドレス選択動作を行
う。ただし、カラム選択回路は、4ビットの単位で相補
データ線の選択動作を行うものである。それ故、単位の
メモリ回路では、512×256×4の記憶容量を持
ち、前記のような十文字エリアにより分けられた1つの
メモリアレイ又は前記のようなアドレス割り当てにより
分けられたメモリブロックにはそれぞれ8個の単位メモ
リ回路が設けられるから、メモリアレイ又はメモリブロ
ック全体では512×256×4×8=4194304
の約4Mビットの記憶容量を持つものとなる。したがっ
て、DRAM全体では4つのメモリアレイ(メモリブロ
ック)により構成されるから約16Mビットの大記憶容
量を持つものとなる。
【0021】Yアドレス信号のうち、アドレス信号Y0
とY1により、上記4つのメインアンプのうち1つが選
択される。そして、残りのアドレス信号Y10とY11
により、前記のようなメモリブロックの選択、すなわ
ち、4組からなるメインアンプ7のうち1つが選ばれ
る。このようにして、上記4ビットからなるアドレス信
号Y0,Y1及びY10とY11により合計16個のメ
インアンプの中の1つが活性化されて1ビットの読み出
し信号がデータ出力回路19を通して出力される。な
お、4ビット単位でメモリアクセスする場合には、特に
制限されないが、アドレスY10とY11を無効にし
て、4組のメインアンプ群の中からアドレス信号Y0と
Y1により指定される合計4個のメインアンプの信号を
パラレルに出力させるようにすればよい。さらに、ニブ
ルモードでの読み出し動作では、特に制限されないが、
上記メインアンプをアドレス信号Y0とY1又はY10
とY11をアドレス歩進させてシリアルに4ビットを出
力させることができる。
【0022】図2には、Y選択回路とワードクリア制御
回路の一実施例の回路図が示されている。ナンド(NA
ND)ゲート回路G1とインバータ回路N1は、Yデコ
ーダ回路を構成し、アドレス信号を解読してY選択線の
選択信号を形成する。このデコーダ出力は、選択タイミ
ング信号CEを受けるゲート回路G2に入力される。こ
のゲート回路G2の出力にはインバータ回路が設けられ
る。このインバータ回路は、Y選択線YSの駆動回路と
して動作する。信号CEがハイレベルにされるY選択タ
イミングに同期させてデコード回路により形成された選
択信号に従ってY選択線YSをハイレベルにする。これ
により、Y選択線に接続されたカラムスイッチMOSF
ETがオン状態にって、ビット線とそれに対応した共通
ビット線(共通入出力線)とを接続させる。
【0023】上記信号CEは上記ゲート回路G2及び駆
動回路と等価なインバータ回路N3,N4を介してダミ
ーYS線に供給される。このダミーYS線を遅延回路と
して用い、その遅延信号はインバータ回路N5を介して
ナンドゲート回路G3に供給される。このナンドゲート
回路G3にはワード線のクリアを指示する制御信号RA
Bが供給される。制御信号RABによりワードクリアが
指示され、かつ上記ダミーYS線によりY選択線が完全
にロウレベルの非選択にされたことを条件にして、ナン
ドゲート回路G3と遅延インバータ回路N6はワードク
リア信号R2Bをハイレベルに変化させる。これによ
り、ワードトライバとワードクリア回路により選択ワー
ド線がその両端からロウレベルに引き抜かれる。
【0024】図3には、上記Y選択線とワード線のクリ
ア動作を説明するための波形図が示されている。信号C
Eがロウレベルにされることに応じて、Y選択線YSが
ハイレベルからロウレベルにされる。上記Y選択線YS
の遠端側の信号がロウレベルにされると、すなわち、最
も遠い位置に配置されるメモリマットのカラムスイッチ
がオフ状態にされるのとほぼ同時に、同じ配線材料でか
つ同じ長さからなるダミーYS線遠端の信号もロウレベ
ルに変化し、それに基づいてセンスアンプの増幅動作に
よるビット線電位がハイレベル/ロウレベルにされるこ
と、言い換えるならば、メモリセルへの再書き込みに要
する時間経過後に選択ワード線WLがハイレベルからロ
ウレベルにクリアされる。上記センスアンプの増幅時間
は、上記ゲート回路G3やインバータ回路N6等により
設定される。この構成では、Y選択線のクリアに要する
時間をダミーYS線により間接的にモニターできるか
ら、必要最小のタイミングをもってワード線をクリアす
ることができ、メモリサイクルの短縮化、言い換えるな
らば、メモリ動作の高速化が可能になる。
【0025】図4には、ワード線選択回路とワードクリ
ア回路の一実施例の回路図が示されている。同図におい
て、チャンネル部分に矢印を付したMOSFETはPチ
ャンネル型MOSFETである。このことは、以下の他
の図においも同様である。また、ゲート等の回路記号が
前記図2のものと一部重複しているが、それぞれは別個
のものであると理解されたい。センスアンプを挟んだ2
つのメモリマットは、冗長用のワード線を含めて全体で
260本のワード線を持つ。単位デコーダXDECに対
して、4本のワード線が割り当てられる。すなわち、下
位2ビットのアドレス信号x0,x1を解読して4通り
のワード線選択タイミング信号X0B〜X3Bが形成さ
れる。ワードドライバは、上記単位デコーダXDECの
選択信号とワード線選択タイミング信号X0B〜X3B
との組み合わせにより1つのワード線を選択状態にす
る。ワード線の遠端側にはワードクリア回路が設けられ
る。この実施例のワードクリア回路は、互いに隣接する
奇数ワード線と偶数ワード線の2組に分けられ、それぞ
れと回路の接地電位点との間に設けられた2組のスイッ
チMOSFETから構成される。これらの2組のスイッ
チMOSFETのゲートには、ナンドゲート回路G2と
G3を介して下位ビットのアドレス信号x0とその反転
信号x0Bとによりスイッチ制御が行われる。例えば、
ワードドライバ側でアドレス信号a0のロウレベルによ
ってワード線選択タイミング信号X0B又はX2Bがロ
ウレベルにされることに応じて偶数番目のワード線が選
択されると、それとは逆にナンドゲート回路G2のハイ
レベルによって奇数番目のワード線に対応したスイッチ
MOSFETがオン状態になり、上記選択ワード線と隣
接する非選択ワード線を回路の接地電位に固定し、非選
択ワード線の浮き上がりを防止する。すなわち、選択ワ
ード線とのカップリングの影響を実質的に受ける非選択
ワード線は隣接ワード線のみであるので、上記のように
ワード線を奇数と偶数に分ける1ビットのアドレス信号
を用いて隣接非選択ワード線を接地電位に固定するもの
である。なお、右側のメモリマットに対しても同様なワ
ードクリア回路とその制御を行うゲート回路G5,G6
が設けられる。
【0026】この実施例では、上記のようにアドレス信
号の最下位ビットx0,x0Bを用いてワードクリア用
スイッチMOSFETを2組に分けてスイッチ制御を行
う。この構成では、スイッチ制御用の配線が2本と少な
くできるからワードクリア回路の実質的な専有面積を小
さくできる。すなわち、従来のワードクリア回路では、
上記ワード線選択タイミング信号X0B〜X3Bに対応
して4組のスイッチMOSFETを設け、上記ワード線
選択タイミング信号X0B〜X3Bと逆相の制御信号を
形成して単位デコーダ回路XDCE当たり4つのスイッ
チMOSFETのスイッチ制御を行うものである。した
がって、この構成では、4組のスイッチMOSFETに
対応して、ワード線選択タイミング信号X0B〜X3B
のように4本の制御信号がメモリマットの遠端側を走る
こととなりその分配線エリアが増大する。
【0027】この実施例では、ワードクリア回路での消
費電流を低減させるために、マット選択信号を利用し
て、選択マットのみワードクリア回路を活性化する。す
なわち、同図の左側のメモリマットを選択するマット選
択信号1はアンドゲート回路G1を制御し、このゲート
回路G1を通して制御信号R2を供給する。このアンド
ゲート回路G1の出力信号は、マットの遠端側まで延長
され、遠端側で上記ナンドゲート回路G2とG3の制御
信号とされる。また、同図の右側のメモリマットを選択
するマット選択信号2はアンドゲート回路G4を制御
し、このゲート回路G4を通して制御信号R2を供給す
る。このアンドゲート回路G4の出力信号は、マットの
遠端側まで延長され、遠端側で上記同様なナンドゲート
回路G5とG6の制御信号とされる。これにより、マッ
ト選択信号1により左側のメモリマットの選択が行われ
るときには、アンドゲート回路G1の出力信号がハイレ
ベルになってナンドゲート回路G2,G3がゲートを開
くので上記同様なスイッチ制御を行う。
【0028】これに対して、マット選択信号2により右
側のメモリマットのアンドゲート回路G4の出力信号が
ロウレベルとなり、アドレス信号x0,x0Bの変化に
無関係にゲート回路G5,G6の出力信号をハイレベル
に固定し、ワードクリアMOSFETをオン状態にしワ
ード線を回路の接地電位に維持する。そして、信号R2
よって選択ワード線をロウレベルに引き抜くときもに選
択メモリマットに対応したワードクリア制御信号のみが
変化し、対応するスイッチMOSFETがオン状態にな
って、選択ワード線を両端からロウレベルに引き抜く。
このときも、非選択マット側のワードクリア用MOSF
ETの制御信号はハイレベルのまま維持する。この結
果、選択メモリマットに対応したワードクリア回路にお
いてのみ、スイッチMOSFETのゲートが共通に接続
されることよって構成される容量性負荷に対してチャー
ジアップとディスチャージが行われる結果、ワードクリ
ア回路での消費電流を必要最小に抑えることができる。
【0029】なお、ワードクリア回路の低消費電力化を
図る観点からは、ワードクリア回路の構成は、前記実施
例のようにワード線を奇数と偶数の2組に分けるものの
他、従来のワードクリア回路と同様に4組に分けて構成
するものであってもよい。この場合におていも、マット
選択信号を利用して選択メモリマットに設けられるワー
ドクリア回路のみを活性化させることにより、低消費電
力化が図られるものである。また、低消費電力化の観点
からはワードクリア回路を制御信号R2は、前記の実施
例のようなダミーYS線を用いて形成された制御信号R
2Bを利用するものの他、従来のような遅延回路を用い
たタイミング発生回路により形成されたものであっても
よい。
【0030】図5には、この発明に係るシェアードセン
スアンプの一実施例の回路図が示されている。単位のセ
ンスアンプUSAは、センス活性化信号によりスイッチ
制御されるPチャンネル型MOSFETQ1と、Nチャ
ンネル型MOSFETQ2により動作電圧が供給され
て、選択されたメモリマット側のビット線に現れた微小
信号の増幅を行う。この単位回路USAは、入力と出力
とが互いに交差接続されたCMOSインバータ回路から
構成される。特に制限されないが、上記センスアンプを
活性化させるパワースイッチMOSFETとしては、そ
のサイズが小さく形成されることによって電流制限を行
いつつ、比較的早いタイミングでオン状態にされる一対
のMOSFETと、その増幅動作によってビット線の電
位が比較的大きくされた後にオン状態にされ、そのサイ
ズが比較的大きく形成されることによって大きな電流を
流すようにされた一対のMOSFETとから構成されて
もよい。この構成では、増幅動作が2段階に分けられる
ことによって速やかにそして安定に微小電圧を増幅する
ことができる。
【0031】上記単位回路USAの入出力ノードには、
プリチャージMOSFETQ7〜Q9が設けられる。M
OSFETQ7は、ビット対のハイレベルとロウレベル
とを短絡してVDL/2のハーフプリチャージ電圧HV
Cを形成する。ビット対が比較的長い時間非選択状態に
されると、リーク電流によってビット線対のプリチャー
ジ電位が変動する。そこで、スイッチMOSFETQ8
とQ9により、上記リーク電流を補うよう小さい電流能
力を持つプリチャージ電源回路によりハーフプリチャー
ジ電圧HVCが供給される。上記単位回路USAの入出
力ノードと左右のビット線対は、スイッチMOSFET
Q3,Q4及びQ5,Q6によって選択的に接続され
る。このスイッチMOSFETの制御信号SHLとSH
Rは、図6に示すようにハイレベルを昇圧電圧VCHと
し、ロウレベルを回路の接地電位0Vとするような2値
信号とする。すなわち、メモリアクセスが行われるアク
ティブ期間において、例えば左側のメモリマットが選択
されると、それに対応して制御信号SHLがハイレベル
を維持し、右側の非選択のメモリマット側の制御信号S
HRがロウレベルにされる。そして、プリチャージ期間
に入ると非選択マット側の制御信号SHRは昇圧された
ハイレベルVCHに戻される。
【0032】この構成では、スイッチMOSFETQ
3,Q4及びQ5,Q6がプリチャージ期間でも昇圧電
圧VCHのようなハイレベルであるから、オン状態での
コンダクタンスを大きくできる。これにより、ビット線
対のプリチャージを高速に行うことができる。なお、従
来のシェアードセンスアンプ方式において、メモリアク
セスが行われるアクティブ期間にのみ選択メモリマット
側に対応した制御信号のレベルをブートストラップ回路
で昇圧することが行われている。この構成では、プリチ
ャージ期間の制御信号は動作電圧に対応した低い電位で
あるから同じサイズのMOSFETを用いた場合にはコ
ンダクタンスが小さく、プリチャージに要する時間が長
くなる。特に、この実施例のような大記憶容量化を図っ
たRAMでは、ビット線対の間隔が狭く、スイッチMO
SFETのサイズも必然的に小さく制限されるから上記
昇圧電圧VCHを制御信号のハイレベルとして用いると
いう簡単な構成により、高速化と高集積化を図ることが
できる。
【0033】MOSFETのサイズを小さくすると、言
い換えるならば、チャンネル幅を狭くすると一定のサイ
ズ以下からしきい値電圧が増大するということが知られ
ている。それ故、MOSFETを用いて回路を設計する
ときには、素子サイズの限界をしきい電圧にチャンネル
幅依存性が現れる点を考慮して設計することが行われて
いた。しかしながら、上記のような大記憶容量化を図っ
たRAMでは、いっそうの高集積化のために素子の微細
化が求められている。例えば、メモリマットのうち、ビ
ット線対のピッチには余裕がなく、上記プリチャージM
OSFETQ7〜Q9やマット選択用MOSFETQ3
〜Q6のサイズの微細化が要求されている。そこで、本
願発明者にあっては、従来の素子サイズの限界を超えて
微細化したMOSFETを用いることを考えた。しか
し、このようにすると、MOSFETのしきい値電圧が
チャンネル幅依存性によって高くされてしまう。その結
果、センスアンプによるビット線対のレベルの増幅動作
が遅くなったり、プリチャージに要する時間が長くな
る。
【0034】そこで、上記のようにチャンネル幅を小さ
く設定したMOSFETに対しては、イオン打ち込み技
術によりチャンネル表面の不純物濃度を調整して、チャ
ンネル幅依存性によるしきい値電圧の上昇を抑えて他の
比較的大きなサイズのMOSFETとほぼ同様にしきい
値電圧を低くすることができる。例えばNチャンネル型
MOSFETに対しては、P型不純物を導入して標準的
なしきい値電圧を持つMOSFETを形成し、上記低し
きい値電圧化するMOSFETには上記不純物を導入し
ないようにする。また、Pチャンネル型MOSFETに
対しては、P型不純物を導入して標準的なしきい値電圧
を持つMOSFETを形成し、高しきい値電圧を持つM
OSFETには上記不純物を導入しないようにする。こ
のように、チャンネル表面の不純物濃度の調整は種々の
実施形態を採ることができる。これにより、センスアン
プの周辺に設けられるプリチャージMOSFETやビッ
ト線選択MOSFETの占める面積を小さく形成でき、
しかもそのしきい値電圧の増大が補償されるから、動作
速度が犠牲になることはない。これに伴い、単位のセン
スアンプを構成するCMOSラッチ回路を構成するPチ
ャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFET
に振り向けられる面積が増大して高感度のセンスアンプ
を構成することができる。上記のようにチャンネル幅依
存性によって増大するMOSFETのしきい値電圧を補
償する方法は、上記のようなプリチャージMOSFET
やビット線選択MOSFETの他、半導体集積回路に構
成されるMOSFETに広く利用できるものである。
【0035】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) ダイナミック型メモリセルがマトリックス配置
されてなるメモリマットが複数個から構成されるメモリ
アレイ上を延長してY選択線を配置するとともに、この
Y選択線と実質的にほぼ同じ配線材料でかつほぼ同じ長
さからなるダミー選択線を用いて遅延回路を構成してカ
ラムリセット信号を伝達させてワード線のリセットタイ
ミング信号を形成することにより、必要最小の時間マー
ジンの設定によりワードクリアが行えるからメモリサイ
クル時間を短くすること、言い換えるならば、メモリの
高速動作が実現できるという効果が得られる。 (2) 選択メモリマットに属するワードクリア回路の
みを動作させることより、ワードクリア回路の低消費電
力を実現できるという効果が得られる。 (3) ワードクリア回路として、X系の1ビットのア
ドレス信号により互いに隣接するように配置された奇数
アドレスが割り当てられたワード線と偶数アドレスが割
り当てられたワード線の2組に分けて回路の接地電位と
の間にスイッチMOSFETを設けることにより、選択
ワード線による非選択ワード線の浮き上がりを防止しつ
つ、スイッチMOSFETを制御する信号線の数を2本
に減らすことができるという効果が得られる。 (4) センスアンプの入出力ノードと一対からなるメ
モリマットのビット線との間を接続するスイッチMOS
FETのゲートに供給される制御信号を回路の接地電位
のようなロウレベルと昇圧電圧のようなハイレベルにす
ることにり、プリチャージ動作の高速化が可能になると
いう効果が得られる。 (5) しきい値電圧がチャンネル幅依存性によって高
くされるMOSFETに対して、イオン打ち込み技術に
よりチャンネル表面の不純物を調整してしきい値電圧の
上昇を補償することにより、動作速度を犠牲にすること
なく回路の高集積化が実現できるという効果が得られ
る。
【0036】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図1
において、ダミーYS線はメモリアレイ上に形成されて
もよい。すなわち、メモリアレイの上をYS線の半分の
距離を以て折り返すように形成してもよい。あるいは、
図7のCAS系の回路14からRAS系の回路11まで
の比較的長い距離を利用して配置するもの等種々の実施
形態を採ることができる。RAM全体のレイアウトは、
前記図7に示したような構成を基本として、その周辺回
路の配置は種々の実施形態を採ることができる。この実
施例のような大記憶容量化を図ったRAMの他、大規模
の論理ゲート回路やメモリ回路との組み合わせ等からな
る各種半導体集積回路装置に広く利用できるものであ
る。すなわち、以上の説明では主として本願発明者によ
ってなされた発明をその背景となった技術分野である大
規模のDRAMに適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、SRAMやROM等のよ
うな各種メモリ回路の他、そのようなメモリ回路や大規
模論理集積回路を含む半導体集積回路装置に広く利用で
きるものである。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型メモリセル
がマトリックス配置されてなるメモリマットが複数個か
ら構成されるメモリアレイ上を延長してY選択線を配置
するとともに、このY選択線と実質的にほぼ同じ配線材
料でかつほぼ同じ長さからなるダミー選択線を用いて遅
延回路を構成してカラムリセット信号を伝達させてワー
ド線のリセットタイミング信号を形成することにより、
必要最小の時間マージンの設定によりワードクリアが行
えるからメモリサイクル時間を短くできる。選択メモリ
マットに属するワードクリア回路のみを動作させること
より低消費電力にできる。X系の1ビットのアドレス信
号により互いに隣接するように配置されるた奇数アドレ
スが割り当てられたワード線と偶数アドレスが割り当て
られたワード線の2組に分けて回路の接地電位との間に
スイッチMOSFETからなるワードクリア回路を用い
ることより、選択ワード線による非選択ワード線の浮き
上がりを防止しつつ、スイッチMOSFETを制御する
信号線の数を2本に減らすことができる。センスアンプ
の入出力ノードと一対からなるメモリマットのビット線
との間を接続するスイッチMOSFETのゲートに供給
される制御信号を回路の接地電位のようなロウレベルと
昇圧電圧のようなハイレベルにすることによりプリチャ
ージ動作の高速化が可能になる。そして、しきい値電圧
がチャンネル幅依存性によって高くされるMOSFET
に対して、イオン打ち込み技術によりチャンネル表面の
不純物を調整してしきい値電圧の上昇を補償することに
より、動作速度を犠牲にすることなく回路の高集積化が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたRAMの一実施例の要部
ブロック図である。
【図2】Y選択回路とワードクリア制御回路の一実施例
を示す回路図てある。
【図3】ワードクリア動作を説明するための波形図であ
る。
【図4】ワード線選択回路とワードクリア回路の一実施
例を示す回路図である。
【図5】この発明に係るシェアードセンスアンプの一実
施例を示す回路図である。
【図6】この発明に係るシェアードセンスアンプに対す
るマット選択動作を説明するための波形図である。
【図7】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 …メモリマット、2…センスアンプ、3…Xデコー
ダ、4…マット制御信号発生回路、5…Y選択回路、6
…ワードクリア回路、7…メインアンプ、8…内部降圧
回路(センスアンプ用)、9A〜9C…入力パッドエリ
ア、10…X系回路と、11…RAS系制御信号回路、
12…WE系信号制御回路、13…Y系回路、14…C
AS系制御信号回路、15…テスト回路、16…基準電
圧発生回路、17…内部降圧回路、18…基板電圧発生
回路、19…データ出力バッファ回路、20…データ入
力バッファ回路、21…昇圧電圧発生回路、G1〜G6
…ゲート回路、USA…単位のセンスアンプ、XDEC
…単位のXデコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8225−4M H01L 29/78 301 M (72)発明者 笠間 靖裕 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 大嶋 一義 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 継雄 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山崎 隆 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 菅 進一 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナミック型メモリセルがマトリック
    ス配置されてなるメモリマットと、上記メモリマットが
    複数個から構成されるメモリアレイ上を延長して配置さ
    れるY選択線と、上記Y選択線と実質的にほぼ同じ配線
    材料でかつほぼ同じ長さからなるダミー選択線を用いて
    遅延回路を構成してカラムリセット信号を伝達させてワ
    ード線のリセットタイミング信号を形成するメモリ回路
    を備えてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 ワード線とビット線との交点にメモリセ
    ルがマトリックス配置されてなるメモリマットと、ワー
    ド線の選択動作のときには選択ワード線に隣接する非選
    択ワード線を回路の接地電位に固定するとともにワード
    線のクリア動作のときには選択ワード線を接地電位にク
    リアするワードクリア回路と、上記メモリマットが複数
    個設けられてなるメモリアレイとを含み、上記メモリア
    レイのうち選択メモリマットと非選択メモリマットが存
    在するようX系のアドレス割り当てを行うとともに、選
    択メモリマットに属するワードクリア回路のみを動作さ
    せるメモリ回路を備えてなることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】 X系の1ビットのアドレス信号により互
    いに隣接するように配置される奇数アドレスが割り当て
    られたワード線と偶数アドレスが割り当てられたワード
    線のそれぞれに対して共通に回路の接地電位との間に設
    けられた2組のスイッチMOSFETから構成されるワ
    ードクリア回路を持つメモリ回路を備えてあることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のワードクリア回路は、X系の
    最下位ビットのアドレス信号により互いに隣接するよう
    に配置される奇数アドレスが割り当てられたワード線と
    偶数アドレスが割り当てられたワード線のそれぞれに対
    して共通に回路の接地電位との間に設けられた2組のス
    イッチMOSFETから構成されるものであることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 シェアードセンスアンプ方式のメモリブ
    ロックを持ち、センスアンプの入出力ノードと一対から
    なるメモリマットのビット線との間を接続するスイッチ
    MOSFETのゲートに供給される制御信号を回路の接
    地電位のようなロウレベルと昇圧電圧のようなハイレベ
    ルにしたメモリ回路を備えてなることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 しきい値電圧がチャンネル幅依存性によ
    って高くされるMOSFETに対して、イオン打ち込み
    技術によりチャンネル表面に不純物を導入してしきい値
    電圧の上昇を補償したMOSFETを含むことを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 上記しきい値電圧の上昇が補償されたM
    OSFETは、シェアードセンスアンプ方式のセンスア
    ンプと一対のメモリマットとの間のビット線を接続する
    スイッチMOSFET及び/又は上記ビット線に設けら
    れるプリチャージMOSFETに用いられるものである
    ことを特徴とする請求項6の半導体集積回路装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6154396A (en) * 1998-11-20 2000-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device having a delay circuit set according to the storage capacity of a memory macro
US7859914B2 (en) 2007-04-03 2010-12-28 Spansion Llc Non-volatile memory device, non-volatile memory system and control method for the non-volatile memory device in which driving ability of a selector transistor is varied
CN115458007A (zh) * 2022-09-15 2022-12-09 长鑫存储技术有限公司 存储器及存储器的操作方法

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