JPH05665A - 軽合金押出形材を用いた構体構造 - Google Patents

軽合金押出形材を用いた構体構造

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JPH05665A
JPH05665A JP15307091A JP15307091A JPH05665A JP H05665 A JPH05665 A JP H05665A JP 15307091 A JP15307091 A JP 15307091A JP 15307091 A JP15307091 A JP 15307091A JP H05665 A JPH05665 A JP H05665A
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勇 河西
Kiyoshi Fujinami
清 藤並
Hiroaki Kodaira
裕明 小平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両等の構体構造において、組立
容易で寸法精度の高い構造を提供することを目的とす
る。 【構成】 軽合金押出形材により、構体の横断面に沿っ
た形状の側構体板3及び屋根構体板8,9,10を形成
し、さらに、これら各板に複数の並行なフランジ4,6
を立設し、このフランジ4,6と係合する柱部材21,
22,23,24、タルキ部材25,26,27を交叉
方向に配置して接続した構成。柱部材やタルキ部材は、
構体の断面形状にするためのプレス加工が不要になるの
で、加工が容易になると同時に、部材の断面形状が変形
を受けることがなく、高い寸法精度を得ることができ
る。また、窓コーナ部等、応力集中個所を母材のみで構
成し、溶接及び仕上げが不要となり、強度、疲労に有利
で、工数も低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄道車両、バ
ス、囲い式陸橋、特殊コンテナ、移動式ハウス等の軽合
金押出形材を用いて構成する構体の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の軽合金押出形材を用いて構成する
車両等の構体構造は、特開平2−279457号公報等
に代表されるが、その一例を図3から図6により説明す
る。
【0003】図3に示す側構体板1,2,3は、軽合金
押出形材から形成されたもので、構体の前後方向と直角
になる方向に切断した横断面に沿って若干の湾曲が付け
られ、車内側には横断面と垂直な方向に延びるフランジ
4,5,6が立設されている。フランジ6は、各側構体
板の端部にあって、隣接する部材の端部を受ける役目も
合わせ持つ。又、最上部の側構体板3の上端には、後述
するタルキ部材を受ける係合部7が設けられている。し
かして、各側構体板1,2,3は、フランジ4,5,6
が並行な方向になるように積層状態に並べられ、溶接等
によって結合される。
【0004】屋根構体板8,9,10にも同様に構体の
横断面に沿って湾曲が付与され、車内側には複数のフラ
ンジ11が側構体板1,2,3に平行(横断面に垂直)
な方向に立設されている。そして、各屋根構体板8,
9,10も、フランジ11が並行になるようにつなぎ合
わされる。
【0005】しかし、上記の屋根構体板及び側構体板だ
けでは必要な剛性は得られない。そこで、図4及び図5
に示すように柱部材12,13,14とタルキ部材15
が取付けられる。柱部材12は、断面が図6(A)に示
す形状で、長手方向には構体の横断面に沿う湾曲が付与
されているので、側構体板1,2に立設された各フラン
ジ4に接触でき、下端を台枠16上に載せ、上端は窓開
口部17の下端と一致している。窓開口部17の部分に
は、柱部材13が設けられ、その下端は前記柱部材12
の上端に載せられている。この柱部材13の断面は、図
6(B)に示す形状である。
【0006】柱部材14は、構体の横断面に沿って湾曲
して形成され、フランジ5に接触して側構体板3の上端
側の係合部7と前記柱部材13の上端との間に挿入され
る。そして各側構体板1,2,3及び柱部材12,1
3,14は、接続部分を溶接等によって接続され、側構
体A′を形成している。この後、窓開口部17の四隅に
は、隅金18が取付けられる。
【0007】タルキ部材15には、屋根構体板8,9,
10と同様な断面形状に沿う湾曲が付与されており、端
部を係合部7に挿入し、中間部は各フランジ11に接触
させている。各部材は、それぞれの接続部分を溶接等に
より接続され、屋根構体B′を構成する。
【0008】なお、車両の前後端部に設けられる妻構体
構造C′については、第4図に二点鎖線で示すが、これ
は、側構体構造A′や屋根構体構造B′と本質的に同様
に構成されるものである。
【0009】以上から、従来の軽合金押出部材を用いた
構体構造は、両側の側構体A′、屋根構体B′、妻構体
C′と台枠16とからなる6面体から成り立っているこ
とになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構体構
造にあっては、屋根構体や側構体の横断面形状に合わせ
て、タルキ部材15や柱部材12〜14等に湾曲を形成
しなければならない。その際、曲げ加工やプレス加工等
によって部材のフランジ等に、断面的変形が生じ易く、
屋根構体や側構体組立時の寸法精度が出しにくい。又、
タルキ部材と屋根構体板の接触や、柱部材と側構体板と
の接触は、フランジ部分で、外板に直接接していないた
め、柱部材の剛性が従来よりも小さい。しかし、必要な
剛性を得るためにタルキ部材や柱部材を太くすると構体
の内部空間を狭くしてしまう。さらに、製品毎に柱の幅
寸法が異なるので、その都度新規に設計製作しなければ
ならない。又、窓の四隅には、隅金を溶接によって取り
付けているが、この溶接部分が応力集中個所となるた
め、構造、強度的に不利であると共にビード仕上げ等の
作業に手間がかかっている。
【0011】本発明は上述のような問題点を解決し、製
作が容易で寸法精度の向上が図れ、さらに構体内部の空
間の拡大が可能な構体構造を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の構体構造は、軽合金押出形材により形成さ
れ、構体の横断面に沿う形状を有し、かつ構体の台枠と
ほぼ平行な一以上のフランジが立設された側構体板と、
前記側構体板に沿う形状で前記フランジが挿入される係
合凹部を有し、前記側構体板と同方向に押し出した軽合
金押出形材から形成された柱部材とからなり、該柱部材
を前記側構体板にフランジと交叉する向きで固定した構
成を採用している。
【0013】又、前記側構体板が屋根用の屋根構体板で
あり、柱部材がタルキ部材である構成とすれば、屋根構
体構造となる。さらに、上記の側構体構造と屋根構体構
造とを合わせた構成とすることが望ましい。
【0014】
【実施例】図1及び図2によって本発明の実施例を説明
する。各側構体板1,2,3及び屋根構体板8,9,1
0は従来例と同じものである。
【0015】側構体Aは、上記各側構体板1,2,3に
交叉して柱部材21,22,23,24を一列に配置
し、各接続部を溶接等によって接続して形成している。
【0016】柱部材21〜24は、中空の軽合金押出形
材から形成され、側構体板1や2と同方向(図1(A)
の紙面と垂直方向)に長い板状に押出形成されたもの
を、所定の幅や形状に裁断して使用するものである。
又、押出成形の際に、構体の横断面(図1(A) の紙面
と平行な面)の形状に沿う湾曲等の形状を付与し、さら
に、フランジ4,5との係合凹部28や、隣接する柱部
材との接続部29等も一緒に形成しておく。従って、柱
部材と側構体板とは全面的な接触ができ、溶接による結
合力を増加できる。なお、車体の前後方向と直交する横
断面の形状に合わせるのは、車体が前後に長く、ほぼ真
っ直ぐであり、この横断面の形状に湾曲がある等の理由
からであり、車体の前後方向と平行な横断面について、
上記と同様に構成することを否定するものではない。
【0017】屋根構体Bは屋根構体板8,9,10に交
叉してタルキ部材25,26,27を一列に配置、接続
して形成される。タルキ部材25〜27も、前述した柱
部材21〜24と同様に中空の軽合金押出形材からな
り、構体横断面に沿う湾曲等の形状が付され、フランジ
11の係合凹部28が形成される。そして、一つのタル
キ部材、例えば25は、二つの屋根構体板8と9双方の
フランジ11と係合可能となっており、相互を仮結合で
きるようにしている。こうすることによって、組立作業
を容易にすることができる。なお、この構成は、柱部材
21にも同様に適用されている。もっとも、側構体板に
は、窓用開口部17があるので、柱部材23のように全
く側構体板と交叉せず、両端を隣接した柱部材22,2
4によってのみ支持された構成となっているものもあ
る。
【0018】また、柱部材22及び24の場合は、窓用
開口部の隅金18(図5)に該当する部分も一緒に形成
することができ、部品点数の減少、溶接歪みの減少が図
れるため、作業の効率化が可能になる。
【0019】さらに連続窓等、構造上の都合により、吹
寄部に段差を設ける必要がある場合でも図1(B)に示
すように、柱部材22,23,24の断面形状を変える
だけで対応でき、柱類の複雑な切り欠きや溶接が不要で
ある。
【0020】第1図には、妻構体Cを二点鎖線で示して
いる。前述したように妻構体は、側構体の一態様と考え
ることができ、上述した本発明の側構体構造がそのまま
適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、柱
部材やタルキ部材は、構体の横断面形状に合わせるため
の曲げ加工や、プレス加工が不要になるので、加工が容
易になると同時に、部材の断面形状が変形を受けること
がなく、高い寸法精度を得ることができる。
【0022】又、タルキ部材や柱部材の幅寸法が異なっ
ても、同一断面形状の構体であれば、新規に軽合金押出
形材を設計する必要がなく、切断時の幅を変更するだけ
でよくなる。
【0023】さらに、タルキ部材や柱部材には、フラン
ジの係合部があるので、屋根構体板や側構体板に全面的
に密着でき、結合強度を上げると共に、屋根構体や側構
体の厚さが薄くなって室内を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の軽合金押出形材を用いた構
体構造の要部を示す横断面図で、(B)は、連続窓ガラ
ス用の場合を示す(A)と同様の横断面図である。
【図2】本発明の軽合金押出形材を用いた構体構造の要
部側面図で、(A)は構体の内部からの図、(B)は構
体の外部からの図である。
【図3】従来の軽合金押出形材を用いた構体構造の要部
を示す横断面図である。
【図4】図3と別の位置での断面図で、柱部材及びタル
キ部材を含む横断面図である。
【図5】図4の側面図で、(A)は構体の内部からの
図、(B)は構体の外部からの図である。
【図6】(A),(B)は、従来の柱部材の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3 側構体板 4,5,6,11 フランジ 8,9,10 屋根構体板 16 台枠 21,22,23,24 柱部材 25,26,27 タルキ部材 28 係合凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽合金押出形材により形成され、構体の
    横断面に沿う形状を有し、かつ構体の横断面とほぼ垂直
    な方向に平行な一以上のフランジが立設された側構体板
    と、前記側構体板に沿う形状で前記フランジが挿入され
    る係合凹部を有し、前記側構体板と同方向に押し出し形
    成された軽合金押出形材の柱部材とからなり、該柱部材
    を前記側構体板にフランジと交叉する向きで固定したこ
    とを特徴とする軽合金押出形材を用いた構体構造。
  2. 【請求項2】 上記柱部材及び/又は側構体板が複数に
    分割され、各部材を連結接続してなることを特徴とする
    請求項1記載の軽合金押出形材を用いた側構体構造。
  3. 【請求項3】 前記側構体板が屋根用の屋根構体板であ
    り、柱部材がタルキ部材であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の軽合金押出形材を用いた構体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の側構体構造と請求
    項3記載の屋根構体構造とからなることを特徴とする軽
    合金押出形材を用いた構体構造。
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