JPH0566769A - プラツキング音発生装置およびプラツキングデータ記憶装置 - Google Patents

プラツキング音発生装置およびプラツキングデータ記憶装置

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JPH0566769A
JPH0566769A JP3361560A JP36156091A JPH0566769A JP H0566769 A JPH0566769 A JP H0566769A JP 3361560 A JP3361560 A JP 3361560A JP 36156091 A JP36156091 A JP 36156091A JP H0566769 A JPH0566769 A JP H0566769A
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Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演奏者は、弾弦操作を行うことなく、フィン
ガリング操作を行うことに専念するのみでそのフィンガ
リング操作されたフィンガリング位置に対応した音高を
もつ楽音を順次発生させることができることを目的とす
る。 【構成】 ROM/RAMカード部(33)から読み出
されたピッキングデータ(弦ナンバー、ピッキング力、
ピッキング時刻の各データ)をCPU(37)により順
次読み出し、この読み出されたピッキングデータと音高
指定スイッチ(PSW)に対するフィンガリング操作に
より操作されているフィンガリング位置に対応する音高
をもつピッキング音を音源回路(41)から生成し放音
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、予め記憶されている
ピッキングデータに基づいて自動的にピッキング演奏が
可能なプラッキング音発生装置およびプラッキングデー
タ記憶装置に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来より、
弦楽器本体に張設された弦に対する演奏者による弾奏入
力を弾奏入力手段にて検出し、その検出出力に基づいて
音源の発音制御や音源が発生する楽音の音高制御等を行
うギターシンセサイザなどの電子弦楽器が知られてい
る。これらの従来より知られている電子弦楽器は演奏者
による弾奏入力を検出する方式の相違から、ピッチ抽出
型と、トリガー型に大別される。ピッチ抽出型では、一
般に、各弦の振動を独立に検出するピックアップセンサ
(代表的にはマグネット型の音響センサ)が使用され
る。各ピックアップセンサの出力は、基本周波数成分以
外にさまざまな倍音成分が混った信号になっている。そ
こで、ピッチ抽出手段により、その信号に含まれる基本
周波数を抽出している。また、ピックアップセンサの出
力レベルを解析することにより、弦振動の開始や終了の
タイミングを検出している。電子弦楽器内の処理装置
(マイクロプロセッサのCPU)は、基本周波数情報が
抽出され、弦振動の開始を示す条件が成立すると、内部
あるいは外部の音源に対し、抽出した基本周波数情報に
対応する音高データを送り、発音を指示する。
【0003】さらに処理装置は、新しい基本周波数情報
が抽出されると、音源に対し、発生する楽音の音高を変
更するように指示する。さらに、処理装置は弦振動の終
了を示す条件の成立に応答して、その弦を発音中の音源
に対し、消音を指示する。一方、トリガー型のギターシ
ンセサイザーでは、一般に、各弦に関連して、弦の振動
開始を感知する弦トリガースイッチあるいは弦トリガピ
ックアップが設けられるとともに、フィンガーボード上
に上記各弦に対するフレット操作位置を感知するための
フレットスイッチ(例えば、フィンガーボード上にマト
リクス状に配設された多数のオンオフタイプのフレット
スイッチ、あるいは、タブレットによる座標検出タイプ
または各弦ごとの抵抗値検出タイプのフレットスイッ
チ、あるいはフィンガーボード上に導電性の弦を張っ
て、弦に微小電流を流し、各弦押下位置にフレット接点
を設けたタイプのフレットスイッチなど)が配設され
る。動作において、上記弦トリガーピックアップを通じ
て弦の振動開始が検出されると、処理装置はその弦のフ
レット操作位置情報(上記フレットスイッチを通じて得
られている情報)を読み出し、このフレット位置情報と
振動を開始した弦の情報とから音高データを作成し、内
部あるいは外部の音源に対し、発音を指示する。この結
果、音源からは指示された音高の楽音が発生する。な
お、トリガー型には、弦トリガースイッチ及びフレット
スイッチ等を用いるところから、スイッチング型とも呼
ばれるものと、弦トリガーピックアップを用いるピック
アップ型とがある。
【0004】しかしながら、このような従来の電子弦楽
器においては、ピッチ抽出型及びトリガー型のいずれの
タイプにおいても、演奏者は通常は左手指にて発音させ
るべき楽音の音高を定めるために、フィンガーボード上
にて音高指定操作(フレットを押圧するフレット操作)
を行い、一方右手指にて弦に対するピッキング操作また
はピッキングストローク操作(以下、「ピッキング操
作」という。)を行って指定した音高による楽音の発音
開始を楽音発生手段に指示している。したがって、演奏
者は両手指による操作を複雑に組合わせて演奏を行わな
ければならず、右手指のピッキング操作にのみ専念する
わけにはいかず、高度な演奏テクニックを要するという
問題点がある。また、弦楽器演奏の場合、前述したよう
に、左手による音高指定操作のほかに、その音高指定操
作と同時または異なったタイミングで、右手により弦を
正確かつすばやくピッキング操作しなければならないば
かりでなく、ピッキングの種類は多数にあり、これら多
数の種類のピッキング操作を、楽曲の進行に応じて適宜
選択しなければならず、したがって、音高指定操作の習
得ばかりでなく、右手によるピッキング操作の習得も行
わなければならない。
【0005】しかしながら、従来、ピッキング操作の習
得を主眼とした電子楽器はいまだ開発されていなかっ
た。弦楽器演奏者(特に、初心者)にとっては、多種、
多様なピッキング音またはピッキングストローク音(以
下、「ピッキング音」という。)を実際に聞きながら、
ピッキングの種類やピッキング操作のタイミング、ピッ
キング操作時におけるアクセント(ピッキング音の強
弱)等を、教師や専門家による指導を受けることなく、
いつでもどこでも、迅速かつ容易に習得可能とする電子
楽器の出現が望まれる。なお、ピッキングの種類として
は、(1)ダウン・ピッキング、(2)アップ・ピッキング、
(3)オルタネイト・ピッキング、(4)カーター・ファミリ
ー・ピッキング、(5)アルペジオ・ピッキング、(6)チョ
ッパー・ベース・ピッキングなどがある。さらに、弦楽
器演奏に用いられるピッキングデータ(発音すべきピッ
キング音の発音タイミングなど)を、曲目や曲想に合わ
せて演奏者が自由にプログラムでき、その結果を自動的
に再現することにより、自己のピッキング操作の良否を
直ちに判断可能な電子楽器の出現が望まれている。ま
た、初心者にとっては、模範演奏者による模範的ピッキ
ング音を聞くために、予め、模範演奏者によるピッキン
グ操作に従ったピッキングデータを忠実に記録し、この
データに従った自動模範ピッキング音を再現可能な電子
楽器の出現が望まれている。
【0006】しかしながら、従来、演奏者が任意にピッ
キングデータをプログラムすることが可能な電子楽器や
実時間で行ったピッキング操作状態に従ったピッキング
データを記録・再生可能な電子楽器は、いまだ開発され
ていなかった。さらにまた、弦楽器演奏者(特に、初心
者)にとっては、前述のような、実時間でピッキング操
作を行うことは困難であり、発音すべきピッキング音の
発音タイミングをステップ的に入力(記憶)可能とする
ことが望ましい。しかしながら、従来、発音すべきピッ
キング音の発音タイミングをステップ的に入力可能な電
子楽器は、いまだ開発されていなかった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上述したような従来の問題
点および要望を解決するためになされたもので、演奏者
はピッキング操作(弾弦操作)を行うことなく、フィン
ガリング操作を行うことに専念することのみで、そのフ
ィンガリング操作されたフィンガリング位置に対応した
音高の楽音を、所望のタイミングあるいは所望の音の強
さで順次発音し得るプラッキング音発生装置およびプラ
ッキングデータ記憶装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、ステップ入力方法によりピッキング
データを任意に記憶手段から、プログラム記憶させるこ
とが可能であり、記憶手段から、プログラムされたピッ
キングデータを読み出して、そのプログラムされたピッ
キングデータに従って、ピッキング音を自動的に発音可
能なプラッキング音発生装置およびプラッキングデータ
記憶装置を提供することを目的とする。
【0001】
【発明が解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような手段を採用する。す
なわち、請求項の1記載の発明は、フィンガリング操作
されるべき複数のフィンガリング領域を有するフィンガ
ーボードと、前記各フィンガリング操作領域内のいずれ
かの位置が演奏者によりフィンガリング操作されると、
それに応答して、フィンガリング操作されたフィンガリ
ング操作領域ごとに、前記フィンガリングされた位置に
対応した音高データを出力する音高データ出力手段と、
演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記各フィ
ンガリング操作領域ごとに、順次発生されるべき一連の
プラッキング音の発生タイミングを示すタイミングデー
タを自動的に順次出力するタイミングデータ出力手段
と、前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置
が演奏者によりフィンガリング操作されると、前記タイ
ミングデータ出力手段から自動的に出力される前記各フ
ィンガリング操作領域ごとの前記タイミングデータで示
されるタイミングで、前記フィンガリング操作されてい
る位置に対応する音高をもつ複数のプラッキング音を順
次発生するように指示する指示手段と、を備えている。
請求項2の記載の発明は、フィンガリング操作されるべ
き複数のフィンガリング領域を有するフィンガーボード
と、前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置
が演奏者によりフィンガリング操作されると、それに応
答して、フィンガリング操作されたフィンガリング操作
領域ごとに、前記フィンガリングされた位置に対応した
音高データを出力する音高データ出力手段と、演奏者に
よる弾弦操作の有無にかかわらず、前記各フィンガリン
グ操作領域に対応する複数のプラッキング音を、同時ま
たは所定の順番で発生させるためのタイミングデータを
自動的に出力するタイミングデータ出力手段と、前記各
フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演奏者に
よりフィンガリング操作されると、前記タイミングデー
タ出力手段から自動的に出力されている前記各フィンガ
リング操作領域ごとの前記タイミングデータで示される
タイミングで、前記フィンガリング操作されている位置
に対応する音高をもつ複数のプラッキング音を、同時ま
たは所定の順番で順次発生するように指示する指示手段
と、を備えている。
【0002】請求項3の記載の発明は、演奏者によりフ
ィンガリング操作されるべきフィンガリング領域を有す
るフィンガーボードと、前記各フィンガリング操作領域
内のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作
されると、それに応答して、前記フィンガリングされた
位置に対応した音高データを出力する音高データ出力手
段と、演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、順次
発生されるべき一連のプラッキング音の発生タイミング
を示すタイミングデータを自動的に順次出力するタイミ
ングデータ出力手段と、前記フィンガリング操作領域内
のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作さ
れると、前記タイミングデータ出力手段から自動的に出
力されている前記タイミングデータで示されるタイミン
グで、前記フィンガリング操作されている位置に対応す
る音高をもつプラッキング音を、順次発生するように指
示する指示手段と、を備えている。請求項4の記載の発
明は、演奏者によりフィンガリング操作されるべき複数
のフィンガリング領域を有するフィンガーボードと、前
記各フィンガリング操作領域上にそれぞれ張設された弦
と、前記複数の弦上のいずれかの位置が演奏者によりフ
ィンガリング操作されると、それに応答して、フィンガ
リング操作された弦ごとに、前記フィンガリングされた
位置に対応した音高データを出力する音高データ出力手
段と、演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記
各弦ごとに、順次発生されるべき一連のプラッキング音
の発生タイミングを示すタイミングデータを自動的に順
次出力するタイミングデータ出力手段と、前記各弦上の
いずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作され
ると、前記タイミングデータ出力手段から順次自動的に
出力される前記各弦ごとの前記タイミングデータで示さ
れるタイミングで、前記フィンガリング操作されている
各位置に対応する音高をもつプラッキング音を、順次発
生するように指示する指示手段と、を備えている。
【0003】請求項5の記載の発明は、演奏者によりフ
ィンガリング操作されるべき複数のフィンガリング領域
を有するフィンガーボードと、前記各フィンガリング操
作領域上にそれぞれ張設された弦と、前記複数の弦のい
ずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作される
と、それに応答して、フィンガリング操作された弦ごと
に、前記フィンガリングされた位置に対応した音高デー
タを出力する音高データ出力手段と、演奏者による弾弦
操作の有無にかかわらず、前記各弦ごとに、対応する複
数のプラッキング音を同時または所定の順番で発生させ
るためのタイミングデータを自動的に出力するタイミン
グデータ出力手段と、前記各弦上のいずれかの位置が演
奏者によりフィンガリング操作されると、前記タイミン
グデータ出力手段から自動的に出力される前記各弦ごと
のタイミングデータで示されるタイミングで、前記フィ
ンガリング操作されている各位置に対応する音高をもつ
プラッキング音を、同時または所定の順番で順次発生す
るように指示する指示手段と、を備えている。請求項6
の記載の発明は、フィンガーボード上に張設された弦
と、前記弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガ
リング操作されると、それに応答して、前記フィンガリ
ングされた位置に対応した音高データを出力する音高デ
ータ出力手段と、演奏者の弾弦操作の有無にかかわら
ず、順次発生されるべき一連のプラッキング音の発生タ
イミングを示すタイミングデータを自動的に順次出力す
るタイミングデータ出力手段と、前記弦上のいずれかの
位置が演奏者によりフィンガリング操作されてると、前
記タイミングデータ出力手段から順次自動的に出力され
る前記タイミングデータで示されるタイミングで、前記
フィンガリング操作されている弦上の位置に対応する音
高をもつプラッキング音を、順次発生するように指示す
る指示手段と、を備えている。
【0004】請求項7の記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の構成のほかに、前記指示手段の指示
に従って、前記プラッキング音を発生可能なプラッキン
グ音発生手段をさらに備えている。請求項8の記載の発
明は、請求項1から6のいずれかに記載の構成のほか
に、前記発生される複数のプラッキング音の間の発生時
間間隔を、任意に設定可能な設定手段をさらに備えてい
る。請求項9の記載の発明は、所定の時間差をおいて順
次発生されるべき各プラッキング音の発生タイミング位
置を示すタイミング位置が押圧操作されたか否かを検出
する位置検出手段と、記憶手段と、前記位置検出手段に
より前記タイミング位置が押圧操作されると、その都
度、前記所定の時間差をおいて順次発生されるべき各プ
ラッキング音の発生タイミングに関するプラッキングデ
ータを、前記発生タイミング位置に対応する前記記憶手
段の記憶エリアに書き込む書込手段と、を備えている。
請求項10の記載の発明は、同時に発生されるべき複数
のプラッキング音の発生タイミングを示すタイミング位
置が押圧操作されたか否かを検出する位置検出手段と、
記憶手段と、前記位置検出手段により前記タイミング位
置が押圧操作されると、その都度、前記同時に発生され
るべき複数のプラッキング音の発生タイミングに関する
プラッキングデータを、該発生タイミング位置に対応す
る前記記憶手段の記憶エリアに書き込む書込手段と、を
備えている。
【0005】請求項11の記載の発明は、発生されるべ
きプラッキング音の発生タイミング位置を示すタイミン
グ位置が押圧操作されたか否かを検出する位置検出手段
と、記憶手段と、前記位置検出手段により前記タイミン
グ位置が押圧操作されると、その都度、発生されるべき
プラッキング音の発生タイミングに関するブラッキング
データを、前記発生タイミング位置に対応する前記記憶
手段の記憶エリアに書き込む書込手段と、を備えてい
る。請求項12の記載の発明は、所定の時間差をおいて
順次発生されるべき一群のプラッキング音の発生タイミ
ングを示すタイミング位置が押圧操作されたか否かを検
出する位置検出手段と、記憶手段と、前記位置検出手段
により前記タイミング位置が押圧操作されると、その都
度、所定の時間差をおいて順次発生されるべき一群のプ
ラッキング音の発生タイミングに関するプラッキングデ
ータを、前記タイミング位置に対応する前記記憶手段の
記憶エリアに書き込む書込手段と、を備えている。
【0006】請求項13の記載の発明は、張設されてい
る弦の振動を検出可能な弦振動検出手段と、所定の時間
差をおいて順次発生されるべき一群のプラッキング音の
発生タイミングを示すタイミング位置が押圧操作された
か否かを検出する位置検出手段と、記憶手段と、前記位
置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作されて
いる状態のもとで、前記弦振動検出手段により弦振動の
強さが検出されると、その都度、所定の時間差をおいて
順次発生されるべき一群のプラッキング音の発生タイミ
ングに関するプラッキングデータと前記弦振動の強さに
対応する弦振動の強さデータとの双方を組の関係で、前
記タイミング位置に対応する前記記憶手段の記憶エリア
に書き込む書込手段と、を備えている。請求項14の記
載の発明は、張設されている弦の振動を検出可能な弦振
動検出手段と、発生されるべきプラッキング音の発生タ
イミングを示すタイミング位置が押圧操作されたか否か
を検出する位置検出手段と、記憶手段と、前記位置検出
手段により前記タイミング位置が押圧操作されている状
態のもとで、前記弦振動検出手段により弦振動の強さが
検出されると、その都度、発生されるべきプラッキング
音の発生タイミングに関するプラッキングデータと前記
弦振動の強さに対応する弦振動の強さデータとの双方を
組の関係で、前記タイミング位置に対応する前記記憶手
段の記憶エリアに書き込む書込手段と、を備えている。
【0007】請求項15の記載の発明は、前記書込手段
に書込まれたプラッキングデータを前記タイミング位置
に対応する前記記憶エリアごとに順次読み出す読出手段
と、この読出手段により順次読み出された前記プラッキ
ングデータに従ってプラッキング音を順次発生するプラ
ッキング音発生手段と、をさらに備えている。請求項1
6の記載の発明は、前記書込手段に書込まれたプラッキ
ングデータおよび弦振動の強さデータの双方を組の関係
で前記タイミング位置に対応する前記記憶エリアごとに
順次読み出す読出手段と、この読出手段により順次読み
出された前記プラッキングデータに従ってプラッキング
音を、前記弦振動の強さデータに対応する音量で順次発
生するプラッキング音発生手段と、をさらに備えてい
る。
【0008】
【実施例】以下この発明を電子弦楽器に適用した場合の
一実施例につき図面を参照して詳述する。 <外観構成>図1はこの発明による電子弦楽器の全体平
面図を示す。弦楽器本体Gはフィンガボード2を有する
ネック1と胴部3とからなっている。フィンガボード2
には弦演奏時に、指先を所望のフレット位置に案内する
とともに、弾弦操作(ピッキング)される6本の弦4…
…が張られている。弦4……の一端は、フィンガボード
2のヘッド5に設けたペッグ6に調節可能に支持されて
いる。弦4……の他端はフィンガボード2と接続する胴
部3の上面部分に設けられたブリッジ7に固定されてい
る。フィンガボード2上には多数のフレット9……が所
定の間隔をもって突設されている。各フレット9……の
間で、かつ、上記各フレット弦4と対応したフィンガボ
ード2の内部には音高指定スイッチPSWが合計132
(各フレット9の間の個数)×6(弦4の個数)個埋設
されている。
【0009】そして、図2に示すように、胴部3の上部
に位置する弦4の部分……、つまりピッキング操作がな
されるべき部分に対応する弦4の外周面には、蛍光材料
が含有された光導光体10aが複数本、その弦4の長手
方向に沿って、互いに異なる円周方向位置上に配設され
ている(この配設のさせ方は、弦4……の発光表示状態
を演奏者が視覚的に確認し易い様にすればよい)。光導
光体10aの一端(ブリッジ7側)には、LED(発光
ダイオード)が、トリガLED10として配置されてお
り、これらトリガLED10……の点灯光は、光導光体
10a内を通って、その他端側の端部に形成したテーパ
ー面10bから放射されるようになっている。また、光
導光体10aの一端側には、筒状の遮光体10cが一体
的に被着されていて光の放射を遮蔽している。また弦4
および各光導光体10a……の外周には、これらをつつ
む合成樹脂(例えばナイロン材料)等からなる透光性の
保護チューブ10dが被着されている。したがってこれ
らのトリガLED10が発光することにより、弦4の所
定部分が発光表示されることになる。なお、この光導光
体10a及びトリガLED10の数は、各弦4に対し、
それぞれの弦4の発光表示が演奏者からよく見えるよう
に配設すればよく、その数や配設の仕方は限定されな
い。更にこの弦4……の胴部3側の一端には後述するト
リガピックアップTPUが合計6個結合されている。
【0010】胴部3には、他に、モードスイッチ13、
パワースイッチ14、テンポボリューム15、カードセ
ット部16及びオートピッキングスタート/ストップス
イッチOSWが設けられている。モードスイッチ13
は、電子弦楽器の演奏モードを、記録モードR、ノーマ
ルモードN、第1オートピッキング演奏モードOP1
第2オートピッキング演奏モードOP2及び第3オート
ピッキング演奏モードOP3にそれぞれ切り換えるとき
に使用される。記録モードRはピッキング操作により演
奏されたピッキングデータを後述するROM/RAMカ
ードに記録するときに使用されるモードである。ノーマ
ルモードNは通常の演奏モードであり、左手でフレット
操作により音高指定操作を行い、右手て弦4をピッキン
グすることにより所望の演奏を行うときに使用されるモ
ードである。第1〜第3オートピッキング演奏モードO
1〜OP3は後述するように、予めROM/RAMカー
ドに記録されたピッキングデータに基づいて自動演奏さ
せたり、演奏者がリアルタイム入力あるいはステップ入
力によってROM/RAMカードに記録したピッキング
データに基づいて自動演奏させるときに使用されるモー
ドである。パワースイッチ14は弦楽器本体Gへの電源
投入用のスイッチである。テンポボリューム15は第1
〜第3オートピッキング演奏モードOP1〜OP3におい
て自動演奏を行わせるテンポの緩急を選択するときに使
用されるものである。カードセット部16は、ピッキン
グデータを予め記憶しているROM/RAMカードカー
ド17や演奏者により入力されたピッキングデータをリ
アルタイムまたはステップ入力で記録し、それを読み出
しするROM/RAMカード17がセットされる部分で
ある。
【0011】<全体回路構成>図3は、この発明に係る
電子弦楽器の全体ブロック回路構成を示し、図1と同一
参照符号を付したものは同一機能を有するものである。
入力部31は、音高指定信号Fc及び後述するステップ
入力記録時において、発音タイミング指定信号を出力す
る音高指定手段である音高指定スイッチPSW……と、
楽音トリガ信号Tsを出力する弾奏入力手段である6個
のトリガピックアップTPU……とよりなる。ノーマル
モードN時には入力部31より出力された音高指定信号
Fcと楽音トリガ信号Tsとから演奏情報が構成され
る。この演奏情報のうち、楽音トリガ信号Tsに基づく
データは、記録モードR時には録音制御部32の書込み
制御によって、ピッキングデータ記憶手段であるROM
/RAMカード部33内のROM/RAMカード17
に、後述するようなピッキングデータ(弦コード、ピッ
キング力、ピッキング時刻)の形で書き込まれる。この
場合、録音制御部32からROM/RAMカード部33
には書込アドレスデータが送出される。ノーマルモード
N時には、入力部31から出力された演奏情報は、キー
コード発生回路36を通じて、対応するキーコードに変
換される。このキーコードは、自動発音制御手段として
機能するCPU37によって、音源回路41、アンプ4
2及びスピーカ43から成る楽音発生手段としての音源
回路ブロック38に送られて、この音源回路ブロック3
8で、対応する楽音が生成されたあと、放音される。ま
た第1〜第3オートピッキング演奏モード時OP1〜O
3時において、ROM/RAMカード部33のROM
/RAMカード17より読み出されたピッキングデータ
はCPU37によって音源回路ブロック38に送られ
て、楽音がアンプ42、スピーカ43を経て生成放音さ
れる。なお、発光表示駆動手段としての発光表示駆動部
30は、選択された上記各モード時に対応して弦4を発
光表示する発光表示手段であるトリガ側LED部35
を、CPU37よりの制御信号に基づいて発光表示駆動
するものである。
【0012】<入力部31の構成>図4Aは、入力部3
1の具体的な構成を示す。上記入力部31はトリガピッ
クアップTPU……と音高指定スイッチPSW……から
なる。各弦に独立して設けられたトリガピックアップT
PUは、ピッキングによる弦4の振動を電磁石100の
磁界変化によってピックアップするものであり、そのピ
ックアップ信号は、アンプ101と比較アンプ102か
ら成る弦トリガ検出回路103を経て夫々RS型のフリ
ップフロップF1〜F6にセット(S)信号として入力
される。このフリップフロップF1〜F6のQ出力は、
楽音トリガ信号TsとしてCPU37に出力される。各
フリップフロップF1〜F6のQ出力は、オアゲートO
1を介してタイマ回路39に対し、このタイマ回路39
を駆動開始するための駆動開始信号として与えられる。
タイマ回路39のタイムカウント後のタイムアップ信号
は各フリップフロップF1〜F6にリセット(R)信号
として入力される。したがって、各フリップフロップF
1〜F6に対するトリガピックアップTPUからのトリ
ガ信号の取り入れは、タイマ時間ごとにサンプリングさ
れることとなる。これは、弦4に対する1回のピッキン
グ操作時に、トリガピックアップTPUが複数回に亘っ
て不要に、楽音トリガ信号Tsを出力するのを防止する
ためである。すなわち、チャタリングを防止するためで
ある。したがって、タイマ回路39のタイムカウント中
に、すぐ続いて同じトリガピックアップTPUのトリガ
信号が各フリップフロップF1〜F6に対し与えられ、
その結果、タイマ回路39に駆動開始信号が与えられて
いても、タイマ回路39はそのままカウントを続けられ
る。そのため、タイマ回路39のタイムカウント中に、
各フリップフロップF1〜F6に入力されたトリガ信号
は、今回のトリガ信号と同時入力信号であり、無効なト
リガ信号として処理される。タイマ回路39のタイムカ
ウント完了後に、同じトリガピックアップTPUから入
力されたトリガ信号は、有効な楽音トリガ信号Tsとし
て処理される。このようにして、1回のピッキング操作
を行ったとき、最初の1個のトリガ信号が有効な楽音ト
リガ信号としてCPU37に対し入力されることが保障
されることとなる。一方、ノーマルモードN設定時に
は、上記各音高指定スイッチPSWの各オン信号は、C
PU37によって制御されるキースキャン回路40から
のキーサンプリング信号によって、音高指定信号Fcと
して検出される。この音高指定信号Fcはフレットコー
ドとしてキースキャン回路40より出力される。このフ
レッコードは、図4Bに示すように5ビットのデジタル
データで表現される。このフレットコードは、開放弦フ
レット位置から第22フレット位置までの各フレット位
置を、デジタル表現するために、「0000」(開放弦
フレット位置を示す)から「10110」(第22フレ
ット位置を示す)までの値をとる。また、記録モードR
設定時において、ステップ入力による記録を行う際に
は、上記各音高指定スイッチPSWのオン信号は、後述
するように1小節を16等分した各タイミングを示す発
音タイミング信号つまり、ピッキング音の発音タイミン
グデータとしてROM/RAMカード部33に記録され
る。
【0013】<楽音の生成放音を行う部分の構成>楽音
の生成放音部は、音源回路ブロック38から構成されて
いる。この音源回路ブロック38は、図3に示すよう
に、キーコードあるいは、ROM/RAMカード部33
から読み出したピッキングデータに従って対応する楽音
信号を生成する音源回路41と、この音源回路41から
出力された楽音信号を増幅放音するアンプ42及びスピ
ーカ43とからなる。ノーマルモードN設定時には、上
記入力部31からの楽音トリガ信号Tsとフレットコー
ドを示す音高指定信号Fcとは、キーコード発生回路3
6に入力される。このキーコード発生回路36にて、フ
レットコードは、楽音トリガ信号Tsの入力タイミング
ごとに、対応するキーコードに変換される。このキーコ
ードは、CPU37によって音源回路ブロック38の音
源回路41に送られる。この音源回路41により、対応
する楽音信号が生成される。この楽音信号は、アンプ4
2を介してスピーカ43より放音出力される。上記胴部
2のモード選択手段であるモードスイッチ13、テンポ
ボリューム15の操作状態はCPU37で検出され、こ
の検出結果は、第1〜第3演奏モードOP1〜OP3にお
けるピッキングデータの自動発音に対する制御情報とし
て、CPU37より出力される。ROM/RAMカード
部33は、図3に示すようにピッキングデータを予め記
憶している部分とピッキングデータをリアルタイム入力
あるいはステップ入力で記憶可能な部分とからなるRO
M/RAMカード17と、このROM/RAMカード1
7からピッキングデータを読み出し制御するアドレス制
御回路46と、ライトバッファメモリ44及びリードバ
ッファメモリ47などから構成される。このROM/R
AMカード17は、記録モードR、第1〜第3オートピ
ッキング演奏モードOP1〜OP3のときに使用される。
【0014】<楽音トリガ信号Ts・トリガ側LED部
35の構成>アルペジオピッキング時 図5Aは楽音トリガ信号Ts・トリガ側LED部35の
具体的構成を示す。ROM/RAMカード部33から読
み出されたピッキングデータの中の弦ナンバデータであ
る弦コードは、ラッチ52に一旦、ラッチされた後、6
本の弦4に対応する3ビットデータにデコードされる。
弦4に対するアルペジオピッキングの各ビットデータ
は、夫々オアゲートO2〜O7を介して順次X1〜X2
子から図4AのX1〜X2端子(フリップフロップF1〜
F6のQ出力端)に加えられて、楽音トリガ信号Tsと
してCPU37を経て音源回路41に対して送出され
る。また、その各ビットデータは上記トリガLED10
(101〜106)……に対し選択的に与えられて、該当
するトリガLED10……に対応する弦4の所定部分が
点灯される。アルペジオ状態を示す弦コードが読み出さ
れた場合は、このような構成によるラインを通じて音源
回路ブロック38よりピッキング音がアルペジオ音とし
て順次放音されると共に対応するトリガLED10……
に対応する弦4の所定部分がアルペジオを示す順序で点
灯される。
【0001】ダウンピッキング時 また、ROM/RAMカード部33から読み出されたピ
ッキングデータが、ダウンピッキングデータの場合、そ
のピッキングデータは、ラッチ52からアンドゲートA
10、A11及びオアゲートO9〜O14を介してアン
ドゲートA12〜A17に開成信号として与えられる。
これによって、アンドゲートA10、A11、オアゲー
トO8、D型のフリップフロップF8〜F13の間に閉
ループ状の6段の循環式のカウンタが形成される。各フ
リップフロップF8〜F13のQ出力は、上記アンドゲ
ートA12〜A17、オアゲートO2〜O7を介して図
4のX1〜X2端子に加えられて、楽音トリガ信号Tsと
して音源回路41に送出されると共にトリガLED10
……に順次与えられる。
【0002】オルタネイトピッキング時 上記ピッキンクデータがダウンとアップとが交互に繰り
返すオルタネイトピッキングデータの場合、ピッキング
データはラッチ52からオアゲートO9〜O14を介し
てアンドゲートA12〜A17及びアンドゲートA18
〜A25に開成信号として与えられる。これによって、
アンドゲートA18、D型のフリップフロップF14〜
F19、アンドゲートA19、オアゲートO8、上記フ
リップフロップF8〜F13の間に閉ループ状の12段
の循環式のカウンタが形成される。各フリップフロップ
F8〜F13のQ出力は、上記アンドゲートA12〜A
17、オアゲートO2〜O7を介して図4のX1〜X6
子に楽音トリガ信号Tsとして加えられると共に、トリ
ガLED10……に与えられる。したがって、最初に、
ダウン方向のピッキングの発音と点灯指示がなされる。
一方、フリップフロップF14〜F19のQ出力は、上
記アンドゲートA20〜A25、オアゲートO2〜O7
を介して図4のX1〜X6端子及びトリガLED12……
に与えられる。したがって、アップ方向のピッキングの
発音と指示がなされる結果、このダウン方向とアップ方
向の発音と指示が交互に繰り返されることとなるので、
オルタネイトピッキング演奏の発音と点灯指示がなされ
ることとなる。なお、CPU37はテンポボリューム1
5の設定に応じたテンポ情報を一旦、ラッチ52にセッ
トした後、分周回路53に与える。したがって、この分
周回路53により、CPU37からのマスタクロック信
号の分周化が決定される。この分周されたクロック信号
は上記D型フリップフロップF8〜F19のシフトクロ
ック信号として出力される。このため、このシフトクロ
ック信号の送出タイミングに応じたテンポで上記ピッキ
ングデータの読み出しと、各トリガLED10……に対
応する弦4の所定部分が順次点灯表示される。この結
果、オートピッキング演奏の速度はテンポボリューム1
5の調整設定に従いテンポの緩急に応じたものとなる。
【0003】アップピッキング時 アップピッキングの場合のピッキング音の自動発音と表
示の具体的構成については、本実施例では指示されてい
ないが、フリップフロップF14〜F19をフリップフ
ロッフプF8〜F13と全く同じ構成で向きが逆のもの
とすればよい。この場合、オルタネイトピッキングの場
合は、フリップフロップF14〜F19とフリップフロ
ップF8〜F13とを1つの閉ループとすればよい。
【0004】<録音制御部32の構成>5B図は録音制
御部32の具体的構成を示す。上記入力部31から送出
された各弦ごとのトリガ信号Tsは、各弦ごとに設けた
一致回路54……に与えられるとともに、各ラッチ55
……にラッチされた後、一致回路54……に与えられ
る。各一致回路54……は、入力部31から送出された
今回のピッキングデータの内容、すなわち、トリガ信号
Tsと、ラッチ55……から送出された前回のピッキン
グデータの内容、すなわち、トリガ信号Tsの内容が一
致しているか否かを比較判別する。その判別の結果、そ
れらの内容になんらかの変化もなく、したがって、互い
に一致している間は、一致回路54……は、一致信号
(ハイレベル信号)を、インバータI7〜I12により
反転して出力する。他方、前回のピッキングデータの内
容に対し、今回の内容が異なった場合、例えば、新たな
弦4をピッキング操作した場合、各一致回路54……
は、不一致信号(ロウレベル信号)をインバータI7〜
I12により反転して出力する。その結果、その反転出
力信号は、ラッチ55……にラッチ信号として与えられ
るとともに、リード/ライト制御回路56に取り込み信
号として与えられる。この取り込み信号により、今回の
ピッキングデータの内容を示す上記トリガ信号Tsがリ
ード/ライト制御回路56に取り入れられることとな
る。前回のピッキングデータの内容が変化した時点か
ら、今回のピッキングデータの内容が変化する時点まで
の間の時間間隔(t)は、時計回路57でカウントされ
る。このカウントされた値は、発音タイミングの間隔つ
まりピッキング時刻を示すデータとして、リード/ライ
ト制御回路56に取り入れられる。したがって、音長だ
けでなく休符長のデータも取り入れられる。上記のよう
なピッキングデータは、書込情報発生回路58に与えら
れる。この書込情報発生回路58に与えられたピッキン
グデータは、ROM/RAMカード部33内のROM/
RAMカード17に、所定の順序で書き込まれる。この
ピッキングデータは、第2または第3オートピッキング
演奏モードOP2、OP3設定の際、ピッキング音自動発
生用に使用される。これら各ピッキングデータは、RO
M/RAMカード部33に送出され、そして、ROM/
RAMカード17に、所定の順序で書込まれる。この場
合、リード/ライト制御回路56からROM/RAMカ
ード部33のアドレス制御部46には書込アドレスデー
タが与えられる構成となっている。
【0005】<動 作>以下、上記構成の実施例に係る
電子弦楽器における動作についてCPU37の処理動作
を中心に述べる。図6Aは、上記電子弦楽器において、
モードスイッチ13により、如何なるモードが選択設定
されているかを、この電子弦楽器全体を制御し、かつ、
自動発音制御手段として機能するCPUが判断処理する
際のフローチャート図である。このフローはCPU37
の処理のメインルーチン(図示しない)に対してタイマ
インタラプトするか、所定のタイミングにより繰り返し
動作するかによってスタートする。モード処理開始がス
タートするとモードスイッチ13によって選択設定され
ているモードが何であるかをチェックし(ステップM−
1)、ノーマルモードNのときは、ノーマル演奏処理を
行い(ステップM−2)、オートピッキング書き込みモ
ードのときは、ピッキングデータの書き込み処理を行い
(ステップM−3)、オートピッキング演奏モードのと
きは、続いてどのようなオートピッキンク演奏モードが
設定されているか否かをチェックする(ステップM−
4)。そして、第1オートピッキング演奏モードOP1
が選択されているときは第1オートピッキング演奏処理
を行い(ステップM−5)、第2オートピッキング演奏
モードOP2が選択されているときは、第2オートピッ
キング演奏処理を行い(ステップM−6)、更に第3オ
ートピッキング演奏モードOP3が選択されているとき
は、第3オートピッキング演奏処理を行い(ステップM
−7)、それぞれの処理の後このフローを終了する。
【0006】A.ノーマルモード演奏処理動作 上述したように、モードスイッチ13がノーマルモード
Nに選択されている場合は、通常の演奏がなされる場合
であり、音高指定手段である音高指定スイッチPSWに
対する演奏者の音高指定操作により所定の音高が指定さ
れ、その指定された音高の楽音の発音開始が、弦4に対
する演奏者のピッキングに対応してトリガピックアップ
TPUによりピックアップされたトリガ信号によって音
源回路ブロック38に指示される。そのため、音源回路
ブロック38より所定音高の楽音が放音される。B.書込み処理動作 モードスイッチ13が記録モードRに選択設定されてい
る場合は、ROM/RAMカード17のRAMカードに
所望のピッキングデータを書き込みを行う場合であり、
この書き込み処理には、実際の演奏(ピッキング)に基
づいて、そのピッキングデータ(発音タイミング及びピ
ッキング力)をリアルタイムで記録するリアルタイム入
力と、ピッキングデータを1音ずつステップ的に記録す
るステップ入力との2通りの処理がある。
【0007】a.リアルタイム入力処理動作 まず、図6BのTAB楽譜に示すようなダウンピッキン
グによる演奏を所定のピッキングタイミング、所定のピ
ッキング力(アクセント<)で実際に演奏してリアルタ
イムで記録する場合について述べる。図6Cは、CPU
37の処理動作を示すフローチャート図であり、このフ
ローは、メインルーチン(図示しない)に対して、タイ
マインタラプトするか、または、所定のタイミングで繰
り返し動作してスタートするものである。図において、
書き込み開始後、CPU37内の発音タイミング(時
刻)をカウントするためのタイマをクリアし(ステップ
S−1)、次に弦4に対するピッキングの有無をチェッ
クして(ステップS−2)、NOのときはピッキングが
有りとチェックされるまでこのステップS−2を繰り返
す。YESのときは、ピッキングされた弦ナンバ(第1
弦〜第6弦のいずれかの弦番号)及びそのピッキング力
(ピッキングの強さ)を検出する(ステップS−3)。
更に、ピッキングのタイミング(時刻)のデータを得る
ためにその時点でのタイマの時刻をラッチし(ステップ
S−4)、続いてROM/RAMカード17のアドレス
を+1だけ歩進して、弦ナンバ、ピッキング力及びピッ
キングのタイミングの各データをRAMカードに記憶す
る(ステップS−5)。続いて、書き込みを終了させる
エンドスイッチ(図示しない)がオンされたか否かをチ
ェックし(ステップS−6)、NOのときは書き込み開
始に戻りステップS−1以降の処理を繰り返すが、YE
Sのときはエンドフラグに1を立てて、書き込み動作が
終了したことを表わした後(ステップS−7)、このフ
ローを終了する。このように、このフローは、演奏者が
実際に任意のタイミングでピッキング操作した場合に得
られるピッキングデータを、リアルタイムでROM/R
AMカード17のRAMカードに記憶する処理を行うも
のであり、図6Bに示す4/4拍子のTAB楽譜に示した
ようなダウンピッキングの演奏が、図6Dに示すよう
な、タイミング(時刻)(t1〜t6)とピッキング力
(最強〜弱)で、順次各弦4(第1弦〜第6弦)になさ
れた場合は、図6Eに示すような内容のピッキングデー
タがROM/RAMカード17のRAMカードにおける
各メモリアドレス(1〜6)のそれぞれにメモリされる
のである。すなわち、図6Bの第1小節目の最初のピッ
キングで、ピッキング時刻t1〜t6に夫々対応して、ピ
ッキング力がそれぞれ(最強、中、中、中、中、弱)の
強さで、第6弦から順に第1弦までがダウンピッキング
された場合は、そのダウンピッキング操作により得られ
たピッキングデータが上記RAMカードのメモリアドレ
ス1〜6にそれぞれメモリされ、このメモリアドレス1
〜6にメモリされたピッキングデータが上記第1拍目の
ダウンピッキングのデータとしてワンセットでメモリさ
れたことになる。図6Bにおける次の第2拍目では、ピ
ッキングにアクセント>がつけられており、図6Dに示
すようにピッキング時刻t7〜t12に対応して、第6弦
から順に第1弦まで最強のピッキング力でダウンピッキ
ング演奏がなされると、同様に図6Cに示すような内容
のピッキングデータが上記RAMカードの対応するメモ
リアドレス7〜12に書き込まれる。なお、この書き込
み処理においては、弦ナンバ(第1弦〜第6弦)は、図
6Eに示すように3bit・8段階の弦コードのデータ
としてメモリされ、ピッキング力も図6Eに示すように
3bit3段階のデータとしてメモリされるが、これら
のデータのビット数はRAMカードのメモリ容量に合わ
せて任意に設定することができる。
【0008】b.ステップ入力処理動作 続いて、もう一つの書き込み処理である、ステップ入力
による書き込み処理の動作について、同様に、図6Bに
示すようなピッキングデータをステップ的に記憶させる
場合を例にとって述べる。このステップ入力の場合は、
リアルタイム入力の場合と異なり、ピッキングの種類
(態様)に応じて異なる書き込み処理を行うものであ
り、その際のCPU37のピッキング種類判別処理につ
いて、図7に示すフローチャート図を基に述べる。この
フローはメインルーチン(図示しない)に対して、タイ
マインタラプトするか、所定のタミングで繰り返し動作
してスタートするものである。まず記録させるピッキン
グデータのピッキングの種類は何であるかをチェックし
(ステップP−1)、ダウンピッキングのときは、ダウ
ンピッキングデータの書き込み処理を行い(ステップP
−2)、アップピッキングのときはアップピッキングデ
ータの書き込み処理を行い(ステップP−3)、アルペ
ジオピッキングのときはアルペジオピッキングデータの
書き込み処理を行い(ステップP−4)、それぞれの書
き込み処理の後このフローを終了する。図8Aは、図6
Bに示すようなダウンピッキングのデータをステップ書
き込み処理する場合のCPU37の処理動作を示すフロ
ーチャート図であり、このフローもメインルーチン(図
示しない)に対して、タイマインタラプトするか、また
は、所定のタイミングで繰り返し動作してスタートする
ものである。図において、書き込み開始がなされると、
まず対応フレットナンバレジスタFN−REに第1フレ
ットを意味する1を代入する(ステップT−1)。そし
て対応フレットである第1フレットの音高指定スイッチ
PSWがステップ入力における発音タイミング位置を示
すデータを入力するためにオン操作されたか否かをチェ
ックし(ステップT−2)、YESのときは対応フレッ
トナンバフラグに1を立て(ステップT−3)、NOの
ときは対応フレットナンバフラグを0とし(ステップT
−4)、それぞれ、現在第1フレットがオン操作されて
いることあるいは、オン操作されていないことを示す。
ここで図9に示すようにこの電子弦楽器の第1〜第22
フレットのうち、第1〜第16フレット位置は、それぞ
れ図6Bに示す楽譜における1小節を16等分した各ス
テップに対応しており、4/4拍子の場合は最小単位とし
ての16分音符に対応していることになる。したがって
第1フレットを押圧操作すると、図6Bの1小節目の第
1拍目の位置に、最初のピッキングデータとして入力さ
れるべきタイミング(すなわち発音タイミング)位置が
指定されたことになる。
【0009】このステップT−3に続いて、第1弦〜第
6弦のいずれかの弦がピッキングされたか否かをチェッ
クし(ステップT−0)、NOのときはピッキングがな
されるまでこのステップT−4の処理を繰り返す。YE
Sのときは、そのピッキング力(ピッキングの強さ)を
検出する(ステップT−5)。なお、この実施例では、
この検出データを、第6弦〜第1弦の全ての弦のピッキ
ング力として代表させているが、特定の一つの弦がピッ
キングされなくとも、上記音高指定スイッチPSWをオ
ン操作させるのみで、そのスイッチPSW位置に対応し
た発音タイミングデータを入力可能とするようにしても
よい。次に図9Aに示す発音タイミング1に対応するR
AMカードのメモリアドレスの記憶エリアに、ダウンピ
ッキングデータを記憶するため、第6弦から第1弦の順
で、所定の発音タイミング(時刻)データ(この第1拍
目の位置で、第6弦から第1弦に向って、所定の時間間
隔を置いて発音されるべき各弦の発音タイミングを示す
データまたは、各弦の発音タイミングの時間間隔を示す
データ)をメモリする(ステップT−6)。なお、第6
弦から第1弦に向って順次発音されるべき各弦間の発音
タイミングデータは、CPU37からの指示に基づいて
上記記憶エリアに自動的に記憶されるが、この各弦ごと
の発音タイミングデータは、演奏者側で、手動操作等に
よりプログラム設定できるようにしてもよい。こうし
て、図6Bに示す楽譜の第1小節目の最初(第1拍目)
におけるピッキングデータとして、図9Aの発音タイミ
ング1の位置において、中位の強さのピッキング力10
0で第6弦〜第1弦の全ての弦に対するピッキング操作
がなされた場合と同様なピッキングデータが入力された
ことになる。続いて、対応フレットナンバレジスタFN
−REのデータを1だけインクリメントして(ステップ
T−8)、この場合は第1フレットであるデータ1に1
をプラスして第2フレットを示すデータ2にデータ変更
する。そして、その対応フレットナンバレジスタFN−
REのデータが17以上となったか否かをチェックする
が(ステップT−8)、ここでは、未だ2であり2<1
7なのでNOとなり、ステップT−2に戻る。YESの
ときは、第16フレットまでの全てのフレット対応する
ピッキングデータのステップ入力(すなわち1小節分の
ステップ入力)が終った場合なので、このフローを終了
する。つまり、このフローは1小節分のピッキングデー
タを第1〜第16フレットの押圧操作に基づいてステッ
プ入力する際の処理動作を表わすものである。
【0010】ステップT−2に戻った後は、図9に示す
第2フレット位置に対応するステップにピッキングデー
タをステップ入力するために、先の第1フレット位置に
おける場合と同様な処理を行う。しかし、記録させるべ
きピッキング内容は図6Bの楽譜に示されるように、第
2〜第4フレット位置に対応するタイミング、つまり図
9に示すタイミング2〜4には、ピッキングデータをス
テップ入力する必要はないので、ステップT−7によっ
て対応フレットナンバレジスタの内容を5までインクリ
メントする。そして図6Bの楽譜における第1小節目の
2拍目のピッキングに関するピッキングデータを入力す
るために、第5フレットをオン操作しながら、弦4のい
ずれかの弦を、アクセントをつけるために最強のピッキ
ング力でピッキングする。すると、先のタイミング1の
位置における場合と同様に、図9の第5フレット位置に
対応する発音タイミング5の位置において、第6弦から
第1弦まで、その順番に所定の発音タイミングデータと
全ての弦に対する最強のピッキング力のデータ11とが
ステップ入力される。次に、図6Bの第1小節目の3拍
目のピッキングデータを入力するために、今度は第9フ
レット位置をオン操作しながら弦4のいずれかの弦をピ
ツキングし、以下順に発音させるべきタイミングに対応
するフレット位置をオン操作していずれか一つの弦のピ
ッキングを行うことによって順次必要なステップ入力に
よる記録を続けることになる。なお、この実施例の場
合、電子弦楽器のネック部分の側面には第1〜第16フ
レット位置の存在位置を示すマークMRKが表示されて
おり、このマークMRKは上述したステップ等による記
録を行う際の各フレットスイッチFSWをオンするフレ
ット操作の目安としてステップ入力操作を補助する役目
を果たす。なお、上述した例は、ダウンピッキングに関
するピッキングデータを入力する場合であるが、アップ
ピッキング、あるいはアルペジオピッキングに関するデ
ータを入力する場合も上述した例の場合に準じて同様に
行えるものである。
【0011】C.第1オートピッキング演奏処理動作 モードスイッチ13が第1オートピッキング演奏モード
OP1に選択設定されている場合は、ROM/RAMカ
ード17に予め記憶されているピッキングデータ(所定
のピッキングタイミング、所定のピッキング力)に基づ
いて自動ピッキング演奏を行う場合であり、この実施例
では所定のフレット位置をフレット操作していない限
り、開放弦の操作状態でピッキング操作された場合と同
様な開放弦音高の楽音が上記ピッキングデータに従った
発音タイミングで自動的に音源回路ブロック38より放
音されるとともに、上記ピッキングデータに従った点灯
タイミングで、各弦4……の所定部位が第6弦から第1
弦の順で自動的に発光表示されることとなる。そして、
演奏者はこのオートピッキング演奏の発音タイミングで
発音される自動ピッキング音を聞くとともに、後述する
ような弦4の発光表示態様を目で見ることにより、迅
速、かつ、容易に、ピッキングの種類やピッキングの順
序等を学習することができる。以下、この第1オートピ
ッキング演奏モードOP1の動作について、ピッキング
の種類に分けて更に説明する。
【0012】a.オルタネイトピッキング いま、モードスイッチ13をノーマルモードNから第1
オートピッキング演奏モードOP1にする。すると、ア
ドレス制御部46の読出アドレスはCPU37によって
「0」にリセットされる。そのあと、オートピッキング
スタートスイッチOSWをオン操作すると、ROM/R
AMカード17の先頭番地のピッキングデータは、トリ
ガ側LED部35のラッチ52にセットされる。この場
合、ROM/RAMカード17の先頭番地のピッキング
データがオルタネイトピッキングであったとすると、図
5AのアンドゲートA12〜A25開成されることにな
る。これにより、フリップフロップF8〜F19の間に
閉ルーブが形成されて12弾の循環式カウンタが構成さ
れることとなる。したがって、「1」信号は、このフリ
ップフロップF8〜F19間を、分周回路53から送出
されている設定テンポデータに応じた分周クロック信号
の周期でシフトされていくことになる。この「1」信号
がフリップフロップF8から、フリップフロップF13
に向って順次シフトされる間は、アンドゲートA12〜
A17を介して各オアゲートO2〜O7の順に順次入力
されるため、これらオアゲートO2〜O7から順次
「1」信号が出力されることとなる。そのため、図4及
び第5Aステップに示すように、各フリップフロップF
1〜F6の出力ライン及び各トリガLED121〜126
に順次「1」信号が与えられる。そのため、これらフリ
ップフロップF6〜F1の出力ラインに与えられた
「1」信号が楽音トリガ信号として、キーコード発生回
路36を通じて、音源回路41に送られるので、前記各
楽音トリガ信号信号Tsに応答して、第6弦から第1弦
に向って、順次、対応した楽音が発音されることとな
る。これら楽音が発音されることとなる。これら楽音に
より、ダウン方向のピッキング音が奏されることとな
る。これと同時に、各トリガLED106〜101
「1」信号が与えられるため、各トリガLED106
101は第6弦から第1弦に向って順次点灯されること
となる。この点灯表示により、ダウン方向のピッキング
が視認表示されることとなる。逆に、この「1」信号が
フリップフロップF14からフリップフロップF19に
向ってシフトされる間は、アンドゲートA25A20を
介して、各オアゲートO7〜O2の順に順次入力される
ため、これらオアゲートO7〜O2から順次「1」信号
が送出されることとなるため、前述の場合と同様、各フ
リップフロップF1〜F6の視ラインおよび各トリガL
ED121〜126に順次「1」信号が与えられる。その
ため、前述のダウン方向のピッキング音とは逆に、第1
弦から第6弦に向って、順次、発音されるアップ方向の
ピッキング音が奏されることとなる。これと同時に、各
トリガLED101〜106に「1」信号が与えられるた
め、トリガLED101〜106は、第1弦から第6弦に
向って順次点灯されることとなる。この点灯表示によ
り、アップ方向のピッキングが視認表示されることとな
る。その結果、前記各フリップフロップF8〜F19に
より、オルタネイトピッキングのピッキング音の発音状
態および表示状態を実現することができる。
【0013】b.ダウンピッキング ピッキングデータが、ダウンピッキングデータであると
きは、このダウンピッキングデータがROM/RAMカ
ード17から読み出されて、ラッチ52にセットされる
と、今度はアンドゲートA10〜A17が開成されるこ
とになる。これにより、フリップフロップF8〜F13
の間に閉ループが形成されて6段の循環式カウンタが構
成される。したがって、「1」信号がこのフリップフロ
ップF8からフリップフロップF18の間を、設定テン
ポに応じた速度で順次シフトされていくことになる。そ
の結果、上述したように各フリップフロップF6〜F1
の出力ラインに、「1」信号が順次与えられるので、そ
の順序、すなわち、第6弦から第1弦に向って、順次、
ピッキング音が発音されることとなる。そのため、この
発音状態により、ダウン方向のみのピッキング音が奏さ
れることとなる。これと同時に、トリガLED106
101が第6弦から第1弦に向って順次点灯されるの
で、この点灯表示状態により、ダウン方向のみのピッキ
ングが視認表示されることとなる。このようにして、実
際に、弦4をピッキングすることを要することなく、自
動的に、所望のピッキングデータに従ってピッキング音
を発音させることができるとともに、その音に対応した
トリガLED101〜106が順次点灯表示されていくの
で、ピッキング音を耳で確認しながら、各トリガLED
10……の点灯していく方向や順序等を見ることによ
り、各種のピッキング操作を円滑かつ確実に学習するこ
とができる。なお、アップピッキングの場合も上述した
オルタネイトピッキングにおけるアップ方向のピッキン
グの場合と同様な処理動作がなされることになるので説
明は割愛する。なお、図1Aにおけるテンポボリューム
15を調節することによって、ピッキングデータの読み
出しテンポ、つまり再生・演奏のテンポを任意に可変設
定できる。
【0001】D.第2オートピッキング演奏処理動作 モードスイッチ13が第2オートピッキング演奏モード
OP2に選択設定されている場合は、リアルタイム入力
処理動作によって書き込まれたピッキングデータを再生
・演奏させるモードである。図6Fは、前述したように
この実施例の電子弦楽器において、図6Bに示す楽譜の
ピッキングタイミングに従ってリアルタイム入力で書き
込み処理したピッキングデータを、ROM/RAMカー
ド17から読み出して自動演奏する際の処理動作のフロ
ーチャート図である。このフローはCPU37のメイン
ルーチン(図示しない)に対してタイマインタラプトま
たは所定タイミングでの繰り返し動作にてスタートす
る。演奏開始後、CPU37内のタイマをクリアし(ス
テップS−8)、ROM/RAMカード17のピッキン
グデータを記憶したメモリのアドレスを+1だけ歩進し
て、この場合、図6Bのメモリアドレス1にメモリされ
たピッキングされるべき弦ナンバと、ピッキングタイミ
ング及びピッキング力の各データをROM/RAMカー
ド17より読み出す(ステップS−9)。続きに、読み
出すべきデータが無くなったか否かをチェックし(ステ
ップS−10)、YESのときはピッキング音の自動発
音処理は終了したとみて、このフローを終了する。NO
のときは、タイマのカウント値がピッキングデータの読
み出し時刻、すなわち楽音を発音させるべきピッキング
時刻t1に到達したか否かをチェックし(ステップS−
11)、NOのときはその時刻t1に達するまでこのチ
ェックをYESとなるまで繰り返す。続いて、読み出さ
れたピッキングデータ、すなわち、図6Bに示すよう
な、メモリアドレス1に対応する弦ナンバ(101)及
びピッキング力(111)の各データに従う楽音を、ピ
ッキング時刻t1において発音させるために、音源回路
41に発音開始の制御信号を奏する(ステップS−1
2)。そして、ステップS−8に戻り、以下同様に、今
度はメモリアドレス2にメモリされたピッキングデータ
を読み出してピッキングデータ時刻t2においてピッキ
ング音を発音させるための処理を実行し、このような処
理を全てのアドレスについて行い、読み出すべきデータ
が無くなるとこのフローを終了する。この場合、このよ
うな第2オートピッキング演奏モードOP2によるオー
トピッキングの演奏に合わせて、演奏者が左手でフレッ
トスイッチPSWを所定の順序で押圧操作して音高指定
あるいはコード指定をすれば、その押圧操作たフレット
スイッチPSWに対応した音高の楽音あるいはコード
を、自動的に読み出されているピッキングデータに従っ
たタイミングで発音させることができ、メロディを伴っ
た楽曲の演奏やコード演奏が行える。したがって、演奏
者は、右手によるピッキング操作に気を使うことなく、
左手によるフレット操作に全神経を集中させることがで
きるので、正確にメロディ演奏等を行うことができる。
また、上記実施例では、ダウンピッキング操作における
オートピッキング演奏を行う場合について述べたが、ピ
ッキングの種類はこの場合に限られず、アップピッキン
グ、オルタネイトピッキングあるいはアルペジオピッキ
ング等の場合も同様である。なお、テンポボリューム1
5を調節することにより、オートピッキングデータのテ
ンポを任意に可変設定すれば、リアルタイム入力によっ
て記録した際の入力タイミングとは異なるタイミングで
ピッキング音の再生演奏が可能である。
【0002】E.第3オートピッキング演奏処理動作 モードスイッチ13が第3オートピッキング演奏モード
OP3に設定されている場合は、ステップ入力処理動作
によって書き込まれたピッキングデータを再生演奏させ
るモードである。図8Bは、前述したようにこの実施例
の電子弦楽器において、図8Aのフローチャート図に従
ってステップ入力で書き込み処理がなされたピッキング
データを、ROM/RAMカード17から読み出して自
動演奏させる処理動作のフローチャート図である。この
フローは、CPU37の動作におけるメインルーチン
(図示しない)に対して、タイマインタラプトするかま
たは、所定タイミングにより繰り返して動作してスター
トする。演奏開始後、まず対応フレットナンバレジスタ
FN−REの内容に1を代入し(ステップT−9)、ま
ず第1フレット位置に対応するピッキングデータ、すな
わち図9Aのタイミング1におけるピッキングデータを
読み出す準備をする。次に対応フレットナンバフローチ
ャートFN−FRに1が立っているか否かをチェックし
(ステップ10)、YESのときは、第1フレット位置
に対応するROM/RAMカード17におけるメモリア
ドレスの対応記憶エリアに第1拍目に発音されるべきピ
ッキングデータがメモリされている場合なので、そのア
ドレスに対応する記憶エリアにメモリされているピッキ
ングデータ(発音タイミングとピッキング力)を読み出
す。例えば、図9に示したようなタイミング1に対応し
た時刻(第1拍目)おいて、第6弦から第1弦の順で、
各弦に対するピッキングタイミングおよびピッキング力
(100)を示す各データを読み出し、読み出すべきデ
ータが無くなったか否かをチェックし(ステップT−1
2)YESのときは、自動ピッキング演奏は終了したも
のとみて、このフローを終了する。NOのときは、読み
出したピッキングデータに従って、読み出されたピッキ
ングタイミング(第1拍目)において各弦ごとに対応し
たピッキングタイミングでピッキング音を発音させるた
めに音源回路ブロック38に発音制御信号を送出する
(ステップT−13)。続いて、フレットナンバレジス
タFN−REの内容を1だけインクリメントして、次の
フレットナンバ、この場合は第2フレットを示すデータ
2をセットする(ステップT−14)。そしてフレット
ナンバレジスタFN−REのデータ内容が17以上とな
ったか否かをチェックするが(ステップT−15)、い
まは2≦17であり、NOなのでステップT−10に戻
り、ステップT−10以下の処理を同様に繰り返すこと
により、図9に示すような内容のピッキングデータを順
次読み出して自動発音制御を実行する。そしてステップ
T−15にてFN−RE≧17となると、記録した全て
のデータの読み出し再生が終了したことになり、このフ
ローを終了する。この場合、このような第3オートピッ
キング演奏モードOP3による演奏に合わせて、演奏者
が左手で所定の順序でフレット操作を行い、音高指定あ
るいはコード指定を行えば、そのフレット操作に対応し
た音高の楽音あるいはコードを、自動ピッキングの演奏
に従ったタイミングで発音させることができる。また、
このオートピッキング演奏のテンポボリューム15を調
節すれば、各弦ごとのピッキング音の発音タイミングあ
るいは各拍ごとのピッキング音の発音タイミングの時間
間隔を、そのテンポにより、ボリューム15で任意に設
定されたテンポデータに従って調整することができる。
更に、上記実施例では、ダウンピッキングにおけるステ
ップ入力を自動演奏させる場合としたが、アップピッキ
ング、オルタネイトピッキングその他の異なるピッキン
グの種類におけるステップ入力の自動演奏も同様に可能
である。
【0003】<実施例の効果>このように、上記実施例
では、ピッキングデータを記憶させたROM/RAMカ
ード17をカードセット部16にセットして、第1オー
トピッキング演奏モードOP1をモードスイッチ13に
よって選択設定すると、オートピッキングスタート/ス
トップスイッチOSWのオン操作により、テンポボリュ
ーム15にて任意に設定したテンポに従って、フレット
の押圧操作をしない開放弦ピッキング音の自動演奏が所
定の上記ピッキングデータで示されるピッキングの強さ
に対応した音量でなされるので、演奏者はそのピッキン
グ音の発音タイミングに合わせて、フレットの押圧操作
により所望の音高を指定すれば、それだけで、所望音高
あるいは所望のコードでのピッキング音の演奏が行え
る。また、トリガLED10、光導光体10a等を用い
て、上記ピッキングデータに対応させて各弦4を所定の
順序に従って発光表示させるようにしたので、演奏者は
その弦4の発光表示にナビゲートされてより容易に演奏
を行うことができる。更に、上記実施例によれば、演奏
者が行う実際の演奏に基づくリアルタイム入力あるいは
一音ごとのステップ入力で所定のピッキングデータをR
OM/RAMカード17に記憶させておき、それをそれ
ぞれ第2または第3オートピッキング演奏モードO
2、OP3の設定時に読み出して任意のテンポで自動ピ
ッキング演奏を行うことができるばかりでなく、その自
動ピッキング演奏に合わせて、演奏者は、フレット操作
により音高指定あるいはコード指定を行うのみで、その
自動ピッキング演奏に合わせて指定された音高やコード
で演奏が容易に行える。また、この場合も、併せて弦4
が発光表示されるようにすれば、アップ・ダウン等のピ
ッキングのタイミング等がナビゲートされるので、特に
初心者にとっては、演奏のための大きな指針が得られ
る。更に、ステップ入力による記録時においては、音高
指定スイッチPSWの押圧操作またはこのスイッチPS
Wと弦に対するピッキング操作のいずれか一方で、発音
されるべきピッキング音の発音タイミングを入力し得る
ように構成したので、その発音タイミングのデータを入
力するために別途入力手段としてスイッチ等を設ける必
要がなく、簡単な構成でピッキングデータのステップ入
力による記録が可能な電子弦楽器が得られる。
【0004】<変形実施例>上記実施例では、発光表示
手段の光源としてLED(発光ダイオード)を用いてい
るが、LEDに限定されず、ランプ等視覚的に表示可能
なものであれば他の表示素子でもよい。また1本の弦に
配設するトリガLED10の数及び光導光体10aの数
はそれぞれ4本に限定されるものではなく、また、光導
光体10aを用いず、直接発光表示素子を弦の所定箇所
に埋設し、その発光表示素子によって所定のフレット位
置等を発光表示するようにしてもよい。更に、光導光体
10aの代わりに、光ファイバーを用いてもよく、その
場合の弦4の内部構造図は図10に示すようになり、図
2と同一参照符号を付したものは同一機能を有するもの
である。図10において、一端が固定金具30により弦
支持板30aに固着されている弦4の外周方向所定位置
に、複数本の光ファイバー10a−2を配設し、この光
ファイバー10a−2の一端を各トリガLED10を取
付けた取付板31に埋設し、他端から光を放射するよう
な構造とすることもできる。なお、光ファイバー10a
−2及び弦4の外周は共に透光性の保護チューブ10d
によって保護されている。また、上記実施例では、ピッ
キングデータ記憶手段として、ROM/RAMカード1
7を用いているが、このほか、内蔵式のROMやRA
M、磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク等でもよ
い。また、ピッキングデータには、上述の場合のほか
に、アルペジオデータやチョッーパー・ベース・ピッキ
ング等の各種のピッキングデータを含めてもよい。さら
に、この発明は電子弦楽器のほか電子鍵盤楽器等他の電
子楽器にも適用してもよく、上記実施例に何ら限定され
るものではなく、このようなことは他の手段、名称につ
いても同様である。更にまた、音高指定手段としては、
この実施例のようなスイッチング方式の音高指定スイッ
チPSWのほかに、抵抗値検出方式のもの(例えば、米
国特許.4,235,141)、電流が供給されている導電性弦
と導電性のフレット片との接触による方式(例えば、米
国特許.4,658,690)、超音波信号を各弦に伝播させ、そ
の超音波信号の送信からその反射波信号の受信までの所
要時間に基づいて、フレット位置を検出する方式(例え
ば、特開昭62−99790号)などでもよい。さら
に、弾奏入力検出手段としては、この実施例のようなト
リガピックアップTPUのほかに、ホール素子と磁石と
を用いる方式(前述の米国特許.4,658,690)、タッチス
イッチ方式(例えば、米国特許.4,336,734、4,339,97
9、4,248,128、4,078,464)、レーザー光線を遮光する
方式などでもよい。なお、上記実施例は、トリガ検出型
の電子弦楽器であるが、この発明は、弦ピッキング操作
時に発生される弦振動基本周期(ピッチ)に基づいて、
対応する音高を決定する、いわゆるピッチ抽出型の電子
弦楽器にも適用可能である。この場合においては、ピッ
キングデータに、ピッキングタイミングまたはピッキン
グ力データのほかに、前記ピッチデータまたはそのピッ
チデータに対応する音高データをも含めて記憶するよう
に構成すれば、そのピッキングデータを再生することに
よって、ピッキング操作だけでなく、音高指定操作も行
うことなく、所定の音高でピッキングデータに従ってピ
ッキング音による自動演奏を行うことができる。
【0005】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、次のような効果を得ることができる。すな
わち、請求項の1記載の発明によれば、各フィンガリン
グ操作領域内のいずれかの位置が演奏者によりフィンガ
リング操作されると、タイミングデータ出力手段から自
動的に出力される各フィンガリング操作領域ごとのタイ
ミングデータで示されるタイミングで、フィンガリング
操作されている位置に対応する音高をもつ複数のプラッ
キング音を順次発生する構成としているので、演奏者は
弦の弾弦操作をなんら行うことなく、フィンガリング操
作に専念するのみで、そのフィンガリング操作により操
作された位置に対応する音高のプラッキング音を順次発
生させることができる。請求項2の記載の発明によれ
ば、各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
奏者によりフィンガリング操作されると、タイミングデ
ータ出力手段から自動的に出力される各フィンガリング
操作領域ごとのタイミングデータで示されるタイミング
で、フィンガリング操作されている各位置に対応する音
高をもつ複数のプラッキング音を、同時または所定の順
番で順次発生する構成としているので、演奏者は弦の弾
弦操作をなんら行うことなく、フィンガリング操作に専
念するのみで、そのフィンガリング操作により操作され
た位置に対応する音高の複数のプラッキング音を、同時
または所定の順番で順次発生させることができる。請求
項3の記載の発明によれば、フィンガリング操作領域内
のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作さ
れると、タイミングデータ出力手段から自動的に出力さ
れているタイミングデータで示されるタイミングで、フ
ィンガリング操作されている位置に対応する音高をもつ
プラッキング音を、順次発生する構成としているので、
演奏者は弦の弾弦操作をなんら行うことなく、フィンガ
リング操作に専念するのみで、そのフィンガリング操作
により操作された位置に対応する音高の複数のプラッキ
ング音を順次発生させることができる。請求項4の記載
の発明によれば、各弦上のいずれかの位置が演奏者によ
りフィンガリング操作されると、タイミングデータ出力
手段から順次自動的に出力される各弦ごとのタイミング
データで示されるタイミングで、フィンガリング操作さ
れている各位置に対応する音高をもつプラッキング音
を、順次発生する構成としているので、演奏者は弦の弾
弦操作をなんら行うことなく、フィンガリング操作に専
念するのみで、そのフィンガリング操作により操作され
た位置に対応する音高のプラッキング音を順次発生させ
ることができる。請求項5の記載の発明によれば、各弦
上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作
されると、タイミングデータ出力手段から自動的に出力
される各弦ごとのタイミングデータで示されるタイミン
グで、フィンガリング操作されている各位置に対応する
音高をもつプラッキング音を、同時または所定の順番で
順次発生する構成としているので、演奏者は弦の弾弦操
作をなんら行うことなく、フィンガリング操作に専念す
るのみで、そのフィンガリング操作により操作された位
置に対応する音高のプラッキング音を順次発生させるこ
とができる。請求項6の記載の発明によれば、弦上のい
ずれかの位置が演奏者によりフィンガリング操作されて
ると、タイミングデータ出力手段から順次自動的に出力
されるタイミングデータで示されるタイミングで、フィ
ンガリング操作されている弦上の位置に対応する音高を
もつプラッキング音を、順次発生する構成としているの
で、演奏者は弦の弾弦操作をなんら行うことなく、フィ
ンガリング操作に専念するのみで、そのフィンガリング
操作により操作された位置に対応する音高のプラッキン
グ音を順次発生させることができる。請求項7の記載の
発明によれば、指示手段の指示に従って、プラッキング
音を発生可能なプラッキング音発生手段をさらに備えて
いるので、指示手段の指示に従って、プラッキング音を
発生させることができる。請求項8の記載の発明によれ
ば、発生される複数のプラッキング音の間の発生時間間
隔を、任意に設定可能な設定手段をさらに備えているの
で、発生される複数のプラッキング音の間の発生テンポ
を、演奏者の好みに合せることができる。請求項9の記
載の発明によれば、位置検出手段によりタイミング位置
が押圧操作されると、その都度、所定の時間差をおいて
順次発生されるべき各プラッキング音の発生タイミング
に関するプラッキングデータが発生タイミング位置に対
応する記憶手段の記憶エリアに書き込まれる構成として
いるので、ステップ的な入力方法で、所定の時間差をお
いて順次発生されるべき各プラッキング音の発生タイミ
ングに関するプラッキングデータを記憶手段に書込むこ
とができる。請求項10の記載の発明によれば、位置検
出手段によりタイミング位置が押圧操作されると、その
都度、同時に発生されるべき複数のプラッキング音の発
生タイミングに関するプラッキングデータがタイミング
位置に対応する記憶手段の記憶エリアに書き込まれる構
成としているので、ステップ的な入力方法で、同時に発
生されるべき複数のプラッキング音の発生タイミングに
関するプラッキングデータを記憶手段に書込むことがで
きる。請求項11の記載の発明によれば、位置検出手段
によりタイミング位置が押圧操作されると、その都度、
発生されるべきプラッキング音の発生タイミングに関す
るブラッキングデータがタイミング位置に対応する記憶
手段の記憶エリアに書き込まれる構成としているので、
ステップ的な入力方法で、発生されるべき複数のプラッ
キング音の発生タイミングに関するプラッキングデータ
を記憶手段に書込むことができる。請求項12の記載の
発明によれば、位置検出手段によりタイミング位置が押
圧操作されると、その都度、所定の時間差をおいて順次
発生されるべき一群のプラッキング音の発生タイミング
に関するプラッキングデータがタイミング位置に対応す
る記憶手段の記憶エリアに書き込まれる構成としている
ので、ステップ的な入力方法で、所定の時間差をおいて
順次発生されるべき各プラッキング音の発生タイミング
に関するプラッキングデータを記憶手段に書込むことが
できる。請求項13の記載の発明によれば、位置検出手
段によりタイミング位置が押圧操作されている状態のも
とで、弦振動検出手段により弦振動の強さが検出される
と、その都度、所定の時間差をおいて順次発生されるべ
き一群のプラッキング音の発生タイミングに関するプラ
ッキングデータと弦振動の強さに対応する弦振動の強さ
データとの双方が組の関係で、タイミング位置に対応す
る記憶手段の記憶エリアに書き込まれるので、ステップ
的な入力方法で、所定の時間差をおいて順次発生される
べき各プラッキング音の発生タイミングに関するプラッ
キングデータと弦振動の強さに対応する弦振動の強さデ
ータとの双方が組の関係で、記憶手段に書込むことがで
きる。請求項14の記載の発明によれば、位置検出手段
によりタイミング位置が押圧操作されている状態のもと
で、弦振動検出手段により弦振動の強さが検出される
と、その都度、発生されるべきプラッキング音の発生タ
イミングに関するプラッキングデータと弦振動の強さに
対応する弦振動の強さデータとの双方を組の関係で、タ
イミング位置に対応する記憶手段の記憶エリアに書き込
まれるので、ステップ的な入力方法で、所定の時間差を
おいて順次発生されるべき各プラッキング音の発生タイ
ミングに関するプラッキングデータと弦振動の強さに対
応する弦振動の強さデータとの双方が組の関係で、記憶
手段に書込むことができる。請求項15の記載の発明に
よれば、前記書込手段に書込まれたプラッキングデータ
を前記タイミング位置に対応する前記記憶エリアごとに
順次読み出し、順次読み出された前記プラッキングデー
タに従って、プラッキング音を順次発生する構成として
いるので、高度な演奏技術を持っていない初心者であっ
ても、熟練の演奏者が弦楽器演奏を行った場合と同様な
弦楽器演奏を再現することができる。請求項16の記載
の発明は、前記書込手段に書込まれたプラッキングデー
タおよび弦振動の強さデータの双方を組の関係で前記タ
イミング位置に対応する前記記憶エリアごとに順次読み
出し、この順次読み出された前記プラッキングデータに
従って、前記弦振動の強さデータに対応する音量でプラ
ッキング音を順次発生する構成をさらに備えているの
で、高度な演奏技術を持っていない初心者であっても、
熟練の演奏者が弦楽器演奏を行った場合と同様な弦楽器
演奏を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】この発明を電子弦楽器に適用した場合の実施
例の全体平面図。
【図1B】同ネック側側面図。
【図2】同弦構造図。
【図3】同全体ブロック図。
【図4A】同入力部回路図。
【図4B】同フレットコード図。
【図5A】同楽音トリガ信号。トリガ側LED部回路
図。
【図5B】同録音制御部回路図。
【図6A】同モード設定処理フローチャート図。
【図6B】同ピッキング演奏の内容を示すTAB楽譜
図。
【図6C】同リアルタイム入力書き込み処理フローチャ
ート図。
【図6D】同ピッキング演奏内容説明図。
【図6E】同リアルタイム入力時にROM/RAMカー
ド17に記憶されるピッキングデータメモリ内容図。
【図6F】同リアルタイム入力データの自動演奏処理フ
ローチャート図。
【図7】同ステップ入力書き込み処理時のピッキング種
類判別処理フローチャート図。
【図8A】同ステップ入力書き込み処理フローチャート
図。
【図8B】同ステップ入力データの自動演奏処理フロー
チャート図。
【図9】同ステップ入力タイミングとフレット位置との
関係対応図。
【図10】他の実施例を説明するための光ファイバー使
用発光表示手段構造図。
【符号の説明】
1 ネック 2 フィンガボード 3 胴部 4 弦 9 フレット 10 トリガLED 10a 光導光体 10a−2 光ファイバー 10b テーパ面 10d 保護チューブ 16 ガードセット部 31 入力部 32 録音制御部 33 ROM/RAMカード部 35 トリガ側LED部 37 CPU 38 音源回路ブロック TPU トリガピックアップ PSW 音高指定スイッチ(フレットスイッチ) OSW オートピッキングスタート/ストップスイッチ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンガリング操作されるべき複数のフ
    ィンガリング領域を有するフィンガーボードと、 前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
    奏者によりフィンガリング操作されると、それに応答し
    て、フィンガリング操作されたフィンガリング操作領域
    ごとに、前記フィンガリングされた位置に対応した音高
    データを出力する音高データ出力手段と、 演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記各フィ
    ンガリング操作領域ごとに、順次発生されるべき一連の
    プラッキング音の発生タイミングを示すタイミングデー
    タを自動的に順次出力するタイミングデータ出力手段
    と、 前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
    奏者によりフィンガリング操作されると、前記タイミン
    グデータ出力手段から自動的に出力される前記各フィン
    ガリング操作領域ごとの前記タイミングデータで示され
    るタイミングで、前記フィンガリング操作されている位
    置に対応する音高をもつ複数のプラッキング音を順次発
    生するように指示する指示手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  2. 【請求項2】 フィンガリング操作されるべき複数のフ
    ィンガリング領域を有するフィンガーボードと、 前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
    奏者によりフィンガリング操作されると、それに応答し
    て、フィンガリング操作されたフィンガリング操作領域
    ごとに、前記フィンガリングされた位置に対応した音高
    データを出力する音高データ出力手段と、 演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記各フィ
    ンガリング操作領域に対応する複数のプラッキング音を
    同時または所定の順番で発生させるためのタイミングデ
    ータを自動的に出力するタイミングデータ出力手段と、 前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
    奏者によりフィンガリング操作されると、前記タイミン
    グデータ出力手段から自動的に出力されている前記各フ
    ィンガリング操作領域ごとの前記タイミングデータで示
    されるタイミングで、前記フィンガリング操作されてい
    る位置に対応する音高をもつ複数のプラッキング音を、
    同時または所定の順番で順次発生するように指示する指
    示手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  3. 【請求項3】 演奏者によりフィンガリング操作される
    べきフィンガリング領域を有するフィンガーボードと、 前記各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演
    奏者によりフィンガリング操作されると、それに応答し
    て、前記フィンガリングされた位置に対応した音高デー
    タを出力する音高データ出力手段と、 演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、順次発生さ
    れるべき一連のプラッキング音の発生タイミングを示す
    タイミングデータを自動的に順次出力するタイミングデ
    ータ出力手段と、 前記フィンガリング操作領域内のいずれかの位置が演奏
    者によりフィンガリング操作されると、前記タイミング
    データ出力手段から自動的に出力されている前記タイミ
    ングデータで示されるタイミングで、前記フィンガリン
    グ操作されている位置に対応する音高をもつプラッキン
    グ音を、順次発生するように指示する指示手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  4. 【請求項4】 演奏者によりフィンガリング操作される
    べき複数のフィンガリング領域を有するフィンガーボー
    ドと、 前記各フィンガリング操作領域上にそれぞれ張設された
    弦と、 前記複数の弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィン
    ガリング操作されると、それに応答して、フィンガリン
    グ操作された弦ごとに、前記フィンガリングされた位置
    に対応した音高データを出力する音高データ出力手段
    と、 演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記各弦ご
    とに、順次発生されるべき一連のプラッキング音の発生
    タイミングを示すタイミングデータを自動的に順次出力
    するタイミングデータ出力手段と、 前記各弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリ
    ング操作されると、前記タイミングデータ出力手段から
    順次自動的に出力される前記各弦ごとの前記タイミング
    データで示されるタイミングで、前記フィンガリング操
    作されている各位置に対応する音高をもつプラッキング
    音を、順次発生するように指示する指示手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  5. 【請求項5】 演奏者によりフィンガリング操作される
    べき複数のフィンガリング領域を有するフィンガーボー
    ドと、 前記各フィンガリング操作領域上にそれぞれ張設された
    弦と、 前記複数の弦のいずれかの位置が演奏者によりフィンガ
    リング操作されると、それに応答して、フィンガリング
    操作された弦ごとに、前記フィンガリングされた位置に
    対応した音高データを出力する音高データ出力手段と、 演奏者による弾弦操作の有無にかかわらず、前記各弦ご
    とに、対応する複数のプラッキング音を同時または所定
    の順番で発生させるためのタイミングデータを自動的に
    出力するタイミングデータ出力手段と、 前記各弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリ
    ング操作されると、前記タイミングデータ出力手段から
    自動的に出力される前記各弦ごとのタイミングデータで
    示されるタイミングで、前記フィンガリング操作されて
    いる各位置に対応する音高をもつプラッキング音を、同
    時または所定の順番で順次発生するように指示する指示
    手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  6. 【請求項6】 フィンガーボード上に張設された弦と、 前記弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリン
    グ操作されると、それに応答して、前記フィンガリング
    された位置に対応した音高データを出力する音高データ
    出力手段と、 演奏者の弾弦操作の有無にかかわらず、順次発生される
    べき一連のプラッキング音の発生タイミングを示すタイ
    ミングデータを自動的に順次出力するタイミングデータ
    出力手段と、 前記弦上のいずれかの位置が演奏者によりフィンガリン
    グ操作されていると、前記タイミングデータ出力手段か
    ら順次自動的に出力される前記タイミングデータで示さ
    れるタイミングで、前記フィンガリング操作されている
    弦上の位置に対応する音高をもつプラッキング音を、順
    次発生するように指示する指示手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキング音発生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記指示手段の指示に従って、前記プラ
    ッキング音を発生可能なプラッキング音発生手段をさら
    に備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載のプラッキング音発生装置。
  8. 【請求項8】 前記発生される複数のプラッキング音の
    間の発生時間間隔を、任意に設定可能な設定手段をさら
    に備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載のプラッキング音発生装置。
  9. 【請求項9】 所定の時間差をおいて順次発生されるべ
    き各プラッキング音の発生タイミング位置を示すタイミ
    ング位置が押圧操作されたか否かを検出する位置検出手
    段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されると、その都度、前記所定の時間差をおいて順次発
    生されるべき各プラッキング音の発生タイミングに関す
    るプラッキングデータを、前記発生タイミング位置に対
    応する前記記憶手段の記憶エリアに書き込む書込手段
    と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  10. 【請求項10】 同時に発生されるべき複数のプラッキ
    ング音の発生タイミングを示すタイミング位置が押圧操
    作されたか否かを検出する位置検出手段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されると、その都度、前記同時に発生されるべき複数の
    プラッキング音の発生タイミングに関するプラッキング
    データを、該発生タイミング位置に対応する前記記憶手
    段の記憶エリアに書き込む書込手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 発生されるべきプラッキング音の発生
    タイミングを示すタイミング位置が押圧操作されたか否
    かを検出する位置検出手段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されると、その都度、発生されるべきプラッキング音の
    発生タイミングに関するブラッキングデータを、前記発
    生タイミング位置に対応する前記記憶手段の記憶エリア
    に書き込む書込手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  12. 【請求項12】 所定の時間差をおいて順次発生される
    べき一群のプラッキング音の発生タイミングを示すタイ
    ミング位置が押圧操作されたか否かを検出する位置検出
    手段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されると、その都度、所定の時間差をおいて順次発生さ
    れるべき一群のプラッキング音の発生タイミングに関す
    るプラッキングデータを、前記タイミング位置に対応す
    る前記記憶手段の記憶エリアに書き込む書込手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 張設されている弦の振動を検出可能な
    弦振動検出手段と、 所定の時間差をおいて順次発生されるべき一群のプラッ
    キング音の発生タイミングを示すタイミング位置が押圧
    操作されたか否かを検出する位置検出手段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されている状態のもとで、前記弦振動検出手段により弦
    振動の強さが検出されると、その都度、所定の時間差を
    おいて順次発生されるべき一群のプラッキング音の発生
    タイミングに関するプラッキングデータと前記弦振動の
    強さに対応する弦振動の強さデータとの双方を組の関係
    で、前記タイミング位置に対応する前記記憶手段の記憶
    エリアに書き込む書込手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  14. 【請求項14】 張設されている弦の振動を検出可能な
    弦振動検出手段と、 発生されるべきプラッキング音の発生タイミングを示す
    タイミング位置が押圧操作されたか否かを検出する位置
    検出手段と、 記憶手段と、 前記位置検出手段により前記タイミング位置が押圧操作
    されている状態のもとで、前記弦振動検出手段により弦
    振動の強さが検出されると、その都度、発生されるべき
    プラッキング音の発生タイミングに関するプラッキング
    データと前記弦振動の強さに対応する弦振動の強さデー
    タとの双方を組の関係で、前記タイミング位置に対応す
    る前記記憶手段の記憶エリアに書き込む書込手段と、 を備えていることを特徴とするプラッキングデータ記憶
    装置。
  15. 【請求項15】 前記書込手段に書込まれたプラッキン
    グデータを前記タイミング位置に対応する前記記憶エリ
    アごとに順次読み出す読出手段と、 この読出手段により順次読み出された前記プラッキング
    データに従ってプラッキング音を順次発生するプラッキ
    ング音発生手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項9から12
    のいずれかに記載のプラッキング音発生装置。
  16. 【請求項16】 前記書込手段に書込まれたプラッキン
    グデータおよび弦振動の強さデータの双方を組の関係で
    前記タイミング位置に対応する前記記憶エリアごとに順
    次読み出す読出手段と、 この読出手段により順次読み出された前記プラッキング
    データに従ってプラッキング音を、前記弦振動の強さデ
    ータに対応する音量で順次発生するプラッキング音発生
    手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項13または
    14のいずれかに記載のプラッキング音発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103578324A (zh) * 2012-07-19 2014-02-12 明馨国际有限公司 乐器的光声装置

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JPS52114727U (ja) * 1976-02-27 1977-08-31
JPS5642880A (en) * 1979-09-14 1981-04-21 Sharp Corp Translating device
JPS6345595U (ja) * 1986-09-10 1988-03-28

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